JP2002538402A - 酸素減少センサ - Google Patents

酸素減少センサ

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JP2002538402A
JP2002538402A JP2000601371A JP2000601371A JP2002538402A JP 2002538402 A JP2002538402 A JP 2002538402A JP 2000601371 A JP2000601371 A JP 2000601371A JP 2000601371 A JP2000601371 A JP 2000601371A JP 2002538402 A JP2002538402 A JP 2002538402A
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thermocouple
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gaseous fuel
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ビル クウォック
ピーター ジュニア モンタナ
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ロバートショー コントロールス カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 燃焼空気の酸素含有量が減少したときに種火がノズルから遠ざかる変位に依存した酸素減少センサである。熱電対は、許容酸素レベルでの燃焼中には炎内にあるように、かつ、酸素含有量が許容レベルを下回るときには炎外の領域にあるように、配置される。酸素含有量の高低の状態の間で大きい電圧差があるので、より信頼できるセンサを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般にガス燃焼器具へのガスの流れの制御に関し、特に、燃焼空気
の酸素含有量が予め選択された値を下回ったときに、ガスの制御装置が器具への
ガスの供給を遮断できるようにする酸素減少センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス燃焼器具の通気口の必要性をなくすことは、様々な用途に数多くの利点を
提供する。第1に最も重要なこととして、燃焼ガスを建物や部屋の外部へ経由さ
せる必要がなくなって、それによりある種の器具の据付けを大いに簡素にする。
さらに、通気をなくすならば、かかる通気を通して熱が逃げることが排除されて
、ある種のガス燃焼器具の効率は高められる。
【0003】 天然ガス(メタン)や液化石油ガスなどのある種のガスの燃焼は非常にクリー
ンな実質的に無毒な排気ガスを生じさせて、供給される燃焼空気が適切な酸素含
有量を有するのであれば、本質的にCO2とH2Oに限られる。しかしながら、酸
素含有量が臨界レベルを下回ると、燃料の燃焼中に発生する望ましくない汚染物
質の量が増加する。さらに、密閉空間で酸素が使い果されると、そこに居る者が
呼吸に利用できる酸素も同様にどんどん少なくなる。従って、通気をしないガス
燃焼器具の燃焼は、燃焼空気の酸素含有量が臨界レベルを下回ったときには、直
ちに且つ自動的に中止することが最も望ましい。
【0004】 この問題点を解決すべく数多くの異なるアプローチが案出されてきた。その最
も基本的な形態は、標準的な種火と熱電対との組合わせが酸素減少センサとして
働くもので、酸素レベルが実質的に低下すると種火が結局は消火するという事実
によっている。これが次には熱電対が発生する電圧を低下させて、それは関連す
るガスバルブを開位置に維持するのに必要とされるしきい値レベルを下回る。し
かしながら、実質的にもっと高い感度が望ましく、実際に現在の適切な産業規格
によって要求されている。
【0005】 種火/熱電対の組合わせの感度を低い酸素レベルにまで高めようとする努力で
採用されたひとつのアプローチでは、酸素レベルが落ちるに従って種火の温度が
低下するという事実を利用した。ガスバルブの感度を高めて、わずかに温度の低
い炎にさらされた熱電対が発生するわずかな電圧低下に応答させることで、酸素
レベルの低下が実際に種火を消火させるよりもずっと前にガスの供給を遮断でき
る。しかしながら、かかる装置はそれでもなお、ある種の不都合に苦しむ。例と
しては、熱電対の電圧のわずかな低下にまでバルブの感度を高めると、許容でき
