JPS5815141B2 - 水晶体の代りとして用いられるレンズ装置における取り付けアダプタ素子及び水晶体の代りとして用いられるレンズ装置 - Google Patents

水晶体の代りとして用いられるレンズ装置における取り付けアダプタ素子及び水晶体の代りとして用いられるレンズ装置

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JPS5815141B2
JPS5815141B2 JP52061767A JP6176777A JPS5815141B2 JP S5815141 B2 JPS5815141 B2 JP S5815141B2 JP 52061767 A JP52061767 A JP 52061767A JP 6176777 A JP6176777 A JP 6176777A JP S5815141 B2 JPS5815141 B2 JP S5815141B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は白内障でにごったりあるいは他の病気にかかっ
た水晶体(natural 1ens)の代りとして
の改良されたレンズ設備に関するものである。
−年に50,000人という多くのアメリカ人が視力を
失った不透明(白内障)になった水晶体を取りはずす手
術を必要としている。
白内障の最近の治療法は外科手術により取りはずすこと
であるが、これは一般に眼球から不透明になった水晶体
を一つずつ静かに取り去ることによるか、または水晶体
を砕きそのかけらを洗い落とすことにより行なわれる。
白内障になった水晶体を取りはずすと、鋭い像が網膜に
集まるように眼に入射する光を集めるための代りの手段
を与えなければならない。
強度の眼鏡レンズやコンタクトレンズが両方ともこの目
的のために用いられるが、両方とも重大な欠点を持って
いる。
強度の眼鏡レンズは余りに像を拡大し、距離を短縮し、
周囲の視界を制限し、もし両眼とも白内障手術をうけな
かった場合に両眼に同時に使用されることを妨げる。
コンタクトレンズはこれらの問題のいくつかを克服する
が、取り付け、取りはずしおよび度々の保持の際に含ま
れる他の問題を起こす。
取りはずした水晶体の代りにレンズ (intraocular 1ens)を植め込むとい
う概念は新しくはないが、比較的最近生じたことである
しかしながら、今日まで比較的植め込みレンズを利用で
きないという製法上の重大な制限があったというのはそ
れらの製造が小さな手工業型の工場に頼られ、レンズの
質が満足すべきものではなかったからである。
従って本発明の目的は指摘したような特徴をもつ植め込
み法のためのレンズを作る改良された方法を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は上述のようなレンズのための改良さ
れた取り付は構造を作る方法を提供し、それによって手
術上の手順がより安全かつ確実になされるようにするこ
さにある。
本発明の別の目的は固有の高品質性、細部への固着性、
および精密な大量生産技術による再現性をもつ取り付は
構造を有する完成された上述のようなレンズを作る方法
を提供することにある。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図〜第6図を参照すると、例えばメタクリル酸メチ
ルのような無害透明なプラスチック製の植め込みレンズ
10に本発明を適用した例が示されている。
虹彩に取り付けられ眼球内に浸された時に植め込まれた
眼が網膜に鋭い結像を行なうようにレンズ10は屈折率
を有しかつ研かれている。
レンズ10は必ずしも必要ではないが典型的にはその光
軸に対して円状であり、例えば直径が5mmで外周端の
厚みTが1mrILあるいはそれ以下のものである。
本発明によれは、基本取り付は構造11はレンズ10に
連絡され、軸方向に虹彩に対して安定した位置付けをす
るための第1および第2の複数個の径方向外側に出た足
を備えている。
虹彩の両側に安定させるように第1の複数個の足は軸方
向に第2の複数個の足からずれかつ第2の複数個の足と
角度的に互違いになっている。
示されるように、円周状に連続した環12はレンズ10
の端の外周形状に適合され該レンズの一面付近に位置さ
れる。
第1の複数個の足は虹彩と瞳孔の境界をレンズの円状端
に近づけた状態に虹彩の外側(前面)近傍に保持させる
ために径方向に外側に延びている角度をおいた3本のロ
ッド13を含んでいる。
第2の複数個の足は壌12から実質Tだけ軸方向にずれ
た径方向面にある3個の径方向外側に突き出たループ1
4を含んでいる。
このように足14の各各はレンズ10の円周状端にかみ
合う2つの離れた短い脚部15と脚部15から延びた径
方向ループ部とを含んでいる。
第1図のプラスチックレンズ10の場合には6つのL字
型の止め用また16−17がまず径方向内側に延びそれ
から軸方向後側に延びており、それはレンズ10のぶち
領域に埋め込まれている。
所望の取り付は構造すなわちアダプタ11はすべての止
め用また1 6−17および安定用足13−14が環状
体12と一体に形成された一枚の金属片である。
その金属は人体組織および流体中に挿入される実質0.
