JPS5812212Y2 - ピアノの弦押え装置 - Google Patents
ピアノの弦押え装置Info
- Publication number
- JPS5812212Y2 JPS5812212Y2 JP1975079120U JP7912075U JPS5812212Y2 JP S5812212 Y2 JPS5812212 Y2 JP S5812212Y2 JP 1975079120 U JP1975079120 U JP 1975079120U JP 7912075 U JP7912075 U JP 7912075U JP S5812212 Y2 JPS5812212 Y2 JP S5812212Y2
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- JP
- Japan
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- string
- strings
- string presser
- presser
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- Stringed Musical Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はベアリングとチューニングピンとの間に設け
られ弦をベアリングの上面に押付ける弦押え装置に関す
るものである。
られ弦をベアリングの上面に押付ける弦押え装置に関す
るものである。
一般に弦押え装置はカツボ・ダスト・バーやアゲラフ等
種々工夫されているが、これら弦押え装置は、弦の発音
振動に極めて密接に影響を与えるものであり、第1図に
示す如く弦1はフレーム2ノ一端上1ffiF[設gれ
たフレームピン3と、フレーム2の他端上面に配設され
下端がピン板4にねじ込1れているチューニングピン5
との間に張設され、その途中が前記フレーム2の上面に
突設されたベアリング6と響板Iの上面に接着固定され
た駒8で仕切られ、この間で有効発音の振動を起こすの
であって、これ以外の所に張設されている弦、すなわち
駒8からフレームピン31での間するいはベアリング6
とチューニングピン51での間に張設されている弦に振
動が伝わると、前記有効発音の振動を早く減衰させるこ
とになる。
種々工夫されているが、これら弦押え装置は、弦の発音
振動に極めて密接に影響を与えるものであり、第1図に
示す如く弦1はフレーム2ノ一端上1ffiF[設gれ
たフレームピン3と、フレーム2の他端上面に配設され
下端がピン板4にねじ込1れているチューニングピン5
との間に張設され、その途中が前記フレーム2の上面に
突設されたベアリング6と響板Iの上面に接着固定され
た駒8で仕切られ、この間で有効発音の振動を起こすの
であって、これ以外の所に張設されている弦、すなわち
駒8からフレームピン31での間するいはベアリング6
とチューニングピン51での間に張設されている弦に振
動が伝わると、前記有効発音の振動を早く減衰させるこ
とになる。
これを防止するために、駒8には駒ピン11.12を設
けて、弦1を屈曲させて係合させ、弦1の振動の延長を
防ぎ又ベアリング6とチューニングピン5間には弦長力
の保持及び有効弦の境界条件をつけるための弦押え装置
9を施設し、この弦押え装置9で弦1をその上方からベ
アリング6の上面に強く押付けている。
けて、弦1を屈曲させて係合させ、弦1の振動の延長を
防ぎ又ベアリング6とチューニングピン5間には弦長力
の保持及び有効弦の境界条件をつけるための弦押え装置
9を施設し、この弦押え装置9で弦1をその上方からベ
アリング6の上面に強く押付けている。
尚第1図に訃いて10は弦押え装置9をフレーム2上に
取付けるためのねじ、21は支柱である。
取付けるためのねじ、21は支柱である。
ところで、上記した従来の弦押え装置9は第2図イ、口
に拡大して示す如く弦押え本体9aの底面を円弧状に形
成して、その頂点9bにて弦1を16°前後のとじ角(
第2図口)で押圧しているので、弦1と弦押え部9bと
の接触崩積が大きくなり弦1の境界が不明確となり、弦
1を押圧する力が分散してし1う。
に拡大して示す如く弦押え本体9aの底面を円弧状に形
成して、その頂点9bにて弦1を16°前後のとじ角(
第2図口)で押圧しているので、弦1と弦押え部9bと
の接触崩積が大きくなり弦1の境界が不明確となり、弦
1を押圧する力が分散してし1う。
このためベアリングとチューニングピンとの間に生じる
