JPS58135382A - 斜軸ポンプ・モ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は斜軸ポン！・モータの改良に関するものである
。

第１図に従来技術による斜軸ボンデ・モータを示す。

同図において、１はケーシングで、該ケーシング１内に
は回転軸２が回転可能に支持されており、該回転軸２の
端部にはドライブディスク３が一体に取付けられている
。４は回転軸２に対して傾斜して配設したシリンダブロ
ックで、該シリンダブロック４にはその軸方向に複数の
シリンダ５，５゜・・・が等間隔をもって配設されてい
る。該各シリンダ５内にはピストン６が往復動可能に設
けられ、該ピストン６にはその内壁がチーｉＥ状となっ
たスカート部６Ａが形成されている。

次に、７．７．・・・はコンロッドで、該各コンロッド
７はドライブディスク３に揺動５ｆ能に支持される大端
部７Ａと、ピストン６に連結される小端部７Ｂとを有し
、その間の軸部には前記スカート部６Ａと対応する位置
にチー２部６Ａが形成されている。そして、コンロッド
７はその小端部７Ｂｉ中心として、チーＡ’部７Ｃがス
カート部６Ａの内壁に当接する位置まで若干揺動するこ
とができるようになっている。

８は弁板で、該弁板８には吸排ポー）　９　、’Ｉ　Ｏ
が穿設されており、その一端面はシリンダブロック４と
摺接しており、他端面はケーシング１と一体に固着され
たヘッドケーシングＩＡに当接している。図中、１１は
コントロールピストン、１２バ一端カコントロールピス
トン１１に固定サレ、他端が弁板８と係合するトラニオ
ンで、コントロールピストン１１とトラニオン１２とで
シリンダブロック４の傾転制御機構が形成される。

従来技術による斜軸ポンプ・モータは前述の構成’に！
するもので、シリンダブロック４が回転すると、各ピス
トン６はシリンダ５内を往復動すると共に、弁板８上を
摺動６回転する。そして、各シリンダ５は間欠的に吸排
ポート９．１０に連通せしめられるから、各シリンダ５
内への圧油の吸入および排出が行なわれる。

ところで、この斜軸ポンプ・モータが作動するためには
ドライブディスク３とシリンダブロック４との回転位相
が一致していなければならない。

そこで、このドライブディスク３とシリンダブロック４
との同期を図る機構について説明する。シリンダブロッ
ク４は弁板８と摺動し、またピストン６はシリフタ９５
内を摺動する。このため、摺動摩擦による損失トルクが
発生するが、この損失トルクに相当するトルクをドライ
ブディスク３とシリンダブロック４との間に伝達する必
要がある。

また、シリンダ５内において流体力として吸収されるト
ルクはピストン６の軸力として伝達されるが、このトル
クもドライブディスク３とシリンダブロック４とに伝達
させる必要がある。前述のトルクは、コンロッド７のテ
ーパ部７Ｃがある回転位置においてピストン６のスカー
ト部６Ａと当接し、コンロッド７の軸と直角方向に作用
する力が生じることによって、伝達されることになる。

このように、前述の斜軸ポンプ・モータは、ピストン６
とコンロッド７との当接によりシリンダブロック４を回
転駆動せしめるコンロッド駆動型のものである。

かかるコンロッド駆動屋の斜軸ポンプ・モータにあって
は、ピストン６とコンロッド７とを当接させる必要上、
ピストン６にはスカート部６Ａを形成し、コンロッド７
には前記スカート部６Ａの内壁と当接するテーパ部７Ｃ
を形成しなければならない。そして、これらによって大
きなトルクを伝達させる必要があるから、そのトルクを
円滑に伝達させるために、スカート部６Ａおよびチーツ
ク部７Ｃの加工精度を向上させなければならず、その加
工が面倒となる欠点がある。また、ピストン６は往復動
する間にコンロッド７と当接するものであり、そしてと
の当接時にピストン６にはその軸と直角の方向に力が作
用する。このため、ピストン６に、はこじフカが働らき
、ピストン６とシリンダ５との摺動面に焼付を生じたり
、異常摩耗が（５） 発生する欠点がある。

