JPS5813843Y2 - 血圧測定用腕帯 - Google Patents
血圧測定用腕帯Info
- Publication number
- JPS5813843Y2 JPS5813843Y2 JP17281680U JP17281680U JPS5813843Y2 JP S5813843 Y2 JPS5813843 Y2 JP S5813843Y2 JP 17281680 U JP17281680 U JP 17281680U JP 17281680 U JP17281680 U JP 17281680U JP S5813843 Y2 JPS5813843 Y2 JP S5813843Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air bag
- korotkoff sound
- blood pressure
- air
- korotkoff
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、血圧測定に際し被測定者の上腕部に巻き付
ける血圧測定用腕帯に関するものである。
ける血圧測定用腕帯に関するものである。
最近では、聴診器に替えて被測定者の上腕部に巻き付け
られた空気袋の圧力変化から、直接コロトコフ音を検出
する機械的、および電気的な血圧測定装置が普及されつ
つある。
られた空気袋の圧力変化から、直接コロトコフ音を検出
する機械的、および電気的な血圧測定装置が普及されつ
つある。
このような方式の血圧測定装置において、従来の腕帯の
ように空気袋が一つの場合には、この空気袋の圧力には
脈音等の雑音にコロトコフ音が重畳されるため、コロト
コフ音のみを正確に検出するのは極めて困難である。
ように空気袋が一つの場合には、この空気袋の圧力には
脈音等の雑音にコロトコフ音が重畳されるため、コロト
コフ音のみを正確に検出するのは極めて困難である。
そのため、空気袋を阻血用空気袋とコロトコフ音検出用
空気袋の二つに分割するとともに、両袋を連通ずる管を
迷路管のごとく構威し、この迷路管によって阻血用空気
袋からコロトコフ音検出用空気袋へ脈音等の雑音成分が
伝達されるのを防止しようとするものが試みられている
が、この種の迷路管の濾波能力は充分とは言えず、これ
でも比較的大きなレベルで脈音等がコロトコフ音に混入
されてしまう。
空気袋の二つに分割するとともに、両袋を連通ずる管を
迷路管のごとく構威し、この迷路管によって阻血用空気
袋からコロトコフ音検出用空気袋へ脈音等の雑音成分が
伝達されるのを防止しようとするものが試みられている
が、この種の迷路管の濾波能力は充分とは言えず、これ
でも比較的大きなレベルで脈音等がコロトコフ音に混入
されてしまう。
この考案は上記の点に鑑みなされたもので、阻血用空気
袋とコロトコフ音検出用空気袋を空気的に完全に分離す
ることにより、阻血用空気袋に発生する脈音等の影響を
受けずに、良好にコロトコフ音を検出できるようにした
腕帯を提供しようとするものである。
袋とコロトコフ音検出用空気袋を空気的に完全に分離す
ることにより、阻血用空気袋に発生する脈音等の影響を
受けずに、良好にコロトコフ音を検出できるようにした
腕帯を提供しようとするものである。
以下、図面に基づき本考案の一実施例を詳細に説明する
。
。
1は強靭な布製の袋状をなす縛帯で、これの内部には、
伸縮自在なゴム製の比較的幅の広い阻血用空気袋2が配
置されているとともに、比較的幅の狭いコロトコフ音検
出用空気袋3が上記阻血用空気袋2の一側部に重ね合わ
さるよう配置されている。
伸縮自在なゴム製の比較的幅の広い阻血用空気袋2が配
置されているとともに、比較的幅の狭いコロトコフ音検
出用空気袋3が上記阻血用空気袋2の一側部に重ね合わ
さるよう配置されている。
4は上記阻血用空気袋2の一端部に連結された送排気用
の通気管、5は上記コロトコフ音検出用空気袋3の導圧
管であって、上記通気管4は送排気装置7および圧力計
8に連結され、−上記導圧管5は測定装置9に連結され
ている。
の通気管、5は上記コロトコフ音検出用空気袋3の導圧
管であって、上記通気管4は送排気装置7および圧力計
8に連結され、−上記導圧管5は測定装置9に連結され
ている。
6はコロトコフ音検出用空気袋3の他端部に連結された
逆止弁で、これの人口側6aは大気に開口されており、
コロトコフ音検出用空気袋3への大気流入を許容すると
ともに、コロトコフ音検出用空気袋3からの空気流出を
阻止し、これによってコロトコフ音検出用空気袋3内に
常時適宜容量の空気が封入されるようになっている。
逆止弁で、これの人口側6aは大気に開口されており、
コロトコフ音検出用空気袋3への大気流入を許容すると
ともに、コロトコフ音検出用空気袋3からの空気流出を
阻止し、これによってコロトコフ音検出用空気袋3内に
常時適宜容量の空気が封入されるようになっている。
すなわち、コロトコフ音検出用空気袋3はゴム製であり
、ゴムの弾力によりこれがふくらもうとする力が生じ、
この力によって逆止弁6から常に一定の空気が流入して
いる。
、ゴムの弾力によりこれがふくらもうとする力が生じ、
この力によって逆止弁6から常に一定の空気が流入して
