JPS5813161B2 - スキ−靴 - Google Patents

スキ−靴

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Publication number
JPS5813161B2
JPS5813161B2 JP16368580A JP16368580A JPS5813161B2 JP S5813161 B2 JPS5813161 B2 JP S5813161B2 JP 16368580 A JP16368580 A JP 16368580A JP 16368580 A JP16368580 A JP 16368580A JP S5813161 B2 JPS5813161 B2 JP S5813161B2
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JP
Japan
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hole
shell
leg
connecting rod
shoe
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Expired
Application number
JP16368580A
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English (en)
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JPS5786301A (en
Inventor
河野登
小野田健次
長谷川陽三
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Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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Publication date
Application filed by Mizuno Corp filed Critical Mizuno Corp
Priority to JP16368580A priority Critical patent/JPS5813161B2/ja
Publication of JPS5786301A publication Critical patent/JPS5786301A/ja
Publication of JPS5813161B2 publication Critical patent/JPS5813161B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0427Ski or like boots characterised by type or construction details
    • A43B5/0435Adjustment of the boot to the foot
    • A43B5/0441Adjustment of the boot to the foot by lifting the insole

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は可撓性、剛性を有する材料(例えばプラスチ
ック)により成型するスキー靴に関するもので、主たる
目的は、殼脚部を開成位置に停止した状態において、靴
履用者が殼甲部内部に嵌合した足底板部材の踵領域に体
重負荷させることにより、殼脚部が閉成位置に閉止し、
偶発的若しくは自在的に開成位置に戻ることがないため
に、既存スキー靴では挿脱時に必要不可欠であった屈曲
姿勢での締緩機構の締緩及び殼甲部拡開等が不要となり
、また、殼脚部を開成位置に戻止する場合も屈曲姿勢を
必要とせず、スキーストックで殼脚部後端に装架された
解放杆を押して回動操作するだけで容易に行なえるよう
にすることにあり、他の目的は、靴甲締緩用バックルを
不用若しくは小数にして、スマートな外観に形成してバ
ックルが受ける風圧を減じ、風圧に起因する滑降・回転
・飛行姿勢のくずれを予防し、競技記録の向上に寄与す
ることにある。
スキー靴は皮革製から可撓性、剛性を有するプラスチッ
