JPS58141510A - 磁性材 - Google Patents

磁性材

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JPS58141510A
JPS58141510A JP57022660A JP2266082A JPS58141510A JP S58141510 A JPS58141510 A JP S58141510A JP 57022660 A JP57022660 A JP 57022660A JP 2266082 A JP2266082 A JP 2266082A JP S58141510 A JPS58141510 A JP S58141510A
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JP
Japan
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phase
magnetization
magnetic moment
alloy
sample
Prior art date
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Pending
Application number
JP57022660A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Mitsuoka
光岡 勝也
Masaaki Sano
雅章 佐野
Masateru Suwa
正輝 諏訪
Satonobu Chikazumi
近角 聰信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP57022660A priority Critical patent/JPS58141510A/ja
Publication of JPS58141510A publication Critical patent/JPS58141510A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
    • H01F1/04Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な磁性材に関する。
強磁性体金属合金の最も主要な応用は鉄心であり、変圧
器、誘導器、発電機、電動機などに用いられる。鉄心祠
料として最も強く望まれている性質はより大きな飽和磁
化を持つことである。Fe金属合金の飽和磁化を太きく
しようとする試みは古くからなされてきたが、いずれも
8’ater  −pauling 曲線(3d遷移金
属合金の強磁性全域の一原子当たりの磁気モーメントを
平均電子数の関数として表わした曲線)の限界以上に大
きな磁化を持つ合金を作ることはできなかった。
本発明の目的は飽和磁化が81aLer−paulin
g曲線の限界以上に大きい磁性材を提供することにある
Feは典型的な強磁性金属であり、実用磁性I料として
古くから使用されている。Feの磁性には依然として不
思議な点が多い。たとえば、51ater −paLI
I ing曲線から外挿すれば、面心立方晶構造(fe
e 、以下γと略す)を有するF6は2.8〜3.θμ
Bの磁気モーメントを持つことが予想できる。実際、中
性子回折実験によれば1−e−NI糸金合金l;” e
−p d系合金中のl’i”e原子の磁気モーメントは
2.8〜3.0 lt Eである。’、 r F e 
−Ni−Cr系合金中の鉄原子或いは(−;U中に析出
させたrFeでは磁気モーメント0.5〜0.6μ81
坏一層温度50〜60K及び内部磁場20〜30kQe
の反強磁性スピン構造となっている。このようにγ相中
のFeは2′la類の相反するスピン構造、つまり28
〜3.0μBの磁気モーメントを持つ強磁性結合及び0
.5〜0.6μBの磁気モーメントを持つ反強磁性結合
を形成する可能性がおる。この点については現在もなお
未解決で、Fe−Ni系合金にみられる″インバー効果
′″の原因がその一例として挙げられる。F eは室温
で体心立方晶構造(1)CC,以下αと略す)となって
おり、2.2μ3の磁気モーメントを持っている。
前述した通りの多くの不思議な現象を示すFeを用イテ
、次に述べるように81ater −pauling曲
線の限界以上に飽和磁化を増大できる可能性がある。
第一は、1(in and ’I”akahashiら
は窒素ガス雰囲気中で蒸着したFe薄膜の磁化がαl、
M eに比べて20〜30%も増加することを見い出し
