JPS58132540A - 加圧脱水ベルト製造用マンドレル - Google Patents

加圧脱水ベルト製造用マンドレル

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JPS58132540A
JPS58132540A JP57016069A JP1606982A JPS58132540A JP S58132540 A JPS58132540 A JP S58132540A JP 57016069 A JP57016069 A JP 57016069A JP 1606982 A JP1606982 A JP 1606982A JP S58132540 A JPS58132540 A JP S58132540A
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mandrel
belt
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pressurized
axial direction
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Tatsunosuke Suzuki
鈴木 辰之助
Hiroshi Imaoka
博 今岡
Kanichi Shigeno
重野 貫一
Kunihiro Uesugi
上杉 邦廣
Tomoyuki Hayashi
知幸 林
Akira Nakae
中江 明良
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Organo Corp
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加圧脱水装置に使用する加圧脱水ベルトの製造
用マンドレルに関するものであり、加圧面には複数の突
起帯、裏面には単数の突条を有する加圧脱水ベルトを容
易にかつ安価にしかも精度良く製造できるようにするこ
とを目的とする。
一般的な加圧脱水ベルトを使用した加圧脱水装置の構成
態様を図面に従って説明すると、第1図に示すように、
フレーム1に加圧ドラム2を回転自在に支持し、当該加
圧ドラム2の加圧部回転回出側の後段部に案内ロール3
を、また同時に加圧ドラム2の回転回入側の前段部に案
内ロール4及び5をそれぞれ回転自在に配置し、そして
広幅の布等からなる通液性上側炉布6及び同じく通液性
下側炉布7を重ね合せた状態で上記案内ロール3を経て
加圧ドラム2外周面のほぼ半周面に掛は回して加圧部と
なし、次いで両p布6,7を互いに分離し、下側炉布6
は案内ロール4へ、また下側炉布7は案内ロール5へ、
それぞれ延長させ、これら上側及び下側炉布6,7はフ
レーム1に回転自在に支持された他の多数の口〜ル(図
示せず)を介して、それぞれエンドレスに掛は回すよう
に設け、一方加圧ドラム2の加圧部近傍には、走行案内
用の周溝を有する補助ロール8,9.10を配設して、
これらのロール8,9.10に非通液性の広幅シート状
の加圧脱水ベルト11を巻架することによシ、加圧部に
おいて加圧ドラム2の外周面に重ね合せ、巻回されてい
る炉布6を7の更に外周に接して、挟圧力を作用するよ
うに設けられている。
このような構成において補助ロール10を緊張装置12
によって、後方に引張υながら、モーター3を駆動させ
、駆動ゾーリー14から駆動ベルト15及び加圧ドラム
2の軸に固定された従動ノーリー16を介して、加圧ド
ラム2を回転させることによシ、炉布6,7及び加圧脱
水ベルト11を回転させ、炉布6及び7に挾まれて搬送
される含水物質17中の水分を加圧脱水ベルト11の加
圧力によって脱水するものである。そして当該加圧脱水
ベルト11は通常ゴムなどの可撓性、非通液性材料で構
成された無端広幅シート状のものであって、その加圧面
には第2図に示すように、加圧ドラムの回転方向に対し
て、例えば、菱形形状の多数の突起帯18が設けられ、
