JPS58117847A - 燃焼雰囲気ですぐれた高温耐食性および高温耐酸化性を示す高強度Ni基鋳造合金 - Google Patents
燃焼雰囲気ですぐれた高温耐食性および高温耐酸化性を示す高強度Ni基鋳造合金Info
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- JPS58117847A JPS58117847A JP67682A JP67682A JPS58117847A JP S58117847 A JPS58117847 A JP S58117847A JP 67682 A JP67682 A JP 67682A JP 67682 A JP67682 A JP 67682A JP S58117847 A JPS58117847 A JP S58117847A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、すぐれた高温耐食性、高温耐酸化性、およ
び高温強度を有し、特に重油や石炭、さらに天然ガス、
高炉ガス、コークス炉ガス、転炉ガスなどの燃焼雰囲気
にさらされる構造部材の製造に用いるのに適、したN1
基鋳造合金に関するものである。
び高温強度を有し、特に重油や石炭、さらに天然ガス、
高炉ガス、コークス炉ガス、転炉ガスなどの燃焼雰囲気
にさらされる構造部材の製造に用いるのに適、したN1
基鋳造合金に関するものである。
一般に、鋼材加熱炉や石油化学加−熱炉、さらにボイラ
ー、セメントおよび窯業の焼成炉などの加熱反応装置に
おいては、燃料として石油や石炭、さらに天然ガス、°
高炉ガス、コークス炉ガス、転炉ガスなどが使用されて
いることはよく知られるところである。
ー、セメントおよび窯業の焼成炉などの加熱反応装置に
おいては、燃料として石油や石炭、さらに天然ガス、°
高炉ガス、コークス炉ガス、転炉ガスなどが使用されて
いることはよく知られるところである。
従来、これら加熱反応装置を構成する部材のうち、特に
燃焼雰囲気にさらされる部材、例えば鋼粉加熱炉のスキ
ッド金物3召油化学加熱炉の反応管、その支持金具およ
びバーナーチップ、ボイラーのディフューザーなどの部
材の製造には、前記燃焼雰囲気が700〜1250℃の
高温に達し、かつ腐食性および酸化性のきわめて強いバ
ナジウム酸化物および硫黄酸化物などを含有することか
ら、これらの燃焼雰囲気において耐食性および耐酸化性
を有し、かつ強度のあるFe−25%Cr−20%Ni
合金、Fe−30%Cr−22%N1合金、およびFe
−28%Cr合金などのFe基耐熱合金や、C。
燃焼雰囲気にさらされる部材、例えば鋼粉加熱炉のスキ
ッド金物3召油化学加熱炉の反応管、その支持金具およ
びバーナーチップ、ボイラーのディフューザーなどの部
材の製造には、前記燃焼雰囲気が700〜1250℃の
高温に達し、かつ腐食性および酸化性のきわめて強いバ
ナジウム酸化物および硫黄酸化物などを含有することか
ら、これらの燃焼雰囲気において耐食性および耐酸化性
を有し、かつ強度のあるFe−25%Cr−20%Ni
合金、Fe−30%Cr−22%N1合金、およびFe
−28%Cr合金などのFe基耐熱合金や、C。
−28%cr−20%Ni合金(UMCo50)などの
C。
C。
基耐熱合金が使用されている。
しかし、最近の技術の進歩に伴い、上記加熱反応装置の
使用条件は日増しに苛酷になpつつあるのが現状であシ
、かかる苛酷な条件下では、前記Fe基耐熱合金は十分
満足する高温耐食性、高温耐酸化性、および高温強度を
示さず、一方前記cO基耐熱合金は比較的満足する特性
をもつものの高価なcoの含有量が高いためにコスト高
となるのを避けることができず、したがってその使用範
囲は限られたものとなシ、かがる点から、特に燃焼雰囲
気において、すぐれた耐食性および耐酸化性を示し、か
つ高温強度を有する安価な材料の開発が強く望まれてい
た。
使用条件は日増しに苛酷になpつつあるのが現状であシ
、かかる苛酷な条件下では、前記Fe基耐熱合金は十分
満足する高温耐食性、高温耐酸化性、および高温強度を
示さず、一方前記cO基耐熱合金は比較的満足する特性
をもつものの高価なcoの含有量が高いためにコスト高
となるのを避けることができず、したがってその使用範
囲は限られたものとなシ、かがる点から、特に燃焼雰囲
気において、すぐれた耐食性および耐酸化性を示し、か
つ高温強度を有する安価な材料の開発が強く望まれてい
た。
この発明は、上述のような観点から開発されたもので、
重量%で、C:0.55〜2.0%、sl:0、1 〜
3.0 % 、 Mn : 0.1〜2.0
% 、 ごr:lQ 〜28チ未満、Fe:3〜30
チ、 W : 0.5〜9.0 %。
重量%で、C:0.55〜2.0%、sl:0、1 〜
3.0 % 、 Mn : 0.1〜2.0
% 、 ごr:lQ 〜28チ未満、Fe:3〜30
チ、 W : 0.5〜9.0 %。
Mo: 0.5〜8.0 %、 Ti: 0.01〜3
.5 %、 At :0、O1〜3.5チを含有し、さ
らに必要に応じてN:0.005〜0.2 %、 Nb
: 0.01〜1.50 %、 Ta:0.01〜1.
