JPS58151450A - 耐腐蝕性合金鋳鉄 - Google Patents
耐腐蝕性合金鋳鉄Info
- Publication number
- JPS58151450A JPS58151450A JP57031456A JP3145682A JPS58151450A JP S58151450 A JPS58151450 A JP S58151450A JP 57031456 A JP57031456 A JP 57031456A JP 3145682 A JP3145682 A JP 3145682A JP S58151450 A JPS58151450 A JP S58151450A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cast iron
- molten
- composite alloy
- alloy cast
- aluminum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C33/00—Making ferrous alloys
- C22C33/08—Making cast-iron alloys
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鋳鉄製造時にチタン酸アルカリ金属塩を添加し
て鋳鉄溶湯とし、更にアル1=ウム溶湯と混合して得ら
れる新規な複合合金鋳鉄に関するものである。
て鋳鉄溶湯とし、更にアル1=ウム溶湯と混合して得ら
れる新規な複合合金鋳鉄に関するものである。
本発明はアルミニウム合金の低圧鋳造用ストークの材質
研究の過程において見い出されたものであり、本発明の
複合合金鋳鉄の理解のため、その研究過程と公知技術と
の比較を以下に詳述する。
研究の過程において見い出されたものであり、本発明の
複合合金鋳鉄の理解のため、その研究過程と公知技術と
の比較を以下に詳述する。
従来からアルミニウム又はアルミニウム合金の低圧鋳造
装置の材質としては最も一般的であるFC20〜25の
鋳鉄が使用されている。したがって、アルミニウム合金
等の溶湯°中にはFC鋳鉄に起因する鉄成分や炭素成分
等の不純物が混入し、アルミニウム合金等の鋳造製品の
品質が低下する。
装置の材質としては最も一般的であるFC20〜25の
鋳鉄が使用されている。したがって、アルミニウム合金
等の溶湯°中にはFC鋳鉄に起因する鉄成分や炭素成分
等の不純物が混入し、アルミニウム合金等の鋳造製品の
品質が低下する。
これらはFC20〜25の鋳鉄が単にアルミニウム合金
略の溶湯中への溶解のみならず、電気化学的な流電作用
による局部電池の構成に起因する流電腐食などの原因に
よるものである。そこで、るつぼやストークの表面に種
々の耐食性の大な材質によるフーチングや内張りをする
ことが試みられているが、未だ十分な性能のものが得ら
れていない。例えば、単純に耐久性のみを求めるならば
、炭化ケイ素や窒化ケイ素のコーチング、セラミック溶
射層の形成などが挙げられる。しかしながら、これらの
フーチング層はアル之ニウム溶湯中には除滓剤と、して
弗化物や塩化物を介在させるため、通常の熱間強度が保
持できず、期待きれる程の効果が発揮されていないのが
現状である。
略の溶湯中への溶解のみならず、電気化学的な流電作用
による局部電池の構成に起因する流電腐食などの原因に
よるものである。そこで、るつぼやストークの表面に種
々の耐食性の大な材質によるフーチングや内張りをする
ことが試みられているが、未だ十分な性能のものが得ら
れていない。例えば、単純に耐久性のみを求めるならば
、炭化ケイ素や窒化ケイ素のコーチング、セラミック溶
射層の形成などが挙げられる。しかしながら、これらの
フーチング層はアル之ニウム溶湯中には除滓剤と、して
弗化物や塩化物を介在させるため、通常の熱間強度が保
持できず、期待きれる程の効果が発揮されていないのが
現状である。
本発明者らは、るつぼやストークの溶損侵食を防止する
手段として金属チタンに注目し、ストークについて金属
チタン管の鋳ぐるみ鋳造で好結果の得られることを見出
し、特願昭56−112656号において提案した。金
属チタンは耐摩耗性、耐食性、耐熱性良好であり、しか
も、アルミニウム溶湯への固溶があっても、アルミニウ
