JPS58126977A - 耐腐食鋼部品とその製造方法 - Google Patents

耐腐食鋼部品とその製造方法

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JPS58126977A
JPS58126977A JP18006582A JP18006582A JPS58126977A JP S58126977 A JPS58126977 A JP S58126977A JP 18006582 A JP18006582 A JP 18006582A JP 18006582 A JP18006582 A JP 18006582A JP S58126977 A JPS58126977 A JP S58126977A
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wax
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  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐腐食鋼部品及びその製造方法に関する。
2つの連続する溶融塩処理によマて熱処理することによ
って鋼成分の耐腐食性を改良することは周知である。第
1の溶融塩熱処理は胃酸カリ/シアン酸カリウム浴中で
580℃2時間行なわれる。
第2の熱処理は水酸化カリウム、水酸化す) IJウム
、及び硝酸カリウムを含む第2の塩浴中で柳℃約10分
間焼入れが行なわれる。この後に核成分の水焼入れが行
なわれる。もし、製品の酸化表面を仕上面に戻すことが
重要であるならば水焼入れを次に行う、酸化浴中で20
分間約400℃での再処理をするこの段階でのう、ピン
グ仕上げを行なうことが必要であろう。
上記工程は下記の如き多くの不具合を受ける。
1、有毒な化学薬品が用いられ環境汚染となる。
2、比較的無害の炭酸塩を製造するために初期硬化処理
からもたらされた有毒なシアン化物塩を酸化するために
2重の酸化が必要である。
3、酸化処理後の水焼入れは該処理によってもたらされ
た塩を除去するのに必須である。これは次に汚水処理問
題を発生させる。
少々くとも上記不具合のいくつかを解消するか又は緩和
することが本発明の目的である。
本発明の1つの面によれば、耐腐食性非合金鋼部品を提
供するものであって、該成分はfス加熱処理によって該
部品の表面にε鉄窒化物層を形成し、続いて、ガス処理
によって該表面を酸化して酸化物富化表面層を設けるこ
とKよって製造されている。
本発明によれば窒化ガス雰囲気中で非合金鋼部品を熱処
理しε鉄、窒化物表面層を作り、そして続いて酸化雰囲
気中で該成分を熱処理し酸化物富化層を設ける工程を含
む耐腐食性非合金鋼部品の製造方法が提供される。
C鉄窒化物表面層を形成するために窒化ガス雰囲気中で
該部品を熱処理する工程に関して、該工程はアンモニア
、アンモニア及び吸熱ガス、アンモニア及び発熱ガス又
はアンモニア及び窒素であって二酸化炭素、−酸化炭素
、空気、水蒸気及びメタンのうちの少なくとも1つを随
意に含有する雰囲気中で550ないし720℃の範囲の
温度で4時間以内行なわれる。用語1吸熱ガス″及び1
発熱ガス”は当業界でよく理解されている。二酸化炭素
、−酸化酸素、空気、水蒸気及び発熱がスは酸化性ガス
である。二酸化炭素、メタン及び吸熱ガス社炭化性ガス
である。ε鉄窒化物表面層が約25マイクロメーターの
厚さを有するように熱処理操作を行なうことが好ましい
、約25マイクロメータよシ大きな厚さによって該表面
層の剥離又は割れが生ずる。約25マイクロメータの層
の厚みは660℃45分間の熱処理で典型的に得ること
が出来る。そのような層の厚さはまた570℃3時間又
は610℃90分間の熱処理でも得られる。しかしなが
ら、熱処理温度及び時間は25マイクロメ一タ未満、例
えば15マイクロメータの層厚さを作るように用いられ
る。例えば2時間。
570℃の熱処理は16ないし20−vイクロメータの
層厚さを作るために用いることが出来る。
良好な工業特性が要求される場合、例えばワイ/ぐ一リ
ンク、ホーン本体、ホースクリ、f、同期発電機冷却フ
ァン、自動車プロイラシャフト及び例えばタッピンねじ
のファスナーにおいては、温度が550℃以下になる前
に酸化工程を実施し、そして次に鋼のフェライト地の固
溶体中に窒Xを保持しそれによって疲れ及び降伏強度特
性を維持するように焼入れするのが好ましい。該酸化工
程は該部品を焼入れ前に空気又は他の酸化雰囲気に暴す
ことによって典型的に少なくとも2秒間行なわれる。成
分への酸化物浸透深さが1マイクロメータを超えないよ
うに酸化を制限するのが好ましい。より深く迄の酸化浸
透により酸化物剥離が生ずることになる。しかしながら
、紋部品内への酸素の浸透が少なくとも0.2マイクロ
メータの深さに、すなわち酸化物層の厚さが少なくとも
0.2マイクロメータであるようにするのが好ましい。
核酸化物層が0.2ないし0.7マイクロメータである
のがよル好ましく、O,Sマイクロメータであるのが最
も好ましい、酸累浸透深さの1つの制御方法は該部品を
酸化性雰囲気に暴す時間を制限することである。酸化が
空気中に暴すことによって行なわれる場合には暴露時間
は120秒を超えない。
120秒以上の暴露時間は1マイクロメータを超える厚
みの酸化物層を作り、表面層の剥離の危険を増大させる
。#部品の空気への暴露時間は2ないし20秒であるの
が好ましい。もしも部品を暴露する酸化性雰囲気が熱処
理炉周囲の温度(すなわち約30℃)であるならば製品
は比較的短かい時間で550℃以下の温度に冷却する。
これは良好な工業特性が部品に要求されることを考慮し
なければならない要素である。というのは温度が550
℃以下になる前に焼入れによって窒素が鋼のミクロ組織
のフェライト地に保持せしめることが重要だからである
焼入れは油/水エマルジ嘗ン内で行なわれるのが好まし
い0M化され次に油/水エマルジ璽ン内に焼入れされた
部品の場合、美学的に好ましい黒色仕上げが得られる。
中間酸化工程を入れずに、油/水エマルジ冒ン内へ直接
焼入れすることは黒色仕上げを与えず、酸化物層が0.
