JPS5812094B2 - 軽合金鋳造用のシエルモ−ルド鋳型材料及びそれより加熱成型された鋳型 - Google Patents
軽合金鋳造用のシエルモ−ルド鋳型材料及びそれより加熱成型された鋳型Info
- Publication number
- JPS5812094B2 JPS5812094B2 JP3240081A JP3240081A JPS5812094B2 JP S5812094 B2 JPS5812094 B2 JP S5812094B2 JP 3240081 A JP3240081 A JP 3240081A JP 3240081 A JP3240081 A JP 3240081A JP S5812094 B2 JPS5812094 B2 JP S5812094B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- resin
- parts
- weight
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C1/00—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds
- B22C1/16—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents
- B22C1/20—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents
- B22C1/22—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins
- B22C1/2233—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- B22C1/2246—Condensation polymers of aldehydes and ketones
- B22C1/2253—Condensation polymers of aldehydes and ketones with phenols
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mold Materials And Core Materials (AREA)
- Casting Devices For Molds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、軽合金の鋳造用に使用されるシェルモールド
鋳型材料組成物及びそれより加熱成型されてなる鋳型に
関するものである。
鋳型材料組成物及びそれより加熱成型されてなる鋳型に
関するものである。
従来よりシェルモールド法においては、鋳造を目的とす
るため、本質的に耐熱性の高いフェノール樹脂が使用さ
れている。
るため、本質的に耐熱性の高いフェノール樹脂が使用さ
れている。
一般にフェノール樹脂の耐熱性はその熱分解温度が示す
ごとく、400℃〜500℃と高く、他の合成樹脂には
見られないほど鋳造用として有用な熱特性を具備してい
るため広く使用されている。
ごとく、400℃〜500℃と高く、他の合成樹脂には
見られないほど鋳造用として有用な熱特性を具備してい
るため広く使用されている。
しかし、その反面、特にアルミニュウム合金のごとく、
低融点の合金では、その注湯温度は非常に低く、鋳造後
においてさえも、使用された鋳型の温度は、粘結剤の分
解を完了させるまでには達しないために、鋳型の崩壊性
がわるく、砂落としのための後工程作業を著しく低下さ
せているという問題がある。
低融点の合金では、その注湯温度は非常に低く、鋳造後
においてさえも、使用された鋳型の温度は、粘結剤の分
解を完了させるまでには達しないために、鋳型の崩壊性
がわるく、砂落としのための後工程作業を著しく低下さ
せているという問題がある。
いわゆる砂落としについては、「白い砂」にして回収す
ることに当業技術者は全力を傾けてきた。
ることに当業技術者は全力を傾けてきた。
この「白い砂」というのは、砂粒を被覆した樹脂が、注
湯工程による熱あるいは砂焼きの熱を受けて、樹脂が分
解して実質上消失して砂本来の色が出ているような回収
砂のことを言う。
湯工程による熱あるいは砂焼きの熱を受けて、樹脂が分
解して実質上消失して砂本来の色が出ているような回収
砂のことを言う。
つまり、樹脂が炭化して砂粒上に残留していることは崩
壊性がわるいと考えられていたものである。
壊性がわるいと考えられていたものである。
しかしながら、本発明者は研究の結果、「白い砂」にな
らずとも、反対に「黒い砂」こそ、所要とするシェルモ
ールドの崩壊性をいちじるしく高めうるものであること
