JPS58152543A - Ｘ線撮影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、Ｘ＃！撮影装置、特に乳房を撮影するため
の乳房Ｘ線装置に属する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来のＸ線撮影装置たとえば乳房Ｘ線装置について第１
図を参照しながら説明をする。

第１図に示すように、乳房ＸＩＩ！装置は、Ｘ＃陽射の
ためＫＸ＠管４に印加する高電圧九とえば２８〜３０　
ＫＶ　′ｆｔ発生させると共に各種制御装置を制御する
Ｘ線制御装置１と、Ｘ線管４の下端部に取り付けられて
Ｘ線照射野全制御するＸ線コーン５と、ブツキー族＃３
を内蔵する撮影台７と、ＸＲコーン５と前記撮影台７と
の間に配置され、患者の乳房撮影部位を圧迫する几めの
板状の圧迫装置６と、Ｘ＠制御装置１がら出力されるＸ
線曝射同期信号を入力して、フリキー装置３内のＸ線フ
ィルム８上に配置された散乱線防止のための図示しない
グリッドを水平移動させる駆動信号を出方するフリキー
装置駆動回路２とを、少なくとも具備している。そして
、Ｘ線曝射操作を実行すると、Ｘ線制御装置１からｘｆ
Ｒ管４に高電圧を印加すると共に１Ｘ、ｌｉ！曝射同期
信号をフリキー装置駆動回路２に入力することＫよシフ
リキー装置駆動回路２から出力される駆動信号にょシブ
ツキ−装置ろ内の図示しないグリッドが患者の胸壁部前
方を左右に往復するように定速で水平移動する。Ｘ線管
４で発生したＸ線は、特定のＸ線照射野に絞るＸ線コー
ン５および乳房撮影部位を圧迫する圧迫装置６を介して
、乳房撮影部位を透過する。透過するＸ線は、水平移動
するグリッドによって不要な散乱線を除去してＸ線フィ
ルム８に至り、Ｘ線フィルム８ＫＸｉｌＪ偉が形成され
る。

しかしながら、前記構成の乳房Ｘ線装置には次のような
問題点がある。乳房撮影に際してのＸ線管電圧は２５〜
３０ＫＶであり、また、Ｘ線管電流は５０〜１００７Ｘ
Ａであって、殆んど一定のＸ線管電圧、ＸＶｌＪ管電流
がＸ線管４に印加されてい友。したがって、乳房を撮影
したＸ線フィルムのコントラストを向上させるためには
、Ｘ線曝射時間（Ｘ線撮影時間）′ｆ：適宜に可変する
より他はなかつｆｔ。

ところが、従来の乳房Ｘ線装置におけるブツキー装置３
内の図示しないグリッドの移動速度がたとえば往路のと
きは２０■４　（２０−移動するのに１秒かかる）、復
路のときは約６．６−７秒（２０■移動するのに３秒か
かる）のようにＸ線曝射時間にかかわらず一定であった
ので、グリッドの移動中ＫＸ線曝射が終了することがあ
った。その結果、Ｘ線フィルム８にグリッドの縞模様が
写し込まれてしまい、不良のＸＩｆｓ像が得られること
がらつ九。

縞模様が写らない良好なＸ＃＊を得るためには、グリッ
ドの移動速度を高くすれば良いのであるが、そうすると
撮影台７に機械的振動が発生し、得られるＸ線像はかえ
ってボケてしまっていた〇〔発明の目的〕 この発明社前記事情に鑑みてなされたものであシ、グリ
ッドの縞模様が写しこまれず、しかもボケのないＸ線像
ｉＸ線フィルムに写すことのできるＸ線撮影装置を提供
することを目的とするものである。

〔発明の概要〕

前記目的を達成するためのこの発明の概要は、Ｘ線撮影
装置において、グリッドの移動速度（スキャンスピード
）をＸ線像にボケを生じないスキャンスピードにすると
共にグリッドの縞模様が写し込まれないように、グリッ
ドのスキャンスピード′ｔ−Ｘ線曝射時間に応じて可変
することを特長とするものである。

〔発明の実施例〕

第２図はこの発明の一実施例を示す説明図および第３図
は前記実施例におけるブツキー装置を示す説明図である
。

両図に示すように、この発明の一実施例である乳房Ｘ線
装置が、第１図に示す従来の乳房Ｘ線装置と相違すると
ころは、スキャンスピード設定部１０とブツキー装置１
２とである。

