JPS5815145B2 - 単一サンプル針組立体 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は患者から液を収集する針組立体に関し、特に患
者から血液の単一サンプルを収集し針が患者の血管内に
入ったことを認識する手段を有する針組立体に関する。

体内液例えば血液を患者から収集する際に、看護婦又は
臨床医は、液を集める時に患者の血管の位置を探し又は
見当をつける必要があるが、止前帯圧力を作用しても血
管が細い場合又は血管が皮膚面から離れている場合には
針を直に患者の血管内に挿入し得ないことがある。

この場合には針か血管の位置以外の位置に穿刺されるか
、細い血管を完全に貫通することがある。

その結果、針を通って真空の血液収集管に流れる血液流
は患者の細管から流れないため、不快であり著しく遅い
。

看護婦は始めからやり直し、この場合に多くは別の真空
血液収集管を使用する必要があるため、器材費用が多く
なり、患者に不安を与える。

看護婦が血管の位置を探す必要のある場合に真空血液収
集管の浪費を少なくするために、針が細管内に入ったこ
とを示すインジケータを有する多くの血液収集装置が提
案されている。

この目視インジケータ装置では通常前室を設け、真空の
管内に集める血液を通す針との間を何らかの弁装置によ
って遮断する。

看護婦が血管を探しあてて血管内に針が入った時は、血
液が針を通って前室に入り、血管の正しい位置に入った
ことを示す。

ここで血液収集過程が開始され、真空血液収集管を血液
収集ホルダに差込み、弁を開いて血液は収集管に流入す
る。

この目視インジケータ付血液収集装置の例として米国特
許第４１．６６４５０号、３５８５９８４号がある。

理論上は血液流を見るための前室構造は作動が可能であ
り、時には十分に作用するが、本質的な問題点が存在す
る。

すなわち患者の血管内に針の前端を挿入した時に通常は
前室内に空気が充満する。

真空血液収集管を貫通する第２の針との間は弁によって
閉鎖されるため、前室内の空気は逃げ場がなく、停留空
気を形成する。

このため、看護婦は血管の位置を知り十分に血管内に針
が入っても、定常止血帯圧力では患者からの血液流は針
を通って前室内に入ることはない。

即ち、定常止血帯圧力が作用しても前室内停留空気は血
液が針を通って前室に流入するのを防ぐ。

この結果、看護婦は目視で前室内血液が見えないため、
所要の血管内挿入が行なわれなかったと結論する。

不必要な第２の血管穿刺が行なわれ、患者に不快である
ばかりでなく効率が悪く無駄が多い。

それ故、血液収集装置の使用者にとって、新らしい目視
インジケータの開発が要望されている。

即ち、通常の血液収集手順の通り、真空血液収集管を血
液収集ホルダに差込む前に患者の血管に針が挿入された
ことを知り得る型式の血液収集装置の改良が必要となっ
ている。

本発明による液供給源から真空収集装置内に液サンプル
を収集する時に液に到達したことを認識することが可能
な針組立体は、ハウジングを備え、ハウジングには内部
の室と、室に連通した第１第２の開口装置とを有する。

ハウジングには室内の内容物目視手段を含み、第２の開
口装置は真空収集装置に連通可能とする。

室内に延長してガスと液とを第２の開口装置に導く延長
装置を有する。

室内に作動係合して室内の第１の位置において液が延長
装置内に流れるのを防ぎ、ガスが延長装置内に流れるの
を可能にするプラグ装置を有する。

プラグ装置が第２の位置に動いた時に液が延長装置に流
れるのを可能にし液は第２の開口装置を通って収集され
る。

上述の本発明による針組立体の好適な実施例において、
ハウジングを透明として前端部と後端部と内部の室とを
設ける。

第１の套管はハウジングの前端部から前方に延長し室に
連通させる。

第２の套管の外方部分はハウジングの後端部から外方に
延長し、内方部分は室内に延長して閉鎖端と第１第２の
長手方向に離間した横孔とを有する。

プラグ装置は空気透過性で血液不透過性の材料と弾性不
透過性材料との組合せプラグとし、室内を滑動可能とし
、不透過性材料が空気透過性材料を囲む外側部材を形成
する。

