JPS5815205B2 - キヤツプ又はその類似物品の加工装置 - Google Patents

キヤツプ又はその類似物品の加工装置

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JPS5815205B2
JPS5815205B2 JP2875078A JP2875078A JPS5815205B2 JP S5815205 B2 JPS5815205 B2 JP S5815205B2 JP 2875078 A JP2875078 A JP 2875078A JP 2875078 A JP2875078 A JP 2875078A JP S5815205 B2 JPS5815205 B2 JP S5815205B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は、キャップ又はその類似物品の加工装置、特に
瓶の如き容器のためのキャップの側面にローレット、カ
ール、ビード又はミシン状切目等の加工を施すのに適す
る加工装置に関する。
例えば、ピルファ−・プルーフ・キャップとして周知の
型のキャップの製造に際しては、キャップの側面にロー
レット又はミシン状切目等の加工を施すことが必要であ
る。
かような加工を施すための装置としては、例えば、特公
昭45−14396号公報、特公昭43−17920号
公報又は特公昭48−9636号公報に開示されている
通りの形態、即ち円弧状外側加工具を有する固定部材と
、該固定部材と同軸状に回転自在に装着され且つ所定の
速度で回転駆動される移動部材と、該移動部材上に円周
方向に間隔を置いて回転自在に軸支され且つ所定の速度
で回転駆動され、加工すべき物品を被嵌支持してその側
面を該外側加工具に係合させ且つ該外側加工具に沿って
転動させる複数個の円柱状内側加工具と、該移動部材の
回転方向に見て該外側加工具の上流側において該内側加
工具に加工すべき物品を供給して被嵌せしめる物品供給
機構と、該移動部材の回転方向に見て該外側加工具の下
流側において該内側加工具から加工された物品を除去す
る物品排出機構とを具備する形態の加工装着が公知であ
る。
しかしながら、上記の通りの形態の公知の加工装置には
、その物品排出機構の構成に起因して物品加工速度が制
限され、所望の通りの高速にて物品を加工することがで
きないという解決すべき問題が存在する。
詳述すると、上記の通りの公知の加工装置における物品
排出機構は、上記特公昭45−14396号公報に開示
されている通り、上記内側加工具に形成された圧縮空気
孔を含む空気送給路とかかる空気送給路に圧縮空気を供
給するための圧縮空気源とから構成され、上記内側加工
具が所定の位置(即ち上記移動部材の回転方向に見て上
記外側加工具の下流側の物品排出位置)になった時に、
上記内側加工具に被嵌支持されている加工された物品を
上記圧縮空気孔から射出される圧縮空気流の作用によっ
て上記内側加工具から適轟な排出シュート内に吹き飛ば
すようになっている。
一方、一般に、上記内側加工具の外周面には物品に加工
を施すために必要である種々の形態の環状凸条及び/又
は凹条が設けられ、そして上記内側加工具に被嵌されて
いる加工された物品の側面には種々の形態の環状凸部及
び/又は凹部並びにミシン目状切目等が形成されており
、上記内側加工具の外周面の環状凸条及び/又は凹条と
物品の側面の環状凸部及び/又は凹部或いはミシン目状
切目の自由縁とが相互に部分的にかみ合つている。
それ故に、上記圧縮空気孔から射出される圧縮空気流の
作用による加工された物品の吹き飛ばしが、上記の相互
かみ合いによって阻害され、上記内側加工具から上記排
出シュート内に加工された物品を完全に吹き飛ばすのに
かなりの時間を要し、そしてまたかなりの時間を費やし
ても完全に吹き飛ばすことができないこともある。
従って、公知の加工装置においては、内側加工具から加
工された物品を除去するのにかなりの時間を要し、これ
に起因して物品加工速度が例えばピルファ−・プルーフ
型のキャップの場合1本の内側加工具当り50乃至55
個/分程度に制限されていた。
また、かような物品加工速度においても、加工された物
品が内側加工具から完全に除去されずに再び上記外側加
工具の上流側に戻されてしまって加工装置にトラブルを
発生せしめることがあった。