1マイクロメータのみの厚さの灰色仕上げを得る。しか
しながら、油/水エマルジ曹ン内にすでに酸化された部
品を焼入れすることはある程度酸化の度合を増加し、そ
れによって色を黒ずませる。
油/水エマルジ1ン内での焼入れの間蒸気がエマルジ曹
ン内で部品の周りで小さなIケ、トとして作られ冷却速
度を与える。これは歪みのない最大の特性(例えば1.
5ミリメートル未満の厚さの部品は800MpsL以下
の降伏強度を有することが出来る)を有する部品を与え
る。
酸化後油/水エマルジ曹ン内への焼入れはかなシ良好な
耐腐食性のある黒色表面、そして必要ならば残留油膜に
よってベアリング特性を改良した黒色表面を作り出す。
240時間以上の塩噴霧耐腐食性を有する油のない又は
乾燥表面は、焼入れままの部品を蒸気脱脂し、次に硬膜
溶媒析出防食材料でそれを処理することによって得るこ
とが出来る。この浸漬又は噴霧による処理は室温で行な
われ、そして必要なら改良され九ベアリング特性を与え
ることも可能である。特定の実施態様では、50%アン
モニアと50%吸熱ガスの混合物雰囲気で570℃、約
2時間の熱処理によって形成されたe鉄窒化物表面層を
得た後、鋼部品は2秒間外気に暴され表面酸化を受け、
水中油工マルジ曹ン浴に浸漬される。この実施態様では
該エマルジ璽ンは商標EVCOQUieNCHGWで販
売される町溶油と水とを油:水の体積比を1=6に混合
して作られる。焼入れされている部品は550℃より高
い温度でされているので得られる部品は、腐食に対して
かなカ良好な抵抗、及びその表面内への油の吸収からみ
て良好なベアリング特性を有する美的に好ましい表面に
加えて、良好な疲労強度と降伏強度を有する。油のない
、乾燥表面仕上げは焼入れ部品を蒸気脱脂し、次にそれ
を硬い(すなわち無粘膜)溶媒析出防食ワックス(例え
ばCASTROLV425)で処理することによって得
ることが出来る。そのようなワックス成分は脂肪族又は
枝分れ鎖状炭化水素及び第21族金属石鹸、好ましくは
カルシウム及び/又はバリウム石鹸を含む、該部品に対
するワックス被覆量は製品表面1m’当たり7f以下が
好ましい。7 ?/n?より大きな被覆量では、粘り気
のない仕上げが、加工処理を容易にする上で有利である
が、粘く彦る傾向がある。良好な耐腐食性のためにワッ
クス被覆量は最少2 t/rr?であるのが好ましい。
               1良好な工業特性が第
1の要件でない部品でない場合、例えば小さなモーター
ヨークでは酸化工程を空気又は他の酸化性雰囲気で該部
品を急冷することによって行なうことが可能である。そ
のような場合、酸化物層厚さは1マイクロメータを超え
てもよい。しかしながら、酸化及び冷却工程は、良好な
工業特性が要求される部品に基づいて上記と酸化物層厚
さが同じになるようになされるのが好ましい、該部品を
空気又は他の酸化性雰囲気で急冷する結果として、固溶
体から窒素が出る傾向があシ、その結果疲労及び降伏強
度が不利に影響されよう。しかしながら、良好な工業特
性が要求されない部品の場合では通常問題とならないだ
ろう。一方、油/水エマルジ1ン中への焼入れを行なわ
なければ、製品を油と非共存塗料又はワックスで被覆す
る前に脱脂を要しない利点がある。ワックス被覆に関し
てみれば、良好な工業特性を有するように要求される部
品に基づいて上記の同じワックス成分タイプ及び被覆量
を使用するのが好ましい、しかしながら、冷却され、酸
化された部品を油中に浸漬させ、そして塩噴霧耐食性を
改良し、摩擦係数を低下し及び/又は該部品の美的外観
を改良するためにその表面的圧油を吸収させることは本
発明の範囲内である。本発明に係る上記2つの方法では
酸化工程は、窒化ガス雰囲気中で部品を熱処理した後す
なわち冷却する前すぐに行なわれる。しかしながら、酸
化工程を後の段階で行なうことは本発明の範囲内である
。従って該部品が窒化ガス雰囲気中で熱処理された後、
非酸化性雰囲気中で所望の方法で冷却され、続いて所望
の酸化物層を得るように適尚な時間350ないし550
℃に再加熱される。処理時間は温度に依存し、温度が低
ければ低い寝、処理時間は長くなる。
350ないし550℃の範囲の処理温度では典型的な時
間範囲は2ないし30分であろう。空気又は他の酸化性
雰囲気での再加熱に続いて、部品は2つの前記方法に基
づいて上記のように焼入れ又は急冷される。これに続い
て、必要ならば脱脂後、部品は上記の方法でワックス被
覆がなされる。
良好な耐縞食性を与えるためにワックス保護を必要とせ
ずに部品が上質の表面仕上げを要する場合、しばしば硬
質クロムメッキされる例えばダン・I−口、ド又はピス
トンロッドの場合、窒化ガス雰囲気中で処理された後、
部品は所望の溶媒中で冷却され、次に例えば0.2マイ
クロメ一タRa未滴の表面粗さにう、ピング又は他の機
械的表面仕上法が行なわれる。このう、ピング又は研摩
法は冷却に使用される溶媒に依存して製品表面に形成さ
