JPS5812426Y2 - トランス用コイルボビン - Google Patents

トランス用コイルボビン

Info

Publication number
JPS5812426Y2
JPS5812426Y2 JP2367079U JP2367079U JPS5812426Y2 JP S5812426 Y2 JPS5812426 Y2 JP S5812426Y2 JP 2367079 U JP2367079 U JP 2367079U JP 2367079 U JP2367079 U JP 2367079U JP S5812426 Y2 JPS5812426 Y2 JP S5812426Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
arcuate
unit
coil
collar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2367079U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55124829U (ja
Inventor
二三男 福島
Original Assignee
東静工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東静工業株式会社 filed Critical 東静工業株式会社
Priority to JP2367079U priority Critical patent/JPS5812426Y2/ja
Publication of JPS55124829U publication Critical patent/JPS55124829U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5812426Y2 publication Critical patent/JPS5812426Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トロイダルトランスなどに用いるコイルボビ
ンに係り、特に断面弧状のボビンユニットを複数組合わ
せてなる円筒状コイルボビンに関する。
トランスにおいて、鉄心(コア)を分割してコイルを巻
装し、その後鉄心を接合する所謂カットコア方式のもの
があるが、このものはカット面において磁気特性の劣化
があり、しかも製造コストが高くつくなどの欠点がある
そのため、トロイダルコアなどのように鉄心を分割しな
いで、鉄心の外周部にコイルを巻装する所謂カットレス
コア方式%式% 第1図ないし第3図は、このカットレスコア方式のトラ
ンスに用いていた従来のコイルボビンを示す。
コイルボビン1は、2個のボビンユニット2A、2Bか
らなり、鉄心3を囲むようにしてこの弧状ボビンユニツ
)2A、2Bを組合わせて円筒状のコイルボビン1を構
成する。
しかるのち、コイル(図示せず)の一端をコイルボビン
1に固定し、鉄心3を中心にしてコイルボビン1を回転
することによりコイルをコイルボビン1に巻回してトラ
ンスを作っていた。
従来のボビンユニツ)2A、2Bの接合端部における磁
気的絶縁距離を確保するため、第2図あるいは第3図に
示すように、一方のボビンユニツ)2Aの接合端部に直
線状に延びる突起部4を、他方のボビンユニツ1−2B
の接合端部に直線状に延びる切欠部5をそれぞれ設け、
突起部4を切欠部5に嵌入して接合部の絶縁距離を確保
していた。
ところが従来のコイルボビン1は、弧状に湾曲したボビ
ンユニツ)2A、2Bの周壁に対して直線状に延びる突
起部4や切欠部5を設けるのであるから、突起部4や切
欠部5を十分に長く設計することは不可能で、そのため
絶縁距離を余り長くとることができない欠点がある。
この傾向は特にコイルボビンの径が小さい場合に顕著で
、小径のコイルボビンの場合は突起部や切欠部を設ける
ことができず、平坦な端面どうじを単に当接した構造に
なり絶縁効果が不完全である。
前記突起部4や切欠部5を長くとるためボビンユニッ1
−2A、2Bの周壁の肉厚を厚くすることが考えられる
が、このようにしても突起部4や切欠部5は余り長くで
きず、かえってコイルボビン1が大径となって好ましく
ない。
本考案者は、ボビンユニットの接合構造について種々検
討した結果、ボビンユニットの一方の側端にボビンユニ
ットと同じ方向に弧状に湾曲した舌片を、他方の側端内
側に隣接するボビンユニットの弧状舌片が収容できる弧
状凹部をそれぞれ設ければ、舌片や四部が長くでき絶縁
効果が確実であることを見出した。
