JPS5811571B2 - 渦電流探傷法 - Google Patents

渦電流探傷法

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JPS5811571B2
JPS5811571B2 JP5515577A JP5515577A JPS5811571B2 JP S5811571 B2 JPS5811571 B2 JP S5811571B2 JP 5515577 A JP5515577 A JP 5515577A JP 5515577 A JP5515577 A JP 5515577A JP S5811571 B2 JPS5811571 B2 JP S5811571B2
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JP
Japan
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eddy current
signal
depth
defect
flaw detection
Prior art date
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Expired
Application number
JP5515577A
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English (en)
Other versions
JPS53140088A (en
Inventor
遠藤丘
神村武男
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、4〜16倍の比となる2種類の周波数の信
号を用いて被探傷物体の欠陥を検出して、その検出され
た信号から欠陥の深さを推定する渦電流探傷法に関する
従来、渦電流探傷によって検出した被探傷物体の欠陥は
欠陥の深さを定量的に推測することは極めて困難とされ
ている。
このため、定性的検査法が採られていた。
これを解決するだめの方法として、複素表示された信号
で欠陥を評価する位相法が開発され、実用されている。
しかしながらこの方法をもってしても、たとえば、内挿
式探傷子を用いて伝熱管などの検査をした吻合、管の外
表面に存在する比較的浅い欠陥の定量性が低く問題とな
っている。
この発明は、上記従来の欠点を除去するためになされた
もので、周波数の比が1/4〜1/16になるような2
種類の周波数の異なる信号を探傷子に加えて被探傷物体
に生ずる渦電流に応じた信号を取り出し、この信号を上
記探傷子に加えた信号と同期検波し、この同期検波の結
果の比をとって上記被探傷物体の浅い減肉の深さを求め
ることを要旨とすることにより、被探傷物体の欠陥の長
さまたは巾などの寸法に左右されずに浅い欠陥の検出を
正確に行ない得る渦電流探傷法を提供することを目的と
する。
以下、この発明の渦電流探傷法の実施例について図面に
基づき説明する。
第1図はその一実施例に適用される渦電流探傷装置の構
成を示すブロック図である。
この第1図の渦電流探傷装置は内挿式渦電流探傷に好適
なものであって、図中の1は被探傷物体を示し、管が示
されている。
そして、1a、1bは被探傷物体1の外表面に存在する
欠陥であり、また、1cは内表面に存在する欠陥を示す
この被探傷物体1内には探傷子2が挿入されるようにな
っており、この探傷子2は1次コイル2pと2次コイル
2sで構成され、1次コイル2pに試験周波数信号f1
.f2が加えられ、2次コイル2sより検出信号を取り
出して、ブリッジ3に加えられるようになっている。
すなわち、2次コイル2Sは被探傷物体1に生ずる渦電
流に応じて誘起される信号を検出信号として検出するも
のである。
ブリッジ3は探傷器本体4内の1構成要素であって、2
種類の周波数信号を発振する発振器5゜6を電源として
いる。
発振器5は試験周波数信号f1(高い周波数)を発振し
、また、発振器6は試験周波数信号f2(低い周波数)
を発振するものである。
これらの発振器5,6から出力される試験周波数信号f
1.f2を上記ブリッジ3に加えるほかに、移相器7,
8にも出力するようになっている。
移相器7,8の出力は同期検波器9,10に送出するよ
うになっている。
この移相器7,8の出力はそれぞれ試験周波数周信号f
1.f2を移相させて、同期検波器9,10の基準信号
を得るためのものである。
一方、上記ブリッジ3の出力は同調増幅器11゜12の
入力端に送出するようになっている。
同調増幅器11は発振器5から出力される試験周波数信
号f1の中心周波数と同一の中心周波数を選択して増幅
するようになっている。
同様にして、同調増幅器12は発振器6から出力される
試験周波数信号f2の中心周波数と同一の中心周波数を
選択して増幅するようになっている。
両同調増幅器11.12の出力は上記同期検波器9,1
0に送出されるようになっている。
この同期検波器9゜10の出力9a、10aは割算器1
3に送出するようになっている。
割算器13はこの出力9a。10aの比を求めて指示計
14に指示するようになっている。
次に、この第1図で示す渦電流探傷装置によりこの発明
の渦電流探傷法について説明する。
まず、発振器5,6から試験周波数信号f1.f2がブ
リッジ3を通して探傷子2の1次コイル2pに加えられ
る。
これにより、探傷子2の1次コイル2pの表側、すなわ
ち、被探傷物体1の内周面に渦電流が集中する。
この渦電流に応じた信号か探傷子2の2次コイル2aで
検出されブリッジ3から同調増幅器11.12に導入さ
れる同調増幅器11゜12ではそれぞれ試験周波数信号
f1、f2と同一の中心周波数を選定して増幅し、その
出力を同期検波器9,10にそれぞれ送出する。
この同期検波器9,10にはそれぞれ移相器7,8から
試験周波数信号f1、f2を移相した基準信号が加わつ
おり、したがって、同期検波器9,10ではこの基準信
