JPS5815014B2 - 触媒用ガラス繊維担体 - Google Patents

触媒用ガラス繊維担体

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JPS5815014B2
JPS5815014B2 JP54162803A JP16280379A JPS5815014B2 JP S5815014 B2 JPS5815014 B2 JP S5815014B2 JP 54162803 A JP54162803 A JP 54162803A JP 16280379 A JP16280379 A JP 16280379A JP S5815014 B2 JPS5815014 B2 JP S5815014B2
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JP
Japan
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catalyst
glass fiber
carrier
glass
fiber carrier
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JP54162803A
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English (en)
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JPS5687432A (en
Inventor
永井直
竹原俊
田蔵友治
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Publication of JPS5815014B2 publication Critical patent/JPS5815014B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P30/00Technologies relating to oil refining and petrochemical industry
    • Y02P30/20Technologies relating to oil refining and petrochemical industry using bio-feedstock

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は極めて触媒反応効率の高い触媒体を提供するこ
とができる触媒用ガラス繊維担体に関する。
従来より各種の化学工業において、種々の触媒を用いた
触媒反応によって工業原料および薬品が製造されてきた
近年にな9、触媒反応を用いた排煙処理装置(脱硝装置
等)が公害防止の観点から特に注目されている。
従来より、広く用いられてきた触媒としては、元素ある
いは化合物を単独で用いる単体触媒、元素あるいは化合
物を混合した混合触媒、触媒活性を有するまたは有しな
い担体に触媒を保持せしめたもの等がある。
これら触媒体の形状も、触媒反応部の反応方式および構
造によって異なり、種々の形状のものか使用されている
現在使用されている連続触媒接触方式の代表的な例とし
ては、充填接触方式(球状、円柱状、円筒状、粉末状等
の形状を有する触媒体をカラム中に充填し、その中に反
応原料を供給通過せしめる方式)、壁接触方式(触媒体
を表面に付着せしめた壁または板状触媒体を多数枚用い
て、その壁の間を反応原料を通過せしめ、壁との面接触
により触媒反応を行う方式)、フィルター接触方式(気
体や液体を通過する事のできる気泡連行性多孔質板状触
媒体またはシート状触媒体、板伏発抱触媒体等を複数枚
重ね合わせて、その一方より反応原料を圧入通過せしめ
る方式)等かある。
化学工業および排煙処理に用いられる触媒体に要求され
る特性は、製造または処理物ないしは製造または処理法
によって異なるか、一般的に要求される重要な特性とし
ては、 (イ)触媒体としての反応効率がよい事。
(触媒の活性が良く、触媒体の表面積が太ききい事。
)(0)触媒体の耐久性が高い事。
(触媒体の強度が高く、耐熱性および耐薬品性が優れて
いる事。
)(ハ)触媒体の取扱い作業性が容易な事。
に)触媒体が安価である事。
等である。
従来より壁接触方式およびフィルター接触方式に広く用
いられてきた触媒体としては、多孔質板状物担体または
ガラスクロス等の繊維シート材料に触媒を付着せしめた
触媒体、触媒と結合剤(稀釈剤を含む)等との混合物を
必要に応じてガラス繊維等の繊維状補強材を混入し、表
面活性になるように壁体の表面に塗着せしめた触媒体等
がある。
これらの従来の触媒体は、担体として多孔質板状物およ
び繊維シート材料を用いているため、平板の表面に触媒
体を単に塗着したものより、触媒反応効率が良くなって