1 mmオーダーの厚さをもつステンレススチールであ
る。
写真およびエツチング技術を用いることによって取り付
は構造11用の第2図の半加工品(bl ank )を
構成することが実用的であることがわかった。
特に第2図の半加工品の場合、最初に例えば40倍に拡
大した寸法に図を用意する。
この図は写真技術でもって最終のサイズに縮小され、図
の縮小像の複数個をもつ写真ネガを作るために指定位置
に増やされる。
それから人体にとって許容されるところの金属(例えば
、ステンレススチールプラチナ、イリジウム等)の1つ
を感光性材料で被覆する。
上記ネガが感光性被膜に接触するように置かれ、光に露
され、フォトグラフイク・リバーサルで現像される。
このとき露出表面から光に露された部分が除去される。
金属片はそれから不要の材料をエツチングし「半加工品
」の完全な形のみを残す化学溶液(塩化第2鉄)中に置
かれる上述したエツチングプロセスは丸い、とげのない
端を作り易いことや今日まで得られているどれよりも軽
く薄い材料を使用できること等の利点がある。
第2図はこのようにして準備された[半加工昆を示す。
なお、たぶ14′は径方向に延びた突起で接続部15と
ループ14との両方を説明するためのもので、同様にか
ぎ16’−17’は径方向内側に延びた突起で、また1
6−17の径方向内側に延び軸方向内側に延びる脚部を
説明するためのものである。
ベンディング ダイス(bend ingdies)が
第2図の1半加工品」を加工処理するのに使用され、す
べての必要な軸方向の接続部が作られ、結果的に脚14
によって決定されるすべての円の縮小を起こし、また1
6−17によって決定される円の拡張を起こす。
第2図および第3図の曲げ前および曲げ後の平面図を比
較することによりすべて明らかになろう。
第1図〜第6図の実際の肉体における実症例の説明を完
成するためには、保持用ロンド状膜13の各々は虹彩組
織を刺激する鋭い端の存在を避けるために小さなノブに
て終結している。
これらのノブは直径7.5mmの円上にあり、脚14の
外方向の限界は直径8朋の円上にある。
また16−17は環状体12から約0.15mm径方向
内側にずれた位置で軸方向に曲げられ、それらは軸方向
に約0、3 mmだけレンズ10内に埋め込まれる。
そのような埋め込みはドリルを用いることなく、アダプ
タ11の環12および脚13−14を湿っぽい状態に保
持しながらパルス駆動されて軸方向に向かう超音波をま
た16−17に加えることにより行なわれる。
そのような方法によるレンズ10の光学的なゆがみは無
視できる。
第7図〜第9図の実施例において、アダプタの半加工品
のレイアウトは次の点を除けば一般に第2図に述べられ
たものである。
すなわち、環状体12′の半径R1がレンズ10′の半
径R2よりΔRだけ大きく、ΔRは止め用かぎ16’−
17’の径方向内側に突出している範囲ΔR′よりもわ
ずかに小さい点である。
互違いの複数個の径方向外側に延びた安定用足13’−
14’は軸方向にずれた関係にあり、第9図から明らか
なように13′の複数個は14′の複数個と反対方向に
離れている。
第7図のアダプタをレンズ10′に組み合わせるために
環状体12′は多角形状に近づくように適当な道具によ
って一時的にゆがめられる。
そのような道具の作用は径方向内側および径方向外側に
向かう矢印によって示され、このような矢印はレンズ1
0′のぶち半径R2上の外側端を越えるようにすべての
かぎ16’−17’を一時的に径方向外側に置き換える
ように加えられる局部的な力を示している。
一度軸方向にこのふちのまわりを中心にすると、かぎ1
6’−17’はそのレンズのふちに接触し、それから超
音波工具手段によりそのレンズへの短い径方向の局部的
な埋め込みに駆動される。
その組立体はこのとき完全になり殺菌および植え込みの
準備が整う。
第10図は第7図〜第9図をわずかに変形したものを示
し、環状体12“はレンズ10“の軸上の一端にあり安
定用足13“−14“の複数個はレンズ10“から軸方
向にずれた一面上に虹彩に保持されることを決定する。
かぎ16“−17“は、レンズ10“のふちに沿って離
れた位置にかみあいそして局部的に径方向に埋め込まれ
た状態になるために径方向内側に曲がる前に環12“か
ら軸方向にずれた突出を許すために前述されたものより
も長い。
第11図の実施例において、レンズ20のふちは円周状
