JPH041995Y2 - - Google Patents

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JPH041995Y2
JPH041995Y2 JP1985077483U JP7748385U JPH041995Y2 JP H041995 Y2 JPH041995 Y2 JP H041995Y2 JP 1985077483 U JP1985077483 U JP 1985077483U JP 7748385 U JP7748385 U JP 7748385U JP H041995 Y2 JPH041995 Y2 JP H041995Y2
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walking
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toy
planetary gear
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H11/00Self-movable toy figures
    • A63H11/18Figure toys which perform a realistic walking motion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H17/00Toy vehicles, e.g. with self-drive; ; Cranes, winches or the like; Accessories therefor
    • A63H17/004Stunt-cars, e.g. lifting front wheels, roll-over or invertible cars
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H31/00Gearing for toys
    • A63H31/08Gear-control mechanisms; Gears for imparting a reciprocating motion

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  • Toys (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、立つた状態では歩行用脚部材によ
つて歩行をし倒れた状態では駆動輪によつて走行
をする歩行・走行玩具に関するものである。
(先行技術) 本出願人は、先に未だ知られていない斬新な歩
行・走行玩具と歩行・走行玩具用動力ユニツト
(実願昭59−70917、実願昭60−20412、本出願時
においてはいずれも未公開)を提案した。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、この種の玩具では、歩行は低速で、
走行は高速で行なわなければ玩具として面白くな
いので、低速−高速間の動力切換えを行なわなけ
ればならず、その切換手段として、上記先行技術
(実願昭59−70917、実願昭60−20412)では、い
ずれも手動切換えを採用していた。
しかし、その手動切換えは面倒でかつ忘れ易い
がために、その切換えを忘れて調速歯車機構の作
動可能な状態のままで駆動輪を床に擦接してゼン
マイを巻き上げてしまう場合があり、そのような
場合には調速歯車機構を構成する歯車に無理な負
荷が掛つてその歯車が破損してしまうという問題
点がある。
この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたもので、簡単な構成で自動的に、しか
も確実に、速度の切換えができる切換機構を具え
た歩行・走行玩具を提供する目的でなされた。
(問題点を解決するための手段) この考案に係る歩行・走行玩具は、上記問題点
を解決するために、任意の形状をした玩具本体
に、ゼンマイ式動力源と、該動力源から動力を伝
達歯車群を介して供給されて回転される駆動輪
と、同動力源から動力を前記伝達歯車群およびク
ランク機構を介して供給されて歩行運動を行なう
一対の歩行用脚部材と、前記伝達歯車群を構成す
る伝達歯車に常時噛合しながら該歯車の回転方向
に移動可能に設けられた遊星歯車の移動による切
換によつて前記伝達歯車群を構成する前記歯車に
連けい、解除可能な調速歯車機構と、前記玩具本
体が倒れたときの前記駆動輪の接地時に一端が接
地しその接地圧により回動され他端部で前記遊星
歯車を前記調速歯車機構を作動させる前記歯車か
ら離脱させる回動部材とを設置した構成とした。
