JPS5815485Y2 - バレルガタカンボウザイノカネツロ - Google Patents
バレルガタカンボウザイノカネツロInfo
- Publication number
- JPS5815485Y2 JPS5815485Y2 JP4959875U JP4959875U JPS5815485Y2 JP S5815485 Y2 JPS5815485 Y2 JP S5815485Y2 JP 4959875 U JP4959875 U JP 4959875U JP 4959875 U JP4959875 U JP 4959875U JP S5815485 Y2 JPS5815485 Y2 JP S5815485Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- barrel
- divided
- kanetsuro
- gatakanbou
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は熱効率の向上を計ったバレル堅管棒材の加熱炉
に関する。
に関する。
バレル型加熱炉は、円形断面を持ち燃焼火炎を炉内層に
沿って旋回させながら加熱を行う形式の炉で、管材や丸
棒材なと外形が円筒状の材料を全周より均一加熱するに
適した炉として一般に広く採用されている。
沿って旋回させながら加熱を行う形式の炉で、管材や丸
棒材なと外形が円筒状の材料を全周より均一加熱するに
適した炉として一般に広く採用されている。
さらにこの形式の炉の搬送装置として、スキュートロー
ラなどを用いた場合、材料を回転させながら加熱を行う
ことができるので、一層の均一加熱が期待できる。
ラなどを用いた場合、材料を回転させながら加熱を行う
ことができるので、一層の均一加熱が期待できる。
ところで、管棒材は例えば約１２００〜１２５０℃と非
常に高温まで加熱するケースが多く、ローラなどの搬送
装置は炉外に設けられるのが普通である。
常に高温まで加熱するケースが多く、ローラなどの搬送
装置は炉外に設けられるのが普通である。
これは、高温炉内に搬送装置を設けると、高級な合金を
使用するか、搬送装置を水冷構造としなければならない
が、前者は設備が高くつき、また後者は水冷による熱損
失が大きくなるとともにその構造が複雑化することに起
因する。
使用するか、搬送装置を水冷構造としなければならない
が、前者は設備が高くつき、また後者は水冷による熱損
失が大きくなるとともにその構造が複雑化することに起
因する。
従って、従来のバレル型炉は、炉を数個に分割し、搬送
装置を炉外に設ける形式となっている。
装置を炉外に設ける形式となっている。
すなわち、各搬送装置を中心として炉が分割される。
しかしながら、炉を分割した場合、炉の材料通過口から
吹出る排ガスを有効に回収することが不可能なため熱的
には非常に損失が大きく、また搬送装置が熱影響を受は
易すく、保守に費用が掛り、材料が炉外を何回も通過す
るため材料から放熱損失が多く、さらに加熱速度もその
分だけ遅くなるという多くの欠点がある。
吹出る排ガスを有効に回収することが不可能なため熱的
には非常に損失が大きく、また搬送装置が熱影響を受は
易すく、保守に費用が掛り、材料が炉外を何回も通過す
るため材料から放熱損失が多く、さらに加熱速度もその
分だけ遅くなるという多くの欠点がある。
いま仮りに、炉の分割部分からの排ガスの流出のみを考
えてみても、排ガス温度は約１３００℃と高く、この排
熱を再利用することなく放出することは熱的にみて大き
な損失である。
えてみても、排ガス温度は約１３００℃と高く、この排
熱を再利用することなく放出することは熱的にみて大き
な損失である。
本考案はこのような従来の欠点を解消すべくなされたも
のである。
のである。
すなわち、本考案では、上部に熱回収の容易な開口部を
持ち、且つ底部に搬送装置の上部のみ炉内に臨むように
した切欠部を持つ取はずし可能な接続壁を炉の分割部に
はめ込み、炉全体を一体構造としたことを特徴とする。
持ち、且つ底部に搬送装置の上部のみ炉内に臨むように
した切欠部を持つ取はずし可能な接続壁を炉の分割部に
はめ込み、炉全体を一体構造としたことを特徴とする。
つぎに、本考案を一実施例である第１図〜第３図にした
がって説明する。
がって説明する。
図において、分割された炉１が必要に応じ数基長手方向
に配置され、各炉１間には材料搬送装置２が設けられて
いる。
に配置され、各炉１間には材料搬送装置２が設けられて
いる。
炉１内は断面がほは゛円形に構成されており、バーナ３
の燃焼火炎が炉壁内周に沿って一方向に旋回しながら材
料Ｗを加熱する。
の燃焼火炎が炉壁内周に沿って一方向に旋回しながら材
料Ｗを加熱する。
この場合、材料Ｗは炉壁からの放射熱および火炎流から
の対流熱によ））有効に加熱される。
の対流熱によ））有効に加熱される。
ここで炉１の両端には材料Ｗの通過用の開口４を有する
端壁５が設けられている。
端壁５が設けられている。
また、材料搬送装置２としては、鼓状の゛ローラが材料
Ｗの進行軸とは一定の角度を持たせて配置してある。
Ｗの進行軸とは一定の角度を持たせて配置してある。
したがって、このローラを回転させると材料Ｗに前進と
回転の力が与えられ、材料Ｗは一方向に回転しながら前
進する。
回転の力が与えられ、材料Ｗは一方向に回転しながら前
進する。
さて本考案では、分割された各炉１を接続すべく、各炉
１間に取はずし可能な接続壁６を設けである。
１間に取はずし可能な接続壁６を設けである。
この接続壁６は、天井部に排ガス回収の容易な開口部７
を、また底部に材料搬送装置２の上部が壁内に臨むよう