れる酸化膜を取シ除く。ラッピング又は研摩工程の後に
部品は300ないし600℃の温度で酸化せしめられる
。実際の温度は鋼部品に要求される外観に、特にその特
性に依存する。もしも該部品がダン/l−口、ドのよう
に非常に高度の疲労強度を要しない部品ならば、スリ、
ピングされなかった発熱ガスの温度に依存して酸化熱処
理は350ないし450℃約5表いし15分間行なわれ
るのが好ましい。しかしながら、良好な疲労強のために
、部品は500ないし600℃、より好ましくは550
ないし600℃で熱処理されるのが好ましく、続いて該
鋼の建クロ組織のフェライト地の固溶体中に窒素を保持
するために焼入れを行なう。
ストリッピングされなかった発熱ガスの代わりに、蒸気
、空気又は酸素と窒素の他の混合物、二酸化炭素及び窒
素の混合物又は二酸化炭素のみ又はこれらの混合物のよ
うな酸化性がスを用いてもよい。
う、−ング又は研摩を含まない方法で空気に代わるもの
としてこれらの酸化性がスを用いることが可能である。
更に、窒化雰囲気に暴した後に冷却され、研摩された本
発明によって製造される部品は、汚水処理問題を越す不
具合を生ずる硬質クロムメッキよシ屯製造上経済的であ
る。更に、そのガス処理は上記塩浴処理より安い。とい
うのは特に後者は二重の酸化工程を要するからである。
本発明に従って製造された非合金鋼部品は硬質の耐摩耗
層と、かなり良好な耐湿及び耐塩噴霧腐食性を有する表
面を有する。そのような部品はまた研摩硬質クロムメツ
中と同じ低い摩擦係数を有し、それによって該製品は摺
動用材に用いることが可能である。更に、そのような部
品は耐湿性及び耐塩噴霧に大きなプラスになるかなり低
いねれ性を与える高表面張力を有し、また好ましい美的
外II(酸化処理で用いられる温度による光沢のあるf
/黒)を有する。更に固溶体中に窒素を維持する550
℃からの焼入れが行表われた鋼部品は良好な疲労強度、
降伏強度をも有する。
以下余白 本発明の方法は、全てガス特性により塩浴熱処理工程に
関連する汚水問題が回避される利点を有する。
本発明の方法はメッキ又は塩浴装置の他の資本投資を要
さずに現状のガス雰囲気熱処理プラントを用いて加工業
者によって実施される・本発明による、fス状態での酸
化への酸素誘導機構は酸素吸収によってのみでなく窒素
の置換によるものであることがわかっ九。
従って、本発明によれば、C鉄窒化物層を有する耐腐食
鋼部品を提供するものであシ、C鉄窒化物層の表面層部
に少なくとも窒素原子のいくつかは酸素原子によって置
換される。
窒化ガス雰囲気中での該部品の熱処理中に用いられ得る
雰囲気に関する前の議論から、いくつかの実施態様にお
いて、鋼部品に形成される層はC鉄窒化物層よルむしろ
1鉄炭化窒素であろうと理解されよう。従って用語′″
ε鉄窒化物層″はこの記載及び添付請求内で解釈される
必要がある。
酸化に対して酸素誘導機構が酸素の吸収によってのみよ
シ窒素の置換によることは周知の塩浴熱処理されそして
酸化された製品面と外観上同じである表面仕上けを製品
が有しているので驚くべきことである。そのような塩浴
熱処理されそして酸化された製品は1.V、 gteh
@l1mによる1塩浴炭化窒素化への新しい手引き”(
金属の熱処理1981年4月85−88−4’−ジ)内
に製品の表面から2.5マイクロメータの深さに酸素と
窒素を共に高含有させるものとして開示される。これ以
下酸素含有量は急速に低下し、一方窒素含有量は比較的
ゆっく夛低下する。従って、本発明の方法によって同じ
組織が得られることを結論づけることは正しい。しかし
ながらこれは上で注目されるような場合でない。
本発明の好ましい実施例では表面層部は実質的に窒素原
子がない。
酸素原子によって実質的にすべての窒素原子が置換され
る表面層部分は少なくとも0.2より好ましくは少なく
とも0.3マイクロメータの深さになるのが好ましい。
腐食に対する酸化表面の抵抗は主にFe3O4の形態で
少なくとも0.1マイクロメータの深さにそして時に1
マイクロメータよシ深く迄の鉄酸化物の支配、によって
説明される。しかしながら、酸化物剥離を避けるために
鉄酸化物が1マイクロメータを越えない深さにあること
が好ましい。
1つの実施態様において、表面層部はその表面すぐ下の
表面部ではFe3O4の成分に近い成分を有し、一方深
さを増すと該成分はFeO含有量を増加する。そのよう
な表面層は水/油エマルノ、ン中に焼入れする前に、C
鉄窒化物を有する製品を空気に暴することによって製造
される。
他の実施態様では、表面直下の表面層部はF・205の
成分に近い成分を有し、深さを増すと、その成分はFe
3O4の成分に徐々に近くなる。そのような成分はC層
:窒化物層を有する部品を完全に空気中で冷却せしめる
ことによって得られる。C3Dates + DI−F
、 Tranter #及びC−G−Sm1thによ吟 る“非合金鋼自動車部品の設計及び製造へ応用された場