を見い出した。
らずとも、反対に「黒い砂」こそ、所要とするシェルモ
ールドの崩壊性をいちじるしく高めうるものであること
を見い出した。
ここに「黒い砂」というのは、注湯時に熱を受けること
により、砂粒表面上に炭素質物の層が残留し、視覚観察
によって黒色に見えるような状態で砂が回収できるよう
に特別の人為的手段を加えた砂のことを言う。
により、砂粒表面上に炭素質物の層が残留し、視覚観察
によって黒色に見えるような状態で砂が回収できるよう
に特別の人為的手段を加えた砂のことを言う。
上記の目的を達成するために、本発明においては鋳物砂
100重量部を基準として、フェノール樹脂0.3〜7
重量部を使用したとき、加熱することにより、Brもし
くはBr化合物を分裂するBr含有有機化合物を該樹脂
に加えた組成物を鋳物砂に被覆するものである。
100重量部を基準として、フェノール樹脂0.3〜7
重量部を使用したとき、加熱することにより、Brもし
くはBr化合物を分裂するBr含有有機化合物を該樹脂
に加えた組成物を鋳物砂に被覆するものである。
このようにすると、該被覆砂は、上記のBr含有有機化
合物が注湯時の加熱によって、BrもしくはBr化合物
を分裂し、該BrもしくはBr化合物が、フェノール樹
脂に対して作用し、該樹脂の一部分が炭素質物となり、
シェルモールドの崩壊性をいちじるしく向上させ、従来
のものより大巾に砂落とし作業を容易にならしめるもの
である。
合物が注湯時の加熱によって、BrもしくはBr化合物
を分裂し、該BrもしくはBr化合物が、フェノール樹
脂に対して作用し、該樹脂の一部分が炭素質物となり、
シェルモールドの崩壊性をいちじるしく向上させ、従来
のものより大巾に砂落とし作業を容易にならしめるもの
である。
上記のように人為的な「黒い砂」として回収するという
本発明の詳細な説明構想に依処する要旨は、頭書に記載
の特許請求の範囲に掲記したとおりである。
本発明の詳細な説明構想に依処する要旨は、頭書に記載
の特許請求の範囲に掲記したとおりである。
本発明において前記Br含有有機化合物が鋳型の崩壊性
をいちじるしく向上させる機構については以下のように
説明される。
をいちじるしく向上させる機構については以下のように
説明される。
本来、フェノール樹脂においては、熱酸化環境にさらさ
れた場合には、硬化樹脂に2つの弱点がある。
れた場合には、硬化樹脂に2つの弱点がある。
その1つはメチレン橋であり、もう1つはフェノール性
ヒドロキシ基である。
ヒドロキシ基である。
これらの弱点は加熱等の高エネルギー下にさらされると
、イオンやラジカルが生成して本来の化学結合が切断さ
れる。
、イオンやラジカルが生成して本来の化学結合が切断さ
れる。
かかる変化は化学的に酸化反応、即ち、電子引抜き反応
であって、その系内において、Br1もしくはBr基の
ごとき強力な電子吸引基が存在することで酸化分解が進
み炭化が促進されるものである。
であって、その系内において、Br1もしくはBr基の
ごとき強力な電子吸引基が存在することで酸化分解が進
み炭化が促進されるものである。
つまり、熱エネルギーが与えられ強力な粘結力を有する
フェノール樹脂硬化物は、フェノキシラジカル、あるい
は、アリールオキシラジカルに変化するが、これらはま
だ非常に高いエネルギーをもつものであって、多くはま
だ粘結力すら保持しており、長時間の加熱では架橋反応
も起りうる状態にある。
フェノール樹脂硬化物は、フェノキシラジカル、あるい
は、アリールオキシラジカルに変化するが、これらはま
だ非常に高いエネルギーをもつものであって、多くはま
だ粘結力すら保持しており、長時間の加熱では架橋反応
も起りうる状態にある。
ところが、系内に加熱されて発生するBrもしくはBr
化合物が存在することで、高いエネルギーをもつ樹脂の
分解ラジカルを消滅させながら分解をくり返し、いわゆ
る「黒い砂」に変化するものと推察される。
化合物が存在することで、高いエネルギーをもつ樹脂の
分解ラジカルを消滅させながら分解をくり返し、いわゆ
る「黒い砂」に変化するものと推察される。
その結果として、フェノール樹脂硬化物は、鋳造後にお
いて、鋳型内の粘結力を有する主要な結合基が切断され
て、もはや結合力を失って鋳型がもろくなり弱い力でも
崩壊するようになるものである。
いて、鋳型内の粘結力を有する主要な結合基が切断され
て、もはや結合力を失って鋳型がもろくなり弱い力でも
崩壊するようになるものである。
多くは人の手で把んでこする程度で崩壊する。
なお、本発明において使用される、加熱により、Brも
しくはBr化合物を分裂してフェノール樹脂の炭化を促
進するBr含有有機化合物のかなりのものは、いわゆる
難燃剤として分類されているものであるが、本発明の趣