ク製に移行し、子供用の簡単なものを除いて一般用、競
技用スキー靴は、足と靴とを密接せしめることを主目的
として、靴甲に締緩バックルを複数備えている。
そして、靴を履くときは身体を前方に屈曲した姿勢で履
口を手で拡開しながら足を挿入し、バックルを係止緊締
する動作を必要とするものであり、脱ぐときは履くとき
と同じ屈曲姿勢を保ちつつバックルの緊締係止を解放し
、要すれば履口に手を添えて脱ぐのが一般的である。
したがって、従来スキー靴の着脱には身体の前方への屈
曲姿勢とバックルの締緩動作を不可欠とするものであっ
たから、手間と時間がかかる欠点があった。
また、着脱に便宜なように履口を拡開できる構造、例え
ば靴甲前を重ね合せ式にしたもの、ベロを前倒せしめる
もの、靴踵脚部を後傾せしめるもの等が普及している。
このうち靴甲前重ね合せ式、ベロの前倒式の靴は、バッ
クルで緊締しても合せ目に僅かな間隙が生じるものであ
り、そのために高速滑降、ジャンプにおいては風雪の靴
内侵入は不可避になると同時に、風圧も増加する問題点
があった。
この点靴踵脚部後傾式のものは前記構造の靴に比し風雪
の侵入率は少く、足の着脱にも便宜であるが、この方式
の靴は足に密接せしめるために靴甲前に締緩装置を設け
なければならず、この装置は比較的複雑で故障しやすい
のが難点である。
さて、スキーの競技には高速で100分の1秒を競う滑
降・回転、飛行距離を競うジャンプ等があるが、これら
の競技に靴甲上にバックルや締緩装置の凸部などが露出
していると、これらが受ける強い風圧のために滑降・回
転.飛行のスピードが落ちると共に、滑降・回転・飛行
・姿勢がくずれて転倒することがあり、したがって、競
技記録の低下をきたす欠点がある。
そこで、この発明はかかる従来品の欠点に鑑みて改良さ
れたもので、その実施例を図面に基づいて以下詳述する
すなわち、殼甲部1の靴底内部に挿脱自在に嵌合する足
底板部材2を形成し、同足底板部材2は靴底前方領域3
において上下シーソー運動を可能にするために、同領域
3に位置する足底板部材側面4に、靴長方向に対して直
角に不透孔若しくは透孔5を穿設し、該不透孔若しくは
透孔5が、殼甲部靴底前方側面6を靴長方向に対して直
角に貫通する透孔7と合致し、一対のピン若しくはピボ
ット部材8により枢軸結合する。
殼甲部1と殼脚部9は、殼甲部靴底踵側面領域10で殼
甲部1に対して枢軸運動するようにピボット部材11に
より靴長方向に対して直角に貫通して結合し、且つ、殼
脚部9と殼脚部後方の枢軸回転の際に足底板部材踵領域
12の底面下に装架された連結杆13とが連動回転可能
なために、該ピボット部材11の断面形状は殼甲部貫通
孔14内においては円形断面形状を有し、殼脚部貫通孔
15及び連結杆13に穿設された貫通孔16を含む殼甲
部靴底内部においては異形断面形状とする。
実際には、該ピポット部材11は断面正方形から成る角
部材であり、これらにより殼甲部1、殼脚部9及び足底
板部材踵領域12の底面下に装架された連結杆13は各
各の透孔14,15,16を貫通して枢支され、殼甲部
貫通孔14内部においてのみ該ピボット部材11が円滑
回転できるために、同部材11の断面形状と嵌合する透
孔17を軸芯に設けた回転子18を、殼甲部貫通孔14
に嵌着した状態で同回転子18の透孔17を貫通して枢
支する。
殼脚部外壁面19に露頭若しくは突出する該ピボット部
材11の端部には軸芯に螺条孔20を施し、同外壁面1
9より螺合する止め螺止21により隠状する。
若しくは同ピボット部材11の端部を螺条軸とし、螺合
する螺条ブシュにより隠伏しても良いし、隠伏効果を有
する他の方法に準じても良い。
該ピボット部材11と嵌着し連動回転する連結杆13は
、実際には靴長方向に対し卵型断面形状を有し、殼脚部
後方枢軸回転前においては、断面長軸方向が靴長方向と
ほぼ一致した状態で嵌着する。
同連結杆13が殼脚部枢軸回転に従い円滑に連動回転し
、且つ、足底板部材2に対し円滑に運動方向転換を可能
ならしめるために、連結杆透孔16は連結杆13の卵型
断面形状の短軸最大幅領域に穿設され同汚孔16前方領
域において足底板部材2と摺動自在にして枢支するため
に、断面長軸線上に長経孔22を穿設しており、該連結
杆13の断面長軸及び長経孔22の距離は足底板部材踵
領域12の昇降差により決定する。
連結杆13が足底板部材2と摺動自在にして枢支するた
めに、同連結杆13は足底板部材踵領域12の底面内に
