JPS58141281A - 蓄熱材 - Google Patents
蓄熱材Info
- Publication number
- JPS58141281A JPS58141281A JP57024721A JP2472182A JPS58141281A JP S58141281 A JPS58141281 A JP S58141281A JP 57024721 A JP57024721 A JP 57024721A JP 2472182 A JP2472182 A JP 2472182A JP S58141281 A JPS58141281 A JP S58141281A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- urea
- heat storage
- acetic acid
- storage material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、蓄熱材に関するものである。
一般に、蓄熱材には、物質の顕熱を利用したものと、潜
熱を利用したものとが知られている。潜熱を利用した蓄
熱材は、顕熱を利用した蓄熱材に比較して、単位重量当
り、また単位体積当りの蓄熱量が大きく、必要量の熱を
蓄熱しておくのに少縫の蓄熱材でよく、そのため蓄熱装
置の小型化が用能となるものである。そして、これを利
用した蓄熱材は、顕熱を利用した蓄熱材のように、放熱
とともに温度が低下してしまわずに、転移点において一
定温度の熱を放熱するという特徴を有する。
熱を利用したものとが知られている。潜熱を利用した蓄
熱材は、顕熱を利用した蓄熱材に比較して、単位重量当
り、また単位体積当りの蓄熱量が大きく、必要量の熱を
蓄熱しておくのに少縫の蓄熱材でよく、そのため蓄熱装
置の小型化が用能となるものである。そして、これを利
用した蓄熱材は、顕熱を利用した蓄熱材のように、放熱
とともに温度が低下してしまわずに、転移点において一
定温度の熱を放熱するという特徴を有する。
ところで、従来よりＣＨ３Ｃ０ｏＨ（酢酸）は、１６．
７℃に融点を持ち、潜熱も約４６ ｃ ａ ｌ／９と大
きな物質であることが知られていた。しかし、これは融
点が１６．７℃と高いため、冷房用蓄熱材としての実用
化が困難なものであった。
７℃に融点を持ち、潜熱も約４６ ｃ ａ ｌ／９と大
きな物質であることが知られていた。しかし、これは融
点が１６．７℃と高いため、冷房用蓄熱材としての実用
化が困難なものであった。
本発明ハ、基本的ニはＣＨ３ＣＯ０Ｈとｃｏ（ＮＦ２）
２よりなり、その組成比率を変化させることによって、
蓄熱温度や放熱温度がコントロールでき、安価で吸放熱
性能の安定した蓄熱量の大きな蓄熱材を提供することを
目的とするものである。さらに詳細に述べるならば、こ
の蓄熱材のもっとも特徴とするところは、ＣＨ３ＣＯ０
ＨとＣＯ（ＮＦ２）２からなる点にあり、さらに、ｃｏ
（ＮＦ２）２の含有量がＣＨ３ＣＯ０Ｈとの合計量に対
して２０ ｗｔ％以下（ただし０ｗｔ％を除く）である
のが望ましい。
２よりなり、その組成比率を変化させることによって、
蓄熱温度や放熱温度がコントロールでき、安価で吸放熱
性能の安定した蓄熱量の大きな蓄熱材を提供することを
目的とするものである。さらに詳細に述べるならば、こ
の蓄熱材のもっとも特徴とするところは、ＣＨ３ＣＯ０
ＨとＣＯ（ＮＦ２）２からなる点にあり、さらに、ｃｏ
（ＮＦ２）２の含有量がＣＨ３ＣＯ０Ｈとの合計量に対
して２０ ｗｔ％以下（ただし０ｗｔ％を除く）である
のが望ましい。
以下、本発明の実施例について説明する。
市販の試薬特級のＣＨ３ＣＯ０ＨとＣＯ（ＮＦ２）２を
用いて、第１表に示すように所定量配合し、それを４０
