JPS5813936Y2 - 高圧力含じんガス用集じん装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は含しんガス、特に高圧力の含しんガス中かのダ
ストを除去する高圧刃金じんガス用集じん装置に係る。

従来から諸方面で採用されて来た乾式集じん器は、その
ほとんどが常圧に近い含じんガスを処理するものであり
、装置は第１図に示すように外殻１は薄鋼板製の円柱形
もしくは角形がほとんどで捕集ダストは外殻１の下方に
設けられたホッパ２を介して系外に排出するものであっ
た。

本装置は常圧のガス中からダストを除去するには支障は
なかったが例えば０．５ ｋｇ／ｃｍ ２程度以上の高
圧力の含じんガスを処理する場合、本装置の構造や形状
では耐圧強度および気密性等の点で問題があり実用設備
としては不適であった。

そこで本考案は高圧力の含じんガスの処理が可能な集じ
ん装置を提供することを目的としてなされたものであり
、外殻を円筒形として水平に横置してその両端は球形状
の鏡板構造として高圧力に耐える形状とし、乾式集じん
器として捕集したダストを系外へ排出する為に外殻の一
方の端部の下面に設ける複数の排出口は小口径で円形も
しくは楕円形の円形状断面を有し、各列に設けた排出口
のピッチをずらして複数列配列し、外殻の下面と集じん
部との間に設けたその全長がいずれかの排出口の上を通
過する掻寄板を外殻の伸長方向に移動させて、排出口の
開口部にダストを効率良く掻落すことにより長方形排出
口と１つたく同じ効果をもち圧力容器としての制圧強度
と安全性を格段に向上させた集じん装置を提供するもの
である。

次に本考案を第２図及び第３図に示す１実施例に基づい
て具体的に説明する。

第２図及び第３図において、バグフィルタあるいは電気
集じん器等のガス中からダクトを除却する集じん部１１
を両端が球形状の鏡板で形成され、ガスの導入口１２と
排気口１３とをもった円筒形状の外殻１４内に配置して
いる。

外殻１４は水平に横置してあり、円筒形の外殻１４の一
方の端部の下面には複数列に複数の排出口１５を設け、
各排出口１５はラップしないようにピッチをずらした位
置に配列し、外殻１４の下面と集じん部との間に外殻の
伸長方向に移動可能なダストの掻寄板１６が設けられ、
掻寄板１６が移動する際は、その全長がいずれかの排出
口１５の上を通過する様になっている。

上部の集じん部１１で捕集されたダクトは払い落し装置
により払い落され外殻１４の内側下面に堆積する。

それらのダクトは掻寄板１６により一方に集められる。

その際掻寄板１６はその全長が排出口１５の上を通過す
るのでダストは各々の排出口１５より効率良く系外に排
出される。

従って１個の排出口１５０ロ径を小さくする事が可能で
あり、耐圧強度にみあう位置に配列が可能なため外殻１
４の耐圧強度と安全性を格段に向上させること力；でき
るので、高圧刃金じんガスの処理も可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の集じん装置の斜視図、第２図は本考案の
１実施例の正面断面図、第３図は第２図中のＡ−Ａ矢視
図である。 １．１４・・・外殻、２・・・ホッパ、１１・・・集じ
ン部、１２・・・導入口、１３・・・排気口、１５・・
・排出口、１６・・・掻寄板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ガス中からダストを除去する集じん部を水平に横置した
   円筒形の外殻で囲み、同外殻の両端は球形状の鏡板で形
   成し、その外殻の一方の端部の下面には円形状断伺を有
   する複数の小口径の排出口を、各列に設けた排出口のピ
   ッチをずらして複数列配列すると共に、外殻の下面と集
   じん部との間に、外殻の伸長方向に移動して、その全長
   がいずれかの排出口の上を通過する掻寄板を設けたこと
   を特徴とする高圧刃金じんガス用集じん装置。