JPS5812481B2 - バ−ナ - Google Patents
バ−ナInfo
- Publication number
- JPS5812481B2 JPS5812481B2 JP51021115A JP2111576A JPS5812481B2 JP S5812481 B2 JPS5812481 B2 JP S5812481B2 JP 51021115 A JP51021115 A JP 51021115A JP 2111576 A JP2111576 A JP 2111576A JP S5812481 B2 JPS5812481 B2 JP S5812481B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame
- secondary air
- port
- cooling wall
- burner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN A CARRIER GAS OR AIR
- F23C7/00—Combustion apparatus characterised by arrangements for air supply
- F23C7/02—Disposition of air supply not passing through burner
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/02—Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Gas Burners (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、窒素酸化物の生成を抑制することを目的とす
るバーナに関するものである。
るバーナに関するものである。
従来、窒素酸化物の生成を抑制するためのバーナとして
は、1次空気量を少なくした2段燃焼方法バーナ、1次
空気を多くした希薄混合気の燃焼によるバーナなどがあ
るが、いずれも1次空気量が理論空気量付近で窒素酸化
物の発生が急増し、窒素酸化物の発生が少ない領域は狭
いものであった。
は、1次空気量を少なくした2段燃焼方法バーナ、1次
空気を多くした希薄混合気の燃焼によるバーナなどがあ
るが、いずれも1次空気量が理論空気量付近で窒素酸化
物の発生が急増し、窒素酸化物の発生が少ない領域は狭
いものであった。
本発明は、1次空気量が理論空気量より少ない領域およ
び多い領域はもちろん、理論空気量の付近でも窒素酸化
物の発生を少なくし、窒素酸化物の発生が少ない領域を
広くしたものであり、予混合炎バーナを対象としたもの
である。
び多い領域はもちろん、理論空気量の付近でも窒素酸化
物の発生を少なくし、窒素酸化物の発生が少ない領域を
広くしたものであり、予混合炎バーナを対象としたもの
である。
従来の一般の予混合炎バーナを第1図、第2図、第3図
により説明すると、1はバーナ炎口で、1次空気とガス
状燃料の混合気が供給され、バーナ炎口1の下流で燃焼
し、第1次反応領域A,その下流に第2次反応領域Bを
形成する。
により説明すると、1はバーナ炎口で、1次空気とガス
状燃料の混合気が供給され、バーナ炎口1の下流で燃焼
し、第1次反応領域A,その下流に第2次反応領域Bを
形成する。
2次空気2は火炎の周囲から自由に供給される。
第2図に示すごとく、第1次反応領域Aは主として、燃
料がCO,H2に分解される領域で、その下流の第2次
反応領域Bは主として、前記第1次反応領域Aで生成し
たCO,H2が002,H20に酸化される領域である
。
料がCO,H2に分解される領域で、その下流の第2次
反応領域Bは主として、前記第1次反応領域Aで生成し
たCO,H2が002,H20に酸化される領域である
。
一方、窒素酸化物の主成分であるNOの生成速度は、C
O,H2の酸化速度に比べ非常に遅く、第2次反応領域
B以後も増加を続ける。
O,H2の酸化速度に比べ非常に遅く、第2次反応領域
B以後も増加を続ける。
最終的には平均濃度に達する。
火炎よりの放熱がないように断熱し、火炎の温度を断熱
