JPS5812351B2 - 有機化合物の電解還元用窒化チタン電極 - Google Patents
有機化合物の電解還元用窒化チタン電極Info
- Publication number
- JPS5812351B2 JPS5812351B2 JP55038992A JP3899280A JPS5812351B2 JP S5812351 B2 JPS5812351 B2 JP S5812351B2 JP 55038992 A JP55038992 A JP 55038992A JP 3899280 A JP3899280 A JP 3899280A JP S5812351 B2 JPS5812351 B2 JP S5812351B2
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- Japan
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- titanium nitride
- electrolytic reduction
- electrode
- organic compounds
- hydrogen generation
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、水素発生電圧が高く、また環境汚染などの
公害が発生する恐れがなく、すぐれた電流効率を示す電
解還元用窒化チタン電極に関するものである。
公害が発生する恐れがなく、すぐれた電流効率を示す電
解還元用窒化チタン電極に関するものである。
従来、有機化合物の電解還元反応、例えばオレフインや
カルボニル基、ニトロ基などを有する有機化合物の電解
還元反応には、水素発生電圧の高い、例えばカドミウム
、鉛、水銀などが電解還元用電極(陰極)として使用さ
れている。
カルボニル基、ニトロ基などを有する有機化合物の電解
還元反応には、水素発生電圧の高い、例えばカドミウム
、鉛、水銀などが電解還元用電極(陰極)として使用さ
れている。
なお、2規定硫酸中(pH=0.4)でのカドミウム、
鉛および水銀の水素発生電圧はそれぞれ飽和甘こう電極
に対して、−0.52V,−0.64Vおよび−0.8
1Vである。
鉛および水銀の水素発生電圧はそれぞれ飽和甘こう電極
に対して、−0.52V,−0.64Vおよび−0.8
1Vである。
しかしながらカドミウム、鉛、水銀などを有機化合物の
電解還元用電極として使用した場合は、電解廃液の処理
に大きな問題点があり、環境汚染などの公害が発生し易
いだけでなく、電解還元反応における電流効率も低いと
いう欠点がある。
電解還元用電極として使用した場合は、電解廃液の処理
に大きな問題点があり、環境汚染などの公害が発生し易
いだけでなく、電解還元反応における電流効率も低いと
いう欠点がある。
例えば従来最も高い水素発生電圧を示す水銀を電解還元
用電極として使用し、マレイン酸ジメチルの電解還元反
応を行なった場合の電流効率は、31%と低い〔ザ・ジ
ャーナル、オブ、オーガニツク、ケミストリー、第39
巻、第2819頁(1974))また、「電気化学およ
び工業物理化学」誌〔第44巻、第477頁(1976
)、電気化学協会発行〕には、窒化チタンの単結晶(直
径60〜200μ、長さ1.2〜3.6mm)を電極と
して使用し、水素発生電圧を測定した実験結果が報告さ
れている。
用電極として使用し、マレイン酸ジメチルの電解還元反
応を行なった場合の電流効率は、31%と低い〔ザ・ジ
ャーナル、オブ、オーガニツク、ケミストリー、第39
巻、第2819頁(1974))また、「電気化学およ
び工業物理化学」誌〔第44巻、第477頁(1976
)、電気化学協会発行〕には、窒化チタンの単結晶(直
径60〜200μ、長さ1.2〜3.6mm)を電極と
して使用し、水素発生電圧を測定した実験結果が報告さ
れている。
しかしながら窒化チタンの単結晶での水素発生電圧は、
2規定硫酸中で、砲和甘こう電極に対して、わずか−0
.2■であり、この値は水素発生電圧の最も低い白金の
水素発生電圧程度であるため窒化チタンの単結晶ではと
ても有機化合物の電解還元用電極として使用できない。
2規定硫酸中で、砲和甘こう電極に対して、わずか−0
.2■であり、この値は水素発生電圧の最も低い白金の