更に、上記の通りの物品排出機構による場合、圧縮空気
流の作用によって排出シュート内に吹き飛ばされた物品
が種々の状態(例えば正立状態、倒立状態、横倒れ状態
等)になり、従ってその側面に所要の加工を施した物品
を次の工程に送る前に所定の通りの状態に再整列せしめ
なければならないという問題も存在する。
本発明は、上記の通りの事実に鑑みてなされたものであ
り、その主目的は、所望の通りの高加工速度において〔
確実に且つ所定の通りの状態で内側加工具から加工され
た物品を除去し排出する〕ことができる物品排出機構を
備えたキャップ又はその類似物の加工装置を提供するこ
とである。
本発明に従えば、円弧状外側加工具を周縁の一部に有す
る固定部材と、該固定部材と同軸状に回転自在に装着さ
れ且つ所定の速度で回転駆動される円板状又は環状の移
動部材と、該移動部材上に円周方向に間隔を置いて回転
自在に軸支され且つ所定の速度で回転駆動され、加工す
べき物品を被嵌支持してその側面を該外側加工具に係合
させ且つ該外側加工具に沿って転動させる複数個の円柱
状内側加工具と、該移動部材の回転方向に見て該外側加
工具の上流側において該内側加工具に加工すべき物品を
供給して被嵌せしめる物品供給機構と、該移動部材の回
転方向に見て該外側加工具の下流側において該内側加工
具から加工された物品を除去する物品排出機構とを具備
するキャップ又はその類似物品の加工装置において、 該物品排出機構は、該移動部材の回転方向に見て該外側
加工具の下流側に装着され且つ底壁及び両側壁によって
規定された案内溝を有する排出シュートを備え、該案内
溝は加工された物品の直径に対応した幅と加工された物
品の高さに対応した深さとを有し、該案内溝の上流端は
該移動部材の回転によって移動される該内側加工具及び
これに被嵌支持されている加工された物品を受入れるよ
うに位置付けられ、該案内溝の少なくとも上流部分は該
上流端から該移動部材の回転による該内側加工具の移動
経路に沿って且つ該内側加工具の移動経路に対して実質
上垂直な方向には該内側加工具から漸次離れるように延
びており、該案内溝の少なくとも上流部分には該両側壁
の少なくとも一方から突出して該内側加工具の外径より
も太きく且つ加工された物品の外径よりも小さい幅の案
内溝開口を規定するストリッパ一部材が設けられている
ことを特徴とするキャップ又はその類似物品の加工装置
が提供される。
本発明の装置の好適実施態様においては、該案内溝の該
上流部分に続く部分が該内側加工具の該移動経路に対し
て接線方向に延び、そして該案内溝の上流端においては
、該両側壁にテーパが付けられていて該両側壁間の幅が
下流に向って漸次小さくなっていて、該案内溝に入る加
工された物品の側面に該両側壁の少なくとも一方が接触
して加工された物品をそれが被嵌されている該内側加工
具に対して実質上同軸状にせしめるように構成されてい
る。
また、該ストリッパ一部材が、該案内溝の両側壁の各々
から突出して両者間に該案内溝開口を規定する一対の部
材から構成されている。
以下、本発明の装置の好適具体例を示している添付図面
を参照して更に詳細に説明する。
第1図及び第2図を参照して説明すると、本発明に従う
加工装置の好適具体例においては、支持枠2に静止軸4
(第2図)が固定され、そしてこの静止軸4に固定部材
6が固定されている。
固定部材60周縁の一部(図示の具体例においては固定
部材60周縁の下方部)には、円弧状外側加工具8が固
定されている。
この外側加工具8は、後に説明する内側加工共と協働し
てキャンプ又はその類似物品である加工すべき物品の側
面に所要の加工を施すことができるそれ自体は周知の形
態のものでよく、例えば加工すべき物品がピルファ−・
プルーフ型のキャップである場合には、上記特公昭45
−14396号公報、特にその第4図、に開示されてい
る如く、外周面にローレット面、凸条、適宜の間隔で切
欠を有する切刃を有するものが好適に用いられる。
上記静止軸4には、更に、円板状の移動部材10が回転
自在に装着されている。
固定部材6と同軸状に回転自在に装着されている移動部
材100片面側には、外周全体に歯が設けられている歯
車部材12が固定され、そしてこの歯車部材12には電
動モータの如き適当な駆動源(図示していない)によっ
て回転駆動される被駆動軸14に固定された歯車部材1
6が係合せしめられている。