殼脚部9と連動回転するピボット部材11領域を除いて
埋設するのが望ましく、実際的には足底板部材2の軽量
化及び強度面等により、同部材2はリブ構造を有する蓋
型として形成し、連結杆13の埋設領域に該当する足底
板部材側面4は同杆13に穿設された長経孔22とピボ
ット部材23により連結する透孔24を穿設するための
突出部にしてある。
長経孔22と係合する足底板部材側面4の透孔24は、
靴長方向に対し連結杆13の断面長軸方向が靴長方向と
ほぼ一致した状態において、同長経孔22の踵寄端部側
にピボット部材23を枢支する位置に穿設し、透孔24
の径は同ピボット部材23の径と合致せしめる。
かくして、足底板部材踵領域12が上昇した状態におい
て同領域12を踏み込むと、足底板部材2は同部材前方
領域25に枢支されたピボット部材8を中心に時計方向
に回転し、足底板部材踵領域12の底面に埋設された連
結杆13は足底板部材2に押されて反時計方向に回転し
、且つ、長経孔22に枢支されたピボット部材23も、
足底板部材2の下降に準じ長経孔前端部側より踵寄端部
側に摺動移動し、連結杆13と連動回転する殼脚部9は
、連結杆13と嵌着されだピボット部材11により反時
計方向に回転し、足底板部材踵領域12の底面が靴内部
底に当って停止する。
逆に、殼脚部9を殼甲部1に対して後方に枢軸回転させ
ると、連結杆13も時計方向に回転し、足底板部材2は
反時計方向に回転して、同部材前方領域25の底面が靴
内部底に当って停止する。
殼脚部9の後端においては、下縁部より上縁部に至る鉛
直なピストン軸線を有する不透孔26を形成するか、若
しくは該不透孔26を形成する突起殼を固定結合し、同
孔26内にスプリング等の圧縮弾性体27を挿入する。
同圧縮弾性体27は該不透孔26の開口側に係合する実
質上圧縮弾性体受けとなる孔壁行程弁28により隠伏さ
れ、同弁28が不透孔壁内を昇降するために、殼甲部1
の後端において靴長方向に対して直角に穿設された透孔
29は、実際には一体成形若しくは固定結合された突出
体30に穿設し、同透孔29と孔壁行程弁28に穿設し
た透孔31に係合する透孔32及び同33を穿設した連
結杆34と、ピボット部材35及び同36で枢軸結合す
る。
かくして、殼脚部9の後方枢軸回転に準じ、孔壁行程弁
28は圧縮弾性体27を圧縮しながら上昇する。
孔壁行程弁28の昇降を制御すると、殼脚部9は偶発的
若しくは自在的に枢軸回転しない状態になる。
実際には殼脚部9の外面より操作可能な次の構造からな
る解放杆37を装架することにより実施できる。
すなわち解放杆37は殼脚部9の後端に形成された不透
孔26内に、外部操作に必要な部位を残して嵌入し、同
孔内上縁部において靴長方向に対して直角に不透孔壁外
面38よりピボット部材39にて枢軸に結合して、不透
孔26内下縁部に延在する解放杆37端部にはL型透孔
42を穿設し、同孔42の横孔43は圧縮弾性体27が
非圧縮状態において位置する孔壁行程弁28の透孔31
と係合しており、靴長方向に対して直角に不透孔壁外面
38よりピボット部材35にて枢軸結合し、且つ、不透
孔壁外面38に穿設された透孔45は、ピボット部材3
5が解放杆37に穿設したL型透孔42の上下孔44を
昇降できる距離と同一距離に合致する長経孔45とする
解放杆37は実際には外部操作に必要な部位を残して概
ねコ字型杆に形成し、殼脚部9の後端に穿設した一対の
長細溝孔46に嵌合して不透孔26内に嵌入する。
外部に必要な部位は手指若しくはスキーストック等で操
作容易ならしめるために、窪部47若しくは波状面等を
形成することが望ましい。
かくして、殼脚部後方枢軸回転前において、つまりピボ
ット部材35が解放杆37に穿設したL型透孔42の横
孔43に係合している状態においては、孔壁行程弁28
は昇降せず、従って圧縮弾性体27も昇降しないため、
殼脚部9は偶発的若しくは自在的に後方枢軸回転するこ
とはない。
故に、ピボット部材11により殼脚部9と連動回転する
連結杆13も回転せず、足底板部材踵領域12も上昇す
ることはない。
解放杆37の上端部に形成された外面操作に必要な部位
の窪部47若しくは波状面を手指若しくはスキーストッ
ク等により時計方向に押し込むことにより、解放杆3T
は不透孔壁外面38より枢支したピボット部材39を軸
にして時計方向に回転し、同杆37端部に穿設したL型
