JPS61285317A - ガスバ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はガスバーナに藺［７−更に日仏的には逆火（フ
ラッシュバック）検知器を備えた元混合式ガスバーブに
関するものでおる。

〈従来の技術〉 ガスバーナは一般に、ガスと空気の混合位置の違いによ
り、火口に近い位置（即ちガス供給管の先端部）にて混
合させる先混合式と、火口から比較的遠い位置にて混合
させる方式、即ち、ガスと空気を混合させ、これをバー
ナ本体に結合された混気ガス通路を介して火口に送り込
む元混合式とに大別されている。

一般に元混合式ガスバーナには、フラッシュバックと呼
ばれる逆火の発生を検知し、所定の電気回路からなる制
御器を介してガス弁を閉止する安全装置が装備されてい
る。この安全装置の逆火検出器としては、従来、液体や
気体の温度膨張を応用し、或いは抵抗温度素子を用いる
などして、高温の逆火炎による検出器自体の温度上昇で
間接的に逆火の発生を検知するサーモスタツ１〜やサー
ミスタなどが使用されている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記の如〈従来の逆火検出器は、高温な逆火炎による検
知器の温度上昇で間接的に逆火の発生を検知するため逆
火発生を検知するまでに数秒〜数十秒の時間を要してい
た。この検知時間を短縮させる目的で火口の背面近傍な
ど火炎に近い位置に検知器を取付ける試みもなされてい
るが、火炎による加熱のため誤動作を誘発することとな
り、側底採用し得ないものでめった。

その他、従来の検出器では、周囲の温度環境によっても
誤動作を生じる等の欠点があり、安全性に欠けるもので
あった。

〈問題点を解決するための手段〉 そこで、本発明の目的は、ガス炎の通電性を利用して直
接的に逆火の発生を検出し、迅速にガス弁を閉止するこ
とのできる元混合式ガスバーナを提供することである。

本発明の元混合式ガスバーナは、ガスノズルと火口との
間の混気ガスの通路内に電極からなる逆火検出器を設け
たものである。電極は極性別に２個設置しても良いし、
混気ガス通路を金属製とした場合はこれを１個の電極と
して代用することが出来るので、新たに１個だけの電極
を設けるようにしてもよい。また、電極の構造としては
、棒状の他にコイル状や網状として検出面積を大きくす
ることができる。電極取付の位置はガスノズルと火口と
の間、即ち、混気ガスの実質的な通路であればよく、混
合管内部だけでなく、火口の背面付近に取付けてもよい
。

く作　用〉 上記の通り、混気ガスの実質的な通路に電極より成る逆
火検出器を設けたため、ガスバーナの逆火発生と同時に
、２個の電極間（または、１個の設置電極と金属製のバ
ーナ本体との間）は通電状態となる。従って、瞬時に及
び直接的に逆火の発生を検出することとなる。

〈実施例〉 以下、図面に示す本発明の好適な実施例について説明す
る。第１図において、火口部２に複数の炎孔３を設けた
バーナ本体１に混合管４の一端を接続し、その他端側に
は、ガス供給管５の先端に取付けたガスノズル６が挿通
されていると共に、ガスノズル６と混気ガス通路との間
には空気流入口が形成されていてガスＧと空気Ａとが供
給できるようになっている。ここまでの構成は、従来の
ガスバーナの場合と大同小異である。本発明のガスバー
ナはガスノズルと火口との間の、実質的な混気ガスＭの
通路７に逆火検出器の電極１０８設けてなる。第１図の
実施例では、この電極を２本の棒状電極１０ａ、　１０
ｂとして、これを混合管４の壁部に絶縁体を介して併設
されているが板状又は網状に形成して検知面積を大きく
することもできる。この電極はガス弁９と接続した制御
器８と電気的に接続されていて逆火の発生によりガス弁
９を閉止し得るようになっている。

第２図は本発明の別の実施例を示している。

この実施例では１個の電極１０ａを火口背面近傍に取付
けると共に、バーナ本体１を導電性の例えば金属製とし
てこれを別の電極とし制御器８に接続している。電極の
位置については図示例ではバーリ一本体１の火口背面と
して必るが、第１図の場合のように混合管４に取付け、
同時にこの混合管を導電性物質にて形成することもでき
る。その他の構成は第１図に示した実施例と同様である
ので、符号のみを付して詳細な説明は省略する。

〈発明の効果〉 本発明のガスバーナは上述のように構成されているので
、ガスバーナの逆火発生と同時に、火口の背面近傍を含
む混気ガス通路に装備された電極間は通電状態となるの
で、瞬時に且つ直接的に逆火の発生を検知することが出
来る。更に、従来のように温度の変化を検知するもので
はなく、ガス炎の通電性を利用しているため、火口背面
近傍などの高温部に配設しても誤動作を招くことは無く
、逆火の検知に最も適切な所定位置に自由に装備できる
。また、周囲の温度環境による誤動作が皆無であるため
、安全で信頼性の高いガスバーナが実現できるものであ
る。

更には、上記第２の実施例（第２図）のように金属製の
ガスバーナにおいてはバーナ本体を１個の電極として代
用できるので逆火検知器は１個のみの電極とすることが
出来る等の数々の利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す説明図、第２図は別
の実施例を示す説明図である。 １・・・バーナ本体、２・・・火口、３・・・炎孔、４
・・・混合管、６・・・ガスノズル、８・・・制御器、
９・・・ガス弁、１０・・・電極。 特許出願人　　　株式会社　日商会 同　　　　東京瓦斯株式会社 同　　　　大阪瓦斯株式会社 同　　　　東邦瓦斯株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、燃料ガスと空気との混気ガスを、バーナ本体に連通
   した混合管を介して供給する元混合式のガスバーナにお
   いて、ガスノズルと火口との間の混気ガスの通路内に、
   逆火検知用電極を配設してなるガスバーナ。 ２、上記逆火検知用電極は、バーナ本体に対して別体に
   形成した２個の電極である特許請求の範囲第１項記載の
   ガスバーナ。 ３、上記逆火検知用電極は、バーナ本体に対して別体に
   形成した１個の電極と、バーナ本体を導電性とすること
   によって形成した他の１個の電極とで構成されている特
   許請求の範囲第１項記載のガスバーナ。