理論燃焼温度に保った場合、1次空気量が理論空気量の
とき、前記平衡濃度は3000〜5000ppmにもな
る。
理論燃焼温度に保った場合、1次空気量が理論空気量の
とき、前記平衡濃度は3000〜5000ppmにもな
る。
しかし実際の火炎では第2図に示すように、第1次反応
領域Aの少し後流で最高温度(ほとんど断熱理論燃焼温
度に等しい)になるが、火炎よりの放熱により徐々に温
度が低下するので、最終的なNoの生成量は、数百一で
ある。
領域Aの少し後流で最高温度(ほとんど断熱理論燃焼温
度に等しい)になるが、火炎よりの放熱により徐々に温
度が低下するので、最終的なNoの生成量は、数百一で
ある。
このように、NOは、高温での滞留時間が長いと生成量
が多くなる。
が多くなる。
また、第3図に示すごとく、温度が高くなるとNOの生
成速度が早くなり、少しの滞留時間で多くのNOが生成
することになる。
成速度が早くなり、少しの滞留時間で多くのNOが生成
することになる。
火炎温度が約30deg上昇するとNoの生成速度は2
倍になる。
倍になる。
1次空気量が理論空気量付近で燃焼温度が最高になるた
め、少しの滞留時間で多くのNoが生成するので、従来
のバーナは、この空気量付近で窒素酸化物の生成を抑制
することができなかった。
め、少しの滞留時間で多くのNoが生成するので、従来
のバーナは、この空気量付近で窒素酸化物の生成を抑制
することができなかった。
本発明はかかる欠点を改良するためになされたものであ
る。
る。
第4図に本発明の一実施例を示す。図において、バーナ
炎口1は空気或は液体に伝熱する冷却壁3に接して設け
てあり、1次空気とガス状の燃料の混合気はバーナ炎口
1より冷却壁3に接して流出し、第1次反応領域A1そ
の下流に第2次反応領域Bを冷却壁に接して形成する。
炎口1は空気或は液体に伝熱する冷却壁3に接して設け
てあり、1次空気とガス状の燃料の混合気はバーナ炎口
1より冷却壁3に接して流出し、第1次反応領域A1そ
の下流に第2次反応領域Bを冷却壁に接して形成する。
4は2次空気口であり、火炎温度が最高となる部分或は
その近傍(以下、最高温度領域Cという)に向けて噴出
供給する。
その近傍(以下、最高温度領域Cという)に向けて噴出
供給する。
最高火炎温度領域は第5図のCに示す如く第1次反応領
域Aの少し後流の中央に存在する。
域Aの少し後流の中央に存在する。
第5図は2次空気を従来の如く火炎の周囲より自由に供
給し、空気口4で吹付けない場合の火炎の温度分布を示
すものである。
給し、空気口4で吹付けない場合の火炎の温度分布を示
すものである。
ガス種はOH,である。
かかる構成によれば、冷却壁3により熱がすみやかに奪
われるため、第5図に示す如く従来より、100℃くら
い低くなり、第1図の従来の火炎に比べNOの生成速度
は1/7くらいになる。
われるため、第5図に示す如く従来より、100℃くら
い低くなり、第1図の従来の火炎に比べNOの生成速度
は1/7くらいになる。
また冷却壁3面付近の燃焼ガス温度は低下しているため
、高温部分の火炎の占める割合が小さくなり、それだけ
NOの生成量が少なくなる。
、高温部分の火炎の占める割合が小さくなり、それだけ
NOの生成量が少なくなる。
また、第6図に示すように、2次空気を吹き付けない場
合は、火炎の温度は下流に行くに従かい徐々にしか低下
しないのでNoは増加し続け、多くのNoを生成するが
、2次空気を第1次反応領域Aの少し後流の最高温度領
域Cに吹き付けた場合は、急激に火炎の温度が低下する
ためNoの生成が止まり少量のNOしか生成しない。
合は、火炎の温度は下流に行くに従かい徐々にしか低下
しないのでNoは増加し続け、多くのNoを生成するが
、2次空気を第1次反応領域Aの少し後流の最高温度領
域Cに吹き付けた場合は、急激に火炎の温度が低下する
ためNoの生成が止まり少量のNOしか生成しない。
2次空気を吹き付ける位置は第1次反応領域Aの後流の
近傍の最高温度領域Cが最も効果が大きい。
近傍の最高温度領域Cが最も効果が大きい。
これより後流でもNoの低減の効果はあるが、後流に行
くに従かい低減の効果は少なくなる。
くに従かい低減の効果は少なくなる。