従って、駆動源によって被駆動軸14を矢印Aの方向に
回転せしめると、移動部材10が矢印Bの方向(第1図
にて図面の左側から見ると反時計方向)に回転せしめら
れる。
上記移動部材10の、歯車部材12が固定されている面
の反対側の面上には、円周方向に間隔を置いて複数本(
図示の具体例では8本)の内側加工具18が回転自在に
軸支されている。
移動部材10及び歯車部材12を貫通して第2図におい
て左方へ歯車部材12から突出している、内側加工具1
8の軸の延長部の各々には、はすば歯車20が固定され
ている。
かかるはすば歯車20は、上記の静止軸4に固定され且
つその外周全体に歯が設けられている固定はすば歯車部
材22に係合せしめられている。
従って、移動部材10が矢印Bの方向に回転すると、複
数本の内側加工具18の各々は、移動部材100回転に
起因して矢印C(第2図)の方向に円形移動経路に沿っ
て移動すると共に、はすば歯車20が固定はすば歯車部
材22に係合しているが故に矢印D(第2図)の方向に
自転する。
内側加工具18は、上記外側加工具8と協働してキャッ
プ又はその類似物品である加工すべき物品の側面に所要
の加工を施すことができるそれ自体は周知の形態のもの
でよく、例えば加工すべき物品がピルファ−・プルーフ
型キャップである場合には、上記特公昭45−1439
6号公報、特にその第5− a図乃至第5− c図、に
開示されている如く、外周面にローレット面、環状溝、
溝を備えた環状凸条を有するものが好適に用いられる。
上記移動部材100回転方向、従って上記内側加工具1
8の矢印Cの方向の移動方向に見て上記外側加工具8の
上流側には、上記内側加工具18に加工すべき物品を供
給して被嵌せしめる物品供給機構24が備えられている
この物品供給機構24自体は周知の形態のものでよく、
図示の具体例における物品供給機構24は、上記特公昭
45−14396号公報、特にその第7図及び第8図。
に開示されている物品供給機構と実質上同一の形態であ
って、支持枠2に形成されている開口26を貫通して延
び且つその先端部分は上記移動部材100回転による内
側加工具18の矢印Cの方向ノ移動経路に沿って延びて
いる供給シュート28と共に、内側加工具18が供給シ
ュート28から物品を受取る位置に物品を一時的に保持
する一対のエスケープメント(図示していない)を有す
る上記移動部材100回転方向、従って上記内側加工具
18の矢印Cの方向の移動方向に見て上記外側加工具8
の下流側には、上記内側加工具18に被嵌支持されてい
る加工された物品を上記内側加工具18から除去し排出
するための物品排出機構30が備えられている。
〔本発明の加工装置の重要な特徴をなすこの物品排出機
構30自体の構成については、後に詳細に説明する。
〕上述した通りの加工装置においては、移動部材10の
矢印Bの方向への回転によって矢印Cの方向に移動され
る内側加工具18が、外側加工具8の上流側の所定の位
置において、物品供給機構24から供給される加工すべ
き物品32を受取り、これを被嵌支持する。
次に、加工すべき物品32を被嵌支持した内側加工具1
8が外側加工具8の周縁部に沿って移動し、この際に内
側加工具18と外側加工具8との協働によって、加工す
べき物品32の側面に所要の加工、例えばローレット、
カール、ビード又はミシン状切目等の加工、が施される
内側加工具18は移動部材100回転によって矢印Cの
方向に移動せしめられると共に、上述したように矢印り
の方向に自転せしめられ、従って内側加工具18が外側
加工具8の周縁部に沿って矢印Cの方向に移動せしめら
れる際に、内側加工具18に被嵌支持されている加工す
べき物品32は、外側加工具8に係合されると共に外側
加工具8に沿って転動され、かくして加工すべき物品3
2の側面の全周に渡って所要の加工が施される。
所要の加工が施され外側加工具8の下流側に送られた物
品32は、後に詳細に説明する物品排出機構30によっ
て内側加工具18から除去され排出される。
移動部材100回転によって矢印Cの方向へ移動される
内側加工具18の移動経路のうちの、物品供給機構24
の下流端から物品排出機構30の上流端までの部分には
、内側加工具18に被嵌支持されている物品32の頂面
に接触して物品32が内側加工具18の所定の位置に確
実に被嵌支持されることを保証する案内面34aを有す
