JPH0519046Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0519046Y2 JPH0519046Y2 JP1988123431U JP12343188U JPH0519046Y2 JP H0519046 Y2 JPH0519046 Y2 JP H0519046Y2 JP 1988123431 U JP1988123431 U JP 1988123431U JP 12343188 U JP12343188 U JP 12343188U JP H0519046 Y2 JPH0519046 Y2 JP H0519046Y2
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- JP
- Japan
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- cuff
- pressure
- blood pressure
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Links
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- 210000001994 temporal artery Anatomy 0.000 description 2
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Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、頭部の比較的浅層にある動脈により
血圧を測定するための頭部血圧測定装置に関する
ものである。
血圧を測定するための頭部血圧測定装置に関する
ものである。
(従来の技術)
上腕部の血圧測定だけでなく、頭部の血圧測定
を行なうことで、特開昭63−11132号公報等に示
されるように、種々の疾患が診断できることが知
られている。そしてこの頭部の血圧測定は、頭部
の比較的浅層を流れる浅側頭動脈とその前頭枝、
および眼窩上動脈や滑車上動脈等により可能であ
る。
を行なうことで、特開昭63−11132号公報等に示
されるように、種々の疾患が診断できることが知
られている。そしてこの頭部の血圧測定は、頭部
の比較的浅層を流れる浅側頭動脈とその前頭枝、
および眼窩上動脈や滑車上動脈等により可能であ
る。
従来の頭部血圧測定装置のシステムの一例は、
頭部側面で耳より少し正面側の位置にある浅側頭
動脈上に、この動脈に局部的なカフ圧を加えるた
めのカフと、カフ圧の変化による動脈の変形に伴
なう脈波の振幅変化を検出するための脈波検出手
段が当接される。このカフは、気密性の袋状であ
り、ポンプより圧縮空気が適宜に圧送されて内圧
を増加させてカフ圧を増加させるとともに、微速
排気弁によりカフ内の空気が徐々に排出されてカ
フ圧を徐々に減少させる。また、脈波検出手段は
赤外線を発光するLEDと、この赤外線の血の流
れ状態で変化する反射光を受光するフオトトラン
ジスタ等で構成される。
頭部側面で耳より少し正面側の位置にある浅側頭
動脈上に、この動脈に局部的なカフ圧を加えるた
めのカフと、カフ圧の変化による動脈の変形に伴
なう脈波の振幅変化を検出するための脈波検出手
段が当接される。このカフは、気密性の袋状であ
り、ポンプより圧縮空気が適宜に圧送されて内圧
を増加させてカフ圧を増加させるとともに、微速
排気弁によりカフ内の空気が徐々に排出されてカ
フ圧を徐々に減少させる。また、脈波検出手段は
赤外線を発光するLEDと、この赤外線の血の流
れ状態で変化する反射光を受光するフオトトラン
ジスタ等で構成される。
ここで、第5図を参照して、簡単に血圧測定の
一方法を説明する。まず、カフ圧を、動脈の血管
がつぶされて血が流れない状態の圧力まで増加さ
せ、この圧力から、第5図Aのごとく、カフ圧を
徐々に減少させる。すると、血管のつぶされ方が
軽くなつて血が流れ始める。この血の流れ始め
は、第5図Bのごとく、脈波の振幅がある設定値
V1以上となつたことを検出して判別する。そし
て、この設定値V1以上となつたカフ圧Pcsをもつ
て最高血圧値が測定できる。
一方法を説明する。まず、カフ圧を、動脈の血管
がつぶされて血が流れない状態の圧力まで増加さ
せ、この圧力から、第5図Aのごとく、カフ圧を
徐々に減少させる。すると、血管のつぶされ方が
軽くなつて血が流れ始める。この血の流れ始め
