JPS58124015A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明会よ主、とじて低質燃料油を使用するディーゼル
エンジンＯ冷却装置に関する。

一般に低質燃料油には触媒用のバナジウムが含まれてい
る。ところがバナジウムが含まれている）とバナジウム
が化学反応を起こしてシート部表面に化学合成物が生じ
る。このような化学合成物がシート部表面に生じると、
排気弁着座時に排気弁とシート部の間に隙間ができてし
まい、排気弁の開閉機能に障害が生じるばか夛か、シー
ト部が破損するおそれもあった。

本発明は上記のような不具合を防止するものであり、従
来の冷却装置に簡単な改良を加えるだけで、排気弁用シ
ート部を効率良く冷却できるようにすることを目的とし
ている。以下図面に基づいて本発明を説明する。

冷却装置の配管系統図である第１図におＡて、１はディ
ーゼルエンジンのシリンダブロック、２は各気筒毎に配
置されたシリンダヘッドであり、各シリンダヘッド２に
はそれぞれ１対の排気弁箱３が備えられている。５は清
水タンク、６は清水冷却器であυ、清水冷却器６の出口
管７は冷却水ポンプ８に接続され、冷却水ポンプ８の出
口管９は冷却水分配管ＩＯに接続され、冷却水分配管１
０□　はシリンダブロック１内の冷却水通路に接続され
ている。シリンダブロック１の冷却水通路は各シリンダ
ヘッド２の冷却水通路に連通している。排気弁箱３内の
冷却水通路（第２図のシート部冷却用通路１５等）はシ
リンダヘッド２内の冷却水通路に連通している。清水タ
ンク５の出口部はバルブ１１及び冷却水吸入管１２を介
して出口管７の途中部分に接続されている。

シリンダヘッド２にはそれぞれシリンダヘッド冷却水出
口管１６が備えられ、排気弁箱３にはそれぞれ排気弁箱
冷却水出口管１７が備えられ、上記肉量１］管１６．１
７は別々の集合管１８．１９に接続されている。即ち集
合管としては大径のエンジン冷却水出口集合管１８と、
小径の排気弁箱冷却水出口集合管１９とを備えて詔シ、
排気弁箱冷却水出口集合９１９には排気弁箱冷却水出口
管１７が接続され、エンジン冷却水出口集合管１８には
シリンダヘッド冷却水出口管１６が接続されている。

エンジン冷却水出口集合管１８の下流側（＠１図の右側
）端部にはオリフィス２０（絞υ機構）空接続されてお
多、オリフィス２０の負圧下流側出口ベンド管２１は上
下に枝管２１ｍ　、　２１ｂを−え。

上側の出口用枝管２１１はエアベンド管２２を介して清
水タンク５に接続され、出口ベンド管２１の第１固有端
出口部は戻り管２３及び自動温調弁２４を介して清水冷
却器６に接続され、下側の入口用枝管２１ｂは排気弁箱
冷却水出口集合管１９の下流側端部に接続されている。

従って排気弁箱冷却水出口集合管１９の下流側端部はオ
リフィス２０の負圧下流側に接続されていることＫなる
。各集合管１８．１９の上流側端部（第１図の左端部）
はフランジ蓋２６．２７によって閉鎖されている。

２５はバイパス管であって、自動温調弁２４のバイパス
出口と出口管７０途中部分とを連通している。

＠２図は排気弁箱の縦断面を示し、この１１１２図にお
いて、排気弁用シート部３０には環状のシート部冷却用
通路１５が形成されて怠）、この冷却用通路１５の＠２
図の左端入口部には、排気弁棒３２に略平行なＶ６１き
多孔３３が連通し、第１き多孔３３０上端部は入口孔３
６を介してシリンダヘッド２内の冷却水通路に連通して
いる。冷却用通路１５０ｇ６２図の右端出口部には、排
気弁棒３２に略平行な第２き多孔３４が連通し、８ｇ２
き多孔３４の上端部は環状Ｏ弁棒冷却用ギヤラリ−３５
に連通し、ギャラ９−３５（Ｄ上端部は出口孔“３７を
介して排気弁箱冷却水出口Ｗｌ　７に接続されている。

１４３図は要部（第１図のＡ部分）の詳細拡大図であり
、この第３図において、オリフィス２０としては、円板
状の金属製板材２０１に小孔４０を形成したものを使用
しており、板材２０ｍは出口ベンド管２１の入ロフツン
ジ４１とエンジン冷却水出口集合管１８の下流側出口フ
ランジ４２０間に挟着されている。４３は温度スイッチ
座である。なＳ出口ベンド１２１は第３図の右端部分が
第３図０紙面の表側へ９００折れ曲がっているか右側へ
直線的に出ている。