最高温度領域C上流の第1次反応領域Aに2次空気を吹
きつけると、火炎が不安定になったり、燃焼音(乱流燃
焼音)が発生したりする不具合が生じる。
きつけると、火炎が不安定になったり、燃焼音(乱流燃
焼音)が発生したりする不具合が生じる。
また、冷却されると火炎は温度の高い部分は冷却壁3か
ら離れる傾向があるが、2次空気を吹き付けているので
、良く接触し、冷却が効果的に行なわれている。
ら離れる傾向があるが、2次空気を吹き付けているので
、良く接触し、冷却が効果的に行なわれている。
また、第4図の破線で示す如く2次空気の供給を火炎の
上流から下流に向うように、2次空気口4aを設けると
、その2次空気は火炎を冷却壁3に沿って引き伸すよう
になるので、冷却壁3を利用しての火炎の冷却がさらに
効果的に行うことができ、さらに窒素酸化物の発生を抑
制することができる。
上流から下流に向うように、2次空気口4aを設けると
、その2次空気は火炎を冷却壁3に沿って引き伸すよう
になるので、冷却壁3を利用しての火炎の冷却がさらに
効果的に行うことができ、さらに窒素酸化物の発生を抑
制することができる。
第7図、第8図はさらに具体化した実施例を示すもので
ある。
ある。
5は冷却壁であり、外面に水などの被加熱体5aを有す
る。
る。
6は混合気入口、7は2次空気入口、8は主炎口で冷却
壁5と炎口板9との間にスリット状の溝を設けることに
より構成している。
壁5と炎口板9との間にスリット状の溝を設けることに
より構成している。
10は補助炎口であり、冷却壁5と反対側の主炎口8の
近傍に設けられている。
近傍に設けられている。
補助炎口10は主炎口8より巾の小さい複数スリットよ
りなる。
りなる。
11は2次空気口であり、火炎の続出方向で且つ冷却壁
5に向けてバーナの中心部に複数個開口しており、その
形状は下流方向に縦長に設けられている。
5に向けてバーナの中心部に複数個開口しており、その
形状は下流方向に縦長に設けられている。
2次空気口11は断面三角形状に形成された2次空気通
路12の頂点から両斜面にかけて切込みを設けることに
より、構成される。
路12の頂点から両斜面にかけて切込みを設けることに
より、構成される。
13はバーナの長手方向を閉鎖する側板である。
尚、図示してないが、主炎口8の巾及びその高さ方向の
位置等は適宜スペーサ等で確保されている。
位置等は適宜スペーサ等で確保されている。
かかる構成のもとにその動作を説明すると、混合気入口
6より流入したガス状の燃料と1次空気の混合気は主炎
口8および補助炎口10より流出する。
6より流入したガス状の燃料と1次空気の混合気は主炎
口8および補助炎口10より流出する。
この場合補助炎口10のスリットの巾は主炎口8のスリ
ットの巾より小さいので、補助炎口10の混合気の流動
抵抗が大きく、補助炎口10より流出する混合気の流速
は主炎口8のそれより小さくなり、非常に安定な小さい
火炎を形成する,主炎口8より流出した混合気は、冷却
壁5に接して流れ、冷却壁5に接して火炎を形成する。
ットの巾より小さいので、補助炎口10の混合気の流動
抵抗が大きく、補助炎口10より流出する混合気の流速
は主炎口8のそれより小さくなり、非常に安定な小さい
火炎を形成する,主炎口8より流出した混合気は、冷却
壁5に接して流れ、冷却壁5に接して火炎を形成する。
すなわち、主炎口8の下流に第1次反応領域、その下流
に第2次反応領域を形成する。
に第2次反応領域を形成する。
2次空気人口7よりの2次空気は、補助炎口10の近く
に設けた2次空気口11より燃焼ガスの下流方向、冷却
壁5に向って、火炎を後流に引き伸ばすごとく吹き付け
る。
に設けた2次空気口11より燃焼ガスの下流方向、冷却
壁5に向って、火炎を後流に引き伸ばすごとく吹き付け
る。
火炎は第4図の例で述べたごとく冷却され、窒素酸化物
の発生が抑制される。
の発生が抑制される。
しかしながら、冷却しすぎるとCOがCO2に酸化しな
いまま凍結してしまう。
いまま凍結してしまう。
COの酸化はNOの生産に比べ非常に早い。
しかし、第9図に示すように、冷却速度が適度であると
COは酸化されCO2になるが、冷却速度が早いと、酸
化反応が十分進まずCOのまま凍結される。
