JPS5813910Y2 - 走行玩具の駆動装置 - Google Patents

走行玩具の駆動装置

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JPS5813910Y2
JPS5813910Y2 JP1977091632U JP9163277U JPS5813910Y2 JP S5813910 Y2 JPS5813910 Y2 JP S5813910Y2 JP 1977091632 U JP1977091632 U JP 1977091632U JP 9163277 U JP9163277 U JP 9163277U JP S5813910 Y2 JPS5813910 Y2 JP S5813910Y2
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JP
Japan
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gear
machine frame
winding shaft
spring
clutch
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Application number
JP1977091632U
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English (en)
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JPS5420791U (ja
Inventor
英行 平田
Original Assignee
平出 英行
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輪に支えられている走行玩具本体を床など
に押しつけるようにして往復移動させると、一方向に移
動するときだけ、走行玩具本体内に取付けたゼンマイバ
ネを巻き締めて動力を蓄積し、次いで、走行玩具本体を
手放すと、ゼンマイバネに蓄積されている動力を車輪に
伝えて走行させる走行玩具の駆動装置に関するものであ
る。
従来のこの種駆動装置は、車輪の駆動軸に取付けたギヤ
とゼンマイバネの巻軸に取付けたギヤとの間に歯合する
中間ギヤを機枠に穿設した長孔に軸支した中間軸に設け
、ゼンマイバネに蓄積された動力が車輪に伝わって、ゼ
ンマイバネが室全に解けた後、中間ギヤを逃がすように
構成されていたが、逃げた中間ギヤが回転する駆動軸の
ギヤに接触し続けて、駆動軸の回転に抵抗を与え、走行
距離を短縮させるばかりでなく、ギヤの歯がいたんだり
摩耗しやすいという欠点があり、また、数枚のギヤを歯
合させていたことから、装置が嵩張り、小型化しえない
という欠点があった。
また実公昭46−38823号公報記載と考案のように
、車輪軸にピニオンを固定するとともに、蓄勢歯車を遊
嵌し、外周に係合爪を有する保合リングを、その内周に
設けた保合歯片を常に上記ピニオンに歯合させて、ピニ
オンと一体に回転させることにより、蓄勢歯車に設けら
れている係合爪に係合リングの係合爪を係合させるよう
に構成されクラッチ機構もあるが、これにおいても、ピ
ニオンギヤがそれと歯合する係合歯片をかき上げるよう
にして、係合リングの係合爪を蓄勢歯車の係合爪と係合
する位置に押し上げるため、ピニオンギヤのギヤ歯が蓄
勢歯車の抵抗に打ち勝つだけの力が加わつた肉薄の係合
歯片により常にひつかかれて金切れ、即ちギヤ歯の切欠
や摩耗が生じて、動力伝達の機能が低下しやすいという
欠点は避けられない。
本考案は、このような諸欠点を解消した走行玩具の駆動
装置を提供しようとするものである。
以下図面にもとづいて本考案の一実施例を説明すると、
1は機枠で、駆動車輪2,2の駆動軸3とゼンマイバネ
の巻軸4とを軸架し、この両軸3と4には互に歯合する
ピニオンギヤ5と主動ギヤ6とをそれぞれフリー回転可
能に取付けである。
7はピニオンギヤ5に取付けたクラッチで、駆動軸3が
一方向に回転すると同軸に係合してピニオンギヤ5を一
方向に回転させ、駆動軸3が反対方向に回転すると同軸
に半クラツチ状態に係合してピニオンギヤ5を反対方向
へ回転させる。
8は主動ギヤ6の一方の側面に一体形成したつめ車、9
,9は主動ギヤ6の他方の側面において直径方向に相対
するように突設した突起、10は巻軸4に固定した円板
で、主動ギヤ6と対面する側の板面には巻軸4を間には
さんで相対する平行な突条11,11を突設し、反対側
の板面にはゼンマイバネの内端を懸架する突起12を突
設しである。
13は両端に一方向の係合つめ14.14を設けたクラ
ッチ板で、その中間部に穿設した長孔15へ巻軸4を挿
通するとともに、上記突条11,11の間にはさまれ長
孔15の一端と他端の間で摺動するように支持されてい
る。
16はゼンマイバネで、その内端を突起12に懸架し、
外端17を機枠1の内壁からゼンマイバネ16を被うよ
うに突設したボックス18の一部に懸架しである。
19は車台で、その底板20には、上記機枠1の両側面
において駆動軸3より前方へ少しずれた個所から突出し
た枢軸21.21を軸支する軸承22.22を突設する
とともに、底板20の一部に形成した板ばね23の先端