る静止案内部材34が固定されているのが好ましい。
本発明の加工装置の物品排出機構以外の部分の構成及び
作用は公知の加工装置と同一のものでよく、図示の具体
例の物品排出機構以外の部分の構成及び作用は上記特公
昭45−14396号に開示されている加工装置のもの
と実質上同一である。
尚、図示の具体例においては円板状の移動部材10を用
いているが、移動部材10は、回転駆動されることによ
ってそれに軸支されている複数個の内側加工具18を所
定の円周状移動経路に沿って移動せしめることができる
ものである限り、任意の形状のものでよく、例えば円板
状のものに代えて環状のものを用いることもできる。
また、図示の具体例においては外側加工具8が内側加工
具18の移動経路の内側周縁部に固定されていて内側加
工具18が外側加工具8の外周縁に沿って移動するよう
になっているが、これに代えて外側加工具8を内側加工
具18の移動経路の外側周縁部に固定して内側加工具1
8が外側加工具8の内周縁に沿って移動するようになす
こともできる。
かようになす場合には、内側加工具18に被嵌支持され
た物品32を外側加工具8に沿って転動せしめるために
、内側加工具18の自転方向を移動部材100回転方向
に対して逆の方向にすることが必要である。
更に、図示の具体例は固定部材6及び移動部材10等が
実質上鉛直に配置され、移動部材10が実質上水平な軸
線を中心軸線として回転されるようになっているが、上
記特公昭43−17920号公報に開示されている装置
の如く固定部材6及び移動部材10等を実質上水平に配
置し、移動部材10を実質上鉛直な軸線を中心軸線とし
て回転するようになすこともできる。
また、図示の具体例は固定部材6及び移動部材10等の
構成要素を1つずつ備えたものであるが、上記特公昭4
8−9636号公報に開示されている装置の如く鉛直な
平面に関して相互に対称に配置された一対の構成要素を
備えた所謂2重式のものにすることもできる。
次に、第1図及び第2図と共に第3図乃至第7図を参照
して、本発明の加工装置の重要な特徴をなす物品排出機
構30の構成について詳細に説明する。
物品排出機構30は、上記移動部材100回転方向、従
って上記内側加工具18の矢印Cの方向の移動方向に見
て上記外側加工具8の下流側の所定の位置にて上記支持
枠2に装着された排出シュート36を備えている。
この排出シュート36は、第4図及び第7図に明確に図
示されている通り、底壁38及び両側壁40,42によ
って規定された案内溝44を有する。
案内溝44の幅は加工された物品32の外径D(第7図
)に対応した大きさく即ち加工された物品32の直径り
と実質上回−又はそれより幾分大きな寸法)であり、そ
してまた案内溝44の深さも加工された物品32の高さ
h(第7図)に対応した大きさく即ち加工された物品3
2の高さhと実質上回−又はそれより大きい寸法)であ
ることが重要である。
かような案内溝44の上流端は、上記移動部材100回
転によって矢印Cの方向に移動される上記内側加工具1
8及びこれに被嵌支持されている物品32を受入れるよ
うに位置付けられ、案内溝44の少なくとも上流部分4
4a(第3図)は、第2図に明確に図示されている如く
、上記移動部材100回転による上記内側加工具18の
矢印Cの方向の移動経路に沿って(従って円弧状に)延
びていることが重要である。
そしてまた、案内溝44の少なくとも上流部分44aは
、上記内側加工具18の上記移動経路に対して実質上垂
直な方向に上記内側加工具18から漸次離れるように延
びていることが重要である。
従って、図示の具体例においては、案内溝44の上流部
分44aにおいて、両側壁40.42は、第2図に図示
する通り、内側加工具18の矢印Cの方向の移動経路に
沿って弧状に延び、そして底壁38は、第1図及び第5
図に図示する通り、上記静止案内部材34の案内面34
aに実質的に整合した上流端から下流に向って内側加工
具18から離れる方向に(即ち第1図にて右方へ、第5
図にて下方へ)延びている。
案内溝44の上記の通りの上流部分44aに続く部分4
4b(第3図)は、所望の位置まで適宜の形態で延びる
ものでよいが、第2図に最も明確に図示されている通り
、上記内側加工具18の矢印Cの方向の移動経路に対し
て接線方向に、従って上流部分44aに対して接線方向
に延びているのが好ましい。
