JPS5814636B2 - タイマ−ツキデンシドケイ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラジオ受信機付き電子時計あるいはテレビジョ
ン受像機付き電子時計等に適用して好適なタイマー付き
電子時計に関する。

従来のラジオ受信機付き電子時計に於で、タイマーが確
実に動作してラジオ受信機が動作するかあるいは警報音
が鳴るかをチェックするには、指定時刻セット手段をそ
のときの時刻の例えば１，２分前にセットしておき、そ
の１，２分が立って例えばラジオ受信機が動作するか否
を確認することによって行うようにしていた。

このため、このタイマーの動作のチェックが煩しいとい
う欠点があった。

斯る点に鑑み、本発明はタイマーの動作のチェックを容
易に行うことの出来るタイマー付き電子時計を提案せん
とするものである。

以下に本発明をその一実施例につき、詳細に説明する。

図は本発明の一実施例を示し、１は時刻表示部であって
、これは週表示部１ａ午前・午後表示部１ｂ１時の１０
の桁表示部１ｃ１時の１の桁表示部１ｄ，分の１０の桁
表示部ｌｅ，及び分の１の桁表示部１ｆからなっている
。

この時刻表示部１はデジタル表示部であって、ドラムタ
イプ、リーフタイプ、表示放電管タイプ、液晶表示素子
タイプ等が可能である。

２は時刻表示部を駆動する表示部駆動源であって、時刻
表示部がドラムタイプ或いはリーフタイプの場合はステ
ップモークであり、時刻表示部が液晶表示素子タイプ、
或いは表示放電管タイプの場合には駆動回路である。

３は原発振器としての水晶発振器で、例えば３ ２．７
６ ８ ｋＨｚの発振周波数を有する。

原発振器３の出力は分周器４に供給されて分周され、そ
の出力としてＩＨｚの周波数信号が得られるようになさ
れている。

この分周器４の出力はクイムカウンタ５に供給される。

そして、タイムカウンク５の出力が上述した表示部駆動
源２に供給される。

以上の構成は時刻表示部１を動作させるための構成であ
る。

次にタイマーＴＭの構成について述べる。

６は指定時刻セット手段で、週設定部６ａ、午前・午後
設定部６ｂ，時の１０の桁設定部６ｃ，時の１の桁設定
部６ａ１分の１０の桁設定部６ｅ及び分の１の桁設定部
６ｆからなり、之等各設定部６ａ〜６ｆは例えば夫々表
示部兼スイッチ操作子としてのドラムと、そのドラムの
回転によって制御されるスイッチとから成り、そのドラ
ムを回転することによって、指定時刻を表示すると共に
、それに対応した指定時刻の信号が得られるように構成
されている。

尚、このセット手段６の各設定部６ａ〜６ｆを夫夫スイ
ッチ及びそれを操作する押釦にて構成し、液晶、発光ダ
イオード等よりなる表示装置をその押釦の近傍に設け、
これにて指定時刻をデジタル表示させるようにしても良
い。

１６はこのタイムセットスイッチ６の出力の供給される
レジスタ（第１のレジスタ）である。

又８はこのレジスク１６の出力の供給されるレジスク（
第２のレジスタ）である。

９はレジスタ１６の出力とタイムカウンク５及びレジス
タ８の選択された一方の出力とを比較する比較器である
。

１０は比較器９よりの比較出力が供給されてその比較出
力に応じたスイッチング信号を発生するスイッチング信
号発生手段さしてのフリツプフロップ回路である。

１１はこのフリツプフロツプ回路１０の出力によってオ
ン・オフされるラジオ受信機であり、１２はそのスピー
カである。

又、このラジオ受信機１１からは警報音もそのスピーカ
ー１２から発生するようになされている。

２０は比較器９に於で、レジスタ１６の出力とタイムカ
ウンタ５の出力とが一致した時スイッチング信号発生手
段としてのフリツプフロツプ回路１０の出力に基づき、
比較器９に供給される入力をタイムカウンタ５の出力か
ら第２のレジスタ８の出力に切換える切換手段で、ゲー
ト回路１３，１４から成っている。

レジスタ１６の出力は比較器９に供給されると共にゲー
ト回路７を通じてレジスク８に供給されるようになって
いる。

クイムカウンタ５の出力がゲート回路１４を通じて比較
器９に供給されると共にレジスタ８の出力がゲ一ト回路
１３を通じて比較器９に供給されるようになっている。

又、フリツプフロツプ回路１０はＲＳフリツプフ口ツプ
回路であって、フリツプフロツプ回路１０の出力がラジ
オ受信機１１に供給されると共に、その出力がゲート回
路１３にゲート信号として供給され、また、インバータ
回路１５を通じてゲート回路１４にゲート信号として供
給され、また、時定数回路、例えば単安定マルチバイブ
レータ１８を通じてゲート回路７にゲート信号として供
給されるようになされている。

この単安定マルチバイブレーク１８はレジスタ１６の出
力をレジスタ８に供給するに必要な時間の時間巾を有し
ている。

又、フリツプフロツプ回路１０の出力は時定数回路１７
を通じてフリップフロップ回路１０のリセット入力端子
Ｈに接続されている。

この時定数回路１Ｔは例えば１時間の時定数を有し、フ
リツプフロツプ回路１０のセット入力端子Ｓに比較器９
よりの一致信号が供給された時点より作動し、一時間立
つと、フリツプフロツプ回路１０のリセット入力端子Ｒ
にリセット信号を供給するようになされている。

