JPS5813655B2 - マンカンボビンノシユウヨウソウチ - Google Patents

マンカンボビンノシユウヨウソウチ

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Publication number
JPS5813655B2
JPS5813655B2 JP15728075A JP15728075A JPS5813655B2 JP S5813655 B2 JPS5813655 B2 JP S5813655B2 JP 15728075 A JP15728075 A JP 15728075A JP 15728075 A JP15728075 A JP 15728075A JP S5813655 B2 JPS5813655 B2 JP S5813655B2
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JP
Japan
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circuit
bobbin
relay
full
shelf
Prior art date
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Application number
JP15728075A
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English (en)
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JPS5281136A (en
Inventor
小早川正直
森下寿男
中根克己
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication date
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Priority to JP15728075A priority Critical patent/JPS5813655B2/ja
Publication of JPS5281136A publication Critical patent/JPS5281136A/ja
Publication of JPS5813655B2 publication Critical patent/JPS5813655B2/ja
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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は粗紡機等の繊維機械において、機台の巻取位
置で満管になったボビンを、機台の側端部へ搬送し、そ
の後、多数段の棚を有する台車に積載するための満管ボ
ビンの収容装置に関するものである。
近来、繊維機械、特に粗紡機等においては、高速化及び
ラージパッケージ化の傾向が目覚ましくそれにともなっ
て大径、長大で大重量となった満管ボビンを、作業者が
手作業で機台の巻取位置から取り出して台車等に積載収
容するのは、至極困難で重労働であるばかりでなく、そ
の収容作業に要する時間が著しく長くなって、粗紡機等
の稼働効率を低下させるとともに、昨今の省力化の傾向
に大きな障害となった。
この発明は前記の諸問題を解決するためになされたもの
であって、その目的は、機台の巻取位置で満管になった
ボビンが機台の側端部へ搬送されその後、積載位置に配
置された台車の多数段の棚に順次自動的に積載収容され
、その収容作業が簡単で労力を大幅に軽減することがで
き、しかも収容作業に要する時間が短縮されて、繊維機
械の稼働効率を向上させることができる新規な満管ボビ
ンの収容装置を提供することにある。
以下、この発明を粗紡機の満管ボビン収容装置に具体化
した一実施態様を図面に従って説明すると、この満管ボ
ビン収容装置は概略的にみて、粗紡機の機台の巻取位置
から満管ボビンを受取って機台側端部の排出位置へ直立
状態で搬送し、その排出位置において満管ボビンを一本
ずつ傾倒排出する搬送機構と、その搬送機構の排出動作
に同期して、傾倒排出された満管ボビンを一本ずつ待機
位置へ移動させる移動機構と、前記待機位置に移動され
た満管ボビンを両端において掛止保持し、水平状態で上
昇させた後下降させる昇降機構と、前記の下降途中にあ
る満管ボビンを昇降機構から受取って、積載位置に配置
された台車の多数段の棚へ順次移換える移換機構とから
なっている。
そこで、これらの各機構についてその詳細を説明すると
、まず、第1図〜第4図は前記の搬送機構を備えた粗糸
巻取機構の一実施態様を示すものであって、この実施態
様においては、上部レール20の下面に多数のフライヤ
21が前後二列に千鳥状に整列して吊下支持され、上部
レール20内に装備された駆動機構(図示しない)によ
り全錘一斉に回転駆動されるようになっている。
又、前記各フライヤ21の中央部下面にはスピンドル2
2が突設され、フライヤ21の一方の腕部の下端にはプ
レツサ23が取付けられている。
一方、前記上部レール20の下方において昇降可能に装
設された下部枠体24は特に第3図及び第4図から明ら
かなように、ほゞ有底箱形のボビンレール25と、その
上部において上下方向に分離可能に載置されたコンベア
レール26と、その上部に固定されたほゞ有蓋箱形のコ
ンベアカバ−27とからなり、別途駆動機構(図示しな
い)により、第1図に示す巻取用の上昇位置において一
定昇降範囲内で一体的に昇降動作されるとともに、その
昇降範囲を越えて第2図に示す玉揚用の下降位置までさ
らに下降されるようになっている。
前記ボビンレール25の底部には、各フライヤ21の回
転軸線と一致するように多数の支持軸28が前後二列に
整列して突出固定され、各支持軸28の上端外周には第
3図及び第4図に示すようにボビン駆動軸29がそれぞ
れ回転可能に支持されている。
前記各ボビン駆動軸29はコンベアレール26及びコン
ベアカバー27を上下動可能に貫通して上方に延び、そ
の上端にはボビン用の嵌合支持筒部29a及び一対の掛
止片29bがそれぞれ形成され、下端には被動歯車30
が形成されている。
前記ボビン駆動軸29の前後両列間のほぼ中央部におけ
るボヒンレール25上には、その長手方向に延びる全錘
共通の主駆動軸31が架設され、その外周には各ボビン
駆動軸29下端の被動歯車30とそれぞれかみ合う多数
の駆動歯車32が固定されている。
前記各ボビン駆動軸29上端の嵌合支持筒部29aにそ
れぞれ嵌合支持されるボビン33は、第3図及び第4図
から明らかなように下端の一部分に大径部を有してほゞ
円筒状をなし、その底面には輪状溝33aが形成される
とともに、下端内周面には前記ボビン駆動軸上端の掛止
片29bと係合し得る複数個の係合溝33bが形成され
ている。
従って、第1図及び第3図に示すように、各ボビン駆動
軸29上端の嵌合支持筒部29aにボビン33がそれぞ
れ嵌合され、下部枠体24が巻取用の上昇位置へ移動さ
れて、各スピンドル22がボビン33内へ嵌挿された状
態で、前記下部枠体24が巻取昇降動作され、そして、
モータ等の駆動源(図示しない)により主駆動軸31が
回転されると、前記ボビン33は一定範囲内で昇降され
なから全錘一斉に回転される。
それと同時に各フライヤ21も一斉に回転されるため、
それらのフライヤ21からプレツサ23を通って各ボビ
ン33の外周に導かれる粗糸は、フライヤ21とボビン
33との相対速度差によりボビン33の外周に巻取られ
る。
このように巻取り運転され、各ボビン33に粗糸がいっ
ぱいに巻かれて満管糸34が形成されると、これらの満
管ボビンを玉揚げするために前記フライヤ21及びボビ
ン駆動軸29が停止された後、第1図に示す巻取用の上
昇位置にある下部枠体24が前記巻取昇降範囲を越えて
第2図に示す玉揚用の下降位置までさらに下降され、各
スピンドル22がボビン33内から一斉に抜きとられる
前記下部枠体24の下降時において、ボビンレール25
がコンベアレール26及びコンベアカバー27から分離
されるように、前記コンベアレール26の下面適数個所
には複数個のガイドバー35が固定され、各ガイドバー
35は第3図及び第4図から明らかなように、ボビンレ
ール25の底部を上下摺動可能に貫通してその下方にそ
れぞれ突出されている。
又、各ガイドバー35と対応して粗紡機の基台36上面
には、各ガイドバー35と当接し得る補数個のストツパ
37が突設されている。
従って、第1図に示す巻取用の上昇位置にある下部枠体
24が巻取昇降範囲を越えてさらに下降され、第2図及
び第4図に示すように前記ガイドパー35がストッパ3
7に当接した時、コンベアレール26及びコンベアカバ
ー27の下降動作カ規制され、ボビンレール25のみが
それらから分離してさらに下降される。
その下降にともなって、各満管糸34のポビン33を支
持する多数のボビン駆動軸29も一斉に下降され、それ
らの上端が第4図に示すようにコンベアカバー27の上
面付近にさしかゝつた時、リミットスイッチ等により前
