JPS5813280Y2 - 誘導炉 - Google Patents
誘導炉Info
- Publication number
- JPS5813280Y2 JPS5813280Y2 JP1978097075U JP9707578U JPS5813280Y2 JP S5813280 Y2 JPS5813280 Y2 JP S5813280Y2 JP 1978097075 U JP1978097075 U JP 1978097075U JP 9707578 U JP9707578 U JP 9707578U JP S5813280 Y2 JPS5813280 Y2 JP S5813280Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- induction furnace
- cross
- coils
- sectional area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- General Induction Heating (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、誘導加熱方式により、金属を加熱・溶解す
るたとえば低周波誘導炉におけるインダクタ、すなわち
コイル装置の改良に関するもので、特にこの考案はこの
コイル装置のジュール損の低減を計った誘導炉を提供し
ようとするものである。
るたとえば低周波誘導炉におけるインダクタ、すなわち
コイル装置の改良に関するもので、特にこの考案はこの
コイル装置のジュール損の低減を計った誘導炉を提供し
ようとするものである。
すなわち、第１図はこの種低周波誘導炉を示す断面図で
、１はるつぼ状の耐火容器２内に収容された溶解金属、
３は上記耐火容器２の上部外周に巻装され、この耐火容
器２の機械的強度を向上させると共に、外部に磁界が漏
洩することを防止するための冷却タンク、４はこの冷却
タンク３と隣接して同じく耐火容器２の上部外器に巻装
され、この耐火容器２を冷却する冷却コイル、６は上記
耐火容器２の外周に巻装されたコイル装置で、このコイ
ル装置６はスパイラル状に巻回された電気導体からなる
コイル８〜１５と、隣接するこの各コイル間を絶縁する
絶縁物７とによって構成されている。
、１はるつぼ状の耐火容器２内に収容された溶解金属、
３は上記耐火容器２の上部外周に巻装され、この耐火容
器２の機械的強度を向上させると共に、外部に磁界が漏
洩することを防止するための冷却タンク、４はこの冷却
タンク３と隣接して同じく耐火容器２の上部外器に巻装
され、この耐火容器２を冷却する冷却コイル、６は上記
耐火容器２の外周に巻装されたコイル装置で、このコイ
ル装置６はスパイラル状に巻回された電気導体からなる
コイル８〜１５と、隣接するこの各コイル間を絶縁する
絶縁物７とによって構成されている。
５はこのコイル装置６の外周に配設された鉄心である。
従来の誘導炉は上記のように構成されているので、いま
コイル８〜１５に電流が流れることによって発生した磁
束は主に鉄心５からコイル装置６の端部を経て耐火容器
２内の溶解金属１を通り鉄心５に戻る。
コイル８〜１５に電流が流れることによって発生した磁
束は主に鉄心５からコイル装置６の端部を経て耐火容器
２内の溶解金属１を通り鉄心５に戻る。
したがって、コイル装置６の両端部における磁束密度が
高く、このためジュール損がコイル装置６の中央部より
も大きく発生する。
高く、このためジュール損がコイル装置６の中央部より
も大きく発生する。
また、誘導炉が大形になると、機械強度上からコイル８
〜１５も大きくする必要があるが、このようにコイル８
〜１５を大きくすると、ジュール損も必然的に大きくな
って効率が悪くなるばかりではく、冷却装置も大形にな
って高価になると共に、電力費用も嵩む欠点がある。
〜１５も大きくする必要があるが、このようにコイル８
〜１５を大きくすると、ジュール損も必然的に大きくな
って効率が悪くなるばかりではく、冷却装置も大形にな
って高価になると共に、電力費用も嵩む欠点がある。
この考案は、かかる点に着目してなされたもので、コイ
ル装置のコイルのうち、コイル装置の軸方向の両端部の
コイルの断面積を中央部のコイルの断面積より小さくし
て、両端部のコイルを貫通する磁束によるジュール損の
低減を計った誘導炉を提供しようとするものである。
ル装置のコイルのうち、コイル装置の軸方向の両端部の
コイルの断面積を中央部のコイルの断面積より小さくし
て、両端部のコイルを貫通する磁束によるジュール損の
低減を計った誘導炉を提供しようとするものである。
すなわち、第２図はこの考案の一実施例を示す断面図で
あるが、上述した従来のもの（第１図）と同一符号は同
一構成部材につきその説明を省略する。
あるが、上述した従来のもの（第１図）と同一符号は同
一構成部材につきその説明を省略する。
６はスパイラル状に巻回された電気導体からなるコイル
８ ａ 、８ ｂ 、９ ａ 、９ ｂ 、１０，１１
．１２，１３，１４ｂ 、１４ ａ 、１５ ｂ 、１
５ ａと、隣接すルコイル間ヲ絶縁する絶縁物７とによ
って構成されたコイル装置で、このコイル装置６のコイ
ルのうち、両端部の端部コイ／ｌ／８ ａ、８ ｂ、９
ａ、９ ｂと、端部コイル１４ｂ、１４ ａ 、１５
ｂ 、１５ ａ（７）断面積は、中央部の中央コイル
１０，１１．１２．１３の断面積よりも小さく形成され
ている。
８ ａ 、８ ｂ 、９ ａ 、９ ｂ 、１０，１１
．１２，１３，１４ｂ 、１４ ａ 、１５ ｂ 、１
５ ａと、隣接すルコイル間ヲ絶縁する絶縁物７とによ
って構成されたコイル装置で、このコイル装置６のコイ
ルのうち、両端部の端部コイ／ｌ／８ ａ、８ ｂ、９
ａ、９ ｂと、端部コイル１４ｂ、１４ ａ 、１５
ｂ 、１５ ａ（７）断面積は、中央部の中央コイル
１０，１１．１２．１３の断面積よりも小さく形成され
ている。
このコイルの断面積を小さくする手段として、この考案
では中央部の中央コイル１０，１１゜１２．１３の軸方
向の厚さよりも両端部の端部コイル８ ａ 、８ ｂ
、９ ａ 、９ ｂと、端部コイル１４ｂ、１４ａ、１
５ｂ、１５ａの軸方向の厚さを薄くすることによって断
面積を小さくしている。
では中央部の中央コイル１０，１１゜１２．１３の軸方
向の厚さよりも両端部の端部コイル８ ａ 、８ ｂ