号と同調増幅器11,12の出力との同期検波を行なっ
て、直流の出力9a、10aを割算器13に送出する。
この割算器13は同期検波器9.10の出力9a、10
aの比を求めて指示計14にその比を指示する。
ところで、渦電流探傷として最も重要な要因として「渦
電流の浸透深さ」があることは衆知の通りである。
この浸透深さはd=d(ρ/πfμ)1/2で定議され
ている。
この式において、dは渦電流の浸透の深さであって、探
傷子に近い表面の渦電流の大きさを1としたとき渦電流
の大きさが37%に減衰する深さで定義しており、この
深さで渦電流は表面より位相が1ラジアン(57°)遅
れる。
pは被探傷物体1の電気固有抵抗である。
μは被探傷物体1の透磁率である。
fは渦電流の周波数である。
このように定義することにより、第2図(被探傷物体1
の外表面および内表面における渦電流の減衰を示してい
る)に示すように、試験周波数信号f1、f2の周波数
(第2図で周波数f1.f2をパラメータとして示して
いる)が高くなればなるほど、被探傷物体1の内表面に
渦電流が集中するようになる。
この被探傷物体1として、たとえば、第1図に示すごと
く、管などでは、その内表面の欠陥1cは外表面の欠陥
1aあるいは1bに比べて大なる検出信号として検出さ
れる。
しかし、これより相当低い(1/4〜1/16程度)周
波数では渦電流の浸透深さが大きくなるため、欠陥が外
表面にあって内表面にあっても同一レベルの信号をして
検出される。
また、欠陥の深さによる信号レベルの変化がゆるやかで
なくなる。
したがって、2つの試験周波数信号f1.f2で検出さ
れる信号の比を割算器13で求めれば浅い外表面の欠陥
1a、1bによる被探傷物体1の減肉量を知ることが可
能である。
ここで、周波数比が「4〜16」であっても、高い方の
周波数の値によって効果が制限され、発明者等の実験に
よると、たとえば、上記渦電流の深さdが2〜3t(t
は被探傷物体1の肉厚)となるような周波数では実用的
な効果が得られなく、d=0.4〜0.8tで最も効果
があった。
第3図aないし第3図cはそれぞれ欠陥検出例を示すも
のである。
このうち、第3図aはこの発明による場合であり、第3
図す、第3図cは従来の場合を示すものである。
そして、第3図すは様様な欠陥による探傷信号のうち欠
陥の深さく被探傷物体の全肉厚に対する比)と信号位相
との関係を示したものである。
第3図cは欠陥の深さと信号振幅との関係を示したもの
である。
この第3図す、第3図cから明らかなように、欠陥の深
さが10%〜30%であっても、同一の信号振幅、位相
を示す場合があり、10%の欠陥の深さと30%の欠陥
の深さとは識別が難しい。
一方、第3図aに示すこの発明の場合、信号振幅と欠陥
との深さとの関係を示すものであり、条件として、f1
=400kHz、f2=100kHz。
ρ=10−6Ωcm、μ=1である。
この第3図aの場合は10%と20%の欠陥では同一の
振幅比となることはあっても、10%と30%の欠陥は
同一振幅比となることはない。
すなわち、欠陥の深さを推定する場合の推定精度が向上
したことが明らかである。
以上詳述したように、この発明の渦電流探傷法によれば
、周波数の比が1/4〜1/16になるような2種類の
周波数の異なる信号を探傷子に加えて被探傷物体に生ず
る渦電流に応じた信号を取り出し、この信号を上記探傷
子に加えた信号と同期検波し、この同期検波の結果の比
をもって上記被探傷物体の浅い減肉の深さを求めること
を要旨としているので、被探傷物体の欠陥の長さまたは
巾などの寸法に左右されずに浅い欠陥の検出を正確に行
なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の渦電流探傷法の一実施例に適用され
る渦電流探傷装置の構成を示すブロック図、第2図は同
上による被探傷物体の外表面と内表面における渦電流の
減衰状態を示す図、第3図aはこの発明による欠陥深さ
と信号振幅比との関係を示す図、第3図すは従来の渦電
流探傷法における欠陥の深さと信号位相との関係を示す
図、第3図cは同じ〈従来の欠陥の深さと信号振幅との
関係を示す図である。 1・・・被探傷物体、1a〜1c・・・欠陥、2・・・
探傷子、3・・・ブリッジ、4・・・探傷器本体、5,
6・・・発振器、7,8・・・移相器、9,10・・・
同期検波器、11.12・・・同調増幅器、13・・・
割算器、14・・・指示計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 周波数の比が1/4〜1/16になるような2種類
    の周波数の異なる信号を探傷子に加えて被探傷物体に生
    ずる渦電流に応じた信号を取り出し、この信号を上記探
    傷子に加えた信号と同期検波し、この同期検波の結果の
    比をとって上記被探傷物体の浅い減肉の深さを求めるこ
    とを特徴とする渦電流探傷法。
JP5515577A 1977-05-13 1977-05-13 渦電流探傷法 Expired JPS5811571B2 (ja)

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JPS53140088A JPS53140088A (en) 1978-12-06
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JP2006118902A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Hitachi Ltd 渦電流探傷法による欠陥高さ評価法
JP2012068061A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Chugoku Electric Power Co Inc:The 非破壊検査装置、非破壊検査方法

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