50 %、 B :O,OO1〜0.20 %、 お
よびZr:O,OO1〜゛0.20%のうちの1種また
は2種以上を含有し、残フがN1と不可避不純物からな
る組成をもち、特に700〜125clcの高温を有し
、かつ腐食性および酸化性のきわめて強いバナジウム酸
化物や硫黄酸化物などを含有する燃焼雰囲気において、
すぐれた高温耐食性、高温耐酸化性、および高温強度を
示す安価なN1基鋳造合金に特徴を有するものである。
.5 %、 At :0、O1〜3.5チを含有し、さ
らに必要に応じてN:0.005〜0.2 %、 Nb
: 0.01〜1.50 %、 Ta:0.01〜1.
50 %、 B :O,OO1〜0.20 %、 お
よびZr:O,OO1〜゛0.20%のうちの1種また
は2種以上を含有し、残フがN1と不可避不純物からな
る組成をもち、特に700〜125clcの高温を有し
、かつ腐食性および酸化性のきわめて強いバナジウム酸
化物や硫黄酸化物などを含有する燃焼雰囲気において、
すぐれた高温耐食性、高温耐酸化性、および高温強度を
示す安価なN1基鋳造合金に特徴を有するものである。
この発明のN1基鋳造合金において、成分組成範囲を上
記の通りに限定した理由を説明する。
記の通りに限定した理由を説明する。
(a) C
C成分には、素地に固溶して強度を向上させ、かつ合金
成分であるCr、 W、 Mo、 Ti、 Nb、およ
びTaなどと結合してM、C,、M C、およびM23
C6型などの炭化物を形成して硬さく耐摩耗性)を向上
させ、さらに溶接性および鋳造性を改善する作用がある
が、その含有量が055%未満では前記作用に所望の効
果が得られず、一方20%を越えて含有させると、前記
炭化物の析出が多くなるばかりでなく、その粒径が粗大
化して靭性が低下し、急熱急冷による熱衝撃に耐えられ
なくなることから、その含有量を0.55〜2.0%と
定めた。
成分であるCr、 W、 Mo、 Ti、 Nb、およ
びTaなどと結合してM、C,、M C、およびM23
C6型などの炭化物を形成して硬さく耐摩耗性)を向上
させ、さらに溶接性および鋳造性を改善する作用がある
が、その含有量が055%未満では前記作用に所望の効
果が得られず、一方20%を越えて含有させると、前記
炭化物の析出が多くなるばかりでなく、その粒径が粗大
化して靭性が低下し、急熱急冷による熱衝撃に耐えられ
なくなることから、その含有量を0.55〜2.0%と
定めた。
(b) 5i
S1成分には、Crと共に燃焼雰囲気での高温耐食性お
よび高温耐酸化性を向上させる作用があるほか、脱酸作
用並びに溶湯の流動性を改善して鋳造性を向上させる作
用がちシ、さらに高温強度も向上させる作用があるが、
その含有量が0.1%未満では前記作用に所望の効果が
得られず、一方3.0チを越えて含有させると、Crと
の関連において靭性および溶接性が低下するようになる
ことから、その含有量を0.1〜3.0 %と定めた。
よび高温耐酸化性を向上させる作用があるほか、脱酸作
用並びに溶湯の流動性を改善して鋳造性を向上させる作
用がちシ、さらに高温強度も向上させる作用があるが、
その含有量が0.1%未満では前記作用に所望の効果が
得られず、一方3.0チを越えて含有させると、Crと
の関連において靭性および溶接性が低下するようになる
ことから、その含有量を0.1〜3.0 %と定めた。
(c) Mn
Mn成分には、素地に固溶してオーステナイトを安定化
させるほか、脱酸作用があシ゛、さらに耐熱衝撃性およ
び高温耐摩耗性(高温硬さ)を向上させる作用があるが
、その含有量が0.1%未満では前記作用に所望の効果
が得られず、一方2.0 %を越えて含有させると、高
温耐食性および高温耐酸化性に劣化傾向が現われるよう
になることから、その含有量を01〜2.0%と定めた
。
させるほか、脱酸作用があシ゛、さらに耐熱衝撃性およ
