JPS58143163A - エンジン用燃料噴射ノズル - Google Patents

エンジン用燃料噴射ノズル

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JPS58143163A
JPS58143163A JP2398782A JP2398782A JPS58143163A JP S58143163 A JPS58143163 A JP S58143163A JP 2398782 A JP2398782 A JP 2398782A JP 2398782 A JP2398782 A JP 2398782A JP S58143163 A JPS58143163 A JP S58143163A
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nozzle
nozzle hole
fuel
fuel injection
sides
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Hideo Kawamura
英男 河村
Hiroshi Matsuoka
寛 松岡
Tetsuo Sugiyama
杉山 哲夫
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Kyocera Corp
Isuzu Motors Ltd
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Kyocera Corp
Isuzu Motors Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/16Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
    • F02M61/18Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
    • F02M61/1806Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for characterised by the arrangement of discharge orifices, e.g. orientation or size
    • F02M61/184Discharge orifices having non circular sections

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエンジン特にディーゼルエンジンにに装着され
、燃料を燃焼室に噴射する燃料噴射ノズルの改良に関す
るものである。
第1図は、従来のディーゼルエンジンに装着される燃料
噴射ノズル1の構造を示す一部破断による側面図であり
、前記燃料噴射ノズルはそのノズルナツト9をもって2
点鎖線で示すディーゼルエンジンのシリンダヘッド2に
先端部3(1) が燃焼室4に臨むように装着されていて、噴射燃料fを
前記燃焼室4に噴射するように構成されている。
ところが、この種の燃料噴射ノズル1では針弁5を摺動
自在に嵌装した弁本体6が、噴孔7が形成されている先
端部3まで一体に耐熱鋼により構成されている。
従って、噴孔7の有する噴射ノズルの先端部3が燃焼室
4より直接的に放射熱を受け、その熱のために、針弁5
の焼付け、噴孔7の詰り、および弁座部8の過度の摩耗
等の不具合の発生が免かれざるを得なかった。
また、噴孔7も耐熱鋼製の噴射ノズルの先端部3に形成
されるため第2図に示すように加工上その断面形状7s
が円形とされることが殆どであった。
従って、噴孔7から燃焼室4に噴射された燃料噴[fは
その中心部が濃く、外周部が薄くなり、燃焼室4内の空
気流との均一化された混合が得られず、円滑な燃焼が得
られていないとい(2) う欠点があった。
本発明は前記従来の燃料噴射ノズルの有する欠点を解消
するために得られたものであり、且つラミックの有する
成型性と精度の良さを十分に利用したものであって、少
なくとも弁本体の先端部に位置する噴孔部をセラミック
材により構成すると共に、噴孔の形状をX字状に形成し
、このX字状のスリットの内の2辺をシリンダヘッド側
に、また他の2辺をピストン燃焼室開口平面部上方に配
置したことを第1の特徴とするものである。
