JPS5814708A - 針葉樹材の製造法 - Google Patents

針葉樹材の製造法

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JPS5814708A
JPS5814708A JP11229481A JP11229481A JPS5814708A JP S5814708 A JPS5814708 A JP S5814708A JP 11229481 A JP11229481 A JP 11229481A JP 11229481 A JP11229481 A JP 11229481A JP S5814708 A JPS5814708 A JP S5814708A
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JP11229481A
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JPS5950484B2 (ja
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昌明 伊藤
田中 善治
弘 鈴木
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Hokkaido Sugar Co Ltd
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Hokkaido Sugar Co Ltd
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  • Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は針葉樹の処理法に関するものであり、さらに
詳しくはステラフェン廃水液もしくはその濃縮液−!た
けその希釈液中に、表面に樹皮を有する針葉樹を常圧ま
たは加圧下で、50℃以上に液温を保ちガから、浸漬処
理した後、表面の樹皮を剥離し、水洗、乾燥するととに
よりヤニの滲出、ひび割れ等の見られ々い針葉樹材を得
る処理法に係わるものである。
現在北海道には50万ha以上に及ぶカラマツ等−ノー の針葉樹植林があシ、そこでと11ら針葉樹は今後建築
材料をはじめ家具の用(]として用途を拡大する必要が
あるが、従来脂気が強く、才たひび割九の欠点を鳴する
ため、その殆んどが抗木建築土台桐その他チップとして
利用されているにすぎず、用途拡大に当ってt丁Jカラ
マツ材等の針葉樹にみらするヤニ滲出、ひび割れ等の欠
点を解決することが急務である3゜ しかし々からカラマツ等の針葉樹は表面に剥離し難い樹
皮を有1〜、これら慎ノ皮を剥離した後、脱脂、ひび割
ノ1、防止等の処Jjlをあらためて施こすのでは非常
な手間を要し、その結果木材価格が高価になシ、従来の
建築材に太刀打ちできるものでは々い。 ・ また従来針葉樹の樹皮剥離、々らびに脱脂を目的とした
薬剤処理法としてトリメチルアミンの水溶液、苛性ソー
ダ、炭酸ナトリウムの水溶液処理が有効々手段とさ′i
1.ているが、これば樹皮剥離、脱脂等に有効であって
も、乾燥後ひび割れを避けることができず、しかも強刺
激英が−3− 残存し、かつpi(が高い等の理由から後処理および廃
水処理に問題を蔵し、同時に剥離した樹皮は全く利用さ
れない形質のものとなるところから、その処理も産業公
害の一つとカラ、シたがって上述の従来法tri h 
’!: ’)産業的価値を有しない。
次に針葉樹の樹皮剥離、ひび割れ防止を目的とした方法
としてエチレングリコール30%溶液にて加熱処理する
方法があるが、これは使用薬剤が高価であり、現在実用
化されていない。
本発明は上記実情に鑑み、樹皮剥離脱脂、ひび割れ防止
等を簡易そして安価に行うことができる針葉樹の処理法
を開発する目的で種々の夾験、研究を行なった結果、製
糖工場のステラフェン廃水液もしくはその濃縮液またに
その希釈液中に針葉樹を常圧または加圧下で50℃以上
に液温を保ちながら浸漬処理することにエフその表面よ
り簡単に樹皮を剥離することができ、さらに水洗、乾燥
することによシャニ滲出、ひび割れの見ら1.かい針葉
樹材を得ることができる特開昭58−14708(2,
) ことを見出したものである。。
この発明で使用するステラフェン廃水液およびその濃縮