、この原因がI!’e181’12化合物の生成による
ことを明らかにした。l’e+aNz化合物は体心正方
晶構造(bct。
以下α′と略す)を持ち、−軸方向にひずんでいる。
第二は、αFeの圧力効果の実験である。αFeの磁化
及び格子定数の圧力依存性はそれぞれ次のような関係に
める。
ここに、0は磁化(em 11 / g )、Pは圧ツ
バkbar)及びaは格子定数(A)である。この二式
から判るように、もしαFeに負の圧力″′を加えるこ
とができれば格子の膨張が生じ、単位体積の増加に伴っ
て第1図に示すように磁化が増えると期待できる。
第三は、第二の可能性を支持するものとしで、A”er
sone””’af  (7)”7)”i算#’6ル。
彼ラバ、81)−d混成軌道を無視し、dバンドのみス
ピン分極が生じると仮定して、遍歴モデルを使ってスピ
ン分極を計算した。その結果、格子定数が大きくなるに
つれて磁気モーメントは増加する。
以上の三点から類推できるように、αFeの格子が膨張
又は変形すると磁化は増加すると期待できる。
実施例1 αp6の磁化を増大させる可能性の一つとして、−軸的
な格子ひずみが考えられる。この点を調べるために、純
鉄に一軸応力を加えた時の磁化の変化量を測定した。−
軸応力を加える手段として焼きはめ効果を使った。g2
図に示すように、室温でFeにA/、のリングをすき間
なくはめ込んで、組み合わせ円柱を作る。このli”e
とAtリングの組み合わせ円柱を室温から液体窒素温度
(77k)に冷やすと冷しばめが生じる。即ち熱膨張差
によυAtがpeより大きく縮みFeに圧力Pが半径方
向に加りる。その結果、PI eは半径方向にΔrだけ
組み、ポアソン比を通して長さ方向にΔhだけ伸びて格
子の一軸的変形が生じる。焼きばめが完全でおるとして
、冷しぼめ圧力の値とその圧力により生ずる体積及び軸
比の変化量が口1算できる。
以下、その計算過程を述べる。
At、FeO内、外半径をrとする。フリーの時、世鋭
に冷やすと熱膨張により縮み、内、外径はそれぞれr 
 k r r  Rrsとなる。ここにRA 1 + 
11+rsはそれぞれAt、li”eの熱膨張による収
縮を示す。組み会わせ円柱では、低温に冷やすと熱膨張
により縮むが、At、 Feの収縮の差aを補償するだ
けの変位が生じ、その変位をそれぞれ”JL11uP*
とすると、kl、Feの半径はr  RAz+uAz、
 + ’−Rr*+Lr*となる。よって、組み合わせ
円柱では、フリーの時に比べてA/、はUAZだけ紬み
、Feはur、たけ伸ひることになり、収縮の差δは次
のように与えられる。
r  RAt、+”hl=r  RAz+’rs   
・・−(a)δミ”Al  ”F@=HIAtRre 
    “1°(4)次に、圧締方向を正にとって考え
ると、FelAtが受ける応力は半径方向1円周方向に
ついて計算すると、 (σ、)、6=  P、(σt)r−=  P    
・・・(5)となり、変位Uは軸応力によるひずみを無
視すると次のようになる。
ここに、1・:、νはそれぞれヤング率、ポアソン比を
示す。
・・・(8) δ= RAl−Rre 二、f300(α^を一αr、)dT        
 ・・・(9)7 以上のことより、体積変化蓋は となる。又、[100)及び[110)方向の格子変形
として、軸比c / aは次のようになる。
グ 但し、[111〕方向の場合、軸比の変化はな(c/a
=1である。
以上のことより、A乙とFeの組み合わせ円柱を室温か
ら80 Kに冷やした時の体積及び軸比変化負を第1表
に示す。
第1表 第1表から判るように、冷しばめ効果による格子変形が
小さいので、磁化の変化量を精度よく測定するために、
磁気掘9子計を次のようにして用いた。即ち、2社の試
料の磁化の差分を241出す方法である。この方法の原
理を第3図に示す。第3図は磁気掘り子計をX軸方向か
らみた概略図である。図中、円6は電磁石のポールピー
スを表わし、P5は振り子の支点、C3は検出用コンデ
ンサー及びF、B、C,4はフィード・バック・コイル
を示す。試料位置7のイにだけ強磁性試料があるとすれ
ば、磁場勾配により試料は力を受け、振り子は電磁石の
中心方向に引き寄せられる。このためコンデンサーの容
量が変化し、この容量の変化を補償するようにフィード
・バック・コイルに電流が流れ、振9子を平衡位置に引
き戻すようになっている。今、イ、12組の強磁性試料
42口を電磁石の中心から相対する位t7にセットすれ
ば、磁場を印加した時2組の試料はそれぞれ電磁石の中
心方向に反対向きの力を受ける。口の試料より生じる力
