JPS5811423Y2

JPS5811423Y2 - 大豆選別機

Info

Publication number: JPS5811423Y2
Application number: JP12111978U
Authority: JP
Inventors: 惣太山本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1978-09-01
Filing date: 1978-09-01
Publication date: 1983-03-03
Also published as: JPS5539122U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、搬送方向とその搬送方向の側方との２方向に
傾斜する選別ベルトコンベアに、回転する円筒篩をそれ
の軸線方向が傾斜するよう軸支してなる円筒筒型の粒径
選別機を組合せて、大豆殻稈から脱粒した大豆粒の選別
が、選別ベルトコンベアにより長粒と屑粒とに選別した
後、その屑粒を分別した長粒を粒径選別機で連続して粒
径別に選別していけるようにした大豆選別機についての
改良に関するものである。

上述の如く構成されている大豆選別機においては、それ
の屑粒を分別する選別ベルトコンベアに組合せた円筒筒
型の粒径選別機が、それに供給される被選別粒の中に、
虫喰粒等の粒形の不整な屑粒が混入していると、粒径別
に分別して取出す精選された大豆粒の中に形状不整な屑
粒が混入するようになるだけでなく、選別性能の劣化を
きたすようになる構造になっているところがら、その粒
径選別機に被選別粒を供給するよう組合せである選別ベ
ルトコンベアは、それから取出される長粒の中に屑粒の
混入がない状態となるように調整しておく必要があるの
で、そのような状態に選別できるようそれの搬送方向に
おける傾斜角度を設定しであるが、そのようになってい
ても、選別しようとする大豆粒の品種が変わり、それに
より被選別大豆粒の粒形・性状が変わると、選別ベルト
コンベアで分別した長粒の中に、かなりの屑粒が混入す
るようになってくる。

そこで本考案においては、この問題の解決を目的に、上
述の如く、円筒筒型の粒径選別機に組合せて大豆選別機
を構成する選別ベルトコンベアの機枠を、その選別ベル
トコンベアの搬送方向における傾斜角度が自在に調節し
得るよう、操作杆の操作により任意に昇降する昇降装置
を介して大豆選別機の機体に支架せしめる手段を提起す
るものである。

次に実施例について図面に従い一層具体的に説明すると
、１は適宜形状に形設せる大豆選別機Ａの機枠であり、
２は大豆粒を屑粒と長粒とに分別するよう前記機枠１の
上部に装架せる選別ベルトコンベアである。

該コンベア２は、ローラ２０とローラ２１とに広幅の選
別ベルト２２をエンドレスに巻きかけてベルトコンベア
状に形威し、それを、搬送面（選別面）となる選別ベル
ト２２の上面側２２ａが、搬送方向（第１図で左方で
矢印イ方向）に向い次第いに上昇するよう搬送方向にお
いて傾斜し、がっ、搬送方向の正面から見て一側に下降
傾斜するよう搬送方向の側方に傾斜する姿勢として、機
枠１に装架せしめである。

該ベルトコンベア２の前記の搬送方向における傾斜は、
形状が損じて転動しにくい虫喰粒・損傷粒等の屑粒と、
形状が整って転動し易い長粒とを、搬送の間に分別する
ためのものであり、屑粒が転動しない範囲で適宜に設定
する。

また、搬送方向の側方への傾斜は、長粒を選別ベルトコ
ンベア２の側方に転落させるためのものであって、前述
と同様に屑粒が転動しない範囲において適宜設定するが
、屑粒だけとなる傾斜上昇端側では、長粒を側方に落す
必要がないので、この側方への傾斜は、選別ベルトコン
ベア２の傾斜上昇側に向い、次第いにゆるやかにしてよ
い。

実施例では、第２図に示しているように、傾斜下降端側
である搬送方向の始端部２ａ側を受けるローラ２０の軸
線の傾斜角（約５°）を、傾斜上昇側である搬送方向の
終端部２ｂ側を受けるローラ２１の軸線の傾斜角（約２
°）より大きくして、上昇側に向い側方への傾斜がゆる
くなるようにしている。

そして、これらローラ２０，２１は、前記選別ベルト２
２の搬送方向に沿い長く形設せる左右に一対のフレーム
２３．２３の、前記搬送方向における両端部位に軸受部
材２４・・・・・・を夫々設けて、それら軸受部材２４
・・・・・・に、各ローラ２０，２１の回転軸２５．２
６を軸支することで、回転自在に軸架せしめてあり、ま
た、前記フレーム２３、２３は、それの長手方向にお
ける両端部材に設けたブラケット２７．２８により、機
枠１に対し支架せしめであるが、それらブラケツ）２
７．２８の中の前記搬送方向の終端側に位置するブラケ
ット２７と機枠１との間には、ハンドル３０の操作によ
り、ブラケット２７の支持高さが自在に昇降調節し得る
昇降装置３が介装してあり、また、搬送方向の始端側の
ブラケット２８は、前記昇降装置３の作動でフレーム２
３．２３の終端側が上下に動くとき、それによりフレー
ム２３．２３全体が該ブラケット２８の連結軸２８ａ
中心に上下に傾斜回動するように機枠１に取付けである
。

なお、前記昇降装置３は、ハンドル３０の操作で回動す
る回動軸３１の両端部位に、夫々逆向のねし溝３２．３
３を設け、それに駒３４．３４を夫々螺合し、それら駒
３４．３４とブラケット２７との間に支持アーム３５．
３５を、連結軸３６、３７を介して渡架し、ハンドル
３０を回わして回転軸３１を回転させると、前記駒３４
．３４が夫々反対方向に同調して移動し、それにより、
支持アーム３５．３５の傾斜角度が変って、ブラケット
２７を昇降させるように構成しているが、他の適宜の手
段に変えてよいこと勿論である。