び高温耐摩耗性(高温硬さ)を向上させる作用があるが
、その含有量が0.1%未満では前記作用に所望の効果
が得られず、一方2.0 %を越えて含有させると、高
温耐食性および高温耐酸化性に劣化傾向が現われるよう
になることから、その含有量を01〜2.0%と定めた
。
(d) Cr
Cr成分には、その一部が素地に固溶し、特に燃焼雰囲
気での高温耐食性および高温耐酸化性を向上させると共
に、残シの部分が炭化物を形成して硬さを向上させ、も
って高温耐摩耗性を向上させる作用があるが、その含有
量が10%未満では前記作用に所望の効果が得られず、
一方28%以上含有させると耐熱衝撃性が低下するよう
になることから、その含有量を10〜28%未満と定め
た。
気での高温耐食性および高温耐酸化性を向上させると共
に、残シの部分が炭化物を形成して硬さを向上させ、も
って高温耐摩耗性を向上させる作用があるが、その含有
量が10%未満では前記作用に所望の効果が得られず、
一方28%以上含有させると耐熱衝撃性が低下するよう
になることから、その含有量を10〜28%未満と定め
た。
(e) Fe
Fe成分は、所定量を含有する場合、N1と同等の作用
効果を発揮するので、コスト低減をはかる目的で高価な
N1成分の1部代替成分として含有されるが、3%未満
の含有では経済的効果が十分でなく、一方30%を越え
て含有させると、高温強度が低下するようになることか
ら、その含有量を3〜3oチと定めた。
効果を発揮するので、コスト低減をはかる目的で高価な
N1成分の1部代替成分として含有されるが、3%未満
の含有では経済的効果が十分でなく、一方30%を越え
て含有させると、高温強度が低下するようになることか
ら、その含有量を3〜3oチと定めた。
(f) w
W成分には、−Moと共に素地に固溶するほか、Cと結
合して炭化物を形成し、もって高温強度、高温硬さく高
温耐摩耗性)を向上させる作用があるが、その含有量が
0.5%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一
方9.0%を越えて含有させると硬さく耐摩耗性)は向
上するようになる反面、高温耐酸化性、靭性、および耐
熱衝撃性に著しい劣化が見られるようKなることから、
その含有量を05〜9.0チと定めた。
合して炭化物を形成し、もって高温強度、高温硬さく高
温耐摩耗性)を向上させる作用があるが、その含有量が
0.5%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一
方9.0%を越えて含有させると硬さく耐摩耗性)は向
上するようになる反面、高温耐酸化性、靭性、および耐
熱衝撃性に著しい劣化が見られるようKなることから、
その含有量を05〜9.0チと定めた。
(g) M。
MO酸成分は、上記のようにWとの共存において素地に
固溶して、これを強化し、かつ炭化物を形成して高温強
度、高温硬さく高温耐摩耗性)を向上させる作用がある
が、その含有量が0.5%未満では前記作用に所望の効
果が得られず、一方S、 Oチを越えて含有させると、
W成分の場合と同様に高温耐酸化性、靭性、および耐熱
衝撃性が劣化するようになることから、その含有量を0
.5〜B、 0チと定めた。
固溶して、これを強化し、かつ炭化物を形成して高温強
度、高温硬さく高温耐摩耗性)を向上させる作用がある
が、その含有量が0.5%未満では前記作用に所望の効
果が得られず、一方S、 Oチを越えて含有させると、
W成分の場合と同様に高温耐酸化性、靭性、および耐熱
衝撃性が劣化するようになることから、その含有量を0
.5〜B、 0チと定めた。
(h) Ti
Ti成分には、素地の結晶粒の成長を抑制し、むしろ結
晶粒を微細化し、しかもMC型の炭化物および窒化物を
形成するほか、NiおよびMと結合してNi、(AJ!