ム合金の結晶粒の微細化効果が得られて、アルミニウム
金属の機械的、物理的性質の向上が期待でき、事実、そ
の成果も現われて、良好な素材であることが確認できた
のである。また、ストークの耐用日数も、通常のFC鋳
鉄で14日以内であるのが、30日近くにも倍加したの
である。
手段として金属チタンに注目し、ストークについて金属
チタン管の鋳ぐるみ鋳造で好結果の得られることを見出
し、特願昭56−112656号において提案した。金
属チタンは耐摩耗性、耐食性、耐熱性良好であり、しか
も、アルミニウム溶湯への固溶があっても、アルミニウ
ム合金の結晶粒の微細化効果が得られて、アルミニウム
金属の機械的、物理的性質の向上が期待でき、事実、そ
の成果も現われて、良好な素材であることが確認できた
のである。また、ストークの耐用日数も、通常のFC鋳
鉄で14日以内であるのが、30日近くにも倍加したの
である。
しかしながら、金属チタン鋳ぐるみストークの使用後の
性腺を観察してみると、金属チタン板自体の損耗よりも
、ライニング層の破裂によるFC鋳鉄の露出面からの侵
食が大きく、チタンライニング層の剥離脱落による侵食
の大きいことが判明した。これは、加熱、冷却の際の普
通鋳鉄の大きな鋳鉄生長現象に基くヒステリシス膨張に
よる破壊であると考えられ、このヒステリシス膨張を防
がないかぎり、チタン金属板の鋳ぐるみ鋳造体による改
良は十分な効果が得られないと思われたのである。
性腺を観察してみると、金属チタン板自体の損耗よりも
、ライニング層の破裂によるFC鋳鉄の露出面からの侵
食が大きく、チタンライニング層の剥離脱落による侵食
の大きいことが判明した。これは、加熱、冷却の際の普
通鋳鉄の大きな鋳鉄生長現象に基くヒステリシス膨張に
よる破壊であると考えられ、このヒステリシス膨張を防
がないかぎり、チタン金属板の鋳ぐるみ鋳造体による改
良は十分な効果が得られないと思われたのである。
次いで、この問題を解決すべく、合金鋳鉄の選択を行い
、高アル4ニウム鋳鉄、A1− St系のアルシリン鋳
鉄、更には、これにOrを添加したタラル7アー鋳鉄な
どの従来公知の合金鋳鉄についてストークを鋳造し、そ
れらの実稼動テストを行ったところ、いずれも良好な性
能を示し、ストークの耐用も20日近くに延長できたも
のの、これ以上の耐用が得られるアルミニウム合金鋳鉄
は見出す゛ことができなかった。
、高アル4ニウム鋳鉄、A1− St系のアルシリン鋳
鉄、更には、これにOrを添加したタラル7アー鋳鉄な
どの従来公知の合金鋳鉄についてストークを鋳造し、そ
れらの実稼動テストを行ったところ、いずれも良好な性
能を示し、ストークの耐用も20日近くに延長できたも
のの、これ以上の耐用が得られるアルミニウム合金鋳鉄
は見出す゛ことができなかった。
本発明は、以上のような研究経過に基き、合金鋳鉄その
ものを改良すれば1チタン金属板の鋳ぐるみ鋳造をしな
くとも、良好な材質のものが得られるのではない牟との
推測のもとに種々研究した結果、新規な複合合金鋳鉄の
開発をみるに至ったのである。すなわち、鋳鉄製造時に
チタン酸アルカリ金属塩を添加して鋳鉄溶湯とし、これ
にアルミニウム溶湯を添加混合して得られた複合合金鋳
鉄がこの目的に最良であったのである。
ものを改良すれば1チタン金属板の鋳ぐるみ鋳造をしな
くとも、良好な材質のものが得られるのではない牟との
推測のもとに種々研究した結果、新規な複合合金鋳鉄の
開発をみるに至ったのである。すなわち、鋳鉄製造時に
チタン酸アルカリ金属塩を添加して鋳鉄溶湯とし、これ
にアルミニウム溶湯を添加混合して得られた複合合金鋳
鉄がこの目的に最良であったのである。
本発明の複合合金鋳鉄中のアル1ニウム成分は0.1〜
10重量襲重量下単に外と記述する)好ましくは1〜8
%の範囲が良好である。アル1ニウムは強い黒鉛化促進
元素で、鋳鉄の黒鉛化を助長する0チタニウム成分とし
ては本発明の複合合金鋳鉄中の含有量として#0.1〜
10%、好ましくは0.1〜3%である。チタン合金鋳
鉄の具体例はあまりきかないが、本発明の場合、次のよ
うな理由で極めて優秀な効果をもたらす。すなわち、金
属チタンは比重4.54 、融点1668℃沸点35
37℃で耐熱性が高く、かつ軽量で強靭な金属であるこ
となどから本発明の複合合金鋳鉄をアルミニウム合金等
の低圧鋳造法におけるるつぼやストークとして格別用す