液とはビート糖製造法のステシフェン工程において糖蜜
な石灰で処理してそのショ糖を石灰と結合させて回収す
る際に出る廃水に炭酸ガスを飽和させ、沈殿する炭酸カ
ルシウム等を除去したものおよびその濃縮液である。
ステラフェン廃水液およびその濃縮液にメラニン、メラ
ネジン、カラメル胡−の色素も含有する暗赤褐色の液体
(pH9,Q〜10)で、その主成分は糖類、ベタイン
、アミノ酸、無機塩類である(表−1参照)。
表−1ステンフエン濃縮液の分析例 この発明においてはステラフェン廃水液およびその濃縮
液またにその希釈液を使用するものである。
S− 希釈液は例えばステラフェン廃水液中の固形分2.0%
1での希釈液を使用することができる。
また針葉樹としてはトドマツ、カラマツ、アカマツ等の
マツ類、ツガ、スギ、ヒバ等の各種針葉樹に適用可能で
ある。
次に上記製糖工場のステラフェン廃水液もしくはその濃
縮gまたにその希釈液を例えば加熱缶等で液温を50℃
以上に保ちガから浸漬処理する。この場合液温を50℃
以下とすると、樹皮の剥離が困難であるため、50℃以
上を必要とするものであり、加熱時間等の点から液温な
100℃前後(例えば90〜100℃)に保つことが望
ましい。
加熱時間に6〜24時間の範囲内で行うことが木質の改
良上からは良好々結果を与えるが、この範囲に限定され
るもので力く、針葉樹の種類、伐採時期等に応じて適宜
選択することができる。
かくして浸漬加熱処理終了後、処理液中から針葉樹を取
出して表面の樹皮剥離を行う。樹皮の剥離作業は素手ま
たはバール金属性ブラシ等でこすることにエフ簡単に樹
皮を剥離できる。
7− かようにして樹皮を剥離した丸太材はさらに水洗後、乾
燥処理を行う。乾燥処理は、乾燥機内で加湿下に加熱・
乾燥するいわゆる人工乾燥でも、屋外で行う自然乾燥(
風乾)、または両者を併用した乾燥方法でもよい。
以上のように処理した針葉樹材は乾燥後長期間保存して
も、ひび割れを生ずることなく、同時に剥皮した木質部
表面の形成層は処理条件によって適度の好捷しい色調と
カシ、加えて光沢が現われ高級質感の用材となる。
これに対してステラフェン廃水液で処理しないで乾燥処
理した針葉樹材は、すべてひび割れを生じた。
一方剥離した樹皮はステラフェン廃水液の成分を吸収し
、富栄養化されているため、これを堆積することにより
良質な木質堆肥とすることができた。
以上のように、この発明によれば樹皮の剥離脱脂、ひび
割れ防止等を一連工程で簡単に行うことができ、シ〃)
も処理液として製糖工場の産−7− 業廃液であるスケラフエン廃水液を使用することができ
るため、脂気、ひび割れ等の見られ々い針葉樹材を安価
に提供することができ、針葉樹拐の建築用材、家具用材
への用途を拡張することに寄与出来るのである。
オfr 41a材家μI笠と1〜で針葉樹材を用いる際
に、ヤニの滲11が一つの大きi欠陥なのであるが、本
発明の処理によれば来月のヤニの滲出を完全に防止する
ことが出来、かつ木質表面は適度の色調と光沢を有する
高級質感の建材家具材として使用することも可能である
さらにこの発明にステラフェン廃水液の有効力拡大的用
途を提供するとともに、剥離された樹皮は良質な木質堆
肥とガるため、きわめて無駄のない有効々針葉樹の処理
法となる。
以下、この発明の実施例を示す。
実施例1 供試料として休眠期(冬期)に伐採したカラマツを使用
した。こnにチヨツプ、バール等を使用して人手で樹皮
剥離を行っても容易に形成特開昭58− 14708(
3) 層から樹皮が分離しにく\、船に針葉樹中でも生長が早
く、ひび割れし易い祠である。
このカラマツ(@径10〜12 tm )を長さ60副
に切断し、ステラフェン原液(固形分60%)をドラム
様タンクに満たし、そこに上記のように切断し六カラマ
ツ8本を入れ浮−ヒしないように固定浸漬させた。
次にジャケットに蒸気を通して常圧下でステラフェン原
液の液温を90〜95℃に保ちながら24時間加熱処理
した。試験片は途中12時間で半分を取出した。12時
間および24時間処理したものをそ1ぞれ水で冷却後、
樹皮の剥離をし、水洗仕上げの後、乾燥機にて人工乾燥
した。この結果に表−2に示す通シである。
実施例2 供試材にアカマツを加えて2柿とした以外は実施例1と
同様力ものを使用した。ステラフェン廃水の希釈液(固
形分40% )について実施例1と同様な手法に↓り、