は、第5図Bのごとく、脈波の振幅がある設定値
V1以上となつたことを検出して判別する。そし
て、この設定値V1以上となつたカフ圧Pcsをもつ
て最高血圧値が測定できる。
従来の上記のごとき頭部血圧測定装置は、専ら
医師等が疾患を診断するために用いられており、
測定装置の構造が複雑である。また、これらの測
定装置を一般の被検者が自由に操作できるもので
なかつた。
医師等が疾患を診断するために用いられており、
測定装置の構造が複雑である。また、これらの測
定装置を一般の被検者が自由に操作できるもので
なかつた。
しかしながら、上腕の血圧測定と同様に、家庭
内で一般被検者が簡単容易に頭部血圧測定を行な
えることが望まれる。そこで、第6図のごとく、
本体ケース1に、カフと脈波検出手段とポンプと
血圧測定モードを制御させるためのマイクロコン
ピユータ(いずれも図示せず)と血圧測定モード
を実行させるための操作スイツチ2と測定された
血圧値を表示する表示手段3が配設され、この本
体ケース1がヘツドバンド4によりカフ等を動脈
上に当接させた状態で頭部に装着させるようにし
た頭部血圧測定装置が提案されている。
内で一般被検者が簡単容易に頭部血圧測定を行な
えることが望まれる。そこで、第6図のごとく、
本体ケース1に、カフと脈波検出手段とポンプと
血圧測定モードを制御させるためのマイクロコン
ピユータ(いずれも図示せず)と血圧測定モード
を実行させるための操作スイツチ2と測定された
血圧値を表示する表示手段3が配設され、この本
体ケース1がヘツドバンド4によりカフ等を動脈
上に当接させた状態で頭部に装着させるようにし
た頭部血圧測定装置が提案されている。
(考案が解決しようとする課題)
ところで、第6図に示す頭部血圧測定装置にあ
つては、被検者自身が家庭内で手軽に頭部血圧を
測定し得るが、頭部血圧測定装置を頭部に装着し
た状態で操作スイツチ2等を操作しなければなら
ず、操作のための腕の上下動作等によりカフ圧に
変動を生じさせ易い。そして、このカフ圧の変動
により、血圧値が誤つて測定され易い。さらに、
頭部より取り外して測定された血圧値を読み取ら
なければならず、測定値が測定ミス等によつて異
常と思われる際に、再度血圧測定するのに再度の
装着を必要とし、その手間が煩雑である。
つては、被検者自身が家庭内で手軽に頭部血圧を
測定し得るが、頭部血圧測定装置を頭部に装着し
た状態で操作スイツチ2等を操作しなければなら
ず、操作のための腕の上下動作等によりカフ圧に
変動を生じさせ易い。そして、このカフ圧の変動
により、血圧値が誤つて測定され易い。さらに、
頭部より取り外して測定された血圧値を読み取ら
なければならず、測定値が測定ミス等によつて異
常と思われる際に、再度血圧測定するのに再度の
装着を必要とし、その手間が煩雑である。
本考案は、上記したごとき従来提案された頭部
血圧測定装置の事情を鑑みてなされたもので、精
度良く頭部の血圧を測定できるとともに、測定さ
れた血圧値を容易に読み取ることのできる頭部血
圧測定装置を提供することを目的とする。
血圧測定装置の事情を鑑みてなされたもので、精
度良く頭部の血圧を測定できるとともに、測定さ
れた血圧値を容易に読み取ることのできる頭部血
圧測定装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
かかる目的を達成するために、本考案の頭部血
圧測定装置は、頭部に装着される本体ケースに、
頭部の動脈上に局部的なカフ圧を加えるためのカ
フと、このカフの内圧を上昇させるポンプと、カ
フ内の空気を徐々に排出するための微速排気弁
と、カフ内の空気を急速に排出するための急速排
気弁と、カフの内圧を検出する圧力センサと、こ
れらを連通させる経路を設け、前記本体ケースと
分離された別のケースに、前記カフ圧を変動させ
て血圧測定モードを実行させる操作スイツチと、
前記血圧測定モードで測定された血圧値を表示す
る表示手段を配設して構成されている。
圧測定装置は、頭部に装着される本体ケースに、
頭部の動脈上に局部的なカフ圧を加えるためのカ
フと、このカフの内圧を上昇させるポンプと、カ
フ内の空気を徐々に排出するための微速排気弁
と、カフ内の空気を急速に排出するための急速排
気弁と、カフの内圧を検出する圧力センサと、こ
れらを連通させる経路を設け、前記本体ケースと
分離された別のケースに、前記カフ圧を変動させ
て血圧測定モードを実行させる操作スイツチと、
