JPS581243B2 - タ−ビンの運転方法 - Google Patents

タ−ビンの運転方法

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JPS581243B2
JPS581243B2 JP51014907A JP1490776A JPS581243B2 JP S581243 B2 JPS581243 B2 JP S581243B2 JP 51014907 A JP51014907 A JP 51014907A JP 1490776 A JP1490776 A JP 1490776A JP S581243 B2 JPS581243 B2 JP S581243B2
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speed
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thermal stress
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Publication of JPS581243B2 publication Critical patent/JPS581243B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D19/00Starting of machines or engines; Regulating, controlling, or safety means in connection therewith
    • F01D19/02Starting of machines or engines; Regulating, controlling, or safety means in connection therewith dependent on temperature of component parts, e.g. of turbine-casing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/18Lubricating arrangements
    • F01D25/20Lubricating arrangements using lubrication pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K13/00General layout or general methods of operation of complete plants
    • F01K13/02Controlling, e.g. stopping or starting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2200/00Mathematical features
    • F05D2200/10Basic functions
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタービンの運転方法に係り、特に第1の運転状
態より第2の運転状態まである変化率で移行する際にタ
ービン内部の熱応力が規定熱応力を越えずにかつ最短時
間で運転し得るような方法に関する。
第1図は本発明の適用されるタービンの概略構成を示し
た図であって、図示せぬボイラ・原子炉・蒸気発生器等
の蒸気発生手段(以下これを代表してボイラと称する)
により発生した蒸気は蒸気加減弁16を介して高圧ター
ビン10に与えられる.10で仕事をした蒸気は再熱器
13にて加熱され中圧タービン11を介して、低圧ター
ビン12に与えられて仕事をする。
これらのタービン10,11 .12は発電機14に直
結されており、これを回転して発電する。
タービン12を出た蒸気は復水器15にて水とされる。
但し、高・中・低圧のタービン及びその周辺機器がどの
ように構成されているかということは本質的な問題では
ない。
このようなタービンを運転する場合、高圧タービン10
の内部の熱応力、特に第1段後の熱応力が規定熱応留を
越えないように蒸気加減弁16を制御せねばならない。
第2図はタービン昇速及び負荷変化時の各部状態を示し
た図であり、以下この図を用いてタービン昇速及び負荷
変化時の問題点について説明する。
同図において、aはタービン速度とタービン負荷を示し
たもので、周知のようにタービンの回転速度に応じて振
動領域が存在するため、この範囲内においてはタービン