透孔42の横孔43に係合しているピボット部材35は
、同透孔42の時計方向回転により上下孔44に係合位
置を変え、そのために孔壁行程弁28は圧縮弾性体27
を圧縮しながら上昇し、更に解放杆37を押し続けると
殼脚部9と連結杆34は、同杆34と殼甲部後端とを枢
軸結合するピボット部材36を軸として圧縮弾性体27
を圧縮しながら時計方向に回転し、三つのピボット部材
11,36,35の軸芯が一直線上になった状態後は圧
縮弾性体27の力により自動的に時計方向に回転する。
従ってピボット部材11により殼脚部9と連動回転する
連結杆13も時計方向に回転し、足底板部材2は連結杆
13の回転によって押し上げられピボット部材8を軸と
して反時計方向に回転し、同部材前方領域25が靴内部
底に当って停止する。
以上説明したように、この発明のスキー靴に足を挿脱す
るときは、殼脚部9の後端に形成された不透孔26の上
部に露出して設けた外部操作に必要な窪部47に手指若
しくはスキーストックを当てて時計方向に押すと、解放
杆37は不透孔壁外面38より枢支されたピボット部材
39を軸にして時計方向に回転し、同解放杆37端部に
穿設されたL型透孔42の横孔43に係合しているピボ
ット部材35は、同透孔42の時計方向回転により上下
孔44に係合位置を変え、そのために孔壁行程弁28は
圧縮弾性体27を圧縮しながら上昇し、更に解放杆37
を押し続けると殼脚部9と連結杆34は、殼甲部後端と
を枢軸結合するピボット部材36を軸として圧縮弾性体
27を圧縮しながら時計方向に回転し、三つのピボット
部材11,36,35の軸芯が一直線上に並んだ状態後
は圧縮弾性体27の力により自動的に時計方向に回転す
る。
従ってピボット部材11により殼脚部9と連動回転する
連結杆13も時計方向に回転し、足底板部材2は連結杆
13の回転によって押し上げられピボット部材8を軸に
して反時計方向に回転し、同部材前方領域25が靴内部
底に当って停止し、殼脚部9は第2図のように後傾して
停止し、履口は広くなるから、足の挿脱はきわめてスム
ーズに行うことができる。
次に、この発明スキー靴を使用するときは、前記要領で
殼脚部9を後傾せしめた状態で足を挿入し、足底板部材
2に体重を負荷すると、足底板部材踵領域12が靴底方
向に下降すると同時に、足底板部材前方領域25が殼甲
部方向に上昇して足先と足甲部分は殼甲部1との間隙が
縮小して靴に密接すると同時に、殼脚部9は起立閉止し
て足首領域に密接する。
その機構を図面で説明すると、足底板部材2は靴底前方
領域3において上下シーソー運動が可能であり、殼甲部
1と殼脚部9は、殼甲部靴底踵側面領域10で殼甲部1
に対して枢軸運動するようにピボット部材11により結
合してあり、殼脚部9と殼脚部後方の枢軸回転の際に足
底板部材踵領域12の底面下に装架された連結杆13と
が連動回転可能にするため、ピボット部材11の断面形
状は殼甲部貫通孔14内は円形断面形状であり、殼脚部
貫通孔15及び連結杆13に穿設の貫通孔16を含む殼
甲部靴底内部においては異形断面形状にしてある。
したがって、殼甲部1、殼脚部9及び足底板部材踵領域
12の底面下の連結杆13は、各々の透孔14,15,
16を貫通して枢支され、殼甲部貫通孔14内部におい
てのみピボット部材11が円滑回転できるように同部材
11の断面形状と嵌合する透孔17を軸芯に設けた回転
子18を殼甲部貫通孔14に嵌着した状態で同回転子1
8の透孔17を貫通して枢支してある。
ピボット部材11と嵌着し連動回転する連結杆13は、
靴長方向に対し略卵型断面形状を有し、同連絡杆13が
設脚部枢軸回転に従い円滑に連動回転し、且つ、足底板
部材2に対し円滑に運動方向変換を可能ならしめるため
に、連絡杆透孔16は連絡杆13の卵型断面形状の短軸
最大幅領域に穿設し、同透孔16前方領域において足底
板部材2と摺動自在に枢支するために、断面長軸線上に
長経孔22を穿設しており、連結杆13が足底板部材2
と摺動自在に枢支するために同連絡杆13の埋設領域に
該当する足底板部材側面4は同連絡杆の長経孔22とピ
ボット部材23により透孔24と連結してある。
足底板部材踵領域12が上昇した状態において同領域1
2を踏み込むと、足底板部材2は同部材前方領域25に
枢支されだピボット部材8を中心に時計方向に回転し、
足底板部材踵領域12の底面の連絡杆13は足底板部材
2に押されて反時計方向に回転し、且つ、長経孔22に