記ボビンレール25の下降動作が停止される。
この時、前記満管糸34のボビン33はボビン駆動軸2
9上端の嵌合支持筒部29aから全錘一斉に分離され、
前記コンベアレール26の上面に設けられた搬送機構上
に受け渡される。
次に、第3図〜第7図に従って前記搬送機構の構成を詳
細に説明すると、前記コンベアレール26の上面前後両
側端には、一対の側面ほゞU字状ノコンベアガイドレー
ル40がコンベアレール26の上面ほゞ全長にわたって
平行に固定されている。
前記コンベアレール26の左右両端上面には、特に第5
図に示すように駆動スプロケット41及び被動スプロケ
ット42が回転可能に支承され、両スプロケット41,
42間に掛装された無端状のチェーンコンベア43は前
記コンベアガイドレール40により案内されて、第5図
における矢印方向へ移行されるようになっている。
前記チェーンコンベア43の上面内側には、ボビン駆動
軸29の配置間隔と一致する間隔をもって多数のボビン
ホルダ44が突設され、それらのほゞ中央部上面には、
チェーンコンベア43が粗糸巻取運転のために停止され
た時、各ボビン駆動軸29の回転軸線と同心上に配置さ
れるとともに、各ボビン駆動軸29上端の嵌合支持筒部
29aに支持されたボビン33の輪状溝33a内に嵌合
し得るボビン支持筒45がそれぞれ突設されている。
従って、第1図及び第3図に示すように下部枠体24が
巻取用の上昇位置におかれている場合には、ボビン駆動
軸29上端の嵌合支持筒部29aに支持されたボビン3
3の下端縁が前記ボビンホルダ44の上面から持ち上げ
られた状態で巻取運転され、下部枠体24が第2図及び
第4図に示す玉揚用の下降位置へ下降された場合に、満
管糸34のボビン33が嵌合支持筒部29aから全錘で
斉に抜きとられて、前記ボビンホルダ44上に載置され
るとともに、前記ボビン支持筒45に嵌合支持される。
そして、前記各ボビン33はチェーンコンベア43の回
転により下部枠体24の側端部の排出位置へ直立状態で
搬送され、同位置において一本ずつ傾倒排出される。
次に、前記搬送機構における駆動スプロケット41を駆
動するための構成及び満管糸34のボビン33を傾倒排
出するための構成を、特に第6図及び第7図に従って説
明すると、前記コンベアレール26には連結軸46が回
転可能に支承され、その上端に前記,駆動スプロケット
41が固定されている。
又、前記連結軸46の下端中央部にはテーパ状の係合孔
47が形成されるとともに、下端外周にはクラッチ盤4
8が形成されている。
一方、前記連結軸46の軸線と一致するように、粗紡機
の基台36の上面には、取付台49を介して支軸50が
立設固定され、その上端中央部には、第6図に示すよう
に下部枠体24が玉揚用の下降位置へ下降された時に、
前記連結軸46下端の係合孔47内に嵌合して、両軸4
6,50の軸線を一致連結させるためのテーパ状の係合
ピン51が緩衝的に突出支持されている。
前記支軸50の外周には下部枠体24が玉揚用の下降位
置へ下降された時に、前記クラッチ盤48と係合するク
ラッチ体52が若干の上下動及び回転可能に支持され、
その外周にはモータ等の動力源(図示しない)から駆動
力を受けるための伝達歯車53が取付けられている。
従って、下部枠体24が巻取用の上昇位置に上昇された
場合には、第7図に示すようにクラッチ盤48がクラッ
チ体52から離間して、駆動スプロケット41に対する
動力伝達が断たれ、下部枠体24が玉揚用の下降位置に
下降された場合には、第6図に示すようにクラッチ盤4
8がクラッチ体52に係合して、前記動力源により駆動
スプロケット41が回転される。
引続き、満管ボビンの傾倒排出構成について述べると、
前記駆動スプロケット41には、第5図に示すように前
記チェーンコンベア43の移行によりこの駆動スプロケ
ット41の上面を周回されるボビンホルダ44上のボビ
ン支持筒45の軸心と一致するように、複数個の取付孔
54が同一円周上に等間隔をおいて形成されている。
前記各取付孔54内には突き上げ片55がそれぞれ上下
摺動可能に収容され、その上端には駆動スプロケット4
1の外周方向に向かって下降傾斜する傾斜面55aが形
成されている。
一方、前記駆動スプロケット41の下方において、前記
コンベアレール26の上面にカム部材56が配置固定さ
れ、その上面外周部には、各突き上げ片65の下端と係
合し得るカム面56aが形成されている。
又、このカム面56aは第6図から明らかなように、チ
ェーンコンベア43の周回端部に向かって高くなるよう
に形成され、駆動スプロケット41の回転にともなって
、各突き上げ片55をコンベアカバー27の上面から出
没させるようになっている。
従って、前記駆動スプロケット41の回転によりチェー
ンコンベア43が移行されると、各ボビンホルダ44上
に支持された満管糸34のボビン33は直立状態で駆動
スプロケット41上に搬送され、同部において前記突き
上げ片55の突出動作によりボビンホルダ44のボビン
支持筒45から一本ずつ抜きとられるとともに、突き上
げ片55上端の傾斜面55aにより、第6図に示すよう
に下部枠体24の左側方に設けられた移動機構上に傾倒
排出され、その移動機構によって一本ずつ待機位置へ移
動される。
そして、前記チェーンコンベア43が一周する間に、全
満管ボビンの排出が完了する。
次に、前記移動機構の詳細を第5図、第6図及び第8図
に従って説明すると、前記駆動スプロケット41の上方
にはチェーンコンベア43の周回部の一側に沿うように
案内板60が配設され、各ボビンホルダ44上から傾倒
排出される満管糸34のボビン33を下部枠体24の左
側方へ案内するようになっている。
前記下部枠体24が第2図及び第4図に示す玉揚用の下
降位置へ下降された時、その下部枠体24の左側端と対
応するように、平面ほゞL字状の一対の支持枠61が所
定間隔をおいて立設配置され、その一部には前記案内板
60と連続して満管ボビンの移動を案内するための案内
板62が形成されるとともに、満管ボビンの先端に当接
してその移動方向を変更するための案内板63が形成さ
れている。
前記下部枠体24の左側端と近接するように、前記両支
持枠61間には複数個の移動ローラ64が所定間隔をお
いて回転自在に支承され、各移動ローラ64の支持軸線
が前後方向へ水平に延びるとともに、左方の軸線ほど徐
々に下降するように配置され、第6図に示すように前記
ボビンホルダ44上から傾倒排出された満管糸34のボ
ビン33を左方へ移動させるようになっている。
前記移動ローラ64の左側端と近接するように支持枠6
1には複数個の転動ローラ65が所定間隔をおいて回転
自在に支承され、各転動ローラ65の支持軸線が同一高
さ位置において後方へ下降傾斜するように配置され、第
5図及び第8図に示すように前記移動ローラ64上から
転動ローラ65上に移動されて前記案内板63により規
制された満管糸34のボビン33を後方へ転動させるよ
うになっている。
前記転動ローラ65の後方において前記両支持枠61間
に移行ドラム66が回転可能に支承され、その外周には
第5図及び第8図に示すように、前記転勤ローラ65上
から転動されてくる満管糸34のボビン33を受入れて
後方へ一本ずつ移行させるための一対の収容溝66aが
設けられている。
前記移行ドラム66の支軸先端にはゼネバ歯車機構の原
車67に係合した従車68が固定され、前記搬送機構に
おけるチェーンコンベア43の動力源(図示しない)に
よりタイミングベルト69、スプロケット70等を介し
て移行ドラム66を第8図における矢印方向へ間歇的に
回動させるようになっている。
前記移行ドラム66の後方において前記両支持枠61間
に側而ほゞV字状のボビン待機用の受け部材71が配設
され、第5図及び第8図に示すように前記移行ドラム6
6の間歇回動にともなって一本ずつ移行されてくる満管
糸34のボビン33を、その上面の待機位置に水平状態
で保持するようになっている。
従って、前記チェーンコンベア43の回転にともない、
その周回端部においてボビンホルダ44上から一本ずつ
傾倒排出される満管糸34のボビン33は、移動ローラ
64及び転動ローラ65により移行ドラム66の収容溝
66a内に移動され、その移行ドラム66の間歇回動に
ともない、前記傾倒排出動作に同期して受け部材71上
の待期位置へ一本ずつ移行される。
次に、前記待機位置に保持されている満管糸34のボビ
ン33を水平状態で上昇させた後下降させるための昇降
機構の構成を、特に第5図、第8図、第9図及び第11
図に従って説明すると、前記受け部材71の下方におい
て両支持枠61の外側面に各一対の駆動スプロケット8
0及び被動スプロケット81がそれぞれ回転町能に支承
され、それらの各駆動及び被動スプロケツト80,81
の上方において両支持枠51の外側面にテンションプー
り82が設けられている。
前記各駆動スプロケット80、被動スプロケット81及
びテンションプーリ82には特に第8図から明らかなよ
うに、無端状の昇降用チェーンコンベア83がそれぞれ
掛装され、モータ等の動力源(図示しない)により前記
駆動スプロケット80を介して第8図における矢印方向
へ同期回転されるようになっている。
又、各チェーンコンベア83の上昇部分83aは、第5