℃まで加熱してできるだけ固形物を溶解させて、試料と
して用いた。これらの試料について、示差走査熱量計（
Ｄ、Ｓ、Ｃ，）を用いて潜熱の大きさと転移温度の測定
を行なった。潜熱の大きさはＤＳＣ曲線の吸熱部分の面
積から、転移温度は、吸熱ピークの温度から求めた。そ
れらの結果を第２表に示す。
用いて、第１表に示すように所定量配合し、それを４０
℃まで加熱してできるだけ固形物を溶解させて、試料と
して用いた。これらの試料について、示差走査熱量計（
Ｄ、Ｓ、Ｃ，）を用いて潜熱の大きさと転移温度の測定
を行なった。潜熱の大きさはＤＳＣ曲線の吸熱部分の面
積から、転移温度は、吸熱ピークの温度から求めた。そ
れらの結果を第２表に示す。
ところで当然のことであるが、０℃以下での転移は、こ
の場合不必要と考えられるので、対象にしなかった。
の場合不必要と考えられるので、対象にしなかった。
第２表の評価は、潜熱が３０ ｃａｌ／、９以上の試料
には○印を付し、潜熱が１５ｃａｌ／ｇ以上で３０ ｃ
ａ ｌ／９未満の試料にはΔ印を、また１６ｃａｌ／
、９未満の試料にはＸ印を付した。○印を付した試料は
蓄熱址が大きく実用化可能なものであり、Δ印を付した
試料蓄熱縁はそれほど大きくないが、転移温度が従来の
潜熱蓄熱材にない温度範囲にあるため十分実用化が可能
であると考えられるものである。
には○印を付し、潜熱が１５ｃａｌ／ｇ以上で３０ ｃ
ａ ｌ／９未満の試料にはΔ印を、また１６ｃａｌ／
、９未満の試料にはＸ印を付した。○印を付した試料は
蓄熱址が大きく実用化可能なものであり、Δ印を付した
試料蓄熱縁はそれほど大きくないが、転移温度が従来の
潜熱蓄熱材にない温度範囲にあるため十分実用化が可能
であると考えられるものである。
（以）全白）
第１表
第 ２ 表
第２表の結果から明らかなように、ＣＨ３ＣＯ０ＨにＣ
Ｏ（ＮＦ２）２を０．２５ｗｔ％加えると、融点は１６
．０℃まで低下するが、潜熱は４５ ｃ ａ ｌ／１７
であり、ＣＨ３ＣＯ０Ｈとほぼ同じである。ＣＯ（ＮＦ
２）２の含有量を増加させていくと、転移点は少しづつ
低下し、それにともなって潜熱も若干減少する。
Ｏ（ＮＦ２）２を０．２５ｗｔ％加えると、融点は１６
．０℃まで低下するが、潜熱は４５ ｃ ａ ｌ／１７
であり、ＣＨ３ＣＯ０Ｈとほぼ同じである。ＣＯ（ＮＦ
２）２の含有量を増加させていくと、転移点は少しづつ
低下し、それにともなって潜熱も若干減少する。
ｃｏ（ＮＦ２）２の含有量が６ｗｔ％の試料３では転移
温度が１０℃付近になり、その潜熱は４２ ｃ ａ ｌ
／９と大きい。さらに、ＣＯ（ＮＦ２）２の含有量を４
５ｗｔ係以上に増加させても、転移温度は、１０℃程度
から下には低下せず、潜熱だけが小さくなっていく０ このことより第２表の評価で○印とΔ印をつけた試料の
組成領域、つまりＣｏ（Ｎ）１２） ２の組成比率がＣ
Ｈ３ＣＯ０Ｈと合計量に対して０ｗｔ％より大きく、２
０ｗｔ４以下の範囲内であるとき、特にこのＣＨ３ＣＯ
０ＨとＣＯ（ＮＦ２）２からなる組成物が、蓄熱材とし
て望ましいものであることがわかる。
温度が１０℃付近になり、その潜熱は４２ ｃ ａ ｌ
／９と大きい。さらに、ＣＯ（ＮＦ２）２の含有量を４
５ｗｔ係以上に増加させても、転移温度は、１０℃程度
から下には低下せず、潜熱だけが小さくなっていく０ このことより第２表の評価で○印とΔ印をつけた試料の
組成領域、つまりＣｏ（Ｎ）１２） ２の組成比率がＣ
Ｈ３ＣＯ０Ｈと合計量に対して０ｗｔ％より大きく、２
０ｗｔ４以下の範囲内であるとき、特にこのＣＨ３ＣＯ
０ＨとＣＯ（ＮＦ２）２からなる組成物が、蓄熱材とし
て望ましいものであることがわかる。
つぎに、ＣＯ（ＮＦ２）２が８ｗｔ％、ＣＨ３ＣｏＯＨ
が９２ｗｔチの組′成比率の混合物７００９を、内径１