合の炭化窒素化及び窒化の再評価1と題した論文中での
開示に注意が払われている。該論文はバーミンガムで1
979年5月22日から24日迄に金属学会及びアメリ
カの金属学会で組織された1熱処理’79”と題された
シンポジウム中で公開されたものである。この論文で8
表面層を作るためにがス相工穆で処理される非合金鋼の
開示がある。がス熱処理に続く材料の“空冷″はその論
文で言及されている。しかしながら、これは空気中すな
わち酸化性雰囲気中の冷却を意味するものでない。用語
“空冷″は徐冷を意味し、急冷工程である油焼入れと冷
却方法を区別する技術用語として用いられた。実際“空
冷”はよシ正確には“ガス冷却″と記載されている。と
いうのはC層を作るために熱処理工程中に用いられる同
じガス状の窒化雰囲気で冷却が行なわれた。全ての実験
が小さな密閉焼入れ炉で行なわれたと本論文が述べてい
込ことか注目される。密閉焼入れ炉では、炉画室と接続
し、且つ該炉画室として同じ包囲壁内に含まれそれで2
つの画室内への空気の流入を防ぐようになっている一つ
の画室で焼入れが行なわれる。論文中で“空冷”と称さ
れている冷却の場合、試験片は焼入れ油中に焼入れせず
に自然に冷却するように炉内に止められた。空気中での
冷却が生じなからたことは窒素含有量が8鉄窒化物と一
致するレベルにあるという論文中の第2図から推定もさ
れる。更に前記論文中で用いられている“空冷″の正し
い意味は、用語“空冷″が冷却を行なう空気の利用より
はむしろ油なしの保護を意味することが明確にされる見
出し1耐腐食性″で示される@ 本発明によって得られた効果を説明するために、4つの
軟鋼試験パネル(低炭素(0,101)鋼−英国規格B
5970045 MIO)約25■2及び0.55■厚
は570℃で2時間、5(lアンモニアと50チ吸熱ガ
ス混合物(−酸化炭素、二酸炭素、窒素及び水素)の雰
囲気中で熱処理された。
熱処理後、4つの試験ノ9ネルを種々の方法で冷却した
試験片1を熱処理域から直接取り出して、同じ熱処理雰
囲気中で水のない焼入れ油中ですぐに燐入れした。該油
はQINDILLA WA22の名で英国石油によって
販売されている。この操作を密閉焼入れ炉中で行なった
試験片2を炉から取シ除き、20℃5秒間空気中に暴し
、次に商標EVOCQUgNCHGWで売られている可
溶油と水を油:水の体積比を1:5.5に混することに
よって作られた水−油エマルジヨン内に焼入れした。
試験片3を熱処理炉から取シ出すことによって冷却し、
20℃、1秒間空気中に暴し、商標ILOTEMP 4
で売られている可溶性油を油:水体積比をl:10に混
合することによって作られた水−油エマルジヨン内に焼
入れた・ 試験片4を炉から取シ除き単に完全に空気中で20℃で
冷却させた・ 冷却後、種々の試験片を下記の如く分析し、得た結果を
第1表ないし第6表に示す。
油焼入された試験片をまず脱脂し、次に1刈θ″トール
の圧力以下に排気され’7jAug・r電子分光計内に
導入し、試験片中の表面に吸収されたガスを取9除くた
めに1晩中この減圧下に置く。
4つの全ての試験片を、水素及びヘリウムを除く全ての
元素で分析し第1層のほぼ0.1原子脣迄測定した。A
uger電子分光計で真空圧はlX10−8トール、電
子ビームエネルギは1−3 ksV、ビーム電気は1マ
イクロアン(ア及びエネルギ範囲は20−1700・V
であった。層間分析は、次に行なわれる層を除くための
イオンビームス・母ツタリングと接続するAuger電
子分光針を用いて行なりた。イオンビームスパッタリン
グ技術ではアルジンイオンを3 k@Vのエネルギで且
つ、5×lθ″トールのガス圧下で75と150マイク
ロアンペア・iの電流密度で行なった。この分析の結果
は以下第1ないし第4表で与えられる。更に、イオンス
パッター損傷から離れた面積の試験片1と3を次に30
mの鋼球と1マイクロメータのダイヤモンドペーストを
研摩剤として用いてメールクレータを施した。該Aug
@r電子分光計を用いてクレータ       !直径
にわたる走査線を作シ、そしてこれらの線の元素成分を
2×10 メートルと22X10メートル間の多くの深
さで測定した。
元素成分は初め原子ツヤ−セントで読まれ次に重量%で
計算され下記表に示された。
0.11よシ多量の検出し得る全ての元素の重量修を記
鎌した 第1表 試験片1    成 分 (重量%) 元素 F@  CN  O8CICa 0  42.3 29.3 5.2 13.9 3.6
 4.7 1.116  85.7 1.5 10.1
 1.0 1.0 0.2 0.5140  89.4
 0.8 9.1 0.4 0.2 0 0300  
90.0 0.9 8.4 0.5 0.2 0 03
50  91.0 0.8 7.6 0.4 0.2 
0 0第2表 試験片2    成 分 (重量%) 元素F@CN  OSCIKNm o  38.6 23.9 1.0 21.1 5.4
 0.9 2.0 7.016 72.6 1.0 0