旨はそれのみに限定されるものではない。
しくはBr化合物を分裂してフェノール樹脂の炭化を促
進するBr含有有機化合物のかなりのものは、いわゆる
難燃剤として分類されているものであるが、本発明の趣
旨はそれのみに限定されるものではない。
本発明において、鋳物砂とは常識的に鋳造用として耐え
られるものであればよく、珪砂、オリビンサンド、クロ
マイトサンド、ジルコンサンド、アルミナサンド等であ
る。
られるものであればよく、珪砂、オリビンサンド、クロ
マイトサンド、ジルコンサンド、アルミナサンド等であ
る。
また、フェノール樹脂とは、ノボラック樹脂、レゾール
樹脂、アンモニアレゾール樹脂、ベンジルエーテル樹脂
あるいは、それらの混合物または、各種フェノール類等
によって変性された樹脂あるいは液状樹脂、固形樹脂で
あっても本発明の本質は変らない。
樹脂、アンモニアレゾール樹脂、ベンジルエーテル樹脂
あるいは、それらの混合物または、各種フェノール類等
によって変性された樹脂あるいは液状樹脂、固形樹脂で
あっても本発明の本質は変らない。
該樹脂の配合量は鋳物砂100重量部に対して0.3〜
7重量部であり、好ましい範囲は0.5〜5重量部であ
る。
7重量部であり、好ましい範囲は0.5〜5重量部であ
る。
0,3重量部以下では砂粒が充分に被覆されず、7重量
部以上では鋳型の崩壊性が極度に劣る結果となる。
部以上では鋳型の崩壊性が極度に劣る結果となる。
本発明における、加熱によりBrもしくはBr化合物を
分裂してフェノール樹脂の炭化を促進するBr含有有機
化合物としては、ジブ爾モネオペンチルグリコール、テ
トラブロモエタン、テトラブロモブタン、ジブロモエタ
ン、1,2−ジブロモ−3−クロロプロパン、1,2.
3−4リブロモプロパン等の臭素化パラフィン類をはじ
め、ビス(ブロモエチルエーテル)テトラブロモビスフ
ェノールA1ビス(ジブロモプロピルエーテル)テトラ
ブロモビスフェノールA1ビスアリルエーテルテトラブ
ロモビスフエノールA1エチル化テトラブロモビスフエ
ノールA1テトラブロモビスフエノールA1カーボネー
トオリゴマー、ヘキサブロモベンゼン、デカブロモジフ
ェニルエーテル、ペンタブロモモノクロロシクロヘキサ
ン、テトラブロモ無水フタル酸、テトラブロモビスフェ
ノールA1チトラブロモビスフエノールF1テトラブロ
モビスフエノールS等に代表されるような、その構造中
にBr基を有するものが使用される。
分裂してフェノール樹脂の炭化を促進するBr含有有機
化合物としては、ジブ爾モネオペンチルグリコール、テ
トラブロモエタン、テトラブロモブタン、ジブロモエタ
ン、1,2−ジブロモ−3−クロロプロパン、1,2.
3−4リブロモプロパン等の臭素化パラフィン類をはじ
め、ビス(ブロモエチルエーテル)テトラブロモビスフ
ェノールA1ビス(ジブロモプロピルエーテル)テトラ
ブロモビスフェノールA1ビスアリルエーテルテトラブ
ロモビスフエノールA1エチル化テトラブロモビスフエ
ノールA1テトラブロモビスフエノールA1カーボネー
トオリゴマー、ヘキサブロモベンゼン、デカブロモジフ
ェニルエーテル、ペンタブロモモノクロロシクロヘキサ
ン、テトラブロモ無水フタル酸、テトラブロモビスフェ
ノールA1チトラブロモビスフエノールF1テトラブロ
モビスフエノールS等に代表されるような、その構造中
にBr基を有するものが使用される。
本発明において配合するBr基含有有機化合物の配合割
合は鋳物砂100重量部に対して0.001〜7重量部
であり、0.001部以下では量が過少でその効果が顕
著ではなく、7重量部以上ではガス発生量が多くなり、
また高価になるため実用的でない。
合は鋳物砂100重量部に対して0.001〜7重量部
であり、0.001部以下では量が過少でその効果が顕
著ではなく、7重量部以上ではガス発生量が多くなり、
また高価になるため実用的でない。
また、本発明に於いて鋳型材料を製造するに当り、Br
含有有機化合物の配合する要領としては、あらかじめ樹
脂中に配合して使用しても、砂粒を被覆するときに使用
しても、あるいは被覆砂粒上に添加しても本発明の基本
的効果は失われるものではない。
含有有機化合物の配合する要領としては、あらかじめ樹
脂中に配合して使用しても、砂粒を被覆するときに使用
しても、あるいは被覆砂粒上に添加しても本発明の基本
的効果は失われるものではない。
本発明の効果をより大きくするために、樹脂被覆砂を製
造する前工程に於いて、前記Br含有有機化合物を鋳物
砂に被覆しておくことも可能である。
造する前工程に於いて、前記Br含有有機化合物を鋳物
砂に被覆しておくことも可能である。
更には、本発明の樹脂被覆砂粒の中には従来公知とされ
ている標準的な他の配合剤として、例えば、シランカッ
プリング剤、ワックス類、有機酸類、ヘキサミン、ステ