の合力は試料19口での力の差として次式で与えられる
ここに、σは磁化(emu/g)、mは試料の重さ方向
の磁場勾配(Oe/crn)である。
試料イと口との磁化の差をΔ0とする。即ち、σイーσ
工+ Δσ             ・・(13)力
Fと出力電圧信号Vの比例定数をCイ (+5.とすれ
ば V=(C4mイー0口m口)σロ+CイmイΔσ   
・・・ (11υとなる。室温で式(14)の右辺の第
一項を零になるように位置の微調を行なう。その後、液
体窒素温度に冷却する。この時、冷しばめ効果が生じ磁
化がΔ0だけ変化すれば、この変化蓋Δσはとなって出
力′電圧で現われる。
測定結果を第4図〜第6図に示す。第4図は[115)
方向と、第5図は〔110〕方向と、第6図は[111
]方向と直角方向にそれぞれ焼きばめをした時、外部磁
場H−t 〜150000e l’での磁化の温度依存
性を示l〜ている。冷しぼめ効果の再現性或いは磁気振
り子側のS/N比が悪いため〃・、Δσは測定毎に異な
る値を示す。そこで、各結晶軸力向の試料について9回
測定を繰り返し行ない、80にで測定した磁化の変化量
をヒストグラムに−まとめたものが第7図である。ここ
では、測定結果の平均値を求め、この値をΔOとした。
Δσの値を第2表に示す。宍2には、計算値Iと計算値
用も併記している。ここに、計算値IはαFeの強制線
ai企の値と冷しばめ効果により生じた圧力P(式(8
))を使って1ト算した値であり、計算値■は式(1)
 、 (2)から求まる体積変化に対する磁化の変化量
Δσ/ΔV / V oと冷しばめにより生じた体積変
化量ΔV/Vo  (式(10))を使って計算した値
でおる。
冷しばめ効果により[100)及び[110)の両方向
には格子変形が生じ軸比c / aが変化するので、実
験値、Ft1°算値■と計算値■は異なる。
一方、〔111〕力向では軸比c / aの変化がなく
、実験値、計算値■とtt算値■はほぼ等しい。
このことより、実験値、計算値Iと計算値■[との1 差は、体積効果以外の磁化栄の寄与があることを意味し
ている。この寄与は格子の変形により生じた軸比c/a
の変化による磁化変化量である。
(1轟) 第2表 *は(115) 以上のことより、αFeを正方晶になるように一軸応力
を加える時生じる磁化変化量は単に体積変化による磁化
変化量だけでなく、格子の変形による軸比c/aの変化
もまた磁化の値に寄与することが判った。この時、軸比
c/aが大きくなれば磁化は増加する。
実施例2 peにもつと大きな格子変形を生じさせるために発生期
の侵入原子を使って p e中の格子間隙1 に多量の原子番侵入させた。この目的のために作成した
試料はα′相だけでなく残留オーステナイト相も含む2
相混相となっていた。そのため、メ(11) スバウアー効果を使って2相の質量比を求め、α′相単
相での格子の膨張又は変形と磁気モーノ71−間の関係
を調べた。Fe中に侵入する原子としてB、CおよびN
の非金属原子がある。ここでは、Fe中に侵入しゃすい
C,N原子の実験例を示す。発生期の侵入原子を使って
α′相を得るにはγ相で処理した後水焼龜入れする。こ
の時、ル1e  73系は0.1〜17at%BXpe
−C系はo、i 〜8.9at%CおよびFe−N系は
0.4〜10.38t%Nの領域がγ相となる。
試料に99.99%及び50μmの純鉄を用い、これに
炭素0.5.1.2.2.6.3.7.4.2.5.5
゜’1.2,7.8原子%及び窒素2.5.5.3.8
.9原子%を浸入させた。
炭素はCOガスとH2ガス及び窒素はN Ha ガスと
H2ガス中、8501Z’で処理することにより侵入さ
せた。この試料を室温に冷却後、ただちに液体窒糸中に
移したl) ′NIi、体窒素温度に保持した理由は、
試料中の残留オーステナイト相を少なくするためである
。このようにして作成した試料の表(12) 面および断面の組織を金属顕微鏡で観察すると、針状組
織が一様に拡がっており試料の中心部までマルテンザイ
ト変態が生じていた。
FeKX餓を使って測定した回折バター/の一例を第8
図に示す。図から判るように、正方晶になっているため
ピークが2つに分離している。Jこの例では c/a=1.056.a=2.848人、 c−3,0
06A    −(161となっている。この時、C原
子の量は化学発信の結果、5.5at%Cであった。他
の試料の測定結果と併わせて、CIJA子の濃[x(a
t%)と格子定数の間には c/ a= l+0.011X 、 c = 2.86
6−4−0.025x 、 a = 2.866−0.