またその裏面には、第3図に示すように、補助ロール8
,9゜10の走行案内用の周溝に噛み合うように、これ
ら補助ロール8,9.10の回転方向に対して平行な単
数の走行案内用突条20を備えることにより走行中に加
圧脱水ベルト11が蛇行するのを防止するように構成さ
れているのが普通である。
(5) なお、このような加圧脱水ベルトは、例えば、その加圧
面が第2図に示す形状の刀口圧脱水ベルトを用いて加圧
脱水する場合に、第4図に示すように突起帯18の突起
面で上11111F布6を加圧することによυ炉布6及
び7間にはさまれた含水物質17中の水分を上側炉布6
及び下側炉布7からにじみ出させ、そして突起帯18に
よって、その間に形成される凹状の水路19を伝わって
、当該水分を   か補助ロール9の両端部の位置から
落下させるように機能するものであシ、多数の菱形等の
突起形状による炉布に対する加圧面積と水路の面積との
比率が重要であって、当該水分の除去率に影響を与える
ことが知られている。
ところで、以上に説明した加圧脱水装置は加圧脱水ベル
ト11の裏面に有する走行案内用突条20によって加圧
脱水ベルト11の蛇行を確実に防止することができ、ま
た加圧ドラム20表面に形成した突起帯(図示せず)と
加圧脱水ベルト11の加圧面に有する多数の突起帯18
によって、炉布6及び炉布7間に存在する含水物質17
の脱(6) 水効果がよく、近年になって、多く用いられるようにな
ってきているものである。
しかしながら、従来はこの装置に使用する加圧脱水ベル
ト11の製造に関して、以上に説明するような種々の問
題があった。すなわち、従来の同ベルトの製造は、片面
に突起帯18によって形成される凹状の水路19を有す
る矩形ベルトと、片面に前記補助ロール8,9.10の
走行案内用の周溝がかみ合うような走行案内突条20を
有する矩形ベルトとを別々に形成し、これらの矩形ベル
トの間に補強材などをはさんで、接着することによシ加
圧脱水ベルト11を製造するのが普通であ)、また突起
帯の形状としては、表面が平らな矩形ベルトの片面に細
長い帯状のベルトを離間させて、多数本接着したりある
いは比較的厚手の表面が平らな矩形ベルトを用い、その
片面に凹状の溝を切削加工して、突起帯を形成したりす
るのが普通であったが、前者においては均等な間隔で帯
状のベルトを平行に接着させることが困難で、かつ接着
部の強度が弱く、また後者においては削シ出し工程にか
なシの手数がかかるのと、相当な熟練を要求されること
などによシ、製造コストが高くなり、また切削加工時に
補強繊維層が露出して、その箇所よシ使用中に水が浸透
して製品寿命を短かくせしめることがあるなど種々の難
点がみられているのである。
そこで、これらの難点を解消した加圧脱水ベルトの製造
方法が開発され、特開昭56−99649号として提案
されている。同提案に係る製造方法は、表面に平滑に加
工した鋼鉄製もしくは耐熱性の材質で製作した円筒(以
下マンドレルと称する)と、当該マンドレルの外径と等
しい内径を有し、かつ外表面に〜・トレーの円周方向k
bゴーし複数の細い溝の形成されている耐熱性及び可撓
性の筒状体弾性スリーブを準備し、前記マンドレルの外
周部に弾性スリーブを挿入嵌合して、筒状組立て体を形
成し、この筒状組立て体の外周溝に未加硫ゴムを埋め込
み、さらにその上部に未加硫ゴムシート及び補強布を覆
い、次いで当該未加硫ゴムシートの上面に片面に多数の
昶1い突起帯を有する半加硫ゴムシートを当該突起帯を
外側にして巻きつけ、次いでこれらを加硫した弾性スリ
ーブをマンドレルから引抜いて分離し、さらに外周部に
形成された加硫ゴム形成物すなわち加圧脱水ベルトから
弾性スリーブをたわめた状態にして、取シ去ることによ
シ内周表面に突起帯を有し、かつ始めから無\ 端状となっている加圧脱水ベルトを製造することを内容
とするものである。しかし、このような製造法について
も弾性スリーブを使用するために、次のような不都合を
生じていた。すなわち、弾性スリーブの外表面にはベル
ト使用時における蛇行防止のための周溝を切削加工する