 25.3 0.5 0 0.6 0140 75.0
 0.5 0 24.5 0 0 0 0300 76
.2 0.3 0 23.4 0 0 0 0第3表 試験片3    成 分 (重量S) 元素 F@  CN  O8C1 057,08,9031,60,71,81672,7
0,3027,000 14074,80,20,724,30030082,
70,35,112,00043083,80,36,
29,80062085,60,37,46,600第
4表 試験片4    成 分 (重量%) 0  46.7 5.0 1.1 32.9 0.8 
8.7 3.6 1.116  70.5 0.3 0
 28.8 0 0 0.4 0140  73.0 
0.1 0 26.8 0 0 0 0300  73
.1 0 0 26.9 0 0 0 0第5表 試験片1(ゴールクレータ)   成 分 (重量%)
元素  Fe  CN  0 3.9       90.2  0.6   8.9
   0.37.4       91.2  0.5
   8.1   0.1910.7       9
1.4  0.3   8.1   0.315.0 
      91.9  0.4   7.6   0
.1621.7       92.0  0.5  
 7.4   0.16第6表 試験片3(ゴールクレータ)     成 分 (重量
%)元素  Fe   CN  0 2.3      86.8   0.4   7.4
   5.54.2     91.0   0.3 
  8.4   0.46.2     91.1  
 0.4   8.2   0.39.5      
91.6   0.4   7.9   0.211.
2     91.5   0.5   7.9   
0.2更に各層の種々の元素成分のよシ詳細な測定を試
験片3の新しい面積の最初の2.3ミクロンのところで
行なう九、得られた結果を以下第7表に示す・ 以下余白 吟 第7表 試験3     成 分 (重量係) 0.3  83.0  0.4   5.0  11.
4  0.20.4  84.1  0.5   5.
2  10.3   00.6  85.0  0.3
   5.7   9.0   00.9  86.4
  0.3   6.3   7.0   01.3 
 85.9  0.3   6.9   6.9   
01.6  86.3  0.14  6.6   6
.9   02.3  87.3  0.2   5.
8   6.6   02.9  88.9  0.2
   6.0   4.9   03.9  90.6
  0.4   6.1   2.9   04.9 
 92.1   0   6.6   1.3   0
上の各層を考慮すれば、各試験片に行なった熱処理工程
はg鉄窒化物層を20マイクロメータを十分に超える深
さに迄作る工程であることが理解される。C鉄炭化窒素
層は、多孔質及び非多孔質域からなシ、該多孔質域は試
験片の表面から約10マイクロメータの深さ下方に伸び
、そして非多孔質はこれを下にする。20マイクロメー
タの深さでC鉄炭化窒素層は典型的に92重量%の鉄、
7.4重量%の窒素、0.4重量%の炭素及び0.2重
量%の酸素の成分を有する。
試験片1の場合、全ての層の元素成分はNaumann
及びLang@1hsld (Eiaen h@tt@
r−ves@r 1965年第36677号)で定義さ
れる鉄−炭素−窒素の3元の6鉄炭化窒素域と一致する
試験片1の層もLight foot及びJaekによ
って1自層形成有無による窒化の運動#(鉄と鋼協会の
熱処理と合同委員会によって組織された1973年熱処
理会議の会報)で報告されたC相に対して、XがOない
し1である理想的な鉄窒化物層F*2N1−1とも一致
する。窒素含有量は7.5と1.1重量%の間にある。
情報をより明確に示すために試験片工ないし4それぞれ
の層中の鉄と窒素鉄と酸素、又は鉄、酸素と窒素含有量
をグロットしたグラフである添付第1ないし第4図で説
明する。選択された層成は表面から16 X 10−9
メートルないし約400X10″メートルに伸びる層で
ある。グラフにグロットした最初の測定値Fi、16X
10−9メートルの場合であシ、試験片は外面から他の
汚物を除去すべく初めのイオンス・母ツタリングを受け
た。
上記の表及び図面から理解されるように、空気中での単
独又は初め空気中でそして油/水工iルノヨンでの焼入
れが続く熱処理後試験片の酸化は酸素で窒素を置換する
ことになる。窒素の置換は最も外側の表面層部分(すな
わち0.1マイクロメータと1マイクロメ一タ間で変化
する深さ)ではすべてであシ、焼入れ前に試験片が暖い
間空気中に暴露される時間と、焼入れでの冷却速度にも
依存する。部分的な窒素の置換はある場合は1マイクロ
メータを越える深さに続く。
試験片2と3は主にF@504の形で、少なくとも0.
