JPS5814754A - 多色記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印字品質の高い多色記録を得ることができる多
色記録装置に関する。

従来の多色記録装置として、薄いポリエステルシニトや
コンデンサー紙の表面に薄いインク層を形成したインク
シートの背面よりサーマルヘッドで加熱し記録紙にドツ
トとして転写し多色記録を行う記録装置があるが、この
場合１枚のインクシートには１色のインク層しか形成さ
れてな込ので、例えばシアンの転写が終るとイエローの
シートを使ってイエローを転写し次にマゼンダのシート
を使ってマゼンダを転写するというように同じ動作を３
回行わなければならなかった。このためシアン、イエロ
ーマゼンダの各色のドツトの位置合せが難しく中間色の
表現がうまくいかず記録品質が悪いという欠点があった
。またインクシートを使うため操作が煩わしいこと、一
度使用したインクシートは再使用ができずランニングコ
ストカ高くつく等の欠点もあった。

本発明はこのような欠点を解決するためインク搬送体に
シアン、イエロー、マゼンダのインクを所定の間隔で塗
布した多色インク贋金形成するようにしたものであり以
下詳細に説明する。

第１図は本発明の第１の実施例であり、１はインク搬送
体でインクの付着性がよく適度な弾力を有する材料例え
ばゴム類や皮類がらなシ図のようにローラではなくベル
ト状にしてもよい。２は版胴で外周に凸部（図示せず）
が所定の間隔に配設されており凸部のピッチは凸部の大
きさの少なくとも３倍にしである。版胴２はインク搬送
体１の外周に少なくとも３個配置される。３はインク共
給ローラでインク溜シ４のインクを版胴２の凸部に供給
する。５は普通紙である記録紙、６は転写ローラで記録
紙５をインク搬送体１に押し当てている。７ａ、７ｂは
乾燥器、８はプラテン、９はサーマルヘッドで微小な発
熱体１０が図面に垂直な方向へ等ピッチで複数個配設さ
れている。１１は紙送シローラでパルスモータ１２によ
って駆動され記録紙５を矢印を方向へ１ラインずつピッ
チ送りを行う。１３は塗布ローラであり不透明ワックス
材１４を多色記録層１５の表面に塗布し不透明ワックス
層１６を形成する。

次に動作を説明すると、紙送りローラ１１によシ記録紙
５を矢印を方向へ送るとインク搬送体１は記録紙５との
摩擦力によシ矢印ａ方向へ回転する。この時版胴２によ
シインク搬送体１の外周にインクがドツトとして塗布さ
れる。インク溜！１１４ａのインクの色をシアン、イン
ク溜り４ｂをイエロー、インク溜Ｖ）４ｃをマゼンダと
するとインク搬送体１には版胴２ａによジシアンのドツ
トが、版胴２ｂによりイエローのドツトが、版胴２Ｃに
よシマゼンダのドツトがそれぞれ塗布される。各色のド
ツトの配置は版胴２の凸部のピッチを凸部の大きさの少
なくとも３倍以上にとっておく必要がある。第２図はイ
ンク搬送体１の外周に塗布された各色ドツトの配置例を
示すものであるが、Ａはシアン、Ｂはイエロー、Ｃはマ
ゼンダ、そしてＤがシアン、Ｅがイエロー、次の行はＦ
がマゼンダ、Ｇがシアン、Ｈがイエロー、■がマゼンダ
、Ｊがシアン、そしてＫがイエローのように各色のドツ
トが千鳥状に塗布される。このように各色ドツトを塗布
するには版胴２の凸部のピッチを決め、さらに版胴２ａ
と２ｂと２０の各間隔を設定すればよい。