ｏ。
が９２ｗｔチの組′成比率の混合物７００９を、内径１
ｏ。
鴎、高さ１００ｗ５の円筒形容器に収納し、熱電対挿入
前付の栓で密封した。その容器を０℃と２０℃の間で加
熱、冷却を繰り返したところ、６℃付近で過冷却が破れ
、安定して融解と凝固を繰り返し、本発明の蓄熱材は、
連続使用においてもなんら問題は存在せず、安定した吸
放熱性能を有すものであることが確認できた。
前付の栓で密封した。その容器を０℃と２０℃の間で加
熱、冷却を繰り返したところ、６℃付近で過冷却が破れ
、安定して融解と凝固を繰り返し、本発明の蓄熱材は、
連続使用においてもなんら問題は存在せず、安定した吸
放熱性能を有すものであることが確認できた。
本発明は、上述のように、ＣＨ３ＣＯ０ＨとＣＯ（ＮＨ
２）２とからなり、それらの組成を変化させることによ
って、蓄熱温度および放熱温度をコントロールすること
ができ、安価で、吸放熱性能の安定した蓄熱量の大きな
蓄熱材を提供することができる。また、本発明において
他の融点降下剤を併用したり、過冷却防止材を用いたり
、その過冷肩１ｖ月１−材の沈降や凝集を防止するため
に増粘剤を用いたり、その他添加剤等を適宜加えたりし
てもよいのは当然のことである。この蓄熱材は、冷房を
目的とした空調用蓄熱装置だけでなく、蓄熱を利用する
あらゆる方面に応用可能なものである。
２）２とからなり、それらの組成を変化させることによ
って、蓄熱温度および放熱温度をコントロールすること
ができ、安価で、吸放熱性能の安定した蓄熱量の大きな
蓄熱材を提供することができる。また、本発明において
他の融点降下剤を併用したり、過冷却防止材を用いたり
、その過冷肩１ｖ月１−材の沈降や凝集を防止するため
に増粘剤を用いたり、その他添加剤等を適宜加えたりし
てもよいのは当然のことである。この蓄熱材は、冷房を
目的とした空調用蓄熱装置だけでなく、蓄熱を利用する
あらゆる方面に応用可能なものである。
Claims (2)
- （１） ＣＨ３ＣＯ０Ｈ（酢酸）とＣ０（ＮＦ２）２
（尿素）よりなることを特徴とする蓄熱材。 - （２） ＣＯ（ＮＦ２）２の組成比率が２０ｗｔ％以下
（ただしＱｗｔ％を除く）ことを特徴とする特許請求の
範囲第１．ＴＪｌ記載の蓄熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57024721A JPS58141281A (ja) | 1982-02-17 | 1982-02-17 | 蓄熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57024721A JPS58141281A (ja) | 1982-02-17 | 1982-02-17 | 蓄熱材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58141281A true JPS58141281A (ja) | 1983-08-22 |
Family
ID=12146017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57024721A Pending JPS58141281A (ja) | 1982-02-17 | 1982-02-17 | 蓄熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58141281A (ja) |
-
1982
- 1982-02-17 JP JP57024721A patent/JPS58141281A/ja active Pending
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