そして第2の特徴は、効率よく噴霧燃料を拡散するため
に噴孔の辺の幅と長さとの間に寸法的な関連を持たせた
ことにある。
以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第3図は本発明による燃料噴射ノズルの実施例を示す一
部破断断面図、第4図は同実施例における燃料噴射ノズ
ルの先端部の拡大断面図、また第4図Aは燃料噴射ノズ
ルの先端部に設け(3) た噴孔の拡大正面図である。
本発明においては燃料噴射ノズル10の弁本体6の先端
部の噴孔部60をセラミック材により構成すると共に、
その外周部に形成したキー溝61にキー62を挿入して
弁本体6と噴孔部60との間の位置決めを行なった後に
、噴孔部60の下方よりノズルナツト9を嵌合し、その
ねじ部91を弁本体6のねじ部63に蝦合し、更に2点
鎖線で示すディーゼルエンジンのシリンダヘッド2(第
3図)に前記噴孔部60が燃焼室4に臨むように装着さ
れる。
本発明において重要な点は、少なくとも燃料噴射ノズル
10の噴孔部60をセラミック製とし、このセラミック
材の特性を活かして噴孔70の形状をX字状に形成した
点にある。
尚、噴孔部30を構成するセラミック材としては第1表
にて掲げた物性をもった窒化珪素(Si3N、)焼結体
や窒か珪素に酸化アルミニウム(At□0.)成分を含
有しせめたサイアロン焼結体が最適のセラミック材であ
る。
(4) この第1表から明らかなように窒化珪素焼結体は高温強
度において、金属材料や従来のアルミナ系セラミックス
に較べて数段優れた特性を持ち、しかも熱ショックに対
する極めて大きな耐熱衝撃性を持つと共に、熱膨張係数
が小さいこと、熱伝動率が小さいなど燃料噴射ノズルの
噴孔部の構成には最適の材料である。
第4図Aに噴孔70を拡大して示しているが、この噴孔
は辺a −、b s C% dからなる扁平な溝をX字
状に形成し、この辺aとbとはシリンダヘッド2側に、
また辺Cとdとはピストンの頂部に向かって形成されて
いる。
前記辺a、b、c、dの幅Sと直線状の2辺の長さしと
の比は次のように決定するのがよい。
S=L/6〜L/2 前記のように噴孔70をX字状にすることによって第5
図に示すように上部の辺aとbによる噴sa’ % b
’ はピストン燃焼室出口より内側に衝突し、燃焼室壁
部に沿って噴孔下部の2辺c、dの噴!11c’ 、d
’が分布さレル。
(5) 第6図A、Bは燃料の噴霧の状態を本発明のX字状の噴
孔と通常の丸い噴孔との場合を比較したものであり、本
発明に係る燃料噴射ノズルの場合には燃料の噴霧(スプ
レー)Fの外周の表面積が増加し噴11Fの進行方向に
直角な任意の断面における矢印で示す空気の導入率が第
6図Bの従来のノズルの丸形の噴孔の場合に比較して1
.6〜5倍と非常に増加していることが分る。
因に、同一の断面積の噴孔より噴射された噴NFについ
てX字状の噴孔よりのものと丸形の噴孔のものとの任意
の断面における空気の接触面積は、X字状にものの方が
丸形のものに比較して1.5〜5倍となっている。
第7図は燃料当量比、スモーク、出力の関係を示す図で
あるが、本発明のノズルのデータを曲Byに、また従来
のノズルのデータを曲線Rを示している。
前記第7図によると本発明のノズルのデータの直線Xの
方が従来のノズルのデータを示す曲(6) 線Rに比較して平均有効圧力Pmeが増加し、スモーク
が低下していることが分る。
またこの改良の効果は、両画線の間の斜線で示した部分
Mで燃料当量の多い部分が著しい。
一方ノズルの先端部、特に噴孔部60は火炎に直接接触
しているため非常に高温となり易く、高温になると共に
スラツチ等が発生する。従って噴孔部60と本体6との
接触部64が熱伝動が良好るなるように面精度を良好に
するとか、この接触部64に銅等の熱伝動が良好で材料
を挿入するのがよい。
本発明前記のように燃料噴射ノズルの噴孔部60をセラ
ミック製とし、この噴孔部60に設けた噴孔70を断面
がX字状にし、しかもこの噴孔を二辺a、bをシリンダ
ヘッド側に向け、残りの2辺c、dをピストン燃焼室側
に向けたことに特徴がある。
従って、第5図に示すように噴孔70の上部の二辺a、
bによる噴?18’ 、b+ はピストン燃焼室4の出
口より内側に衝突し、燃焼室4の底(7) 部に向かって下部の2辺c、dよりの噴i1c’、d′
が分布するので、噴霧はX字状に四方に広がりながら分
布するので、第6図に示すようにこの四辺のつなぎの部
