JPS5813628A - ポリフエニレンエ−テルの製造方法 - Google Patents

ポリフエニレンエ−テルの製造方法

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JPS5813628A
JPS5813628A JP11284781A JP11284781A JPS5813628A JP S5813628 A JPS5813628 A JP S5813628A JP 11284781 A JP11284781 A JP 11284781A JP 11284781 A JP11284781 A JP 11284781A JP S5813628 A JPS5813628 A JP S5813628A
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JP
Japan
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polymerization
oxygen
phenols
water
solvent
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Pending
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JP11284781A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Somemiya
染宮 昭義
Masaaki Azuma
雅昭 東
Akira Otani
亮 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ポリフェニレンエーテルの製造の方法に関
するものであり、更に詳しくは、重合反応を、1〜3気
圧で酸素を25チ(容量)以上の濃度で含むガスによっ
て、該反応混合物の引火点以下の温度及びその他特定の
条件で実施する事を特徴とする。
ポリフェニレンエーテルは、耐熱性で機械的強度の優れ
た樹脂として知られておシ、特に高衝撃性ポリスチレン
とのブレンド物は、物理的性質。
化学的性質、成形加工性の・(ランスの優れた樹脂とし
て広く知られておシ、多方面で広汎に使用される有用な
樹脂である。
通常ポリフェニレンエーテルは、反応溶媒としてベンゼ
ン、キシレン、トルエンその他の芳香族溶媒;クロロホ
ルム、四塩化炭素、ジクロルメタン、ジクロルエタンそ
の他の)・ロゲン化炭化水素°メタノール、エタノール
、プロノくノール、ブタノ−μその他のアルコール類;
アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、その
他のケトン類;酢酸エチル、酢酸メチル、プロピオン酸
メチルその他のエステル類;テトラヒドロフラン、ジオ
キサンその他のエーテル類;ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミドその他のアミド類;ジメチルスルホ
キシドその他及びこれらの混合物を使用して、触媒、そ
の他添加剤の存在下でフェノ−μ類を酸素又は酸素含有
ガスを使用して接触的に酸化重合する事によって得られ
、多数の方法。
が公知となっている。
しかし、これらの公知法に開示された内容によると、は
とんどの実施例が、反応混合物の爆発範囲内で実施され
ておシ、工業的に大規模に実施する場合、多大の問題を
含んでいる。特に本反門で酸素又は酸素含有ガスを使用
する場合、反応系内は、静電気その他の着火源−よって
、容易に爆発燃焼する状態にあシ、極めて危険である。
ポリフェニレンエーテルの重合に際し、以上の危険性を
考慮して、特公昭52−35080では空気を用いて加
圧下で重合する事を提案しているが、常圧近傍でこれら
の危険を回避して工業的に実施可能な例はほとんど知ら
れておらず、特にこの観点からの指為も為されていない
本発明者等は、無数の製造条件を検討し、系中の重合体
濃度、液層中の水分比率、溶媒組成及び用いるガスの組
成と圧力が僅かな特定範囲にあるトキのみ爆発範囲外で
ポリフェニレンエーテルの製造が可能なことを見出し本
発明に至った。
即ち、本発明は、フェノール類を溶媒及び触媒の存在下
に酸化重合してポリフェニレンエーテルを製造する方法
において、重合系中のフェノール類の濃度(モノマー換
算)を3〜30重量ヂ重量層中の水分濃度を0.1〜1