0(13x・・・07) と近似できる。この結果、体積変化ΔV / V oと
して と表わされる。ここに、aoはαp eの格子定数で、
その値は2.866人である。式(17) 、 <18
)の関(1奮) 係はN原子の場合にも成り立ち、軸比c / a及び体
積変化ΔV / V oと濃度との関係を第9図に示す
。α′相でe」:、軸比及び体積が濃度とともに増加し
ている。
次に、5.5st%C−F e試料の室温でのメスバウ
アスペクトルを第10図に示す。図に示したよウニスペ
クトルは残留オーステナイト相中の2種類の常磁性FO
(r++ γ2)とα′相中の2種類の強磁性F e 
(”+Z a2’)から成り立っている。解析の結果、
α1′はC及びNFA子からみて1st隣接1,1 e
からの寄与、α2′は2nd以遠の隣接Feからの寄与
と判った。αl′及びα2′成分の内部磁場、四重極分
裂及びアイソマーシフトの濃度依存性をそれぞれ第11
図及び第12図に示す。αl′及びα2′成分ともに濃
度に対して四重極分裂が線形変化をしており、これは正
方晶による格子変形が生じていることに対応する。また
、α2′成分では内部磁場が濃度とともに変化しており
、磁気モーメントが増加している可能性があることを示
す。また吸収パターンの面積強度比の値(1に) を使って2相の質量比を決定した。残留オーステナイト
相の質量比R+rは次のようにして求めた。
H,、=8. /(8、+ηS、’)    ・091
ここにSrは残留オーステナイト相の寄与としてメスバ
ウアー効果に出現した吸収パターンの面積強度、Sal
はα′相の寄与としてメスバウアー効果に出現した吸収
パターンの面積強度、ηはα′相と残留オーステナイト
相の無反跳分率の比、即から室温における67peの有
効厚みは約10となり面積強度比5at7srは厚みに
よる補正が必要となる。この補正をした結果、残留オー
ステナイト相の質量比R5γの濃度依を性を第13図に
示t″02相混相となっている時、全体の磁化はそれぞ
れの相の磁化の和となる。即ち、次式で与えられる。
σ8−(σs ) a’ T%at4− <a s )
 rRr” 2o)ここにaBは試料全体の飽和磁化、
(σs )、’ ItJα′相での磁化、(CIりrは
残留オーステナイト相での磁化、Rα′は試料中に存在
するα′相の′距鯖比、(16) Rrは試料中に存在する残留オーステナイト相の質量比
を示す。11.(l、、 Ra ’ 十Rに1         ・・・eυとな
る。α′相単相での磁化は、式(20)と第13図中の
Rrの値を使って求めることができる。但し、残留オー
ステナイト相は室温において常磁性であるので(σ5L
y=0とした。このようにして求めたα′相での磁化の
濃度依存性を第14図に示す。図より、磁化は軸比c 
/ aが増えるとともに増加している。また、磁化の温
度変化曲線よりOKに外挿してOKでの平均磁気モーメ
ントpa’を得ることができる。侵入原子の磁気モーメ
ントを零と仮定して、il e原子の平均磁気モーメン
トπiを求める。第15図にπ1及びπの軸比及び侵入
原子の濃度依存性を示す。p6原子の磁気モーメントの
変化量Δ4Fsは侵入原子の濃度に対して Δπ=1゜112X10−3x”+〇、0223x  
 ・−・CIりと二次式で近似できる。ここに、Xは侵
入原子の濃度(at%)である。式(22)よp侵入原
子の濃度(1ち が増すにつれて磁化は大きくなることが判る。
ところで、侵入原子はα′相でFe中のへ亀1体格子間
位置に、ある規則性で占有している。即ち、3棟類の八
面体格子間位置(Ox 、 OY 、 (]2)でα′
相では侵入原子が一つの配置、たとえばO2位置に存在
する。この時、侵入原子がl+16中のO2位置に無秩
序に固溶していると仮定して、侵入原子より1st、2
nd、3rd及びそれ以遠の隣接peとなる割合を計算
できる。この結果を使って、Fe原子のとpうる平均磁
気モーメントは次のように与えられる。
アWe = (μ?。)+−4P+±(μr−)z、、
dP2+(Rr、)3raP3十(μrm )othe
rs P athers     ”’ O4ここに、
”t + P2 + Pa及びP athersはそれ
ぞれ、1st、2nd、3rd及びそれ以遠ノ1lJ4
接peになる割合である。この式で (μFm)lat二2.0μm        ・・・
(ハ)(μF * )2nd  == (μr−)sr
d =  3.0  μB        ・・・  