水素発生電圧程度であるため窒化チタンの単結晶ではと
ても有機化合物の電解還元用電極として使用できない。
この発明者らは、前記欠点を解決するために、水素発生
電圧が高く、また環境汚染などの公害が発生する恐れが
なく、さらには高い電流効率を示す有機化合物の電解還
元用電極を開発することを目的とじて鋭意研究を行なっ
た結果、この発明に到達した。
電圧が高く、また環境汚染などの公害が発生する恐れが
なく、さらには高い電流効率を示す有機化合物の電解還
元用電極を開発することを目的とじて鋭意研究を行なっ
た結果、この発明に到達した。
この発明は、平均粒径が1μ以下で、比表面積が1m2
/g以上の窒化チタンの微粉末を真密度の80%以上に
なるように成形、焼結して成る有機化合物の電解還元用
窒化チタン電極に関するものである。
/g以上の窒化チタンの微粉末を真密度の80%以上に
なるように成形、焼結して成る有機化合物の電解還元用
窒化チタン電極に関するものである。
この発明において、比表面積(rrilZg)は、窒素
ガス吸着法によるB.E.T法に従う。
ガス吸着法によるB.E.T法に従う。
この発明の有機化合物の電解還元用窒化チタン電極は、
前記窒化チタンの微粉末を成形、焼結して成るものであ
るため、カドミウム、鉛、水銀などを有機化合物の電解
還元用電極として使用した場合のように、電解廃液によ
る環境汚染などの公害が発生する恐れがなく、また、電
流効率、例えばマレイン酸ジメチルの電解還元反応に使
用した場合の電流効率も39.7%(後記実施例1)と
従来最も高い水銀の31%よりもはるかに高く、さらに
は水素発生電圧も窒化チタンの単結晶、カドミウム、鉛
などよりもはるかに高いという従来の電解還元用電極か
らは予測できない大きな特長がある。
前記窒化チタンの微粉末を成形、焼結して成るものであ
るため、カドミウム、鉛、水銀などを有機化合物の電解
還元用電極として使用した場合のように、電解廃液によ
る環境汚染などの公害が発生する恐れがなく、また、電
流効率、例えばマレイン酸ジメチルの電解還元反応に使
用した場合の電流効率も39.7%(後記実施例1)と
従来最も高い水銀の31%よりもはるかに高く、さらに
は水素発生電圧も窒化チタンの単結晶、カドミウム、鉛
などよりもはるかに高いという従来の電解還元用電極か
らは予測できない大きな特長がある。
この発明において、平均粒径が1μ以下で、比表面積が
1m2/g以上の窒化チタンの微粉末は、従来公知の方
法、例えば液体アンモニアと四塩化チタンを液相で反応
させ、生成物を窒素またはアンモニア雰囲気中で加熱分
解する方法(特開昭54−145400号公報参照)、
四塩化チタンとアンモニア、アンモニアと水素との混合
ガス、窒素と水素との混合ガスなどとを気相で反応させ
る方法〔窯業協会誌、第83巻、第9号、第453〜4
59頁(1975)参照〕などによって容易に合成する
ことができる。
1m2/g以上の窒化チタンの微粉末は、従来公知の方
法、例えば液体アンモニアと四塩化チタンを液相で反応
させ、生成物を窒素またはアンモニア雰囲気中で加熱分
解する方法(特開昭54−145400号公報参照)、
四塩化チタンとアンモニア、アンモニアと水素との混合
ガス、窒素と水素との混合ガスなどとを気相で反応させ
る方法〔窯業協会誌、第83巻、第9号、第453〜4
59頁(1975)参照〕などによって容易に合成する
ことができる。
この発明で使用する窒化チタンの微粉末は、その平均粒
径が1μ以下、好ましくは0.5μ以下でかつ、比表面
積が1m/g以上、好ましくは2ra’/g以上のもの
である。
径が1μ以下、好ましくは0.5μ以下でかつ、比表面
積が1m/g以上、好ましくは2ra’/g以上のもの
である。
平均粒径が大きすぎたり、比表面積が小さすぎたりする
ものは、成形できないかあるいは成形できても脆い成形
物しか得られず、目的とする電解還元用窒化チタン電極
を形成させることができないので不適当である。
ものは、成形できないかあるいは成形できても脆い成形
物しか得られず、目的とする電解還元用窒化チタン電極
を形成させることができないので不適当である。
この発明において、窒化チタンの微粉末の成形、焼結は
、成形と同時に焼結しても、また成形した後焼結しても
よい。
、成形と同時に焼結しても、また成形した後焼結しても
よい。