ない低い酸素レベル以外の何かによって電圧がわずかに低下したときに、不必要
な遮断を生じさせるもとになる。種火に対して熱電対が変位すると、炎のより低
温の領域に熱電対がさらされることになる。逆に、熱電対に対して炎が変位する
と、炎が通風でゆがんだときなどに、同様に熱電対は炎のより低温の領域にさら
されることになる。いずれの事例でも、わずかな電圧低下は、酸素レベルの低下
によって生じる炎の全体の温度低下による電圧低下とは区別することができない
。さらに、かかる装置はガス燃焼装置のメインバーナが発生する放射熱の影響を
受けやすく、従って熱電対が実際に検出する温度は種火が実際に発生する温度よ
りも高くなり、結果的に酸素レベルの低下によって生じた種火の温度低下は検出
されないことがある。
【0006】 Grandoらへの米国特許第5,674,065号に開示された装置は、こ
れまで知られている熱電対と酸素減少センサの構成の代表的な例であるように見
えるが、これは上述した不都合に苦しむ。熱電対は在来式に酸素減少安全装置の
一部として据付けられて、熱電対が種火のガスの炎で加熱されるように配置され
ることが開示されている。酸素レベルの減少によって炎のサイズが不安定になっ
たり小さくなったりすると、その温度低下は熱電対が発生する電圧を比例的に低
下させる。14−22の開放回路のミリボルト範囲よりも低いいかなる電圧低下
もガスバルブを閉じさせる。結果として、いかなる原因にせよ出力電圧が公称範
囲をわずかに下回れば、たとえ酸素レベルが有意に減少していなかったとしても
、ガスの供給を遮断させる。逆に、たとえ酸素レベルが許容できないレベルにま
で減少したとしても、そのような装置の感度では、バーナの放射熱で出力電圧が
公称範囲内に維持されると想像できる。いずれの状況も望ましくない。
【0007】 従来技術の装置に固有の他の不都合は、それらが異なるガス燃料の使用に適応
するために一般に実質的な再構成を必要とすることにある。異なるノズルとノズ
ル及び熱電対の異なる相対配置とは、様々な用途のために製造しなければならな
い部品の数の増加を必要とする。例としては、Grandoらの開示する装置で
は、天然ガスから液化石油ガスへの変更に適応するために、種火の正面から種火
のすぐ側部の取付点へと熱電対を再配置しなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
これまでに公知のセンサの短所に打勝つような、簡単で信頼できる酸素減少セ
ンサが求められる。かかるセンサは製造が容易であるべきで、かつ、既存の器具
の構成に容易に据付けることができるべきである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来公知の装置に比べてかなりの利点を提供できるような酸素減少
センサを提供する。センサは、製造が容易であり、予め選択されたレベルを下回
るように酸素含有量が低下すると非常に確かに応答し、種火や熱電対の位置のわ
ずかな変位には実質的に感応することがなく、さらに酸素レベルの視覚的な指示
を提供する。一般的に言えば、本発明は、燃焼空気の酸素含有量が炎の速度に与
える影響を利用して、高い酸素レベルの条件中と低い酸素レベルの条件中との間
にて熱電対が発生する電圧の差を大きく誇張する。従来公知の装置では、酸素レ
ベルの減少につれて熱電対の出力はゆるやかに低下していて、許容できる酸素レ
ベルと許容できない酸素レベルの条件との間での燃焼中に発生する電圧の差が極
めてわずかであったことと比較して、本発明の装置では、発生する電圧の大きな
低下だけを認識すれば足りる。
【0010】 特定のガス燃料の炎の速度は、かかるガスがどのくらい速く燃焼するのかを示
していて、燃焼に利用可能な酸素の量に大きく依存している。従って、炎の速度
は、燃焼される混合物の酸素/燃料比の直接の関数である。空気/燃料比を一定
に保つことで、炎の速度は燃焼空気中の酸素含有量の直接の関数となる。
【0011】 燃焼中には、炎の位置は、ないしはもっと正確にはそのような炎の基部の周縁
は、可燃混合物の流れ速度が実質的に炎の速度と等しくなるような場所にて安定
になる。酸素レベルが低下すると、炎の速度が低下して、炎の基部は可燃混合物
を放出するノズルから離れるように移動する。酸素レベルが低下するにつれて、
燃えていない領域が増加する傾向があって、最後には炎が消火する。
【0012】 ノズルから流れるガスの速度は実質的には、ガス流れの体積とかかるガスが流
出するノズルの横断面積との関数である。ノズルから放出される前にガス燃料の
流れに吸引される燃焼空気の量は、実質的には、流れが混合チャンバを通り抜け