、Ti)の金属間化合物を形成し、もって高温強度、高
温耐摩耗性(高温硬さ)、耐熱衝撃性、および靭性な向
上させる作用があるが、その含有量が0.01%未満で
は前記作用に所望の効果が得られず、一方3.5%を越
えて含有させると、高温における炭化物形成が促進され
て靭性が低下するようになるばかシでなく、燃焼雰囲気
での酸化物の生成も顕著となって高温耐食性および高温
耐酸化性劣化の原因となることから、その含有量を0.
01〜3.5%と定めた。
晶粒を微細化し、しかもMC型の炭化物および窒化物を
形成するほか、NiおよびMと結合してNi、(AJ!
、Ti)の金属間化合物を形成し、もって高温強度、高
温耐摩耗性(高温硬さ)、耐熱衝撃性、および靭性な向
上させる作用があるが、その含有量が0.01%未満で
は前記作用に所望の効果が得られず、一方3.5%を越
えて含有させると、高温における炭化物形成が促進され
て靭性が低下するようになるばかシでなく、燃焼雰囲気
での酸化物の生成も顕著となって高温耐食性および高温
耐酸化性劣化の原因となることから、その含有量を0.
01〜3.5%と定めた。
(i) A!
M成分には、crとの共存において、燃焼雰囲気に対す
る耐酸化性および耐食性を向上させ、さらに上記のよう
にN1およびTiと結合してNi、 (A1. Ti
)の金属間化合物を形成するほか、窒化物を形成して高
温強度と耐摩耗性を一段と高め、かつ耐熱衝撃性および
靭性を向上させる作用があるが、その含有量が0.01
%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方3
.5%を越えて含有させると、溶湯の流動性および鋳造
性が低下して鋳物の製造が困難になるばかりでなく、靭
性および溶接性も低下するようになって実用的でなくな
ることから、その含有量を0.01〜3.5チと定めた
。
る耐酸化性および耐食性を向上させ、さらに上記のよう
にN1およびTiと結合してNi、 (A1. Ti
)の金属間化合物を形成するほか、窒化物を形成して高
温強度と耐摩耗性を一段と高め、かつ耐熱衝撃性および
靭性を向上させる作用があるが、その含有量が0.01
%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方3
.5%を越えて含有させると、溶湯の流動性および鋳造
性が低下して鋳物の製造が困難になるばかりでなく、靭
性および溶接性も低下するようになって実用的でなくな
ることから、その含有量を0.01〜3.5チと定めた
。
(j) N
N成分には、その一部がオーステナイト素地に固溶して
、これを安定化すると共に、残シの部分が金属窒化物を
形成して高温強度を一段と向上させる作用があるので、
特に高温強度が要求される場合に必要に応じて含有され
るが、その含有量が0、 OO5%未満では所望の高温
強度向上効果が得られず、一方0.2%を越えて含有さ
せると、窒化物量が増大するばかりでなく、窒化物粒子
の粗大化が起って脆化し、耐熱衝撃性が劣化するように
なることから、その含有量をO,OO5〜0.2チと定
め。
、これを安定化すると共に、残シの部分が金属窒化物を