いる。
また、第3図はこの逆止弁6の一例を示すもので、同図
のようにコロトコフ音検出用空気袋3に大気を導入する
ための管13 aと13bの接続個所において、管13
aのコロトコフ音検出用空気袋3側開目端に、これを開
閉する阻止用フラッパ14を設けた比較的簡単な構造で
よい。
のようにコロトコフ音検出用空気袋3に大気を導入する
ための管13 aと13bの接続個所において、管13
aのコロトコフ音検出用空気袋3側開目端に、これを開
閉する阻止用フラッパ14を設けた比較的簡単な構造で
よい。
上記送排気装置7は、上記のように構成された腕帯へ通
気管4を通して空気を圧送するとともに通気管4を通し
て腕帯の空気を所定速度で排気減圧するものである。
気管4を通して空気を圧送するとともに通気管4を通し
て腕帯の空気を所定速度で排気減圧するものである。
また上記測定装置9は、例えば導圧管5によって伝達さ
れるコロトコフ音検出用空気袋3内の圧力変化を、電気
信号に変換する圧電変換器10と、この出力信号からコ
ロトコフ音を検出するコロトコフ音判別回路11と、こ
のコロトコフ音判別回路11の出力を受けてコロトコフ
音の発生および消滅を表示する表示器12とから構成さ
れている。
れるコロトコフ音検出用空気袋3内の圧力変化を、電気
信号に変換する圧電変換器10と、この出力信号からコ
ロトコフ音を検出するコロトコフ音判別回路11と、こ
のコロトコフ音判別回路11の出力を受けてコロトコフ
音の発生および消滅を表示する表示器12とから構成さ
れている。
次に、上記のように構成された本考案に係る腕帯の動作
について説明する。
について説明する。
まず、この腕帯を被測定者の上腕部に巻き付ける際に、
第2図に示すように、コロトコフ音検出用空気袋3を末
梢側に配置するとともに、コロトコフ音検出用空気袋3
が阻血用空気袋2の下になるように巻き付け、そして送
排気装置7を送気動作させると、送排気装置7から圧送
された空気は、通気管4を通って阻血用空気袋2内に圧
入され、阻血用空気袋2は膨張する。
第2図に示すように、コロトコフ音検出用空気袋3を末
梢側に配置するとともに、コロトコフ音検出用空気袋3
が阻血用空気袋2の下になるように巻き付け、そして送
排気装置7を送気動作させると、送排気装置7から圧送
された空気は、通気管4を通って阻血用空気袋2内に圧
入され、阻血用空気袋2は膨張する。
これによって被測定者の血流が阻止されるとともに、上
述のように適宜容量の空気が封入されているコロトコフ
音検出用空気袋3も圧迫される。
述のように適宜容量の空気が封入されているコロトコフ
音検出用空気袋3も圧迫される。
そこで、送排気装置7を排気動作させると、この阻血用
空気袋2内の空気は、通気管4を通って徐々に排出され
る。
空気袋2内の空気は、通気管4を通って徐々に排出され
る。
この排気減圧過程において、コロトコフ音は、コロトコ
フ音検出用空気袋3内の圧力変動として導圧管5を通り
測定装置9に伝達される。
フ音検出用空気袋3内の圧力変動として導圧管5を通り
測定装置9に伝達される。
この伝達された圧力変動は圧電変換器10によって電気
信号に変換され、コロトコフ音判別回路11においてコ
ロトコフ音のみが検出される。
信号に変換され、コロトコフ音判別回路11においてコ
ロトコフ音のみが検出される。
上記コロトコフ音判別回路11によって検出されたコロ
トコフ音出力の発生および消滅は、表示器12によって
表示され、コロトコフ音の発生時点および消滅時点での
圧力計8の圧力表示をそれぞれ最高最低血圧の測定値と
するのである。
トコフ音出力の発生および消滅は、表示器12によって
表示され、コロトコフ音の発生時点および消滅時点での
圧力計8の圧力表示をそれぞれ最高最低血圧の測定値と
するのである。
なおこの実施例においては、コロトコフ音検出用空気袋
内の圧力変動を縛帯と別体に設けた測定装置に導圧管を
もって導出し、コロトコフ音を検出しているが、本考案
はこれに限定されるものではなく、例えばコロトコフ音
検出用空気袋の一端部にコロトコフ音センサ(上記実施
例における10.11に相当する)を取付け、このコロ
トコフ音センサから信号線でコロトコフ音検出信号を腕
帯外部に導出し表示するようにしてもよい。
内の圧力変動を縛帯と別体に設けた測定装置に導圧管を
もって導出し、コロトコフ音を検出しているが、本考案
はこれに限定されるものではなく、例えばコロトコフ音
検出用空気袋の一端部にコロトコフ音センサ(上記実施
例における10.11に相当する)を取付け、このコロ
トコフ音センサから信号線でコロトコフ音検出信号を腕
帯外部に導出し表示するようにしてもよい。
以上説明したようにこの考案に係る血圧測定用腕帯は、
縛帯の長手方向に配置され、一端部に送排気用通気管が
連結される比較的幅の広い阻血用空気袋と、上記阻血用
空気袋の一側部に重ね合わせるよう配置され、一端部に
大気流入を許容する逆止弁を備え、かつ自由状態で適宜
に膨張するように弾性材にて形成された比較的幅の狭い
コロトコフ音検出用空気袋より構成され、阻血用空気袋
からは完全に分離したコロトコフ音検出用空気袋内の圧
力変化からコロトコフ音を検出するようにしたものであ