るときに発生する圧力低下と、圧力低下に応じてかかる混合チャンバへ空気が吸
引される一次空気取入れ口のサイズとに依存する。そのような混合チャンバに入
って通り抜けるガス燃料の体積及び速度が、周囲条件に対する圧力低下を決定す
る。ガス燃料が供給される圧力と、燃料が混合チャンバへ流入するために通る入
口オリフィスのサイズとが、混合チャンバを通り抜けるガス燃料の体積及び速度
を決定する。これらのすべてのパラメータの組合わせは、ノズルから放出される
空気/燃料の混合物の燃焼によって生じる炎が、かかるノズルに対してどこに配
置されるのかを決定する。燃焼空気の酸素含有量が減少すると、炎はノズルから
離れるように動く。
【0013】 本発明の酸素減少センサは、ガスの流れと炎の速度とのこれらの流体力学的な
原理を利用する。適切に構成された空気/燃料混合物を放出するノズルに近接さ
せて熱電対を有利に位置決めすることによって、予め選択された酸素レベルを上
回るようなときのそのような混合物の燃焼中には熱電対が炎で包囲されると共に
、かかる予め選択されたレベルを下回るような酸素レベルでは熱電対が完全に炎
の外部になって、それにより燃焼空気の酸素含有量の比較的にただ小さい変化の
関数として、出力電圧の極めて大きい変化が実現される。器具へのガス流れを制
御するための関連するバルブは、熱電対が炎で包囲されているときに熱電対が発
生する電圧の範囲でのみ、バルブを開位置に保持するのに十分であるように構成
される。熱電対が燃焼していない領域に配置されているときに熱電対が発生する
相当に低い電圧は、バルブを開位置に保持するのに必要とされるしきい値電圧を
実質的に下回る。かかる装置は、炎の最も低温の領域において発生する電圧でさ
えもバルブが遮断されるしきい値温度を依然として十分に上回るので、熱電対と
種火との相対的な位置のわずかな変位には影響されることがない。逆に、メイン
バーナの放射熱は、炎の外部に位置しているときに熱電対が発生する電圧を、バ
ルブを開位置に維持するのに十分なレベルにまで昇温させることはできない。炎
の内部位置と外部位置との間での温度差に比例した出力電圧の実質的な低下だけ
が、酸素含有量の許容できない低下の指示として認識される。
【0014】 本発明は追加的な利益も提供して、熱電対に対する炎の位置が燃焼空気の酸素
含有量の視覚的な指示を与える。熱電対が炎で完全に包囲されるように観察され
るときには、酸素含有量は許容レベルにあるか許容レベルを上回っている。炎の
周縁が明らかに熱電対に向って変位したり、炎が明らかに不安定になったり上昇
したりすれば、それは酸素レベルの低下を指示している。例えば自動式遮断バル
ブを手動でオーバーライドしている間にも、炎と熱電対との間の隙間は許容でき
ない低い酸素レベルを指示する。
【0015】 最後に、本発明は、異なったガス燃料で使用することに容易に適合できるとい
う追加的な利点を提供する。異なったガスに適応するために、異なったノズル構
成を使用したり及び/又はノズルに対して熱電対を再配置したりすることを必要
としなくても、単に入口オリフィスと空気孔のサイズ変更をするだけで、ノズル
と熱電対との同一の相対配置を採用できる。
【0016】 本発明のこれらの及び他の特徴と利点については、本発明の原理を例示してい
る、添付図面と関連させた以下の好ましい実施形態の説明から明らかになるだろ
う。
【0017】
【発明の実施の形態】
図面は一般的に本発明を示しており、特にその好ましい実施形態を示している
。本発明の酸素減少センサは同時にガス燃焼器具のための種火として働くと共に
、燃焼空気の酸素含有量が予め選択されたレベルを下回った場合にはかかる器具
へのガス流れを遮断するように機能する。装置は異なったガス燃料で使用するよ
うに容易に適合する。さらに、装置は燃焼空気中に存在する酸素含有量の視覚的
な指示を提供する。
【0018】 図1は、ガス燃焼器具にて使用される、本発明の酸素センサ装置12の好まし
い実施形態を示す模式図である。ブラケット14は、熱電対16を、炎形成部品
20のノズル18の開口に隣接した所定の位置に維持する。ガスバルブ22は、
ライン24を経由して炎形成部品20へと、また、ライン28を経由して器具の
メインバーナ26へと至るような、供給ライン21からのガス流れを制御する。
バルブは、熱電対が種火の内部の温度にさらされているときに発生する電圧の範
囲はバルブを開位置に保持するのに十分であるように、また、熱電対が種火の内
部よりも低い温度にて発生する電圧はバルブを開位置に保持するのには不十分で
あって、もってバルブを閉じさせて器具へのガスの流れを遮断するように、構成