成形と同時に焼結する場合は、100〜500ky/f
fl、好ましくは150〜4 5 0ky/iの圧力で
、1000〜2000℃、好ましくは1500〜180
0’Cの温度で加熱圧縮成形するのがよい,その際の時
間は15分〜2時間、好ましくは20分〜1時間が適当
である。
fl、好ましくは150〜4 5 0ky/iの圧力で
、1000〜2000℃、好ましくは1500〜180
0’Cの温度で加熱圧縮成形するのがよい,その際の時
間は15分〜2時間、好ましくは20分〜1時間が適当
である。
加熱圧縮成形することによって、目的とする電解還元用
窒化チタン電極が得られる。
窒化チタン電極が得られる。
このようにして得られた有機化合物の電解還元用窒化チ
タン電極は、その表面が均一で、緻密な窒化チタン層に
なっている。
タン電極は、その表面が均一で、緻密な窒化チタン層に
なっている。
加熱圧縮成形する際の圧力および温度が低すぎると、焼
結が不十分になり、機械的強度が低く、均一で緻密な窒
化チタン層を形成させることができず、また、有機化合
物の電解還元用電極としては水素発生電圧の低いものに
なり易い。
結が不十分になり、機械的強度が低く、均一で緻密な窒
化チタン層を形成させることができず、また、有機化合
物の電解還元用電極としては水素発生電圧の低いものに
なり易い。
また、圧力および温度を必要以上に高くするのは、経済
的でなく、圧力が高すぎると亀裂ができ易いので、加熱
圧縮成形する際の圧力および温度は前記範囲が適当であ
る。
的でなく、圧力が高すぎると亀裂ができ易いので、加熱
圧縮成形する際の圧力および温度は前記範囲が適当であ
る。
また、成形した後焼結する場合は、500k2/ti以
上、好ましくは1000〜5000kg/dの圧力で圧
縮成形した後、成形物を1500〜20000C好まし
くは1700〜1900℃で、不活性ガス、例えば窒素
、アンモニア、ヘリウム、アルゴンなどの雰囲気下にあ
るいは10−3トリチェリー以下の真空中で焼成するの
がよい。
上、好ましくは1000〜5000kg/dの圧力で圧
縮成形した後、成形物を1500〜20000C好まし
くは1700〜1900℃で、不活性ガス、例えば窒素
、アンモニア、ヘリウム、アルゴンなどの雰囲気下にあ
るいは10−3トリチェリー以下の真空中で焼成するの
がよい。
圧縮成形する際の圧力が低すぎると、得られる成形物の
機械的強度が低く、焼成しても表面が均一で、緻密な窒
化チタン層になっている水素発生電圧の高い電解還元用
窒化チタン電極を得ることができないことがある。
機械的強度が低く、焼成しても表面が均一で、緻密な窒
化チタン層になっている水素発生電圧の高い電解還元用
窒化チタン電極を得ることができないことがある。
また、圧力が高すぎると成形物に亀裂が生じやすくなる
ので、圧縮成形する際の圧力は前記範囲が適当である。
ので、圧縮成形する際の圧力は前記範囲が適当である。
また成形物を焼成する際の温度が低すぎると、十分に焼
結させることができず、また、温度を必要以上に高くし
ても高くしたことによる利点はないので成形物を焼成す
る際の温度は前記範囲が適当である。
結させることができず、また、温度を必要以上に高くし
ても高くしたことによる利点はないので成形物を焼成す
る際の温度は前記範囲が適当である。
焼成する際の時間は2〜10時間、好ましくは5〜10
時間が適当である。
時間が適当である。
この発明において、窒化チタンの微粉末の成形、焼結は
、前記したように、成形と同時に焼結しても、また成形
した後焼結してもよく、前記条件下で成形、焼結するこ
とによって目的とする電解還元用窒化チタン電極が得ら
れるが、得られた窒化チタン電極は、 密度が、窒化チ
タン、あるいは窒化チタンと焼結助剤との混合物の真密
度の80%以上,好ましくは85%以上になっているも
のがよい。
、前記したように、成形と同時に焼結しても、また成形
した後焼結してもよく、前記条件下で成形、焼結するこ
とによって目的とする電解還元用窒化チタン電極が得ら
れるが、得られた窒化チタン電極は、 密度が、窒化チ
タン、あるいは窒化チタンと焼結助剤との混合物の真密
度の80%以上,好ましくは85%以上になっているも
のがよい。
密度が前記以上のものは、その表面が均一で、緻密な窒
化チタン層になっており、水素発生電圧が非常に高く、
