JPS58133518A - 燃焼安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガス燃焼器等に用いられる燃焼安全装置に関す
るものである。

従来からガス湯沸器やガスストーブ、ガス風呂釜等のガ
ス燃焼器には、火炎の立消え等による事故防止のために
燃焼安全装置の取付けが義務づけられている。

この燃焼安全装置はパイロットバーナーや主バーナーの
炎が立消えした時に燃料ガスの供給を遮断するものであ
る。しかしガス圧調整器や弁から燃料ガスが流出した時
には燃焼安全装置が動作しないため、火災等の事故に至
ることがしばしばある。そのためバーナ一体の近傍に設
けられた熱電対に温度ヒユーズを介して電気的に電磁弁
に接続し、ガス圧調整器や弁から流出した燃料ガスがバ
ーナ一体で燃焼される拡炎に″よって温度ヒユーズを溶
断して電磁弁を閉成するガス燃焼器もあるが、小量のガ
ス、漏れでは容易に温度ヒユーズが溶断しないという欠
点があった。

またガス燃焼器の燃焼安全装置として、熱電対と電磁弁
とを組合せ、正常燃焼中にバーナ一体で熱電対の熱接点
を加熱して電磁弁を開成し、万一燃焼炎が消えたり、小
炎になりすぎると熱接点の加熱が不十分となることによ
って電磁弁を閉成し、バーナ一体から未然ガスが流出す
るのを防止していた。しかし一般のガス燃焼機器では金
属によるシールが多いため、バーナ一体以外のガス圧調
整器から流出する危険性が高い。このガス圧調整器内に
は燃料ガスの圧力を調節するゴム質のダイヤフラムが設
けられており、このダイヤフラムが動作しやすいように
調圧応答空気孔がガス圧調整器のキャップに設けられて
いる。従ってダイヤフラムが破損したり、長期間使用中
に亀裂が生じたりすると、調圧応答空気孔から未然ガス
が流出し、使用者が気づかないと大事に至るという欠点
があった０ 本発明はバーナ一体と、このバーナ一体の上流側に設け
られ、ダイヤフラム及び調圧応答空気孔を有するガス圧
調整器と、このガス圧調整器の上流側に設けらｎ１前記
バ一ナ一体に供給される燃料ガスを制御する電磁弁と、
前記バーナ一体の近傍に位置して前記電磁弁に電気的に
接続された熱電対と、一端が前記ガス圧調整器の調圧応
答空気孔に設けられ、他端が前記熱電対の零接点近傍に
設けられ几導管とからなり、前記ガス圧調整器に設けら
れたダイヤフラム、導管を経て流出した燃料ガスを、前
記バーナ一体で着火して前記熱電対を加熱し、前記電磁
弁を閉成する構成とすることにより、上記従来の欠点を
解消するものである。

以下本発明の一実施例を第１図から第３図にもとづいて
説明する。

第１図は燃焼安全装置の構成を示すもので、１は燃料ガ
スを燃焼するバーナ一体である。２はバーナ一体１に燃
料ガスを供給するノズル、３はノズル２から噴出される
燃料ガスのガス圧を制御するガス圧調整器で、第２図に
示す如くキャップ４に設けられた調圧応答空気孔ちに導
管６の一端が設けられ１．他端には漏ｎガス燃焼用のパ
イプバーナー７を有してバーナ一体１に近設さｎている
。

８はガス燃焼器に設けられた点火装置（図示せず）と連
動するガスコックである。９はバーナ一体１に供給され
る燃料ガスを制御する電磁弁である。

１ｏは電磁弁９に導線１１で電気的に接続された熱電対
で、この熱電対１ｏの熱接点ムはバーナ一体１で形成さ
れた火炎１２で加熱され、零接点Ｂはパイプバーナー７
に形成さｎる火炎で加熱されるような位置に取付けられ
ている。１３は燃料ガスの流入口である。

第２図はガス圧調整器３の断面を示すもので、本体１４
の中央に設けられた弁孔１６に弁１６が上下動自在に設
けらｎ、−次ガス圧Ｐｉ？二次ガス圧Ｐ２に調圧するも
のである。この弁１６は本体１４とキャップ４との間に
設けられたダイヤフラム１７に座金ム１８．Ｂ１９？介
してＸリング２０で固定さｎている。このダイヤフラム
１７は本体１４内を流動する燃料ガスがキャップ４内に
漏れないようにするとともに、二次ガス圧Ｐ２が高くな
りすぎないようにスプリング２１を介してねじム２２で
調整されている。２３は本体１４の一次ガス圧Ｐ１側を
密封する底板で、パッキンム２４を介してビスム２６で
本体１４に固定されている。またキャップ４には弁１６
の上下動に応じてキャップ内部２６の容積が変化しやす
いように調圧応答空気孔６が設けられ、この調圧応答空
気孔６にパツキンＢ２７を介して導管６がねじＢ２Ｂで
接合されている。２９はキャップ４を本体１４に取付け
るビスＢである。