を一気に加速して振動領域に長時間留まらないようにす
る。
これが0−A,B−C,D−Eの区間である。
ところで、タービンを加速すると、同図Cのようにター
ビンの熱応力が増加するため振動領域通過の後は待機時
間A−B,C−Dを設け熱応力の回復を待つ。
そして、E点において定格速度に達した後は発電機14
と電力系統との同期併入をし、F点で初負荷を受けた後
、G−H間で除々に負荷を増加する。
ここで、負荷変化に際しても熱応力が変化する。
ところで、この昇速負荷変化期間中に蒸気加減弁16の
前(ボイラ側)の温度(主蒸気温度)と圧力(主蒸気圧
力)は同図bのようであり、少なくとも昇速完了時点E
までは主蒸気圧力は一定とされる。
これに対し、主蒸気温度は除々に増加している。
前述の熱応力はタービン速度や負荷ばかりでなく、この
主蒸気温度に対しても影響を受け、主蒸気温度が高いほ
ど熱応力も大きくなる。
一般にこのようなプラントで、主蒸気温度が定格温度に
近づき主蒸気温度を一定に制御するための装置が働らき
出すのは初負荷をとった後である。
従ってタービン昇速負荷変化などの運転をするときに熱
応力が規定値を越えないようにするにはタービンの速度
変化率、負荷変化率や待機(暖機)時間の他に主蒸気温
度の変化をも考えて行なわねばならない。
ところで従来より種々の方法により熱応力を考慮しなが
らタービン運転を行なっているが、慎重を期する余り、
熱応力の余裕が大きすぎて起動まで多犬の時間を要する
とか、逆に熱応力に余裕のなくなるといったようなこと
が起りえた。
そこで本発明においては、熱応力が規定値を越えないよ
うにし乍ら最短時間にてタービンを運転するような方法
を提供することを目的とする。
尚、第2図に示したように、速度変化と負荷変化時の熱
応力の振舞いはほぼ同様であって同じと考えられる。
そこで以下の説明においては、タービン速度を例にとり
、本発明の運転方法の説明をする。
但し第2図でも明らかなように、温度圧力の変動傾向が
異なるため、負荷と速度とでは同一に取り扱えない点も
あるが、この点は各種条件を考慮したうえで適宜修正さ
れるべきである。
要は速度も負荷も熱応力の変動に際しては共通に増扱え
る点が多いということである。
もつとも、定常運転時の負荷変化、例えばELDの指今
に応答することを考えるときは、一般に蒸気温度、圧力
の変動は少ないから、より簡単に対処できることになる
以下本発明の一実施例について詳細に説明する。
第1図において100は本発明になる演算装置、20は
制御装置である。
100は主蒸気温度θ、主蒸気圧力P、タービン速度N
、タービンケーシング内壁温度及び主蒸気流量を夫々の
検出器250〜254を介して入力する。
そしてタービン速度変化率とタービンの暖機時間(後述
するがこれは熱応力推定の精度を上げる上で効果がある
)とを与えられて熱応力σを計算し、これを制限値内と
しながらかつ最短時間起動の町能な昇速開始時点と昇速
率とを決定する。
そして昇速信号200を制御装置20に与え加減弁16
を制御する。
また100は軸受17での油の温度を制御するための信
号202を発し、制御装置20により弁21を制御する
第3図及び第4図は演算装置100の機能を示すフロー
図であってまず第3図aのブロックB1において、ター
ビン10の第1段後蒸気温度θ1を求める。
第4図はブロックB1の機能を更に詳しく述べたもので
あってまず、ブロック101において現時点のタービン
速度N(1)より任意時点でのタービン速度N(I+。
Δ1)を求める。但し、ここでΔtはこの装置のサンプ
リング周期を表わしており、n・Δtはn回目のサンプ
リング時点を表わしている。
そして(t+nΔt)と示したのは現時点よりn・Δt
時間経過した後のデータを意味する。
尚、”十″は未来を表わし”一”は過去を表わす。
この約束はタービン速度Nばかりでなく他の記号につい
ても同様に使用される。
ブロック101には現時点の速度N(1)の他に例えば
起動モード(ホットスタート・ベリーホットスタート・
ウオームスタート・コールドスタート)によって予め定
められた複数の昇速パターンが与えられる。
昇速パターンとは第5図のように待期時間T。
と昇速率α。
とから成り、一般に起動モードがベリーホットからホッ
ト・ウオーム・コールドとなるに従いタービンが停止し
てからの時間が長く、よってタービンが冷えていると考
えられるからタービンを起動するには十分に時間をかけ
て実施される。
つまり、タービンが冷えるに従がいα。
を小さくし、Toを長くとる。
ブ泊ツク101にはこのような複数個の昇速パターンが
与えられる。