ところが、弧状舌片を突設したボビンユニットでは次の
ような新らたな問題が生じた。
すなわち、ボビンユニットとほぼ同じ曲率半径をもった
弧状舌片が形成されるように成形金型を製作し、これに
溶融樹脂を射出して成形を行ない、樹脂が冷却固化して
ボビンユニットを金型から取り出すと、弧状舌片の先端
部が若干内側に垂れたように変形する。
この変形は肉薄の舌片が弧状に延びていることから生じ
るもので、舌片が長くなるに従って変形量が大きくなる
このボビンユニットを複数組合わせてコイルボビンを作
ると、弧状舌片の先端部がコイルボビンの内周面から突
出する。
そのため、内側に鉄心を配置してコイルボビンを回転す
る時に舌片の先端部が鉄心に引っ掛り、円滑な回転がで
きず、コイルが整然と巻がれないぼがりでなく、コイル
ボビンや鉄心が損傷するなどの難点を有している。
本考案の目的は、このような難点を有効に解消し、コイ
ルが整然と巻回で゛き、しかも磁気的絶縁効果の確実な
トランス用コイルボビンを提供するにある。
この目的を遠戚するため、本考案は、ボビンユニットの
一方の側端に、ボビンユニットと同じ方向に湾曲しボビ
ンユニットより肉薄の弧状舌片を一体に突設して、該弧
状舌片の先端部内周側に切欠部を設は先端部外周側を尖
らせて保合尖端を形成し、さらにボビンユニットの他方
の側端内側に、隣接するボビンユニツ1への弧状舌片が
内方がら重なり合う弧状四部を設け、該弧状凹部の弧状
舌片における係合尖端と対応する部分に係合溝を形成し
、複数のボビン・ユニットを組合わせて、ボビンユニッ
トの弧状舌片を隣接するボビンユニットの弧7状凹部に
重ね合わすとともに、弧状舌片の保合尖端を弧状凹部の
係合溝に嵌入して係合したことを特徴とする。
以−ド、本考案の実施例を第4図ないし第12図ととも
に説明する。
コイルボビン11は円筒状をしており、これは2個のボ
ビンユニツl−12Aと12Bの組合わせによって構成
され、ボビンユニット12A、12Bはポリブチレンチ
レフタレ−1−などの合成樹脂で射出成形される。
各ボビンユニッ) 12 A、12 Bは弧状に湾曲さ
れた周壁13A、13Bを有し、周壁13A、13Bの
両端にはそれぞれ半環状のつば部14A、14Bが一体
に突設されている。
つば部14A、14Bの内側には、所定の間隔をおいて
半環状の規制壁15A、15Bがつば部14A、15B
と平行に延びている。
ボビンユニット12Aの上側の側端ならびにボビンユニ
ツl−12Bの下側の側端には、それぞれ弧状舌片16
,16が一体に形成されている。
舌片16はボビンユニツ)12A、12Bの内周面と面
一になって同じ方向に湾曲しており、周壁13A、13
Bより肉薄になっている。
この弧状舌片16は、ボビンユニツ)12A、12Bの
軸方向のほば゛全長にわたって設けられている。
第10図に示すように、弧状舌片16の先端部内周側に
テーパ状の切欠部17を設け、先端部外周側を尖らせて
係合尖端18が形成しである。
ボビンユニツl−12Aの下側の側端ならびにボビンユ
ニツ)12Bの上側の側端には、隣接するボビンユニツ
l−12B、12Aの弧状舌片16,16が゛内方から
重なり合う弧状四部19.19がそれぞれ設けられてい
る。
弧状四部19の内周面は弧状舌片16の外周面と同に曲
率半径を有しており、ボビンユニット12A、12Bの
軸方向のほぼ全長にわたって形成されている。
また弧状四部19には、隣接する弧状舌片16の係合尖
端18と対応する部分に三角溝からなる係合溝20が設
けられている。
なお、弧状舌片16の厚さと弧状凹部19の深さは、同
寸かもしくは弧状凹部19の方が若干深く設計されてい
る。
第9図に示すように、ボビンユニット12Aにおけるつ
ば部14Aの下側接合端面ならびにボビンユニツ)12
Bにおけるつば部14Bの上側接合端面には、それぞれ
つば部14A、14Bの径方向に延びた突条21が形成
されている。
またボビンユニット12Aにおけるつば部14Aの上側
接合端面ならびにボビンユニツ)12Bにおけるつば部
14Bの下側接合端面には、それぞれつば部14A、1
4Bの径方向に延びた切り欠き状の嵌入部22が形成さ
れている。
ボビンユニツ)12Aと12Bを組合わすと、ボビンユ
ニツH2A(12B)の弧状舌片16は隣接するボビン
ユニツH2B(12A)の弧状凹部19に内側から重な
り合い、弧状舌片16の係合尖端18は係合溝20に嵌
入する。
またこの組合せにより第11図に示すように、つば部1
4 A(14B)の突条21は隣接するつば部14B(
14A)の嵌入部22に嵌り込んで、円筒状のコイルボ
ビン11が構成され、つば部14A、14B及び規制壁