る場合、アルZ +ラム合金等の溶湯に対する耐熱耐久
性及び耐食性が良好で、耐流電腐食性が大きく、FC鋳
鉄より優れた素材であるO 本発明の複合合金鋳鉄中のカルシウム成分は後述するア
ルカリ金属成分と共に当該複合合金鋳鉄の耐腐食性を大
巾に向上させるために有効のようである。カルシウム成
分は、例えばこの複合合金鋳鉄をキューボラで作る場合
、キューボラ中に投入される石灰石や石灰からの酸化カ
ルシウムより導かれる成分であるが、その含有量どして
は確認された範囲モは0.0001〜0.1 %であ
り、これ以上多量に含有させた場合は得られる複合合金
鋳鉄は脆くなり、実用的でないようである。
10重量襲重量下単に外と記述する)好ましくは1〜8
%の範囲が良好である。アル1ニウムは強い黒鉛化促進
元素で、鋳鉄の黒鉛化を助長する0チタニウム成分とし
ては本発明の複合合金鋳鉄中の含有量として#0.1〜
10%、好ましくは0.1〜3%である。チタン合金鋳
鉄の具体例はあまりきかないが、本発明の場合、次のよ
うな理由で極めて優秀な効果をもたらす。すなわち、金
属チタンは比重4.54 、融点1668℃沸点35
37℃で耐熱性が高く、かつ軽量で強靭な金属であるこ
となどから本発明の複合合金鋳鉄をアルミニウム合金等
の低圧鋳造法におけるるつぼやストークとして格別用す
る場合、アルZ +ラム合金等の溶湯に対する耐熱耐久
性及び耐食性が良好で、耐流電腐食性が大きく、FC鋳
鉄より優れた素材であるO 本発明の複合合金鋳鉄中のカルシウム成分は後述するア
ルカリ金属成分と共に当該複合合金鋳鉄の耐腐食性を大
巾に向上させるために有効のようである。カルシウム成
分は、例えばこの複合合金鋳鉄をキューボラで作る場合
、キューボラ中に投入される石灰石や石灰からの酸化カ
ルシウムより導かれる成分であるが、その含有量どして
は確認された範囲モは0.0001〜0.1 %であ
り、これ以上多量に含有させた場合は得られる複合合金
鋳鉄は脆くなり、実用的でないようである。
アルカリ金属成分は、後述する製造法の説明にもあるよ
うに、主にリチウム、カリウム、ナトリウムであり、こ
れらはチタン酸アルカリ金属塩から導かれる成分である
。本発明においては特にチタン酸カリウムウィスカー(
チタン酸カリウムの微細な一結晶繊維である)の形で投
入された場合、複合合金鋳鉄中への分散固溶性の点で特
に有効でアッタ。アルカリ金属成分の含有量としては本
発明の複合合金鋳鉄中 o、ooi〜1%が確認されて
いる。
うに、主にリチウム、カリウム、ナトリウムであり、こ
れらはチタン酸アルカリ金属塩から導かれる成分である
。本発明においては特にチタン酸カリウムウィスカー(
チタン酸カリウムの微細な一結晶繊維である)の形で投
入された場合、複合合金鋳鉄中への分散固溶性の点で特
に有効でアッタ。アルカリ金属成分の含有量としては本
発明の複合合金鋳鉄中 o、ooi〜1%が確認されて
いる。
その他の元素、例えば、C,Mn、Sなども通常のPC
鋳鉄中に含まれる程度には、本発明の複合合金鋳鉄中に
も存在している。しかしながら、上述のアルミニウム、
チタン、そして微量のカルシウム、カリウムの存在が特
徴であって、X線マイク四アナライザーの分析写真によ
れば、そのマトリックス中に各元素が極めて良好な状態
で均一に分散固溶している状態が明らかに見受けられた
が未だ十分にはその組織は解明されていない。
鋳鉄中に含まれる程度には、本発明の複合合金鋳鉄中に
も存在している。しかしながら、上述のアルミニウム、
チタン、そして微量のカルシウム、カリウムの存在が特
徴であって、X線マイク四アナライザーの分析写真によ
れば、そのマトリックス中に各元素が極めて良好な状態
で均一に分散固溶している状態が明らかに見受けられた
が未だ十分にはその組織は解明されていない。
本発明の複合合金鋳鉄は次のように製造することができ
る。すなわち故銑、鋼材、コークス、石灰石と共に石灰
、チタン酸アルカリ金属塩を投入し1その溶解中にチタ
ン、カルシウム、カリウムを導入し1溶解装置から出た
溶湯中にアル(ニウム金属を添加処理してアルミニウム
成分を導入することを特徴とする製造法である。本発明
の原料である石灰石や石灰は溶湯の脱硫を目的に従来よ
り使用されているが、チタン酸アルカリ金属に至っては
、未だいずれの用途に限らず、溶湯中に添加使用された