部分44bが上流部分44aに対して接線方向に延びて
いる場合には、後に詳細に説明する通り内側加工具18
の矢印Cの方向への移動によって上流部分44a内を搬
送されつつ内側加工具18から除去される物品32自体
が有する慣性運動エネルギが、部分44bを通して物品
32を搬送するのに最も有効に利用される。
また、案内溝44の部分44bは、上流部分44aに対
して接線方向に延びることに加えて、鉛直方向下方に傾
斜して延びるのが好ましい。
即ち、上流部分44aに対する接線方向が鉛直方向下方
に傾斜するように加工装置全体の配置を規定するのが好
ましい。
かくすると、部分44bを通して物品32を搬送するの
に、物品32自体に作用する重力をも有効に利用するこ
とができる。
上記案内溝44には、第7図に最も明確に図示する通り
、両側壁40,42の各々の開口縁から相互に接近する
方向に突出して両者間に所定の幅Wの案内溝開口46を
規定する一対のストリッパ一部材48.50が設けられ
ている。
一対のストリッパ一部材4B、50間に規定される案内
溝開口460幅Wは、加工された物品32の外径りより
も小さく、且つ加工された物品32と共に案内溝44内
に入る内側加工具18の外径D1 よりも大きいことが
重要である。
上記の通りの排出シュート36から構成された物品排出
機構30を具備する加工装置においては、移動部材10
0回転によって内側加工具18が外側加工具8の周縁を
通り過ぎて更に矢印Cの方向へ移動すると、案内溝44
を展開して案内溝44、内側加工具18及び加工された
物品32の関係を図式的に示している第5図から理解さ
れる通り、内側加工具18及びこれに被嵌支持されてい
る加工された物品32が、排出シュート36の上流端か
ら案内溝44内に入り、案内溝44の上流部44aに沿
って進む。
この際、案内溝44の上流部分44aにおいては案内溝
44が上述した通り内側加工具18から漸次能れるよう
に延びているので、内側加工具18は上流部分44aに
沿って移動するにつれて漸次案内溝44から離れ、つい
には案内溝44から完全に離れる(例えば第3図及び第
5図にて符号二で示す位置の幾分上流側の位置にて案内
溝44から完全に離れる)。
一方、内側加工具18に被嵌支持されている加工された
物品32は、一対のストリッパ一部材48,50によっ
て規定されている案内溝開口460幅Wよりも大きな外
径りを有するので、ストリッパ一部材48,50によっ
て案内溝44内に抱束され、案内溝44内に残ったまま
で移動する。
従って、内側加工具18及びそれに被嵌支持されている
加工された物品32が、第3図及び第5図に符号イ。
口、ハで示す通り、案内溝44内に入りその上流部分4
4aに沿って移動する際に、加工された物品32が内側
加工具18から徐々に除去され、ついには内側加工具1
8から完全に除去されることとなる。
案内溝44から完全に離れた内側加工具18は、移動部
材100回転によって更に矢印Cの方向に移動され、外
側加工具8の上流側の位置に戻される。
一方、内側加工具18から完全に除去され案内溝44内
に残っている加工された物品32は、それ自体が有する
慣性運動エネルギによって案内溝440部分44bに進
み、そして更に上記慣性運動エネルギ及び加工された物
品32に作用する重力によって案内溝440部分44b
を通って前進し所望の位置に排出される。
図示の具体例においては、内側加工具18から完全に除
去された物品32を案内溝44の上流部分44aから部
分44bへ前進させ、そして更に部分44bを通して所
要の位置まで確実に移動せしめるために、上流部分44
aの下流端近傍にて物品32の移動方向に合致した矢印
Eで示す方向に圧縮空気を射出する圧縮空気射出手段5
2が付加的に設けられている。
かかる圧縮空気射出手段52は、排出シュート36の側
壁42を貫通する排出口54と圧縮空気源(図示してい
ない)をこの排出口54に接続する導管56とから構成
されている。
案内溝440部分44bが図示の具体例の如き形態であ
る場合には、上述した通り物品32自体が有する慣性運
動エネルギと物品32に作用する重力によって、物品3
2が案内溝44の上流部分44aから部分44bに前進
し、そして更に部分44bを通って移動し得るので、上
記の圧縮空気射出手段52は必ずしも必要ではない。
しかしながら、案内溝440部分44bが鉛直方向上方