次に冷却水Ｏ流れＫついて説明する。冷却水系ンプ８か
ら吐出される冷却水は、ポンプ出口管９及び分配管１０
を通ってシリンダブロックｌ内の冷却水通路に供給され
、シリンダブロック１内でシリンダヘッド等を冷却し、
しかる後にシリンダヘッド２内の冷却水通路に供給され
る。シリンダヘッド２内に供給された冷却水の一部は、
排気弁箱３のシート部冷却用通路１５（８２図）に送ら
れてシート部３０を冷却した後、排気弁箱冷却水出口管
１フを通って排気弁箱冷却水出口集合管１９に至る。一
方シリンダヘッド２内に供給された冷却水の残夛の部分
は、排気通路等を冷却した後、シリンダヘッド冷却水出
口管１６を通ってエンジン冷却水出口集合ｖ１８に至る
。エンジン冷却水出口集合管１８の使用後り冷却水はオ
リフィスｌ。

出口ベンド管２１及び戻り管２３等を通って清水冷却器
６に至る。一方排気弁箱冷却水出口集合管１９の使用後
の冷却水は、入口用枝管２１ｂを通ってオリフィス２０
の負圧下流側に流入し、戻）管２３を通って清水冷却器
６に至る。また出口用枝管２１＠からは蒸気が抜かれ、
この蒸気はエアベンド管２２を通って清水タンク５へ至
る。

なお清水冷却器６内で冷やされた冷却水は冷却水ポンプ
８によって吸引され、また冷却水の不足分は清水タンク
５から吸入管１２を介して冷却水ポンプ８に吸引される
。

このような冷却水の流れＫｍいて、エンジン冷却水出口
集合管１８内の冷却水の流量はオリフィス２０によって
大幅に制限され、一方排気弁箱冷却水出口集合管１９内
の冷却水は、オリフィス２０の下流側の負圧によって勢
いよく出口ペンド管２１Ｋｆｆｉれ込むようＫなυ、レ
シート冷却用通路１５（第２図）の冷却水流量が増大す
る。

以上説明したように本発明は、シリンダヘッド冷却水出
口管１６に接続されるエンジン冷却水出口集合管１８と
、排気弁箱冷却水出口管１７に接続される排気弁箱冷却
水出口集合管１９とを備え、排気弁箱３内のシート部冷
却用通路１５を排気弁箱冷却水出口管１７に連通させ、
エンジン冷却水出［１寮合＠１８の下流側部分にオリフ
ィス（絞シ機構）２０を設け、オリフィス２０の負圧下
流側に排気弁箱冷却水出口集合管１９の下流側部分を接
続しているので、シート部冷却用通路１５ｔ−流れる冷
却水の流量が増大し、排気弁用シート部３゜が効率良く
冷却される。特にバナジウムを含む低質燃料油を使用す
るディーゼルエンジンでは、シート部３０とバナジウム
の化学反応を防止することができ、排気弁及び弁シート
部３ｏを長期間良好に使用することができる。勿論バナ
ジウムを含まない燃料油を使用するエンジンであっても
、排気弁及びシート部の寿命を延ばすことができる。

また従来のエンジンは、出口集合管としてエンジン冷却
水出口集合管１８のみを備え、排気弁箱冷却水出口管１
７を上記集合管１８に接続する構造であるが、本発明は
従来構造のエンジンに、排気弁箱冷却水出口集合管１９
、オリフィス２ｏ及び出口ベンド管２１を付は加えるだ
けでよいので、従来エンジンに大幅な改造を加えること
なく、簡単に製造できる。

なお本発明θ絞シ機構としては、絞夛弁等を採用するこ
ともできる。

【図面の簡単な説明】

＠１図は本発明による冷却装置の配管系統図、第２図は
排気弁箱の縦断面拡大図、第３図は第１図のＡ部分の拡
大正面図である。３・・・排気弁箱、１５・−・シート
部冷却用−路、１６・・・シリンダヘッド冷却水出口管
、１７・・・排気弁箱冷却水出口管。 １８・・・エンジン冷却水出口集合管、１９−・・排気
弁箱冷却水出口集合管、２０・・・オリフィス（絞）機
構の一例）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シリンダヘッド冷却水出口管に接続されるエンジン冷却
   水出口集合管と、排気弁箱冷却水出口管に接続される（
   ノド気弁箱冷却水出口集合管とを備え、排気弁箱内のシ
   ー）部冷却用通路を排気弁箱冷却水出口管に連通させ、
   エンジン冷却水出口集合管の下流側に絞り機構を設け、
   排気弁箱冷却水出口集合管の下流側部分を絞り機構の負
   圧下流側に接続したことを特徴とするエンジンの冷却装
   置