いるか、多孔質板状物の担体を用いた場合、担体として
は内部空孔により表面積を大きくする事ができるが、触
媒を含浸塗着せしめる際に、内部空孔の入口が触媒層に
より目詰りを生じ、効果的に反応する表面積が実質的に
小さくなるため、また、ガラスクロス等の従来の繊維シ
ート材料を補強材兼担体として用いた場合触媒を保持付
着する事のできる窒化数も少なく、表面積も小さいため
に、大きな触媒反応効果が期待できないという問題点を
有する。
本発明者等は、従来技術の有するこのような問題点を解
決すべく鋭意検討した結果、 ガラスクロス特に望ましくは、ガラスロービングクロス
の少なくとも一面をガラスフィラメント伏に起毛せしめ
た嵩密度1〜50 crit/ gの嵩高クロスを触媒
担体として用い、この担体に触媒を塗着、保持せしめる
事により、従来の触媒体より3〜5倍の触媒反応効率を
有する事を見い出し本発明に到った。
本発明の触媒用ガラス繊維担体は、ガラス素材からなる
ため耐熱性か高く200〜500℃の使用に耐え、触媒
を保持できる空孔部が多数あるため触媒を大量に保持で
き触媒層の表面積を大巾に広くできるために極めて触媒
反応効率の良い触媒体を容易に製造できる。
また、担体を構成するガラス長繊維部か極めて抗張力の
高いものであるため強度の高い触媒体を容易に製造でき
るという特長を有するものである。
また、本発明の触媒用ガラス繊維担体のガラス繊維表面
に触媒を薄くコーティングする事により、極めて通気性
および透液性が良く接触面積の大きな可とう性を有する
触媒体を得る事ができ、フィルター接触方式の触媒体と
して極めて有効であり、反応原料中に含まれる不純物等
による目詰りトラブルが生じにくいという特長を有する
さらに、この触媒体は、抗張力が高く屈曲する事か可能
であるため、種々の形態を有する。
例えば円筒状触媒体層を有するような触媒反応槽も作る
事ができるきいう特長をも有する。
本発明の触媒用ガラス繊維担体に用いられるガラス繊維
素材としては、比較的長繊維化しゃすいE−ガラス繊維
、C−ガラス繊維、S−ガラス繊維、A−ガラス繊維5
シリカガラス繊維、耐アルカリ性ガラス繊維等かある。
これらガラス繊維素材の選定にあたっては、触媒体に要
求される耐熱性、耐薬品性等の特性を考慮して決めれば
良い。
例れば、触媒体の耐熱性か200〜400℃のものにつ
いては、E−ガラス繊維か望ましく、500℃以上のも
のについてはシリカガラス繊維か望ましい。
本発明の触媒用ガラス繊維担体の起毛手段としては、ニ
ードリング法、引かき法(多数の針でクロス面を引かく
方法)、摩擦法(グラインダー面のようなもので摩擦す
る方法)等があるか、これら手段の中で特に望ましいも
のは、ニードリンク法である。
なぜならばガラスクロスの内部まで針が進入する事によ
り、より突孔率か高くなり、触媒を塗着、保持せしめた
触媒体が針の進入孔に沿って浸透し、接触面積のさらに
広い触媒体を提供できるからである。
また、起毛手段として極めて容易に同品質の担体を調製
できるという製造上の利点をも有するからである。
これらの起毛手段により、ガラスクロスの嵩密度を1
cril / gより小さくなるように起毛した場合、
触媒保持能力が小さくなり、また担体としての表面積が
小さ過ぎるために、触媒を塗着、保持せしめた場合、触
媒体に大巾な触媒反応効果を期待できなくなる。
また、嵩密度を50crILZgより大きくなるように
起毛すると、ガラスクロス担体の抗張力か低下し過ぎ、
触媒用担体としては実用的でなくなるため、起毛手段に
よる起毛状態は、嵩密度が1〜50ffl/、Fになる
ように調製するのが望ましい。
本発明で記載している嵩密度とは1グラムのガラス繊維
担体か占める見かけ体積−の意味で、300X300m
mに切断したガラス繊維担体を10枚重ねにし、無荷重
の状態でその平均高さを測定し、その見かけ体積に)を
算出し、ガラス繊維担体10枚分の重量(g)で割って
その値を求めたものである。
本発明の触媒用ガラス繊維担体に、各種触媒(酸化触媒
、還元触媒、熱分解触媒、脱水触媒、加水分解触媒、脱
水素触媒、縮合触媒、重合触媒、水利触媒、異性化触媒
、吸着触媒等)を必要に応じて結合剤、稀釈剤等に混合
して、充填または表面コーティングする事により、極め
て触媒反応効率か高く、耐熱性のある高強度の触媒体を
容易に提供する事かできる。
以下実姉例および比較例により、具体的に本発明を説明
するか、本発明は、これに限定されるものではない。
実姉例 1 人造石油に対する触媒反応効果 第1図は、1平方メートル当り600グラムの厚さのE
−ガラス繊維素材よりなるロービングクロスを片面方向
よりニードリング法により(針打ち込み回数=108回
/C11t)により起毛させたガラスロービング束部1
とフィラメント化された部分2から構成される本考案の
例であるガラス繊維担体を断面モデル側面図で示したも
のである。
この触媒用ガラス繊維担体に、平均粒子径7ミクロンの
