JPS58145310A - 偏肉管の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 車輛等における強力大寸のコイルばねは、軽量化のため
に、金属管を巻いて製作されることがある。

しかしてコイルばねの各コイルは、直径方向の外側方は
ど、大きな荷重を受けるので、コイルを金属管製とした
場合、その直径方向の内側部に比して、外側部のみの肉
厚を厚くしておくことができれば、軽量化の効力はより
顕著となる。

しかも、コイルばねのコイルの断面は、なるべく真円に
近い方が、強度上有利である。

本発明は、このような要求に応えるべくなされたもので
、以下図面に基いて説明する。

第１図及び＄２図に示すように、一定肉厚の断面円形の
、金゛属素管（１）の内孔に、それよりもやや小径の断
面円形の心棒（２）を挿入し、上下に対をなす送す−ロ
ーラ（３）（４１をもって、金属素管（１）を送り出し
、上側の圧延ローラ（５）と、下側の支持ローラ（６）
の間へ通す。

圧延ロー２（５）は、加工前の金属素管（１）の外周面
に比して若干曲率の大きな円弧溝（５ａ）を有し、支持
ローラ（６）は、加工前の金属素管（１）の外周面と同
一曲率の円弧溝（６ａ）を有している。

圧延ローラ（５）と支持ｐ−ラ（６）の直後において、
金属素管（１）は、上下の押えローラ（７）（７）及び
受はローラ（８）（８）（８１をもって、挟圧保持さ専
てめるー、ｌ−２，１３４両Ｇ’　−９（７）（８）ｏ
円弧＠（７ａＸａ＆、）’ｔ　ＩＩ′ｉ５、：加工前の
金−・キ属素管Ｃ１）の外周面の曲率と同じか、それよ
シやや小さい曲率のものとしである。

金属素管（１）の上部は、圧延ローラ（５）と支持ロー
ラ（６）の直前において、バーナ（９）により、やや軟
化するまで加熱され、かつ両ローラ（５）（６）の円弧
溝（５ａ）（６ａ）間の間隔を、金属素管（１）の外径
より所要量小としておく。

すると、両口−２（５）（６）により、金属木管（１）
は、その内孔の形状寸度を殆んど変えることなく、上側
部の肉厚のみを減少する。

しかして金属素管（１）は、両ローラ（５１（６１の直
後においては、上下の押えローラ（７）と受はローラ（
８）によって緊密に支持されているので、上側部の肉厚
を減少したことに伴う伸びは、専ら金属素管ｆｌ）の円
周方向に分布され、金属素管（１）の上側部は、円周方
向に展伸して、その外形は、やや偏平に変形させられる
。

通常、金属管の一側部を薄肉とすると、その部分は軸線
方向に伸びようとし、金属管は、薄肉側を外側として湾
曲する。

しかして本発明によると、前述のように、薄肉となった
ために生じた余肉は、金属素管の円周方向に費消され、
金属素管が湾醗することはない。

圧延ローラ（５）と支持四−ラ（６）を通過して、やや
偏平となった金属素管（１ａ）は、その加工前の外周面
の円弧溝（６ａ）の曲率と同じか、それよりもやや小さ
な曲率を有する円軌溝（７５Ｌ）（８ａ）を有する押え
ローラ（７）と受はローラ（８）の間を通過することに
より、真円の外形を備え、かつ内孔がやや上方へ変位す
る備肉の丸管（１ｂ）に仕上げられる。

この偏肉管を、その厚肉部を遠心側として、所要につる
巻状に巻回すれば、所望のコイルばねが形成される。

このコイルはねは、前述したように、径方向の強度分布
が適切であり、合理的であるとともに、軽量化を計る上
で好適であ−る。

なお、バーナ（５）による加熱の代９に、超音波、赤外
線、高周波等により加熱してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明における外面変形工程を示す縦断側面
図、 第２図は、第１図におけるＡ−Ａ線拡大縦断面図、 第３図は、同じ（Ｂ−Ｂ線拡大縦断面図である。 （１１金属素管　　　　　（２）心棒 （３）（４１送りローラ　　　（５）圧延ローラ（５ａ
）円弧溝　　　　　　（６）支持ローラ（６ａ）円弧溝
　　　　　　（７）押えローラ（７ａ）円弧溝　　　　
　　（８）受はローラ（＆Ｌ）円弧溝　　　　　　（９
）バーナ第２図 第３図 み

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 心棒を挿入した金属素管の一側を軟化させ、この軟化し
   た部分を、その外周面に比して若干曲率の大きな円弧溝
   を有する圧延ローラに当接させつつ、軸線方向に移動さ
   せることにより、前記部分の肉厚を減少させるとともに
   、その外形をやや偏平状とさせ、ついでこれを、同一曲
   率の円弧溝を有する上下の押え胃−ラと受けｐ−２の間
   へ通すことにより、外形を真円に矯正することを特徴と
   する偏肉管の製造方法。