COは酸化されCO2になるが、冷却速度が早いと、酸
化反応が十分進まずCOのまま凍結される。
この例では、火災の流出方向の直角方向に2次空気口を
間隔をもって配列し、2次空気口を火炎の流れ方向に長
いたて長の複数個のスリットにしているので、2次空気
の噴流の断面は火炎の流れ方向に長い複数個の噴流とな
り、この噴流が火炎を輪切り状にし、2次空気の噴流と
火炎の流れがサンドインチ状になって徐々に適度に火炎
を冷却するので、火炎は一度に急冷されるたとな<CO
はCO2に十分酸化される。
間隔をもって配列し、2次空気口を火炎の流れ方向に長
いたて長の複数個のスリットにしているので、2次空気
の噴流の断面は火炎の流れ方向に長い複数個の噴流とな
り、この噴流が火炎を輪切り状にし、2次空気の噴流と
火炎の流れがサンドインチ状になって徐々に適度に火炎
を冷却するので、火炎は一度に急冷されるたとな<CO
はCO2に十分酸化される。
また、この例では補助炎口10の近くに2次空気口11
を設けているので、補助炎口10に形成された補助火炎
は、たて長の2次空気の噴流の火炎側を加熱し、2次空
気の噴流の断面の温度分布は、炎口側が高く、炎口の下
流側が低くなっており、この噴流が火炎を冷却すること
になるため、火炎は徐々に適度に冷却され、一度に急冷
されることがないのでCOはCO2に十分酸化される。
を設けているので、補助炎口10に形成された補助火炎
は、たて長の2次空気の噴流の火炎側を加熱し、2次空
気の噴流の断面の温度分布は、炎口側が高く、炎口の下
流側が低くなっており、この噴流が火炎を冷却すること
になるため、火炎は徐々に適度に冷却され、一度に急冷
されることがないのでCOはCO2に十分酸化される。
次に第7図の形状の2次空気口における2次空気の流出
状態について説明する。
状態について説明する。
第10図に示す如く、三角形の頂点から斜面にかけて開
口しているが、2次空気の流出は頂点からは少く、大半
が斜面から斜面に略直角に流出するので、壁面の火炎の
所定位置に2次空気を供給できるものである。
口しているが、2次空気の流出は頂点からは少く、大半
が斜面から斜面に略直角に流出するので、壁面の火炎の
所定位置に2次空気を供給できるものである。
2次空気通路12が鋳物等の型物であれば頂点からカッ
ターを入れれば製作でき、また、板金製であれば長く設
けたスリットの中央から折曲げすれば構成でき、簡単に
できるものである。
ターを入れれば製作でき、また、板金製であれば長く設
けたスリットの中央から折曲げすれば構成でき、簡単に
できるものである。
三角形の角度θは上記実施例は100゜であり70゜の
如く小さくなると頂点からの流出が多くなる。
如く小さくなると頂点からの流出が多くなる。
一実験結果を説明すると、ガス種OH4、熱入力100
00kcal/h,炎口負荷7kcal/h・mm2,
1次空気率1.0、空気過剰率1,6、第1次反応領域
、第2次反応領域の部分の冷却壁の温度を300℃以下
としたとき、窒素酸化物の発生は35ppm(酸素濃度
O%換算NOx)、CO/CO2は0.0005であっ
た。
00kcal/h,炎口負荷7kcal/h・mm2,
1次空気率1.0、空気過剰率1,6、第1次反応領域
、第2次反応領域の部分の冷却壁の温度を300℃以下
としたとき、窒素酸化物の発生は35ppm(酸素濃度
O%換算NOx)、CO/CO2は0.0005であっ
た。
またこのように冷却壁と2次空気の供給によって、窒素
酸化物の発生を抑制しているので、1次空気率を小さく
しても多くしても略同レベルに抑制できる。
酸化物の発生を抑制しているので、1次空気率を小さく
しても多くしても略同レベルに抑制できる。
上記実施例では補助炎口10の上方に2次空気の噴流が
位置するように2次空気口11を設けているが、補助炎
口10と2次空気口11の対応は1ヶおきとすれば、更
に細かく区分できる。
位置するように2次空気口11を設けているが、補助炎
口10と2次空気口11の対応は1ヶおきとすれば、更
に細かく区分できる。
また、上記実施例では、2次空気口11の下端を全て同
一位置とし、火炎に対する2次空気の供結位置を同一と
しているが、第11図に示す如く2次空気口14.15