の溝21をもち、基本取り付はアダプタ22は溝21に
弾力的にはめ込む動作によって永久に組み合わされるよ
うに成されている。
アダプタ22は前述した光化学技術による一片の1半加
工品」から形成され、円周状に連続した構造である。
示されるように、第1の複数個の位置決め用足を含むル
ープ状膜23は環状体の弧24の端近傍に連続的に接続
され、他の複数個のロッド状膜25は弧24から径方向
に延びている。
これらを軸方向にずらすことは脚23に対して作られる
これは弧24との連絡点で脚23を小さく最初に径方向
外側に離すことを除けば、第1図の15で述べたような
方法で行なわれる。
応力が加わってない状態にて弧24は溝21の曲率に一
致するような曲率をもち、溝21の円に関してわずかに
径方向内側に寄った位置であることが好ましい。
レンズ20に組み合わせるために弧24は弧24の溝2
1に対する取り付けおよび弾力的なはめ込み保持を許す
ようにループ23の従順な作用に反して外側に広げられ
る。
この組立体はこのとき殺菌および植え込みの準備が整う
第12図の実症例において、基本アダプタ31の円環状
体30は径方向内側のかぎ33−34によってレンズ3
2に保持される。
第1の複数個のかぎ33はレンズ32の一つの軸方向端
でかみあい、第2の複数個のかぎ34は第1の複数個の
かぎと互違いになり、レンズ32のもう一つの軸方向端
でかみあう。
このようにレンズへの機械的な埋め込みに頼ることなく
組立体の保持が行なわれる。
示されるように、第1の複数個の虹彩−安定用足35は
かぎ34の環の位置にある互いに離れた径方向に延びた
ロッドであり、かぎ34はレンズのふちの厚さの範囲に
軸方向に延びた部分を含むもう一つの複数個の足36は
環状体30との連結点で軸方向に延びた部分を含み、か
ぎ33もその連絡点で径方向内側に延びている。
足36は共通径方向平面内で巻かれていたすでに述べた
ようなループとは異なり、コイルの自由端が37で開孔
されている。
第12図は応力がかかつてない普通の状態および足36
の方向を示していることがわかるであろう。
本発明の特徴に従えば、足36の固有の弾力的な従順さ
およびそれらの開孔をもつ端3γが虹彩の瞳孔を通す挿
入手術を容易にする。
例えばナイロンのフィラメントのような縫合糸38がル
ープ38′によってその自由端39−39’の中間で結
ばれる。
端39はループ38′を通過する前にすべての足の開孔
37を通って糸を通され、それから張られる。
これは第12図に仮想線36′で示されるようにレンズ
30の外周境界内にすべての足の端37を引くために行
なわれる。
足36を引っ込ませ瞳孔を通す挿入手術において端39
−39’は後方に保たれ、端39は足36が虹彩の背後
に安全になった時に解放されるまでしっかりと保持され
る。
端39の解放の際、もう一端39′が引かれそれによっ
てまずループ38′を引っ張りそして縫合糸が完全に除
去される前に残る端39にループ38′およびすべての
開孔37から抜は出すことを許す。
第13図および第14図は環状体が一体に接続されたル
ープ43間に複数個の離れた弧状のスパン部40−41
−42を含む本発明のレンズ取り付は体の他の実施例を
示している。
この実姉例ではさらに各々のループで短いブリッジ44
(これは第13図の半加工品において、弧40−41−
42の円に対する径方向の離れがΔrである。
)がループの足に接続し、環状体の円周状の完全性を円
周的に強化している。
各々のブリッジ44からはレンズ保持用部分45が径方
向内側に延びており、レンズ保持用部分45はブリッジ
44への互に離れた一体的な脚接続部46を除いて対応
するブリッジ44から効果的に孤立されている。
ロンド状の足47はすでに述べた実姉例のように弧状体
40−41−42の各々の中央から放射している。
第13図の未加工品は第14図に示すようなレンズ保持
用形態に適当な道具によって曲げられる。
第14図では、レンズをその取り付は体に永久に保持す
るためにレンズ素子(仮想線48で示される)の外周の
軸方向のそれぞれの端がかみ合わされるように突出部4
5が弧40−41−42の平面から軸方向に離されてい
る。
比較的実質的な径方向範囲Δr/(これによってブリッ
ジ44が各ループの脚に接続されている。
)は、各ループ43のその近傍の弧40−41−42に
対する接続の比較的ねじれに従順な性質から、ループ4