につめ車8と係合しうるつめ24を突設しである。
25は車台19に立設した支持杆で、これと機枠1の前
端間を結合する結合杆26との間には、第4図示のよう
に機枠1をその枢軸21.21を支点にしてつめ車8の
つめ24に対する保合がはずれる位置へ常時引き寄せる
スプリング27が懸架しである。
28は車台19の前方に架設した受動車輪である。
次に、上記の構成より成る走行玩具の駆動装置の作動に
ついて説明すると、先ず、車台19を床面などに押しつ
ける。
すると、第5図示のように機枠1の後端側が車台19の
底板20からはなれるように上昇すると同時に機枠1の
前端側かスプリング27の弾性に抗して降下し、つめ車
8がつめ24と係合する位置に移動する。
この状態で、車台19を第7図の矢印方向に移動させる
と、車輪2及び駆動軸3が矢印方向に回転し、クラッチ
7が駆動軸3に係合してピニオンギヤ5を車輪2の上記
回転方向と同方向へ回転させるため、主動ギヤ6及びつ
め車8が矢印方向に回転し、つめ車8はつめ24を板ば
ね23のばね圧に抗して押し下げながら回転する。
主動ギヤ6が矢印方向に回転すると、突起9,9も同方
向に回転して、どちらかが第8図示のように巻軸4上を
自重で降下しているクラッチ板13の下方の係合つめ1
4に当接しながら回転して、クラッチ板13から突条1
1,11を経て円板10に回転を伝えるのでゼンマイバ
ネ16が巻き締められている。
車台19を上記の移動位置から元位置へ向けて移動させ
ると、車輪2及び駆動軸3が逆方向に回転し、クラッチ
7が駆動軸3に半クラッチの状態で係合し、ピニオンギ
ヤ5を車輪2の上記回転と同方向へ回転させようとする
が、つめ車8がつめ24にかみ合って主動ギヤ6の回転
を止めるため、ピニオンギヤ5は主動ギヤ6と歯合した
まま静止し、駆動軸3がクラッチ7に対して半クラッチ
の状態に係合しながら空転する。
再び車台19を第7図の矢印方向に移動させると、前記
の作動が繰返されて、ゼンマイバネ16がさらに巻き締
められる。
このようにして車台19を何度か往復移動させて、ゼン
マイバネ16を充分に巻き締めたところで、車台19を
手放すと、車台19の押圧が解除され、機枠1の前端側
かスプリング27の弾性を受けて第4図示のように元位
置へ引き寄せられ、つめ車8がつめ24からはなれると
同時にゼンマイバネ16が解弾して円板10を逆回転さ
せるので、その回転が突条11,11からのクラッチ板
13の係合つめ14とそれに当接している突起9を経て
主動ギヤ6に伝わり、ピニオンギヤ5を逆回転させる。
するとピニオンギヤ5の逆回転がクラッチ7を経て駆動
軸3及び車輪2に伝わり、駆動軸3がクラッチ7に半ク
ラツチ状態に係合しつつ回転して、車台19を第7図の
矢印と反対方向に走行せしめる。
そして、ゼンマイバネ16が解弾を続ける間は、クラッ
チ板13の係合つめ14が突起9を押し続けるため、主
動ギヤ6がピニオンギヤ5に回転動力を伝達しながら回
転し、ゼンマイバネ16の解体が終ると、円板10が停
止し、巻軸4も停止するが、駆動軸3は惰力で回転して
車台19の走行を持続させ、主動ギヤ6は回転動力を伝
達する機能を失ってピニオンギヤ5と歯合したまま巻軸
4上で第9図の矢印方向にフリー回転する。
すると、突起9,9も同方向に回転し、それらが、クラ
ッチ板13の係合つめ14の先端を通過するときクラッ
チ板13を押し下げ、通過後はクラッチ板13が自重で
降下するため、円板10は回転されず停止して、ゼンマ
イバネ16の逆巻きが防止される。
上記実施例では、ピニオンギヤ5と主動ギヤ6の2枚の
ギヤを使用する例を示したが、両ギヤの間に適当枚数の
中間ギヤを歯合させることもできるばかりでなく、クラ
ッチ板が、円板に設けられた平行な突条の間で摺動しな
がら自重で降下して、下方の係合つめが主動ギヤに設け
られている突起に自動的に当接して、円板に回転を伝達
することによりゼンマイバネを巻き締めるから、既述従
来の各クラッチ機構のようにギヤ歯がいたんだり、摩耗
したりして動力の伝達機能が低下するようなことは皆無
であり、クラッチ板にギヤ歯を設ける必要がないから、
クラッチ板の構造が簡単で製作容易であり、装置の組立
も容易になる。
また、機枠1をつめ車8のつめ24との係合がはずれる
位置へ常時引き寄せるには、上記実施例に示したように
、機枠1の前端側を吊り上げるようにするほが、各方向
へ引き寄せることができる。
車輪の駆動軸に固定したギヤとゼンマイバネの巻軸に固
定したギヤとを歯合させただけで、車台を前後に移動さ
せると、車台が一方て移動するときにはゼンマイバネが
巻き締められているが、他方へ移動するときにはゼンマ
イバネが巻き戻されてしまい、前後に移動させながらゼ
ンマイバネを次第に巻き締めることはできず、車台を一
方へ長距離移動させていって、ゼンマイバネを充分に巻
き締めないと、走行させることができないが、本考案は
、車輪の駆動軸とゼンマイバネの巻軸とに上記の構成よ
り戒るクラッチを取付けたがら、ギヤが常時歯合したま
まで車台を前後に短距離移動させることにより、ゼンマ
イバネを次第に巻き締めることができ、ゼンマイバネに
蓄積された動力が車輪に伝わるときは、駆動車のギヤに
歯合するギヤは逃げることなく常時歯合しつつフリー回
転するため、駆動時に抵抗がかからず、走行距離を一段