形成して高温強度を一段と向上させる作用があるので、
特に高温強度が要求される場合に必要に応じて含有され
るが、その含有量が0、 OO5%未満では所望の高温
強度向上効果が得られず、一方0.2%を越えて含有さ
せると、窒化物量が増大するばかりでなく、窒化物粒子
の粗大化が起って脆化し、耐熱衝撃性が劣化するように
なることから、その含有量をO,OO5〜0.2チと定
め。
た。
(坦 NbおよびTa
これらの成分には、特に素地の結晶粒の成長を抑制し、
かつMC型の炭化物および窒化物を形成して、高温強度
および高温耐摩耗性(高温硬さ)をさらに一段と向上さ
せる作用があるので、これ、 軸 らの特性が要求される場合に必要に応じて含有されるが
、その含有量がそれぞれ0.01 %未満で)ま前記作
用に所望の向上効果が得られず、一方それぞれ1.5%
を越えて含有させると、燃焼雰囲気中での酸化物の生成
が著しくなるばか9でなく、合金中の炭化物の析出が多
くなり過ぎて靭性および耐熱衝撃性が劣化するようにな
ることから、それぞれの含有量を0.01〜1.5チと
定めた。
かつMC型の炭化物および窒化物を形成して、高温強度
および高温耐摩耗性(高温硬さ)をさらに一段と向上さ
せる作用があるので、これ、 軸 らの特性が要求される場合に必要に応じて含有されるが
、その含有量がそれぞれ0.01 %未満で)ま前記作
用に所望の向上効果が得られず、一方それぞれ1.5%
を越えて含有させると、燃焼雰囲気中での酸化物の生成
が著しくなるばか9でなく、合金中の炭化物の析出が多
くなり過ぎて靭性および耐熱衝撃性が劣化するようにな
ることから、それぞれの含有量を0.01〜1.5チと
定めた。
(4BおよびZr
これらの成分には、高温強度、高温耐摩耗性(高温硬さ
)、耐熱衝撃性、さらに燃焼雰囲気中での高温耐食性お
よび高温耐酸化性をよシ一層向上させる作用があるので
、要求される特性に応じて選択的に含有されるが、その
含有量がそれぞれ0.0O1%未満では所望の向上効果
が得られず、一方それぞれ02%を越えて含有させると
、靭性。
)、耐熱衝撃性、さらに燃焼雰囲気中での高温耐食性お
よび高温耐酸化性をよシ一層向上させる作用があるので
、要求される特性に応じて選択的に含有されるが、その
含有量がそれぞれ0.0O1%未満では所望の向上効果
が得られず、一方それぞれ02%を越えて含有させると
、靭性。
耐熱衝撃性、鋳造性、および溶接性に劣イヒ傾向力;現
われるようになることから、それぞれの含有量を0.0
01〜0.2%と定めた。
われるようになることから、それぞれの含有量を0.0
01〜0.2%と定めた。
つぎに、この発明の鋳造合金を実施例により比較例と対
比しながら説明する。
比しながら説明する。
実施例 −
通常の高周波溶解炉を用い、それぞれ第1表に示される
通シの成分組成をもった溶湯な大気中溶解し、ついで砂
型に鋳造することによって、本発明鋳造合金1〜37.
比較鋳造合金1〜17.および従来鋳造合金1,2の各
種試験片をそれぞれ製造し、これらの試験片を用いて、
硬さ測定試験。
通シの成分組成をもった溶湯な大気中溶解し、ついで砂
型に鋳造することによって、本発明鋳造合金1〜37.