このα。及びToは各起動モードごとに経験的に求めら
れる。
尚、昇速パターンを起動モードごとに用意すればより良
いが、複数の任意のパターンとすれば足りることもある
但し以下の説明においては昇速パターンをl個として説
明する。
このブロック101は第5図のようにΔtを周期として
速度N(、)を取込み、N(t)が暖機速度N1に近づ
いたとき起動される。
そして、速度がN1に達する時点を現在の値N(1)と
現在より前の複数のデータより求まる速度変化率とから
予測し、N1となる時点t2を求める。
時点t2より時間n・Δtを計測し、n・Δt−Toと
なる時点t2までは、N(1)一N1とする。
時点t7以降は次式を計算し、Δt時間毎の速度N(1
+。
Δ1)を予測する。N(1+。
. Δ1 ) = Nl + n ・Δ1−α。(1)
(1)式はN(t+。
.Δt)=N2となるまで実施される。
以上のように予測して求められた全ての昇速パターンに
ついての結果(何回目のサンプリングの時にどの程度の
速度となるかということ)は記憶される。
一方、検出器251(第1図)により主蒸気圧力Pが測
定されており、予測した範囲(速度がN1に達してから
N2に達するまでの時間)内で一定であるからこの圧力
Pとブ泊ツク101で予測した速度N(,+。
.Δt)とから、ブロック102において各サンプリン
グ時点において速度N(1+。
.Δ1)を達成するに必要な蒸気流量f.(1+。
.Δ1)を全ての昇速パターツについて求める。
これはブロック102に示すようなタービン速度Nと蒸
気流量fと主蒸気圧力Pとの関係を例えば表として記憶
していて行なう。
fの算出は予測した範囲内の全てのサンプリング時点の
ものについて求める。
一方、蒸気表(ブロック103)を記憶しておき、主蒸
呉温度θと主蒸気圧力Pとから主蒸気の保有するエンタ
ルピHを求める。
ここで、第1図で述べたように主蒸気圧力Pは一定に制
御されるが、主蒸気温度θは無制御であって除々に増加
している。
しかし、第5図で述べたように1つの昇速パターン(1
つの暖機と1つの昇速)に要する時間だけを見たとき、
その変化分はごくわずかであってほぼ一定と考えること
ができる。
そこで、フ宅ツク103ではブロック101が起動され
たときN(t)がN1に近づいたとき)の主蒸気温度θ
と主蒸気圧力Pとから、エンタルピを求めている。
ブロック104では、蒸気流量fとエンタルピHとから
タービン第1段後蒸気温度θ1を求める3ブロック10
4において流量fとエンタルピHとタービン第1段後蒸
気温度θ,との関係はタービンの形状・容量等によって
定まるもので、実験等で予め求めておき近似式あるいは
表として記憶している。
タービン第1段後蒸気温度θ1は、1個の全昇速パター
ンの夫々について、昇速に要する時間内の夫々の時点に
おいてθ1がいかなる温度θ1( t+n・Δt)にな
るかを求める。
第6図は、第4図の機能を計算機にて実施する場合のフ
ロー図を示したものであり、簡単に説明する。
まず、暖機速度N1に達したとき起動され主蒸気圧力P
、主蒸気温度θ、タービン速度Nを取込む。
ブロック103のようにθとPとからエンタルピHを求
める。
i=1として1番目の昇速?ターンα。
(i)とT。(i)とを入力する。次にn = 0とし
てN(t)−”N ( t+n−Δt)をα0(i)
,TO(i)を条件として求める。
圧力PとN(,+。.Δ)とからブロック102のよう
にf(t)=f( t+n eΔt)を求める。
f(t)とエンクルピHとからタービン第1段後蒸気温
度θ1(、)一01(1+。
.Δ1)を求める。以上のようなステップでθi(、)
を求めるが、これは1番目の昇速パターン(i=1)で
N(1)=N1つまりn = Oのときの01(t)を
求めたにすぎず、以下、i=7かつN(1)=N2とな
るまで繰返し計算される。
例えば、N(1)がN2になったか否かを判定し、N(
1)\N2のときはn = n + 1としてN(t)
? f(t)+01(t)を再度求める。
N(1)= N2のときはl個の全昇速パターンについ
て完了しているかもしれないのでi=lか否かを判定し
、i = 11であればこのプログラムを終了する。
i\lのときはi = i + 1とし、新たなαO(
i) ,TO(i)を入力して順次N(t) l f(
t) j01(t)を求める。
以上のようにして、第3図のブロックB1においてはタ
ービン第1段後蒸気温度θ1(t)を求める。
以下各ブロックごとにその機能を説明する。
B2:熱応力変化の予測 昇速中の熱応力の予測は、タービンロータの温度分布の