の切込み深さを変化させ、供給位置を変えて、冷却と酸
化を調節するようにしてもよい。
一位置とし、火炎に対する2次空気の供結位置を同一と
しているが、第11図に示す如く2次空気口14.15
の切込み深さを変化させ、供給位置を変えて、冷却と酸
化を調節するようにしてもよい。
またこの変形例として、第12図、第13図に示す如く
構成してもよい。
構成してもよい。
第12図は大小の円孔の2次空気口16.17を下流・
上流にそれぞれ配置したものである。
上流にそれぞれ配置したものである。
第13図は逆三角形状の2次空気口18を設けたもので
ある。
ある。
また、この他に開口位置は同一としてその方向を変化さ
せてもよい。
せてもよい。
以上の如く本発明は、ガス状燃料とその燃料に対する可
燃限界内の量の1次空気の予混合気を吐出する長方形の
炎口と、炎口の長手方向の側方の一方に接し、炎口に形
成される火炎の第2次反応領域が接するように設けられ
た冷却壁と、前記炎口の他方側に設けられ、冷却壁に向
けて2次空気を供給する2次空気口とからなり、炎口に
形成される火炎の第1次反応領域のごく下流の最高温度
領域に到達するように2次空気を前記2次空気口から供
給するようにしたので、窒素酸化物の発生を抑制できる
ものである。
燃限界内の量の1次空気の予混合気を吐出する長方形の
炎口と、炎口の長手方向の側方の一方に接し、炎口に形
成される火炎の第2次反応領域が接するように設けられ
た冷却壁と、前記炎口の他方側に設けられ、冷却壁に向
けて2次空気を供給する2次空気口とからなり、炎口に
形成される火炎の第1次反応領域のごく下流の最高温度
領域に到達するように2次空気を前記2次空気口から供
給するようにしたので、窒素酸化物の発生を抑制できる
ものである。
第1図は従来一般の予混合炎バーナの火炎の温度分布を
示す縦断面図第2図は第1図の火炎のバーナ炎口からの
高さと火炎の温度および各成分の割合の傾向を示す図、
第3図は理論混合比の火炎の温度とNoの生成速度の関
係を示す図である。 第4図は本発明バーナの一実施例の縦断面図、第5図は
第4図のバーナに2次空気を吹きつけない場合の火炎の
温度を示す縦断面図、第6図は第4図第5図のバーナの
、バーナ炎口からの高さ、または時間と火炎温度および
Noの濃度の関係を示す図、第7図は本発明の他の実施
例の縦断面図、第8図は第7図の■一■断面図、第9図
は火炎の冷却速度と時間とCOの酸化によるCO濃度減
少傾向を示す図、第10図は第7図における2次空気口
の2次空気の流出状態を示す図、第11図、第12図、
第13図は2次空気口の各実施例の正面図である。 A……第1次反応領域、B……第2次反応領域、C……
最高温度領域、1……バーナ炎口、3,5……冷却壁、
4,I1,14,15,16,17,18……2次空気
口、8……主炎口、10……補助炎口。
示す縦断面図第2図は第1図の火炎のバーナ炎口からの
高さと火炎の温度および各成分の割合の傾向を示す図、
第3図は理論混合比の火炎の温度とNoの生成速度の関
係を示す図である。 第4図は本発明バーナの一実施例の縦断面図、第5図は
第4図のバーナに2次空気を吹きつけない場合の火炎の
温度を示す縦断面図、第6図は第4図第5図のバーナの
、バーナ炎口からの高さ、または時間と火炎温度および
Noの濃度の関係を示す図、第7図は本発明の他の実施
例の縦断面図、第8図は第7図の■一■断面図、第9図
は火炎の冷却速度と時間とCOの酸化によるCO濃度減
少傾向を示す図、第10図は第7図における2次空気口
の2次空気の流出状態を示す図、第11図、第12図、
第13図は2次空気口の各実施例の正面図である。 A……第1次反応領域、B……第2次反応領域、C……
最高温度領域、1……バーナ炎口、3,5……冷却壁、
4,I1,14,15,16,17,18……2次空気
口、8……主炎口、10……補助炎口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ガス状燃刺とその燃料に対する可燃限界内の量の1
次空気の予混合気を吐出する長方形の炎口と、炎口の長
手方向の側方の一方に接し、炎口に形成される火炎の第