が、可撓性のゴム表面に機械加工することは、精度が良
くないととと、該弾性スリーブを数回使用すると加硫時
の締め付けによる圧縮、あるいは加硫コゝム形成物から
の剥離時の変形などによって内径が大きくなシ溝の形状
が変形してくること、弾性スリーブの使用寿命が短かく
、製造コストが高くつくこと、弾性スリーブとその外周
部に形成された加硫ゴム形成物とは同じゴム同士である
ため、その間に離型(9) 剤は使用してはいるが、これらが相当な圧縮力で締め付
けられるために加硫後、溝形状や弾性スリーブの内径の
変形を起さないように、両者を剥離することは困難であ
るという問題である。
本発明は以上様々の観点から、従来の加圧脱水ベルトの
製造上における不具合を解消し、更に加圧脱水ベルトの
製造作業性向上の上でも効果的な加圧脱水ベルト製造用
マンドレルを提供するものである。すなわち前述したマ
ンドレル及び弾性スリーブを利用した加圧脱水ベルトの
製造法につき詳細に考えると、同法で弾性スリーブを使
用するのは、マンドレルの外周で直接加硫形成物である
ベルトを成形した場合に、同ベルトはその内周面周状の
突条を設けるようにしているために型としてのマンドレ
ルの型抜きができないという理由に基づいているから、
本発明においてはこのマンドレルをその外周面の周溝を
含む位置における断面(軸に直角な断面)をもって軸方
向に分割した分割体の組合せによシ構成できるように1
−1加硫ゴム形成物の製造にあたって、その製造前に々
ンド(10) レルの分割体を突合せて、ゲルト締め等によシ連結結着
させ、この組立てマンドレルの外周面において加硫ゴム
形成物を直接製造した後に、前記分割体の結着を解除し
て、これら分割体を筒状加硫ゴム形成物の軸方向両側に
抜き出すことができるようにしたのである。
而して本発明の要旨は、円筒状筒殻の軸方向略中夫の外
周面に周状の凹溝を有し、との筒殻の外周面上で加硫ゴ
ム形成体としての無端加圧脱水ベルトを製造するマンド
レルにして、このマンドレルは前記凹溝を含む位置の軸
方向断面によって軸方向両側に区分される2つの分割体
が同断面部で接合されて着脱可能にゲルト締め接合結着
された組立て体として構成されることを特徴とする加圧
脱水ベルト製造用のマンドレルにあシ、更にその分割体
がそれぞれ筒殻と円筒部軸方向両端の端壁とを備え、あ
るいは両分割体の接合面をなす面がマンドレル外周部の
凹溝の一側面を含むこと、両分割体が接合部に位置合せ
用の凹凸接合部を有すること、両分割体を着脱可能とす
るがルト締め接合手段が、両分割体の各端壁な貫通する
長尺ボルトとナツトの組合せであるようにしたことなど
を特徴とする加圧脱水ベルトH運用マンドレルにある。
また本発明の第2の特徴は、前記のように構成(〜た加
圧脱水ベルト製造用マンドレルの溝部を、分割体に対し
て着脱可能の別部材(周状の溝型性は部材)の組付けに
より、その溝形状を随意に変形できるようにした点にあ
る。
このような構成は、製造された加圧脱水ベルトを適用す
る加圧脱水装置は大・小その大きさが異。
なるものがあり、したがってこれらの装置の一部をなす
ベルト、およびこれを掛は回す補助ロールの大きさも異
なってくることに鑑みてなされたものである。
すなわち、比較的大型の加圧脱水装置では補助ロールの
周溝形状と、これに嵌合するベルトの走行案内突条の形
状とが、ロール等の全体形状に比べて相対的にあまシ小
きいと、安定した走行案内の確保の上で充分でなくなる
虞れがあり、他方比較的小型の装置では、ベルトの走行
案内用突条が相対的にあまり大きいと小さな径の補助ロ
ールに対して突条部のあるベルトの彎曲性が充分得られ
ないことがあるため、結局ベルト全体の大きさに応じて
突条の大きさも変更して形成できることが望捷れるから
である。
なお組立てられたマンドレルの例周部において行なう加
硫ゴム形成物の製造は従来法にしたがって行えばよく、
その−例を示すと、(1)  マンドレルの中央凹部に
未加硫ゴムを埋め込み次いでその上から未加硫ゴムシー