枢支されたピボット部材23も、足底板部材2の下降に
準じ長経孔前端部側より踵寄端部側に摺動移動し、連絡
杆13と連動回転する殼脚部9は、連絡杆13と嵌着さ
れたピボット部材11により反時計方向に回転し、足底
板部材踵領域12の底面が靴内部底に当って停止する。
殼脚部9の後端には鉛直なピストン軸線を有する不透孔
を形成する突起殼を固定結合し、同孔26内にスプリン
グ等の圧縮弾性体27が存在し、同圧縮弾性体27は不
透孔26の開口側に孔壁行程弁28を有し同弁が不透孔
壁内を昇降するように殼甲部1の後端に設けた突出体3
0の透孔29と孔壁行程弁28の透孔31に係合する透
孔32及び同33を穿設した連結杆34とピボット部材
35及び同36で枢軸結合してある。
かくて殼脚部9の後方枢軸回転に準じ孔壁行程弁28は
圧縮弾性体27を圧縮しながら上昇し、孔壁行程弁28
の昇降を制御すると殼脚部9は偶発的若しくは自在的に
枢軸回転しない状態になる。
これは殼脚部9の外面より操作可能な解放杆37を装架
することにより実施できる。
すなわち、解放杆37は殼脚部後端の不透孔26内に、
外部操作に必要な部位を残して嵌入し、同孔内上縁部に
おいて不透孔壁外面38よりピボット部材39で枢軸結
合して不透孔26内下縁部に延在する解放杆37端部に
はL型透孔42を穿設し、同透孔42の横孔43は圧縮
弾性体27が非圧縮状態において位置する孔壁行程弁2
8の透孔31と係合しており、靴長方向に対して直角に
不透孔壁外面38よりピボット部材35にて枢軸結合さ
れ、且つ、不透孔壁外面38に穿設した透孔45は、ピ
ボット部材35が解放杆37に穿設したL型透孔42の
上下孔44を昇降できる距離と同一距離に合致する長経
孔45とする。
解放杆37は外部操作に必要な部位を残して略コ字型杆
に形成し、殼脚部9の後端に穿設した一対の長細溝孔4
6に嵌合して不透孔26内に嵌入してある。
外部操作に必要な部位は窪部47若しくは波状面等であ
る。
ピボット部材35が解放杆37に穿設したL型透孔42
の横孔43に係合している状態においては、孔壁行程弁
28は昇降せず従って圧縮弾性体27も昇降しないため
、殼脚部9は偶発的若しくは自在的に後方枢軸回転する
ことはない。
故に、ピボット部材11により殼脚部9と連動回転する
連結杆13も回転せず足底板部材踵領域12も上昇する
ことはなく殼脚部9は足首に密接して使用可能状態にな
る。
このスキー靴を脱ぐときは、履くときと同じ要領である
つまり、解放杆37の上端に形成された窪部47若しく
は波状面を手指若しくはスキーストックにより時計方向
に押し込むと解放杆37は不透孔壁外面38より枢支し
たピボット部材39を軸にして時計方向に回転し、同杆
37端部に穿設したL型透孔42の横孔43に係合して
いるピボット部材35は、同透孔42の時計方向回転に
より上下孔44に係合立置を変え、孔壁行程弁28は圧
縮弾性体27を圧縮しながら上昇し、更に解放杆37を
押し続けると殼脚部9と連結杆34は同杆と殼甲部後端
とを枢軸結合するピボット部材36を軸として圧縮弾性
体27を圧縮しながら時計方向に回転し、三つのピボッ
ト部材11,36,35の軸芯が一直線上になった状態
後は圧縮弾性体27の力により自動的に時計方向に回転
し、ピボット部材11により殼脚部9と連動回転する連
結杆13も時計方向に回転し、足底板部材2は連結杆1
3の回転によって押し上げられピボット部材8を軸とし
て反時計方向に回転し、同部材前方領域25が靴内部底
に当って停止して殼脚部9は後傾して履口を拡開する。
かくて、足を脱するのに便宜である。この発明スキー靴
は上記詳述したとおり、履くときは殼脚部9を開成位置
に停止した状態(後傾解放状態)で足を挿入し、殼甲部
内部に嵌合した足底板部材2の踵領域12に体重を負荷
するととにより殼脚部9が自動的に閉成位置に閉止して
足首に密接する。
そして偶発的若しくは自在的に開成(解放)位置に戻る
ことがないので、身体を屈曲する姿勢を必要とせず動作
はきわめてスムーズになる。
また、スキー靴を脱ぐときは解放杆37の上端に形成し
た窪部47若しくは波状面を手指若しくはスキーストッ
クにより時計方向に押し込むことによって殼脚部9は開
成位置に後傾するので足の脱出はスムーズになり、特に
スキーストックを用いると屈曲姿勢を要せず、しかも迅
速簡便に行なえると同時に、使用において最も主要な足