比較鋳造合金1〜17.および従来鋳造合金1,2の各
種試験片をそれぞれ製造し、これらの試験片を用いて、
硬さ測定試験。
引張試験、および燃焼雰囲気での高温耐食性、高温耐酸
化性を評価する目的で、耐バナジウムアタック試験をそ
れぞれ行なった。
化性を評価する目的で、耐バナジウムアタック試験をそ
れぞれ行なった。
なお、硬さ試験では常温および1100℃におけるビッ
カース硬さを測定し、また引張試験では、常温、800
℃、および1000℃における引張強さ、0.2%耐力
、および伸びを測定した。さらに耐バナジウムアタック
試験は、学振法に基づき腐食灰(85%V、O,+15
%Na2SO4)を試験片に2C+v/diの量塗布し
、それぞれ800℃および900℃に加熱した竪型の電
気炉中でそれぞれ20時間および3時間加熱後の腐食減
量を測定することによシ行なった。これらの測定結果を
第2表に示した。
カース硬さを測定し、また引張試験では、常温、800
℃、および1000℃における引張強さ、0.2%耐力
、および伸びを測定した。さらに耐バナジウムアタック
試験は、学振法に基づき腐食灰(85%V、O,+15
%Na2SO4)を試験片に2C+v/diの量塗布し
、それぞれ800℃および900℃に加熱した竪型の電
気炉中でそれぞれ20時間および3時間加熱後の腐食減
量を測定することによシ行なった。これらの測定結果を
第2表に示した。
第2表に示される結果から、本発明鋳造合金1〜37は
、いずれも上記のFe基耐熱合金およびCO基耐熱合金
に相当する組成を有する従来鋳造合金1.2に比して、
一段とすぐれた常温および高温硬さ、常温および高温強
度、さらに耐バナジウムアタック性をもつことが明らか
である。これに対して、比較鋳造合金1〜17に見られ
るように、構成成分のうちのいずれかの成分含有量(第
1表に※印を付したもの)がこの発明の範囲から外れる
と上記特性のうち少なくともいずれかの特性が劣ったも
のになるのである。
、いずれも上記のFe基耐熱合金およびCO基耐熱合金
に相当する組成を有する従来鋳造合金1.2に比して、
一段とすぐれた常温および高温硬さ、常温および高温強
度、さらに耐バナジウムアタック性をもつことが明らか
である。これに対して、比較鋳造合金1〜17に見られ
るように、構成成分のうちのいずれかの成分含有量(第
1表に※印を付したもの)がこの発明の範囲から外れる
と上記特性のうち少なくともいずれかの特性が劣ったも
のになるのである。
上述のように、この発明のNi基鋳造合金は、バナジウ
ム酸化物や硫黄酸化物などの腐食性および酸化性のきわ
めて強い酸化物を含有する高温の燃焼雰囲気において、
すぐれた高温耐食性および高温耐酸化性を示し、かつ高
温強度、高温耐摩耗性(高温硬さ)、耐熱衝撃性、およ
び靭性にもすぐれているので、石油や石炭、天然ガス、
さらに各種製錬炉やコークス炉などからの排ガスなどを
燃料として使用する鋼材加熱炉や石油化学加熱炉。
ム酸化物や硫黄酸化物などの腐食性および酸化性のきわ
めて強い酸化物を含有する高温の燃焼雰囲気において、
すぐれた高温耐食性および高温耐酸化性を示し、かつ高
温強度、高温耐摩耗性(高温硬さ)、耐熱衝撃性、およ
び靭性にもすぐれているので、石油や石炭、天然ガス、
さらに各種製錬炉やコークス炉などからの排ガスなどを
燃料として使用する鋼材加熱炉や石油化学加熱炉。
さらにボイラー、セメントおよび窯業の焼成炉などの構
造部材のうち、特に前記燃料の燃焼雰囲気にさらされる
部材の製造に用いた場合にすぐれた性能を発揮するので
ある。
造部材のうち、特に前記燃料の燃焼雰囲気にさらされる
部材の製造に用いた場合にすぐれた性能を発揮するので
ある。
出願人 三菱金属株式会社
代理人 富 1)和 夫
手続補正書(1)
昭和i1年6月lθ日
特許庁長官 島 ■ 春 樹 殿
3、補正をする者
事件との関係 −許#lll1l^
フリガナ
住所 東京都千代−区大苧町一丁−SgS量氏名(名称
)(−26)五■金属株式会社代表看 l井好廣 4、代 理 人 住所 東京都千代m区神田錦町−丁目n番地自 脅 α)@調書、第・頁1発明の詳−tSt−の項。