初期値設定、温度分布の動特性計算、熱応力計算の3つ
の機能で構成されている。
順次この機能を説明する。
但し、これらの計算式は周知の任意の方法で可能なこと
であってここではその一例を示したにすぎない。
まず、タービンロータの温度分布の初期値は熱伝導式を
円筒座標で示した(2)式をロータの初期温度を0℃の
時に、表面の蒸気温度θ,を一定に保持したと仮定して
解いた(3)式で示されるものとする。
ここで、 r:ロータの半径 λ:ロータ材の熱伝達率 C:ロータ材の比熱 γ:ローク材の比重量 K:λ/c r 温度伝達率 Kf:ロータの表面での温度伝達率 m:第7図のようにロータをその半径方向に管状に切断
したときの分割数 θr二ロータの温度 但しθ,jは第7図のようにm分割したときのj番目の
管状部分での温度 h : kf/λ to:01が一定になってからの時間 乱:β記,(βm)一AJo(βm)一〇の正の根A
: hr−Biot数 am=βm/r Jo:第1種零階のBessel関数 J,:第1種1階のBessel関数 次にロータの温度分布の動特性計算機能について説明す
る。
その為の入力はブロック104で求めた1個の全昇速パ
ターンに対するタービン第1段後蒸気温度予測値θ1(
1+。
.Δ11ある。ここでは、第2図のようにロークを半径
方向にm分割したときの管状部の温度特性を集中定数系
としたときに得られる動特性式を計算することによって
ロータ温度分布を計算する。
まず、タービン第1段後の蒸気から第7図の管状部の最
も外側の部分への伝熱量Q8及びj番目の管状部から(
j+1)番目の管状部への伝熱量Qj.(,+1)を次
式により求める。
Qs(t+nΔt) −2fr1 kf(Qt ( t
+nΔt)Qr i ( t +nl t ) )
”’(4)mλ Qj(j+1)(t+nΔt)−2”rj7{θrj(
t+nΔ1)一 θr(j+1)(j−+−HΔ1))
・・・(5)このように熱が順次伝達するとき、1
番外側及びJ番目の管状部に保有してしまう熱量Q1及
びQjは以下のようである。
但し、M:ロータ材の質量 d:ローク材の分割巾(一r/m) ?上の(6) , (7)式より単位時間Δt当りの、
j番目の管状部での温度変化Δθj(t+nΔ)が求め
られる。
このΔθ,(1+。Δ1)がロータ温度分布である。
Δθj(t十nΔt)一Δ( ” (Q(j−1)j(
t+nΔt)?に熱応力を計算する。
まずΔθ,(+Δ1)と蒸気の温度θ1とから、順次各
管状部での温度θj(+。
Δ1)を求め、これから(9)式のようにしてロータ体
積平均温度θa(t+。
Δ1)を計算する。?のロータ体積平均温度θa(t+
Δ)より00),αυ式を用いて、ロータ表面とロータ
中心での熱応力σ8とσbを求める。
熱応力σ8及びσbは、l個の全昇速パターンについて
のものが求められる。
この熱応力は例えば、昇速と共に第8図のようになり、
傾向としては、昇速と共に増大し、待期しているときは
減少する。
そして、多少の時間遅れを伴なう。従って(2)〜αυ
式によって熱応力σを求める場合は熱応力の最大値σm
a xが表われるまで求める。
つまり時間tはσ=σmaxとなるときまで実施される
ブロックB3:fi応力の条件を満たしながら次の暖機
速度に到達するまでの時間のうち最短のものを求める。
例えば以下のようにされる。第8図において、昇速パタ
ーンは■・■・■の3通りとすると、このパターンのと
廉の熱応力はσ■・σ■・σ■と予測される。
このとき一回のタービン起動で許される低サイクル寿命
消費量もしくは熱応力集中等から熱応力制限値σ。
が与えられている。
本発明の特徴は、予測された熱応力の最大値がσ。
になると仮定したときに必要な暖機時間T′を求めたこ
とである。
そしてT′と昇速時間との和を夫々のパターンについて
求め、 このうちの最短のものを目標パターンとすることである
この求め方については種々あるが、ここではその一例に
ついて述べる。
まず、σの最大値σmax−σ。
とじたときの、昇速時における熱応力σ′を求める。
σ′=σ0−σ( t十nΔt) ・
・・(12)但し、nΔtは昇速時点のもののみである
第8図ではσ′を一点叉線で示す。
そしてσ′のうち最小値”min’を求める。
一方、暖機時間が長ければ長いほど熱応力σ3は減少す
るが、この曲線σ3を求めておき、これと最小値σml
0′が一致する時点taを求める。
パターンIについてはta一I,nについてはt−n,
mについてはta一■である。
この図で見る限り、パターン■の昇速率で昇速する場合
に、暖機時間は最短でよく、パターンIの昇速率で昇速
