JPS5815360B2 - バ−ジの着水方法 - Google Patents

バ−ジの着水方法

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Publication number
JPS5815360B2
JPS5815360B2 JP8258376A JP8258376A JPS5815360B2 JP S5815360 B2 JPS5815360 B2 JP S5815360B2 JP 8258376 A JP8258376 A JP 8258376A JP 8258376 A JP8258376 A JP 8258376A JP S5815360 B2 JPS5815360 B2 JP S5815360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
purge
land
speed
lands
Prior art date
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Expired
Application number
JP8258376A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS538994A (en
Inventor
中村貞明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP8258376A priority Critical patent/JPS5815360B2/ja
Publication of JPS538994A publication Critical patent/JPS538994A/ja
Publication of JPS5815360B2 publication Critical patent/JPS5815360B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
  • Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパージの着水方法に関するものである。
一般に走行車輪付きパージすなわち走行車輪を有しかつ
水上を浮遊できる水陸両用のパージを陸上から水中まで
延びるスロープに沿って走行させながら着水させる場合
、波浪か太きいと、水上に浮いた後に押し流されて岸壁
に激しく衝突する等の原因によりそのパージが破損する
おそれがある。
このような場合、そのパージがたとえば液体燃料の如き
危険物を入れたパージ等であれば、単なる破損にとどま
らず、破損したパージから内容物が流出して水の汚染や
近隣の沿岸地域への火災の危険等、極めて重大な事態を
ひき起こすおそれがある。
かかる事態を生じることなくパージの着水を行なう方法
としては、そのパージを別々のウィンチで水側と陸側の
両方から引っ張って拘束しながら、陸側のワイヤロープ
の繰出しと水側のワイヤロープの引張りとを同じ速度に
して着水させることが考えられる。
しかし、この方法においても、一般にパージがスロープ
を下降する速度が小さくなるため、そのパージが着水直
後に一旦水面上に浮いた際に波の谷部が来ると、そのパ
ージが再び激しく水底に着底し、上記の場合と同様にパ
ージを破損するおそれがある。
このように、着水後のパージが波の動きにより水底を激
しく打つという危険をなくすためには、パージの着水直
後に波の谷部が来て水面が下がり、そのパージが下降し
ても、この時にそのパージの浮いている所の水深がすで
に波の谷部により下降した深さよりも大きくなるように
しておけばよいわけである。
本発明はこのような点に着眼してなされたものであって
、パージの着水を簡単に、しかも能率よく行なうと共に
、着水後のパージが波の動きにより水底を激しく打つ危
険を排除できる安全確実な着水方法を提供せんとするも
のである。
以下、図面に即して本発明をさらに説明する。
第1図a〜cは本発明の方法を実施するための装置とそ
の作動順序を示す全体説明図で、第2図と第3図は本発
明により着水を行なう際のバージの下降速度と波の上下
動速度との関係を表わす図である。
第1図a〜cに示す実施例は海上輸送用のバージを着水
させるために本発明を適用した例で、このバージ1は底
部に走行車輪2,3を有し、この走行車輪2,3により
陸上の水平部4から水面5の下方まで続くスロープ6に
沿って走行して下降し、着水される。
バージ1はその陸側と水側の両側上部にアイプレート7
と8を有し、このアイプレート7と8にはそれぞれワイ
ヤロープ9と10が掛は通されている。
そして、陸側のワイヤロープ9は反対端が地上に設置し
たウィンナ11に連結され、水側のワイヤロープ10は
、バージ1が着水しようとする水面5上の前方に浮かん
でいる船(図示せず)の上、あるいは同様に水面5上の
前方に設けた滑車12に掛けられ、これにより方向を変
えて、陸側のウィンチ11と同様に地上に設置された水
側のウィンチ13に連結されている。
次に、本発明による着水方法を順を追って説明する。
第1図aの状態では、バージ1は地上から水中まで続く
スロープ6の頂部の水平部4上に置かれており、この状
態からスロープ6を下降させて水面5上に着水されるが
1着水浮遊後の風波による危険な移動、水底への衝突を