また、有機化合物の電解還元反応に使用した場合の電流
効率も高い。
化チタン層になっており、水素発生電圧が非常に高く、
また、有機化合物の電解還元反応に使用した場合の電流
効率も高い。
この発明の有機化合物の電解還元用窒化チタン電極は、
平均粒径が1μ以下で、比表面積が1m2/g以上の窒
化チタンの微粉末を真密度80%以上になるように成形
、焼結して成るものであるが、成形時に焼結助剤として
金属酸化物、例えば二酸化チタン、酸化アルミニュムな
どを加えて成形、焼結して成るものであってもよい。
平均粒径が1μ以下で、比表面積が1m2/g以上の窒
化チタンの微粉末を真密度80%以上になるように成形
、焼結して成るものであるが、成形時に焼結助剤として
金属酸化物、例えば二酸化チタン、酸化アルミニュムな
どを加えて成形、焼結して成るものであってもよい。
焼結助剤として金属酸化物を加える場合は、20重量%
以下の量におさえるのが適当である。
以下の量におさえるのが適当である。
金属酸化物の添加量があまり多くなると、水素発生電圧
が低下してくるので好ましくない。
が低下してくるので好ましくない。
また、焼結助剤として、例エハニッケル、コバルト、チ
タン、鉄などの金属粉末を加えて成るものは、水素発生
電圧が極度に低いので金属は加えない方がよい。
タン、鉄などの金属粉末を加えて成るものは、水素発生
電圧が極度に低いので金属は加えない方がよい。
この発明において、有機化合物の電解還元用窒化チタン
電極の大きさおよび形状は特に制限されることなく、目
的に応じて適宜の大きさおよび形状にするのがよい。
電極の大きさおよび形状は特に制限されることなく、目
的に応じて適宜の大きさおよび形状にするのがよい。
次に実施例および比較例を示す。
実施例において、陰極としての性能を調べるための水素
発生電圧の測定は、常法に従い、pHが0.4〜14の
各緩衝溶液を入れたH型の電解槽に試験電極(直径1.
3cm、厚さ2mm)と白金対極(たて2cm、よこ2
cm、厚さ2mm)を入れて電解系を組みたて、参照電
極として飽和甘こう電極を用いて行なった。
発生電圧の測定は、常法に従い、pHが0.4〜14の
各緩衝溶液を入れたH型の電解槽に試験電極(直径1.
3cm、厚さ2mm)と白金対極(たて2cm、よこ2
cm、厚さ2mm)を入れて電解系を組みたて、参照電
極として飽和甘こう電極を用いて行なった。
実施例 1
液体アンモニア5001rLlとトルエン100mlと
の混合溶液中に、四塩化チタン100mlとトルエン5
00mlとの混合溶液を加えて−30℃で1時間反応さ
せ、生成した反応生成物をろ別、分離した後、反応生成
物をアンモニア雰囲気中で1000℃で5時間焼成し、
次いで焼成物を窒素雰囲気中で1100’Cで1時間焼
成して、平均粒径が0.13μで、比表面積が8.5m
2/gの窒化チタンの微粉末10gを得た。
の混合溶液中に、四塩化チタン100mlとトルエン5
00mlとの混合溶液を加えて−30℃で1時間反応さ
せ、生成した反応生成物をろ別、分離した後、反応生成
物をアンモニア雰囲気中で1000℃で5時間焼成し、
次いで焼成物を窒素雰囲気中で1100’Cで1時間焼
成して、平均粒径が0.13μで、比表面積が8.5m
2/gの窒化チタンの微粉末10gを得た。
このようにして合成した窒化チタンの微粉末1.43g
を内径1.3cmおよび深さ6crrLのモールドに入
れ、また窒化チタンの微粉末8.41gをたて2 cr
rt.よこ4cfrLおよび深さ6crILのモールド
に入れそれぞれ200kg/crlLの圧力で、160
0℃で30分間加熱圧縮成形して焼結し、直径が1.3
Crt.で、厚さが2mvtの円板状の窒化チタン電極
と、たてが2儒で、よこが4CrrLで、厚さが2mm
の板状の窒化チタン電極とを製造した。
を内径1.3cmおよび深さ6crrLのモールドに入
れ、また窒化チタンの微粉末8.41gをたて2 cr
rt.よこ4cfrLおよび深さ6crILのモールド
に入れそれぞれ200kg/crlLの圧力で、160
0℃で30分間加熱圧縮成形して焼結し、直径が1.3
Crt.で、厚さが2mvtの円板状の窒化チタン電極
と、たてが2儒で、よこが4CrrLで、厚さが2mm
の板状の窒化チタン電極とを製造した。
このようにして製造した窒化チタン電極の密度は、両者