ニッケル粉40重量部、平均粒子径7ミクロンの酸化ト
リウム粉7重量部、ホウ酸10重量部およびポリビニル
アルコール3.0重量部を水40重量部に添加混合した
スラリー状物をガラス繊維担体に対して2倍の重量含浸
せしめ、110℃で2時間乾燥した後500℃で3時間
焼成し、ポリビニルアルコールとガラス繊維担体に付着
している繊維処理剤をヒートクリーニングすると同時に
結合剤であるホウ酸によりNi粉と酸化トリウム粉をガ
ラス繊維に固着せしめて可とう性を有し、通気性の極め
て優れた触媒体を調製した。
このようにして調製した触媒体3を第2図に示すような
直径30dの円筒状触媒反応槽中4に200枚重ねて設
置し、上部入口5より350℃に加熱されたH2とCO
の混合ガス(H2:C0=2=1体積比)を毎分Inで
供給した。
その結果、毎分83グラムの炭化水素油が下部出口6よ
り得られ、下部側管7より反応ガスとしてのメタン、エ
タン、プ0/々ン、n−ブタン等と、微量の未反応のH
2とCOか得られた。
これに反し、1平方メートル当りの重量か600グラム
の厚さのロービングクロスを起毛する事なく、ガラス繊
維相体として用い、実姉例1と全く同一条件で調製した
触媒体を、200枚重ねて実。
捲例1七同−条件で炭化水素化触媒反応を実姉した結果
、下部側管7より毎分22グラムという少量の炭化水素
油しか得られない事が分かった。
この大きな差は、本願の触媒用ガラス繊維担体が特長と
する表面積が大きい事によるものである。
また、本発明者等は、触媒担体として珪藻上を用い、N
i−ThO2系触媒を珪藻上に含浸せしめた触媒体を用
いて、同様の試験を行なっても毎分40グラム以上の炭
化水素油を得る事かできない事を確認している。
実姉例 2 ベンゼンを無水マレイン酸化する酸化触媒反応効果 1平方メートル当り300グラム重量のガラスロービン
グクロスを両面よりニードリング(両面より同回数く6
0回/cit>の針を打ち込む)する事により嵩密度2
5i、#の両面に起毛せしめた嵩高な触媒用ガラス繊維
担体を調製した。
このガラス繊維担体に、1号アルミナセメンl−100
Ji量部と平均粒子径5ミクロンの■205粉末10重
量部とリン酸アルミニウム5重量部とを水40重量部に
添加混合したスラリーを含浸せしめ、室温硬化せしめた
後、IN濃度の塩酸液中に15分間浸漬し、さらに30
0℃で1時間加熱し、厚さ1、5 msのガラス繊維強
化触媒体を調製した。
この触媒体を300×3001nrItの正方形に切り
出し、50枚’G305X305X300mmの箱状の
触媒槽中に5mm間隔に反応原料か交流接触するように
設置し、450℃のベンゼンと空気との1:50体積比
の混合ガスをその間隙を通して毎分100m°の流量で
通過せしめた結果無水マレイン酸の収率は84.6%°
と極めて高いものであった。
これに反し、1平方メートル邑りの重量が300グラム
の厚さのロービングクロスを起毛せしめる事なく担体と
して用い実施例2と全く同一の試験を行なった結果、そ
の収率は約70%と低いものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実姉例1に用いた本発明の触媒用ガ
ラス繊維担体をモデル断面図で示したものである。 第2図は、実姉例1で使用した触媒反応槽をモデル図で
示したものである。 符号の説明、1・・・・・・ガラスロービング東部、2
・・・・・・フィラメント化された部分、3・・・・・
・触媒体、4・・・・・・円筒状触媒反応槽、5・・・
・・・上部入口、6・・・・・・下部出口、7・・・・
・・下部側管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラスクロスの少なくとも一面を起毛せしめた嵩密
    度が1〜50crl/9の触媒用ガラス繊維担体。 2 ガラスクロスがロービングクロスである特許請求の
    範囲第1項記載の触媒用ガラス繊維担体。 3 起毛手段かニードリング加工である特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の触媒用ガラス繊維担体。
JP54162803A 1979-12-17 1979-12-17 触媒用ガラス繊維担体 Expired JPS5815014B2 (ja)

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JPS5687432A JPS5687432A (en) 1981-07-16
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JP2540587B2 (ja) * 1988-04-08 1996-10-02 三菱重工業株式会社 触媒フイルタ―及びその製造方法

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