に傾斜して延びている場合等においては、上記の圧縮空
気射出手段52、或いはこれと同一の作用効果を達成す
る適当な機械的な手段を設けることが必要であろう。
尚、図示の具体例においては、案内溝440両側壁40
,42の各々から相互に接近する方向に突出する一対の
ストリッパ一部材48,50を設けて一対のストリッパ
一部材48,50間に所定の幅Wの案内溝開口46を規
定しているが、第7図を参照することによって容易に理
解される通り、特に案内溝44の両側壁40,42間の
幅が加工された物品32の外径りに著しく近似し且つ内
側加工具18の外径D1と加工された物品32の外径り
との差が比較的大きい場合には、一対のストリッパ一部
材48.500いずれか一方を省略し、片側のストリッ
パ一部材(例えば48)とこれに対向する片側壁(例え
ば42)とによって所定の幅Wの案内溝開口46を規定
するようになすこともできる。
また、図示の具体例においては、両側壁40,420開
口縁に一対のストリッパ一部材48.50を設けている
が、案内溝44の深さが加工された物品32の深さより
も相当深い場合には、両側壁40,42の開口縁よりも
下方の位置(即ち底壁38に近い位置)に一対のストリ
ッパ一部材を設けることもできる。
勿論、かようになす場合には、底壁38から一対のスト
リッパ一部材までの溝深さが加工された物品32の高さ
hと実質上回−又はそれより幾分大きいことが必要であ
る。
更に、一対のストリッパ一部材48,50は、図示の具
体例の如く両側壁40,42に固定された部材から形成
することに代えて、両側壁40.42を形成している材
料自体から形成することもできる。
更にまた、図示の具体例においては、案内溝44の上流
部分44aのみならず部分44bにも一対のストリッパ
一部材が設けられているが、加工された物品32が部分
44bから脱落することなく部分44bを通って所定の
位置まで移動し得るように構成する限り、部分44bの
一対のストリッパ一部材を省略することができる。
ところで、図示の具体例の如く固定部材6及び移動部材
10等の構成要素が実質上鉛直に配置され且つ移動部材
10が実質上水平な軸線を中心軸線として回転せしめら
れるようになっている加工装置においては、第6図に図
示する通り、排出シュート36の案内溝44に入る前の
状態では、加工された物品32に作用する重力及び/又
は遠心力に起因して加工された物品32が内側加工具1
8に対して実質上同軸状に位置していな(て偏心して位
置している。
かかる状態においては、加工された物品32が例えばピ
ルファ−・プルーフ型のキャップであると、ミシン状切
目の自由線32a或いは内側に突出した部分32b等が
内側加工具18の環状凸条18a或いはロートレンド面
18bに部分的に(即ち円周方向の一部にて)かみ合っ
ている。
かかる状態のままで加工された物品32を内側加工具1
8から除去せんとすると、除去が困難であり、そしてま
た除去の際に加工された物品32に望ましくない変形を
加える恐れがある。
しかるに、案内溝440両側壁40,420幅が加工さ
れた物品32の外径に対応した適宜の寸法であれば、物
品32を被嵌支持している内側加工具18が上記案内溝
44内に入ると、第7図から容易に理解されるように、
両側壁40,420少な(とも一方が物品32に接触し
物品32を内側加工具18に対して実質上同軸状に位置
付け、上記の通りの物品32と内側加工具18との相互
かみ合いを解消する。
かかる点からして、排出シュート36の上流端において
は、第3図に明確に図示する通り、両側壁40,42に
テーパ40a。
42aを付けて両側壁40.42間の幅が下流に向って
漸次小さくなって所定の幅になるように形成し、物品3
2を内側加工具18に対して漸進的に変位して内側加工
具1gと同軸状にせしめるように構成するのが好ましい
図示の具体例においては、更に、内側加工具18及びこ
れに支持されている加工された物品32が排出シュート
36の案内溝44内に入った時点にて、内側加工具18
の頂部から物品32の内側面に向けて圧縮空気を射出し
、内側加工具18からの物品32の除去を助成するため
の圧縮空気射出手段を付加的に設けることができる。
かかる圧縮空気射出手段自体は周知の形態のものでよ(
、例えば上記特公昭45−14396号公報に開示され
た加工装置において内側加工具の頂面から圧縮空気を射