こうしてインク搬送体１の外周に連続して千鳥状に塗布
された３色のドツトは転写ローラ６によシ記録紙５に転
写され多色記録層１５が形成される。インク溜シ４のイ
ンクは一般に広く使用されている印刷用インクを用いる
。従って転写形成された多色記録層１５は濡れているの
で乾燥器７ａで乾燥する。次に塗布ローラ１３によシ乾
燥した多色記録層１５の上から不透明ワックス材１４を
塗布し、第３図の一部拡大側面図に示すように不透明ワ
ックス層１６を形成する。不透明ワックス材１４は加熱
溶融すると透明になるものであシ感熱紙などに使用され
ているものでよい。形成された不透明ワックス層１６も
乾燥器７ｂによシ乾燥させサーマルヘッドがよごれない
ようにする。乾燥器７ａ。

７ｂとしてはキセノンランゾなどを用いればよい。

記録は不透明ワックス層１６及び多色記録層１５が形成
された記録紙５の表面に押し当てられたサーマルヘッド
９に記録信号に応じて電流を流し選択的に発熱体１０を
発熱させ不透明ワックス層１６を加熱溶融して透明化し
、選択的に多色記録層１５の各色ドツトを露出する。多
色記録層１５の各色のドツトの位置は周期的に検出マー
クなどを付けておき光電的方法などを用いて検出すれば
良い。記録の多色は各色ドツトの中間色で表現される。

なお、インク搬送体１に塗布された各色のインクドツト
を記録紙５に完全に転写できずインク搬送体１に若干残
るような場合はクリーナ１７（５） で完全に除去するようにする。

以上説明したように第１の実施例では版胴２を用いてイ
ンク搬送体１に各色のインクを塗布しそれを記録紙に転
写し不透明ワックスを塗布した後記録信号に応じて必要
な色のドツトを露出するようにしているので、各色のド
ツトの位置すれかなく良好な中間色を表わすことができ
、また印刷インクを用いているのでインクシートに比べ
非常に安価でありランニングコストを低減でき、操作も
簡単であるなどのすぐれた効果が得られる。

第４図は第２の実施例を示すものであり、常温において
は固体状態にありある温度以上に加熱されると溶融して
流動化する熱溶融性の固体インクを用いるものであって
、インク溜シ４のインクをヒータ（図示せず）で加熱溶
融する必要がある◎記録紙５に転写ローラ６で第１の実
施例と同様にインク搬送体１に塗布されたインクドツト
を転写した後クーラー１９で冷やしインクを固体化し、
記録紙１８を別に設は記録紙５の背面からサーマルヘッ
ド９で加熱し記録紙１８にドラ）ｍとして（６） 転写記録する。第１の実施例の不透明ワックス層１６を
形成する必要がなくなるので構造が簡単になシ、記録紙
５をエンドレスシートにすればさらに経済的になる。こ
の場合エンドレスシートに残ったインクを除去するクリ
ーナが必要となる。

第５図は第３の実施例であり、やはシ固体インクを用い
るものであって、第２の実施例をさらに簡素化したもの
であシ、インク搬送体１に塗布されたインクドツトを記
録紙５を介して直接サーマルヘッド９で加熱することに
よシ記録紙５にドツトｎとして転写記録するものである
。

以上説明したように本発明は、インク搬送体１に版胴２
を用いて各色のインクを所定の間隔で千鳥状に塗布しこ
れを記録紙に転写するようにしているので、各色のドツ
トの位置すれかなく印字品質の高い多色記録を得ること
ができ、また高価なインクシートを使わずにすむためラ
ンニングコストも低減でき、且つ操作も簡単であるなど
のすぐれた効果が得られるのでプリンタ、ファクシミリ
、複写機などの多色記録部に利用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す説明図、第２図は
そのインク搬送体に塗布された各色ドツトの配置例を示
す一部拡大図、第３図は第１の実施例において不透明ワ
ックス層が多色記録層の上に形成された状態を示す一部
拡大側面図、第４図は本発明の第２の実施例を示す説明
図、第５図は本発明の第３の実施例を示す説明図である
。 １・・・インク搬送体、２・・・版胴、４・・インク溜
シ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外周に千鳥状に凸部が形成された版胴が所定の間隔で複
   数個インク搬送体に当接して配設され、前記複数個の版
   胴によシ前記インク搬送体にそれぞれ異なる色のインク
   を塗布することを特徴とする多色記録装置。