、９ ａ 、９ ｂと、端部コイル１４ｂ、１４ａ、１
５ｂ、１５ａの軸方向の厚さを薄くすることによって断
面積を小さくしている。
この考案は上述したように、内部に溶解金属１を収容上
た耐火容器２の外周にスパイラル状に巻回されたコイル
装置６の軸方向の両端部コイルの断面積を、中央コイル
の断面積よりも小さくしたので、コイル装置６の平均印
加電流密度がほぼ同一になるばかりでなく両端部の端部
コイル８ａ、８ｂ、９ａ、９ｂおよび端部コイル１４
ｂ 、１４ ａ 、１５ ｂ 。
た耐火容器２の外周にスパイラル状に巻回されたコイル
装置６の軸方向の両端部コイルの断面積を、中央コイル
の断面積よりも小さくしたので、コイル装置６の平均印
加電流密度がほぼ同一になるばかりでなく両端部の端部
コイル８ａ、８ｂ、９ａ、９ｂおよび端部コイル１４
ｂ 、１４ ａ 、１５ ｂ 。
１５ ａの断面積が小さいためジュール損が著しく低減
される優れた実用的効果を有するものである。
される優れた実用的効果を有するものである。
なお、第３図および第４図は上述したこの考案のコイル
装置６への電源供給手段を示すもので、第３図は、端部
コイ／ｌ／８ａ、８ｂ、９ａ、９ｂと端部コイ／Ｌ／
１４ ｂ 、１４ ａ 、１５ ｂ 、１５ ａとは互
イニ同一極性になるように並列に接続して端部励磁用電
源２３を設けると共に、中央コイル１０，１１．１２．
１３には電源２２を接続するようにしたもので、このよ
うに構成することにより、端部コイルの巻数およびコイ
ル断面積をジュール損が少なくて製作の容易な形状にな
すことができるものである。
装置６への電源供給手段を示すもので、第３図は、端部
コイ／ｌ／８ａ、８ｂ、９ａ、９ｂと端部コイ／Ｌ／
１４ ｂ 、１４ ａ 、１５ ｂ 、１５ ａとは互
イニ同一極性になるように並列に接続して端部励磁用電
源２３を設けると共に、中央コイル１０，１１．１２．
１３には電源２２を接続するようにしたもので、このよ
うに構成することにより、端部コイルの巻数およびコイ
ル断面積をジュール損が少なくて製作の容易な形状にな
すことができるものである。
また、第４図は、直列に巻回された両端部コイル８ａ、
８ｂ、９ａ、９ｂと１４ ｂ 、１４ ａ 、１５ ｂ
、１５ ａとを同一極性となるように直列接続すると
ともに、これに中央コイル１０，１１．１２．１３を直
列接続し、これらを単一の電源２２によって励磁するよ
うにしたもので、このように構成′することにより、単
一の電源でよいから、設備費、運転費の低減が計り得ら
れしかもジュール損の少ない誘導炉が提供し得られる効
果を有するものである。
８ｂ、９ａ、９ｂと１４ ｂ 、１４ ａ 、１５ ｂ
、１５ ａとを同一極性となるように直列接続すると
ともに、これに中央コイル１０，１１．１２．１３を直
列接続し、これらを単一の電源２２によって励磁するよ
うにしたもので、このように構成′することにより、単
一の電源でよいから、設備費、運転費の低減が計り得ら
れしかもジュール損の少ない誘導炉が提供し得られる効
果を有するものである。
第１図は従来の誘導炉を示す断面図、第２図はこの考案
の一実施例を示す断面図、第３図および第４図はコイル
装置への電源供給手段を示す回路図である。 図面中、１は溶解金属、２は耐火容器、６はコイル装置
、８ ａ 、８ ｂ 、９ ａ 、９ ｂおよび１４
ｂ 、１４ ａ 、１５ｂ、１５ａは端部コイル、１０
，１１．１２．１３は中央コイルである。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
の一実施例を示す断面図、第３図および第４図はコイル
装置への電源供給手段を示す回路図である。 図面中、１は溶解金属、２は耐火容器、６はコイル装置
、８ ａ 、８ ｂ 、９ ａ 、９ ｂおよび１４
ｂ 、１４ ａ 、１５ｂ、１５ａは端部コイル、１０
，１１．１２．１３は中央コイルである。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 内部に溶解金属を収容した耐火容器の外周にスパイラル
状に巻回されたコイル装置を有する誘導炉において、上
記コイル装置の軸方向の両端部コイルの断面積を中央コ
イルの断面積よりも小さくしたことを特徴とする誘導炉
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978097075U JPS5813280Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | 誘導炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978097075U JPS5813280Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | 誘導炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5513391U JPS5513391U (ja) | 1980-01-28 |
| JPS5813280Y2 true JPS5813280Y2 (ja) | 1983-03-14 |
Family
ID=29031563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978097075U Expired JPS5813280Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | 誘導炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5813280Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51111237U (ja) * | 1975-03-04 | 1976-09-08 |
-
1978
- 1978-07-13 JP JP1978097075U patent/JPS5813280Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5513391U (ja) | 1980-01-28 |
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