前記血圧測定モードで測定された血圧値を表示す
る表示手段を配設して構成されている。
(作用)
本体ケースと分離されたケースに、操作スイツ
チと表示手段を配設したので、このケースを手で
持つて操作すれば、腕を上下動作させることなし
に操作スイツチの操作ができ、腕の上下動作等に
よりカフ圧の変動を生じさせることがない。そし
て、本体ケースの装着を取り外すことなしに、測
定された血圧値を読み取ることができ、簡単に繰
り返して血圧測定を行ない得る。しかも、本体ケ
ースに、カフとポンプと微速排気弁と急速排気弁
およびこれらを連通させる経路を設けたので、経
路を短かくでき、それだけ経路の体積を小さくす
ることができ、脈波の振幅によるカフの内圧の変
化分が効率良く圧力センサに与えられて圧力セン
サで大きく検出される。
チと表示手段を配設したので、このケースを手で
持つて操作すれば、腕を上下動作させることなし
に操作スイツチの操作ができ、腕の上下動作等に
よりカフ圧の変動を生じさせることがない。そし
て、本体ケースの装着を取り外すことなしに、測
定された血圧値を読み取ることができ、簡単に繰
り返して血圧測定を行ない得る。しかも、本体ケ
ースに、カフとポンプと微速排気弁と急速排気弁
およびこれらを連通させる経路を設けたので、経
路を短かくでき、それだけ経路の体積を小さくす
ることができ、脈波の振幅によるカフの内圧の変
化分が効率良く圧力センサに与えられて圧力セン
サで大きく検出される。
(実施例)
以下、本考案の実施例を第1図ないし第4図を
参照して説明する。第1図は、本考案の頭部血圧
測定装置の一実施例の外観斜視図であり、第2図
は、本考案の頭部血圧測定装置を頭部に装着した
外観斜視図であり、第3図は、本考案の頭部血圧
測定装置のブロツク回路図であり、第4図は、第
3図のブロツク回路図の動作を説明するフローチ
ヤートである。
参照して説明する。第1図は、本考案の頭部血圧
測定装置の一実施例の外観斜視図であり、第2図
は、本考案の頭部血圧測定装置を頭部に装着した
外観斜視図であり、第3図は、本考案の頭部血圧
測定装置のブロツク回路図であり、第4図は、第
3図のブロツク回路図の動作を説明するフローチ
ヤートである。
第1図および第2図において、本体ケース10
の一面中央にカフ11が配設され、その四隅にカ
フ11を安定した姿勢で頭部に当接させるための
ゴム等からなる突起12,12,12,12が設
けられている。また、この本体ケース10に、頭
部に装着させるためのヘツドバンド13がマジツ
クフアスナー14,14等により長さを調整でき
るように設けられる。さらに、本体ケース10よ
り分離されて、ケーブル15を介してケース16
が設けられ、このケース16に操作スイツチ17
と表示手段18が配設される。
の一面中央にカフ11が配設され、その四隅にカ
フ11を安定した姿勢で頭部に当接させるための
ゴム等からなる突起12,12,12,12が設
けられている。また、この本体ケース10に、頭
部に装着させるためのヘツドバンド13がマジツ
クフアスナー14,14等により長さを調整でき
るように設けられる。さらに、本体ケース10よ
り分離されて、ケーブル15を介してケース16
が設けられ、このケース16に操作スイツチ17
と表示手段18が配設される。
また、本考案の頭部血圧測定装置は、第3図に
示されるごとく、本体ケース10に、カフ11
と、このカフ11内に圧縮空気を圧送するポンプ
19と、カフ11内の内圧を検出する圧力センサ
20と、カフ11内の空気を徐々に排出するため
の微速排気弁21、およびカフ11内の空気を急
速に排出するための急速排気弁22が配設され、
これらがすべて経路23により連通される。そし
て、圧力センサ20でカフ11内の内圧が電気信
号に変換された検出値が増幅器24を介してA/
D変換器25に与えられ、さらにデジタル信号と
してマイクロコンピユータ26に与えられる。こ
のマイクロコンピユータ26は、圧力センサ20
で検出された検出値の直流成分からカフ圧を測定
し、交流成分から脈波の振幅を測定する。さら
に、操作スイツチ17のON操作によりポンプ1
9と急速排気弁22を適宜に制御して血圧測定モ
ードを実行し、測定された血圧値を表示手段18
で表示させる。
示されるごとく、本体ケース10に、カフ11
と、このカフ11内に圧縮空気を圧送するポンプ
19と、カフ11内の内圧を検出する圧力センサ
20と、カフ11内の空気を徐々に排出するため
の微速排気弁21、およびカフ11内の空気を急