複数の開口が不透過性材料を貫通し、空気透過性材料を
直接室に連通させる。

不透過性材料は室を囲むハウジング内壁及び第２の套管
の内方部分に液を通さない接触となる。

最初の位置では、ハウジング後端部から離れた第２の套
管の第１の横孔をプラグが覆い第２の横孔は室に連通さ
せる。

第１の套管を通って定常止血帯圧力の下で室内に流れる
血液はプラグによって第２の套管に流れるのを防がれ、
使用者が目視可能であり、空気はプラグを通って第２の
套管に流れる。

第２の套管に作用する負圧勾配によってプラグは滑動し
て第１の横孔を開き第２の横孔の方に動く。

それ故、室内の血液は第１の横孔から第２の套管を通っ
て流れ、血液収集容器に入る。

本発明による針組立体の構成素子及び特性はこの型式の
既知のものとは著しく異なっている。

例えば、ハウジング室内のプラグ材料は患者の血管内に
針が挿入された時に室外に血液が流出するのを防ぐ弁の
役割をする。

血液収集手順のこの段階では、真空血液採取管は通常は
差込まれない。

それ故、この段階で血液は針組立体から逃れるのを防ぐ
必要がある。

しかし、看護婦が患者の血管を穿刺した時は、血液は前
部の針を通って針組立体のハウジングの室内に流入する
。

プラグ材料は本質的に血液不透過性であるため、血液が
室を通って流れるのを防ぐ。

しかし、本発明プラグ材料は空気透過性であるため、室
及び前部針内に最初に存在した空気は室から逃れる。

このため、既知の目視インジケータ付きの針組立体のよ
うに空気の停留を生ずることがない。

更に、プラグは室内を滑動可能とし、真空血液収集管を
針組立体の後部に取付けた時は、負圧勾配によってプラ
グは室内を滑動して収集套管の前方の横孔を血流経路に
露出する。

かくして、負圧血液収集管を取付ければプラグは直らに
動いて開弁効果を生じ、血液は針組立体内を流れて血液
収集容器に入る。

上述した通り、本発明によって既知の針組立体に生じた
空気の停留による問題点を解決した。

即ち、本発明の針組立体は血管内に正しく穿刺すれば直
ちにハウジング室内に入った血液を使用者が見ることが
できる。

針組立体内の空気は自由に逃れることが可能であるため
、血液はハウジング室内に自由に流入する。

本発明を例示とした実施例並びに図面について説明する
。

本発明は種々の変型が可能であり、実施例並びに図面は
本発明の理解を容易にするための例示であって発明を限
定するものではない。

第１図には本発明による単一サンプル針組立体１０の実
施例を示す。

針組立体１０の基本構成部品にはハウジング１２、患者
内に挿入する第１の穿刺針１４、ハウジング１２の反対
側で血液サンプルを集める真空容器１６を穿刺するため
の第２の穿刺針１５を含む。