図及び第8図から明らかなように前記受け部材71上の
待機位置に置かれた満管ボビンの軸線とほゞ直交するよ
うになっている。
前記両チェーンコンベア83の内側面対応位置には、支
持ピン84により複数個の保持部材85が所定間隔をお
いて回動自在に取付けられ、各保持部材85には第8図
、第9図及び第11図から明らかなように、前記両支持
枠61に形成された各一対ノ案内溝86内を滑動して、
チェーンコンベア83の上昇部分83a及び下降部分8
3bにおける保持部材85の回動を規制するための断面
ほゞ四角形状の回動規制部85aが形成されるとともに
、前記待機位置におかれた満管ボビン33の両端を掛止
保持して、チェーンコンベア83の回転にともないその
満管ボビン33を水平状態で上昇させた後下降させるた
めの側面ほゞ半円弧状のフック部85bが形成されてい
る。
従って、前記移動機構により受け部材71上の待機位置
へ一本ずつ移動されて来る満管糸34のボビン33は、
第5図及び第8図から明らかなように、前記両チェーン
コンベア83の回転にともない、両チェーンコンベア8
3の対応位置に設けられた一対の保持部材85のフック
部85bにより両端において掛正保持され、水平状態で
チェーンコンベアの上端周回部まで順次上昇された後、
下降される。
次に、前記の下降途中にある満管糸34のボビン33を
昇降機構から受取って、積載位置に配置された台車の棚
へ移換えるための移換機構及び台車の構成を、第5図、
第8図、第10図及び第11図に従って説明する。
まず、台車の配置構成及び台車自体の構成について説明
すると、前記支持枠61の後方基台上には、特に第5図
及び第8図に示すように前後各一対の駆動支持ローラ9
0が回転軸91を介して回転可能に配設され、その左側
方には予備台車を支持するための前後各一対の支持ロー
ラ92が支持軸93を介して回転可能に配設されるとと
もに、右側方には満載台車を支持するための前後各一対
の支持ローラ94が支持軸95を介して回転可能に配置
されている。
前記各支持ローラ90,92,94上には移動台板96
が横移動可能に載置され、隣合った予備台車用の支持ロ
ーラ92及び駆動支持ローラ90の上方位置から、駆動
支持ローラ90及び満載台車用の支持ローラ94の上方
位置へ移動し、あるいはその逆方向へ移動するようにな
っている。
前記移動台板96の上面には第8図に示すように左右一
対の位置決め用凹部96aが所定間隔をおいて形成され
、台車97の下面ほゞ中央部に取付けられた支持車輪9
8を嵌合保持し得るようになっている。
前記台車97内には第5図及び第8図から明らかなよう
に、多数段の棚99が所定間隔をおいて後方へ傾斜する
ように設けられ、台車97の前端縁の入口部100より
送り込まれる満管糸34のボビン33を各段ごとに後端
から順次積載し得るようになっている。
又、前記台車97の下面前後両端には複数個の移動車輪
101が取付けられ、右側の支持ローラ90,94上に
移動された移動台板96上へ空の台車97を搬入し、あ
るいはその移動台板96上から満載の台車97を搬出し
得るようになっている。
従って、前記移動台板96上に2台の空の台車97が載
置されて移動台板96が左側の支持ローラ92,90上
に移動された場合には、第5図に示すように右側の台車
97が前記昇降用チェーンコンベア83と対応した積載
位置に配置されるとともに、左側の台車97が左端の支
持ローラ92上の予備位置に配置され、又、右側の台車
97が満載になって移動台板96が右側の支持ローラ9
0,94上に移動された場合には、右側の満載台車が右
端の支持ローラ94上の送出位置に配置されるとともに
、左側の予備台車が前記積載位置に配置される。
引続き、前記満管糸34のボビン33を昇降機構上から
受取って台車97の各棚99へ移換えるための移換機構
について説明すると、第5図及び第11図から明らかな
ように前記両昇降用チェーンコンベア83間のほゞ中央
部にはネジ棒102が回転可能に立設され、その左右両
側方には一対の案内棒103が立設されている。
前記チェーンコンベア83の下降部分83bとほゞ直交
する平面上に位置して、下降途中にある満管ボビンの動
作軌跡内に配置されるように、前記一対の案内棒103
には移換案内板104が上下動可能に支承され、特に第
8図及び第10図から明らかなように基端部において前
記ネジ棒102に螺合され、そのネジ棒102の正転も
しくは逆転にともなって下降もしくは上昇され、積載位
置に配置された台車97の最上段の棚99a、複数の中
段の棚99b又は最下段の棚99cと対応する任意の位
置へ設定されるようになっている。
又、前記移換案内板104の上面には案内傾斜面104
aが形成され、移換案内板104が任意の棚99と対応
する位置に設定された時、その棚の上面と一致し得るよ
うになっている。
従って、両チェーンコンベア83の回転により一対の保
持部材85のフック部85bに掛正保持されて、チェー
ンコンベア83の上端周回部より水平状態で下降されて
くる満管糸34のボビン33は、前記移換案内板104
の案内傾斜面104a上に載置されて前記フック部85
bから離脱され、台車97の入口部100から所定の棚
99上に送り込まれる。
次に、前記ネジ棒102を正転もしくは逆転させ、移換
案内板104を下降又は上昇させて所定の棚99との対
応位置へ設定するための構成を、特に第8図及び第11
図に従って説明すると、前記移換案内板104下方の基
台上には正逆転切換町能なモータ105が配設され、そ
のモータ軸上には駆動プーリ106が固定されている。
前記両支持枠61間のほゞ中央部において前記基台上に
伝達軸107が回転可能に支承され、その前端にはベル
ト108を介して前記駆動プーり106に連結された被
動プーり109が固定されている。
又、前記伝達軸107の前端には駆動傘歯車110が固
定され、前記ネジ棒102の下端には駆動傘歯車110
にかみ合った被動傘歯車111が固定されている。
従って、前記モータ105が正転された場合には、その
回転が駆動プーリ106、ベルト108、被動プーり1
09、駆動傘歯車110及び被動傘歯車111を介して
ネジ棒102に伝達され、そのネジ棒102が正転され
て前記移換案内板104が最上段の棚99aとの対応位
置から中段の棚99b、最下段の棚99cとの対応位置
へと一段ずつ順次下降されるとともに、前記モータ10
5が逆転された場合には、ネジ棒102が逆転されて移
換案内板104が最下段の棚99cとの対応位置から最
上段の棚99aとの対応位置ヘ上昇される。
又、前記伝達軸107の後端には第8図及び第11図に
示すようにクラッチ112を介して駆動スプロケット1
13が固定され、その駆動スプロケット113と対応す
るように前記駆動支持ローラ90の両回転軸91前端に
は被動スプロケット114がそれぞれ固定されている。
そして、前記各スプロケット113,114間にはタイ
ミングベルト115が掛装され、前記伝達軸107の回
転がクラッチ112、駆動スプロケット113、タイミ
ングベルト115及び被動スプロケット114を介して
各回転軸91に伝達されるようになっている。
従って、前記モータ105の逆転により移換案内板10
4が上昇される場合に、前記クラッチ112が連結状態
に切換えられ、前記駆動支持ローラ90が回転されて2
台の台車97を載置した移動台板96が第5図に示す左
側位置から右側位置へ移動される。
次に、前述した各機構の運転を制御するためのスイッチ
の配置構成を、特に第5図、第10図及び第12図に従
って説明すると、前記搬送機構の被動スプロケット42
側周回端部には第5図に示すように1個のリミットスイ
ッチ120が配設され、前記チェーンコンベア43上に
は、各ボビンホルダ44の中心が前記ボビン駆動軸29
の回転軸線と一致した状態で、前記リミットスイッチ1
20と係合し得る1個のドツク121が突設されている
従って、前記チェーンコンベア43の搬送開始時におい
ては、第5図に示すようにリミットスイッチ120がド
ック121により閉じられて、各ボビンホルダ44上に
満管糸34のボビン33を支持したチェーンコンベア4
3の定位置確認が行われ、又、チェーンコンベア43が
一周してすべての満管糸34のボビン33が傾倒排出さ
れた時、リミットスイッチ120がドツク121により
再び閉じられて、チェーンコンベア43の周回動作が停
止される。
次に、前記台車97の定位置確認及び交換確認用のスイ
ッチ構成について説明すると、第5図から明らかなよう
に予備台車配置位置の左側には予備台車確認用のリミッ
トスイッチ122が配設されるとともに、台車積載位置
の前方には回動板123を介して積載台車確認用のリミ
ットスイッチ124が配設され、又、満載台車送出位置
の右側には満載台車の送出確認用のリミットスイッチ1
25が配設されている。
従って、満管ボビンの積込運転に先立って、移動台板9
6上に2台の空の台車97が載置され、その移動台板9
6が第5図に示すように左側の支持ローラ92,90上
に移動された場合には、前記予備台車確認用のリミット
スイッチ122が左側の予備台車に当接して閉じられる
とともに、積載台車確認用のリミットスイッチ124が
