JPS581553A - 装飾性成形品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は半金属光沢を有する装飾性成形品、特に車両
円外内装品等として使用可能な装飾性余有する合成樹脂
成形品に関するものであるＯ自動車のモールディングな
どの車両用外装品として、真空メタライジング層を有す
る合成樹脂成形品が使用されているが、半っや清秋の半
金属光沢金呈する成形品が完全な金属光沢金もつ成形品
とは異なった美観を有してお９、装飾性成形品として使
用されている○ 従来、このような半金属光沢余有する装飾性成形品とし
ては、真空メタライジング層ケ殉ず工程において、真空
メタライジング層の上に形成するトップコート層にシリ
カ（Ｓｉ０２：ｌ、アルミニウムあるいは雲母（マイカ
）等の無機質の微ｔ９末全数多混入させることにより、
入射する光線を乱反射させて半金属光沢に見せるものが
提案されている○そして混入する微粒子の混入量全調節
することによって、半金属光沢の度合を浦々変えるよう
にしており、主として家庭で使用する化粧品、その他１
返めて短期間に使用してしまう消耗品などの耐久性全必
要としない分野で使用されている。

第１図は従来の装飾性成形品を示す断面図であり、１は
成形品本体、２はベースコート層、６は真空メタライジ
ング層、４はトップコー）・層で、このトップコート層
４には無機質の微粒子（第１図ではマイカ）５が分散さ
れており、光線全乱反射させて半金属光沢度呈するよう
になっている。

しかしながら、このような従来の装飾性成形品において
は、トップコート層に無機質の微粒子全混入するため、
耐候性、耐湿性、耐ＵＶ性等が悪く、自動車の外内製品
のように、耐熱性、耐候性、耐湿性、耐Ｕ　Ｖ性、耐塵
性その他の使用県境の極めて厳しい条件で使用する場合
に耐えられず、はとんど適用できないという問題点があ
った。また、これらの無機質の微粒子は比較的比重が太
きいため、トップコート塗布の際、塗料タンクの底に沈
みやすく、タンク全書に攪拌しておく必要があるととも
に、成形品への塗布後においても、溶剤が揮発するまで
に重力で微粒子が下方へ降下して部分的に偏ってしまい
、成形品の表面に色調の異なる部分が発生するという問
題点もあった０この発明は、このような従来の問題点に
着目してなされたもので、ベースコート層２に微粒子全
混入させ、真空メタライジング層３全ミクロ的に粗化さ
せることにより、ｌ：、記問題点を解決することを目的
としている〇 この発明は成形品本体に、微粒子を含む塗料により粗表
面余有するように形成されたベースコート層と、このベ
ースコート層の上に形成された真空メタライジング層と
を備えたこと全特徴とする半金属光沢を有する装飾性成
形品である。

以下、この発明全図面に基いて説明する。第２図はこの
発明の一実施例による装飾性成形品を示す断面図であり
、第１図と同一符号は同一または相当部分全示す０６は
ベースコート層２に混入された微粒子であり、従来トッ
プコート層に混入されていたシリカ、アルミニウム、雲
母などの無機質のもののほか、ポリプロピレン、ポリエ
チレンなどの樹脂、そのほかベースコート層２が形成さ
れた状態において、その表面を粗化させるとどのできる
微粒子が使用できる。

成形品本体１の材質は特に制限はなく、例えばＡ、　Ｂ
　Ｓ樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
スチレン樹脂などの成形用樹脂が使用できる。これらの
樹脂金例えば射出成形により所定形状に成形し、脱脂、
アニーリング等の前処理をして成形品本体１とする。

ベースコート層２は、従来よリヘースコート塗刺として
使用されている塗料に前記微粒子を混入して、成形品本
体１の表面に塗布し、粗表面を有するように形成される
。微粒子の形状は特に限定されず、粒径も限定されない
が１〜１０μ程度のものが好ましい。このような微粒子
を混入した塗料全塗布すると、溶剤が揮発して微粒子６
がベースコート層２の表面に突出して粗表面が形成され
る。微粒子として無機質のものを使用する場合でも、表
面に近い部分は比較的早く流動状態がなくなるので、十
分実用的なベースコート層が形成される。

真空メタライジング層３は、ベースコート層２の粗表面
上に、真空メタライジングにより薄膜状に形成されるも
ので、ベースコート層２に対応した粗表面を有し、光が
乱反射して半金属光沢を呈する０真空メタライジングは
真仝下に金属蒸気、１敷粒子など全付着させてメタライ
ジング層全形成するもので、真空蒸着、スパッタリング
、イオンブレーティングなどがあり、このような真空メ
タライジングの方法は従来法と同様に行うことができる
。