3Q(μFa)。1hara = 2.2μB    
    ・・・(至)と仮定すると、第16図に示すよ
うに計算結果と(1z) 測定結果が極めてよく一致する。この考え方に基づくと
、ISt隣接Feの場合、侵入原子とFe原子が共有結
合を作りFeの磁気モーメントは小さくなり、2 n 
(1及び3rd隣接1i’eの場合、侵入原子により格
子が膨張または変形して磁気モーメントが大きくなり、
3rd以遠の隣接Feは侵入原子、格子の変形の影響が
なく磁気モーメントは変化していない、。
実施例3 実施例2と同じ方法で、γFe合金中のF eの磁気モ
ーメント2.8〜3.0μBを得るために、rFe−N
i、r li’e−Co合金にC原子を添加した強制固
溶合金を作成した。ここではrye〜Ni合金にCIN
子を添加した実験例を示す。この時作成で話たF e−
N i −C系強制固溶合金はC原子の濃度によりα相
、α′相及びγ相の三相が実現した。α相及びα′相で
は実施例2と同様残□ φ11 留オーステナイト相を含む2相混相となっておシ、メス
バウアー効果を使って2相の質量比を求めた。
試料作成にあたってF’e、Ni及びCは平衡状態(1
λ) で固溶しないので、ここでは強制固溶の一例としてプラ
ズマ炉を用いた溶湯急冷法にょシ、部側固溶した。その
作成法を以下説明する。
■ 母材として純度99.99%、粒度1oooメツシ
シユのF Q 、 N i粉末及び分光用のC粉末を用
いた。
■ これらの元素を目的の組成に秤量しく0〜3at%
C)、その後よく混合する。
■ 混合した試料に圧力を加えてプレスを行ない、真空
中で熱処理して焼結する。
■ プラズマジェット炉のt&に急冷用銅板を装着して
、その上で試料を溶解し、これを別の銅ブロックでたた
き、急冷固溶した。
■ その後、ただちに液体窒素中に移した。液体9索温
度に保持した理由は、試料中の残’f;lA−ステナイ
ト相を少なくするためである。
このようにして作成した試料の表面および断面を全域顕
微鏡で観′察すると、針状のマルテンサイト組織が一様
に拡がっていた。このことより、試料中にはC原子が一
様に侵入していることが判っ(餡) た。
COKαχ線を使って測定した回折パターンの一例を第
17図に示す。正方晶になっているため、ピークが分離
している。図に示したように各ピークに対する指数付け
ができる。この例では、c/a=1.042 、a=2
.847A 、c −2,967人   ・t’a他に
、低角度側のピークは残留オーステナイト相によるもの
でおる。同一試料のメスバウアースペクトルを第18図
に、磁化の温度変化の測定結果を第19図に示す。第1
8図では、中心付近に残留オーステナイト相による常磁
性吸収ピークと強磁性α′相による6本のピークがある
。第19図より、磁化は2段の変化をしているが、これ
はα′相とγ相が2相混相となっているためである。
同図に破線で示し友ように高温領域からOKに外挿して
求めた値はOKでのα′相の磁化[ag(0)]α′で
ある。また、低温領域からOKに外挿して求めた値と〔
0g(0))α′との差はOKでのγ相の磁化〔0g(
0)lrである。
γ相の質量比Rrは例且で述べた手段を使って(2り 求め、その値を用いてb’e−Ni −C系強制固溶合
金■、02種類のシリーズでC原子の濃度とα相、α′
相及びγ相の3相の質量比の関係を第20図に示す。第
21図に■シリーズの測定結果を示す。C原子の濃度が
増えるにつれてα相よりα′相に結晶が変形し、これに
対応してc / aの値も図のように変化する。同図よ
りc / aが大きくなる時、平均磁気モーメン) (
it)α及びα′、内部磁場1−(i及び体積変化ΔV
 / V oも増加していることが判る。また、α相及
びα′相において(jl)α及びα′とΔV/V、の濃
度変化はよく対応している。第22図に■シリーズの測
定結果を示す。この系でも■シリーズと同様、C原子の
濃度が増えるにつれてα相よりα′相に結晶が変形し、
これに対応してい)α及びα’、I(1,c/a及びΔ
V/v、が変化する。また、この糸もα相及びα′相両
相において(ロ)α及びα′とΔV/Voの濃度変化は
よく対応した変化を示す。
第21図及び第22図より、α相及びα′相の両相では
平均磁気モーメントと単位胞の体積はC(A) 原子の濃度に対し−(同じような変化をボしている。
従って、α相での体積の変化量と平均磁気モーメントの
変化にとの関係を求めることができる。その関係を使っ