ハウジング１２のねじ部１８は第２の穿刺針１５に近接
し、容器ホルダ１９の前端の内ねじ２０にねじこむ。

真空容器１６をホルダ１９内に滑動係合させることによ
って第２の穿刺針１５は容器１６の前端の穿刺可能のス
トッパ２１を貫通する。

上述の一般形状とした構造の血液サンプル収集は周知で
ある。

第２，３．４図は本発明による針組立体１０の詳細な構
造を示す。

ハウジング１２は前端２４と後端２５とを有し、両端部
を分離して滑動可能ピラグ２６をハウジング内の所定位
置に置き得るようにする。

前端部２４は図示の例では円筒形として穿刺針１４を滑
動嵌合させる孔２９は前端から一部の深さに延長する。

孔２９は前端部２４を貫通しないが小直径の通路３０が
孔２９から延長して前端部２４の後縁に開口３１を形成
する。

孔２９と通路３０との間に肩部３３を形成する。

穿刺針１４は肩部３３に接触して所定位置となる。

穿刺針１４が所定位置となった後に接着剤等によって固
定する。

ハウジング１２の前端部２４に穿刺針を囲む複数の長手
方向リブ２８を形成する。

図示しない針シールドは外方に突出した穿刺針を覆い、
リブ２８に適合する内側リブを有する。

針シールドと針組立体との間の内側外側リブによって、
使用者が針組立体をホルダ１９に取付取外しを行なうの
を容易にする。

前端部２４に形成した環状フランジ３２はハウジング両
部を接合する面を形成する。

所要の取付手段例えば接着剤を使用して両部２４゜２５
を互に固着する。

後端部２５も図示の例では円筒形とし、大きな孔が一端
部から第２の穿刺針の方向に部分的に延長する。

この大きな孔はハウジング１２内に室４０を形成し、詳
細は後述する。

後端部２５の後端部分内を貫通した小さな孔４１は前端
部の孔２９とほぼ同様とする。

孔４１は第２の穿刺針１５の直径を通す寸法とし、穿刺
針１５は例えば接着剤等によって孔４１に固着する。

孔４１を囲む後端部外面に外ねじ１８を形成して、前述
した通りにホルダに対する連結装置となる。

室４０を囲む後端部２５の外面４２は平滑透明とし、使
用者がハウジング内を見得るようにする。

多くの例では、全体の後端部及び前端部を透明材料製と
して製造を容易にし、針組立体の製造材料の種類を最小
にするのが好適である。

透明剛性合成樹脂が針組立体製造用材料として好適であ
る。

しかし、所要場所に封鎖した窓又はポートを有する構造
とすることもできる。

窓又はボートの封鎖は、針が血管に入った時に室４０に
入った血液が漏出しない構成とする。

第２の穿刺針１５の先端部はハウジング後端部２５から
外方に延長し、内方部分４４は孔４１を通って室４０内
に延長し、プラグ２６が外れない長さとする。

中空穿刺針１５の内方端４５は本発明によって閉鎖し、
例えば接着剤、かしめ等で封鎖する。

針１５の内方部分４４の側面に２個の孔４８．４９を形
成して室４０と針内腔とを連通させる。

孔４８．４９は内方部分４４の軸線方向に離間させる。

ハウジング後端部２５に形成した環状フランジ４６は、
フランジ３２に接触してハウジング両部２４．２５を接
合する。

組立に際してプラグ２６を所定位置として前端部２４、
後端部２５を接触させ、接着剤等によってフランジ３２
４６を固着する。

プラグ２６は室４０内にあり、室４０を囲むハウジング
部４２の内壁に接触し、第２の穿刺針１５の内方部分４
４の外面に沿って滑動する。

図示の例では横孔４８，４９の間隔はプラグ２６の長手
方向の長さよりも犬とし、滑動プラグ２６によって一方
のみの横孔を覆い得るようにする。

第２図には針組立体１０の使用前の状態を示し、プラグ
２６は後端部２５の孔４１から最も離れた横孔４９を覆
う位置にある。

プラグ２６は室４２を囲む透明ハウジング部４２の内壁
並びに第２の針１５の内方部分４４の外壁に対して液を
通さない滑動接触とする。

プラグ２６の好適な構造は第２，３，４．５図に示す。

プラグ２６は図示の例では組合せ構造であり、外側部材
５１はガス、液を通さない材料製とする。

好適な例では、この不透過性材料は可撓性弾性材料例え
ば天然ゴム、シリコンゴム等とする。

図示の例では円筒形で一端に環状フランジ５２を有する
。

フランジ５２の外径は、室４０を囲むハウジング内壁に
対して液を通さない嵌合となるように定める。

フランジ５２のみがハウジング内壁に接触し、外側部材
５１の他の部分は接触しないため摩擦面は最小となり、
プラグ２６は室４０内に作用する負圧によって容易に滑
動する。