例はなく、本発明者はチタン源としてチタン酸アルカリ
金属塩の−っであるチタン酸カリウムを当該複合合金鋳
鉄中へ導入すべく使用したのであるが、その結果、得ら
れた本発明の複合合金鋳鉄はチタン元素がマトリックス
中に均一に分散固溶し、かつカリウム成分も均一に分散
固溶していることが判明し、このことが本発明の複合合
金鋳鉄の性能を著しく向上させている最大の理由である
と思われる。又、それはX線のマイクルアナライザーの
分析写真で明らかにされている。
る。すなわち故銑、鋼材、コークス、石灰石と共に石灰
、チタン酸アルカリ金属塩を投入し1その溶解中にチタ
ン、カルシウム、カリウムを導入し1溶解装置から出た
溶湯中にアル(ニウム金属を添加処理してアルミニウム
成分を導入することを特徴とする製造法である。本発明
の原料である石灰石や石灰は溶湯の脱硫を目的に従来よ
り使用されているが、チタン酸アルカリ金属に至っては
、未だいずれの用途に限らず、溶湯中に添加使用された
例はなく、本発明者はチタン源としてチタン酸アルカリ
金属塩の−っであるチタン酸カリウムを当該複合合金鋳
鉄中へ導入すべく使用したのであるが、その結果、得ら
れた本発明の複合合金鋳鉄はチタン元素がマトリックス
中に均一に分散固溶し、かつカリウム成分も均一に分散
固溶していることが判明し、このことが本発明の複合合
金鋳鉄の性能を著しく向上させている最大の理由である
と思われる。又、それはX線のマイクルアナライザーの
分析写真で明らかにされている。
しかも、得られたA、l −Si −Ti −Ca −
K系複今合金鋳鉄は、これを用いてアルミニウム低圧鋳
造用ストークにしてその耐火度試験を行った結果、連続
24日間操業において全く侵食されず原形を保持すると
いう驚異的記録を達成したのである。このことは従来知
られているAl −Si系のアルシロン鋳鉄、更にはこ
れにCrを添加したタラル7アー鋳鉄などの鋳鉄、更に
はT1を添加したT1鋳鉄といえども比較できないはど
の高性能なものであった。本発明の複合合金鋳鉄がこの
ような耐熱耐食性に優れるその1つの理由としては本発
明の複合合金鋳鉄中にはアル1=ウム チタン1カルシ
ウム及びアルカリ金属がマトリックス中に均一に分散固
溶しているから、溶融金属に対する濡れ性が低くなるた
めであると考えられるが、未だ明らかでない。
K系複今合金鋳鉄は、これを用いてアルミニウム低圧鋳
造用ストークにしてその耐火度試験を行った結果、連続
24日間操業において全く侵食されず原形を保持すると
いう驚異的記録を達成したのである。このことは従来知
られているAl −Si系のアルシロン鋳鉄、更にはこ
れにCrを添加したタラル7アー鋳鉄などの鋳鉄、更に
はT1を添加したT1鋳鉄といえども比較できないはど
の高性能なものであった。本発明の複合合金鋳鉄がこの
ような耐熱耐食性に優れるその1つの理由としては本発
明の複合合金鋳鉄中にはアル1=ウム チタン1カルシ
ウム及びアルカリ金属がマトリックス中に均一に分散固
溶しているから、溶融金属に対する濡れ性が低くなるた
めであると考えられるが、未だ明らかでない。
従って、本発明の複合合金鋳鉄はアルミニウム合金鋳造
用るつぼやストークのほか、鋼、錫、ニッケル、亜鉛、
鉛、銅等各種合金の溶融金属に対しても優れた耐熱、耐
久性を有しており、これら各種溶融金属対象の素材とし
て有用である。更に、この合金鋳鉄は機械加工性、特に
被剛性に優れ、FC鋳鉄より比重が小さく、機械的性質
が良好であるので1大きな利用度と経済効果が期待でき
るのである。とりわけ、本発明の複合合金鋳鉄は、以下
の実施例に述べるアルミニウム低圧鋳造用ストーク及び
るつぼ用素材として極めて有用であり、これの使用によ
り従来7日間以上の連続操業は不可能であったのが、3
2日間以上にもわたる安定操業が可能となり、これに基
く大幅な生産性の向上が達成できたのである。
用るつぼやストークのほか、鋼、錫、ニッケル、亜鉛、
鉛、銅等各種合金の溶融金属に対しても優れた耐熱、耐
久性を有しており、これら各種溶融金属対象の素材とし
て有用である。更に、この合金鋳鉄は機械加工性、特に
被剛性に優れ、FC鋳鉄より比重が小さく、機械的性質
が良好であるので1大きな利用度と経済効果が期待でき
るのである。とりわけ、本発明の複合合金鋳鉄は、以下
の実施例に述べるアルミニウム低圧鋳造用ストーク及び