積載位置にある右側の台車により回動板123を介して
閉じられ、2台の台車97の定位置確認が行われる。
又、右側の台車97が満載になって移動台板96が右側
の支持ローラ90,94上に移動された場合には、満載
台屯確認用のリミットスイッチ125が右側の満載台車
に尚接して開かれるとともに、積載台車確認用のリミツ
トスイッチ124が積載位置に移動された左側の予備台
車により回動板123を介して引続き閉じられ、積載位
置に対する台車97の交換動作の確認が行われる。
次に、前記台車97の各棚99の満載状態を感知して、
移換案内板104の設定位置を変更するためのスイッチ
構成について説明すると、前記移換案内板104内には
第10図に示すように感知板126が回動可能に支承さ
れ、その一端に形成された感知部126aが移換案内板
104の案内傾斜面104aから上方へ突出するように
、バネ127により第10図の時計回り方向へ回動付勢
されている。
前記感知板126の他端と係合し得るように、前記移換
案内板104の基端内部にはit数用のリミットスイッ
チ128が設けられ、感知板126の回動にともなって
閉じられるようになっている。
従って、前記昇降用チェーンコンベア83から移換案内
板104上に受渡された満管糸34のボビン33が案内
傾斜面104aに沿って台車97内の所定の棚99へ一
本ずつ積込まれるたびに、前記感知板126を介してリ
ミットスイッチ128が1回ずつ閉じられ、それがオー
トカウンタにより計数されて、所定数に達した時前記移
換案内板104を移動させるためのモータ105が起動
される。
又、第12図に示すように前記一方の支持枠61には、
移換案内板104が最上段の棚99aと対応する位置へ
移動された時、その一側部に係合して閉じられる最上段
用のリミットスイッチ129が配設されるとともに、移
換案内板104が最下段の棚99cと対応する位置へ移
動された時に、その一側部に係合して閉じられる最下段
用のリミットスイッチ130が配設されている。
さらに、前記移換案内板104の他側部には中段用のリ
ミットスイッチ131が配設され、移換案内板104が
多数の中段の棚99bと対応する位置へ移動されるたび
に、他方の支持枠61上に設けられた多数のドソク13
2に係合して閉じられるようになっている。
従って、最上段又は中段の棚99a,99bが満載にな
り、前記モータ105の正転により移換案内板104が
下降されて、次の中段又は最下段の棚99b,99cと
対応する位置まで移動された時には、前記中段用又は最
下段用のリミットスイッチ131,130が閉じてモー
タ105が停止されるとともに、最下段の棚99cが満
載になり、前記モータ105の逆転により移換案内板1
04が上昇されて、最上段の棚99aと対応する位置ま
で移動された時には、前記最上段用のリミットスイッチ
129が閉じてモータ105が停止される。
前記のように構成されたこの実施態様における満管ボビ
ンの収容装置は、第13図に示す制御回路によって駆動
制御され、搬送機構による満管ボビンの搬送及び傾倒排
出動作、移動機構による待機位置への満管ボビンの移動
動作、昇降機構による満管ボビンの上昇及び下降動作、
移換機構による台車の所定棚への満管ボビンの移換え動
作、各段の棚の満載時における移換機構の設定位置の変
更動作、台車満載時における台車の交換動作等の一連の
動作が自動的に行われ、粗紡機の巻取位置から搬送機構
の各ボビンホルダ44上に受渡された多数の満管糸34
のボビン33が、前記移動台板96上に載置された2台
の台車97内へ完全に積込まれるようになっている。
そこで、前記制御回路の構成を説明すると、電源ライン
L,L間には第1回路〜第27回路が接続されている。
第1回路には、第5図の搬送機構におけるチェーンコン
ベア43の定位置確認用リミツトスイッチ120及び第
1リレーCR1が接続され、その常閉リレー接点CR1
−1,CR1−2が第12回路及び第14回路に接続さ
れるとともに、常開リレー接点CR1−3が第26回路
に接続されている。
第2回路には、第5図の台車97の配置構成における予
備台車確認用のリミットスイッチ122及び第2リレー
CR2が接続され、その常開リレー接点CR2−1が第
13回路に接続されている。
第3回路には、第5図に示す積載台車確認用のリミット
スイッチ124及び第3リレーCR3が接続され、その
常開リレー接点CR3−1が第10回路に接続されてい
る。
第4回路には、第12図の移換案内板104の設定構成
における最上段設定用のリミットスイッチ129及び第
4リレーCR4が接続され、その常閉リレー接点CR4
−1,CR4−2が第18回路及び第24回路に接続さ
れるとともに、常開リレー接点CR4−3が第25回路
に接続されている。
第5回路には、第12図に示す中段設定用のリミットス
イッチ131及び第5リレーCR5が接続され、その常
閉リレー接点CR5−1,CR5−2,CR5−3が第
17回路、第18回路及び第19回路に接続されている
第6回路には、第12図に示す最下段設定用のリミット
スイッチ130及び第6リレーCR6が接続され、その
常閉リレー接点CR6−1,CR6−2,CR6−3,
CR6−4が第8回路、第17回路、第18回路及び第
19回路に接続されるとともに、常開リレー接点CR6
−5,CR6−6が第21回路及び第22回路に接続さ
れている。
第7回路には、第10図に示す満管ボビンの積載量計数
用のリミットスイッチ128及びオートカウンタAC1
が接続され、そのカウンタ接点AC1−1が第17回路
に接続されている。
又、第8回路には、前記オートカウンタAC1をリセッ
トするためのカウンタリセットAC1Rが接続されてい
る。
第10回路には起動スイッチPB1及び第7リレーCR
7が接続され、その常開リレー接点CR7−1,CR7
−2が第11回路及び第11回路と第12回路との間の
電源ラインL上に接続されている。
第12回路には、搬送機構におけるチェーンコンベア4
3駆動用モータのマグネットスイノチMS1が接続され
、このマグネットスイッチMS1の付勢にともなって、
前記搬送機構のチェーンコンベア43及び移動機構の移
行ドラム66が駆動されるようになっている。
第14回路には第8リレーCR8が接続され、その常閉
リレー接点CR8−1が第13回路に接続されるととも
に、常開リレー接点CR8−2が第15回路に接続され
ている。
第16回路には、昇降機構におけるチェーンコンベア8
3駆動用モータのマクネットスイッチMS2が接続され
、このマグネットスイッチMS2の付勢にともなって、
前記昇降機構のチェーンコンベア83が駆動されるよう
になっている。
第17回路には、第11図に示す移換案内板104の設
定位置変更用のモータ105を正転させるためのマグネ
ットスイッチMS3Fが接続され、その常開接点MS3
F−1が第19回路に接続されるとともに、常閉接点M
S3F−2が第24回路に接続され、このマグネットス
イッチMS3Fの付勢にともなって前記モータ105が
正転され、移換案内板104が下降されるようになって
いる。
第19回路には第9リレーCR9が接続され、その常開
リレー接点CR9−1,CR9−3が第8回路及び第2
0回路に接続されるとともに、常閉リレー接点CR9−
2,CR9−4が第18回路及び第21回路に接続され
ている。
第21回路にはキープリレーキャッチコイルKR1Cが
接続され、このキープリレーキャッチコイルKR1Cの
付勢にともない、第9回路、第11回路、第23回路及
び第24回路の常開リレー接点KRI−1,KR1−2
,KR1−3,KR1一4が閉じられるようになってい
る。
第22回路には、第5図の台車97の配置構成における
満載台車の送出位置確認用の常閉型リミットスイッチ1
25及び第11図に示す台車交換用のクラッチ112を
切換えるためのマグネットコイルMCIが接続され、こ
のマグネットコイルMCIの励磁にともなって、満載台
車を送出位置へ移動させるとともに、その満載台車が送
出位置に達した時、前記リミットスイッチ125が開か
れてクラッチ112を解放するようになっている。
第24回路には、第11図に示す移換案内板104の設
定位置変更用のモータ105を逆転させるためのマグネ
ットスイッチMS3Rが接続され、その常閉接点MS3
R−1が第17回路に接続されるとともに、常開接点M
S3R−2が第26回路に接続され、このマグネットス
イッチMS3Rの付勢にともなって前記モータ105が
逆転され、移換案内板104が上昇されるようになって
いる。
第25回路にはキープリレートリップコイルKR1Tが
接続され、第21回路のキープリレーキャッチコイルK
R1Cにより閉じられた第9回路、第11回路、第23
回路及び第24回路の常開リレー接点KR1−1,KR
1−2,KR1−3,KR1−4がこのキープリレート
リップコイルKRITの付勢にともなって開かれるよう
になっている。
第26回路には第10リレーCR10が接続され、その
常閉リレー接点CR10一1が第10回路に接続される
とともに、常開リレー接点CR10−2が第27回路に
接続されている。
そこで、第13図の制御回路にもとづいて前述した実施