て、α′相での平均磁気モーメントの変化を体積変化に
よる寄与(体積効果)と軸比c / aの変化による寄
与(正方晶効果)に分離することができる。■、02褌
類のシリーズで体積変化に伴う平均磁気モーメントの変
化量を第23図に示す。図から判るように、体積変化に
対して(ll)、’の値は(Jl)、の変化量の処長線
上に位置しない。
この違いは前述したように正方晶効果に起因している。
この時軸比c / aが大きくなれば平均磁気モーメン
トは増加することが判る。
上配置−夕を基にして次のことが判った。
1、li’e及びFe合金では、正方品になるように格
子が変形した時、平均磁気モーメントの変化量は体積変
化と正方晶効果が重畳している。即ち、平均磁気モーメ
ントは次の式で与えられる。
Δμ=(Δμ)v十(Δμ)c/a    (ハ)ここ
に、(Δμ)y及び(Δμ)。/、はそれぞれ(21り 体積効果及び正方晶効果でおる。この時、軸比c/aが
増加すJ’lば平均磁気モーメントは増える。
2、(Δμ)Vと(Δμ)・/、のそれぞれの変化量は
αFeとFe−N i −C系強制固溶合金では一致し
ない。しかし、変化量の比1(Δμ)v/(Δμ)。7
.1の値はほぼ一致している。
3、Fe−C糸及びPe−N系合金のα′相単相でのp
 e原子の平均磁気モーメントの製置依存性を調べた結
果、次のことが判った。
侵入原子からみて、l S t、2nd、3 rd及び
それ以遠の瞬接Feとなる各F e原子の磁気モーメン
トは次の値をもつ。
(μto)+mt = 2.0 μs        
  ++・Q!J(μF m )2 ad及び3 ra
 = 3.0μB      ・・・■(μFa )o
 Lhsr + ”’ 2.2μB        ・
−(3])以上のことより、本発明によれば体心立方晶
構造を有するF e金属合金で格子の変形を与え、体心
正方晶構造にさせることにより、p6金属合金の平均磁
気モーメントを増加させることが可能で(281 千)る。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁化の強さと体積変化との関係を示す線図、第
2図はli” eとA I IJソング組み合わせ円柱
、第3図は磁気振り子計の概略図、第4図〜第23図は
本発明に関する諸実験の結果を示す諸特性図である。 1・・・p e試料、2・・・Atリング、3・・・コ
ンデンサー、4・・・フィード・バック・コイル、5・
・・支点、6・・・電磁石のボール・ピース、7・・・
試料位置。 代理人 弁理士 高榊明夫 1 ・     7ン (2幕) 第  1  図 △v/vo(す 第  2  図 第  3  図 第 4 図 丁(に) ■(K) 第  70  図 ×(αt%C) (’n’tj)fコア51JaよりI (銘)人11SI’Jヨ1NI (日T)”ゴ7r 第  20  目 (α〕 X(Wt、)/=ジ (b) 45− 塔 21 図 X(W7:始り

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、pe、Ni及びCOの少なくとも14■を主成分と
    する金属又は合金が体r9正方晶構造を有することを特
    徴とする磁性材。 2、特許請求の範囲第1項の記載において、前記金属又
    は合金は、MaYb(Mは鉄、ニッケルおよびコバルト
    からなる金属またはそれらの合金;Yはホウ素、炭素お
    よび窒素の1種以上;aは83〜99,9原子%、bは
    17〜0.1原子%)の磁性材。 3.4G許請求の範囲第1項又は第2項の記載において
    、前記金属又は合金は一軸方向にのみ格子ひずみが与え
    られている磁性材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60131949A (ja) * 1983-12-19 1985-07-13 Hitachi Metals Ltd 鉄−希土類−窒素系永久磁石
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JPH05275219A (ja) * 1992-11-20 1993-10-22 Hitachi Metals Ltd 鉄−希土類−窒素系永久磁石粉末およびそれを用いた磁石

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