0重量%に保持しながら、25容量チ以上の酸素を含有
する0、05〜2、8 % (ゲージ圧)、、の気体を
上記の重合系中に導入し、該重合反応を□反応混合物の
引火点以下の温・11111 度で行うことを特徴とするポリフェニレンエーテルの製
造方法である。以下に詳細説明する。
この発明で言うポリフェニレンエーテルとは、フェノー
ル類の酸化縮合反応による生成物を示し数平均重合度は
100以上である。フェノール類の代表的な例として、
フェノール、0−クレゾール 、 m −り レゾール
 、 p −クレン°−ル 、  2  、 3−ジメ
チルフェノ−)V、”2,3.6−ドリメチルフエノー
ル、3.5−ジメチルフェノール、2.6−シメチルフ
エノーt&、2.6−ジニチルフエノール 、 2−エ
チル−6−メーチルフエノール 、 2 。
6−ジプロピルフェノ−/L/、2.6−ジフェニルフ
ェノール、2−メチル−6−プロピルフェノールその他
及びそれらの二種以上の混合物を使用する。又、特願昭
55−42171に示される置換アニリン類を共重合す
る場合も含まれる。溶媒は、前記のあらゆる種類が使用
可能であシ、これらは単種でもしくは二種以上混合して
仏用する。
使用する触媒は公知のあらゆる触媒が使用しうる。具体
的な例として、銅−アミン錯体、コバルト−アミン錯体
、ビス(サリチルアルデヒドアルキルイミナート)コバ
ルト又はマンガン錯体(ビスサリチルアルデヒドエチレ
ンジイミナート)コバルト又はマンガン錯体その他及び
これらに更にアミン類、アルコキシド類、フェノキシト
類が配位結合したものが挙げられる。これらは単種でも
しくは二種以上混合して使用される。副反応抑制その他
の目的でアミン類、ニトロ芳香族化合物。
グアニジウム塩その他の添加剤も介在して良い。
本発明ではこれらの触媒を用い、0.05〜2.8製(
ゲージ圧)の圧力を有し、且つ酸素濃度が ・25チ(
容量)以上である気体を系内に導入して系内混合物の引
火点以下という低温で重合を行う0従来、フェノール類
の酸化重合は殆どの場合この様な低温では実施されなか
った。これは、この様な低温での重合は、その反応速度
が著しく遅くなシ、且つ効率も低下するので、低分子量
のポリマーを得る等の特別の目的以外では不都合なため
である。
′ 一方、用いる酸素含有ガスの圧力を上昇すれば酸化
反応の速度が向上するてあらうとの一般的知見はあるが
、低温重合による速度低下を補うであろう程にガスを加
圧すると、系内のゲル化防止等格別の工夫をしなければ
ならず、低温重合下でこの様な操作を行うことは工業的
には不可能と考えられていた。所が本発明によれば、系
内組成上特定範囲内に保ち、酸素濃度25チ以上、好ま
しくは40チ以上のガスを特定範囲内に加圧して用いれ
ば、上記の様な格別の工夫を要することなく、低温加圧
重合により高分子量のポリフェニレンエーテルが工業的
に製造可能となった。ここでガスの加圧は0.05〜2
.8〜(ゲージ圧)、好ましくは0.3〜2 Yj(ゲ
ージ圧)となるように行う。このような条件は工業的な
範囲としては極めて限定されたものであるので、−見実
施が困難と予測されるが、溶媒組成、モノマー濃度、液
層中の水分濃度等を十分に制御すれば容易に実施できる
。加圧は重要な要件であり、低すぎると高重合度のポリ
マーが得られず、また高過ぎると前記の様な不都合が生
じる。4また酸素濃度が低すぎると低温重合の反応速度
を十分に補えがい。酸素を窒素その他の不活性ガスで希
釈する事は、安全性をより高め好ましい。
ここで重要な事は、重合の初期(フェノール類が存在す
る)と末期(フェノール類が消費された時点)のあらゆ
る時点で、反応混合物の引火点以下の温度に制御される
事である。例えば溶媒として四塩化炭素とn−ブタノー
ルを使用した場合は、約35℃以下でなければならない
。反応混合物の引火点は、通常の引火点試験器、もしく
は爆発実験によって決定し得る。これらの試験は、反応
系と同じ酸素又は酸素含有ガスを使用して注意深く決定
されなければならない。
重合は、溶媒の存在下で行われる。溶媒は特に限定され
るものではないが、25容量チ以上の水   ゛溶性溶
媒、殊にメタノール、エタノール、ブタノール等の低級
アルコールを含むものが帯電防止の観点からは有利であ
り、また引火点を高くするためには四塩化炭素、塩化メ
チレン、クロロホルム、トリIクロルエタン、クロルベ
ンゼン等のノ10ゲン化炭化水素を含有させておくこと
は引火点を高\ くできるので有利である0また重合時には、系中の全モ