るつぼ用素材として極めて有用であり、これの使用によ
り従来7日間以上の連続操業は不可能であったのが、3
2日間以上にもわたる安定操業が可能となり、これに基
く大幅な生産性の向上が達成できたのである。
以下、実施例により本発明の構成及び効果を具体的に説
明する。
明する。
実施例
キュポラ投入時点における配合量は、FC故銑50部、
FCvI4材50部、:F−りX−13部、石灰30部
、シリカ20部であり、これにチタン酸カリウムウィス
カー(商品名テイスモL1大塚化学薬品株式会社製)5
部と生石灰60部とベントナイ)2部とそして黒鉛粉1
部とを水で混線後、任意な塊状に固めて成形、乾燥した
ものを加えたものである。
FCvI4材50部、:F−りX−13部、石灰30部
、シリカ20部であり、これにチタン酸カリウムウィス
カー(商品名テイスモL1大塚化学薬品株式会社製)5
部と生石灰60部とベントナイ)2部とそして黒鉛粉1
部とを水で混線後、任意な塊状に固めて成形、乾燥した
ものを加えたものである。
キュポラでの溶解条件は通常のFC鋳鉄の条件と何ら異
なることなく、上述のとおりの要領にて配合添加を行う
ことにより簡単に実施することができた。残るアルミニ
ウムの添加は、純アルミニウムをキュポラ前炉にて5%
を溶湯中に添加した、得られた複合合金鋳鉄の化学組成
は、Al 1.01%、’l O,159%、Oa
[1,[)01% Ko、01 %を含有し、更に、C
2,47%、St4.44%を含むものであった。
なることなく、上述のとおりの要領にて配合添加を行う
ことにより簡単に実施することができた。残るアルミニ
ウムの添加は、純アルミニウムをキュポラ前炉にて5%
を溶湯中に添加した、得られた複合合金鋳鉄の化学組成
は、Al 1.01%、’l O,159%、Oa
[1,[)01% Ko、01 %を含有し、更に、C
2,47%、St4.44%を含むものであった。
このようにして得られた複合合金鋳鉄を用いてアルミニ
ウム低圧鋳造用ストークを試作した。このスF−りは2
本で566即であった。又一方、従来より公知のFCス
トークも2本で60即のものを製作し、それぞれ低圧鋳
造装置にセットし、実操業によって本発明の複合合金鋳
鉄とFCストークの耐熱耐久、耐腐食性について連続操
業試験を行った@それによると、本発明の複合合金鋳鉄
によりなるスシークは24日間連続操業してもスF−り
の外観上の変化は一切なく、更に7日間追加操業した後
も変化なく重量減すら見られなかった@一方、従来の
FCスシークは6日間の連続操業でその腐食が激しく2
本で12即の重量減が見られた。したがって、その後、
当該ストークでは操業てきず1新しいストークに切り替
えざるをえなかった・ 以上 代表出願人 株式会社 共和鋳造所 代理人弁理士森 −三部 昭和57年特許 願第31456号 4、 代 理 人 〒710 (2)明細書の発明の詳細な説明の欄 &補正の内容 別紙のとおり 別 紙 1)特許請求の範囲を次の通9訂正する。
ウム低圧鋳造用ストークを試作した。このスF−りは2
本で566即であった。又一方、従来より公知のFCス
トークも2本で60即のものを製作し、それぞれ低圧鋳
造装置にセットし、実操業によって本発明の複合合金鋳
鉄とFCストークの耐熱耐久、耐腐食性について連続操
業試験を行った@それによると、本発明の複合合金鋳鉄
によりなるスシークは24日間連続操業してもスF−り
の外観上の変化は一切なく、更に7日間追加操業した後
も変化なく重量減すら見られなかった@一方、従来の
FCスシークは6日間の連続操業でその腐食が激しく2
本で12即の重量減が見られた。したがって、その後、
当該ストークでは操業てきず1新しいストークに切り替
えざるをえなかった・ 以上 代表出願人 株式会社 共和鋳造所 代理人弁理士森 −三部 昭和57年特許 願第31456号 4、 代 理 人 〒710 (2)明細書の発明の詳細な説明の欄 &補正の内容 別紙のとおり 別 紙 1)特許請求の範囲を次の通9訂正する。
「1 鉄原料、石脚石、コークス及びチタン酸ア〃カリ
金属樵よりなる原料を溶解、反応させて得られる鋳鉄溶
湯にアルミニウム溶湯を加えて複合合金化してなる複合
合金鋳鉄。
金属樵よりなる原料を溶解、反応させて得られる鋳鉄溶
湯にアルミニウム溶湯を加えて複合合金化してなる複合
合金鋳鉄。