分より空気の導入を促進させることが可能となり、従っ
て空気と噴霧燃料との混合の状態を良好にすることがで
きるので燃焼効率を向上させることができる。
前記の作用効果を更に増大するためには前記のように噴
孔の辺a、b、c、dの幅Sと2辺の長さしとの比を前
記したように特定の範囲にすることが好ましく、この範
囲を外れるとこの作用効果が低下する傾向があるので実
施に当っては注意を要する。
また、本発明の噴孔部はセラミック製であるので噴孔を
正確にX字状に形成することができる上にセラミックの
特性として耐熱性であるので針弁の焼付け、噴孔の詰り
、弁座部の過度の摩耗等、従来の金属性の燃料噴射ノズ
ルの有する欠点を完全に解消することが可能となる。
また前記のようにX字状の辺の溝の幅を特定(8) の範囲にすることによって、前記した空気と燃料との混
合効果がさらに増大されるのである。
尚、前記実施例では、噴孔部30のみをセラミック材に
より構成した燃料噴射ノズルの例を示したが、本発明は
この実施例に限定されるものではなく、例えば、弁体が
セラミック材で構成したものにも応用できることは当然
である。
本発明の燃料噴射ノズルによれば、ノズルの軽量化を図
ることが可能であると共Cセラミック材には焼結前に成
型品に噴孔部60に噴孔70としての細孔を予め明けた
後に焼成することができるので、噴孔の精度を高めるこ
とができる。
更に、セラミック材による噴孔の壁面の表面あ粗さは0
.8s以下とすることが可能であり、燃料が通過する際
の流体抵抗を減少することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の燃料噴射ノズルの一部破断による側断面
図、第2図は同噴射ノズルの噴孔の正面図である。 (9) 第3図は本発明の実施例における燃料噴射ノズルの一部
破断による側面図、第4図は同噴射ノズルの先端部の拡
大断面図、第4図Aは同噴射ノズルの先端に位置する噴
孔部に形成されたX字状の噴孔の拡大正面図である。 又、第5図は本発明に係るノズルより燃料が燃焼室内に
噴射される状態を示す図であり、第6図は本発明に係る
ノズルのX字状の噴孔と従来の丸形噴孔との燃料噴霧が
空気を巻き込む状態を説明する図、第7図・は本発明の
作用効果の示す図で、有効平均圧力とスモークとが燃料
当量比について変化する状況を示す図である。 1.10・・燃料噴射ノズル、 2・・シリンダヘッド、3・・先端部、30・・噴孔部
、4・・燃焼室、 5、・・針弁、6・・弁本体、7.70・・噴孔、8・
・弁座部、9・・ノズルナツト、 11・・キー溝、6a、9a・・ねじ部。 (lO) 第1図 第2図 第3図 第4図 第4図(A) 手続補正書(方式) 特許庁長官殿 °°′“和゛1.6118“1、事件の
表示 ul+ju s7ず1特許願 第23987  +:2
、発明の名称 エンジン用燃料噴射ノズル 4、代 理 人 11   所  〒1〔15東3;(都港区西11[橋
月113番3)jベリカッビル(2)明 細 書(全文
) 7、雄、正の内容 (1)委任状(2通)を別紙のとおり提出する。 (2)明細書全文を別紙のとおり提出する(内容に変更
なし)。 手続補正書 1、事件の表示 昭和57年 特 許 願  第 23987  号2、
発明の名称 エンジン用燃料噴射ノズル 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 4、代 理 人 住  所  〒105東工;を都港区西新橋3丁113
番3シシーペリカンビル小川・野11国際特許4!務所
内(電話431−5361)7、補正の内容 (1)明
細書(全文)を別紙の通り補正する。 (別紙) 明細書 1、発明の名称 エンジン用燃料噴射ノズル 2、特許請求の範囲 ることを特徴とするエンジン用燃料噴射ノズル。 料噴射ノズル。 3、発明の詳細な説明 本発明はエンジン特にディーゼルエンジンにに装着され
、燃料を燃焼室に噴射する燃料噴射ノズルの改良に関す
るものである。。 第1図は、従来のディーゼルエンジンに装着(1) される燃料噴射ノズル1の構造を示す一部破断による側
面図であり、前記燃料噴射ノズルはそのノズルナツト9
をもって2点鎖線で示すディーゼルエンジンのシリンダ
ヘッド2に先端部3が燃焼室4に臨むように装着されて
いて、噴射燃料fを前記燃焼室4に噴射するように構成
されている。 ノズル1の先端部3に設けられた噴孔7は、通常第2図