プラグ２６の組合せ構造において、不透過性材料で形成
する外側部材５１に内側スペース５４を組合せ、両端の
開口５５，５６がスペース５４に連通ずる。

開口５５の内径は針１５の内方部分４４に対して液を通
さない嵌合とし、開口５６は針外径よりも大きくしてプ
ラグ端からの空気の流通を可能にする。

室５８を形成してプラグの内側外側部材５４、５１の組
合せを容易にする。

複数の開口５９を図示の例では長手方向のスロットとし
て外側部材５１の外壁に形成する。

図示の例では４個の開口５９としたが所要の数とするこ
とができる。

開口５９は室４０と内側スペース５４間の空気の流通を
可能にする。

組合せプラグ２６の第２の部材はほぼ円筒形部材６０で
あり、空気等のガスを通し、血液等の液を通さない材料
製とする。

部材６０の長手方向に通路６１を貫通させ、針の内方部
分４４を通す。

通路６１と内方部分４４との間は接触しない構造である
が僅かな接触はさせてもよい。

外側部材６１の内側スペース５４内に空気透過部材６０
を圧縮嵌合とし、プラグ２６を血液等の液が透過しない
ようにする。

部材６０は開口５６からスペース５４に外側部材５１の
弾性を利用して押込む。

空気透過部材６０を形成する材料の好適な例は焼結ポリ
エチレン等の多孔性材料とし、孔の直径はほぼ１０ミク
ロン程度とする。

第６図は本発明による針組立体１０をホルダ１９に連結
した状態を示す。

血液採集の第１段階では、真空の管１６は取付けないで
穿刺針１４を１患者Ｐ内に穿刺する。

ここでプラグ２６は室４０内で室を囲むハウジング内壁
と第２の針の内方部分４４とに液を通さない接触であり
、第２図の位置にある。

この位置では内方の横孔４９はプラグ２６によって覆わ
れ、下方の横孔４８は覆われない。

第２の針１５内は真空でなく大気に連通ずるため、室４
０、針１４．１５の内腔は大気圧であり、空気が存在す
る。

第１の針１４が血管内に入れば、血液は通常の止血帯圧
力によって針１４内を通り室４０の前部部分４０ａに充
満する。

室４０の前部部分４０ａ内に存在した空気は、不透過性
部材５１のスロット５９がら空気透過部材６０を透過し
て逃げる。

空気は横孔４８又は４９を通って第２の針１５の先端部
を通って逃げる。

その結果、血液は前部室４０ａに充満し、既知の装置の
ように空気の停留は生じない。

不透過性部材５１が針１５及びハウジング内壁に対して
液を通さない係合であり、空気透過部材６０は液を透過
させないため、血液が第２の針１５内に流入することは
ない。

前部室４０ａ内の血液は透明材料４２を通して使用者が
見ることができ、第１の針１４が血管内に入ったことを
示す。

通常の止血帯圧力によって室４０内に流入する血液によ
る推力は小さく、プラグは第２図に示す最初の位置から
滑動することはない。

使用者が目視で血管内に針が入ったことを確認すれば、
真空管１６をホルダ１９に挿入し、第２の針１５はスト
ッパ２１を貫通する。

第７図は真空の血液採集管１６を挿入した状態を示す。

第２の針１５が管１６内の真空スペースに連通ずれば横
孔４８を経て負圧勾配が室４０内に作用する。

この負圧はプラグ２６の下面に作用してプラグ２６は室
４０内を第２の針１５の内方部分４４に沿って管１６の
方向に動く。

第７図はプラグ２６の滑動によって横孔４８を完全に覆
った状態を示したが、作用する真空条件に応じて横孔４
８の一部又は全部が覆われないこともある。

この滑動によって横孔４９と室の前部部分４０ａとの間
が連通し、前部室４０ａ内の血液は第２の針１５内に自
由に流入する。

血液は第２の針を通って管１６内に流れ、所要量の血液
サンプルが管１６に入った時に第１の針１４を患者から
抜き、血液サンプル収集手順は終了する。

上述によって明らかにされた通り、本発明による針組立
体は滑動可能のプラグを有し、プラグは容易に組込むこ
とができ、最初の血管穿刺に際して空気が逃げるのを可
能にして血管内に入ったことを確認できる。