アリン酸カルシュウム等を配合することも本発明の本質
的な効果を阻害するものではない。
ている標準的な他の配合剤として、例えば、シランカッ
プリング剤、ワックス類、有機酸類、ヘキサミン、ステ
アリン酸カルシュウム等を配合することも本発明の本質
的な効果を阻害するものではない。
以下に本発明の実施例を述べて更に詳しく説明する。
実施例 1
珪砂(三栄6号)10kgを150℃に加熱し、遠州鉄
工製のスピードミキサーにて計量し、次いでノボラック
型フェノール樹脂2501とテトラブロモビスフェノー
ルA30fを混合して、ミキサー内で50秒間混練した
後、ヘキサメチレンテトラミン37、5 fと水150
tを添加して40秒後にステアリン酸カルシュウムを5
g加えてレジンコーテツドサンド(以下R,C,Sと略
記する)を得た。
工製のスピードミキサーにて計量し、次いでノボラック
型フェノール樹脂2501とテトラブロモビスフェノー
ルA30fを混合して、ミキサー内で50秒間混練した
後、ヘキサメチレンテトラミン37、5 fと水150
tを添加して40秒後にステアリン酸カルシュウムを5
g加えてレジンコーテツドサンド(以下R,C,Sと略
記する)を得た。
実施例 2〜5
実施例1の処決に準じて添加配合するテトラブロモビス
フェノールAの配合量を変化させて同様にR,C,Sを
得た。
フェノールAの配合量を変化させて同様にR,C,Sを
得た。
比較例として、実施例1の配合より上記テトラブロモビ
スフェノールAを除外したものでR,C。
スフェノールAを除外したものでR,C。
Sを作った。
上記R,C,Sを評価するための試験法は下記の要領で
行った。
行った。
抗折力・・・・・・JISK−6910
ベンド・・・・・・JACT試験法S M −3融着点
・・・・・・JACT試験法C−1崩壊性・・・・・・
巾40TML1長さ75胴、厚さ25閣である抗張力試
験片を作成して崩壊性試験用中子とした。
・・・・・・JACT試験法C−1崩壊性・・・・・・
巾40TML1長さ75胴、厚さ25閣である抗張力試
験片を作成して崩壊性試験用中子とした。
更に125mmX 80y++mX 70rranであ
り、前記中子試片よりも少し大きい空間を有する外型を
別途成型し、その中に上記中子試験片をセットして70
0°Cで溶解したアルミ合金を鋳込み、冷却後鋳物の1
ケ所に1.4Kq/cwtの圧力のエアーハンマーで振
動を与えて鋳物に設けた径10mmの出口より出て来る
砂の重量を1時間ごとに測定して、崩壊性の程度を%で
表示した。
り、前記中子試片よりも少し大きい空間を有する外型を
別途成型し、その中に上記中子試験片をセットして70
0°Cで溶解したアルミ合金を鋳込み、冷却後鋳物の1
ケ所に1.4Kq/cwtの圧力のエアーハンマーで振
動を与えて鋳物に設けた径10mmの出口より出て来る
砂の重量を1時間ごとに測定して、崩壊性の程度を%で
表示した。
あわせて崩壊されて出て来た砂のかたまり量を10メツ
シユのふるいにかけて重量を測定して崩壊率とした。
シユのふるいにかけて重量を測定して崩壊率とした。
残留強度・・・・・・径が22.5 rrrm、高さ5
0mのテスト・ピースを作り、そのテストピースを50
0℃の炉の中で経過時間ごとに加熱して、冷却後抗圧力
を測定して残留強度とした。
0mのテスト・ピースを作り、そのテストピースを50
0℃の炉の中で経過時間ごとに加熱して、冷却後抗圧力
を測定して残留強度とした。
実施例1〜5及び比較例による評価結果は表1の通りで
あって、非常に優れた崩壊性を示した。
あって、非常に優れた崩壊性を示した。
実施例 6
流動焙焼炉による再生砂の粒度指数(AFS)92の砂
を135℃に加熱し、遠州鉄工製スピードマラーに40
0Kgを計量した。
を135℃に加熱し、遠州鉄工製スピードマラーに40
0Kgを計量した。
次いでレゾール型フェノール樹脂(針状)を8匂とビス
(ジブロモプロピルエーテル)テトラブロモビスフェノ
ールA(量大化成製FG31oo)1.6Kgの混合品
を使用して常法によってドライホット法で樹脂被覆砂粒
を製造した。
(ジブロモプロピルエーテル)テトラブロモビスフェノ
ールA(量大化成製FG31oo)1.6Kgの混合品
を使用して常法によってドライホット法で樹脂被覆砂粒
を製造した。
被覆砂粒の強度は30に9/crA1融着点は101℃
、ベンドは0.3 mn/ 500 gであった。
、ベンドは0.3 mn/ 500 gであった。
該被覆砂粒にて、アルミニウム合金である自動車部品の
ジャケット部の中子を造型し、従来使用していた、強度
28に9/crA、融着点103℃、ベンド0.35M
/ 500 gであるものと砂落性(崩壊性)の比較を
行った。
ジャケット部の中子を造型し、従来使用していた、強度