される。そのようなバルブの一般的な構成は当業者に周知であるものと同様であ
って、スプリング負荷されたバルブ要素が熱電対によって電圧を加えられる電磁
石で開位置に保持されるものである。かかるバルブの構成では特定の性能パラメ
ータが選択されて、バルブを開位置に保持するためのしきい値電圧は、熱電対が
種火中に配置されているときに発生する電圧よりも下にあって、熱電対が種火に
近接した燃焼していない領域に配置されているときに発生する電圧よりも上にあ
る。
【0019】 ブラケットはさらに点火器30を所定の位置に保持して、ノズルから放出され
るガス混合物を点火して種火を確立できるようにする。さらに、ブラケットは炎
の上の所定の位置に熱電対列32を保持する。熱電対列が発生する電圧は、バル
ブ22によって使用されて、メインバーナ26へのガス流れを調節する。
【0020】 図2は、酸素減少センサの炎制御部品20を示す横断面図であって、その本質
的な特徴を示している。この部品にガスライン24がガス燃料を供給し、ガス燃
料は入口オリフィス36を通って混合チャンバ34へ入る。混合チャンバの壁面
には空気孔38が形成されていて、入口オリフィスから流入したガス燃料と共に
空気孔を通って吸引された空気が、ノズル18を通って排出される。ガスのライ
ン圧力と入口オリフィス36の横断面積とがオリフィスから放射されるガスの速
度を決定する。ガスの流れ速度と空気孔の横断面積のサイズとが、混合チャンバ
へ燃焼空気が吸引される流速を決定する。ガス燃料と燃焼空気とのそれぞれの流
速が、結果としての混合物の空気/燃料比を決定する。最後に、ノズルの直径が
、空気/燃料混合物がノズルから流出する速度を決定する。
【0021】 様々なパラメータ、すなわち、ガス燃料のタイプ、ライン圧力、入口オリフィ
スのサイズ、空気孔のサイズ、及びノズルのサイズを適切に選択することによっ
て、ノズルから流出した混合物の燃焼に際して、安定した炎がノズルの開口に隣
接して形成される。空気孔を通って吸引される燃焼空気の酸素含有量が減少する
につれて、炎の位置はノズルの端部から離れるように変位する。熱電対16は、
燃焼空気が適切であると考えられる酸素含有量を含むときには炎の中に位置する
ように、そして燃焼空気が不十分であると考えられる酸素含有量を含むときには
炎の周縁の外部つまり燃焼していない領域に位置するように、配置される。
【0022】 以下の寸法及び関係は本発明に従って機能する構成の代表例である。 ガスのタイプ:メタン 入口圧力:3.5〜10.5”の水柱 入口オリフィス:0.013”の直径 空気孔:0.166”の直径 ノズル:0.125”の直径 熱電対からノズルまで:0.35” 600〜700Fでの熱電対出力:13mV〜16mV バルブを開保持する最小値:2.5mV
【0023】 上記仕様に従って構成された酸素減少センサは、燃焼空気の酸素含有量が通常
の20.8%から18.2〜19.4%にまで低下したときに、自動的にガスの
流れを遮断することが見い出された。従って、酸素含有量がさらに減少すること
は制限されて、燃焼の有害産物の形成を防止すると共に、呼吸のための適切な酸
素含有量を残す。
【0024】 図3は、燃焼空気が適切な酸素含有量を含んでいるときの、酸素減少センサ1
2の動作を示している。種火40は、ノズル18の開口に短い距離で隣接して形
成されて安定する。炎の基部、もっと正確には炎の周縁の基端端部は、炎の速度
とノズルから流出するガス燃料と燃焼空気との燃焼混合物の流速とが実質的に等
しくなるような場所とおおよそ同じになる。熱電対16は炎の中に配置されて、
それがさらされている600〜700Fの温度に見合った電圧を発生する。かか
る電圧はバルブ22を開位置に保持するために選択されているしきい値電圧を十
分に上回るので、バルブは炎形成部品20とメインバーナとに必要なガスを供給
する。
【0025】 この装置の構成は追加的な利益を有していて、燃焼混合物の流速をかなり高速
に維持することで、低い速度の構成を用いたときに可能であるのと比べて、メイ
ンバーナ26をノズル18及び熱電対16からさらに遠ざけることができる。こ
れは熱電対が検出する放射熱の量を低減するのに役立つ。さらに、より高い速度
は炎を安定させて、それにより炎は通風でゆがみを受けることが少なくなると共
に、浮力の影響を受けることが少なくなって、図示の水平な配置と同様に、装置
を傾けてあるいは垂直な配置にさえも取付けることを可能にする。
【0026】 図4は、燃焼空気が減少した酸素含有量を有する環境における、酸素減少セン
サ12の動作を示している。炎40aはノズル18の開口からいっそう離れた位