るから、阻血用空気袋内に発生する脈音等の雑音成分は
、はとんどコロトコフ音検出用空気袋に伝わることなく
、コロトコフ音のみを容易にかつ正確に検出することが
でき、極めて誤差の少ない血圧測定が行なえるとともに
、コロトコフ音判別回路等も簡略化される等の効果を・
奏する。
縛帯の長手方向に配置され、一端部に送排気用通気管が
連結される比較的幅の広い阻血用空気袋と、上記阻血用
空気袋の一側部に重ね合わせるよう配置され、一端部に
大気流入を許容する逆止弁を備え、かつ自由状態で適宜
に膨張するように弾性材にて形成された比較的幅の狭い
コロトコフ音検出用空気袋より構成され、阻血用空気袋
からは完全に分離したコロトコフ音検出用空気袋内の圧
力変化からコロトコフ音を検出するようにしたものであ
るから、阻血用空気袋内に発生する脈音等の雑音成分は
、はとんどコロトコフ音検出用空気袋に伝わることなく
、コロトコフ音のみを容易にかつ正確に検出することが
でき、極めて誤差の少ない血圧測定が行なえるとともに
、コロトコフ音判別回路等も簡略化される等の効果を・
奏する。
第1図は本考案に係る血圧測定用腕帯の構成説明図、第
2図は第1図に示す血圧測定用腕帯を被測定者の上腕部
に装着した状態を示す断面図、第3図は上記腕帯におけ
る逆止弁の構成を示す断面図である。 1・・・・・・縛帯、2・・・・・・阻血用空気袋、3
・・・・・・コロトコフ音検出用空気袋、4・・・・・
・通気管、5・・・・・・導圧管、6・・・・・・逆止
弁、7・・・・・・送排気装置、8・・・・・・圧力計
、9・・・・・・測定装置。
2図は第1図に示す血圧測定用腕帯を被測定者の上腕部
に装着した状態を示す断面図、第3図は上記腕帯におけ
る逆止弁の構成を示す断面図である。 1・・・・・・縛帯、2・・・・・・阻血用空気袋、3
・・・・・・コロトコフ音検出用空気袋、4・・・・・
・通気管、5・・・・・・導圧管、6・・・・・・逆止
弁、7・・・・・・送排気装置、8・・・・・・圧力計
、9・・・・・・測定装置。
Claims (1)
- 縛帯の長手方向に配置され、一端部に送排気用通気管が
連結される比較的幅の広い阻血用空気袋と、上記阻血用
空気袋の一側部に重ね合せるように配置され、一端部に
大気流入を許容する逆止弁を備え、かつ自由状態で適宜
に膨張するように弾性材にて形成された比較的幅の狭い
コロトコフ音検出用空気袋とにより構威される血圧測定
用腕帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17281680U JPS5813843Y2 (ja) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | 血圧測定用腕帯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17281680U JPS5813843Y2 (ja) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | 血圧測定用腕帯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56116004U JPS56116004U (ja) | 1981-09-05 |
JPS5813843Y2 true JPS5813843Y2 (ja) | 1983-03-18 |
Family
ID=29683616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17281680U Expired JPS5813843Y2 (ja) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | 血圧測定用腕帯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5813843Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011158479A1 (ja) * | 2010-06-16 | 2011-12-22 | テルモ株式会社 | 血圧計 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022074522A (ja) * | 2020-11-04 | 2022-05-18 | オムロンヘルスケア株式会社 | 血圧測定用カフおよび血圧計 |
-
1980
- 1980-12-01 JP JP17281680U patent/JPS5813843Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011158479A1 (ja) * | 2010-06-16 | 2011-12-22 | テルモ株式会社 | 血圧計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56116004U (ja) | 1981-09-05 |
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