2次反応領域が接するように設けられた冷却壁と、前記
炎口の他方側に設けられ、冷却壁に向けて2次空気を供
給する2次空気口とからなり、炎口に形成される火炎の
第1次反応領域のごく下流の最高温度領域に到達するよ
うに2次空気を前記2次空気口から供給することを特徴
とするバーナ。 2 特許請求の範囲第1項において、2次空気の流出方
向として、冷却壁方向及び炎口からの予混合気の流出方
向の成分を与えるように2次空気口を設けたバーナ。 3 ガス状燃料とその燃料に対する可燃限界内の量の1
次空気の予混合気を吐出する長方形の主炎口と、主炎口
の長手方向の側方の1方に接し、主炎口に形成される火
炎の第2次反応領域が接するように設けられた冷却壁と
、前記主炎口の他方側に設けられ、主炎口に沿って配置
された多数の補助炎口と、前記補助炎口の列に沿って多
数設けられ、冷却壁に向けて2次空気を供給する2次空
気口とからなり、前記補助炎口に形成される火炎の近傍
下流を通って前記主炎口に形成される火炎の第1次反応
領域のごく下流の最高温度領域に2次空気を供給するよ
うに前記2次空気口を設けたことを特徴とするバーナ。 4 特許請求の範囲第3項において、前記補助炎口のピ
ッチと前記2次空気口のピッチは異なるように設けてな
るバーナ。 5 直方形の燃焼室を構成する冷却室を設け、前記燃焼
室の長手力向に長い長方形の炎口を側方が冷却壁に接す
るように設け、ガス状燃料とその燃料に対する可燃限界
内の量の1次空気の予混合気を前記炎口に供給し、長手
方向に連続して設けられ、予混合気の流出方向の断面が
ほぼ三角形状の2次空気通路を設け、その三角形の頂点
は前記流出方向の下流側に位置しており、その頂点から
両斜面にかけて2次空気口を設け、また該2次空気口を
前記連続方向に多数設け、前記炎口に供給される火炎の
第1次反応領域のごく下流の最高温度領域に2次空気を
供給するように前記2次空気口を設けたことを特徴とす
るバーナ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51021115A JPS5812481B2 (ja) | 1976-03-01 | 1976-03-01 | バ−ナ |
GB8343/77A GB1552105A (en) | 1976-03-01 | 1977-02-28 | Burner |
DE2708630A DE2708630C2 (de) | 1976-03-01 | 1977-02-28 | Gasbrenner |
US06/044,994 US4289474A (en) | 1976-03-01 | 1979-06-04 | Process of combusting a premixed combustion fuel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51021115A JPS5812481B2 (ja) | 1976-03-01 | 1976-03-01 | バ−ナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52105335A JPS52105335A (en) | 1977-09-03 |
JPS5812481B2 true JPS5812481B2 (ja) | 1983-03-08 |
Family
ID=12045871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51021115A Expired JPS5812481B2 (ja) | 1976-03-01 | 1976-03-01 | バ−ナ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4289474A (ja) |
JP (1) | JPS5812481B2 (ja) |
DE (1) | DE2708630C2 (ja) |
GB (1) | GB1552105A (ja) |
Families Citing this family (23)
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