出するために設けられている手段と実質上同一の構成で
あって、内側加工具18及びその軸を長手方向に貫通し
ている空気孔(図示していない)と、支持枠2に固定さ
れた部材58に形成された空気通路(図示していない)
と、圧縮空気源をこの空気通路に接続する導管60とを
備え、内側加工具18が排出シュート360案内溝44
に入ると部材58の空気通路の開口端(即ち第1図にて
部材58の右側の面に開口した開口端)が内側加工具1
8及びその軸に形成された空気孔に連通し、かくするこ
とによって圧縮空気源からの圧縮空気を内側加工具18
の頂面から射出するように構成されたものでよい。
上述した通りの排出シュート36を備えた物品排出機構
30によれば、内側加工具18及びこれに支持されてい
る加工された物品32が排出シュート360案内溝44
に入ってその上流部分44aを通る間の時間を利用して
、内側加工具18から加工された物品32が漸進的に除
去される。
それ故に、移動部材10を所望の通りの高速で回転せし
めて所望の通りの高速度で物品32に加工を施すように
せしめても、内側加工具18から加工された物品32を
確実に除去することができる。
本発明者の実験によれば、物品がピルファ−・プルーフ
型のキャンプである場合には、上記特公昭45−143
96号公報に開示された通りの公知の装置においては、
1本の内側加工具当り50乃至55個/分程度の加工速
度が限度で、それ以上の加工速度では内側加工具から加
工された物品を確実に除去することができなかったのに
対して、上記の通りの物品排出機構30を具備する本発
明の装置によれば、1本の内側加工具当り75〜80個
/分程度の高加工速度にても内側加工具18から加工さ
れた物品32を確実に除去することができた。
また、物品32がミシン状切目を有さす比較的除去し易
い所謂ロール・オン型のキャップの場合には、上記特公
昭45−14396号公報に開示された通りの公知の装
置においては、1本の内側加工具当り60乃至65個/
分程度の加工速度が限度で、それ以上の加工速度では内
側加工具から加工された物品を確実に除去することがで
きなかったのに対して、上記の通りの物品排出機構30
を具備する本発明の装置によれば、1本の内側加工具当
り90乃至95個/分程度の高加工速度にても内側加工
具18から加工された物品32を確実に除去することが
できた。
更に、公知の装置においては、圧縮空気流の作用によっ
て排出シュート内に吹き飛ばされた物品が種々の状態(
正立状態、倒立状態、横倒れ状態等)になり、従って加
工された物品を次の工程に送る前に所定の通りの状態に
再整列せしめなければならなかったが、上記の通りの物
品排出機構30を具備する本発明の装置によれば、排出
シュート36を通して排出される物品32は確実に所定
の通りの状態に整列せしめられている。
従って、本発明の装置によれば、所要の加工が施され排
出シュート36を通して排出される物品32を、再整列
する必要なく、物品32の内面にライニングを形成する
ライニング装置或いはバッキングシートを物品32の内
面に装着するパツキン詰め装置等に、必要に応じて直接
供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の加工装置の好適具体例を示す側面図
。 第2図は、第1図の線■−■における断面図。 第3図は、第1図及び第2図の加工装置に用いられてい
る排出シュートを示す正面図。 第4図は、第3図の排出シュートの底面図。 第5図は、第3図及び第4図の排出シュートの案内溝を
展開して案内溝、内側加工具及び加工された物品の関係
を図式的に示す図。 第6図は、排出シュートの案内溝に入る直前の内側加工
具とこれに被嵌支持されている物品とを示す断面図。 第7図は、排出シュートの案内溝に入った直後の内側加
工具とこれに被嵌支持されている物品の、案内溝に対す
る関係を示す断面図。 2……支持枠、6……固定部材、8……外側加工具、1
0……移動部材、18……内側加工具、24……物品供
給機構、30……物品排出機構、32……物品、36…
…排出シユート、38……底壁、40及び42°……側
壁、44……案内溝、44a……案内溝の上流部分、4
4b……案内溝の上流部分に続(部分、46……案内溝
開口、48及び50……ストリツパ一部材、D……加工