速に排出するための急速排気弁22が配設され、
これらがすべて経路23により連通される。そし
て、圧力センサ20でカフ11内の内圧が電気信
号に変換された検出値が増幅器24を介してA/
D変換器25に与えられ、さらにデジタル信号と
してマイクロコンピユータ26に与えられる。こ
のマイクロコンピユータ26は、圧力センサ20
で検出された検出値の直流成分からカフ圧を測定
し、交流成分から脈波の振幅を測定する。さら
に、操作スイツチ17のON操作によりポンプ1
9と急速排気弁22を適宜に制御して血圧測定モ
ードを実行し、測定された血圧値を表示手段18
で表示させる。
このマイクロコンピユータ26で制御される血
圧測定モードを第4図を参照して説明する。
圧測定モードを第4図を参照して説明する。
まず、操作スイツチ17がON操作されると
(ステツプ)、ポンプ19の動作を開始させてカ
フ11内に圧縮空気を圧送してカフ圧を上昇させ
る(ステツプ)。そして、このカフ圧を測定し、
カフ圧が所定値P以上であるか否かを判別し(ス
テツプ)、所定値P以上となるまでステツプ,
を繰り返す。また、カフ圧が所定値P以上とな
るとポンプ19の動作を停止する(ステツプ)。
すると、微速排気弁21は常に導通状態であるの
で、カフ11および経路23内の空気が徐々に排
出されて、カフ圧が徐々に減少して血圧の測定が
なされる(ステツプ)。このカフ圧の低下で脈
波の振幅が検出されたときのカフ圧より最高血圧
が測定されて測定が終了する(ステツプ)。な
お、この最高血圧から、マイクロコンピユータ2
6は、平均血圧を演算算出する。さらに、急速排
気弁22を開いてカフ11と経路23内の空気を
排出する(ステツプ)。そしてさらに、測定さ
れた血圧値が表示手段18で表示され(ステツプ
)、血圧測定モードが終了する。
(ステツプ)、ポンプ19の動作を開始させてカ
フ11内に圧縮空気を圧送してカフ圧を上昇させ
る(ステツプ)。そして、このカフ圧を測定し、
カフ圧が所定値P以上であるか否かを判別し(ス
テツプ)、所定値P以上となるまでステツプ,
を繰り返す。また、カフ圧が所定値P以上とな
るとポンプ19の動作を停止する(ステツプ)。
すると、微速排気弁21は常に導通状態であるの
で、カフ11および経路23内の空気が徐々に排
出されて、カフ圧が徐々に減少して血圧の測定が
なされる(ステツプ)。このカフ圧の低下で脈
波の振幅が検出されたときのカフ圧より最高血圧
が測定されて測定が終了する(ステツプ)。な
お、この最高血圧から、マイクロコンピユータ2
6は、平均血圧を演算算出する。さらに、急速排
気弁22を開いてカフ11と経路23内の空気を
排出する(ステツプ)。そしてさらに、測定さ
れた血圧値が表示手段18で表示され(ステツプ
)、血圧測定モードが終了する。
かかる構成において、本体ケース10を頭部に
ヘツドバンド13で装着し、ケース16を片手に
持つて操作スイツチ17をON操作することで、
血圧測定モードが実行される。ここで、操作スイ
ツチ17のON操作の前後で腕を大きく上下動作
等させる必要がなく、カフ圧を変動させるような
ことがない。そして、測定された血圧値が、ケー
ス16に設けられた表示手段18に表示され、本
体ケース10を頭部から取り外すことなしに、読
み取ることができる。このため、血圧値が測定ミ
ス等により異常であれば、直ちに操作ボタン17
を再度ON操作することで再測定ができる。そこ
で、繰り返し測定における従来のごとき手間が大
幅に省ける。
ヘツドバンド13で装着し、ケース16を片手に
持つて操作スイツチ17をON操作することで、
血圧測定モードが実行される。ここで、操作スイ
ツチ17のON操作の前後で腕を大きく上下動作
等させる必要がなく、カフ圧を変動させるような
ことがない。そして、測定された血圧値が、ケー
ス16に設けられた表示手段18に表示され、本
体ケース10を頭部から取り外すことなしに、読
み取ることができる。このため、血圧値が測定ミ
ス等により異常であれば、直ちに操作ボタン17
を再度ON操作することで再測定ができる。そこ
で、繰り返し測定における従来のごとき手間が大
幅に省ける。
さらに、本体ケース10に、カフ11とポンプ
19と圧力センサ20と微速排気弁21および急
速排気弁22が配設されるので、これらを連通さ
せる経路23を最も短く構成でき、経路23の体
積を最も小さくし得る。このように経路23の体
積を小さくすることで、脈波の振幅に対するカフ
11の体積変化が効率良く大きな圧力変化として