態様の満管ボビン収容装置の動作を説明すると、この実
施態様においては、前記のように粗紡機の巻取運転によ
り各ボビン駆動軸29上で満管になった多数のボビン3
3は、下部枠体24が第1図に示す巻取用の上昇位置か
ら第2図に示す玉揚用の下降位置へ下降された時、搬送
用チェーンコンベア43のボビンホルダ44上に全錘一
斉に受渡され、その後搬送機構、移動機構、移換機構等
の運転にともない、積載位置に配置された台車97内に
積込まれる。
すなわち、第5図に示すように搬送用チェーンコンベア
43が起動前の定位置におかれ、移動台板96上に載置
された2台の空の台車97が予備位置及び積載位置にそ
れぞれ配置されていると、第13図の第1回路、第2回
路及び第3回路における各リミットスイッチ120,1
22,124が閉じられ、第1〜第3リレーCR1,C
R2,CR3が付勢されている。
又、この時、第8図に示す移換機構の移換案内板104
が最上段の棚99aと対応した位置に配置されていると
、第13図の第4回路におけるリミットスイッチ129
が閉じられ、第4リレーCR4が付勢されている。
この状態において、第10回路の起動スイッチFBIを
閉じると、第7リレーCR7が付勢されそのリレー接点
CR7−1,CR7−2が閉じられて第11回路〜第2
7回路が電源に接続される.それにより、第12回路の
マグネットスイッチMS1が付勢されて、搬送機構のチ
ェーンコンベア43及び移動機構の移行ドラム66が起
動されるとともに、第16回路のマグネットスイッチM
S2が付勢されて、昇降機構のチェーンコンベア83が
起動される。
従って、前記搬送用チェーンコンベア43のボビンホル
ダ44上に支持されている満管糸34のボビン33は、
チェーンコンベア43の周回動作にともない、第5図及
び第6図に示すように下部枠体24側端部の排出位置へ
直立状態で搬送され、その排出位置において突き上げ片
55により移動機構の移動コーラ64上へ一本ずつ傾倒
排出される。
そして、前記のように傾倒排出された満管糸34のボビ
ン33は、移動ローラ64及び転動ローラ65により移
行ドラム66の収容溝66a内に移動され、その移行ド
ラム66の間歇回転にともなって第5図に示すように受
け部材71上面のボビン待機位置へ一本ずつ移行される
このように移行された満管糸34のボビン33は、前記
昇降用チェーンコンベア83の周回動作にともない、第
5図に示すように一対の保持部材85により両端部にお
いて掛止保持され、水平状態で上昇された後コンベア周
回端部を通って下降される。
そして、前記満管ボビンはその下降途中において移換案
内板104上に受渡され、その案内傾斜面104aに沿
って積載位置に配置された台車97の最上段の棚99a
上に一本ずつ移換えられる。
前記のように搬送用チェーンコンベア43が起動されて
、満管ボビンの搬送運転が開始されると、第5図に示す
ドツク121がリミットスイッチ120から離間し、第
13図の第1回路におけるリミットスイッチ120が開
かれて、第1リレーCR1が去勢される。
従って、第12回路及び第14回路における常閉リレー
接点CR11,CR1−2が閉じられ、第14回路の第
8リレーCR8が付勢されて、その各リレー接点が切換
えられるとともに第26回路の常開接点CR1−3が開
かれ、前記チェーンコンベア43が一周して各ホヒンホ
ルダ44上からすべての満管ボビンが排出されるまで、
この状態に保持される。
又、前記のように満管糸34のボビン33が移換案内板
104の案内傾斜面104aに沿って台車97の棚99
へ一本ずつ転動されるたびに、第10図に示す感知板1
26が回動され、第13図の第7回路における計数用リ
ミットスイッチ128が1回ずつ閉じられて、その回数
がオートカウンタAC1により計数される。
前記のように最上段の棚99aに対する満管ボビンの積
込が行われ、その棚が満載になって前記オートカウンタ
AC1が所定計数値に達した時、第17回路のカウンタ
接点AC1−1が閉じられ、第17回路のマグネットス
イッチMS3F及び第19回路の第9リレーCR9が閉
じられる。
前記マグネットスイッチMS3Fの付勢にともなって第
11図に示す移換案内板104の設定位置変更用モータ
105が正転され、最上段の棚99aと対応する位置に
設定されている移換案内板104は、ネジ棒102を介
して下降される。
一方、前記第9リレーCR9の付勢にともない、その各
リレー接点が切換えられ、特に第8回路の常開リレー接
点CR9−1の閉成にともなってカウンタリセツトAC
1Rが付勢され、第7回路におけるオートカウンタAC
1がリセットされる。
又、前記のように移換案内板104が最上段の棚99a
位置から下降されて2段目の中段の棚99b位置に達す
ると、第4回路のリミットスイッチ129が開かれ、第
4リレーCR4が去勢されて、その各リレー接点が原位
置に復帰されるとともに、第5回路のリミットスイッチ
131が閉じられ、第5リレーCR5が付勢されて、そ
の各リレー接点が切換えられる。
そして、特に第17回路の常閉リレー接点CR5−1の
開放によりマグネットスイッチMS3Fが去勢され、前
記モータ105が停止されて移換案内板104の下降動
作が停止されるとともに、第19回路におけるマグネッ
トスイッチMS3Fの常開接点MS3F−1の開放にと
もない第9リレーCR9が去勢される。
従って、昇降用チェーンコンベア83により下降されて
くる満管糸34のボビン33は、2段目の中段の棚99
bと対応する位置に配置された移換案内板104により
その棚上に一本ずつ移換えられ、前記最上段の棚99a
に対する移換動作時と同様に、満管ボビンの転動にとも
なって第7回路の計数用リミットスイッチ128が1回
ずつ閉じられ、その回数がオートカウンタAC1により
計数される。
このように2段目の中段の棚99bに対する満管ボビン
の積込が行われ、その棚が満載になってオートカウンタ
AC1が所定計数値に達した時、前述した最上段の棚9
9aが満載になった場合と同様に、第17回路のカウン
タ接点AC1−1が閉じられ、マグネットスイッチMS
3Fが付勢され、2段目の中段の棚99bと対応する位
置に設定されている移換案内板104が下降される。
この移換案内板104の下降により、第12図に示す2
段目の棚と対応する位置に配置されたドツク132が中
段設定用のリミットスイッチ131から離間し、第13
図の第5回路におけるリミットスイッチ131が開かれ
て第5リレーCR5が去勢される。
そして、特に第19回路の常閉リレー接点CR5−3の
閉成により第9リレーCR9が付勢され、その各リレー
接点の内、特に第8回路の常開リレー接点CR9−1の
閉成によりカウンタリセツトAC1Rが付勢されて、前
記の場合と同様に第7回路のオートカウンタAC1がリ
セットされる。
その後、前記移換案内板104が3段目の中段の棚99
bと対応した時、第5回路の中段設定用リミツトスイッ
チ131が再び閉じられ、第5リレーCR5が付勢され
てその各リレー接点が切換えられる。
従って、前述した2段目の中段の棚と対応した場合と同
様に、前記移換案内板104が3段目の中段の棚と対応
する位置に停止され、昇降用コンベア83により下降さ
れてくる満管糸34のボビン33は、その移換案内板1
04により前記3段目の中段の棚99b上に一本ずつ移
換えられる。
その後、各中段の棚99bが満載になるたびに移換案内
板104が次段の棚と対応する位置まで下降され、前記
と同様に各中段の棚99bへ満管糸34のボビン33が
次々に積込まれる。
そして、下から2段目にある中段の棚99bが満載にな
って、移換案内板104がその中段の棚99bとの対応
位置から最下段の棚99cとの対応位置まで下降される
と、第5回路の中段設定用リミットスイッチ131が開
かれて第5リレーCR5が去勢された後、第6回路の最
下段設定用リミットスイッチ130が閉じられて第6リ
レーCR6が付勢され、その各リレー接点がそれぞれ切
換えられ本前記リレー接点の内、特に第17回路の常閉
リレー接点CR6−2の開放により、マグネットスイッ
チMS3Fが去勢され、前記各段の棚に対応した場合と
同様に移換案内板104の下降動作が停止される。
又、第22回路の常開リレー接点CR6−6の閉成によ
りクラッチ切換用のマグネットコイルMCIが励磁され
、それにともなって第8図及び第11図に示す台車交換
用のクラッチ112がモータ105から駆動支持ローラ
90へ動力を伝達し得る接続状態に切換えられる。
この状態で前記最下段の棚99c上へ満管糸34のボビ
ン33が積込まれ、その棚が満載になって積載位置にお
かれた台車97に対する積込が完了した時、前述した各
棚の満載時と同様に第17回路のカウンタ接点AC1−
1が閉じられ、第21回路のキープリレーキャッチコイ
ルKR1Cが付勢されて、その各常開リレー接点が閉成
状態に切換えられる。
そして、前記リレー続点の内、特に第24回路の常開リ
レー接点KR1−4の閉成によりマグネットスイッチM
S3Rが付勢され、第11図におけるモータ105が逆
転されて、移換案内板104がネジ棒102を介して最
下段の棚99cと対応する位置から上昇されるとともに
、前記駆動支持ローラ90がクラッチ112を介して回