無益な弦振動を防ぎ切れず、この間の発生音が雑音にな
ると共にベアリングと駒間の有効発音の振動を早く減衰
することにもなる等の欠点があった。
無益な弦振動を防ぎ切れず、この間の発生音が雑音にな
ると共にベアリングと駒間の有効発音の振動を早く減衰
することにもなる等の欠点があった。
この考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、特に
弦押え部を断面半円の突起状に形成すると共に、この弦
押え部を階段状に連続して設け、これによりベアリング
とチューニングピン間の無益の弦振動を防止して、無益
の雑音発生を未然に防ぐとともに、前記階段状にするこ
とによりアリコートの作用をもたせ、有効弦から発生す
る高次倍音をベアリングとアリコートの間の共鳴弦で共
鳴させることにより倍音構成を改善させ、特に高音部の
音色に深みをもたせるようにし、更にベアリングと駒間
の弦の有効発音振動を出来るだけ長く持続し得るように
工夫した紋押え装置を提供するにある。
弦押え部を断面半円の突起状に形成すると共に、この弦
押え部を階段状に連続して設け、これによりベアリング
とチューニングピン間の無益の弦振動を防止して、無益
の雑音発生を未然に防ぐとともに、前記階段状にするこ
とによりアリコートの作用をもたせ、有効弦から発生す
る高次倍音をベアリングとアリコートの間の共鳴弦で共
鳴させることにより倍音構成を改善させ、特に高音部の
音色に深みをもたせるようにし、更にベアリングと駒間
の弦の有効発音振動を出来るだけ長く持続し得るように
工夫した紋押え装置を提供するにある。
以下この考案に係る紋押え装置の一実施例を第3図イ、
口に基づいて説明する。
口に基づいて説明する。
なお図中第1図と同一箇所には同一符号を付してその説
明を省略する。
明を省略する。
13は紋押え装置であり、この紋押え装置13は紋押え
本体14及び紋押え部15から構成され前記紋押え本体
14の底面に上面14aと非平行でかつ弦1のこじ角A
と同じ角度(第3図口を有する傾斜面16を設け、この
紋押え本体14に弦1が接触しないように逃げを形成し
ている。
本体14及び紋押え部15から構成され前記紋押え本体
14の底面に上面14aと非平行でかつ弦1のこじ角A
と同じ角度(第3図口を有する傾斜面16を設け、この
紋押え本体14に弦1が接触しないように逃げを形成し
ている。
又前記紋押え部15は第3図口に示すように紋押え本体
14と一体に形成され断面半円の突起状をなしその突起
の幅Wが紋押え本体の幅Wの1/以下(図においては略
’/4 ) vc、設定されているとともに、紋押え本
体14の長手方向の軸芯に対し、交叉する方向、すなわ
ち側端17から側端18に延びる方向に階段状に連続し
て配備され、実際に弦1を押圧する場合、弦1の張弦方
向と対応する如く形成されている。
14と一体に形成され断面半円の突起状をなしその突起
の幅Wが紋押え本体の幅Wの1/以下(図においては略
’/4 ) vc、設定されているとともに、紋押え本
体14の長手方向の軸芯に対し、交叉する方向、すなわ
ち側端17から側端18に延びる方向に階段状に連続し
て配備され、実際に弦1を押圧する場合、弦1の張弦方
向と対応する如く形成されている。
尚同図に釦いて20は紋押え装置13の取付孔であり、
図示しない取付ねじによって第1図と同様フレーム2に
取付けられている。
図示しない取付ねじによって第1図と同様フレーム2に
取付けられている。
このようにこの考案の紋押え装置にあっては、紋押え部
を断面半円の突起状に形成して弦と紋押え部との接触角
度を犬きくしてその接触面積を小さくしたのでこれによ
りベアリングとチューニングピンとの間に発生する無益
な弦振動を抑制して、その止音効果を増大して雑音を防
止すると共に、前記紋押え部を階段状にすることにより
アリコートの作用をもたせ、有効弦から発生する高次倍
音をベアリングと紋押え部の間の共鳴弦に共鳴させるこ
とにより、倍音構成を改善させ特に高音部の音色に一段
と深みをもたせ、さらにベアリングと駒との間の有効発
音の振動を長く持続し得ることができ、伸びのあろ奏音
が得られる等の効果がある。
を断面半円の突起状に形成して弦と紋押え部との接触角
度を犬きくしてその接触面積を小さくしたのでこれによ
りベアリングとチューニングピンとの間に発生する無益
な弦振動を抑制して、その止音効果を増大して雑音を防
止すると共に、前記紋押え部を階段状にすることにより
アリコートの作用をもたせ、有効弦から発生する高次倍
音をベアリングと紋押え部の間の共鳴弦に共鳴させるこ