トを覆うように巻きつける工程と、(2)  当該未加
硫ゴムシートの上面にその表面に薄いゴムを貼り合わせ
た合成繊維よりなる補強材を全面的に覆い、さらにその
補強材の外表面に未加硫ゴムシートを全面に覆う工程と
、(3)補強材の両端が露出しないように補強材の両端
に所要幅の未加硫ゴムシートを巻きつける工程と、(4
)当該未加硫ゴムシートの上面に、片面に多数の例えば
菱形突起を配列した半加硫ゴムシートを当該突起状の菱
形模様を外側にして、全体的に覆うように巻きつけ、次
いで当該半加硫ゴムシートの外側を帯状織布またはロー
プなどの締め付は材で締めつけ、その後これらの未加硫
ゴムシート(13) 及び補強剤などを巻きつけた当該マンドレルを加硫缶に
入れて未加硫ゴム及び半加硫ゴムを加硫する工程の各工
程を順次行なう製造法である。
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第5図は本発明を適用したマンドレル21の一部千断面
図、第6図はその要部拡大断面図であシ同マンドレル2
1は図示の如く軸方向の略中央部で該軸に直角な断面で
分割した2つの分割体22゜22′からなっており、そ
れぞれ鋼板を筒状に形成゛してなる外周面の平滑な筒殻
23 、23’とこの筒\ 殻23 、23’の軸方向両端縁部に固着された端壁2
4.25.24’、25’とからなっている。そしてこ
れら分割体22 、22’は互いに突合せ接合される円
板状の対向端壁24,24’には、突合せ接合時に両分
割体22 、22’の位置決めをなすための後記する凹
凸保合部27が同方向に離隔して少くとも2個所以上設
けられ、また筒殻23 、23’の間で径外方に開口し
た周溝26は一方の側面26a及び底面26bを一方の
分割体22の端壁(14) 24外周部に段付部として切削加工し、他方の側面26
cはもう一方の分割体22′の端壁24′に切削加工し
てこれら端壁24 、24’の接合結着によって周溝2
6となるように構成されている。また、本実施例では分
割体22 、22’の端壁24,24’において周s2
6の側面26cの下部にゴム逃げ穴40を設けているが
、この人40は周溝26に未加硫ゴムを埋め込み、所定
の加工後加硫缶内で加硫を行なった場合に、周溝26内
にある残留空気及び余分なゴムをこの逃げ穴40に追込
み、突条20にエアー溜りや寸法のバラツキを防止する
ためのものである。
また両分割体22 、22’の軸方向外方に位置する円
環状の端壁25 、25’は、組立てたマンドレル上で
未加硫ゴムシートと補強布とによって加硫ゴム形成物を
加工する場合、当該マンドレルを回転せしめながら、加
工を行う必要があることから、マンドレルの両端をなす
これら端壁25 、25’の中心部に回転支軸としての
シャフトを取付けることが必要である。そこで本実施例
においてはシャツ)28.28’に円板29 、29’
を固着し、この円板29 、29’を前記円環状の端壁
25 、25’にボルト締により着脱可能に締結できる
ようにしている。更にまた前記2分割体22 、22’
の突合せ接合結着は本実施例では次のようなボルト、ナ
ツトの組合せによシ行なっている。すなわち両分割体2
2 、22’には端壁24,25及び24’、25’に
′わたってそれぞれ軸方向に貫通するパイプ30゜30
′が対向するように固着され、前述した凹凸保合部27
を係合させて、両分割体22 、22’で突合せ接合し
たときに、これら対向する一対のパイプ30 、30’
を軸方向に貫通して第7図に示す長尺両端螺子の?シト
31を挿入嵌合させ、このポルト31の両端螺子にナラ
)32.32’を締めつけて両分割体22 、22’を
接合結着させるのである。このゲルトナツト締めの構造
は両分割体22゜22′の安定結着維持のために、例え
ば周方向に離隔して6個所程度設けることがよい。この
分割体の接合結着の手段は対合端壁24 、24’の間
で直接ボルト締めするなどの構成としてもよいが作業性
の上からは前述した構成例のものが好適である。
なお第5図及び第6図中の符号32.33はいずれも補