する場合に暖機時間を最長とせねばならない。
これはt 一m , t −n ,ta−■の時点で、
夫々パターンm,n,■のように昇速したときに生ずる
最犬の熱応力がσ。
であることを意味する。
次に、これらの時点taより夫々の昇速したときに、速
度N2に達する時点tI,tn,tII[を求める。
このときの昇速曲線を夫々I/,II/,■′とする。
第8図で見るさ、最大熱応力がσ。となるように、最短
時間で起動するには、ta−mの時点からパターン■の
ように昇速するのが良いことが理解できる。
以上詳細説明のようにして最短時間で起動する為の昇速
開始時点taとそのときの昇速パターンとを決定する。
尚、以−七の説明において、昇速パターンとしては所定
の待期時間と、所定の昇速率とを入力として与えられる
例について述べたが、これは昇速の結果熱応力がどれほ
ど変化するかを求めればよいのであるから、必らずしも
必要ではなく、昇速率が与えられれば十分である。
また、ここでは第8図のようにして、昇速開始時点と昇
速率とを求めたが、これは前述の熱応力式を逆算するこ
とにより行なってもよい。
この為には種々の方法が考え得る。
以上のようにして起動法を決定するが、次に種々の条件
をチェックして実際に起動できる体制にあるかを判断す
る。
B4;暖機中の熱応力変化方向チェック 第2図C等でも述べたように、熱応力はタービン速度に
幾分遅れて追従する。
従って昇速後ある時間が経過すれば、減方するはずであ
る。
しかし、主蒸気温度θの増方向への変化が太きいと、昇
速率が0でもタービン第1段後蒸気温度は上昇し、熱応
力が増加する場合がある。
この暖機中の熱応力の増加によって次の昇速か不可能に
なるのを防ぐため、このブロックでは暖機中の熱応力の
変化方向をチェックする。
この判定結果、熱応力変化方向が減であれば正常であっ
て次のブロックB5に進み、若し増加方向を示せば、ブ
ロックB8で何らかの主蒸気温度対策を施こす。
そしてもう一度ブロックB1よりやり直す。
B,:昇速中の油温の制限値チェック 第1図において、タービン10〜12の重量ハ軸受17
にかかつており、ここには油が補給されている。
この油の温度はタービン速度と密接な関係がありタービ
ン速度に応じた最適の粘度とするために給油温度が制御
されている。
つまり、軸受で加熱された油はオイルクーラ18で冷却
された後、オイルタンク19に蓄えられ再度軸受けおく
られる。
この制御装置ではオイル温度を検出器255にて求め、
オイルクーラ18への冷却量を弁21の開度を調節して
制御している。
ここで注意せねばならないのは、タービン速度に応じた
最適の油温としないと、軸受の過熱等が生じこれを損傷
することである。
そのため、昇速に当っては各部軸受の油温状況をチェッ
クせねばならない。
この油温はタービンの回転の粘性抵抗によって生じるロ
スの関数である。
この関数はオイルタンク19や油の配管系統等の構造の
設計値によって決まる。
ロス時性の変化に余り依存しないので、暖機速度と時間
の関数、および昇速中の速度の関数として記憶しておく
ことによって、まず次の暖機速度へ到達した際の油温を
予測する。
次に油温予測値がその時点でのタービン速度によって定
まる油温制限値を越えているかどうかを判定する。
もし、制限値以内であれば、ブロツクB7へ進み、制限
値以外のものがあれば、ブロックB6へ進む。
B6:暖機時間の補正 油温チェック(ブロツクB5)で良好でないと判定され
た軸受に対し、油温チェック良好になるのに必要な所要
時間を計算(アルゴリズムはフロツクB,と同じ)し、
この時間が第8図で求めた昇速開始時点t a− II
Iより前になるときはよいが、後になるときは次の暖機
速度に到達するに必要な所要時間を補正する。
例えは、昇速開始時点を遅らせる等の処置をする。
そしてブロックB7へ移る。B7:起動予定スケジュー
ルとの誤差チェックボイラ点火時起動予定スケジュール
を求めておくが、これとの誤差が規定値(一般に10%
程度とされている)以内に入るかどうかのチェックをす
る。
このチェックの結果、良好でなければ、ブロックB8へ
、良好であればブロックB,に進む。
B8:主蒸気温度対策 タービン起動スケジュールを左右する最大の要因が主蒸
気温度である。
そこで、給水量と燃料量の比を変更するなどして主蒸気
温度を増減し、暖機時間が所定の時間になるように変更
する。
そして、ブロックB,へ戻り同様の計算をします。
B9:起動スケジュールの決定 起動予定スケズユールとの誤差が規定値以内に入る起動
スケジュールの中から、起動時間が最小となる昇速率、
暖機時間を決定する。