トップコート層４は必要に応じて、真空メタライジング
層６の上に形成されるもので、通常は透明（クリアー）
な塗料により形成されるが、半透明でもよい。トップコ
ート塗料および塗装の方法は従来のものが使用できる○ 以上により形成される成形品は半っや油状の半金属光沢
を呈し、耐候性、耐湿性、耐ＵＶ性等に凝れ、ラジェー
タグリル、リアフィニッシャ−、エアアウトレット、イ
ンストルメントパネル等の車両州外内装品その他の装飾
性成形品として使用できる〕 なお半金属光沢度の調節は混入する微粒子の粒径、混入
量等の調節により行うことができる０以北説明してきた
ように、この発明によれば、成形品本体に、微粒子を含
む塗料により粗衣１７ｊＴｅ何するようにベースコート
層を形成し、その−ヒに真空メタライジング層を形成す
るように構成したため、耐挨注、耐湿性、耐ＵＶ性に優
れ、長期にわたって定電した半金属光沢を呈する装飾性
成形品を得ることができる。また真空メタライジング層
６の上にトップコート層４全形成することにより、真空
メタライジング層６を保護し、安定性および装飾性をさ
らに向上させることができる。

実施例 Ａ、　１３８　ｍ脂により自動車用ラジェータ・グリル
を成形した場合について説明する。まず射出成形により
成形品本体１を成形し、脱脂したのち８０℃で６０分間
アニーリングを行った。そして表１に示す微粒子全混入
したポリエステル変性ウレタン系クリアー塗料金スプレ
ーした後、８０℃で１時間焼付し、１０〜２０μの膜厚
にベースコート層２全形成した。その−ににクロム合金
全ターゲットとじ、ＩＣ”２度１０−５′ｒｏ　ｒ　ｒ
、としたのち７　ルゴ７−１ｆス全封入してＩ　Ｑ　＝
’ｌ’ｏ　ｒ　ｒ。で２分間陰極スパッタリングを行い
、２５０〜４００大の膜厚に真空メタライジング層６を
形成した。さらにその」二にアクリルウレタン系クリア
ー塗料をスプレーし、８０℃で１時間１尭付を行って１
０〜２０μの膜厚のトップコート層４全形成した。

使用した微粒子の粒径はいずれも１〜１０μであり、粒
子の形状は丸、角、三角形その他の形状のものが含まれ
、全くランダムであった。また表１中微粒子の混入率は
重ｔ％で示され、シンナー、溶剤が揮発した後の固形部
に対する割合を示す。

以上により得られた成形品の外観および各を重の試験を
行った結果を表１に示す、また比較例としてベースコー
ト層２に微粒子全混入せず、トップコート層４に微粒子
を混入した成形品（従来品）について同様の試験結果全
併記する。表１において、○印は良好、×印は不可の結
果を示す○外観試験は目視により半金属光沢度を判定し
た結果を示す。屋外曝露試験は１年問屋外に１曝露後の
外観観察、およびクロスカットｆｆｉ入れて片面粘着テ
ープによる剥離試験全行い、密着性を調べた結果全示す
。促進耐候試験はサンシャインウェザオメータ中に１０
００時間暴露後の外観、および上記クロスカット剥離試
験による密着性ケ示す。ＵＶ照射試験は７０℃において
ＵＶ照射８時間、相対湿度９８％（５０℃）に４時間の
サイクルを８６サイクル繰返した後の外視、およびクロ
スカット剥離試験の結果を示す。また耐湿試験は相対湿
度９８％（５０℃）にｓｏｏ、４間放置後の外観、およ
びクロスカット剥離試験の結果を示す。

表　　１ 以上の結果より、実施例のものはいずれも比較例のもの
に比べて耐候性、１制Ｕ　Ｖ性、耐湿性に優れているこ
とがわかる。

断面図である。

各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、１は成
形品本体、２はベースコート層、６は真空メタライジン
グ層、４はトップコート層、５，６は微粒子である。

代理人　弁理士　　柳　原　　　成 （１１） 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）成形品本体に、微粒子を含む塗料により粗表面金
   有するように形成されたベースコート層と、このベース
   コート層の一ヒに形成された真空メタライジング層とを
   備えたこと全特数とする半金属光沢を有する装飾性成形
   品 （２）真空メタライジング層の上に形成された透明なト
   ップコート層全備えた特許請求の範囲第１項記載の装飾
   性成形品 （６）微粒子はポリプロピレノ、ポリエチＶ７、シリカ
   、アルミニウムおよび雲母から選ばれる１種以上の物質
   でちる特許請求の範囲第１項または第２項記載の装飾性
   成形品