強ブラケットであシ、また前記した凹凸保合部27は本
実施例では一方の分割体22の端壁24外側面に四部2
7aを設け、もう一方の分割体22′の端壁24′の端
壁外側面には前記凹部27aに嵌合するよう対向された
ピン27bを植設して構成しているが、要するに凹凸係
合によって、□両分割体22 、22’の接合位置を決
めるものであればよく、特に本実施例に限定されるもの
ではない。
図中の符号34は両分割体22 、22’の軸方向外側
に位置する円環状の端壁25 、25’に設けた孔を示
しておシ、この孔を設ける理由は成形完了した未加硫ゴ
ム成形物をもつマンドレルを加硫缶内に収容し、加硫を
行なうために、飽和蒸気を吹込むとき初期の蒸気は冷却
されて、ドレインとして変化する。この孔はこうしたド
レインがマンドレル内に滞留することを防止し、除去す
るためのものである。
次に第9図に示すように分割体を接合結着して(17) 構成した組立体としての鉄製マンドレルを用いて加圧脱
水ベルトを製造する工程を順に図面を用いて説明する。
まず、第10図に示すように、マンドレル21の外表面
に有する周溝26に未加硫ゴムを埋込んで表面を平らに
し次いで第11図に示すように、その上からマンドレル
21の表面積と等しい面積を有する未加硫ゴムシート3
5を覆うように巻きつける第一工程を行なう。本発明に
使用する未加硫コムとしては天然ゴム、クロロプレンゴ
ム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴムなどのゴム
と硫黄などの加硫剤とを混練した、いわゆる通常の未加
硫ゴムを使用し、周溝26に埋込む未加硫ゴムと、その
上から覆うように巻きつける未加硫ゴムシート35は同
じ材質のものを用いる。
次に以上のように巻きつけた未加硫ゴムシート35の上
から第12図に示すように、たとえば両表面にうすく未
加硫ゴムシートをは9つけたナイロン、ポリエステル、
ビニロンなどの合成繊維織布よシなる補強材36を全体
的に覆うように一層(18) 以上、好ましくは三層巻きつける第二工程を行ない、さ
らに補強材の両端が露出するとここから水が浸透して布
の腐食あるいは接着層の剥離を発生せしめる恐れがある
ので、補強材の両端に所要の幅の未加硫ゴムシートを巻
きつける第三工程を行なう。その上に第13図に示すよ
うに前記第一工程において用いたと同じ未加硫ゴムシー
ト37を巻きつける第四工程を行なう。このときも未加
硫ゴムシートの両端部が十分に密着させるように巻きつ
けることは言うまでもない。なお前記補強材36の表面
にはゴムとの接着を向上せしめるためにレゾルシンフォ
ルマリン及びラテックス処理を行なっておくことがよい
次に第14図に示すように巻きつけた未加硫ゴムシート
37の夫々の面に第2図に示したような片面に多数の菱
形模様等の突起帯を有する半加硫ゴムシート38をその
突起帯を外側にして全体的に覆うように巻きつける第五
工程を行なう。この時も半加硫ゴムシートの両端部を十
分に密着させるO 続いて第15図に示すように当該半加硫ゴムシート38
の外側を帯状の織布またはローブなどの締付は材39 
、39’で強く締めっけ、次いで未加流ゴムシート及び
補強材などを巻きつけたマンドレル21をそのまま加硫
缶に入れて未加硫ゴム及び半加硫ゴムを加硫する第六工
程を行なう。
第五工程で用いる半加硫ゴムシートは前述したように加
圧脱水ベルト11の加圧面を構成するので本実施例では
第16図に示すような製造されたベルトは表面に多数設
けられた菱形模様の突起帯を有しているが、この菱形模
様は丸型、四角型。
六角型などの形状であっても何等差支えないことは当然
である。またこのような突起帯を有する半加硫ゴムシー
ト38をあらかじめ当該突起帯の形状を有する金型で未
加硫ゴムを加硫成型プレスを用いて型押し成形し、さら
にこれを加硫時間を途中で停止せしめた半加硫ゴムとし
ているのは、未加硫ゴムは温度に対して流動性が高いた
め形状が崩れ易く、シたがって当該ゴムシート38が未
