JPS58136621A - 有機カルボン酸エステルの製造方法 - Google Patents

有機カルボン酸エステルの製造方法

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JPS58136621A
JPS58136621A JP1862982A JP1862982A JPS58136621A JP S58136621 A JPS58136621 A JP S58136621A JP 1862982 A JP1862982 A JP 1862982A JP 1862982 A JP1862982 A JP 1862982A JP S58136621 A JPS58136621 A JP S58136621A
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JP
Japan
Prior art keywords
organic
polycaprolactone
monocarboxylic acid
polyol
catalyst
Prior art date
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Pending
Application number
JP1862982A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Watanabe
正治 渡辺
Hitoshi Mashiba
真柴 仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Corp
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリカプロラクトンポリオールの有機モノカル
ボン酸エステルの工業的に有用な製造方法に関する。
ポリカプロラクトンはすぐれた可撓性、耐水性、低温特
性、耐候性を有するポリエステル樹脂である。41に多
価アルコールとC−カプロラクトンの開環重合によりて
製造されるポリカブロックトンポリオールは、水酸基価
、分子飯のコントロールが正確であシ、可撓性、耐水性
、低温特性、耐候性がすぐれているため、ポリウレタン
、塗料等種々の分野に応用できる有用な樹脂である。
ポリカプロラクトンポリオールの水酸基は水酸基と反応
する種々の硬化剤、例えばポリイソシアネート、メラミ
ン樹脂、エポキシ樹脂等と組合せる用途には極めて有用
である。しかしながら、水酸基との反応を利用しない用
途の場合は、むしろ水酸基の存在は悪影響を及ぼす場合
が多い@例えば、塩化ビニル樹脂に可塑剤として添加す
る場合、水酸基の存在は、塩化ビニル樹脂との相溶性を
悪くし、透明性を損ったり耐熱安定性を悪くする。その
ため水酸基を有しないポリカプロラクトン樹脂の工業的
に有利な製造方法を提供することは大いに意−がある。
本発明はポリカブロックトンポリオールの水酸基をエス
テル化した有機カルボン酸エステルを製造するものであ
る。
ポリカプロラクトンポリオールと有機モノカルボン酸の
脱水エステル化反応によって水酸基を有しない有機カル
ボン酸エステルを製造することもできるが、有機モノカ
ルボン酸を用いる一段法では反応を完結させるため有機
モノカルボン酸の仕込量を過剰KL、反応が終了してか
ら、未反応の有機モノカルボン酸を減圧で留去させ製品
から除去しなければならない。しかし、有機モノカルボ
ン酸は一般に沸点が高く、且つ完全に除去することが困
難である。従って製品中にカルボン酸が残存し、製品の
カルボキシル基機直が高くな如、商品価値が劣る欠点が
ある。
これに対し、有機モノカルボン酸のアルキルエステルを
先ず合成し、ポリカプロラクトンポリオールと過剰の有
機モノカルボン酸の低級アルコールエステルを混合して
エステル交換反応によって低級アルコールを反応系外に
除去しりつポリカプロラクトンポリオールの有機モノカ
ルボン酸エステルを合成し、しかる後、過剰の有機モノ
カルボン酸の低級アルコールエステルを減圧で留去する
二段法は、モノカルボン酸の低級アルコールエステルが
相当する有機モノカルボン酸よシも沸点が低い九め、容
易に反応系よシ減圧で除去できるのみならず、微量残存
したとしても製品の酸価な高めることがないのでよシ好
ましい方法である。
さて上記の様なエステル化反応、特に上記エステル交換
反応を行なわしめる場合、一般的には種々な触媒が用い
られる。従来このような有機カルボン酸エステルをエス
テル交換で製造する場合、酢酸カルシウム、酢酸マグネ
シウム、酢酸iンガン、酢酸亜鉛等のような有機カルボ
ン酸の金属塩や酸化アンチモンのような金属酸化物が一
般に用いられている。
しかしながら、本発明者等の検討によれば本発明の目的
とするポリカプロラクトンポリオールの有機モノカルボ
ン酸エステルを製造するに轟りて、エステル化反応、特
に上記のエステル交換反応を行なわせしめる九めKは、
それらの触媒を数1oo−ppmから数11000pp
添加しなければならない。しかも、有機毎ノカルボン酸
の低級アルコールエステル中に含まれる不純物等の影響
で反応中に著しく着色することが多い。
ま走数100〜数1oooppmの触媒が製品中に含ま
れる仁とkより、このポリエステルを他の樹脂に添加し
て使用する場合、熱安定性等に悪影響を及ぼすことが多
いことがわかった。
以上のような問題点に鑑み、本発明者等は着色が少なく
、且つ少ない添加量で反応を進行させ得る触媒にりいて
鋭意検討した結果、触媒として有機チタン化合物を用い
ることKよシその目的を達成し得ることを見い出し本発
明に到りたのである。
即ち、本発明は2価以上の多価アルコールとC−カプロ
ラクトンもしくは1.6・オキシカプロン酸よシ合成さ
れたポリカプロラクトンポリオールと有機モノカルボン
酸又はそのアルキルエステルとを反応させてポリカプロ
ラクトンポリオールの有機モノカルボン酸エステルを製
造するY−当って、触媒として有機チタン化合物を前記
仕込原料に対して0.1〜1001)]>m使用するこ
とを特徴とする有機カルボン酸エステルの製造方法に関
する。
本発明に用いる2価以上の多価アルコールとしては、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、フタンジオ