とも窒化チタンの真密度の96.8%で、電極の表面は
均一で、緻密な窒化チタン層になっていた。
とも窒化チタンの真密度の96.8%で、電極の表面は
均一で、緻密な窒化チタン層になっていた。
前記円板状の窒化チタン電極を試験電極として用いて水
素発生電圧を測定した。
素発生電圧を測定した。
窒化チタン電極の水素発生電圧と緩衝溶液のpH値との
関%は第1図の直線aで示すとおりであった。
関%は第1図の直線aで示すとおりであった。
第1図において、たて軸は飽和甘こう電極に対する試験
電極の水素発生電圧(V)で、よこ軸は緩衝溶液のpH
値である。
電極の水素発生電圧(V)で、よこ軸は緩衝溶液のpH
値である。
また、前記板状の窒化チタン電極を使用して次の方法で
マレイン酸ジメチルの電解還元反応によるジカルボキシ
ル化を行なった。
マレイン酸ジメチルの電解還元反応によるジカルボキシ
ル化を行なった。
ガラスフィルターで陰、陽両極室がしきられており、各
室の内容が150TLlで、陰極室に炭酸ガスバブラー
が取りつけられている電解槽を使用し、陰極として前記
板状の窒化チタン電極を、また、陽極として白金電極(
直径4CwL、厚さ2關)を使用し、陰極室に濃度15
゛重量%のパラトルエンスルホン酸テトラエチルアンモ
ニウムのアセトニトリル溶液100771lを入れ、ま
た陽極室にパラトルエンスルホン酸テトラエチルアンモ
ニウムの濃度が15重量%で、臭化テトラエチルアンモ
ニウムの濃度が5重量%のアセトニトリル溶液100m
lを入れた。
室の内容が150TLlで、陰極室に炭酸ガスバブラー
が取りつけられている電解槽を使用し、陰極として前記
板状の窒化チタン電極を、また、陽極として白金電極(
直径4CwL、厚さ2關)を使用し、陰極室に濃度15
゛重量%のパラトルエンスルホン酸テトラエチルアンモ
ニウムのアセトニトリル溶液100771lを入れ、ま
た陽極室にパラトルエンスルホン酸テトラエチルアンモ
ニウムの濃度が15重量%で、臭化テトラエチルアンモ
ニウムの濃度が5重量%のアセトニトリル溶液100m
lを入れた。
次いで通電(電流300mA、槽電圧15v)を開始す
ると同時に濃度22.2重量%のマレイン酸ジメチルの
アセトニトリル溶液を4 r71l/ h rの流量で
陰極室に供給し、20℃で6時間マレイン酵ジメチルの
電解還元反応を行なった。
ると同時に濃度22.2重量%のマレイン酸ジメチルの
アセトニトリル溶液を4 r71l/ h rの流量で
陰極室に供給し、20℃で6時間マレイン酵ジメチルの
電解還元反応を行なった。
なお、通電中炭酸ガスバブラーから100ml/―の流
量で炭酸ガスを陰極液中に吹きこんだ。
量で炭酸ガスを陰極液中に吹きこんだ。
電解還元反応終了後、陰、陽両極液にヨウ化メチル40
0ミリモルをそれぞれ加え、室温で一夜放置した後、陰
、陽両極液中のテトラカルボキシエタンテトラメチルの
生成量をガスクロマトグラフィーで定量した結果、生成
したテトラカルボキシエタンテトラメチルは3.499
(反応率52.1%、収率36.0%)で、電流効率は
39.7%であった。
0ミリモルをそれぞれ加え、室温で一夜放置した後、陰
、陽両極液中のテトラカルボキシエタンテトラメチルの
生成量をガスクロマトグラフィーで定量した結果、生成
したテトラカルボキシエタンテトラメチルは3.499
(反応率52.1%、収率36.0%)で、電流効率は
39.7%であった。
実施例 2
実施例1と同様の窒化チタンの微粉末に焼結助剤として
二酸化チタンの微粉末(平均粒径1.2μ)を20重量
%加えて、実施例1と同様にして直径が1.3crfL
で、厚さが2mmの円板状の窒化チタン電極を製造し、
これを試験電極として水素発生電圧を測定した。
二酸化チタンの微粉末(平均粒径1.2μ)を20重量
%加えて、実施例1と同様にして直径が1.3crfL
で、厚さが2mmの円板状の窒化チタン電極を製造し、
これを試験電極として水素発生電圧を測定した。
水素発生電圧と緩衝溶液のpH値との関%は、第1図の
直線bで示すとおりであった。
直線bで示すとおりであった。
なお、窒化チタン電極の密度は、窒化チタンと二酸化チ
タンの混合物の真密度の97.8%であった。
タンの混合物の真密度の97.8%であった。
比較例 1
陰極として鉛板(たて2cm、よこ4CrIL、厚さ2