この空気の逃げを可能にしたため、血管を針が穿刺すれ
ば血液は直ちに室内に流入し、使用者が血管に入ったこ
とを視認する目視インジケータの特性を有する。

この視認に基いて血液収集管を取付けて患者から血液サ
ンプルを容易に採取できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の好適な実施例による単一サンプル針組
立体とホルダと真空血液収集管とを示す分解斜視図、第
２図は第１図の２−２線に沿う断面図、第３図は第２図
の３−３線に沿う拡大断面図、第４図は第３図の４−４
線に沿うプラグの拡大断面図、第５図は第４図のプラグ
内の空気透過部材の拡大断面図、第６図は針組立体を患
者の血管に穿刺した斜視図、第７図は第１図の７−７線
に沿う使用状態を示す断面図である。 １０…針組立体、１２…ハウジング、１４゜１５…針、
１６…真空容器、１９…ホルダ、２４…前端部、２５…
後端部、２６…プラグ、４０…室、４４…内方部分、４
８．４９…横孔、５１…外側部材、５９…開口、６０…
空気透過部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 患者から血液サンプルを真空容器内に収集する時に
   針の血管内への挿入を認識するようにした単一サンプル
   針組立体であって、前端部と後端部と内部の室とを有し
   少なくとも室を囲む部分を透明として使用者が室を見得
   るようにしたハウジングと、ハウジングの前端部に形成
   し室に連通した第１の開口と、第１の開口から外方に延
   長して室に連通させ患者内に挿入する第１の穿刺針と、
   ハウジングの後端部に形成し室に連通した第２の開口と
   、第２の開口に連通して室内に延長し室内部分の端部を
   閉鎖し２個の離間した横孔を有する第２の套管と、上記
   室を囲むハウジングと第２の穿刺針とに液を通さない滑
   動接触とした空気透過血液不透過性材料のプラグとを備
   え；上記プラグは最初は上記第２の開口に対して離れた
   第１の横孔を覆い他方の第２の横孔は覆わない位置とし
   、定常止血帯圧力の下で第１の穿刺針から上記室に流入
   する血液は上記プラグによって第２の套管内に流出する
   ことを防止され室内の空気のみを流出させ、使用者が透
   明ハウジングを通して見て第１の針が血管内に入ったこ
   とを示し、第２の開口に作用する負圧勾配によってプラ
   グが滑動して第１の横孔を開いて血液が室から第１の横
   孔と第２の套管を通って流れて第２の開口外で収集され
   ることを特徴とする単一サンプル針組立体。 ２ 前記両横孔間の間隔をプラグの長手方向の長さより
   も犬としてプラグは同時に両横孔を覆わないようになっ
   ている特許請求の範囲第１項記載の針組立体。 ３ 前記プラグ外面の一部のみが室を囲むハウジングに
   液を通さない接触となっている特許請求の範囲第１項記
   載の針組立体。 ４ 前記プラグには前記空気透過血液不透過性材料と組
   合せ構造とした空気血液不透過性材料を含み、上記不透
   過性材料が室を囲むハウジングと第２の套管とに液を通
   さない接触となる特許請求の範囲第１項記載の針組立体
   。 ５ 前記不透過性プラグ材料の外面の一部のみが室を囲
   むハウジングに液を通さない接触となっている特許請求
   の範囲第４項記載の針組立体。 ６ 前記不透過性プラグ材料の面の一部のみが第２の套
   管に液を通さない接触となっている特許請求の範囲第５
   項記載の針組立体。 ７ 前記不透過性材料は空気透過性材料の外側を囲む部
   材として少なくとも１個の開口によって空気透過性材料
   を直接室に連通させる特許請求の範囲第６項記載の針組
   立体。 ８ 前記不透過性材料には空気透過性材料を室に連通さ
   せる複数の開口を含む特許請求の範囲第７項記載の針組
   立体。 ９ 前記不透過性材料は可撓性である特許請求の範囲第
   ４項記載の針組立体。 １０前記不透過性材料は弾性体である特許請求の範囲第
   ９項記載の針組立体。 １１ 前記不透過性材料はシリコンゴムである特許請求
   の範囲第１０項記載の針組立体。 １２前記プラグは中空円筒の形状である特許請求の範囲