)(−26)五■金属株式会社代表看 l井好廣 4、代 理 人 住所 東京都千代m区神田錦町−丁目n番地自 脅 α)@調書、第・頁1発明の詳−tSt−の項。
第8行と第9行の関に以下の記載を挿入する。
「1に訃、AILEDには、上記のように脆酸作用があ
るので、これ會脱酸剤として使用した場合などには、不
可避不純物として0.1参未満esisで含有する場合
があるが、この場合には、不可避不純物含有量管含め、
全体含有量がαl−以上に謙るよう和すればよIn、J ■ 明細書、第9頁1発明の膵纏’&@@0項。
るので、これ會脱酸剤として使用した場合などには、不
可避不純物として0.1参未満esisで含有する場合
があるが、この場合には、不可避不純物含有量管含め、
全体含有量がαl−以上に謙るよう和すればよIn、J ■ 明細書、第9頁1発明の膵纏’&@@0項。
下から4行と同3行の間に以下の記載管挿入する。
「ま九a Malt分にも、上記のよう#C脱酸作用の
はか、脱硫作用があるので、これ管脱酸脱硫剤として使
用し九場合など#Cは、 all成分と同様に不可避不
純物として&1畳未満の範囲で含有する場合があるが、
この場合も不可避不純物含有量管含め。
はか、脱硫作用があるので、これ管脱酸脱硫剤として使
用し九場合など#Cは、 all成分と同様に不可避不
純物として&1畳未満の範囲で含有する場合があるが、
この場合も不可避不純物含有量管含め。
全体含有量が11−以上#ICなるように成分−葺すれ
ばよ−、」 以上 1−
ばよ−、」 以上 1−
Claims (8)
- (1) C: 0.55〜2.0%、Si: 0.1
〜3.0%。 Mn: 0.1〜2.0%、Cr:10〜28%未満、
Fe:3〜30%、W:0.5〜9.0チ9M6:0,
5〜8.0tlb、 Ti: 0.01〜3.5 %、
Al : 0.01〜3.5 %を含有し、残シがN
iと不可避不純物からなる組成(以上重量%)を有する
ことを特徴とする燃焼雰囲気ですぐれた高温耐食性およ
び高温耐酸化性を示す高強度Ni基鋳造合金。 - (2)C:015j 〜2.0q6. Si: 0.1
〜3.0%。 Mn: 0.1〜2.0 %、 Cr: 10〜28
%未満、Fe:3〜30 %、 W : 0.5〜9.
0%、 Mo: 0.5〜8.0%。 Ti:0.01〜3.5 %、 Aj : 0.01〜
3.5%を含有し、さらにN:0.005〜0.2チを
含有し、残シがN1と不可避不純物からなる組成(以上
重量%)を有することを特徴とする燃焼雰囲気ですぐれ
た高温耐食性および高温耐酸化性を示す高強度N1基鋳
造合金。 - (3) C: 0.55〜20%、Si:0.1〜3
0チ。 Mn: 0.1〜2.0%、 Cr: 10〜28 %
未満、Fe:3〜30%、W:05〜9.0%、Mo
○!5〜8.0% 、 Ti : 0.01〜3.5
% 、 Al : 0.01〜3.5%を含有し、さ
らにNb: 0.Oi 〜1.5%およびTa:0.0
1〜1.5チのうちの1種または2種を含有し、残シが
Niと不可避不純物からなる組成(以上重量%)を有す
ることを特徴とする燃焼雰囲気ですぐれた高温耐食性お
よび高温耐酸化性を示す高強度N1基鋳造合金。 - (4) C: 0.55〜2.0%、Si:0.1〜
30チ。 Mn: 0.1〜2.0%、 Cr: 10〜28 %
未満、 Fe :3〜30%、W:0.5〜9.0%、
Mo:0.5〜80チ、Ti:0.01〜3.5%、/
u:0.01〜3.5%を含有し、さらにB : 0.
001〜,0.2 %およびZr:0.001〜0.2
%のうちの1種または2種を含有し、残シがN1と不可
避不純物からなる組成(以上重量%)を有することを特
徴とする燃焼雰囲気ですぐれた高温耐食性および高温耐
酸化性を示す高強度N1基鋳造合金。 - (5) C: 0.55〜2.0 %、 Si :
0.1〜3.0%。 Mn: 0.1〜2.0 %、 Cr : 10〜28
%未満、Fe:3〜30 %、 W : 0.5〜9.