次にこのタイマー付き電子時間の動作を説明しよう。

時刻表示部１はタイムカウンタ５の出力に従って、刻々
その時刻を表示する。

さて、タイマ−ＴＭを働かせるには、指定時刻セット手
段６の各設定部６ａ乃至６ｆをセットすれば、そのセッ
ト内容がレジスタ１６に供給される。

そして、このレジスタ１６の出力とタイム力ウンタ５の
出力とが比較器９に供給されて常に比較される。

この場合、これら出力が一致しない間は、フリツプフロ
ツプ回路１０の出力は「０」で従って、ゲート回路１４
は開かれ、ゲート回路１３は閉じられ、ゲート回路７も
閉じられている。

従って、上述したようにレジスタ１６の出力及びクイム
カウンタ５の出力が比較器９によって、比較される。

そして、丁度、タイムセットスイッチ６にてセットされ
た時刻に達すると、レジスク１６の出力とタイムカウン
タ５の出力とが一致するので比較器９より一致出力が得
られ、これがフリップフロツプ回路１０のセット端子Ｓ
に供給され、フリップフロツプ回路１０の出力は「１」
となる。

従ってラジオ受信機は動作状態となり、ラジオ側にセッ
トされている場合にはスピーカからラジオ放送が聞え、
警報音側にセットしている時は警報音が発生する。

そして、１時間立つと時定数回路１γからパルスが出力
されて、フリツプフロツプ回路１０のリセット入力端子
Ｒに信号が供給されるので、フリツプフロツプ回路１０
の出力は「Ｏ」となり、ラジオ受信機はその動作を停止
する。

次に、タイマー動作のチェックについて述べる。

タイムセットスイッチ６を調整して、そのときの時刻表
示部１にて表示されている時刻に合せると、そノ時は比
較器９にレジスタ１６の出力とタイムカウンク５の出力
とが供給されているので、比較器９からは一致信号が得
られ、フリツプフロツプ回路１０のセット入力端子Ｓに
一致信号が供給されて、フリツプフロツプ回路１０より
出力「１」が得られ、これよりラジオ受信機が動作する
か否かを確認する。

ぞして、上述と同様にフリツプフロツプ回路１０の出力
が「１」となると、ゲート回路１３が開かれ、ゲート回
路１４が閉じられ、ゲート回路７が、時定数回路１８の
時定数にて定まる時間だけ開かれる。

従って先ず、レジスタ１６の内容はゲート回路７を通じ
て、レジスタ８に供給される。

そこで、タイムセットスイッチ６を更に調整して時刻表
示部の表示と異らしめれば、レジスタ１６の出力とレジ
スタ８の出力とが比較器９に供給されているので、不一
致信号が得られ、これがフリツプフロツプ回路１０のリ
セット入力端子Ｒに供給されて、フリツプフロツプ回路
１０の出力は「０」となり、らジオ受信機は動作を停止
する。

そして、このフリツプフロツプ回路１０の出力し０」に
より、再びゲート回路１３は閉じられ、ゲート回路１４
は開かれ、ゲート回路７は閉じられ、元のようにレジス
タ１６の出力とタイムカウンク５の出力とが比較器９に
供給されて、比較されることになる。

上述せる本発明タイマー付き電子時計によれば、単に指
定時刻セット手段を調整して、時刻表示部の表示時刻と
一致せしめることにより、容易に直ちにタイマー動作の
チェックを行うことが出来る。

又、そのタイマー動作の解除はその指定時刻セット時間
を更に調整することによって容易に行なうことが出来る
。

さた、上述の実施例では、所定時刻になるとタイマーが
作動し、１時間立つとその動作が解除されるようになさ
れているが、その場合、タイマーが動作して、ラジオ受
信機が動作した時、指定時刻セット手段を調節して、そ
の時刻表示部の表示時刻と不一致となるようにすれば、
そのラジオ受信機の動作は停止することとなる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す系統図である。 ＴＭはタイマー、１は時刻表示部、２は表示部駆動源、
３は原発振器、４は分周器、５はタイムカウンタ、６は
指定時刻セット手段としてのタイムセットスイッチ、８
は第２のレジスタ、９は比較器、１０はスイッチ信号発
生手段としてのフリツプフロツプ回路、１６は第１のレ
ジスタ、２０は切換手段である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 時刻表示部を駆動するタイムカウンタと、指定時刻
   セット手段と、該指定時刻セット手段の出力の供給され
   る第１のレジスタと、該第１のレジスタの出力が供給さ
   れ得るようになされた第２のレジスタと、上記第１及び
   第２のレジスタの間に介在され開状態のとき上記第１の
   レジスタの出力を上記第２のレジスタへ通過させるゲー
   ト回路と、上記第１のレジスタの出力と上記タイムカウ
   ンタ及び上記第２のレジスタの選択された一方の出力と
   を比較する比較器と、該比較器よりの比較出力が供給さ
   れて該比較出力に応じたスイッチング信号を発生するス
   イッチング信号発生手段と、上記比較器に於で上記第１
   のレジスタの出力と上記タイムカウンタの出力とが一致
   した時、上記スイッチング信号発生手段の出力に基づき
   該比較器に供給される入力を上記タイムカウンタの出力
   から上記第２のレジスタの出力に切換える切換手段と、
   上記スイッチング信号発生手段に接続され、該スイッチ
   ング信号発生手段の出力により上記ゲート回路を一定時
   間開状態に制御し得る時定数回路とを有することを特徴
   とするタイマー付き電子時計