に示すように断面形状が円形であって、これより噴射さ
れる、燃料は円錐状であるので、噴孔7より燃焼室4に
噴射された燃料噴1ifは空気との接触面積が小さいた
めにその中心が濃く、外周部が薄くなり、燃焼室4内の
空気流との均一化された混合が得られず、日清な燃焼が
得られていないという欠点があった。 この欠点を解消するために直線状のスリットを構成し、
燃料噴霧を板状に噴射して空気との接触面積を大きくす
るように構成したノズルが提案されているが、このスリ
ットより噴射される燃料噴霧は腰が弱くてスワールによ
って中央(2) 部で分断され易く、この分断された個所は燃焼が遅れ、
燃焼効率が悪化する欠点があった。 また、噴孔を直線的なスリットに形成したノズルの場合
には、必要な燃料噴霧量を得るためにスリッートを長く
しなければならず、余りこのスリットが長くなるとノズ
ル先端部の強度が低下すると共に、噴孔の配置上スペー
ス的に制約を受けるという欠点があった。 本発明は、前記のように丸孔あるいは直線的なスリット
状である噴孔を有するノズルの欠点を解消して燃料と空
気との混合を良好にし、燃焼効率を向上させることので
きる燃料噴射ノズルを提供するものである。 前記目的を達成するための本発明の構成は、弁本体の先
端部に位置する噴孔を複数本のスリットによって構成す
ると共に、このスリットは一点において接続され、互い
に分岐していることを特徴とするエンジン用燃料噴射ノ
ズル、及び、少なくとも弁本体の先端部に位置する噴孔
部をセラミック材により構成すると共に、この(3) 噴孔部に設けた噴孔を複数本のスリットによって構成す
ると共に、このスリットは一点において接続され、互い
に分岐していることを特徴とするエンジン用燃料噴射ノ
ズルである。 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。 第3図は本発明による燃料噴射ノズルの実施例を示す一
部破断断面図、第4図は同実施例における燃料噴射ノズ
ルの先端部の拡大断面図、また第4図Aは燃料噴射ノズ
ルの先端部に設けた噴孔の拡大正面図である。 本発明の好ましい実施例においては燃料噴射ノズル10
の弁本体6の先端部の噴孔部60をセラミック材により
構成すると共に、その外周部に形成したキー溝61にキ
ー62を挿入して弁本体6と噴孔部60との間の位置決
めを行なった後に、噴孔部60の下方よりノズルナツト
9を嵌合し、そのねじ部91を弁本体6のねじ部63に
蝦合し、更に2点鎖線で示すディーゼルエンジンのシリ
ンダヘッド2(第3図)に前記噴孔部60が燃焼(4) 室4に臨むように装着する。 本発明において重要な点は、噴射ノズル10の噴孔部6
0に設けた噴孔70の形状を複合スリ・ノド形、すなわ
ち複数のスリットを少なくとも一点で連結し、互いのス
リットは拡開して配置している点にある。 噴孔部60に複雑な形状の噴孔70を形成することは金
属では加工が困難であるが、加工性と耐熱性が良好なセ
ラミック材によって噴孔部60を構成すればこの問題は
解決できる。 このセラミック材としては、第1表にて掲げた物性をも
った窒化珪素(Si、 N4)焼結体や窒か珪素に酸化
アルミニウム(A1203)成分を含有しせめたサイア
ロン焼結体が最適である。 この第1表から明らかなように窒化珪素焼結体は、高温
強度において金属材料や従来のアルミナ系セラミックス
に較べて数段優れた特性を持ち、しかも熱ショックに対
する極めて大きな耐熱衝撃性を持つと共に、熱膨張係数
が小さいこと、熱伝動率が小さいなど燃料噴射ノズルの
(5) 噴孔部の構成には最適の材料である。 第4図Aに噴孔70を拡大して示しているが、この噴孔
は辺a、b、c、dからなる扁平な溝をX字状に形成し
、この辺aと辺すとはシリンダヘッド2側に、また辺C
と辺dとはピストンの頂部に向かって形成されている。 前記辺a、b、cS、dの幅Sと直線状の2辺の長さし
との比は次のように決定するのがよい。 S=L/6〜L/2 前記のように噴孔70をX字状にすることによって第5
図に示すように上部の辺aと辺すによる噴19ia’ 
、b’ はピストン燃焼室出口より内側に衝突し、燃焼
室壁部に沿って噴孔下部の2辺c、dによる噴IC’ 
、d’が分布される。 第6図A、Bは燃料の噴霧の状態を本発明の複合スリッ
ト形特に、X字状の噴孔と通常の丸い噴孔との場合を比
較したものであり、本発明に係る燃料噴射ノズルの場合
には燃料の噴霧(スプレー)Fの外周の表面積が増加し