転されて、移動台板96上に載置された2台の台車97
が第5図の右方へ移動される。
このように台車97が移動され、第5図に示す左側の予
備台車がリミットスイッチ122から離間すると、第1
3図の第2回路におけるリミットスイッチ122が開か
れて第2リレーCR2が去勢され、第13回路の常開リ
レー接点CR2−1が開かれる。
又、前記左側の予備台車が積載位置まで移動されるとと
もに、右側の満載台車が送出位置まで移動されて台車の
交換が完了した時、第5図に示す積載台車確認用リミッ
トスイッチ124が予備台車により回動板123を介し
て引続き閉成状態に保持されるとともに、台車の交換完
了確認用のリミットスイッチ125が満載台車に係合し
て開かれ、第13図の第22回路におけるクラッチ切換
用のマグネットコイルMC1が消磁される。
従って、第8図及び第11図に示すクラッチ112が解
放され、駆動支持ローラ90に対する動力伝達力量たれ
て移動台板96の移動が停止される。
一方、前記移換案内板104が最下段の棚99cと対応
する位置から最ト段の棚99aと対応する位置まで上昇
された時、第6回路のリミットスイッチ130が開かれ
て第6リレ−CR6が去勢された後、第4回路のりミッ
トスイツチ129が閉じられて第4リレーCR4が付勢
され、その各リレー接点が切換えられる。
そして、前記リレー接点の内、特に第24回路の常閉リ
レー接点CR4−2の開放によりマグネットスイッチM
S3Rが去勢され、第11図に示すモータ105が停止
されて移換案内板104の上昇動作が停止される。
又、第25回路の常開リレー接点CR4−3の開成によ
りギープリレートリップコイルKR1Tが付勢され、そ
の各常開リレー接点が開放状態に復帰切換えされる。
その後、前述した右側の台車97に対する積込時と同様
に、左側の台車の最上段の棚99a、中段の棚99b及
び最下段の棚99c上に満管糸34のボビン33が順次
積込まれる。
なお、この場合においても、移換案内板104が下から
2段目の中段の棚99bと対応する位置から最下段の棚
99Cと対応する位置へ下降された時、第6回路におけ
る第6リレーCR6の付勢にともなって第22回路の常
開リレー接点CR6−6が閉じられるが、前記のように
送出位置確認用のリミットスイッチ125が満載台車9
7に係合して開放されているため、クラッチ切換用のマ
グネットコイルMC1が付勢されず、第8図及び第11
図に示す台車交換用のクラッチ112は解放状態に保持
される。
又、前記最下段の棚99cに対する満管ボビンの積込動
作中に、搬送機構のチェーンコンベア43上からすべて
の満管ボビンが傾倒排出されて、それらが移動機構の移
行ドラム66により昇降機構のチェーンコンベア83に
受渡された時、第5図に示すように搬送機構のチェーン
コンベア43が一周してドツク121によりリミットス
イッチ120が閉じられ、第13図の第1回路における
第1リレーCR1が付勢されて、その各リレー接点が切
換えられる。
そして特に第12回路の常閉リレー接点CR1−1の開
放によりマグネットスイッチMS1が去勢され、前記搬
送機構のチェーンコンベア43及び移動機構の移行ドラ
ム66が停止される。
このように、2台目の台車97の最下段の棚99cに対
する満管ボビンの積込が行われ、その棚が満載になって
すべての積込動作が完了した時、前記1台目の台車の満
載時と同様に第7回路のオートカウンタAC1の動作に
より第17回路のカウンタ接点AC1−1が閉じられ、
第21回路のキープリレーキャッチコイルKR1Cが付
勢されその常開リレー接点が閉成状態に切換えられる。
そして、特に第24回路の常開リレー接点KR1−4の
閉成によりマグネットスイッチMS3Rが付勢され、前
述した場合と同様に第11図に示すモータ105が逆転
されて移換案内板104が最下段位置から最上段位置へ
上昇される。
又、第26回路におけるiリ記マグネットスイッチMS
3Rの常開接点MS3R−2が閉じられ、第10リレー
CR10が付勢されてその各リレー接点が切換えられる
前記のように移換案内板104が最下段位置から最上段
位置まで上昇されると、前述した1台目の台車の満載時
と同様に第6回路のリミットスイッチ130が開かれて
第6リレーCR6が去勢された後、第4回路のリミット
スイッチ129が閉じられて第4リレーCR4が付勢さ
れ、その各リレー接点が切換えられる。
そして、特に第24回路の常閉リレー接点CR4−2の
開放によりマグネツトスイッチMS3Rが去勢され、前
記モータ105が停止されて移換案内板104の上昇動
作が停止されるとともに、第25回路の常開リレー接点
CR4−3が閉じられ、キープリレートリップコイルK
R1Tが付勢されてその各常開リレー接点が原開放状態
に復帰切換えされる。
又、前記リレー接点の内、特に第11回路の常開リレー
接点KR1−2の開放により第10回路の第7リレーC
R7が去勢され、第11回路及び第11回路と第12回
路との間の電源ライン上に設けられた常開リレー接点C
R71,CR7−2が開かれて、第12回路〜第27回
路に対する電源接続がしや断される。
従って、第14回路の第8リレーCR8、第16回路の
マグネットスイッチMS2、第25回路のキープリレー
トリップコイルKR1T及び第26回路の第10リレー
がそれぞれ去勢され、それらの各リレー接点が原位置に
復帰切換えされるとともに、前記マグネットスイツチM
S2の去勢により昇降機構のチェーンコンベア83が停
止されて、全動作が終了する。
その後、前記移動台板96上から2台の満載台車97を
搬出するとともに2台の空の台車97を搬入し、その移
動台板96を第5図に示す左側位置へ移動させれば、次
の積込に備えることができる。
以上でこの発明の第一実施態様の説明を終り、次に第1
4図及び第15図に従ってこの発明の第二実施態様の構
成を説明すると、この実施態様の装置は、搬送機構上よ
り傾倒排出された満管糸34のボビン33を待機位置へ
移動させるための移動機構の構成、昇降機構を駆動する
ための駆動構成、台車97の交換時に移動台板96を移
動させるための駆動構成において前記第一実施態様と相
違している。
すなわち、この実施態様では、第14図及び第15図に
示すように、前記第一実施態様における移行ドラム66
に変えて、転動ローラ65と受け部材71との間に移行
用チェーンコンベア140が設けられ、そのチェーンコ
ンベア140上に所定間隔をおいて突設された複数個の
移行ローラ141により、前記転動ローラ65上へ移動
されてくる満管糸34のボビン33を受け部材71上の
待機位置へ一本ずつ移行するようになっている。
又、前記移行用チェーンコンベア140及び第15図に
示す昇降用チェーンコンベア83は、搬送用チェーンコ
ンベア43の駆動モータ(図示しない)により同時に駆
動されるようになっている。
そして、台車交換用の駆動支持口−ラ90は第15図に
示すように、移換案内板104昇降用のモータ105と
別個に設けられた正逆転町能なモータ142により駆動
されるようになっている。
さらに、この第二実施態様における制御用スイッチの配
置構成は前述した第一実施態様の場合とほゞ同様である
が、台車97の各棚99の満載状態を感知するスイッチ
構成において第一実施態様と相違している。
すなわち、この実施態様においては、昇降機構のチェー
ンコンベア83が搬送機構のチェーンコンベア43と同
期運転されるようになっているため、第10図に示す第
一実施態様の計数用リミットスイッチ128に変えて、
第5図に示すように搬送用チェーンコンベア43の被動
側周回部に感知用リミツトスイッチ143が配設され、
そのリミットスイッチ143が前記チェーンコンベア4
3の周回動作にともないそのチェーンコンベア上に所定
間隔をおいて突設された多数のドツク144と係合する
たびに閉じられ、チェーンコンベア43上から傾倒排出
された満管ボビンの本数を台車97の所定段の棚99へ
積込まれた満管ボビンの本数とみなして、満載信号を発
生するようになっている。
そして、前記のように構成された第二実施態様の満管ボ
ビン収容装置は第16図に示す制御回路により駆動制御
される。
そこで、前述した第13図の制御回路と対応する部分に
は同一符号を付けて、この制御回路の構成を説明すると
、電源ラインL,L間には第1回路〜第22回路が接続
され第1回路には、搬送用チェーンコンベア43の定位
置確認用リミットスイッチ120及び第1リレ−CR1
が接続され、その常閉リレー接点CR1−1,CR1−
2が第10回路及び第12回路に接続されている。
第2回路には、予備台車確認用のリミットスイッチ12
2及び第2リレーCR2が接続され、その常開リレー接
点CR2−1が第11回路に接続されるとともに、常閉
リレー接点CR2−2が第21回路に接続されている。
第3回路には、積載台車確認用のリミットスイッチ12
4及び第3リレーCR3が接続され、その常開リレー接
点CR3−1が第6回路と第7回路との間の電源ライン
L上に接続されている。
第4回路には、移換案内板104の最上段設定用のリミ
ットスイッチ129及び第4リレーCR4が接続され、
その常閉リレー接点CR4−1,CR4−2が第15回