置に形成されていて、このために熱電対16は炎の外部の燃焼していない領域に
配置されている。炎の周縁の外部の温度は炎の内部よりも実質的に低温であって
、それは華氏で数百度のオーダーであり、結果として比例的に低下した電圧出力
となる。より低い電圧出力は、ガスバルブ22を開位置に維持するために必要と
されるしきい値電圧を十分に下回るので、バルブはすべてのガス流れを遮断する
。さらに、種火を視覚的に点検することで、熱電対に対する炎の位置により酸素
含有量の明確な指示が提供される。種火の視認できる周縁と熱電対との間の隙間
や種火が不安定になったり上昇したりすることは、許容できない低い酸素含有量
の指示であり、遮断が差迫っていることを示している。
【0027】 図5は、本発明の酸素センサ装置における熱電対の電圧と燃焼空気の酸素含有
量との関係を示す代表的なグラフである。明らかに、燃焼空気の酸素含有量が減
少するにつれて、熱電対が発生する電圧は徐々に低下している。参照符号50に
よって示されている領域においては、熱電対は炎で包囲されていて、従って非常
に高い温度にさらされていることが、比較的高い電圧出力からも明示されている
。酸素含有量が減少するにつれて、混合物の炎の速度は低下して、このために炎
の温度がわずかに低下することが、曲線のわずかな傾斜によって明示されている
。また、酸素含有量が減少すると、炎はノズルと熱電対とから離れるように徐々
に動いて、ついには炎の周縁が熱電対と実質的に整列する。そのような点におい
て、熱電対が検出する温度は急峻な下り坂になることが、領域52にて電圧が急
激に低下していることから明らかである。酸素含有量がさらに減少すると、炎は
熱電対からいっそう離れて動いて、電圧は減少し続けて(領域54)、温度も減
少を続ける。本発明の炎形成部品は、急激な変遷領域52に予め選択された限界
56が実質的に含まれるように構成されており、この限界の下では酸素含有量が
許容できないとみなされる。さらにガスバルブは、バルブを開位置に維持するの
に必要なしきい値電圧が、変遷領域52にて遭遇する電圧58に一致するように
選択されて構成されている。結果として、最大の感度と再現性とが同時に達成さ
れる。
【0028】 本発明のセンサの酸素減少は、入口オリフィスの直径又は空気孔の直径のいず
れか一方または双方を変更することによって、他のガスの燃料の使用に適応する
ように容易に改変することができる。同一の熱電対を使用して、熱電対とノズル
の開口との間の間隔を同一に維持して、全般的に同一の炎形成部品を採用できる
【0029】 本発明の特定の形態について図示して説明したけれども、当業者にあっては、
本発明の精神及び範囲から逸脱せずに様々な改変を行なうことが可能であること
が明らかであろう。従って、本発明が特許請求の範囲以外によって限定されるこ
とを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、ガス燃焼器具で使用される本発明による酸素減少センサを示す模式図
である。
【図2】 図2は、図1のセンサの炎形成部品を示す拡大横断面図である。
【図3】 図3は、本発明による酸素減少センサを示す側面図であって、種火が高いレベ
ルの酸素含有量を有する燃焼空気で燃焼しているようすを示している。
【図4】 図4は、本発明による酸素減少センサを示す側面図であって、種火が低いレベ
ルの酸素含有量を有する燃焼空気で燃焼しているようすを示している。
【図5】 図5は、本発明によって構成された装置における電圧と酸素レベルとの関係を
示しているグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モンタナ ピーター ジュニア アメリカ合衆国 カリフォルニア州 90630 サイプレス ブルームフィールド アベニュー #201−9080 Fターム(参考) 3K003 TA05 TB03 TB06 TC05 3K005 TA02 TB07 TC02 UA13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料燃焼器具へのガス燃料の流れを、前記ガス燃料の燃焼の
    ために利用可能な燃焼空気の酸素含有量が予め選択された限界を下回ったときに
    、中止するための酸素減少センサ装置であって、この装置が、 燃焼ガスの炎を近接させて提供するための炎形成部品であって、前記ガス燃料
    の燃焼のために利用可能な燃焼空気の酸素含有量の関数として前記炎の位置が変
    化して、前記酸素含有量が減少すると前記炎は前記炎形成部品から遠ざかるよう