15 A、15 Bは互に接合されて連続した環状にな
る。
この実施例のように、弧状舌片16と弧状凹部19の重
ね合わせと、つば部14A、14Bにおける突条21と
嵌入部22の嵌合とを組合わせれば、絶縁効果がより確
実である。
前述したように、ボビンユニット12A、12Bを射出
成形して金型から取り出すと、弧状舌片16の先端部は
内側に若干型れたように変形している。
これを第10図に示すように隣接するボビンユニツ)1
2Bの係合溝20に嵌入すると、弧状舌片16の先端部
は係合溝20の内側面の案内により、矢印で示す如く弧
状舌片16の先端部が外側に押しやられて変形の修正が
行なわれる。
そして係合尖端18が係合溝20に嵌り込んで、保合尖
端18が隣接するボビンユニツ)12Bの内周面より内
側に突出することが防止され、保合尖端゛18はその復
元力により係合溝20の内側面に弾接して、ボビンユニ
ット12A、12Bが互に仮止めされる。
第12図は、鉄心23の外周にコイルボビン11を配設
して、コイルボビン11にコイル24を巻装する状態を
示す。
鉄心23は、両端が先細り状の帯状磁性体を巻いて断面
形状がほぼ円形になったものである。
鉄心23の外周で組合わせられたコイルボビン11は第
5図に示すように、ボビンユニット12Aと12Bの接
合部が電気絶縁性の粘着テープ25でさらに確実に連結
される。
コイル24の先端部26は、つば部12 A、12 B
と規制壁15A、15Bの間に形成されたコイル端巻付
溝27の一方側に数回巻付けられ、その後規制壁r15
A、15Bに形成されている挿通溝28を通してコイル
先端部26を内側に導く。
コイルボビン11のつば部12A、12Bには、ゴムな
どの弾性ロールあるいは歯車などからなる駆動回転体2
9’A、29 B 、29 Cが圧接される。
駆動回1転体29A〜29Cが歯車の場合には、つば部
12A、12 Bの外周面に予め歯車と噛み合う凹凸を
形成しておくとよい。
駆動回転体29A〜29Cによって挾持されたコイルボ
ビン11は、鉄心23を中心にして弧状舌片16の突出
方向と同じ方向に回転され、それによってコイル24は
順次コイルボビン11の周壁13A、13Bに巻取られ
る。
コイル24の終端は挿通溝28を通ってコイルボビン1
1の端部に配線され、その後は常法に従ってトランスを
組立てる。
第4図及び第6図において、30はコイルボビン11の
回転数を検知するための検知用凹部、31はコイル24
の端部がコイル端巻付溝27から外に出ないようにする
ための爪である。
本考案は前述のような構成になっており、弧状舌片と弧
状凹部を設けることにより、ボビンユニットの接合部に
おける磁気的絶縁距離を可及的に長くすることができる
また弧状舌片の先端部内周側に切欠部を設けることによ
り、弧状舌片の先端部が内側に垂れて突出する寸法が短
くなす、シかもボビンユニットを組合わせた時には、係
合尖端が係合溝に嵌入されているため、コイルボビンの
回転には何んら支障をきたすことがなく、回転がスムー
ズでコイルがムラなく整然と巻装されるなどの諸種の利
点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来のトランス用コイルボビンを
説明するための略図、第4図ないし、第11図は本考案
に係るトランス用コイルボビンを示すもので、第4図及
び第5図はコイルボビンの側面図及び平面図、第6図、
第7図、第8図はボビンユニットの正面図、平面図、底
面図、第9図はボビンユニットが組合わさる状態を示す
一部を断面にした側面図、第10図は弧状舌片と弧状凹
部の嵌合状態を示す拡大断面図、第11図は第4図X−
X線上の拡大断面図、第12図は本考案に係るコイルボ
ビンにコイルを同衾する状態を示す一部を断面にした側
面図である。 11・・・・・・コイルボビン、12 A、12 B・
・・・・・ボビンユニツ)、14 A、14 B・・・
・・・つば部、16・・・・・・弧状舌片、17・・・
・・・切欠部、18・・・・・・係合尖端、19・・・
・・・弧状凹部、20・・・・・・係合溝、21・・・
・・・突条、22・・・・・・嵌入部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)断面弧状のボビンユニットを複数組合わせてなる
    円筒状のトランス用コイルボビンにおいて、前記ボビン
    ユニットの一方の側端に、該ボビンユニットと同じ方向
    に湾曲しボビンユニットより肉薄の弧状舌片を一体に突
    設して、該弧状舌片の先端部内周側に切欠部を設は先端