28に9/crA、融着点103℃、ベンド0.35M
/ 500 gであるものと砂落性(崩壊性)の比較を
行った。
従来は鋳造後の砂落としのため、いわゆる「白い砂」に
なるまで、砂焼き工程炉に入れて400℃で3時間処理
していたものが、本実施例では、砂焼き工程を全く省略
して、機械的振動を90秒与えるだけで完全に砂が崩壊
して「黒い砂」のまま取り出すことができた。
なるまで、砂焼き工程炉に入れて400℃で3時間処理
していたものが、本実施例では、砂焼き工程を全く省略
して、機械的振動を90秒与えるだけで完全に砂が崩壊
して「黒い砂」のまま取り出すことができた。
実施例 7
ノボラック樹脂の脱水終了物で、まだ溶融状態にある1
30℃の樹脂90に2に、ジブロモエタンを10Kgの
割合で配合して完全に溶融混合した後スチルコンベア上
に糸状に流し出して冷却後適当に切断して針状ないし棒
状の樹脂を得た。
30℃の樹脂90に2に、ジブロモエタンを10Kgの
割合で配合して完全に溶融混合した後スチルコンベア上
に糸状に流し出して冷却後適当に切断して針状ないし棒
状の樹脂を得た。
該樹脂とフーカ珪砂で樹脂量2.2%/対砂の条件で常
法のドライホット法で樹脂被覆砂を製造した。
法のドライホット法で樹脂被覆砂を製造した。
この時の各成分の配合割合は砂100部、ノボラック樹
脂1.98部、Br含有有機化合物0.22部であって
、その特性は、強度25Kp/crA。
脂1.98部、Br含有有機化合物0.22部であって
、その特性は、強度25Kp/crA。
融着点102℃、ベント0.5−であった。
前記被覆砂粒を利用して、自動車用シリンダーヘッド(
アルミ製)のジャケット部分の中子を造型して、鋳造し
た結果表−2の通り従来品よりもはるかに砂落ち性が良
好であった。
アルミ製)のジャケット部分の中子を造型して、鋳造し
た結果表−2の通り従来品よりもはるかに砂落ち性が良
好であった。
実施例 8
実施例7による樹脂をメタノールに溶かして、65%濃
度に調整した。
度に調整した。
この樹脂を同様にフーカ砂を100℃に加熱して、いわ
ゆるセミホット法で樹脂被覆砂粒を製造した。
ゆるセミホット法で樹脂被覆砂粒を製造した。
この時に添加した樹脂量は、固型分換算で実施例7と同
一にした。
一にした。
このものの特性は、強度30、1 K9/crA19/
crA19/crA19/crA1融ベンド 0樹脂被覆砂による砂落ち性の評価結果は表−2に示す
通りであった。
crA19/crA19/crA1融ベンド 0樹脂被覆砂による砂落ち性の評価結果は表−2に示す
通りであった。
尚、実施例7及び8の対照例として流れていた、現行品
とは、樹脂添加量は2.0%であり、強度25Kq/c
rrts融着点103℃、ベンド0.6Wrrnのもの
である。
とは、樹脂添加量は2.0%であり、強度25Kq/c
rrts融着点103℃、ベンド0.6Wrrnのもの
である。
表2に於いて砂残り量とは、鋳造後、所定の振動を与え
砂ぬきを行った後、また製品中に残存している砂を採取
して重量を測定したものである。
砂ぬきを行った後、また製品中に残存している砂を採取
して重量を測定したものである。
実施例 9〜17
三栄6号珪砂100重量部と、ノボラック樹脂2.26
重量部、各種Br含有有機化合物0.44重量部により
常法ドライホット法で樹脂被覆砂粒を製造し、その特性
及び崩壊性を比較した結果を表3にまとめた。
重量部、各種Br含有有機化合物0.44重量部により
常法ドライホット法で樹脂被覆砂粒を製造し、その特性
及び崩壊性を比較した結果を表3にまとめた。
尚比較例として、ノボラック樹脂のみを2,26重量部
、配合してなる樹脂被覆砂粒を用いた。
、配合してなる樹脂被覆砂粒を用いた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋳物砂100重量部を基準として、フェノール樹脂
0.3〜7重量と、加熱することによりBrもしくはB
r化合物を分裂するBr含有有機化合物0.001〜7
重量部とからなる組成物を上記鋳物砂に被覆してなるシ
ェルモールド用鋳型材料組成物。 2 上記シェルモールド用鋳型材料組成物を加熱成型し
てなる軽合金鋳造用の鋳型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3240081A JPS5812094B2 (ja) | 1981-03-09 | 1981-03-09 | 軽合金鋳造用のシエルモ−ルド鋳型材料及びそれより加熱成型された鋳型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3240081A JPS5812094B2 (ja) | 1981-03-09 | 1981-03-09 | 軽合金鋳造用のシエルモ−ルド鋳型材料及びそれより加熱成型された鋳型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57149043A JPS57149043A (en) | 1982-09-14 |