加硫のままであるとすると、成形操作中に突起帯の型が
崩れることがあるため、突起帯の型が崩れないような加
硫状態まで加硫した半加硫とする必要があるからである
。半加硫の条件としては、たとえば、140℃(約3k
vcrn2の蒸気圧)で約0.5時間程度加熱するとよ
い。このように半加硫ゴムシート25を用いることによ
って、締めつけ材26などを巻きつけた際に、突起帯1
8が崩れたシするのを防止することができる。本第六工
程における加硫は常法によシ行なうが、通常は140℃
(約31−の蒸気圧)で約2時間行なうことが好ましい
未加硫コゝムシート及び半加硫ゴムシートの加硫が終了
したならば、以下に説明する第七工程を行なう。すなわ
ち、当該様々の成形物で覆われたマンドレル21を加硫
缶から取シ出し、マンドレルに巻きつけた締め付は材3
9を取シ去った後、分割体22 、22’の結着を外し
マンドレルの上部に形成された加硫ゴム形成体物を抜き
とる。このことにより第16図に示したようなその外周
面、すなわち菱形状の突起帯及び凹状の水路を有し、ま
(21) たその裏面に円周に対して平行な走行案内突条を有する
無端広幅シート状の加圧脱水ベルトを得ることができる
なお第七工程においてはマンドレル21の表面で平滑に
加工されたものであり第6図で詳細に示したように中央
部において、二分割されることが、可能な構造を有する
ので、マンドレル21は上述の如く四部を形成した中央
部において、両端から締め付けられた頭なし長尺がルト
を取シ去ることによって二つに分割され、加硫ゴム形成
物の裏面の突条(走行案内溝)が障害とならずに取り出
すことができるのである。こうした二つ割シ構造のマン
ドレル21は半永久的な使用が可能であシ、ドレルの長
さに応じて長短自在に製作することが可能であるし、ま
た当該突条は機械加工を行なっているのでその寸法の精
度は極めて精度良く製造可能であり、複数の突条(走行
案内溝)を有する必要がないという効果があり、従来の
ように可撓(22) 性のゴム製円筒をマンドレルに挿入する方式では数回使
用すると、当該円筒は伸びて1−まって、成形時クルミ
を発生し、成形時の困難が伴なうと共に製品とゴム製円
筒を剥離する困難さがあったのに対し、本発明ではその
困難さを全く除去できるなど成形加工及び寸法精度上の
点で極めて有利なものとなった。
第17図乃至第19図は、本発明の他の実施例を示すも
のであり、本実施例は前述した実施例のものに比べて、
成形するベルトの走行案内突条を形成するだめのマンド
レル外周の周状の溝が、一方の分割体に別体の溝型付は
部材を着脱可能に組付けることによって構成される点で
異なる他は、同様の構造をなしており、したがって共通
する部材には同一の符号を付してその説明は省略した。
本実施例の特徴は、前述の如く溝型付は部材により変更
可能な溝部41を設けたことにあり、これを第18図に
よって詳細に説明すると、マンドレルの一方の分割体2
2の端壁24には、その外周部においてもう一方の分割
体22′の端壁24′に対向する段付凹設部42、およ
びネジ孔43が設けられ、この段付凹設部42には、I
¥琴型付は部材44がボルト45によって固着されるよ
うになっている。
この溝型付は部材44は、ベルトの突条形成のための溝
の一部(片側の側面および底面)をなすものであって、
前述のようにボルト45により一方の分割体22に着脱
可能に固着されるものであるため、第19図(イ)、(
ロ)、(ハ)に示す如く、その溝形成のだめの部分の形
状を変えた部材と交換することにより、所望する突条形
状形成のための溝を構成することができるという利点が
得られ、一つのマンドレルにおいて、単に間溝型付は部
材の変更のみによる多種類の加圧脱水用ベルトが製作で
きることになる。
以上に説明したように本発明よシなる製造装置を用いれ
ば加圧面とその裏面にそれぞれ突起帯及び突条を有する
加圧脱水ベルトを容易にしかも精度良く得ること〃:で
き、さらに得られる加圧脱水ベルトはあらかじめ無端状
であるので、加硫後の接着部あるいは接合部が全くなく