スキャンスピード設定部１０は、ＸＩｌ！制御装置１内
に新たに設けられたものであり、たとえは第１表に示す
ような、Ｘａ曝射時間とグリッド１５のスキャンスピー
ドとの対応表を記憶してお夛、撮影に適した設定ミリア
ンペア秒（以下ＭＡＳと略称する。）′ｆｅ入力すると
、所定の曝射時間だけＸ線管４に所定の設定Ｘ線管電流
（以下風と略称する。）全印加すると共に、ブツキー装
置駆動回路２にグリッド１５のスキャンスピードおよび
スキャン回数を指示する制御信号を出力するようになっ
ている。

第　　１　　表 第１表について説明する。Ｘ線管４に印加されるＸ線管
電圧はたとえば２８〜３０ＫＶに、ま九、Ｘ線管電流は
たとえば２０７ＦＬＡにそれぞれ固定されているものと
する。また、Ｘ線の陽射時間は、一定のＸ線管電流２Ｘ
線管４に印加する時間であるから、設定ミリアンペア秒
（設定ＭＡＳ）がそのノくラメータとなるＯしたがって
、操作者が撮影に適した設定ＭＡＳ　’ｉ決定すると、
第１表に示すように、曝射時間が決定される。また、こ
の発明においては、曝射時間に同期してグリッド１５の
スキャンを行なうのであるから、第１表に示すように、
曝射時間内にグリッド１５の１回スキャンまたは２回ス
キャン（往復移動）が行なわれるように、グリッド１５
のスキャンスピードが決定される０ブツキー装負１２は
、第３図に示すように、スキャンスピード設定部１０か
らの制御信号を入力することによりブツキー装置駆動回
路２内で発生するスキャンスピードに対応する電圧信号
を入力する直流モータ１３と、直流モータ１６の駆動軸
の回転運動を直線運動に変換するための、たとえばラッ
クとピニオンとを有するエミッション機構部１４．！：
、エミッション機構部１４によｔ　、ＩＮ　者ＯＷ４壁
部前方を左右に水平移動する（第３図中、の矢印で示す
方向へ水平移動する）グリッド°１５と、グリッド１５
のスキャン方向反転用の位置検出のためのマイクロスイ
ッチ１６とを具備するように構成されている。

なお、第２図において、第１図におけるのと同じ番号を
付して示す各装置は、従来の乳房Ｘ１１ｍ装置における
のと同じであるから、その詳細な説明を省略する。

次に、前記構成の乳房Ｘ線装置の作用について説明する
。

先ず、スキャンスピード設定部１０に、撮影に適した設
定ＭＡＳ値・愛、図示しない操作卓を介して入力すると
、スキャンスピード設定部１０け、入力した設定ＭＡＳ
値たとえば３２　ＭＡＳに対応するＸ線曝射時間１．６
秒およびスキャンスピード１．６抄／スキヤンを、記憶
している第１表から選び出し、Ｘ線ＩＦ４にＸ線管電流
２０　ＷＬＡを１．６秒間印加すると共に、ブツキー装
置駆動回路２にスキャン回数１回およびスキャンスピー
ド１．６抄／スキヤンを指示する電圧信号を出力する。

ブツキー装置駆動回路２は、前記電圧信号全入力して、
直流モータ１３ｔ、グリッドのスキャンスピードが設定
スキャンスピードとなるように駆動させる。直流モータ
１３によシ、グリッド１５け、第３図中矢印方向Ａから
Ｂへと水平移動する０水平移動の開始と共に、Ｘ線管４
からＸ線が曝射され、特定のＸ線照射野を絞るＸ線コー
ン５および乳房を圧迫する圧迫￥置６を介してＸ線が乳
房を透過し、透過Ｘ線がブツキー装置１２内のＸ線フィ
ルム８に到達する。Ｘ線曝射の停止と同時にグリッド１
５の水平移動が停止する。