朋)を使用したほかは、実施例1と同様にしてマレイン
酸ジメチルの電解還元反応を行なった。
朋)を使用したほかは、実施例1と同様にしてマレイン
酸ジメチルの電解還元反応を行なった。
その結果、生成したテトラカルボキシエタンテトラメチ
ルは2.24.9(反応率31.7%、収率23.1%
)で、電流効率は25.5%であった。
ルは2.24.9(反応率31.7%、収率23.1%
)で、電流効率は25.5%であった。
第1図は、本発明の有機化合物の電解還元用窒化チタン
電極の水素発生電圧と緩衝溶液のpH値との関%を示し
たものであり、たて軸は水素発生電圧で、よこ軸は緩衝
溶液pH値である。 直線a,b・・・・・・本発明の有機化合物の電解還元
用窒化チタン電極。
電極の水素発生電圧と緩衝溶液のpH値との関%を示し
たものであり、たて軸は水素発生電圧で、よこ軸は緩衝
溶液pH値である。 直線a,b・・・・・・本発明の有機化合物の電解還元
用窒化チタン電極。
Claims (1)
- 1 平均粒径が1μ以下で、比表面積が1m2/g以上
の窒化チタンの微粉末を真密度の80%以上になるよう
に成形、焼結して成る有機化合物の電解還元用窒化チタ
ン電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55038992A JPS5812351B2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 | 有機化合物の電解還元用窒化チタン電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55038992A JPS5812351B2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 | 有機化合物の電解還元用窒化チタン電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56136987A JPS56136987A (en) | 1981-10-26 |
JPS5812351B2 true JPS5812351B2 (ja) | 1983-03-08 |
Family
ID=12540624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55038992A Expired JPS5812351B2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 | 有機化合物の電解還元用窒化チタン電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5812351B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5285009A (en) * | 1975-12-31 | 1977-07-15 | Aluminum Co Of America | Electrolytic production of metal |
JPS5379772A (en) * | 1976-12-23 | 1978-07-14 | Diamond Shamrock Techn | Sintered anode |
-
1980
- 1980-03-28 JP JP55038992A patent/JPS5812351B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5285009A (en) * | 1975-12-31 | 1977-07-15 | Aluminum Co Of America | Electrolytic production of metal |
JPS5379772A (en) * | 1976-12-23 | 1978-07-14 | Diamond Shamrock Techn | Sintered anode |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56136987A (en) | 1981-10-26 |
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