(作 用) 上記のように構成したので、歩行・走行玩具を
倒して駆動輪を床に擦接してゼンマイを巻き上げ
るときには、回動部材がその一端の接地によつて
回動されその他端で遊星歯車を移動させることに
より調速歯車機構への動力の伝達が解除されてい
るので、調速歯車機構を構成する歯車に負荷が掛
らない。また、歩行・走行玩具が倒れた状態で駆
動輪によつて走行するときにおいても、前記と同
様に調速歯車機構へ動力が伝達されないので、高
速走行を行なえる。
一方、前記の如くしてゼンマイが巻き上げられ
た後に、歩行・走行玩具をその駆動輪が床面から
離れるように持ち上げるか、或いは、歩行用脚部
材によつて立たせた場合には、回動部材に妨げら
れることなく、遊星歯車が調速歯車機構に動力を
供給する歯車方向に移動し、その歯車と噛合し調
速歯車機構が作動されることとなるので、歩行用
脚部材および駆動輪の動きが低速に維持され、も
つて、ゆつくりした歩行運動が可能となり、か
つ、駆動輪および歩行用脚部材が接地しない状態
に持ち上げられているときにおける動力のロスが
少なくなる。
(実施例) 図はこの考案に係る歩行・走行玩具1の実施例
を示すものである。
そのうち、第1図は歩行・走行玩具1(前、
後、上、下をそれぞれ符号A,B,C,Dにて示
す。)の側面図で、この歩行・走行玩具1は概略
次のように構成されている。
即ち、この歩行・走行玩具1はその外殻を構成
する玩具本体10を具えており、該玩具本体10
の前部下側中央部に従動輪11が回転自由に取り
付けられる一方、同玩具本体10の後部下側にゼ
ンマイ式動力ユニツト20が取り付けられてい
る。ゼンマイ式動力ユニツト20は、その詳述を
後述するが、概略、一対の駆動輪21,21およ
び一対の歩行用脚部材81,82と、これらを動
かす動力機構(後述)と、この動力機構を高速と
低速とに切り換える回動部材23とを具えてお
り、前記一対の駆動輪21,21と回動部材23
の一端部とが玩具本体10の後部下側から接地可
能に突出するとともに一対の歩行用脚部材81,
82の一端部が玩具本体10の後端部から外方に
突出した状態に配置されている。
このような構成により、歩行・走行玩具1は、
従動輪11と一対の駆動輪21,21とが床10
0に接地するように倒して駆動輪21,21を床
面上にて擦接して回転させると、後述の機構によ
りゼンマイ式動力ユニツト20中のゼンマイ(後
述)が巻かれ、その巻かれた状態で放すと高速に
走行する。一方、前記一対の歩行用脚部材81,
82の突出端部が接地するように歩行・走行玩具
1を立たせると、前記回動部材23によつて動力
が高速から低速に切り換えられ一対の歩行用脚部
材81,82によりゆつくりした歩行運動が行な
われながら移動して行く。
次に、この歩行・走行玩具1の各部の構成につ
いて詳しく説明する。
前記玩具本体10は第1図に側面図にて示すよ
うに航空機玩具の外観形態をし、内部は中空状に
なつている。この玩具本体10の前部の下側中央
部には、第1図に示すように、前記従動輪11が
回転自由に取り付けられている。また、同玩具本
体10の後端の上下部には、第2図に示すよう
に、左右一対ずつの補助脚12,12,13,1
3が突設されている。これら補助脚12,12,
13,13の存在により、玩具本体10は、それ
が立てられたときに、一定高さに維持される。
一方、前記ゼンマイ式動力ユニツト20は、第
3図〜第6図に示すように、次のように構成され
ている。
即ち、動力ユニツト20は、その外殻を構成す
る機枠60に、動力機構として、ゼンマイ式動力
源30と、伝達歯車群40を構成する複数の歯車
41,42,43,44,45,46と、調速歯
車機構50を構成する歯車51およびガバナ機構
50aと、左右の両端部に駆動輪21が固定され
る駆動軸6と、クランク機構7を構成する左右の
カム71,71と、歩行用脚部材81,82と、
回動部材23とが組み込まれて構成されている。
そして、その詳細および相互の関連性は次のよう
になつている。
前記機枠60は中空の箱状の形状をしている。
また、前記ゼンマイ式動力源30は渦巻状のゼ
ンマイ(図示省略)の内端部が機枠60中に設置
されたゼンマイ軸8に固定される一方、外端部が
機枠60に固定されていて、ゼンマイ軸8を第5
図中反時計方向へ回転させると、前記ゼンマイ
(図示省略)が巻き込まれ、同ゼンマイが解かれ
るときにはゼンマイ軸8が同図中時計方向に回転
される構成となつている。前記ゼンマイ軸8には
大歯車部41aと小歯車部41bとが一体に設け
られてなる歯車41が固定されている。
また、前記伝達歯車群40は、ゼンマイ軸8に
固定された前記歯車41と、駆動軸6に固定され
た歯車45および伝達歯車46と、大歯車部44