ま念、撮影に適した設定ＭＡＳ値が８０　ＭＡＳである
と、スキャンスピード設定部１０は、記憶している第１
表から、Ｘ線曝射時間４．０秒および２回スキャンによ
るスキャンスピード２．０抄／スキヤン全選択し、Ｘ線
管電流２０　ｍＡをＸ線管４に４．０秒印加すると共に
、フリキー装Ｒ駆動回路２に、スキャンスピード２．０
抄／スキヤンに対応する電圧信号を出力するｅブツキー
装置駆動回路２により、グリッド１５は、第３図中の矢
印方向ＡからＢへと水平移動し、移動終点に達するとグ
リッド１５はマイクロスイッチ１６ｔＯＮ状態にし、マ
イクロスイッチ１６からの信号がスキャンスピード設定
部１０に出力され、２回目のスキャンを行なうための逆
極性の電圧信号がブツキー装置駆動回路２を介して直流
モータ１３に出力され、グリッド１５は第６図中の矢印
方向ＢからＡ−１と反転水平移動する。第６図中のＡか
らグリッド１５が水平移動ｆ：開始すると同時にＸ線曝
射が開始しており、グリッド１５の水平移動期間中（Ａ
からＢ。

次いでＢからＡへの移動期間中＝４．０秒）もＸ線曝射
が継続し、グリッド１５の停止と同時にＸ線曝射も停止
する。

以上のように、Ｘ＋ｉ！曝射時間とグリッド１５の移動
時間とを一致させ、しかもグリッド１５のスキャンスピ
ードが低速であるので、Ｘ線フィルム８にグリッド１５
の縞模様を写し込んだり、Ｘ線像のボケを生じたりする
ことがない。

以上、この発明の一実施例について詳述したが、この発
明は前記実施例に限定されるものではなく、この発明の
要旨を変更しない範囲内で様々に変形して実施すること
ができる。

なお、前記実施例においては、Ｘ線曝射時間とグリッド
の移動時間とを一致させるようにスキャンスピード設定
部が構成されていたが、設定ＭＡＳ値が２　Ｑ　ａＡ、
ｚｅｃ　（Ｘ＠管電流が２０１１Ａのとき、ｔ。

秒のＸ線曝射時間）以下のときは、そのいずれの設定Ｍ
ＡＳ値に対してもグリッドのスキャンスピード１１０秒
／スキャンに固定しておいてもよい。

この場合のスキャンスピードでは、ブツキー装置の機械
的振動によるボケの影響を無視することができるからで
ある。また、設定ぬり値が１２５　ｍＡ。

ｓｅｔ　　（Ｘ線管電流が２０　ｍＡのとき、６．２５
秒のＸ線曝射時間）以上のときは、そのいずれの設定Ｍ
ＡＳ値に対してもグリッドのスキャンスピード全６．５
秒／スキャンよ）も遅くならないようにして２回スキャ
ンを行なうようにしてもよい。５．５秒／スキャンのス
キャンスピードは、グリッドの縞模様が写し込まれない
実験的臨界値であるから、縞模様を写すことはない。

〔発明の効果〕

この発明によると、設定Ｘ線曝射時間とグリッドの縞模
様が写し込まれない程度の低速スキャンスピードとの関
係から、グリッドのスキャンスピードとスキャン回数と
が決定され、ブツキー装置内のグリッドがＸ＠曝射動作
と同期して制御されているので、グリッドによる縞模様
が決して生じないＸｌｓ写真を撮ることができる。また
、低速によるスキャンであるから、グリッド移動の際の
機械的衝撃による振動が殆んどなく、ボケのないＸ線写
真を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の乳房Ｘ線装置を示す説明図、第２図は仁
の発明の一実施例を示す説明図および第６図は前記実施
例におけるブツキー装置會示す説明図である。 ２・・・ブツキー装置駆動回路、　３．１２・・・ブツ
キー装置、　４・・・Ｘ線管、　　１０・・・スキャン
スピード設定部、１５・・・グリッド。 代理人　弁理士　則　近　憲　佑　０１か１名）６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被写体とフィルムとの間に１１人配置された格子状のグ
   リッドを移動させるブツキー装置を備え死Ｘ線撮影装置
   において、Ｘ線曝射時間と、グリッドの移動速度および
   移動回数に対応するグリッドれ 制御データとの相関値が予め記ｔｆｇｒると共に、設定
   したＸ線曝射時間に対応する前記グリッド制御データに
   基づき、設定したＸ線曝射時間に連動させてブツキー装
   置を駆動するスキャンスピード設定部を設けたことを特
   徴とするＸ線撮影装置。