JPS5812094B2 true JPS5812094B2 (ja) | 1983-03-07 |
Family
ID=12357898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3240081A Expired JPS5812094B2 (ja) | 1981-03-09 | 1981-03-09 | 軽合金鋳造用のシエルモ−ルド鋳型材料及びそれより加熱成型された鋳型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5812094B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0768343A (ja) * | 1994-08-08 | 1995-03-14 | Asahi Organic Chem Ind Co Ltd | アルミニウム合金鋳物の製造方法 |
-
1981
- 1981-03-09 JP JP3240081A patent/JPS5812094B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57149043A (en) | 1982-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR900000387B1 (ko) | 주조용 주형 및 코어의 제조방법 | |
US4336179A (en) | Resin binders for foundry sand cores and molds | |
EP0005371B1 (en) | Process for preparing olivine foundry sand and mould compositions containing olivine foundry sand | |
JPH0686510B2 (ja) | 鋳物用中子及び鋳型を製造するための、変性フェノールレゾール樹脂を含む自由流動性粒状材料 | |
AU602089B2 (en) | Modifiers for aqueous basic solutions of phenolic resoles | |
JP4119515B2 (ja) | 鋳型用レジンコーテッドサンド | |
JP2019535537A (ja) | 鋳造産業用の成形品の製造のためのアミノ酸含有成形材料混合物 | |
US4487868A (en) | Foundry core compositions | |
JPS5859929A (ja) | シクロペンタジエン誘導体、その製造方法およびその誘導体を含む粘結剤組成物 | |
US4766949A (en) | Hot box process for preparing foundry shapes | |
JPH02261815A (ja) | ベンジルエーテル型レゾール樹脂の製造方法 | |
JPS5812094B2 (ja) | 軽合金鋳造用のシエルモ−ルド鋳型材料及びそれより加熱成型された鋳型 | |
EP0163093A1 (en) | Foundry sand binder | |
JP4749193B2 (ja) | シェルモールド用鋳型材料 | |
US20070037899A1 (en) | Coated microspheres and their use | |
US2997759A (en) | Shell molding mixture | |
CA1315524C (en) | Hot box process for preparing foundry shapes | |
US3050797A (en) | Water sensitive molds and cores of fast collapsibility | |
JP2898799B2 (ja) | 鋳物砂の処理方法及び鋳物用砂型の製造方法 | |
JPS61245937A (ja) | 鋳型材料組成物 | |
JPS6330144A (ja) | 樹脂被覆砂粒 | |
JP2954395B2 (ja) | 硬化性鋳型製造用樹脂組成物及び鋳型製造方法 | |
JPS645979B2 (ja) | ||
JPH069726B2 (ja) | レジンコーテッドサンド | |
JPH0669597B2 (ja) | 低膨張性鋳型用材料 |