aと小歯車部44bとが一体に設けられてなり大
歯車部44aにおいて前記歯車45に常時噛合す
る歯車44と、該歯車44の大歯車部44aに常
時噛合するとともに同大歯車部44aの外周部に
沿つて移動可能に支持されその移動に伴つて歯車
41の小歯車部41bと噛合、離脱する遊星歯車
42(この遊星歯車42は機枠60の両側壁に設
けられ、歯車44の軸心を曲率の中心とする円弧
状軸孔60aによつて移動自在に支持された回転
軸42aに固定されている。)と、小歯車部43
bにおいて前記大歯車部41aの外周部に沿つて
移動可能に支持されその移動に伴つて前記小歯車
部44bと噛合、離脱する遊星歯車43(この遊
星歯車43は機枠60の両側壁に設けられた、歯
車41の回転軸心を中心とする円弧状軸孔60a
によつて移動自在に支持された回転軸43cに固
定されている。)とから構成されている。この伝
達歯車群40の構成は上記構成に限定されるので
なく、ゼンマイ式動力源30と駆動軸6との間で
動力を相互に授受させる役割を果たすものであり
さえすればよく、その構成如何は問わない。
前記減速歯車機構50は、爪車51aと該爪車
51aの爪に両端に設けられた一対の鉤状片部5
2a,52aが交互に当接しながら軸54を中心
として往復回動を行なう振子片52とによつて調
速を行なう周知のガバナー機構50aと、前記爪
車51aと一体に設けられ後述の遊星歯車55か
ら回転動力を受けて前記ガバナー機構50aを作
動させる歯車51bとから構成されている。
前記遊星歯車55は、前記伝達歯車46に常時
噛合する小歯車55aと、この小歯車55aと一
体に設けられその移動に伴つて前記歯車51bと
噛合、離脱する大歯車55bとから構成され、そ
の移動は機枠60の両側壁に設けられた、伝達歯
車46の軸心を曲率の中心とする円弧状軸孔60
cによつて移動自在(昇降自在)に支持された回
転軸55c(第5図)に固定されることにより可
能とされている。このような構成により、遊星歯
車55は、それの小歯車55aが前記伝達歯車4
6と噛合しながら、その伝達歯車46の回転方向
に移動し、その移動に伴つて、大歯車55bが歯
車51bと噛合、離脱される。つまり、駆動輪2
1,21が第5図中時計方向、即ち、ゼンマイ式
動力源30のゼンマイ(図示省略)を巻き上げる
方向に回転するときは、遊星歯車55が下降する
方向に移動して、大歯車55bが歯車51bから
離脱する。逆に、駆動輪21,21が前記ゼンマ
イの解旋力で、第5図中反時計方向、即ち、走行
する方向に回転するときは、上昇する方向に移動
して、大歯車55bが歯車51bと噛合し、その
結果、調速歯車機構50が作動され、駆動輪2
1,21の回転が減速される。
一方、前記回動部材23は、機枠60の後部下
側に突設された軸受60d,60d間に横架され
た軸23cにより、中間部において、回動自在に
支持されている。この回動部材23は接地部23
aと円弧状の腕部23bとからなり、前記接地部
23aは機枠60の下側に突出し、前記腕部23
bは前記遊星歯車55の軸55cの上側に位置し
ている。この回動部材23の回動限は機枠60に
横架されたピン24(第5図)により所定範囲内
に規制されている。
この回動部材23の接地部23aと腕部23b
とは、接地部23aの下端が、略、従動輪11の
下端と駆動輪21,21の下端とを結ぶ線上にあ
るときに、腕部23bで軸55cを押し下げて遊
星歯車55を歯車51bから完全に離脱させられ
る配置関係にある。つまり、歩行・走行玩具1を
倒して従動輪11と駆動輪21,21とが接地し
た状態に置くと、回動部材23が第5図中反時計
方向に回動して接地部23aの下端が従動輪11
の下端と駆動輪21,21の下端とを結ぶ線と同
一レベルになつて、このとき、遊星歯車55が前
記ゼンマイ(図示省略)の解旋力により第5図中
反時計方向に回転する伝達歯車46によつて歯車
51bに噛み合う方向へ上昇力を与えられるにも
拘らず、回動部材23の腕部23bによつて強制
的に歯車51bから離脱する方向へ押し下げされ
ることとなる。
なお、前記回動部材23は、上記のようにして
第5図中反時計方向への強制的な回動力が付与さ
れない限り、伝達歯車46の回転に基づく遊星歯
車55の昇降を妨げない重量バランス(モーメン
トを作る重量バランス)に保たれている。
また、前記歩行用脚部材81,82と該脚部材
81,82に歩行運動を行わせるクランク機構7
を構成するカム71,71は次のように構成され
ている。
即ち、前記カム71,71は円板形状をしその
中心からずれた部分(偏心した部分)が機枠60
の両側壁内側に近接した前記駆動軸6部分に固定
された構成とされ、これら左右のカム71,71