された物品の外径、h……加工された物品の高さ、D1
……内側加工具の外径、W……案内溝開口の幅。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 円弧状外側加工具を周縁の一部に有する固定部材と
    、該固定部材と同軸状に回転自在に装着され且つ所定の
    速度で回転駆動される円板状又は環状の移動部材と、該
    移動部材上に円周方向に間隔を置いて回転自在に軸支さ
    れ且つ所定の速度で回転駆動され、加工すべき物品を被
    嵌支持してその側面を該外側加工具に係合させ且つ該外
    側加工具に沿って転動させる複数個の円柱状内側加工具
    と、該移動部材の回転方向に見て該外側加工具の上流側
    において該内側加工具に加工すべき物品を供給して被嵌
    せしめる物品供給機構と、該移動部材の回転方向に見て
    該外側加工具の下流側において該内側加工具から加工さ
    れた物品を除去する物品排出機構とを具備するキャップ
    又はその類似物品の加工装置において、 該物品排出機構は、該移動部材の回転方向に見て該外側
    加工具の下流側に装着され且つ底壁及び両側壁によって
    規定された案内溝を有する排出シュートを備え、該案内
    溝は加工された物品の直径に対応した幅と加工された物
    品の高さに対応した深さとを有し、該案内溝の上流端は
    該移動部材の回転によって移動される該内側加工具及び
    これに被嵌支持されている加工された物品を受入れるよ
    うに位置付けられ、該案内溝の少なくとも上流部分は該
    上流端から該移動部材の回転による該内側加工具の移動
    経路に沿って且つ該内側加工具の移動経路に対して実質
    上垂直な方向には該内側加工具から漸次離れるように延
    びており、該案内溝の少なくとも上流部分には該両側壁
    の少な(とも一方から突出して該内側加工具の外径より
    も大きく且つ加工された物品の外径よりも小さい幅の案
    内溝開口を規定するストリッパ一部材が設けられている
    ことを特徴とするキャップ又はその類似物品の加工装置
    。 2 該案内溝の該上流部分に続く部分が該内側加工具の
    該移動経路に対して接続方向に延びる特許請求の範囲第
    1項記載のキャップ又はその類似物品の加工装置。 3 該案内溝の該上流端において、該両側壁にテーパが
    付けられていて該両側壁間の幅が下流に向って漸次小さ
    くなっていて、該案内溝に入る加工された物品の側面に
    該両側壁の少なくとも一方が接触して加工された物品を
    それが被嵌されている該内側加工具に対して実質上同軸
    状にせしめるように構成されている特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載のキャップ又はその類似物品の加工装
    置。 4 該ストリッパ一部材が、該案内溝の両側壁の各々か
    ら突出して両者間に該案内溝開口を規定する一対の部材
    から構成されている特許請求の範囲第1項、第2項及び
    第3項のいずれか1つの項に記載のキャップ又はその類
    似物品の加工装置。
JP2875078A 1978-03-15 1978-03-15 キヤツプ又はその類似物品の加工装置 Expired JPS5815205B2 (ja)

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JPS54121271A JPS54121271A (en) 1979-09-20
JPS5815205B2 true JPS5815205B2 (ja) 1983-03-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0556525B2 (ja) * 1986-03-19 1993-08-19 Fuji Facom Corp

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JPH0556525B2 (ja) * 1986-03-19 1993-08-19 Fuji Facom Corp

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