! チタン酸アルカリ金属塩はチタン酸カリウムである
特許請求の範囲第1項記載の複合合金鋳鉄。」 2)明細書第6頁20行目、 「C,Mn、 SJ f 「OrlMn、 St J
に訂正する。
特許請求の範囲第1項記載の複合合金鋳鉄。」 2)明細書第6頁20行目、 「C,Mn、 SJ f 「OrlMn、 St J
に訂正する。
3)同第7頁10行目、「故銑、鋼材」ヲ「新銑、故銑
、銅材等の鉄原料」に訂正する。
、銅材等の鉄原料」に訂正する。
4)同第10頁6行目、
「テイスモLJ t−rテイスモD」に訂正する。
以 上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 故銑、鋼材、石灰石、コークス及びチタン酸アルカ
リ金属塩よりなる原料を溶解 反応させて得られる鋳鉄
溶湯にアル1=ウム溶湯を加えて複合合金化してなる複
合合金鋳鉄。 2 チタン酸アルカリ金属塩はチタン酸カリウムである
特許請求の範囲第1項記載の複合合金鋳鉄0
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57031456A JPS58151450A (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 耐腐蝕性合金鋳鉄 |
GB08305129A GB2119816B (en) | 1982-02-27 | 1983-02-24 | Cast iron alloy and method for producing same |
CA000422379A CA1214342A (en) | 1982-02-27 | 1983-02-25 | Cast iron alloy and method for producing same |
FR8303152A FR2522337B1 (fr) | 1982-02-27 | 1983-02-25 | Fontes alliees et leur procede de fabrication |
DE19833306955 DE3306955A1 (de) | 1982-02-27 | 1983-02-28 | Gusseisenlegierung, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
US06/470,459 US4517018A (en) | 1982-02-27 | 1983-02-28 | Cast iron alloy and method for producing same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57031456A JPS58151450A (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 耐腐蝕性合金鋳鉄 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58151450A true JPS58151450A (ja) | 1983-09-08 |
JPS6136580B2 JPS6136580B2 (ja) | 1986-08-19 |
Family
ID=12331751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57031456A Granted JPS58151450A (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 耐腐蝕性合金鋳鉄 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4517018A (ja) |
JP (1) | JPS58151450A (ja) |
CA (1) | CA1214342A (ja) |
DE (1) | DE3306955A1 (ja) |
FR (1) | FR2522337B1 (ja) |
GB (1) | GB2119816B (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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