ール、ベンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1
,6ヘキサンジオール、5・メチルベンタンジオール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、トリ
メチロールプロパン、グリセリン、トリメチロールエタ
ン、ペンタエリスリトール等アルコール性水酸基を有す
るものならばいずれをも用いることが出来る。これらの
アルコールとt−カプロラクトンとを混合し、触媒存在
下で100〜250℃、好ましくは120〜220℃で
加熱攪拌することkよ如容易にポリカプロラクトンポリ
オールを合成することができる。その場合の触媒として
は有機スズ化合物、有機チタン化合物、ハロゲン化第1
スズ等を0.01〜100 ppm用いる”ことがです
る。又、バナジウム、モリブデン等のアセチルアセトナ
ートも用いることができる。
或は多価アルコールと1.6オキシカプロン酸の脱水エ
ステル化反応によってもポリカプロラクトンポリオール
を合成することができる。
ポリカプロラクトンポリオールに反応させる有機モノカ
ルボン酸又はそのアルキルエステルとしては酢酸、プロ
ピオン酸、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロ
ピオン酸メチル、プロピオン酸エチル等の脂肪族モノカ
ルボン酸又はそのアルキルエステル;飽和又は不飽和動
植物油脂肪酸のアルキルエステル:安息香酸、バラトル
イック酸、安息香酸メチル、安息香酸エチル、パラトル
イック酸メチル、パラトルイック酸エチル等の芳香族モ
ノカルボン酸又はそのアルキルエステル等を用いること
ができる。
本発明で用いる反応触媒としての有機チタン化合物とし
てはテトラメチルチタネート、テトラエチルチタネート
、テトラプロピルチタネート、−テトラブチルチタネー
ト等が例示され、これらを仕込原料に対して0.1〜t
ooppm、好ましく#i5〜50 ppm使用する。
本発明の好適実施態様を次に示すと、ポリカブロックト
ンポリオールと、その水酸基に対して1.5〜10倍当
量の有機モノカルボン酸のアルキルエステルを混合し、
本発明の有機チタン化合物触媒を上記の量で添加し、1
50℃から250℃で生成するアルコールを反応系外に
除去しながら反応を行なう。アルコールの生成がなくな
うたならば減圧で過剰の有機モノカルボン酸のアルキル
エステルを蒸留し、反応系外に除去することによって目
的とする有機カルボン酸エステルを得ることができる。
こうして得られたポリカプロラクトンポリオールの有機
モノカルボン酸エステルは優れた品質を有し、塩化ビニ
ル樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、酢酸セルロース、
ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂等の添加剤或は
可塑剤として有利に用いることかで亀る。
以下実施例をもって本発明を説明するが、これらの実施
例は本発明の範囲を限定するものではない。伺、例中の
部数は重量部を表わす。
実施例1 温度針、窒素導入管、攪拌装置、デカンタ−付のコンデ
ンサーを備えた4ツロフラスコに純度91嗟の安息香酸
メチル960部、分子量SSOのポリカプロラクトンジ
オール(多価アルコールはジエチレングリコール)84
0部、テトラブチルチタネートの1169へブタン溶液
5.6部を仕込み、窒素流入下に170℃から21(1
℃で7時間反応を行ない、安息香酸メチルを含むメタノ
ールを反応系外に留去させ九〇しかる後、150〜17
0℃、511mHgの減圧下3時間で過剰の安息香酸メ
チルを反応系外に留去させてポリカプロラクトンジオー
ルの安息香酸エステル13120 部を得た。
実施例2 実施例1と同様の装置に触媒としてテトラブチルチタネ
ートの1憾へブタン溶液1.8部を仕込んだ以外は、全
く同じ様にして分子量SSOのポリカプロラクトンジオ
ールと安息香酸メチルを仕込み、窒素流入下に170℃
から210℃で9時間反応させて安息香酸メチルを含む
メタノールを反応系外に留出させた。しかる後、150
〜170℃、5mmugの減圧下11C5時間で過剰の
安息香メチルを反応系外に留去させて、ポリカプロラク
トンジオールの安息香酸エステル1262部を得た。
実施例1及び2の結果を表1に示す。
表1より有機チタン化合物を触媒に用いることKよシ、
非常に少ない触媒量にもかかわらず反応に要する時間が
従来とはとんどかわらず、且つ生成物の色相が非常にす
ぐれていることが明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2価以上の多価アルコールとC−カプロラクトンもしく
    は1,6・オキシカブリン酸よ〕合成され九ポリカプロ
    ラクトンポリオールと有機モノカルボン酸又はそのアル
    キルエステルとを反応させてポリカプロラクトンポリオ
    ールの有機モノカルボン酸エステルを製造するに当うて
    、触謀として有機チタン化合物を前記仕込原料に対して
    0.1〜100 m)]>1m使用することを特徴とす
    る有機カルボン酸エステルの製造方法〇
JP1862982A 1982-02-08 1982-02-08 有機カルボン酸エステルの製造方法 Pending JPS58136621A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6474217A (en) * 1987-09-16 1989-03-20 Mitsubishi Kasei Vinyl Polyester compound

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5312553A (en) * 1976-07-19 1978-02-04 Sun Chemical Corp Detaching apparatus for can

Patent Citations (1)

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