3の一つを単に軸方向に偏らすことによってレンズかみ
合わせ用突起45を一時的に径方向外側に功みに操作す
ることを可能とし、容易にレンズ48のふちへの挿入お
よびかみ合わせを許すことが解るだろう。
第14図において、各ブリッジ素子44が足47の面に
対してループ43の面の軸方向の離れを与えるために軸
方向に延び、ループ43および足47が虹彩の反対側に
かみあうように、ループ43が曲げられている。
また第13図および第14図に示されるようにこの実施
例は例えば製造者マーク、レンズ表示コード、製造日な
どの表示用に一つの幅の広い弧状素子42を備えている
以上のように、レンズ取り付は構造の材料として金属を
用いた特別な例について本発明を説明したが、他の材料
例えばナイロンあるいはポリプロピレンのような適当な
不活性プラスチックを用いてもよい。
ナイロンあるいは高温ポリイミド、例えばイー・アイ・
デュポン社の製品、カプトン(Ka p t on )
の薄片を用いた好ましい実施例では、上述した金属片の
場合と極めて同じエツチング技術が使用可能である。
互の類似性はプラスチック物品を作るステップを特別に
詳述した次の例1から明らかになろう。
例1 1、上述した金属エツチング技術で使用されたのと同じ
厚さ範囲である0、002〜0.005インチ厚のナイ
ロンあるいはポリイミド薄片が選択される。
選択されたプラスチック片は含水性、機械的強度、およ
び分光写真技術による構成成分などのテストを受ける。
2、その片はアセトン内で洗われ、乾燥される。
3、その片は蒸留水で洗浄され、乾燥される。
4、その片はきれいさおよび表面の欠陥を視覚的に検査
される。
5、その片は真空あるいはクロムのデポジットによって
フォトレジスト塗布準備が整う。
6、その片の両側に写真乳液のフォトレジスト塗布が行
なわれ乾燥される。
7、 まず20〜50倍の寸法で図を準備し、それを写
真技術で縮小し、ガラス写真板に再生することによって
、最終的に所望の寸法でマスターネガが作られる。
第15図に繰り返された形状の脚への接線状のロンド状
の接続部50から明らかなように、マスター・ネガは近
くに並べられ脚部を互に接続されたところの、写真技術
で同一に縮小された図の複製を複数個含むものが好まし
い。
8、ナイロンまたはポリイミド薄片はガラスパターンに
対して平らにしかつそれをガラスパターンに対してぴっ
たり保持するために真空フレームに置かれ、マスター・
ネガは正確な位置合わせにて写真技術により薄片の両側
に露光される。
9、露光された片は現像され、結果としてネガによって
マスクされ光に露されなかった領域が現像されない。
光が届いた領域が現像液によって洗い去られ、ポリイミ
ド片の場合には現像液により最初のエツチング作用が行
なわれる。
10、現像された片は固定される。
比片はエツチングされ、ヒドラチン・水素化合物(hy
drazine hydride)がナイロンまたはポ
リイミド片のエツチングに使用され、これはある他のプ
ラスチックにも使用可能である。
12、フォト・レジストはプラズマ法あるいはフルオロ
カーボン(f 1uorocarbon)クリーナーを
用いて洗い去られる。
13、接続された部分的な半加工品であるレンズ取り付
は片はそれから端を丸くするためにヒドラチン・水素化
合物の30%溶液に浸される。
14、他に仕上げを受けた部分の片はナイロンの場合に
は300下、高温ポリイミドの場合には500’Fまで
その温度を上げることによって脱ガスされる。
15、取り付は環状体は第13図のように個々の環状半
加工品部分を作るために50でそのソートから切り取ら
れる。
16、個々の環状部は第14図に示したような形状に機
械的に曲げられ、その形状が検査される。
17、ガラスまたはプラスチック成形レンズが選択され
、第14図に仮想線で示したように取り付けられる。
18、完全な組立体が検査され、第14図の42に番号
およびコードが記入される。
19、最終検査が行なわれる。
20、個々の組立体はプラズマにより清浄化され包装さ
れ、それからガスまたは高圧水蒸気殺菌により殺菌され
る。
21、パッケージの窓により最終的な検査が行なわれ、
パッケージに日付などを記入する。
全体的に異なったフォト・エツチングあるいは池の腐食
技術もまた本発明の特徴とするレンズ取り付はアダプタ
の製造に適用可能であり、特にプラスチック片から作ら