    に変位するような前記炎形成部品と、 前記酸素含有量が前記選択された限界を上回るときには前記炎の中に位置する
    と共に、前記酸素含有量が前記選択された限界を下回るときにはかかる炎に近接
    して位置するように配置されてなる熱電対であって、前記熱電対が前記炎中にあ
    るときに前記熱電対が発生する電圧はしきい値レベルよりも高くて、前記熱電対
    が前記炎に近接しているときに前記熱電対が発生する電圧は前記しきい値レベル
    よりも低いような前記熱電対と、 前記器具へのガス燃料の流れを制御するためのバルブであって、前記バルブは
    前記熱電対が発生する電圧に応答して、前記熱電対が発生する電圧が前記しきい
    値レベルを下回ったときに前記流れを中止するような前記バルブと、 を備えていることを特徴とする酸素減少センサ。
  2. 【請求項2】 前記炎形成部品が、 混合チャンバと、 前記ガス燃料が入ることができるように前記混合チャンバに形成されてなる入
    口オリフィスと、 燃焼空気が前記混合チャンバに吸引されるように前記混合チャンバに形成され
    てなる空気孔と、 前記ガス燃料と前記燃焼空気とが前記混合チャンバから出るための出口ノズル
    と、 を備えていることを特徴とする請求項1記載の酸素減少センサ。
  3. 【請求項3】 前記炎が前記器具のメインバーナを点火させるための種火と
    して働くことを特徴とする請求項1記載の酸素減少センサ。
  4. 【請求項4】 酸素減少センサがさらに、 前記炎にさらされたときに、前記バルブが前記メインバーナへのガス燃料の流
    れを調節できるのに十分であるような電圧を発生する、熱電対列を備えているこ
    とを特徴とする請求項3記載の酸素減少センサ。
  5. 【請求項5】 前記熱電対列が前記炎の直上に配置されていることを特徴と
    する請求項4記載の酸素減少センサ。
  6. 【請求項6】 酸素減少センサであって、このセンサが、 ガス燃料と燃焼空気との混合物を燃焼させて炎を形成する炎形成部品であって
    、前記燃焼空気の酸素含有量の関数として前記炎の位置が変位するような前記炎
    形成部品と、 温度の関数としての電圧を発生する熱電対であって、前記燃焼空気が許容でき
    る酸素含有量を有するときには前記炎の中に位置すると共に、前記燃焼空気が許
    容できない酸素含有量を有するときには前記炎の外に位置するように配置されて
    なる前記熱電対と、 を備えていることを特徴とする酸素減少センサ。
  7. 【請求項7】 酸素減少センサがさらに、 前記ガス燃料の流れを制御するためのバルブであって、前記熱電対が発生する
    電圧に応答して、前記熱電対が前記炎の中に配置されているときに発生する電圧
    を下回るような電圧で、ガス燃料の前記流れを遮断するように構成されてなる前
    記バルブを備えていることを特徴とする請求項6記載の酸素減少センサ。
  8. 【請求項8】 前記炎形成部品と燃料燃焼器具のメインバーナとへの前記ガ
    ス燃料の流れを前記バルブが制御して、前記炎は前記メインバーナを点火するた
    めの種火として働くことを特徴とする請求項7記載の酸素減少センサ。
  9. 【請求項9】 酸素減少センサであって、このセンサが、 温度の関数としての電圧を発生する熱電対と、 ガス燃料と燃焼空気との混合物を燃焼させて炎を形成する炎形成部品であって
    、前記燃焼空気の前記酸素含有量が予め選択されたレベルを上回るときにだけか
    かる炎が前記熱電対を包囲する一方で、前記燃焼空気の前記酸素レベルが予め選
    択されたレベルを下回るときには前記炎が前記熱電対に近接して配置されるよう
    な前記炎形成部品と、 を備えていることを特徴とする酸素減少センサ。
  10. 【請求項10】 前記ガス燃料の流れを制御するためのバルブであって、前
    記熱電対が発生する電圧に応答して、前記熱電対が前記炎に包囲されているとき
    に発生する電圧を下回るような電圧で、ガス燃料の前記流れを遮断するように構
    成されてなる前記バルブをさらに備えていることを特徴とする請求項9記載の酸
    素減少センサ。
  11. 【請求項11】 前記炎形成部品と燃料燃焼器具のメインバーナとへの前記
    ガス燃料の流れを前記バルブが制御して、前記炎は前記メインバーナを点火する
    ための種火として働くことを特徴とする請求項10記載の酸素減少センサ。
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