0 %、 Mo: 0.5〜8.0%、 ’ri: o
、o 1〜3.5 %、 AZ : 0.01〜3゜5
%を含有し、さらにN : O,OO5〜0.2%と、
Nb:0.01〜1.5q/bおよびTa:0.01〜
1.5%のうちの1種または2種とを含有し、残シがN
1と不可避不純物からなる組成(以上重量%)を有する
ことを特徴とする燃焼雰囲気ですぐれた高温耐食性およ
び高温耐酸化性を示す高強度Ni基鋳造合金。 - (6) C: 0.55〜2.0 %、 Si: 0
.1〜3.0チ。 Mn: 0.1〜2.0%、Cr:10〜28%未満、
Fe:3〜30 %、 W : 0.5〜9.0 %、
Mo: 0.5〜8.0%、 Ti : 0.01〜
3.5 glb、 Al : 0.01〜3.5%を含
有し、さらにN : 0.005〜0.2 %と、B:
O,OO1〜0.2 %およびzr:ooo:t 〜0
.2%のうちの1種または2種とを含有し、残りがN1
と不可避不純物からなる組成(以上重量%)を有するこ
とを特徴とする燃焼雰囲気ですぐれた高温耐食性および
高温耐酸化性を示す高強度N1基調造合金。 - (7)C:0.55〜2.0%、Si:0.1〜3.0
%。 Mn: 0.1〜2.0 %、 Cr: 10〜28
%未満、Fe:3〜30 %、 W : 0.5〜9.
0%、 Mo: 0.5〜8.0%、 Ti: 0.0
1〜3.5 s、 M : 0.01〜3.5 %を含
有し、さらにNb: 0.01〜1.5 %およびTa
:001〜1.5チのうちのlliまたは2種と、B:
0.001〜0.2%およびZr: 0.001〜0.
2 %のうちの1種または2種とを含有し、残りがN1
と不可避不純物からなる組成(以上重量%)を有するこ
とを特徴とする燃焼雰囲気ですぐれた高温耐食性および
高温耐酸化性を示す高強度N1基鋳造合金。 - (8)C:0.55〜2,0%、Si:0.1〜3.0
% 。 Mn: 0.1〜2.0 %、 Cr: 10〜28
%未満、Fe:3〜30%、 W : 0.5〜9.0
%、 Mo: 0.5〜8.0’yb + Tl’0
,01〜3.54.AA:001〜3.5%を含有、し
、さらにN : 0.005〜0.2%と、Nb:0.
01〜1.5%およびTa: 0.01〜1.5 %の
うちの1種または2種と、B :O,OOl 〜0.2
%およびzr:0、001〜0.2−のうちの1種ま
たは2種とを含有し、残シがNiと不可避不純物からな
る組成C以上重量%)を有することを特徴とする燃焼雰
囲気ですぐれた高温耐食性および高温耐酸化性を示す高
強度N1基鋳造合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP67682A JPS58117847A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 燃焼雰囲気ですぐれた高温耐食性および高温耐酸化性を示す高強度Ni基鋳造合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP67682A JPS58117847A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 燃焼雰囲気ですぐれた高温耐食性および高温耐酸化性を示す高強度Ni基鋳造合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58117847A true JPS58117847A (ja) | 1983-07-13 |
JPS626623B2 JPS626623B2 (ja) | 1987-02-12 |
Family
ID=11480344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP67682A Granted JPS58117847A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 燃焼雰囲気ですぐれた高温耐食性および高温耐酸化性を示す高強度Ni基鋳造合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58117847A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61177352A (ja) * | 1985-02-01 | 1986-08-09 | Kubota Ltd | 石油化学工業反応管用耐熱鋳鋼 |
EP2041326A2 (en) * | 2006-06-29 | 2009-04-01 | L.E. Jones Company | Nickel-rich wear resistant alloy and method of making and use thereof |
-
1982
- 1982-01-06 JP JP67682A patent/JPS58117847A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61177352A (ja) * | 1985-02-01 | 1986-08-09 | Kubota Ltd | 石油化学工業反応管用耐熱鋳鋼 |
JPH0250976B2 (ja) * | 1985-02-01 | 1990-11-06 | Kubota Ltd | |
EP2041326A2 (en) * | 2006-06-29 | 2009-04-01 | L.E. Jones Company | Nickel-rich wear resistant alloy and method of making and use thereof |
EP2041326A4 (en) * | 2006-06-29 | 2009-10-14 | Jones L E Co | WEAR-RESISTANT NICKEL RICH ALLOY, METHOD FOR MANUFACTURING THE SAME, AND USE THEREOF |
US8613886B2 (en) | 2006-06-29 | 2013-12-24 | L. E. Jones Company | Nickel-rich wear resistant alloy and method of making and use thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS626623B2 (ja) | 1987-02-12 |
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