圧力センサ20で検出できる。したがつて、圧力
センサ20により確実にカフ圧と同様に脈波の振
幅が検出し得る。また、1個の圧力センサ20で
カフ圧と脈波の振幅が検出できるので、カフ圧検
出手段と脈波検出手段を兼用することができ、従
来のこの種の頭部血圧測定装置のごとくそれぞれ
別個にセンサ等を設けるものに比べて構造が簡単
なものとなる。
19と圧力センサ20と微速排気弁21および急
速排気弁22が配設されるので、これらを連通さ
せる経路23を最も短く構成でき、経路23の体
積を最も小さくし得る。このように経路23の体
積を小さくすることで、脈波の振幅に対するカフ
11の体積変化が効率良く大きな圧力変化として
圧力センサ20で検出できる。したがつて、圧力
センサ20により確実にカフ圧と同様に脈波の振
幅が検出し得る。また、1個の圧力センサ20で
カフ圧と脈波の振幅が検出できるので、カフ圧検
出手段と脈波検出手段を兼用することができ、従
来のこの種の頭部血圧測定装置のごとくそれぞれ
別個にセンサ等を設けるものに比べて構造が簡単
なものとなる。
なお、上記実施例では、脈波検出手段とカフ圧
検出手段の圧力センサが兼用され、カフ圧に重畳
される交流成分から脈波を検出するよう構成され
ているが、従来の頭部血圧測定装置と同様に、
LEDとフオトトランジスタ等を用いた脈波検出
手段を、カフ圧検出手段と別個に設けても良いこ
とは勿論である。また、本体ケース10とケース
16は、ケーブル16を介して接続されるが、ケ
ーブル16を省いて、操作スイツチ17がON操
作された信号をケース16から本体ケース10に
無線送信するとともに、測定された血圧値を本体
ケース10からケース16に無線送信するように
構成しても良い。
検出手段の圧力センサが兼用され、カフ圧に重畳
される交流成分から脈波を検出するよう構成され
ているが、従来の頭部血圧測定装置と同様に、
LEDとフオトトランジスタ等を用いた脈波検出
手段を、カフ圧検出手段と別個に設けても良いこ
とは勿論である。また、本体ケース10とケース
16は、ケーブル16を介して接続されるが、ケ
ーブル16を省いて、操作スイツチ17がON操
作された信号をケース16から本体ケース10に
無線送信するとともに、測定された血圧値を本体
ケース10からケース16に無線送信するように
構成しても良い。
(考案の効果)
本考案の頭部血圧測定装置は、以上説明したよ
うに構成されているので、以下のごとき格別な効
果を奏する。
うに構成されているので、以下のごとき格別な効
果を奏する。
血圧測定モードを実行させる際に、腕の上下動
作等を必要とせず、カフ圧が変動することがな
く、精度良く血圧を測定することができる。しか
も、装置を頭部から取り外す必要なしに、測定さ
れた血圧値を読み取ることができるので、測定ミ
スによる異常な血圧値等であれば、直ちに再度の
測定をすることができ、手軽に繰り返して血圧を
測定することができる。しかも、カフ等に連通す
る経路が短かくて体積が小さくなるので、脈波に
よるカフの内圧の変動が相対的に大きく検出でき
る。このために、大きな圧力振幅で脈波の振幅を
検出することができ、精度良く血圧測定がなし得
る。
作等を必要とせず、カフ圧が変動することがな
く、精度良く血圧を測定することができる。しか
も、装置を頭部から取り外す必要なしに、測定さ
れた血圧値を読み取ることができるので、測定ミ
スによる異常な血圧値等であれば、直ちに再度の
測定をすることができ、手軽に繰り返して血圧を
測定することができる。しかも、カフ等に連通す
る経路が短かくて体積が小さくなるので、脈波に
よるカフの内圧の変動が相対的に大きく検出でき
る。このために、大きな圧力振幅で脈波の振幅を
検出することができ、精度良く血圧測定がなし得
る。
第1図は、本考案の頭部血圧測定装置の一実施
例の外観斜視図であり、第2図は、本考案の頭部
血圧測定装置を頭部に装着した外観斜視図であ
り、第3図は、本考案の頭部血圧測定装置のブロ
ツク回路図であり、第4図は、第3図のブロツク
回路図の動作を説明するフローチヤートであり、
第5図は、カフ圧の変化と脈波の振幅の変化を示
す図であり、第6図は、従来提案されている頭部
血圧測定装置を頭部に装着した外観斜視図であ
る。 10……本体ケース、11……カフ、16……
ケース、17……操作スイツチ、18……表示手
段、19……ポンプ、20……圧力センサ、21
……微速排気弁、22……急速排気弁、23……
経路。