と長く延ばすことができるばかりでなく、ギヤの歯がい
たんだり、摩耗を防ぐことができる。
また、上記実施例に示したようにギヤを最少限の2枚使
用するだけで駆動装置を組立てることができるため、装
置の嵩張りを減らし、一段と小型化した駆動装置を提供
することができるなど諸効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は車台の
一部を切欠した側面図、第2図は上面図、第3図は車台
の一部を切欠した後方側面図、第4図は機枠がつめ車の
つめに対する係合位置がらはずれた位置に支持された状
態を示す図、第5図は機枠がつめ車のつめに対する保合
位置へ移動した状態を示す図、第6図は本考案装置の一
部を断面にした拡大上面図、第7図は本考案装置の一部
を断面にした拡大側面図、第8図はゼンマイバネ巻き締
め時のクラッチ板の作動状態を示す図、第9図はゼンマ
イバネの解体後のクラッチ板の作動状態を示す図である
。 1・・・・・・機枠、3・・・・・・駆動軸、4・・・
・・・巻軸、5・・・・・・ピニオンギヤ、6・・・・
・・主動ギヤ、7・・・・・・クラッチ、8・・・・・
・つめ車、9・・・・・・突起、10・・・・・・円板
、11・・・・・・突条、3・・・・・・クラッチ板、
14・・・・・・係合つめ、15・・・・・・長孔、6
・・・・・・ゼンマイバネ、19・・・・・・車台、2
1・・・・・・枢軸、22・・・・・・軸承、23・・
・・・・板ばね、24・・・・・・つめ、27・・・・
・・スジ1ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機枠に車輪の駆動軸と、ゼンマイの巻軸を軸架し、巻軸
    には、主動ギヤをフリー回転可能に取付けるとともに、
    主動ギヤと間隔をおいて円板を固定し、駆動軸には、上
    記主動ギヤと中間ギヤを介しまたは介さずに互に歯合す
    るギヤをフリー回転可能に取付け、このギヤには、駆動
    軸が一方向に回転すると同軸に係合し、反対方向に回転
    すると半クラツチ状態に係合するクラッチを取付け、上
    記主動ギヤにおいて、上記円板と対面する側面には突起
    を設け、反対側の側面にはつめ車を設け、上記円板にお
    いて、主動ギヤと対面する板面には、巻軸をはさんで相
    対する平行な突条を設け、反対側の板面には、外端を機
    枠の適当個所に固定したゼンマイバネの内端を懸架する
    突起を設け、上記突条の間には、両端に主動ギヤに設け
    られた上記突起と係合する一方向の保合つめを有するク
    ラッチ板を、その中間部に穿設された長孔へ巻軸を挿通
    して摺動自在に支持し、上記機枠を車台に対し、上記つ
    め車が車台に設けた板ばねに突設されたつめと係合する
    位置と、係合がはずれる位置との間で移動可能に架設し
    、かつ上記機枠を、スプリングなどで上記つめ車が上記
    つめとの係合がはずれる位置へ常時引き寄せるように支
    持して成る走行玩具の駆動装置。
JP1977091632U 1977-07-12 1977-07-12 走行玩具の駆動装置 Expired JPS5813910Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977091632U JPS5813910Y2 (ja) 1977-07-12 1977-07-12 走行玩具の駆動装置

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JP1977091632U JPS5813910Y2 (ja) 1977-07-12 1977-07-12 走行玩具の駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPS5420791U JPS5420791U (ja) 1979-02-09
JPS5813910Y2 true JPS5813910Y2 (ja) 1983-03-18

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JP1977091632U Expired JPS5813910Y2 (ja) 1977-07-12 1977-07-12 走行玩具の駆動装置

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57131687A (en) * 1981-02-06 1982-08-14 Tsubakimoto Chain Co Overhead travelling conveyor
JPS5887784U (ja) * 1981-12-10 1983-06-14 鹿島建設株式会社 荷役装置
JPS6168088U (ja) * 1984-10-11 1986-05-09
JPH0479769U (ja) * 1990-11-27 1992-07-10

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JPS5420791U (ja) 1979-02-09

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