れるアダプタの場合について次の例2として説明する。
列2 1.2つの同一の金属マスクすなわちマスター・ソート
(例えばアルミニウム)が第2図について既述されたフ
ォトエツチング技術に従って準備される。
2.0.002〜0.005インチ厚の適当なプラスチ
ック片、例えばナイロンあるいはポリイミドフィルム、
が選択され、例1のステップ1〜4で述べたように、検
査され洗われ乾燥される。
3、金属マスター・シートを正確な位置合せによりプラ
スチック片の前面および後面に固めて薄片化する。
4、このプラスチック片は適当な反応ガスの存在下でプ
ラズマ・ジェネレータあるいはマイクロイオン・ミル(
micro ion m111)による放電に露され、
これはプラスチック材料のマスクされてない領域の侵食
によって所望の形状が得られるまで、例えば1時間なさ
れる。
5、清浄化するためおよび再び使用するためアルミニウ
ムマスクすなわちマスター・シートを取りはずすべく、
固化物(セメント)が溶解される。
6、形成されたプラスチック片は第15図のようになり
、さらに有機的な破片やとげを取り除くために例2のス
テップ4のようにして例えば約2分間露される。
このように本発明のレンズおよび取り付は構造が上述し
たすべての目的に合致し、特に大量生産技術に通じ、固
有の精密さおよび制御性を有することは明らかであろう
以前必要であったドリルによる操作が全体的に避けられ
、特に信頼性をもち、製造も簡略化され、無駄なくずの
発生が避けられる。
いくつかの図においてプラスチックレンズが特に説明さ
れたが、本発明はその使用に限定されるものではない。
例えばガラスレンズも好ましく、第11図〜第14図の
構造を用いることによって適切かつ安全に確実に取り付
けられる。
また、すべて円形レンズ用の環状外周形状のものが述べ
られたが、これは単に説明を簡単にするためであり、述
べられた技術および構造はレンズの外周形状がいかなる
ものであっても同様に適用できることは明らかであろう
例えば、卵形のレンズぶち形状のものが瞳孔を通す挿入
手術をさらに容易にするため、患者の要求のため、およ
び手術により外傷を受ける機会を減らすために選択され
得る。
さらに、本発明の取り付けられたレンズの特有の性質は
眼の前房に突出す構造が極めて最小となることであり、
このことから角膜に本発明のレンズ構造部分が接触する
危険性が従来の構造のものよりも実質的に少なくなる。
虹彩が円形レンズの外周に集まるような本発明の実施例
の場合、括約筋向に加わるストレスが最小になり、付随
的に外傷を受ける危険性が減少する。
以上の説明では取り付は環状アダプタによって適応され
るレンズ素子がガラスまたはプラスチック材料製のもの
であり、レンズ素子が別個の製造品で後にその取り付は
体に取り付けられる関係にあることが示された。
しかしながら、少なくとも取り付は環状体のレンズ保持
用部分が、レンズ成型用くぼみに注入成型されるプラス
チックレンズ素子に埋め込まれるように、上述した取り
付は環状体の実施例のうちのどれか1つが適当に作られ
たレンズ成型用くぼみに置くことに適用できることは明
らかである。
第13図の半加工品はレンズ素子を注入成型する時に用
いるのに特によい。
すなわち第14図に示されるようにレンズ保持用拡張部
45を径方向に曲げる必要がないが、第14A図の45
′で示されるようにむしろ軸方向のみに曲げなければな
らない場合である。
そのような場合、成型プロセス中に注入成型レンズの材
料はブリッジ44と拡張部45との間のスロット(開口
)49に入れられる。
このように成型されると、レンズ素子は各々の開口49
で径方向外側に形成されたレンズ材料によって確実に止
められ位置づけされる。
また、上述されたように、写真技術により縮小したレン
ズ取り付は体のマスター・ネガの現像された領域をエツ
チングするところのプロセスは第15図に提案されたよ
うな近接する複合体において、複数のレンズ取り付は体
の量産に役立つ。
そしてそのようなプロセスはプラスチックレンズ素子を
もつ組立間する融通性を与える。
−手順において、別々の取り付は半加工品は50で切断
され、それから、第14A図の45′について述べられ
たように、レンズ保持用突出部を形成するために曲げら
れる。
このように用意された個々の取り付は体はレンズを注入
成型する過程におけるレンズ材料中に局部的に埋め込む