1マイクロメータの深さにそして時には1マイクロメ一
タ以上の深さに鉄酸化物の丸めに耐腐食性があった。
試験片4では極端な表面の鉄と酸素の比はF’s 20
5の成分に近い成分を示し、深さが層内で増すにつれて
成分はFe3O4の成分に徐々に近くなる。
試験片2と3では、鉄と酸素の比は外側表層部でFe3
O4に近い組織を示し内側になるにつれてFeOが増加
する。
第2及び第3表、そして第2及び第3図から焼入前温度
での空気中の時間制御と焼入溶媒での冷却速度制御は外
側表面層部からの窒素の置換についてかなシ限界である
ことが理解されよう。
最後に、6表と図の調査から酸素は格子からある場合は
全体的に他の場合は約0.15マイクロメータの深さに
約90%残存する少ない範囲で嗜素を置換するのが明ら
かであろう。これは酸素が窒化物格子内に容易に吸収さ
れると報告されている、塩浴窒化に続けて行なう塩浴酸
化によって得られる報告された効果とは全く対照的であ
る。
以下余白 第5図によれば図中に示されたグC1yりは以下に示す
通りである。
ブロック1m1lb+   特定のワックス被覆量1・
、及び1d を得る九めにワックス成分中に未処理軟鋼
部品を 浸漬することによって得 られた結果。
ブロック2       軟鋼部品を炭化窒素化し、空
気中に暴露する酸 化をせずに焼入れし、脱 脂(灰色仕上げ)するこ とによって得られた結果。
プロ、り3       軟鋼部品を炭化窒素化し、空
気中で酸化し、次 に油/水エマルジ、ン中 で焼入れし次に脱脂(iI& 色仕上げ)することによ って得られた結果。
ブロック4ae4b    上記ブロック3の黒色4e
e及び4d 部品を脱脂し、次に特定のワックス被覆量
を得る ために浸漬することによ って得られた結果。
上記空気中での酸化は10秒間行なった。
使用されたワックス被覆成分はろうのような脂肪族及び
枝分れ炭化水素、酸化ワセリンのカルシウム石鹸及び室
温で必要な硬さのワックスを得るためのカルシウムレジ
ネートとの混合物からなる。
該ワックスは、白色スピリット及びc91 CIOの芳
香族脂肪酸からなる液体石油炭化水素の混合物中に含め
た。
以下特定のワックス成分を用いた。
プロ、り1&と41に対して− 7,5重量−ワックス含有Cm5troA V409ブ
ロック1bと4bに対して− 10重量−ワックス含有Camtro1. V407ブ
ロツク1cと4cに対して 15重it%ワックス含有CmatrotV425ブロ
ック1dと4dに対して 30J![1%ワックス含有CastrotV428第
6図に関してみれば、初めの4つのブロックは炭化水素
化せしめた部品を特定の時間550”以上で空気中に暴
露し、次に水/油エマルジ百ン中で焼入れし九ものに関
する。最後のブロックは空気中に暴露しないで直接油中
に、炭化水素化した部品の焼入れに関する。
第5図では4b+4co4dの耐塩−噴霧時間が不定期
に示されているのが注目されよう。これらのブロックに
対する試験は塩噴霧抵抗が劣化しないとわかった時25
0時間後に止めた。
本発明に係る鋼部品は、C鉄窒化物表面層を作るために
処理され、油焼入され、脱脂され(又は保護雰囲気下で
徐冷され)次に脱水油中に浸漬されそれによって脱水波
がI鉄窒化物表面層の吸収外部内に吸収される部品表面
よシも秀れた耐腐食性を有する。
下の第8表は種々のタイプの鋼部品の耐腐食性を比較し
たものである。
以下余白 第    8    表 試験片ム     塩sm抵抗(時間)0 2         17 3         96 4         150+ 5         250+ 塩噴霧抵抗はASTM規格B117−64、すなわち部
品t95+2−37に維持された塩噴霧室で塩噴霧に暴
され、該塩噴霧は蒸留水95に対して塩の重量5+1−
1だけ溶解しセして95?で霧状にされその集合溶液が
6.5ないし7.2の範囲の−を有するように調節され
ることによって調整される。
塩噴試験か・ら除去した後、部品を流水中で洗浄し、乾
燥し、そして赤錆の発生′jkiIll査する。どんな
赤錆を示す部品も不具合があったように思われる。
上記第8表で、各試験片は以下の通シである。
試験片1=そのままの、すなわち未処理鋼部品。
試験片2=本発明の方法で最初のガス熱処理、続いて油
焼入れ、そして脱脂(又は保S雰囲気下での徐冷)によ
って作られた8鉄窒化物を有する鋼部品 試験片3=次に脱水油中に浸漬させた試験片2の鋼部品
試験片4−表面を0.2マイクロメータのラッピング仕
上の後、製造した本発明に係る8鉄窒化物と酸化物富化
表面を有する鋼部品 試験片5=本発明に係るg鉄窒化物と酸素富化層を有し