さらに、コンロッド７のテーパ部７Ｃとピストン６のス
カート部６Ａとの当接はコンロッド７のある回転位置で
行なわれるので、シリンダブロック４の１回転中にトル
クが大きく変動する。このため、回転軸２に接続される
伝達系、ポンプの場合にはエンジン等の駆動部およびモ
ータの場合には回転輪等の被駆動部にねじり振動が発生
し、騒音が発生するおそれがある。そして、トルクの変
動がさらに大きい場合には、ピストン６とシリンダ５と
の摺動動作が円滑に行なわれず、スティソ　　。

クスリップ現象を起し、瞬間的に摩擦によるトルク損失
が増大する。このため、コンロッド７のチーツク部７Ｃ
とピストン６のスカート部６Ａとにより伝達されるトル
クは衝撃的なものとな９、コンロッド７の折損事故を生
じさせるおそれもある。

本発明は叙上の点に鑑みなされたものでおって、シリン
ダブロックのシリ゛ンダ開口側端面にプレートを設は該
プレートにコンロッドを挿通する孔を穿設することによ
シ、コ、ンロッドとプレートの孔（６） 内壁とを接離させてトルクの伝達を行なうようにしたこ
とをその特徴とするものである。

以下、本発明の実施例を第２図および第３図に基づき説
明する。

同図において、第１図と同一構成要素については同一符
号を付してその説明を省略するものとするに、シリンダ
ブロック４のシリンダ５が開口する側の端面にはプレー
ト２１が設けられている。

該プレート２１のシリンダブロック４への取付ケは？ル
）２２．２２．・・・を締着することにより行なわれる
。即ち、プレート２１には各デルト２２より大径の取付
孔２３を穿設し、各？ルト２２を該各取付孔２３を貫通
し、シリンダブロック４に形成された？シト穴（図示せ
ず）に螺合することにより行なわれる。？シト２２の外
周面と取付孔２３の内周面との間にはブツシュ２４が介
装されている。また、プレート２１にはコンロッド２５
を挿通させ、かつコンロッド２５の軸部と当接可能な内
壁２６Ａを有する孔２６が穿設されているシリンダ５内
を往復動するピストン２７には前述の従来技術によるも
のとは異なりスカート部は設けられず、空所２７Ａとな
っている。さらに、コンロッド２５はドライブディスク
３に揺動自在に取付けられる大端部２５Ａとピストン２
７に揺動自在に取付けられる小端部２５Ｂは設けられて
いるが、それらの間の軸部には従来技術におけるコンロ
ッド７のテーノ９部７Ｃのように、ピストン６のスカー
ト部６Ａの内壁と当接するチー・上部は形成されていな
い。

本発明に係る斜軸ポンプ・モータは前述の構成を有する
もので、そのポンプまたはモータとしての作動について
は従来技術によるものと格別の差異はない。然るに、コ
ンロッド２５はプレート２１の孔２６を貫通して延び、
しかもピストン２７には空所２７Ａが形成されているの
みであるから、コンロッド２５の小端部２５Ｂを中心と
する揺動範囲が大きくなる。このため、シリンダブロッ
ク４が１回転する間にコンロッド２５の細部外周とプレ
ート２１の孔２６の内壁２６Ａとが順次当接し、このコ
ンロッド２５とプレート２１との当接時にドライブディ
スク３のトルクはプレート２１に伝達され、またプレー
ト２１のトルクはドライブディスク３に伝達される。そ
して、プレート２１は？シト２２によシリンダブロック
４に取付けられているから、プレート２１とシリンダブ
ロック４との間のトルクの伝達が行なわれ、当該トルク
の伝達によりシリンダブロック４は回転駆動せしめられ
るものである。従って、ピストン２７はコンロッド２５
の軸部と当接することがないから、ピストン２７にはそ
の軸と直角方向の力が作用せず、円滑に往復動する。

’！ｆｃ、ｆレート２１はコンロッド２５とシリンダブ
ロック４との間のトルクの伝達を行なうものであるから
、プレート２１はシリンダブロック４の端面に密着する
と共に、シリンダブロック４の半径方向に若干変位可能
となっていることが好ましい。プレート２１とシリンダ
ブロック４との取付けをデルト２２に介して行ない、し
かもデルト２２と取付孔２３との間にブツシュ２４を介
装させているから、該ブツシュ２４として、ゴム、プ（
９） ラスチック等の弾力性の良好な材料や鋳物、焼結金属等
のように減衰性能の高い緩衝材料を用いることによシ、
衝撃的変動トルクのピークを減少させることができ、コ
ンロッド２５の折損事故を防止することができる。