ためにレンズ成型用くぼみに取り付けられる。
そのかわりとして、レンズ保持用突出部45′は50で
切断される前に−シート上に多数のレンズ取り付は体を
有する構造から曲げられる。
この場合、そのようにして作られたレンズ取り付は体を
、同様に離された複数個のレンズ素子を同時に成型する
ための多数くぼみ成型に導入することによって、複数の
レンズおよび取り付は体の組立体がすべて一回の注入成
型ステップで完成される。
すなわち、すべてレンズ素子を一回の注入成型すること
によって各々の素子がそれ自身の取り付は体に組み合わ
される。
このように作られると複数の組立体は一シートとして取
り扱われ、積送され、蓄積され、必要な時のみ50で個
々の組立体に分離され、便利である。
示された好ましい実施例につき本発明の詳細な説明した
が、本発明の範囲内において変形がなされ得る。
例えば、第11図および第12図のアダプタ構造を金属
として説明したが、同様に作られた適当に硬い無毒性プ
ラスチックもまた同様の目的を達成する。
また、金属製半加工品の光化学的に準備することに関し
ては、基板から次々にはがすようなプリント回路工学の
フォトレジストおよびメッキ技術もまた使用でき、さら
に写真技術に関するポジティブおよびネガティブなる用
語の使用は限定的なものではなく、ポジティブオリジナ
ルから直接ポジティブ像を現像処理するための反転現像
技術も用いることができる。
また、金属環状体構造は、それによってマウントされる
レンズ素子との組み合せにおいて示されたが、それ自体
の単独構造であってもよい。
また金属環状体構造には、ある場合には例えばナイロン
のようなプラスチック材料の不活性保護被膜が形成され
るのが好ましい。
このようにすれば人体組織に接触する際微小な金属とげ
あるいはかぎが突き出ることに対して安心できる。
またプラスチック片における実施例および方法が基本的
な構造部分につき説明され、特別な目的のために望まれ
る上述のような最終的な被覆あるいは仕上げに関しては
必ずしも述べられていない。
例えば真空蒸着またはスパックによるテフロンまたはプ
ラチナのごとき不活性材料の被膜を完成されたアダプタ
素子に形成して、無毒性製品きしての確実性を高めるこ
とができる。
さらに以上述べたすべての取り付はアダプタは一片から
なる基本構造のものであったが、上述したような製造方
法は例えば2片構成のごとき複数片の取り付はアダプタ
にも適用できる。
基本半加工品素子(すなわち2片構造のうちの半分)が
第16図の実線60で示され、2つの取り付けたぶ61
が直径方向反対位置に環状体62の径方向外側に突出し
ている。
もう一つの素子63は、仮想線にて示され、たぶ61と
角度的に交錯された関係にある2つのたぶ64を有して
いる。
一方のアダプタ素子60のたぶ61および他方のアダプ
タ素子63のたぶ64はそれぞれの素子60−63の溝
領域65−65’で保持され、このように組み立てられ
たアダプタ素子はレンズ66を特異に位置付けし保持す
る。
眼に挿入された時、たぶ61が虹彩の一端に対して組立
体を安定にし、たぶ64が虹彩の他端に対する安定性を
与える。
素子60−63の材料の性質は、少なくとも虹彩を通っ
て挿入されるべきたぶが弾性的に従順であることである
両アダプタ素子60−63は、例1および例2で述べた
ような方法に従って、例えばナイロンあるいはポリイミ
ドのような適当なプラスチックから作られた互いに対を
なすものであり、このことにより十分満足できる組立体
が作られる。
このように多数の素子を有する1シートは、その断片が
第17図に示されているが、取り付はアダプタ素子60
−63を複数個の第16図の組立体用として用いるため
に準備される。
さらに化学的なエツチングおよび機械的、電子的あるい
は他の手段による侵食は製造アプローチおよび選択され
た材料により同等な操作ステップであると考えられるべ
きである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるレンズおよび基本取り付は体を示
す透視画法による拡大図で、白内障手術時における植め
込みのための準備が整った状態を示す。 第2図および第3図は第1図の基本取り付は株の平面図
で、第2図は中間の形成状態を示し、第3図はレンズ素
子に組み合わせる準備が整った完全に形成された取り付