ノマ一単位濃度と液層中の水分量を制御することか必要
である。モノマー濃度が系中3〜30重量%、好ましく
は5〜20重量%のとき酸素含有ガスの加圧条件と適合
した発熱コントロールが可能となり、また液層中の水分
濃度が0.1〜10チとなるよう系外へ水分を除去しな
がら重合することによシ、帯電防止が計れる0このモノ
マー濃度と水分量は厳密にコントロールすることが必要
である。この要件と加圧条件とが同時に満されるとき初
めて、高重合度のポリフェニレンエーテルを低温で製造
できる。
重合方法は、溶液重合、析出重合共に適用可能であシ、
回分式であっても連続式であっても良い。
反応系を除く工程、例えば溶液調整、ポリマー精製工程
では、酸素含有ガスを使用しない為、前記の温度以下で
実施する必然性はないが、より好ましくは、これらの工
程に於ても爆発範囲外で運転する事である。
この発明によれば、工業規模に於ける安全が確保しなが
ら高重合度のポリマーが得られるので、価値が大である
以下に例を挙げて説明するが、特に本発明の範囲を限定
するものではない。
実施例1 キシレフ251.n−プロパノ−zlz201,2.6
−キシレツーzlz 5 kg、ビスサリチルアルデヒ
ドエチレンジイミナートマンガン(II)エチレンジア
ミン172I及びエチレンジアミン300.!i+から
なる混合液を、ジャケット付601反応器に仕込み、温
度が5℃になる様に制御しつつ攪拌下、1.5気圧で酸
素70チと窒素30チの混合ガスを導入した。反応終了
後、ポリフェニレンエーテルが析出粒子状で得られた。
重合中、気相からの排出ガスを11のオートクレーブに
捕集し、内容物に白金線の融断による点火を行ない、燃
焼による圧力の変化を調べた。燃焼による圧力変化はお
こらなかった。ポリマーは(9)−〇、56で収率は9
4チであった。
実施例2 キシレン401.ジーn−ブチルアミン0.5 kg、
塩化第1銅40g及び2,6−キシレノール8、5 k
gの混合液を実施例1の反応器に仕込み、温度を5℃に
制御しつつ、攪拌下2気圧で酸素50チ窒素50チの混
合ガスを導入した。気相からの排出ガスを実施例1と同
様に試験した結果、燃焼は起こらなかった。反応液は、
100A!のメタノール中に注いで、ポリフェニレンエ
ーテルを沈澱として回収した。収率は92チで(77”
l= 0.68であった。
実施例3 四塩化炭素251.n−ブタノ−II7201.ビスサ
リチルアルデヒドエチレンジイミナートコバルト(i)
160g及びエチレンジアミン300gの混合液を実施
例1のネ応器にて25℃に制御しつつ、1.3気圧で酸
素75チ窒素25チの混合ガスを使用して重合した。気
相からの排出ガスを実施例1と同様に試験した結果、燃
焼はおこらなかった0、、、。
ポリマーは、沈澱として得られ、実施例1と同様操作し
、収率95チで(2)=0.43のポリマーを得た。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  フェノール類を溶媒及び触媒の存在下に酸化
    重合してポリフェニレンエーテルを製造する方法におい
    て、重合系中のフェノール類の濃度(モノマー換算)を
    3〜30重量%、液層中の水分濃度を0.1〜10重量
    −に保持しながら、25容量チ以上の酸素を含有する0
    、05〜2.8 % (ゲージ圧)の気体を上記の重合
    系中に導入し、該重合反応を反応混合物の引火点以下の
    温度で行うことを特徴とするポリフェニレンエーテルの
    製造方法0
  2. (2)  溶媒のうち25チ(容量)以上が水溶性溶媒
    である特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  3. (3)水溶性溶媒がアルコールである特許請求の範囲第
    2項記載の製造方法。
  4. (4)溶媒中にノ・ロゲン化炭化水素を含有する特許請
    求の範囲第1項記載の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015101727A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 南亜塑膠工業股▲ふん▼有限公司 安全性及び収率の改善に役立つポリフェニレンエーテルの製造方法

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