は互いに位相180°ずれた配置となつている。
一方、前記歩行用脚部材81,82は、機枠6
0の両側壁内側部近傍に相互に平行かつ略水平で
あるとともにそれらの前後の端部がそれぞれ機枠
60の前後壁部に設けられた透孔(図示省略)か
ら突出した状態に配置されている。
これら歩行用脚部材81,82の前端部には、
第6図に示すように、その長手方向に沿う長孔8
1a,82aがそれぞれ設けられ、これら長孔8
1a,82aが機枠60の両壁部内側にそれぞれ
水平方向に向けて突設されたピン61,61に緩
みをもつ外嵌されているとともに歩行用脚部材8
1,82の中央部分に膨出して設けられた円形の
透孔81b,82bが緩みをもつて前記カム7
1,71に外嵌されている。
従つて、カム71,71が第6図中反時計方向
に回転すると、歩行用脚部材81,82が交互に
同図に矢印Mにて示すように歩行的な運動を行
う。
なお、この実施例では、玩具本体10に対して
着脱自在な機枠60に走行と走行に必要な各種部
品を組み込んでユニツト化したゼンマイ式動力ユ
ニツト20を用いたが、ユニツト化しないで、玩
具本体10に必要な部品を直接組み込むようにし
てもよい。また、円板状のカム71,71によつ
て、歩行用脚部材81,82に上記のような動作
をさせるクランク機構7を構成したが、歩行用脚
部材81,82に同様の動作を起こさせるもので
あれば、カム71,71でなく、別のもの(例、
軸を折り曲げたもの)でクランク機構7を構成し
てもよい。
次に以上のように構成された歩行・走行玩具1
の動作について説明する。
先ず、歩行・走行玩具1を倒して従動輪11と
駆動輪21,21とが床100に接地した状態に
してから、第7図に矢印Xで示す方向、即ち後退
させる方向に動かす。すると、駆動輪21,21
が同図中時計方向に回転されるので、駆動軸6に
固定された歯車45によつて歯車44が反時計方
向(同図に矢印に示す方向)に回転され、その歯
車44と噛み合う遊星歯車42が歯車44の大歯
車部44aの外周部に沿つて反時計方向に移動さ
れてゼンマイ軸8に固定された歯車41の小歯車
部41bと噛合する。このような歯車の噛み合わ
せにより、駆動輪21,21の回転がゼンマイ軸
8に伝達され、ゼンマイ軸8は同図中反時計方向
に回転される。これにより、ゼンマイ軸8に固定
されたゼンマイ(図示省略)が巻き込まれる。
このときには、駆動輪21,21とともに時計
方向に回転する伝達歯車46の回転力と接地部2
3aが床100上に接地した回動部材23の腕部
23bとによつて遊星歯車55が下降せられて調
速歯車機構50への動力伝達が解除されているの
で、調速歯車機構50による負荷を受けず、円滑
にゼンマイ(図示省略)の巻き込みが行なえる
し、また、ゼンマイ巻込み時に加える力によつて
調速歯車機構50を達成する部品が傷むこともな
い。また、このときには、遊星歯車43は、同図
中反時計方向に回転する大歯車部41aによつて
反時計方向に引張られて大歯車部41aの外周部
に沿つて反時計方向に移動し、もつて遊星歯車4
3の大歯車部43aは歯車44の小歯車部44b
から離脱しているので、ゼンマイ巻上げの支障と
ならない。
このようにしてゼンマイを巻き上げた後、歩
行・走行玩具1をそのまま放して駆動輪21,2
1の拘束を解くと、ゼンマイが解旋を始め、これ
に伴い、歯車41が第8図に矢印を付して示すよ
うに時計方向に回転し始める。すると今度は、遊
星歯車43が大歯部41aの外周部に沿つて、同
図中時計方向へ移動し、その結果、大歯車部43
aが歯車44の小歯車部44bに噛合する。この
ような歯車の噛み合わせによつて、ゼンマイの解
旋によるゼンマイ軸8の回転が増速されて駆動軸
6に伝達され、駆動軸6が同図中反時計方向へ回
転される。この駆動軸6の回転に伴つて駆動輪2
1,21が同図中反時計方向に回転し、歩行・走
行玩具1は高速で前進走行をする。これと同時
に、歩行用脚部材81,82は前述した機構によ
り歩行的な運動(第6図に矢印Mにて示す運動)
を行なつているが、それらは接地していないた
め、歩行移動は行なわれない。
このときには、遊星歯車42は、遊星歯車43
によつて同図中時計方向に回転される歯車44に
よりそれの大歯車部44aに沿つて反時計方向へ
移動せられ歯車41の小歯車部41bから離脱し
ているので、上記歯車の噛合による動力伝達への
支障は無い。またこのとき、遊星歯車55は、駆
動輪21,21とともに反時計方向へ回転する伝
達歯車46により上昇力、即ち、伝達歯車46に
沿つた反時計方向(第8図中)への移動力を与え
られるが、その力に抗して、上記ゼンマイ巻込時
と同様に、回動部材23によつて強制的に下降せ
しめられ歯車51bから離脱しているので、調速