噴11Fの進行方向に直角な任意の断面における矢印で
(6) 示す空気の導入率が第6図Bの従来のノズルの丸形の噴
孔の場合に比較して1.6〜5倍と非常に増加している
ことが分る。 因に、同一の断面積の噴孔より噴射された噴NFについ
てX字状の噴孔よりのものと丸形の噴孔のものとの任意
の断面における空気の接触面積は、X字状にものの方が
丸形のものに比較して1.5〜5倍となっている。 本発明に係る複合スリット形の噴孔70は直線状のスリ
ットを少なくとも一点において接合するように構成した
ので、燃料噴霧と空気との接触面積が増大するためにそ
の混合が良好になると共に、燃料噴霧の腰が強くなり、
直線的なスリットに比較して恰も断面係数が増加した状
態となるためにスワールによって分断され難くなり、着
火遅れがなく、燃焼効率の向上を図ることができる。 第7図は燃料当量比、スモーク、出力の関係を示す図で
あるが、本発明のノズルのデータを直線Xに、また従来
のノズルのデータを曲線R(7) に示している。 前記第7図によると本発明のノズルのデータの曲線Yの
方が従来のノズルのデータを示す曲線Rに比較して平均
有効圧力Pseが増加し、スモークが低下していること
が分る。 またこの改良の効果は、両画線の間の斜線で示した部分
Mで燃料当量の多い部分が著しい。 一方ノズルの先端部、特に噴孔部60は火炎に直接接触
しているため非常に高温となり易く、高温になると共に
スラッチ等が発生する。従って噴孔部60と本体6との
接触部64が熱伝動が良好になるように面精度を良好に
するとか、この接触部64に銅等の熱伝動が良好で材料
を挿入するのがよい。 本発明の好ましい実施例においては、前記のように燃料
噴射ノズルの噴孔部60をセラミック製とし、この噴孔
部60に設けた噴孔70を断面が複合スリット形、特に
X字状にし、しかもこの噴孔70の二辺a、bをシリン
ダヘッド側に向け、残りの2辺c、dをピストン燃焼室
側に向けた(8) ことに特徴がある。 従って、第5図に示すように噴孔70の上部の二辺a、
bによる噴11a’ % b“はピストン燃焼室4の出
口より内側に衝突し、燃焼室4の底部に向かって下部の
2辺c、dよりの噴1c’d lが分布するので、噴霧
はX字状に四方に広がりながら分布するので、第6図に
示すようにこの四辺のつなぎの部分より空気の導入を促
進させることが可能となり、従って空気と噴霧燃料との
混合の状態を良好にすることができるので燃焼効率を向
上させることができる。 また、本発明の好ましい実施例においては、噴孔部60
をセラミック製としているので、噴孔70を複合スリッ
ト形1例えばX字状に形成することが容易となる上に、
セラミックの特性として耐熱性があるので針弁の焼付き
、噴孔の詰り、弁座部の過度の摩耗等、従来の金属性の
燃料噴射ノズルの有する欠点を完全に解消することが可
能となる。 また前記のようにX字状の辺の溝の幅を特定(9) の範囲にすることによって、前記した空気と燃料との混
合効果がさらに増大されるのである。 尚、前記実施例では、噴孔部60のみをセラミック材に
より構成した燃料噴射ノズルの例を示したが、本発明は
この実施例に限定されるものではなく、例えば、弁体が
セラミック材で構成したものにも応用できることは当然
である。 本発明の好ましい実施例に係る燃料噴射ノズルによれば
、ノズルの軽量化を図ることが可能であると共にセラミ
ック材には焼結前に成型品に噴孔部60に噴孔70とし
ての細孔を予め明けた後に焼成することができるので、
噴孔の精度を高めることができる。更に、セラミック材
による瞳孔の壁面の表面粗さは0.8s以下とすること
が可能であり、燃料が通過する際の流体抵抗を減少する
ことが可能である。 以上詳述したように本発明に係る燃料噴射ノズルは、弁
本体の先端部に位置する噴孔を複数本のスリットによっ
て構成すると共に、このスリットは一点において接続さ
れ、互いに分岐しく10) ていることを特徴とするエンジン用燃料噴射ノズル、及
び、少なくとも弁本体の先端部に位置する噴孔部をセラ
ミック材により構成すると共にこの噴孔部に設けた噴孔
を複数本のスリットによって構成すると共に、このスリ
ットは一点において接続され、互いに分岐していること
を特徴とするエンジン用燃料噴射ノズルである。 即ち、少なくとも2本の直線状のスリットを組合せ、相
隣接するスリットを少なくとも一点において接合し、こ