例の外観斜視図であり、第2図は、本考案の頭部
血圧測定装置を頭部に装着した外観斜視図であ
り、第3図は、本考案の頭部血圧測定装置のブロ
ツク回路図であり、第4図は、第3図のブロツク
回路図の動作を説明するフローチヤートであり、
第5図は、カフ圧の変化と脈波の振幅の変化を示
す図であり、第6図は、従来提案されている頭部
血圧測定装置を頭部に装着した外観斜視図であ
る。 10……本体ケース、11……カフ、16……
ケース、17……操作スイツチ、18……表示手
段、19……ポンプ、20……圧力センサ、21
……微速排気弁、22……急速排気弁、23……
経路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 頭部に装着される本体ケースに、頭部の動脈
上に局部的なカフ圧を加えるためのカフと、こ
のカフの内圧を上昇させるポンプと、カフ内の
空気を徐々に排出するための微速排気弁と、カ
フ内の空気を急速に排出するための急速排気弁
と、カフの内圧を検出する圧力センサと、これ
らを連通させる経路を設け、前記本体ケースと
分離された別のケースに、前記カフ圧を変動さ
せて血圧測定モードを実行させる操作スイツチ
と、前記血圧測定モードで測定された血圧値を
表示する表示手段を配設したことを特徴とする
頭部血圧測定装置。 2 前記圧力センサで検出される検出値の直流成
分からカフ圧を測定するとともに、交流成分か
ら脈波の振幅を測定することを特徴とする請求
項1記載の頭部血圧測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988123431U JPH0519046Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988123431U JPH0519046Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0245705U JPH0245705U (ja) | 1990-03-29 |
JPH0519046Y2 true JPH0519046Y2 (ja) | 1993-05-20 |
Family
ID=31372277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988123431U Expired - Lifetime JPH0519046Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519046Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61232830A (ja) * | 1985-04-04 | 1986-10-17 | オムロン株式会社 | 電子血圧計 |
JPS61288833A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-19 | オムロン株式会社 | 指用電子血圧計 |
JPS62292137A (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-18 | 株式会社 シグナル テクノロジ− | 血圧測定器 |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP1988123431U patent/JPH0519046Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61232830A (ja) * | 1985-04-04 | 1986-10-17 | オムロン株式会社 | 電子血圧計 |
JPS61288833A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-19 | オムロン株式会社 | 指用電子血圧計 |
JPS62292137A (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-18 | 株式会社 シグナル テクノロジ− | 血圧測定器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0245705U (ja) | 1990-03-29 |
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