歯車機構50は休止状態にあり、駆動輪21,2
1は高速回転状態に保たれる。
一方、前述の如くしてゼンマイを巻き上げた状
態において、歩行・走行玩具1を持ち上げて回動
部材23の接地部23aの床100上への接地を
解除すると、遊星歯車55は回動部材23による
規制力を解除され、駆動軸6とともに反時計方向
へ回転する伝達歯車46による回転力により上
昇、即ち、同伝達歯車46の外周部に沿つて反時
計方向へ移動せられて歯車51bと噛合する。そ
の結果、調速歯車機構50が作動してゼンマイの
解旋速度が減速され、駆動輪21,21および歩
行用脚部材81,82の回転および歩行運動が減
速される。それにより、非走行時における動力の
ロスが少なくなる。
また、前述の如くしてゼンマイを巻き上げてか
ら、歩行・走行玩具1を、第1図に示す如く、補
助脚12,12,13,13で床100上に立た
せると、歩行用脚部材81,82が、交互に、非
接地状態で前方に踏み出しては床100の面を掻
いて後退する運動(歩行運動)をして前進する。
このときは、第9図に示すように、遊星歯車55
が伝達歯車46の反時計方向への回転力により、
伝達歯車46の外周に沿つて反時計方向に移動さ
れて大歯車55bが歯車51bと噛合し、もつて
調速歯車機構50が作動した低速状態にある。従
つて、歩行動作はゆつくりと行われる。
(考案の効果) こう考案によれば、歩行と走行の両方の運動が
行なえる外、特に回動部材と該回動部材により移
動される遊星歯車の働きによつて、ゼンマイ巻上
げ時と走行時には、必ず調速歯車機構への動力伝
達を解除でき、かつゼンマイを巻き上げた状態
で、歩行・走行玩具を持ち上げたり立たせたりし
て駆動輪の接地を解除させると必ず調速歯車機構
への動力が伝達されて調速歯車機構が作動される
こととなる。つまり、回動部材によつて、高速と
低速間の動力切換えが自動的に行なわれるので、
手動操作は必要とせず、ゼンマイ巻上げ時に調速
歯車機構に動力が伝わつて調速歯車機構を構成す
る部品を傷めることは無く、また、ゼンマイを巻
き上げた状態で歩行・走行玩具を持ち上げた場合
にすぐに調速歯車機構が作動して低速に維持され
るので、高速状態のままで駆動輪の接地が解除さ
れたのに比べ動力のロスが軽減されることとな
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案に係る歩行・走行玩具の実施例を
示すもので、そのうち、第1図は立てた状態と倒
した状態を示す側面図、第2図は後部を示す部分
斜視図、第3図は横断して内部機構を示す説明
図、第4図は縦断して背面から見た内部機構の一
部を示す説明図、第5図は内部機構の説明図、第
6図はクランク機構と歩行用脚部材を示す説明
図、第7図はゼンマイ巻上時における歯車の噛合
関係を示す説明図、第8図は駆動輪による走行時
における歯車の噛合関係を示す説明図、第9図は
歩行移動時における歯車の噛合関係を示す説明図
である。 1……歩行・走行玩具、7……一対のクランク
機構、10……玩具本体、21……駆動輪、23
……回動部材、30……ゼンマイ式動力源、40
……伝達歯車群、46……伝達歯車、50……調
速歯車機構、51b……歯車、55……遊星歯
車、81,82……歩行用脚部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 任意の形状をした玩具本体に、ゼンマイ式動力
    源と、該動力源に伝達歯車群を介して相互に回転
    動力の授受が可能に連けいされた駆動輪と、相互
    に略180°位相を異にし前記伝達歯車群を介して前
    記動力源から供給される回転動力を歩行用動力に
    変換する一対のクランク機構と、該一対のクラン
    ク機構により歩行用動力を与えられて歩行運動を
    行なう一対の歩行用脚部材と、前記伝達歯車群を
    構成する伝達歯車に常時噛合しながら該歯車の回
    転方向に移動可能に設けられた遊星歯車と、該遊
    星歯車の移動に伴つて該遊星歯車が噛合、離脱す
    ることによつて該遊星歯車から適宜回転動力を供
    給されて回転する歯車に連動して作動する調速歯
    車機構と、前記玩具本体が倒れたときの前記駆動
    輪の接地時に一端が接地しその接地圧により回動
    され他端部で前記遊星歯車を前記調速歯車機構を
    作動させる前記歯車から離脱させる回動部材とが
    設置されてなる歩行・走行玩具。
JP1985077483U 1985-05-24 1985-05-24 Expired JPH041995Y2 (ja)

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