各8本、2411;j間加熱処理した。途中12時間後
に各4本ずつJ1出した。
−ター 処理後の作業は実施例1と同様であシ、その結果は表−
2に示す通りである。
実施例3 供試材に実施例1に同様なものを使用してステラフェン
廃水の希釈液(固形分20%)について実施例1と同様
な手法によ98本、24時間浸漬加熱処理した。試験片
のうち途中12時間後に4本を取出した、処理後の作業
げ実施例1と同様である。この結果は表−2に示す通p
である。
実施例4 供試料に実施例1に同様なものを使用してステラフェン
廃水の希釈液(固形分10チ)について実施例1と同様
な手法により8本、24時間浸漬加熱処理した。試験片
のうち途中12時間後に4本を取出した。処理後の作業
は実施例1と同様である。この結果6表−2に示す通り
である。
−/θ− 表−2実施例1〜4による一カラマツ、アカマツの樹皮
剥離及びひひ割tL状況 実施例5 カラマツ製材(厚さ2cIn)一枚鈑より110X20
の板を12枚とり、下記条件でスケラフエン廃水液に常
温浸漬並びに煮沸、水洗、乾燥による脱脂効果を調べる
ために次の実験を行った。
−//− 1)ステラフェン廃水の希釈液(固形分40係)に浸漬
、6時間加熱処理し、水洗後人工乾燥した。さらに比較
例として次の実験を行った。
2) ステラフェン廃水の希釈液(固形分40%)に室
温で18日間浸漬し、水洗後人工乾燥した。
3)定形に切断した板を18日間ビニールにて被覆、保
管した後、人工乾燥した(対照■)。
4)定形に切断した板を18日間室内に放置し、自然乾
燥した(対照l)。
上記の如く処理した1)〜4)についてウェザ−メータ
ー照射し、経時的にヤニ滲出状態を観察し、ヤニ滲出度
を求めた。この結果は表−3に示す通りである。
ヤニ滲出度の説明 滲出度 8:供試料表面全体に粒状ヤニが滲出。
3:ヤニ滲出度がかなシ少ない。
1:ヤニ滲出が僅少。
0.3:ヤニ滲出殆んど無し。
11開昭58− 14708(4) 表−3ヤニの滲出度 以上の結果から明らかなように、との発明の実施例であ
る実験Nα1)についてにヤニ滲出は殆んど見られない
のに対して、比較例である実験Na2)、3)、4)に
ついてはかなシのヤニ滲出が見られた。
特許出願人 北海道糖業株式会社 特許出願人  伊  藤  昌  切 代 理 人  弁理士 福 1)信 行代 理 人  
弁理士 福 1)弐 適化 理 人  弁理士 福 1
)賢 三手続補正書輸発) 昭和56年10月5 日 特許庁長官 島田春樹  殿 1.11件の表示 特願昭56  112294  号 3、補正をする者 事件との関係   出願人 北海道糖業株式会社 、l:(24弁理士 ネ畠  11   信  行電話
03 (501) −8751(代表)5、補正命令の
1−1付 昭和  年  月  日 6、 補正の対象  明細書の発明の詳細な説明の項7
、補正の内容 別紙の通り 2− 内   容 1、 明細書中、「発明の詳細な説明」の項を次のよう
に訂正する。
((Z)  第1頁下から7行目に記載される「その濃
縮液」を、[その濃縮液(ooncentrateds
teffen filtrate :以下C−8@Fと
記す)」と訂正する。
(b)第3頁下から6行目、第4R上から5行目、7行
目、8行目、下から2行目、第5頁上から7行目にそれ
ぞれ記載される「その濃縮液」を[C−8−F Jと訂
正する。
(c)  第4頁表−1に記載される[ステラフェン濃
縮液Jkrc・S−F Jと訂正する。
(ψ 第8頁上から4行目、8〜9行目にそれぞれ記載
される「ステラフェン原液」’irc・5−FJと訂正
する。
(C)  第8頁下から4〜3行目、第9頁上から4〜
5行目、11〜゛12行目、第11頁上から1行目、4
行目にそれぞれ記載される「ステラフェン廃水J @ 
r C−8−F Jと訂正する。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ステラフェン廃水液もしくはその濃縮液またはその希釈
    液中に、表面に樹皮を有する針葉樹を常圧またに加圧下
    で50℃以上に液温を保ちながら浸漬処理した後、表面
    の樹皮を剥離し、水洗、乾燥することを特徴とする針葉
    樹の処理法。
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