先と足甲部分は殼甲部1の内面に密接しやすくなって足
はスキー靴内で遊動若しくは滑動することがなくなるの
で、従来スキー靴に必要不可欠としたバックル等の靴甲
締緩具は不用である。
若し必要としても一個所で十分であり、更には殼甲部を
拡開する構造を全く必要としない。
かくて、殼甲部(靴甲)外面にバックル等の突出物がな
いか、あっても小数で、靴甲前を重ね合せたりベロを前
倒する構成を要しないから、靴甲前には風雪の侵入する
間隙は存在せず、しかも障害物少ないスマートな外観を
呈するので、高速滑降・回転・飛行において風圧を減少
せしめ、且つ風圧に起因する滑降・回転・飛行姿勢のく
ずれが予防できる特徴を発揮するから競技用スキー靴と
して好適であり、記録の向上に寄与できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は完成
品の斜視図、第2図は履く可能状態を示す斜視図、第3
図は履いた状態の要部縦断面図、第4図は履く可能状態
の縦断面図、第5図は殼甲部靴底内部の構成説明図、第
6図は殼甲部靴底内部の後端と殼脚部との枢軸結合説明
図、第7図は殼甲部後端の構成説明図、第8図は殼脚部
後端の構成説明図、第9図は解放杆の作動前と作動後の
説明図である。 1・・・殼甲部、2・・・足底板部材、3・・・靴底前
方領域、4・・・足底板部材側面、4′ ・・・足底板
部材側面突出部、5・・・透孔、6・・・殼甲部靴底前
方側面、7・・・透孔、8・・・ピボット部材、9・・
・殼脚部、10・・・殼甲部靴底踵側面領域、11・・
・ピボット部材、12・・・足底板部材踵領域、13・
・連結杆、14・・・殼甲部貫通孔、15・・・殼脚部
貫通孔、16・・・連結杆貫通孔、17・・・透孔、1
8・・・回転子、19・・・殼脚部外壁面、20・・・
螺条孔、21・・・止め螺止、22・・・長経孔、23
・・・ピボット部材、24・・・透孔、25・・・足底
板部材前方領域、26・・・不透孔、27・・・圧縮弾
性体、28・・・孔壁行程弁、29・・・透孔、30・
・・突出体、31,32,33・・・透孔、34・・・
連結杆、35,36・・・ピボット部材、37・・・解
放杆、38・・・不透孔壁外面、39・・・ピボット部
材、40,41・・・透孔、42・・・L型透孔、43
・・・横孔、44・・・上下孔、45・・・長経孔、4
6・・・長細溝孔、47・・・窪部、48・・・副殼脚
部、49・・・ピボット部材、50・・・締結帯。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 靴底と一体に形成された閉鎖甲部及び後背開口を有
    する殼甲部1に、脚後背を支持する殼脚部9を該靴殼の
    踵側面領域で回動自在に結合して成るスキー靴の内部に
    、前方領域及び踵領域が相互に上下シーソー運動するた
    めの形状を有する足底板部材2の前方を靴底側面と軸着
    8し、該足底板部材2の後方は運動方向変換可能な連結
    杆13の前方と踵領域の下方で軸23で装架し、該連結
    杆13の後方は靴内部を靴長方向に対して直角に貫通し
    て殼甲部及び殼脚部を枢軸的に結合する断面が殼甲部貫
    通孔14内は円形断面形状で殼脚部貫通孔15内及び殼
    甲部靴内部は異形断面形状を有する軸11で嵌着し、回
    転子18を介して殼脚部9の貫通孔15を軸11に嵌入
    して止め螺止21で螺着して一体化し、殼脚部9の後端
    に鉛直なピストン軸線を有する不透孔26を設け、該孔
    壁上方側面に透孔40、下方側面に長径孔45、正面に
    長細溝孔46を設けて該孔26内に圧縮弾性体27と孔
    壁行程弁28を挿入し、殼甲部1の後端下部に設けた突
    出体30の透孔29と孔壁行程弁28の透孔31と連結
    杆34とを軸着36し、コ字型で下部にL型透孔42を
    設けた解放杆37を長細溝孔46に嵌入して上部を軸着
    39し、下部のL型透孔42は、孔壁行程弁28の透孔
    31と連結杆34の透孔32と不透孔26の長径孔45
    から軸着35したことを特徴とするスキー靴。
JP16368580A 1980-11-19 1980-11-19 スキ−靴 Expired JPS5813161B2 (ja)

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