路及び第19回路に接続されるとともに、常開リレー接
点CR4−3が第22回路に接続されている。
第5回路には、中段設定用のリミットスイッチ131及
び第5リレーCR5が接続され、その常閉リレー接点C
R5−1,CR5−2,CR5−3が第14回路、第1
5回路及び第16回路に接続されている。
第6回路には最下段設定用のリミツトスイッチ130及
び第6リレ−CR6が接続され、その常閉リレー接点C
R6−1,CR6−2が第14回路及び第15回路に接
続されるとともに、常開リレー接点CR6−3が第18
回路に接続されている。
第7回路には、移行用チェーンコンベア140及び昇降
用チェーンコンベア83を再起動させるための再起動ス
イッチPB2及び第11リレーCR11が接続され、そ
の常開リレー接点CR11−1,CR11−2が第8回
路及び第9回路に接続されている。
第8回路には再起動時における運転時間を設定するため
のタイマTR1が接続され、その常閉タイマ接点TR1
−1が第7回路に接続されるとともに常開タイマ接点T
R1−2が第17回路に接続されている。
第10回路には、起動スイッチPB1及び搬送、移動及
び昇降機構を同時に駆動制御するためのマグネットスイ
ッチMS1が接続され、その常開接点MS1−1が第1
1回路に接続されている。
第12回路には第8リレーCR8が接続され、その常閉
リレー接点CR8−1が第11回路に接続されるととも
に常開リレー接点CR8−2が第13回路に接続されて
いる。
第14回路には、第5図に示す満載感知用のリミットス
イッチ143及び移換案内板104を下降制御するため
のマグネットスイッチMS3Fが接続され、その常開接
点MS3F−1が第16回路に接続されるとともに常閉
接点MS3F−2が第19回路に接続されている。
第16回路には第9リレーCR9が接続され、その常閉
リレー接点CR9−1が第15回路に接続されるととも
に常開リレー接点CR9−2が第17回路に接続されて
いる。
第18回路にはキープリレーキャッチコイルKR1Cが
接続され、このキャッチコイルKR1Cの付勢にともな
って第14回路の常閉リレー接点KR1−1が開放状態
に、又、第19回路の常開リレー接点KR1−2が閉成
状態に切換えられるようになっている。
第19回路には移換案内板104を下降制御するだめの
マグネットスイッチMS3Rが接続され、その常閉接点
MS3R−1が第14回路に棲続されている。
第20回路には、台車交換確認用のリミットスイッチ1
25及び第15図に示す台車移動用モーータ142を正
転駆動するためのマグネットスイッチMS4Fが接続さ
れ、その常閉接点MS4F−1が第21回路に接続され
て、このマグネットスイッチMS4Fの付勢にともない
、前記モータ142が正転されて2台の台車97が第5
図に示す左側の位置から右側の位置へ移動され、台車の
交換が行われるようになっている。
第21回路には、2台の空の台車97を定位置へ搬入す
る場合に閉じられるスイッチPB3及び前記モータ14
2を逆転駆動するためのマクネットスイッチMS4Rが
接続され、その常閉接点MS4R−1が第20回路に接
続されて、このマグネットスイッチMS4Rの付勢にと
もない、前記モータ142が逆転されて、移動台板96
上に載置された2台の空の台車97が第5図に示す予備
位置及び積載位置へ移動されるようになっている。
第22回路にはキープリレートリップコイルKR1Tが
接続され、このトリップコイルKR1Tの付勢にともな
い、第18回路のキープリレーキャッチコイルKR1C
により切換えられた第14回路、第19回路の常閉接点
KR1−1及び常開接点KR1−2が原状態に復帰切換
えされるようになっている。
そこで、第16図の制御回路にもとづいて前記第二実施
態様の満管ボビン収容装置の動作を説明すると、起動時
においては前述した第一実施態様の場合と同様に、第1
回路の搬送用チェーンコンベア43の定位置確認用リミ
ットスイッチ120、第2回路の予備台車確認用リミッ
トスイッチ122、第3回路の積載台車確認用リミット
スイッチ124及び第4回路の移換案内板104の最上
段設定用リミットスイッチ129が閉じられ、第1〜第
4リレーCR1,CR2,CR3,CR4が付勢されて
いる。
この状態で、第10回路の起動スイッチPB1を閉じる
と、マグネットスイッチMS1が付勢され、搬送、移動
及び昇降用の各チェーンコンベア43,140,83が
同時に起動される。
従って、前記第一実施態様と同様に満管糸34のボビン
は各チェーンコンベアにより、搬送、傾倒排出、移動及
び昇降され、移換案内板104により積載位置に配置さ
れた台車97の最上段の棚99a上に積込まれる。
そして、前記搬送用チェーンコンベア43の起動後、第
1回路のリミットスイッチ120が開かれ、第1リレー
CR1が去勢されて、そのリレー接点が原状態に復帰さ
れる。
又、前記リレー接点の内、特に第12回路の常閉リレー
接点CR1−2の閉成により第8リレーCR8が付勢さ
れ、その各リレー接点が切換えられる。
前記のように動作して搬送用チェーンコンベア43上か
ら所定本数の満管ボビンが傾倒排出され、それらが台車
97の最上段の棚99aに積込まれてその棚が満載にな
った時、第13回路の感知用スイッチ143が第5図に
示すドック144に係合して閉じられ、マグネットスイ
ッチMS3Fが付勢されてその各接点が切換えられると
ともに、第16回路の第9リレーCR9が付勢されてそ
の各リレー接点が切換えられる。
そして、前記マグネットスイッチMS3Fの付勢にとも
ない第11図に示すモータ105が正転され、前述した
第一実施態様の場合と同様に移換案内板104が下降さ
れる。
このように、移換案内板104が最上段の棚99a位置
から2段目の中段の棚99b位置まで下降すると、第4
回路のリミットスイッチ129が開かれて第4リレーC
R4が去勢されるとともに、第5回路のリミットスイッ
チ131が閉じられて第5リレーCR5が付勢され、そ
の各リレー接点が切換えられる。
そして、前記リレー接点の内、特に第14回路の常閉リ
レー接点CR5−1の開放により前記マグネットスイツ
チMS3Fが去勢されて、移換案内板104の下降動作
が停止されるとともに、第15回路、第16回路の常閉
リレー接点CR5−2,CR5−3及び第16回路の常
開接点MS3F−1の開放により第9リレーCR9が去
勢され、その各リレー接点が原状態に復帰される。
従って、満管糸34のボビン33は前記移換案内板10
4により2段目の中段の棚99bに積込まれる。
このように積込動作されて中段の棚99bが満載になる
たびに、前記最上段の棚99aの場合と同様に第14回
路の感知用リミットスイッチ143が閉じられ、マグネ
ットスイッチMS3Fが付勢されるとともに、第5回路
のリミットスイッチ131が開閉されて、第5リレーC
R5の再付勢時に前記マグネットスイッチMS3Fが去
勢され、移換案内板104の設定位置が一段ずつ下降さ
れる。
そして、各中段の棚99bがすべて満載になり、第14
回路のマグネットスイッチMS3Fの付勢によって前記
移換案内板104が下から2段目の中段の棚99bと対
応する位置から最下段の棚99cと対応する位置まで下
降された時、第5回路のリミットスイッチ131が開か
れて第5リレーCR5が去勢されるとともに、第6回路
のリミットスイッチ130が閉じられて第6リレーCR
6が付勢され、その各リレー接点が切換えられる。
又、前記リレー接点の内、特に第14回路の常閉リレー
接点CR6−1の開放によりマグネットスイッチMS3
Fが去勢され、前記移換案内板104の下降動作が停止
されて、その案内板104により満管ボビンは最下段の
棚99cに積込まれる。
その後、最下段の棚99cが満載になり、積載位置に配
置された台車97に対する積込動作が完了して、第14
回路の感知用リミットスイッチ143が閉じられた時、
第16回路の第9リレーCR9が付勢されるとともに、
第18回路のキープリレーキャッチコイルKR1Cが付
勢され、それらの各リレー接点が切換えられる。
そして、前記リレー接点の内、特に第19回路の常開リ
レー接点KR1−2の閉成により第19回路のマグネッ
トスイッチMS3Rが付勢され、第11図に示すモータ
105が逆転されて移換案内板104が上昇されるとと
もに、第20回路のマグネットスイッチMS4Fが付勢
され、第15図に示すモータ142が正転されて移動台
板96上に載置された2台の台車が第5図の左側位置か
ら右側位置へ移動され、積載位置に対する台車の交換が
行われる。
このように台車の交換が行われると、前記第一実施態様
の場合と同様に、まず第2回路のリミットスイッチ12
2が第5図に示す左側の予備台車からの離間により開か
れて第2リレーCR2が去勢され、次に第3回路のリミ
ットスイッチ124が積載位置に移動された予備台車に
より引続き閉成状態に保持されるとともに、第20回路
のリミットスイッチ125が送出位置へ移動された右側
の満載台車との係合により開かれ、前記マグネットスイ
ッチMS4Fが去勢される。
従って、第15図に示すモータ142が停止され、台車
の交換動作が完了する。
一方、前記移換案内板104が最下段位置から最上段位