、また刀口圧面となるベルトと裏面となるベルトどの二
層をそ、れぞれ接着あるいは接合することもなく、一体
として成形加工するので、引張強さは極めて犬きく、工
業製品として優れた加圧脱水ベルトを製造することがで
き、その有用性は極めて犬なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の加圧脱水装置の一部側断面図、第2図は
加圧脱水ベルトの加圧面の平面図、第3図は加圧脱水ベ
ルトの裏面の一部平面図、第4図は第1図のA −A/
線一部拡大断面図を示す。第5図ないし第16図はいず
れも本発明の実施例を示し、第5図は本発明よりな石マ
ンドレルの一部断面図、第6図はその一部拡大詳細図、
第7図はマンドレル締結構成用のボルト、ナツトの平面
図、第8図はマンドレルの側面図、第9図はマンドレル
の斜視図である。第10図ないし第15図は本発明の加
圧脱水ベルトの製造工程における各工程のマンドレルの
状態を示す斜視図でめシ、第16図は本発明によって得
られる加圧脱水ベルトの斜(25) 視図である。第17図は本発明の他の実施例のマンドレ
ルを示す一部断面図、第18図はその一部拡大断面図、
第19図(イ)、(ロ)、(ハ)は、それぞれ溝型付は
部材の異なる形状のものを示した一部断面図である。 ■・・・フレーム    2・・・加圧ドラム3・・・
案内ロール   4・・・案内ロール5・・・案内ロー
ル   6・・・上側沖布7・・・下l1111 F布
    8・・・補助ロール9・・・補助ロール  l
O・・・補助ロール11・・・加圧脱水ベルト12・・
・緊張装置13・・・モーター   14・・・駆動プ
ーリー15・・・駆動ベルト  16・・・従動プーリ
ー17・・・含水物質   18・・・突起帯19・・
・凹状の水路  20・・・走行案内突条21・・・マ
ンドレル  22.22′・・・分割体23.23′・
・・筒殻  24.24′・・・端壁25.25′・・
・端壁  26・・・溝26a、 26c・・・側面 
 26b・・・底面27・・・凹凸係合部  27a・
・・凹部(26) 27b・・・ピン     28.2B’・・・シャフ
ト29.29′・・円板   30・・・ボルト31・
・ナツト     32.33・・・ブラケット34・
・孔      35・・・未加硫ゴムシート36・・
・補強材    37・・・未加硫ゴムシート38・・
・半加硫ゴムシート39・・・締付は材40・・・ゴム
逃げ穴  41・・・溝部42・・・凹設部    4
3・・・ネジ孔44・・・酵型付は部材 45・・・ボ
ルト(27) 第1図 第2図 −”’  )(1!−,;i シ、−。 ンド   )と  図               
           第   13  ト」へjti
  図 <j”: 15図 (イ) イ  6±  4+  〒  曲− 第1XJ図 (O)                      
(ハ)す  4を冗  f用  」。1−  官昭和り
か年ρ月2日 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和17年特 許願第1乙o17号 事件との関係  出 願 人 ンリ 4、代理人 住 所  東京都モ代[■区丸の内2丁目6番2号丸の
内へ重洲ビル330補    正    書 本願明細書及び図面中下記事項を補正いたします。 記 1゜第5頁2〜・3行目に 「モーター3」とあるを 「モーター13」と訂正する 2、第20頁3行目に 1−締付は材39.39”Jとあるを 「締付は材39」と訂正する。 3、第21頁6行目に 「締めつけ材26」とあるを 「締め付は材39」と訂正する。 4、図面中1第2図」及び「第16図」は本日提出の図
面に訂正する。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  円筒状筒殻の軸方向略中央の外周面に周状の
    凹溝を有し、この筒殻の外周面上で加硫ゴム形成体とし