、次に15%ワックスを含むワックスv425に浸漬し
たもの。
試験片4の場合、実際の塩噴霧抵抗は表面仕上に依存す
る争特定の実施例では、処理された鋼部品は最終弐面仕
上げが0.15−fイクロメータR,を有するシ1.ク
アブソーパである。そのような部品は250時間の塩噴
霧抵抗を有するのがわかったO 疲労特性における改善が第9表の試験から明らか((な
る。
以下余白 WJ    9    弐 疲労特性t−標準0.30″(7,6m )径のNPL
試験片でNFLタイグの2点負荷回転ビーム機械を用い
て評価した。
上記第9表において、 試験片6は処理していない鋼部品でおり、試験片7は、
50%アンモニアおよび50%吸熱性ガス混合物の′1
1.囲気中で570℃にて約2時間熱処理し、続いて油
焼入れした6鉄窒化物fi!面層が形成ちれている鋼部
品でおり、 試験8は、上記試験片7のように作った一鉄輩化物層の
める鋼部品をその後に塩混合物の供給看によって推奨さ
れされるようなナトリウム/水酸化カリウム/硝酸ナト
リウム塩浴混合物(rDegusaaABI 5alt
 jとして市販されている)甲で400℃の温度にて酸
化した鋼部品でめり、 試験片9は、試験片7でのように熱処理によって形成し
たe鉄車化表面層のある鋼部品を蒸気中にて540℃に
て30分間酸化し、続いて油焼入れし友剣部品である。
上述の試験片8による塩浴処理を用いる酸化は疲労特性
を試験片6のレベルにほぼ戻るまで低下させるらしい。
このことは固溶体から析出してくる窒素によって引き起
こされる。試験片9による気相酸化技術は非常に広い温
度範囲にわたって適用できる。したがって、油焼入れが
後続する550℃での制御された酸化グロセスを用いる
ことによって試験片7による熱処理で得た改善された疲
労特性が維持される。
このことは高温において窒素の多くが固溶体中に残りか
つその後の油焼入れによっても固溶体中に維持されるの
で起きる。
本発明の特定実施例を記述する。
長さ230m、直径12.5mおよび初期餞面粗さくR
,)0.13ないし0.15μmの緩 器ピスト7棹を
、低炭素鋼(B5970−045M10 )棒材を機械
加工することによって作p、sosアンモニアおよび5
0チ吸熱性ガス混合物(−酸化炭素、二酸化炭素、窒素
および水素)の雰囲気中で570℃にて2時間熱処理し
た。次に、この棒を上記熱処理にて便用したのと同じ雰
囲気の保護下においてゆっくりと冷却した。得ら棒はそ
の表面に厚さ20μmの6鉄窒化物層を有しており、か
つ表面粗さくRa)は0.64μmであった。
ピストン棒は高表面仕上げを必要とするので、この段階
で棒を表面粗さくRa)0.13μmまでラッグした。
これに続いて棒を燃焼の水分を含有する発熱性ガス混合
物中で400℃にて10分間酸化して厚さ0.5μmの
酸化物富化表面層を形成した。そして、ピストン棒を水
焼入れによって冷却した。
ピストン棒は上述し九塩水噴霧試験によると250時間
の塩浴噴霧抵抗を有することがわかった。
上述の特定実施例の変更態様として、棒を発熱性ガス混
合物中で400℃にて15分間酸化したが、この15分
間サイクルの少なくとも5分間は亜硫酸ガスを炉雰囲気
中0.25体積−の濃度となるような量で炉内へ導入し
た。この技術が棒表面上の酸化鉄(F・20s)の約I
Lsを硫化鉄に変換し、このことが棒に審美的に好まし
い光沢のある黒色表Imを与えた。
硫化の技術は緩衝棒の形の部品に限定されずに黒色の耐
摩耗性表面含有することが望ましいめらゆる部分につい
て使用される。表面粗さくRa)が0.25μmよシ大
きな表面仕上げでは、所望の耐腐食性を与えるためにワ
ックス植種が必要でるる。
硫化を行なうためには酸化炉内のso2含有量は1体積
−以下でかつ温度は300℃ないし600℃の範囲内で
あろう。すでに形成場れた酸化鉄の一部を硫化鉄に転換
するためには酸化熱処理がスタートした後の段階で80
2を炉内へ通常は加えるろろう。
本発明は、低炭素含有量、例えば、0.5−炭素以下の
非合金鋼に特に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は鋼部品の表面からの深さ又は距離
に対する該部品の試験片の層領域の鉄と窒素、鉄と酸素
又は鉄、酸素と窒素含有量をグロットするグラフでめシ
、第5図は塩浴噴霧抵抗、及び未処理及び処理軟鋼の塩
噴霧抵抗に対するワックス被覆量の影響を示す図であり
、第6図は酸化物被覆の深さに対する空気中での酸化時
間の影響を示す。 以下金白 FIG !        FIo 2゜FlG、3.