避けるため、予め陸側のウィンチ11と水側のウィンチ
13によりワイヤロープ9と10を緊張させてバージ1
の動きを拘束しておく。
この状態で、ウィンチ13によりワイヤロープ10を引
っ張り、ウィンチ11によりワイヤロープ9を繰り出し
ながら、バージ1を水平部4からスロープ6に移動させ
、その後、第1図b、同図Cの順でそのバージ1を走行
車輪2,3によりスロープ6に沿って下降させ、水面5
上に着水させる。
このバージ1の下降・着水時において、ウィンチ11で
ワイヤロープ9を繰り出す速度とウィンチ13でワイヤ
ロープ10を引っ張る速度とを少なくともそのバージ1
の着水直前・直後において一定にするが、その場合、こ
れら2つのウィンナ11と13によるワイヤロープ移動
速度を必ずしも両方共一定にする必要はなく、陸側のウ
ィンチ11でワイヤロープ9を繰り出す速度のみを一定
にし、水側のウィンナ13でワイヤロープ10を引っ張
る速度はそれよりも速くし、オートテンション式にして
おいてもよい。
このようなウィンチ11,13によるワイヤロープ移動
操作において、ワイヤロープ9と10の傾斜は一般に水
平とスロープ6の傾斜角との間にある。
もしワイヤロープ9がスロープ6の傾斜と平行に移動す
るとすれば、第2図においてその繰出し速度をVr、ス
ロープ6の傾斜角をθとすると、バージ1の着水後、そ
のバージ1の移動につれてスロープ6が水面5から垂直
方向に離れてゆく速度はVr−sinθとなる。
バージ1は着水後、水面5に対して同じ吃水を保つので
、バージ1の底とスロープ6が垂直方向に離れてゆく速
度VhもVrsinθと等しくなる。
ここでバージ1の着水直後に波の谷部が来て水面5が一
時的に下降したとしても、それより速くスロープ6が垂
直方向に離れてゆけば、そのバージ1が再び水底に着底
する危険はない。
そのための条件としては、波による水面5の最大下降速
度をVwとすれば、VrsinθがVwよりも十分に大
きければよいわけである。
また、ワイヤロープ9が水平に繰り出される場合には、
バージ1の移動につれてスロープ6が水面5から垂直方
向に離れてゆく速度vhはワイヤロープ9の繰出し速度
Vrに対し、第3図に示すように、Vh=Vrtanθ
となる。
ここで、スロープ6の傾斜角θが小さい正の角のとき、
tanθ>sinθであるから、Vrtanθ>Vrs
inθとなり、プ6が水面5から離れてゆく速度をVh
としてVrsinθをとり、それが波の最大下降速度V
wより十分大きければ、バージ1が水底に再着底する危
険はなくなるわけである。
なお、ワイヤロープ9,10に替えてチェイン等の別の
引張手段を使用してもよい。
以上のように、本発明によれば、バージの着水を極めて
迅速かつ容易に行なえるのみならず、着水後のバージが
風波により水底に再着底する危険もないので、安定確実
に、しかも経済的な作業が行なわれ、バージの破損によ
る内容物の流出により水の汚染等を生じるおそれもない
等の優れた効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜cは本発明の方法を実施するための装置とそ
の作動順序を示す全体説明図、第2図と第3図は本発明
により着水を行なう際のパージの下降速度と波の上下動
速度との関係を表わす図である。 1・・・・・・パージ、2,3・・・・・・走行車輪、
5・・・・・・水面、6・・・・・・スロープ、9,1
0・・・・・・ワイヤロープ、11.13・・・・・・
ウィンチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 走行車輪付きパージを地上から水中まで設けたスロ
    ープに沿って下降させて地上から着水させる方法におい
    て、パージの陸側と水側の両方にワイヤロープ等の引張
    手段を連結し、それぞれ別々のウィンチにより陸側の引
    張手段と水側の引張手段とを少なくともパージの着水直
    前・直後において緊張状態に保ち、そのパージの着水直
    後の引張手段の移動速度にスロープの傾斜角の正弦を乗
    じたものが波による水面の最大下降速度より十分大きく
    なるようにしたことを特徴とするパージの着水方法。 2 陸側の引張手段を繰り出す速度と水側の引張手段を
    引っ張る速度とを少なくともパージの着水直前・直後に
    おいて一定にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のパージの着水方法。 3 陸側の引張手段を繰り出す速度のみを少なくともパ
    ージの着水直前・直後において一定にし、水側の引張手
    段の速度をオートテンション式にそれよりも速くするこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のパージの着
    水方法。
JP8258376A 1976-07-13 1976-07-13 バ−ジの着水方法 Expired JPS5815360B2 (ja)

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JPS538994A JPS538994A (en) 1978-01-26
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