    ての無端加圧脱水ベルトを製造するマンドレルにして、
    このマンドレルは前記凹溝を含む位置の軸方向断面によ
    って軸方向両側に区分される2つの分割体が同断面部で
    接合されて着脱可能にぎルト締め接合結着された組立て
    体として構成されることを特徴とする加圧脱水ベルト製
    造用のマンドレル。
  2. (2)  分割体がそれぞれ筒殻と、円筒部軸方向両端
    の端壁とを備えていることを特徴とする特許請求の範囲
    第(1)項に記載した加圧脱水ベル)G造用マンドレル
  3. (3)  両分割体の接合面をなす面がマンドレル外周
    部の凹溝の一側面を含むことを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項又は第(2)項に記載した加圧脱水ベルト
    製造用マンドレル。
  4. (4)両分割体が接合部に位置合せ用の凹凸保合部を有
    することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項ないし
    第(3)項のいずれかに記載した加圧脱水ベルトjJJ
     運用マンドレル。
  5. (5)両分割体を層脱げ能とするボルト締め接合手段が
    両分割体の各端壁を貫通する長尺ボルトとナツトの組合
    せであることを特徴とする特許請求の範囲第(2)項な
    いし第(4)項のいずれかに記載した加圧脱水ベルト製
    造用マンドレル。
  6. (6)円筒状筒殻の軸方向略中央の外周面に周状の凹溝
    を有し、との筒殻の外周向上で加硫ゴム形成体としての
    無端加圧脱水ベルトを製造するマンドレルにして、この
    マンドレルは前記凹溝を含む位置の軸方向断面によって
    軸方向両側に区分される2つの分割体が同断面部で接合
    されて着脱可能にボルト締め接合結着された組立て体と
    して構成されると共に、前記凹構は、少なくとも一方の
    分割体に着脱可能に組付けられた周状の溝型付は部材に
    より形成されるよう構成したことを特徴とする加圧脱水
    ベルト製造用のマンドレル。
  7. (7)分割体がそれぞれ筒殻と、円筒部軸方向両端の端
    壁とを備えていることを特徴とする特許請求の範囲第(
    6)項に記載した加圧脱水ベルト製造用マンドレル。
  8. (8)  両分割体の接合部をなす面がマンドレル外周
    部の凹溝の一側面を含むことを特徴とする特許請求の範
    囲第(6)項又は第(7)項に記載した加圧脱水ベルト
    製n用マンドレル。
  9. (9)  両分割体が接合部に位置含せ用の凹凸係合部
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第(6)項な
    いし第(8)項のいずれかに記載した加圧脱水ベルト製
    造用マンドレル。 00  両分割体を着脱可能とするボルト締め接合手段
    が両分割体の各端壁を貫通する長尺ボルトとナツトの組
    合せであることを特徴とする特許請求の範囲第(7)項
    ないし第(8)項のいずれかに記載した加圧脱水ペルト
    ル運用マンドレル。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50156582A (ja) * 1974-06-07 1975-12-17
JPS5371179A (en) * 1976-12-07 1978-06-24 Kubota Ltd Method for making thermoplastic resin socket joint
JPS55128432A (en) * 1979-03-27 1980-10-04 Sekisui Chem Co Ltd Core mold for reducing socket molding

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