       FIC,=iFIG、5゜ vLKレベキζ(片) 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 昭和57年 特許願  第180065号2、発明の名
称 耐腐食鋼部品とその製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 4、代理人 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 明細書の浄書(内容に変更なし) 8、添附書類の目録 浄書明細書      】通

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非合金鋼部品を窒化fス雰囲気中で熱処理して該部
    品に6鉄窒化物表層を作り、そして続いて酸化物富化表
    層を設けるべく酸化性雰囲気内に皺部品を熱処理工程を
    含むことを特徴とする耐腐食性非合金鋼部品の製造方法
    。 2 前記酸化熱処理を少なくとも2秒間暴すことによっ
    て行なうことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 3、前記暴露が2ないし120秒間であることを特徴と
    する特許請求の範囲第2項記載の方法。 4、剪配暴露が2ないし20秒であることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の方法。 5、前記酸化熱処理を厚味がlマイクロメータを越さな
    い酸化物層を形成するように行なうことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 6、前記酸化熱処理を厚みが少なくとも0.2マイクロ
    メータである酸化物層を形成するように行なうことを特
    徴とする特許請求の範囲第5項記載の方法。 7、前記酸化熱処理を厚みが0.2ないし0.7マイク
    ロメータである酸化物層を形成するように行なうことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 8、前記部品を酸化後に焼入れることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項から第7項までのいずれかに記載の方
    法。 9、前記部品を油/水エマルジ菅ン内に焼入れることを
    特徴とする特許請求の範囲第8項記載の方法。 10、前記部品に対して前記鋼のミクロ組織のフェライ
    ト地中に窒素が保持されるような温度で焼入れを行なう
    ことを特徴とする特許請求の範囲第8項又は第9項に記
    載の方法。 11、前記部品を焼入れ後に脱脂することを特徴とする
    特許請求の範囲第8項から第10項までのいずれかに記
    載の方法。 12、前記酸化熱処理を、窒化雰囲気中で熱処理後、空
    気中又は他の酸化雰囲気中で冷却することKよって行な
    うことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第5項、第
    6項又は第7項のいづれかに記載の方法。 13、ワックス被覆を酸化された部品に適用することを
    特徴とする特許請求の範囲第11項又は第12項のいづ
    れかに記載の方法。 14、前記ワックス被覆が無粘ワ、クス成分であること
    を特徴とする特許請求の範囲第13項記載の方法。 15、前記ワックス被覆を、該部品の表面1平方メート
    ル当たシワックス成分が7?以下の被覆量で適用するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第14項記載の方法。 16、前記ワックス被覆を該部品の表面1平方メートル
    当九シワックス成分が2ないし7iPの被覆量で適用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第15項記載の方法
    。 17、前記部品を、前記窒化雰囲気中で熱処理した後、
    非酸化性雰囲気で冷却し、次に前記酸化熱処理を空気中
    又は他の酸化性雰囲気中で350℃ないし550′cK
    再加熱することを特徴とする特許請求の範囲第1項、第
    5項又は第6項のいづれかに記載の方法。 18、前記部品を再加熱後冷却し次にワックス被覆をす
    ることを特徴とする特許請求の範囲@17項記載の方法
    。 19、前記部品を、窒化雰囲気中で熱処理後、冷却し、
    そして次に前記酸化熱処理前に機械的に表面仕上げする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のの方法。 20、硫黄含有部品を前記酸化雰囲気中に導入し鉄の硫
    化物を作シ、それによりて前記部品の表面が鉄酸化物と
    鉄硫化物を含有することを特徴とする特許請求の範囲第
    19項記載の方法。 21、ガス熱処理によって表面にε鉄窒化物を形成し、
    続いて酸化物富化表面層を設けるべくガスネ 処理によって該表面を酸化することによって製造される
    ことを特徴とする耐腐食性、非合金鋼部品。 22、前記e鉄窒化物層の表層において少なくともいく
    つかの窒素原子が酸素によって置換されることを特徴と
    する特許請求の範囲第21項記載の部品。 23、前記表層部に実質的に窒嵩厚子が無いことを特徴
    とする特許請求の範囲第21項記載の部品。 24、前記表層部が少なくとも0.3マイクロメータの
    深さに伸びることを特徴とする特許請求の範囲第23項
    記載の部品。 25、前記表層部が1¥イクロメータを越えない深さに
    伸びることを特徴とする特許請求の範囲第24項記載の
    部品。
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