とにより、倍音構成を改善させ特に高音部の音色に一段
と深みをもたせ、さらにベアリングと駒との間の有効発
音の振動を長く持続し得ることができ、伸びのあろ奏音
が得られる等の効果がある。
又紋押え部を各張弦方向と対応するように形成している
ので、各オクターブ毎の弦をそれら弦に合った位置で押
え付けることができるとともに、紋押え本体の底面に弦
と接触しないように傾斜面を形成したのでより効果的な
止音効果を得ることができろ。
ので、各オクターブ毎の弦をそれら弦に合った位置で押
え付けることができるとともに、紋押え本体の底面に弦
と接触しないように傾斜面を形成したのでより効果的な
止音効果を得ることができろ。
さらに紋押え本体と紋押え部は一体形成されるため、紋
押え部は紋押え本体に強固に固定され、ひいては弦をベ
アリング上面により強固に押付けることができ、上記に
示すような効果を一層助長する。
押え部は紋押え本体に強固に固定され、ひいては弦をベ
アリング上面により強固に押付けることができ、上記に
示すような効果を一層助長する。
iた一体形成のため製造が簡単でピアノのコストダウン
を計ることが出来る等のすぐれた効果を奏する。
を計ることが出来る等のすぐれた効果を奏する。
第1図はピアノの紋押え装置の使用例を示す説明図、第
2図イは従来の紋押し装置の斜視図、第2図口は第2図
イの縦断面図、第3図イはこの考案に係る紋押え装置の
底面図、第3図口は第3図イの縦断面図である。 1・・・弦、2・・・フレーム、4・・・チューニング
ピン、6・・・ベアリング、10・・・ねじ、13・・
・紋押え装置、14・・・紋押え本体、15・・・紋押
え部、16・・・傾斜面、20・・・取付孔。
2図イは従来の紋押し装置の斜視図、第2図口は第2図
イの縦断面図、第3図イはこの考案に係る紋押え装置の
底面図、第3図口は第3図イの縦断面図である。 1・・・弦、2・・・フレーム、4・・・チューニング
ピン、6・・・ベアリング、10・・・ねじ、13・・
・紋押え装置、14・・・紋押え本体、15・・・紋押
え部、16・・・傾斜面、20・・・取付孔。
Claims (1)
- フレーム上にそれぞれ配設されたベアリングとチューニ
ングピンとの間に設けられるとともに複数個のねじによ
って前記フレームに取付けられ、こノ間ノ弦を前記ベア
リングの上面に弦の上方から押付けて、前記ベアリング
とチューニングピン間の弦の振動を抑制する弦押え装置
において、弦押え本体の底面にその幅が弦押え本体の幅
のl/2以下である断面半円状の突起からなる弦押え部
を張弦方向に対応して階段状に連続して一体に設けると
ともに、前記弦押え本体の底面に弦押え本体が弦と接触
しないように弦押え本体の上面上所定角度具なる傾斜面
を設けたことを特徴とするピアノの弦押え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975079120U JPS5812212Y2 (ja) | 1975-06-11 | 1975-06-11 | ピアノの弦押え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975079120U JPS5812212Y2 (ja) | 1975-06-11 | 1975-06-11 | ピアノの弦押え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51159119U JPS51159119U (ja) | 1976-12-17 |
JPS5812212Y2 true JPS5812212Y2 (ja) | 1983-03-08 |
Family
ID=28556643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975079120U Expired JPS5812212Y2 (ja) | 1975-06-11 | 1975-06-11 | ピアノの弦押え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5812212Y2 (ja) |
-
1975
- 1975-06-11 JP JP1975079120U patent/JPS5812212Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51159119U (ja) | 1976-12-17 |
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