   第１項記載の針組立体。 １３前記プラグ材料は多孔性である特許請求の範囲第１
   項記載の針組立体。 １４前記プラグ材料は焼結ポリエチレンであり孔の平均
   直径は約１０ミクロンである特許請求の範囲第１３項記
   載の針組立体。 １５前記室内に延長する第２の套管の端部は接着剤によ
   って封鎖されている特許請求の範囲第１項記載の針組立
   体。 １６前記第２の套管に連通して第２の開口から外方に延
   長し血液サンプル収集用真空容器を貫通する出口針を含
   む特許請求の範囲第１項記載の針組立体。 １７前記第２の套管と出口針とを接合して一体構造とす
   る特許請求の範囲第１６項記載の針組立体１８前記ハウ
   ジング全部が透明である特許請求の範囲第１項記載の針
   組立体。 １９前記ハウジングに接続された真空容器用ホルダを含
   む特許請求の範囲第１項記載の針組立体。 ２０液供給源から真空収集装置に液サンプルを集める時
   に液連通を認識するようにした単一サンプル針組立体で
   あって、内部に室と室に連通ずる第１第２の開口とが形
   成され室内溶液目視手段を有し第２の開口は真空収集装
   置と連通し得るようにしたハウジングと、第２の開口か
   らほぼ軸線方向に沿って室内に離間して形成した２個の
   孔を除いて第２の開口と室とを閉鎖関係とする装置と、
   上記室を滑動封鎖して第１の位置において液が一方の孔
   に流入するのを防ぎ空気が一方の孔に流入するのを可能
   にして室内の液を目視手段によって見得るようにしたプ
   ラグ装置とを備え、上記プラグ装置は第２の開口に作用
   する負圧勾配によって滑動して室内の第２の位置におい
   て液を一方の孔を通って第２の開口に流入させて第２の
   開口から液を収集可能とすることを特徴とする単一サン
   プル針組立体、 ２１ 液供給源から真空収集装置内に液サンプルを収集
   する時に液連通を認識するようにした針組立体であって
   、内部に室と室に連通ずる第１第２の開口とが形成され
   室内溶液目視手段を有し第２の開口は真空収集装置に連
   通し得るようにしたハウジングと、上記室内に延長しガ
   ス及び液を第２の開口に導く延長装置と、上記室を作動
   封鎖して室内の第１の位置において液が延長装置内に流
   れるのを防ぎガスが延長装置内に流れるのを可能にする
   プラグ装置とを備え、室内の液を目視手段によって見得
   るようにし、プラグ装置が第２の位置に動いた時に液が
   延長装置内に流入可能として液を第２の開口から収集可
   能とすることを特徴とする針組立体。 ２２患者から血液サンプルを真空容器内に収集する時に
   血管穿刺を認識するようにした単一サンプル針組立体で
   あって、前端部と後端部と内部の室とを有する透明のハ
   ウジングと、室に連通してハウジングの前端部から外方
   に延長し患者内に挿入する第１の穿刺針と、外方部分が
   ハウジングの後端部から外方に延長して血液サンプル収
   集真空容器を貫通可能とし内方部分が室内に延長して閉
   鎖端と２個の離間した横孔とを有する第２の穿刺針と、
   空気透過血液不透過性材料と弾性不透過性材料との複合
   部材として上記室内を滑動可能としたプラグとを備え、
   上記不透過性材料は空気透過性材料を囲む外側部材を形
   成して複数の開口によって空気透過性材料を室に直接連
   通させ、上記不透過性材料は室を囲むハウジング及び第
   ２の針の内方部分に液を通さない接触とし、上記プラグ
   の上記横孔の間隔に対する寸法関係は上記プラグが最初
   は上記後端部から最も離れた第１の横孔を覆い他方の第
   ２の横孔を室内に対して開放し、これによって第１の針
   から定常止血帯圧力の下で室内に流入する血液はプラグ
   によって第２の針内に流れるのを防ぎ室内空気の流れを
   可能にし透明ハウジングを通して血液を目視可能として
   第１の針が血管内に入ったことを示し、真空容器から第
   ２の針に作用する負圧勾配によってプラグが滑動して第
   １の横孔を開き室内に流入した血液は第１の横孔から第
   ２の針を経て真空容器内に収集されることを特徴とする
   単一サンプル針組立体。