また、予め定めてある併入予定時刻から、該求めた昇速
率、暖機時間を当てはめ、逆算し、昇速スタート時期を
決定する。
以上詳細に述べた本発明の第1の特徴は、ある変化率で
変化させたときに生じる熱応力の最大値が制限値σ。
以下であると仮定して移行開始時点を求めたことである
第2に、複数個の変化率の夫々について、移行開始時点
とその変化率のときの移行時間との和を求め、この和が
最短となるパターンで移行させることである。
第3に運転状態としては速度ばかりでなく負荷の場合に
も同様の考えが適用できることである。
尚、負荷の場合には負荷減少の時も同様に扱いつる。
尚、前述してないが、タービンについて起動経験が豊富
になれば、条件さえ定まれば、概略的な起動方法とその
時に要する時間というのはつかめるものである。
かような時に、実施例のように全ての昇速パターンにつ
いての計算をして最短時間を求めることによらなくても
、一定時間内に起動を終えれば充分というケースもあり
、この場合は一定時間内に入る昇速パターンを決定すれ
ば充分である。
以上詳細説明にように、本発明によれば、熱応力の条件
を満足しながら、最短時間でタービン起動を行なうこと
かできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用対象となるタービンプラントとそ
の制御装置の一例を示す図、第2図は昇速時におけるタ
ービンプラント各部の状況を示す図、第3図から第7図
は本発明の一実施例とその補足図面であり、第8図は本
発明になる起動法決定装置の動作を示した図である。 符号の説明、10,11,12・・・・・・タービン、
16・・・・・・加減弁、13・・・・・・襦器、14
・・・・・・発電器、15・・・・・・復水器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タービンに供給する蒸気量を制御して、第1の運転
    状態より第2の運転状態へ移行するに際し、ある変化率
    で移行させたときにタービン内に生じる熱応力を推定し
    てその最大値が予定の熱応力制限値以下となるような移
    行開始時期を決定しその変化率で移行させることを特徴
    とするタービンの運転方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の方法において、運転状
    態とはタービンの速度であることを特徴とするタービン
    の運転方法。 3 特許請求の範囲第1項記載の方法において、運転状
    態とはタービンの負荷であることを特徴とするタービン
    の運転方法。 4 タービンに供給する蒸気量を制御して、第1の運転
    状態より第2の運転状態へ移行するに際し、種々の変化
    率で移行させたときにタービン内に生じる熱応力を夫々
    推定し、夫々の最大値が予定の熱応力制限値以下となる
    ような移行開始時期を夫夫決定し、前記変化率で第1の
    運転状態より第2の運転状態へ移行するに要する時間と
    この変化率としたときの前記移行開始時期との時間和を
    夫々の変化率のものについて求め、この時間和が最短と
    なるような変化率及び移行開始時期で移行させることを
    特徴とするタービンの運転方法。 5 特許請求の範囲第4項記載の方法において、運転状
    態とはタービンの速度であることを特徴とするタービン
    の運転方法。 6 特許請求の範囲第4項記載の方法において、運転状
    態とはタービンの負荷であることを特徴とするタービン
    の運転方法。 7 タービンに供給する蒸気量を制御して、第1の運転
    状態より第2の運転状態へ移行するに際し、ある変化率
    で移行させたときにタービン内に生じる熱応力を推定し
    てその最大値が予定の熱応力制限値以下となるような移
    行開始時期を決定しこの移行開始時期とこの変化率で第
    1の運転状態より第2の運転状態へ移行するに要する時
    間の和を求め、この時間和が予定時間内に入るときは、
    この移行開始時期と変化率で移行させることを特徴とす
    るタービンの運転方法。 8 特許請求の範囲第7項記載の方法において、運転状
    態とはタービンの速度であることを特徴とするタービン
    の運転方法。 9 特許請求の範囲第7項記載の方法において、運転状
    態とはタービンの負荷であることを特徴とするタービン
    の運転方法。
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