は体を示す。 第4図、第5図および第6図は第1図および第3図に示
された面4,5および6に沿う部分的な断面図、第7図
は変形を示した第3図と同様な図、第8図は寸法上の特
徴を説明するために第1図の構造を拡大した部分的な図
、第9図は第7図の面9に沿う断面を実線で示し面9′
に沿う断面を仮想線で示した部分的な断面図、第10図
は変形を示す第9図と同様な図、第11図および第12
図は他の変形を示す透視画法による図、第13図および
第14図は特にプラスチック材からの製造に適用される
取り付は体の半加工された状態および最終的に曲げられ
た状態を示す平面および透視図、第14A図は変形を示
す第14図と同様な部分的な図、第15図は写真技術に
より複製された複数のレンズ取り付は体の半加工品の部
分的な平面図、第16図および第17図は本発明の方法
の別の例を示した第14図および第15図と同様な平面
および部分的な平面図である。 10.20……レンズ素子、11,22……取り付はア
ダプタ素子、12,24……環状体、13.14,23
,25……足、16,17……保持手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レンズ素子と取り付はアダプタ素子とを含み、水晶
    体の代りとして用いられるレンズ装置における前記取り
    付はアダプタ素子において、光軸から離れ該光軸を取り
    囲む外周端を有する前記レンズ素子に組み合わされる前
    記取り付はアダプタ素子であって、該アダプタ素子は、
    実質前記レンズ素子の外周に適合され一般に該レンズ素
    子の外周近傍に組み合わされる、周囲が連続し中央に開
    孔がある環状体と、前記環状体と一体化され角度をおい
    た関係に該環状体から径方向に外側に延びた複数個の足
    とを含み、前記環状体は前記レンズ素子の外周に角度を
    おいた位置でかみ合わせかつ前記レンズ素子の外周を軸
    方向に位置付けるための保持手段を含み、前記足の少な
    くとも一つが虹彩の孔を通す挿入手術を容易ならしめる
    ために一時的に弾力的に内側に曲がることを許すべく柔
    軟かつ従順であることを特徴とする、水晶体の代りとし
    て用いられるレンズ装置における取り付はアダプタ素子
    。 2 レンズ素子と取り付はアダプタ素子とを含み、水晶
    体の代りとして用いられるレンズ装置において、光軸の
    周りに連続した外周を有する光学的に仕上げられた前記
    レンズ素子と、一片で接ぎ目なしに一体に形成された前
    記アダプタ素子とを有し、該アダプタ素子は、前記レン
    ズ素子の外周領域を保持している状態にある中央に開孔
    があり周囲が連続した環状体と、該環状体と一体化され
    角度をおいた互違の関係に該環状体から径方向に外側に
    延びた第1および第2の複数個の足とを有し、第1の複
    数個の足が第2の複数個の足に対して軸方向にずれた関
    係にあることを特徴とする水晶体の代りに用いられるレ
    ンズ装置。 3 取り付はアダプタ素子の製造方法において、非常に
    拡大された寸法にて前記アダプタ素子のマスク・平面図
    を準備する工程と、該平面図は角度をおいた位置に径方
    向外側に延びる足をもちかつレンズ素子の外周にかみ合
    わせ可能な径方向内側に今びた部分をもつ環状体を決定
    する形状のものであり、人体に許容されるエツチング可
    能な材料からなる薄片を選択しその表面を感光性材料で
    被う工程と、写真技術により前記マスク・平面図から縮
    小寸法でもって前記感光性被膜に露出を与える工程と、
    露出された被膜を前記薄片上に環状体の像として現像す
    る工程と、前記薄片の現像された側をエツチング用化学
    溶液にさらす工程とを含み、完全な環状の半加工品がポ
    ジティブ像形状として得られていることを特徴とする取
    り付はアダプタ素子の製造方法。
JP52061767A 1976-05-28 1977-05-28 水晶体の代りとして用いられるレンズ装置における取り付けアダプタ素子及び水晶体の代りとして用いられるレンズ装置 Expired JPS5815141B2 (ja)

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