れらのスリットは互いに拡開させて配置していることを
特徴としている。 従って、本発明に係る燃料噴射ノズルにおいては、複合
スリットで噴孔が構成されているので空気と燃料噴霧と
の接触面積が大きい。更に、2本以上のスリットを組合
せて噴孔を形成しているので、燃料噴霧の腰が強くなり
、この燃料噴霧が飛行中に分断されることがなく着火連
木を生ずることがない。 4、図面の簡単な説明 第1図は従来の燃料噴射ノズルの一部破断に(11) よる側断面図、第2図は同噴射ノズルの噴孔の正面図で
ある。 第3図は本発明の実施例における燃料噴射ノズルの一部
破断による側面図、第4図は同噴射ノズルの先端部の拡
大断面図、第4図Aは同噴射ノズルの先端に位置する噴
孔部に形成されたX字状の噴孔の拡大正面図である。 又、第5図は本発明に係るノズルより燃料が燃焼室内に
噴射される状態を示す図であり、第6図は本発明に係る
ノズルのX字状の噴孔と従来の丸形噴孔との燃料噴霧が
空気を巻き込む状態を説明する図、第7図は本発明の作
用効果を示す図で、有効平均圧力とスモークとが燃料当
量比について変化する状況を示す図である。 1、lO・・燃料噴射ノズル、 2・・シリンダヘッド、3・・先端部、30・・噴孔部
、4・・燃焼室、 5・・針弁、6・・弁本体、7.70・・噴孔、8・・
弁座部、9・・ノズルナツト、 (12) 11・・キー溝、6a、 9a・・ねじ部。 代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士斎下和彦 (13) (14)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも弁本体の先端部に位置する噴孔部をセラミッ
    ク材により構成すると共に、この噴孔部に設けた噴孔を
    断面がX字状に形成し、この噴孔を形成するスリットの
    内の2辺をシリンダヘッド側に、また他の2辺をピスト
    ン側に向けたことを特徴とするエンジン用燃料噴射ノズ
    ル。
JP2398782A 1982-02-17 1982-02-17 エンジン用燃料噴射ノズル Granted JPS58143163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2398782A JPS58143163A (ja) 1982-02-17 1982-02-17 エンジン用燃料噴射ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2398782A JPS58143163A (ja) 1982-02-17 1982-02-17 エンジン用燃料噴射ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58143163A true JPS58143163A (ja) 1983-08-25
JPH0565712B2 JPH0565712B2 (ja) 1993-09-20

Family

ID=12125925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2398782A Granted JPS58143163A (ja) 1982-02-17 1982-02-17 エンジン用燃料噴射ノズル

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JP (1) JPS58143163A (ja)

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US5193747A (en) * 1989-08-19 1993-03-16 Robert Bosch Gmbh Protective cap for a fuel injection valve
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CN102720612A (zh) * 2012-07-07 2012-10-10 中国船舶重工集团公司第七�三研究所 扰动喷口喷油器

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JPH0565712B2 (ja) 1993-09-20

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