な切欠部８を穿っである。
を、また底部に材料搬送装置２の上部が壁内に臨むよう
な切欠部８を穿っである。
さらにまた炉長方向の側壁には材料通路９を設けである
。
。
このような接続壁６を分割した各炉１間にはめ込むと、
炉１の端壁５が接続壁６に隣接し、炉１の開口４と接続
壁６の材料通路９が連通した全炉長に互って一体化構造
の炉が形成される。
炉１の端壁５が接続壁６に隣接し、炉１の開口４と接続
壁６の材料通路９が連通した全炉長に互って一体化構造
の炉が形成される。
そして炉１の高温排ガスは接続壁６の開口部７より炉外
に放出されることになり、また材料搬送装置２は一部分
だけが炉１の高温に触れることになる。
に放出されることになり、また材料搬送装置２は一部分
だけが炉１の高温に触れることになる。
かくして、本考案によれば、接続壁６の開口部７から殆
んど全ての高温の排ガスを回収することができ、開口部
７の直後に熱交換器などを取付けることにより熱の再利
用が計れる。
んど全ての高温の排ガスを回収することができ、開口部
７の直後に熱交換器などを取付けることにより熱の再利
用が計れる。
また、搬送装置２はその一部分だけが高温に接触するだ
けで済み、しかも搬送装置２は回転していることから高
温接続部は絶えず変化し、搬送装置２の寿命が延長し、
搬送装置２の駆動部も高温から保護される。
けで済み、しかも搬送装置２は回転していることから高
温接続部は絶えず変化し、搬送装置２の寿命が延長し、
搬送装置２の駆動部も高温から保護される。
さらに炉が一体化したことにより、従来のように一度加
熱された材料Ｗが炉の分割部で外気と接触して冷却する
ことにより生じる熱損失がなく、それだけ材料Ｗの加熱
時間も短縮される。
熱された材料Ｗが炉の分割部で外気と接触して冷却する
ことにより生じる熱損失がなく、それだけ材料Ｗの加熱
時間も短縮される。
また、接続壁６は各炉１間から取はずし可能な構造とな
っているので、保守が容易である。
っているので、保守が容易である。
以上述べたように、本考案は炉全長に且つて一体化構造
としたバレル堅管棒材の加熱炉に関し、熱効率の向上を
計ったことを大きな特徴とする。
としたバレル堅管棒材の加熱炉に関し、熱効率の向上を
計ったことを大きな特徴とする。
なお、接続壁の開口部は天井に設けるのが望ましいが、
天井部以上の上部側壁に設けてもよく、また底部切欠部
の形状は搬送装置の種類により様々に変形し得ることは
言うまでもない。
天井部以上の上部側壁に設けてもよく、また底部切欠部
の形状は搬送装置の種類により様々に変形し得ることは
言うまでもない。
第１図は本考案にかかるバレル型加熱炉の断面図、第２
図は第１図のＩＩ −ＩＩ線断面図で、第３図は第１図
のＩＩＩ−ＩＩＩＩＩ線断面図る。 １・・・・・・炉、２・・・・・・材料搬送装置、３・
・・・・・バーナ、６・・・・・・接続壁、７・・・・
・・開口部、８・・・・・・切欠部。
図は第１図のＩＩ −ＩＩ線断面図で、第３図は第１図
のＩＩＩ−ＩＩＩＩＩ線断面図る。 １・・・・・・炉、２・・・・・・材料搬送装置、３・
・・・・・バーナ、６・・・・・・接続壁、７・・・・
・・開口部、８・・・・・・切欠部。
Claims (1)
- 材料搬送装置設置部を中心として数個の炉に分割される
バレル型加熱炉において、上部に排ガス用開口部を持ち
且つ底部に搬送装置用欠切部を有する取はずし可能な接
続壁を各分割炉間にはめ込んで全炉長に亙って一体化構
造としたことを特徴とするバレル堅管棒材の加熱炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4959875U JPS5815485Y2 (ja) | 1975-04-11 | 1975-04-11 | バレルガタカンボウザイノカネツロ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4959875U JPS5815485Y2 (ja) | 1975-04-11 | 1975-04-11 | バレルガタカンボウザイノカネツロ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51127907U JPS51127907U (ja) | 1976-10-16 |
| JPS5815485Y2 true JPS5815485Y2 (ja) | 1983-03-29 |
Family
ID=28191637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4959875U Expired JPS5815485Y2 (ja) | 1975-04-11 | 1975-04-11 | バレルガタカンボウザイノカネツロ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5815485Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58687Y2 (ja) * | 1978-02-07 | 1983-01-07 | 株式会社明電舎 | ビレット回転装置を備えた加熱炉 |
-
1975
- 1975-04-11 JP JP4959875U patent/JPS5815485Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51127907U (ja) | 1976-10-16 |
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