JPS58136354A - 中空糸型血液処理器の充填方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 中空糸型の血液透析器、゛血液−過器等の血液処理器を
使用した体外血液循環における血液浄化において、浄化
処置前に血液回路を接続した中空糸型面液処理器を血液
回路とともに気泡の混入のないようにあらかじめ生理食
塩液等の充填液によって完全に充填しておいて処置時に
患者の血管内への気泡の流入を防止したり、中空糸内の
気泡付着に原因する有効面積減少のための効率低下を解
消させる必要がある。

気泡の混入のない充填にはチクニジアンあるいは看護婦
の熟練した作業を必要として煩馳［であるので、最近−
１充填中の中空糸型血液処理器に間欠的な衝撃を与えて
気泡を除去する装置力く市販されているが効果が充分で
なＬｌ。

本発明は上記の欠点を解決するものであって以下図面に
基いて本発明の詳細な説明する。

図面において中空糸型血液処理器１４ｉ動脈回路２およ
び静脈回路３とに夷って構成される血液回路と接続肱動
脈回路２には上流側力）ら図示されていない血液ポンプ
に・装着される弾性ポンプチューブ４および動脈ドリッ
プチャンツク５、静脈回路３には静脈ドリップチャンノ
＜　５　ｉ３ｉ間挿されており、図示されていないヘノ
ク１」ン回路、圧力モニター回路等の補助回路も適宜接
続されうるものであり、動脈回路２の上流端は必要に応
じて輸液セット９等を介して充填液を収容した逆転配置
の容器７と連通していることＣま従来の方式と同じであ
る。

本発明においては少なくとも弾性ポンプチューブ４、動
静脈ドリップチャンバ５および６”、中空糸型血液処理
器１が適宜手段によって逆転保持されており、充填液を
収容した容器７は中空糸型面液処理器１゛よりも僅か高
く保持されていて、重力流によって中空糸型血液処理器
１および血液回路を僅かの差圧で充填可能な状態に位置
している。

本発明は上記のごとく構成されているので輸液セット９
の上流側に配置されたクランプ８を開くと充填液は中空
糸型血液処理器内の多数の中空糸内を毛細管現象と充填
液容器間との僅かな差圧によって徐々に上昇し、大きな
内径をもつ弾性ポンプチューブ、動静脈ドリップチャン
バ内に下方から流入し徐々に上昇して気泡の伴わない充
填を実施することができ、動静脈回路等の他のチューブ
部分は正立配置であっても小内径であるので充填液が連
続柱状に下降しながら進行するので気泡の残るおそれは
ない。

充填液層７の高さは充填に必要な最低値であるごとが好
ましく、これによって過大な充填液流量に原因する気泡
残を生じることはない。

上記のごとく本発明は僅かな差圧下の重力流によって気
泡のない完全充填が実施でき、静脈回路の流出端を図示
のごとく、輸液セットの最下部よりやや持ち上げて、静
脈回路下流側の充填液柱に原因する過大な吸引力の発生
を防止しておくと充填完了後もそのままの充填状態が維
持されるので充填終了に無駄な監視を行う必要がなく、
完全充填は単に動脈回路のクランプ８を開くだけで実施
でき、これまでのように熟練者あるいは特別な装置を必
要としない。

充填が完了すれば動静脈ドリップチャンバを正規位置に
戻すが、充填液容器７をスプリング等の弾性部材で懸吊
しておいて、充填液排出に伴なう充填液容器の上昇をド
リップチャンバ逆転保持機構に公知手段を用いて連動せ
しめて自動的に逆転保持を解除して正立状態に戻しても
　　゛よく、弾性ポンプチューブを血液ポンプに装着し
中空糸型血液処理器を′正立せしめると血液浄化準備が
完了する。

また充填液中に溶存している空気の遊離に原因する僅か
な気泡混入の問題を解決するため充填液を約６０℃に加
熱後室温まで冷却したものを使用することが好ましいが
、通常ではこのような充填液の加熱冷却を必要としない
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例の流路系の配置を示すものであっ
て、１は中空糸型血液処理器、２．３はそれぞれ動脈回
路および静脈回路、５．６はそれぞれ動脈ドリップチャ
ンバおよび静脈ドリップチャンバ、７は充填液容器であ
る。 特許出願人 株式会社　ニッショー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 血液回路を連結し゛た中空糸型面液処理器、血液回路中
   の少なくとも弾性ポンプチューブ、動静脈ドリップチャ
   ンバを逆転保持し、動脈側血液回路と連通した充填液容
   器から僅かの差圧下で重力流によって中空糸型血液処理
   器および血液回路を充填することを特徴とする中空糸型
   血液処理器の充填方法。