    部外周側を尖らせて保合尖端を形成し、さらにボビンユ
    ニットの他方の側端内側に、隣接するボビンユニットの
    弧状舌片が内方から重なり合う弧状凹部を設け、該弧状
    凹部の弧状舌片における係合尖端と対応する部分に保合
    溝を形威し、複数のボビンユニットを組合わせて、ボビ
    ンユニットの弧状舌片を隣接するボビンユニットの弧状
    凹部に重ね合わすとともに、弧状舌片の保合尖端を弧状
    凹部の係合溝に嵌入・係合したことを特徴とするトラン
    ス用コイルボビン。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲第1項において、前記ボ
    ビンユニットの弧状舌片および弧状凹部が、ボビンユニ
    ットの軸方向のほぼ全長に設けられていることを特徴と
    するトランス用コイルボビン。
  3. (3)実用新案登録請求の範囲第1項において、前記ボ
    ビンユニットの両端にそれぞれつば部を設け、該つば部
    の一方側の接合端面につば部の径方向に延びた突条を形
    成して、つば部の他方側の接合端面につば部の径方向に
    延びた嵌入部を形成し、複数のボビンユニットを組合わ
    せて、ボビンユニットにおけるつば部の突条を隣接する
    ボビンユニットのつば部の嵌入部に嵌め込んでつば部ど
    うしを接合したことを特徴とするトランス用コイルボビ
    ン。
JP2367079U 1979-02-27 1979-02-27 トランス用コイルボビン Expired JPS5812426Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2367079U JPS5812426Y2 (ja) 1979-02-27 1979-02-27 トランス用コイルボビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2367079U JPS5812426Y2 (ja) 1979-02-27 1979-02-27 トランス用コイルボビン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55124829U JPS55124829U (ja) 1980-09-04
JPS5812426Y2 true JPS5812426Y2 (ja) 1983-03-09

Family

ID=28860712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2367079U Expired JPS5812426Y2 (ja) 1979-02-27 1979-02-27 トランス用コイルボビン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5812426Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55124829U (ja) 1980-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6314423Y2 (ja)
US4027831A (en) Spool for thread
JPS5812426Y2 (ja) トランス用コイルボビン
US3442464A (en) Film spool
US4254917A (en) Reel for tape cassette
JP2534846Y2 (ja) テープカセットのテープリール用間隔保持リング
JP2003333788A (ja) 電動機のステータ
US3648944A (en) Reel
US3155338A (en) Camera spool
JPH059655Y2 (ja)
JPS5822308Y2 (ja) テ−プリ−ル
JPS6214657Y2 (ja)
WO2023224060A1 (ja) ステータ
JPH0351940Y2 (ja)
JP3639573B2 (ja) 巻取用ボビン
JPH0541124U (ja) インダクタンス部品用円筒巻枠
JP2002153189A (ja) 釣糸用スプール
JPH0237192Y2 (ja)
JPH0341447Y2 (ja)
JPH01127227U (ja)
JPH0766753B2 (ja) 偏向コイル
JPS6210976Y2 (ja)
JPS5932092Y2 (ja) ノイズフイルタ−
JPH0227548Y2 (ja)
JPH0447832Y2 (ja)