さらに、プレート２１の全体を前述のブツシュ２４と同
様に減衰性能の高い材料で形成するか、または孔２６の
内壁にこれと同じ部材ｃ＃Ｎ＃を貼着することによシ、
前述の衝撃的変動トルクの緩和に極めて有利であり、か
つピストンロッド２５の摩耗防止にも有効である。

なお、前述の実施例では孔２６をシリンダ５と同じ直径
を有し、該シリンダ５と連続する形状のものとして示し
たが、孔２６をその開放端側に向けて拡開する截頭円錐
状に形成すれば、コンロッド２５と孔２６の内壁２６Ａ
との当接時における面圧を低下させることができ、また
シリンダブロック４の傾転角を大きくすることができる
。また、孔２６の直径をシリンダ５よす大径にするだけ
でも、シリンダブロックの傾転角が大きくなる。

（１０） 以上詳細に述べた如く、本発明に係る斜軸ポンプ・モー
タによれば、シリンダブロックのシリンダ開口側端面に
プレートｉ取付ける構成としたので、下記各項の諸効果
を奏する。

■　ドライブディスクとシリンダブロックとの間ノトル
クの伝達は、ピストンロッドがある回転位置において、
プレートに接離することによ９行なわれ、ピストンにそ
の軸と直角方向への力が作用することがないから、ピス
トンとシリンダとの摺動面に焼付を起したり、異常摩耗
を生じさせたりすることはない。

■　高い加工精度を必要とするピストンのスカート部や
コンロッドのチー・上部を形成させなくともよいから、
ピストンやコンロッドの加工が容易になる。

■　コンロッドはピストンのスカート部と接触りないか
ら、コンロッドの揺動範囲を大きくすることができ、シ
リンダブロックの傾転角を大きくすることが可能となる
。

■　プレートとシリンダブロックとの連結’＆　、ｔ’
シルトより行ない、？ルトとプレートとの間に緩衝部材
となるプツシ−を介装させる構成とすれば、衝撃的なト
ルクの変動が緩和され、コンロッドの折損事故を防止す
ることができると共に、回転軸に接続される伝達系にね
じり振動が発生しないから、騒音の低減を図ることがで
きる。

■　プレート自体を減衰性能の良好な材料で形成するか
、または孔２６の内壁２６Ａに緩衝部材を貼着する構成
とすれば、前記０項の効果はさらに顕著なものとなる。

■　プレートヲ？ルト等の手段でシリンダブロックに取
付ける構成とすることにより、プレートが摩耗したり、
破損した場合等における交換を容易に行なうことができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術による斜軸ポンプ・モータの縦断面図
、第２図は本発明に係る斜軸ポンプ・モータの要部拡大
縦断面図、第３図は第２図の１ｌｌ−■矢示方向断面図
である。 ２・・・回転軸、３・・・ドライブディスク、４・・・
シリンタフロック、５・・・シリンダ、２１・・・プレ
ート、２２・・・デルト、２３・・・取付孔、２４・・
・ブツシュ、２５・・・コンロッド、２６・・・孔、２
６Ａ・・・内壁、２７・・・ピストン。 （１３）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　回転軸と共に回転するドライブディスクと、
   前記回転軸の軸線に対して傾斜して設けたシリンダブロ
   ックとを有し、該シリンダブロックには軸方向に複数の
   シリンダを穿設し、該各シリンダにはピストンを往復動
   可能に設け、該各ピストンと前記ドライブディスクとを
   コンロッドによっテ揺動自在に連結し、前記シリンダブ
   ロックのシリンダ開口側端面にプレートを設け、該プレ
   ート＜前記各コンロッドを挿通し、かつ該各コンロッド
   と接離可能な内壁を有する孔を穿設してなる斜軸ボンデ
   ・モータ。
2. （２）前記プレートと前記シリンダブロックとの間には
   取付は部材を設け、該取付は部材の外周と前記プレート
   に穿設した取付孔の内面との間に緩衝部材を介装したこ
   とを特徴とする特許請求の範囲（１）項記載の斜軸ポン
   プ・モータ。
3. （３）　　前記プレートを緩衝部材で形成するか、また
   は前記孔内壁に緩衝部材を貼着したこと全特徴とする特
   Ｉｔ−Ｆ請求の範囲（１）項記載の斜軸ポンプ・モータ
   。