第３図は熱電対１ｏの断面を示すもので、ムは例えばさ
や状のクロメル材３０と線状のコンスタンタン３・１１
とで接合された熱接点で、クロメル材３０１ｄ：、銅合
金の導通材３２と、コンスタンタン３１は銅線３３と共
に零接点Ｂで接合されている。

次にこのように構成された燃焼安全装置の作用について
説明する。

ガス燃焼器に設けられたガスコックＢｆ：開くと同時に
電磁弁９も機械的に開成し、電磁弁９のマグネットコア
（図示せず）を押しつけて点火装置（図示せず）でバー
ナ一体１に着火し、バーナ一体１に形成された火炎１２
で熱電対１０の熱接点７ベーシ′ ムを加熱する。この熱電対１０の熱接点ムを加熱するこ
とにより、電磁弁９を吸着させる熱起電力が発生し電磁
弁９を開状態に保持して燃焼を持続させる。その間燃料
ガスは電磁弁９．ガスコック８、ガス圧調整器３を経て
ノズル２からバーナ一体１に供給されて燃焼する。

これらの構成部品が正常に動作している時は問題がない
が、ガス圧調整器３内に設けられたダイヤフラム１７は
調圧をスムーズに行うために薄いゴム質で構成されてい
る。従ってガス燃焼器を長期間にわたって頻繁に使用し
たり加工時のミスで使用中にダイヤフラム１７が破損し
たジすることがある。

またダイヤフラム１７はゴム質で構成されているためオ
ゾンに侵されやすく破損することもある。

このダイヤフラム１７が破損する止調圧応答空気孔６．
導管６を経てパイプバーナー７から未燃ガスが噴出する
が、このパイプバーナー７から噴出される未燃ガスはバ
ーナ一体１に形成され九火炎１２で引火され、熱電対１
ｏの熱接点Ｂを加熱する。そして熱電対１０の熱接点ム
の温度差と零接点Ｂとの温度差が少なくなると１．電磁
弁９を開の状態に保持する起電力を失って電磁弁９が閉
成され、バーナ一体１に供給される燃料ガスを停止する
０ このようにガス燃焼器において最も機械的に弱いゴム質
のダイヤプラム１Ｔが万一破損しても、大事に至る前に
バーナ一体１に供給される燃料ガスを電磁弁９で停止さ
せることが可能なため、安心してガス燃焼器を使用する
ことができる。

なお本実施例ではガス圧調整器３内から流出する燃料ガ
スを防止するために、ガス圧調整器３の調圧応答空気孔
６に導管６を設は九が、一般の弁に導管６を設け、この
弁から漏れる燃料ガスをバーナ一体１で引火して熱電対
１ｏの零接点Ｂを加熱し、電磁弁？を閉成することも可
能である。

以上の説明から明らかなように本発明の燃焼安全装置は
、ダイヤフラムを有するガス圧調整器の調圧応答空気孔
にパイプバーナーを有する導管を設け、ダイヤフラムが
破損してこの導管から流出９ベー：Ｉ する燃線ガスをバーナ一体に形成され九火炎で着火して
熱電対の零接点を加熱し、電磁弁を閉成する構成とした
ことにより、ガス燃焼器の安全性をより一層向上させる
ことができるとともに、特別な安全弁や温度ヒユーズな
どを使用することなく、安価で、しかも用途範囲の広い
燃焼安全装置として提供することができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す燃焼安全装置の構成図
、第２図は同一１図に示すガス圧調整器の断面図、第３
図は同第１図に示す熱電対の要部を示す断面図である。 １・・・・・・バーナ一体、３・・・・・・ガス圧調整
器、６・・・・・・調圧応答空気孔、６・・・・・・導
管、９・・・・・・電磁弁、１ｏ・・・・・・熱電対、
１７・・・・・・ダイヤフラム。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１老醜　
Ｉｒ！ｌＪ ／２’ 第　２　図 ？？

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）バーナ一体と、このバーナ一体の上流側に設けら
   れ、ダイヤフラム及び調圧応答空気孔を有するガス圧調
   整器と、このガス圧調整′器の上流側に設けられ、前記
   バーナ一体に供給される燃料ガスを制御する電磁弁と、
   前記バーナ一体の近傍に位置して前記電磁弁に電気的に
   接続された熱電対と、一端が前記ガス圧調整器の調圧応
   答空気孔に設けられ、他端が前記熱電対の零接点近傍に
   設けられた導管とからなり、前記ガス圧調整器に設けら
   れ九ダイヤプラム、導管を経て流出した燃料ガスを、前
   記バーナ一体で着火して前記熱電対を加熱し前記電磁弁
   を閉成する構成とした燃焼安全装置。 し）前記ガス圧調整器以外のガス制御部より流出した燃
   料ガスを前記バーナ一体の近傍に誘導して前記熱電対の
   零接点を加熱し、前記電磁弁を