置まで上昇されると、第6回路のリミットスイッチ13
0が開かれて第6リレーCR6が去勢されるとともに、
第4回路のリミットスイッチ129が閉じられて第4リ
レ−CR4が付勢され、その各リレー接点が切換えられ
る。
そして、前記リレー接点の内、特に第19回路の常閉リ
レー接点CR4−2の開放によりマグネットスイッチM
S3Rが去勢され、第11図に示すモータ105が停止
されて前記移換案内板104の上昇動作が停止されると
ともに、第22回路の常開リレー接点CR4−3の閉成
にヨリキープリレートリップコイルKR1Tが付勢され
、その各リレー接点が原状態に復帰切換えされる。
その後、前記右側の台車97に対する積込時と同様に、
左側の台車の最上段の棚99a、中段の棚99b及び最
下段の棚99c上に満管糸34のボビン33が順次積込
まれる。
そして、最下段の棚99cに対する満管ボビンの積込途
中で前記搬送用チェーンコンベア43が一周し、全満管
ボビンの傾倒排出動作が完了すると、第1回路のリミッ
トスイッチ120が第5図に示すドソク121により閉
じられ、第1リレーCR1が付勢されて、その各リレー
接点が切換えられる。
前記リレー接点の内、第10回路の常閉リレー接点CR
1−1の開放によりマグネットスイッチMS1が去勢さ
れ、搬送、移動及び昇降用のチェーンコンベア43,1
40.83が一斉に停止されるとともに、第11回路の
常開接点MS1−1及び第12回路の常閉リレー接点C
R1−2の開放により第8リレーCR8が去勢され、そ
の各リレー接点が原状態に復帰される。
前記の停止状態において第1図、第3図及び第7図に示
すように下部枠体24が次の巻取運転のため上昇される
と、特に第7図から明らかなように、搬送機構の被動側
クラッチ盤48が駆動側クラッチ体52から離脱され、
搬送用チェーンコンベア43に対する動力伝達経路が断
たれる。
その後、前記移動用チェーンコンベア140及び昇降用
チェーンコンベア83上に残っている満管ボビンを台車
97内に完全に積込むために、第16図の第7回路にお
ける再起動スイッチPB2を閉じると、第11リレーC
R11が付勢されて、その各リレー接点が切換えられる
とともに、第8回路のタイマTR1がセットされる。
そして、前記リレー接点の内、特に第9回路の常開リレ
ー接点CR11−2の閉成により第10回路のマグネッ
トスイッチMS1が付勢され、前記移動用チェーンコン
ベア140及び昇降用チェーンコンベア83が再起動さ
れる。
従って、残りの満管ボビンは移換案内板104により最
下段の棚99c上に積込まれる。
このように積込動作が行われて2台目の台車97の最下
段の棚99cが満載になり、すべての満管ボビンの収容
動作が完了した後、第8回路のタイマTR1の設定時間
が経過してそのタイマ接点が切換えられる。
そして、前記タイマ接点の内、第7回路の常閉タイマ接
点TR1−1の開放により第11リレーCR11が去勢
され、第9回路の常開リレー接点CR11−2が開放さ
れて第10回路のマグネットスイッチMS1が去勢され
る。
従って、前記移動用チェーンコンベア140及び昇降用
チェーンコンベア83が停止される。
又、第17回路の常開タイマ接点TR1−2の閉成によ
り、第16回路の第9リレーCR9が付勢されてその各
リレー接点が切換えられるとともに、第18回路のキー
プリレーキャッチコイルKR1Cが付勢されてその各リ
レー接点が切換えられる。
そして、前記リレー接点の内、特に第19回路の常開リ
レー接点KR1−2の閉成によりマグネットスイッチM
S3Rが付勢され、1台目の台車9γの場合と同様に移
換案内板104が最下段位置から上昇される。
その後、前記移換案内板104が最上段位置に達すると
、前記の場合と同様に第6回路のリミットスイッチ13
0が開かれて第6リレーCR6が去勢されるとともに、
第4回路のリミットスイッチ129が閉じられて第4リ
レーCR4が付勢される。
従って、第19回路の常閉リレー接点CR4−2が開か
れて前記マグネットスイッチMS3Rが去勢され、移換
案内板104の上昇動作が停止されるとともに、第22
回路の常開リレー接点CR4−3が閉じられてキープリ
レートリップコイルKR1Tが付勢され、その各リレー
接点が原状態に復帰切換えされて全動作が終了する。
なお、前記の動作終了後、移動台板96上から2台の満
載台車97を搬出するとともに2台の空の台車を搬入し
、第21回路の台車もどし用スイッチPB3を閉じると
、マグネットスイッチMS4Rが付勢され、第15図に
示すモータ142が逆転され、移動台板96上に載置さ
れた台車は第5図の右側位置から左側位置に移動される
そして、前記台車97が定位置に移動されて第2回路の
リミットスイッチ122が閉じられると、第2リレーC
R2が付勢され、第21回路の常閉リレー接点CR2−
2が開かれて前記マグネットスイッチMS4Rが去勢さ
れる。
従って、前記モータ142が停止され、2台の空の台車
が第5図に示す左側位置に設置されて次の積込動作に備
えられる。
以上詳述し,たよりに、この発明は機台の巻取位置で満
管になったボビンが機台側端部へ搬送され、その後、積
載位置に配置された台車の多数段の棚に順次自動的に積
載収容されるように構成したため、その収容作業が簡単
で労力を大幅に軽減することができ、しかも収容作業に
要する時間が短縮されて、繊維機械の稼動効率を向上さ
せることができる優れた効果を奏する。
なお、この発明は前述した実施態様に限定されるもので
はなく、次のように構成することも可能である。
(1)台車の所定棚の満載状態を感知するための感知手
段を、前述した実施態様の外に例えば台車上、移動機構
もしくは昇降機構の一部等に配置すること。
(2)この発明における搬送手段、移動手段、昇降手段
、移換手段等を、前記実施態様の外に特許請求の範囲の
記載内で神々変更して構成すること。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施した相紡機の巻取状態を示す側
面図、第2図は同じく玉揚状態を示す側面図、第3図は
第1図の状態にあるF部枠体部分を拡大して示す断面図
、第4図は同じく第2図の状態にある下部枠体部分を拡
大して示す断面図、第5図はこの発明を具体化した満管
ボビン収容装置及び粗紡機の一部を示す要部破断平面図
、第6図は第5図のボビン傾倒排出部分及びボビン移動
部分を拡大して示す縦断面図、第7図は第6図のクラッ
チ解放状態を示す断面図、第8図は第5図に示す満管ボ
ビン収容装置の一部破断側面図、第9図は昇降用チェー
ンコンベアによるボビンの保持状態を示す要部拡大断面
図、第10図は移換案内板の内部構成を示す拡大断面図
、第11図は第5図の移換案内板部分を拡大して示す断
面図、第12図は移換案内板の設定位置確認用リミット
スイッチの配置構成を示す略体断面図、第13図は制御
回路の一例を示す回路図、第14図はこの発明の別の実
施態様を第6図に対応させて示す要部断面図、第15図
は同じく別の実施態様を第8図に対応させて示す要部破
断側面図、第16図は前記別態様の制御回路を示す回路
図である。 下部枠体24、ボビン駆動軸29、ボビン33、満管糸
34、搬送用チェーンコンベア43、ボビンホルダ44
、突きトげ片55、移動ローラ64、転動ローラ65、
移行ドラム66、受け部材71、昇降用チェーンコンベ
ア83、保持部材85、駆動支持ローラ90、移動台板
96、台車97、棚99、ネジ棒102、移換案内板1
04、感知板126、計数用リミットスイッチ128。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 機台の巻取位置から満管ボビンを受取って、機台側
    端部の排出位置へ直立状態で搬送し、その排出位置にお
    いて満管ボビンを一本ずつ傾倒排出する搬送手段と、 前記搬送手段の排出動作に同期して、傾倒排出された満
    管ボビンを一本ずつ待機位置へ移動させる移動手段と、 前記待機位置に移動された満管ボビンを両端において掛
    止保持し、水平状態で上昇させた後下降させる昇降手段
    と、 前記満管ボビンの下降動作軌跡内に配置され、下降途中
    にある満管ボビンを昇降手段から受取って、積載位置に
    配置された多数段の棚を有する台車の任意の棚へ移換え
    る移換手段と、 前記多数段の棚に満管ボビンをそれぞれ積載し得るよう
    に、前記移換手段を上下動させて、所定段の棚と対応す
    る位置に設定するための設定手段とからなる満管ボビン
    の収容装置。 2 所定段の棚が満載になった時、それを惑知して前記
    設定手段を駆動制御し、移換手段の設定位置を変更する
    ための制御手段を設けたことを特徴とする特徴請求の範
    囲第1項に記載の満管ボビンの収容装置。 3 多数段の棚がすべて満載になった時、台車を積載位
    置から送り出すための送出手段を設けたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の満管ボビンの収容装置
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