４は前記選別ベルトコンベア２で分別した長粒を受入口
から受入れて粒径別に選別するよう選別ベルトコンベア
２の下方に配位して機枠１に装架せる円筒筒型の粒径選
別機で、適宜伝導機構を介し原動機軸と伝導して駆動回
転する円筒篩４０を、それの軸線方向が一方に下降傾斜
する姿勢に軸架して、それの上昇側の開口４１を受入口
とし、下降側の開口４２を大粒の取出口とし、中間部を
小粒・中粒の取出口とする通常のものである。

そして、この粒径選別機４の前記円筒篩４０の受入口４
１は、前述の選別ベルトコンベア２の搬送方向の両側縁
の中の傾斜下降側の側縁２Ｃと、その側縁２Ｃ下方に配
位して機枠１に装架せる流穀樋５を介し連通させである
。

また、前記機枠１の周辺で、前述の選別ベルトコンベア
２の始端部２ａ側には、選別すべき大豆粒を該選別ベル
トコンベア２上に供給するための揚穀機６（パケットコ
ンベア）を立設し、それの上端部に装設せる吐出筒６０
を、選別ベルトコンベア２の受入口となる前記搬送方向
の始端部２ａの上方に臨ませて、該揚穀機６の下端部に
装設されているホッパー６２の供給口６１に選別すべき
大豆粒を投入することで、その大豆粒が吐出筒６０から
選別ベルトコンベア２の始端部２ａ上面に送給するよう
にしである。

なお、７は、前記ホッパー６２の下方位置に、別に設け
た二次ホッパーで、前述ホッパー６２に投入した大豆粒
がこの二次ホッパー７を介し揚穀機６の機内に流下して
いくようにしてあり、かつ、この二次ホッパー７の上口
と前記ホッパー６２の下口との間に、唐箕８の吐風口８
０を臨ませて、揚穀機６の供給口６１に大豆粒を供給し
ていく間に、その大豆粒を風選するようにしている。

また、９は前記揚穀機６の吐出筒６０に溢れる穀粒を前
記ホッパー６２にオーバーフローさせる導管、４３は円
筒篩４０を囲う機筺状に形成した粒径選別機４の機枠、
４４は機枠４３に設けた小粒の取出口、４５は機枠４３
に設けた中粒の取出口、４６は受入口４１に連通させた
ホッパー、５０は流穀樋５の上端部側に仕切板５１を設
けて形成した混合粒の回収部で、屑粒に混入した長粒を
回収する回収口５２を具備している。

また、１０・・・・・・は各取出口の下方に配設した回
収箱である。

次に作用効果について説明すると、本考案による大豆選
別機は、昇降装置３をそれの操作部たるハンドル３０を
回して作動させることにより、該昇降装置３を介して機
枠１の上部に装架しである選別ベルトコンベア２が、傾
斜回動して、それの搬送方向の傾斜角度が自在に変更調
節されることになるから、選別すべき大豆粒の品種が変
って、選別ベルトコンベア２を経て該コンベア２の下位
に配設しである円筒筒型の粒径選別機４に流れ込む長粒
の中に、不整な屑粒が混入するようになったとき、前述
の昇降装置３を作動せしめて、選別ベルトコンベア２の
傾斜角度を、分別する長粒の中に屑粒が混入しない状態
にまで修正すればよいので、選別ベルトコンベア２に組
合せた円筒筒型の粒径選別機４を、常に、所定の選別性
能を発揮し、かつ、分別して取出す各粒径別の長粒の中
に屑粒がない状態として作動させ得るようになり、屑粒
の分別と粒径別の選別とが選別精度を良好に保持しなが
ら連続して行なえる大豆選別機が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例装置の縦断側面図、第２図は同
上一部破断した正面図、第３図は選別ベルトコンベアの
縦断正面図、第４図は同上コンベアの中間を省略した側
面図である。１・・・・・・機枠、２・・・・・・選別ベルトコンベ
ア、２ａ・・・・・・始端部、２ｂ・・・・・・終端部
、２Ｃ・・・・・・側縁、３・・・・・・昇降装置、３
０・・・・・・ハンドル、４・・・・・・粒径選別機、
４０・・・・・・円筒篩、４１・・・・・・受入口、５
・・・・・・流穀樋、６・・・・・・揚穀機、６２・・
・・・・ホッパー、７・・・・・・二次ホッパー、８・
・・・・・唐箕、８０・・・・・・吐風口。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

機枠１の上部に、搬送方向の終端部２ｂ側に向い次第い
に傾斜上昇する選別ベルトコンベア２を、搬送方向の側
方に傾斜させて装架し、その選別コンベアベルト２の下
方には、回転する円筒篩４０をそれの軸線方向が傾斜す
るよう傾斜軸支してなる円筒筒型の粒径選別機４を配設
し、該選別機４の前記円筒篩４０の受入口４１を、前記
選別ベルトコンベア２の側縁２Ｃと流穀樋５を介して連
通し、前記ベルトコンベア２の始端部２ａ側には、該始
端部２ａの上面に被選別粒を送給する揚穀機６を立設し
た大豆選別機において、上記選別ベルトコンベア２を、
それの搬送方向における傾斜角度が自在に調節し得るよ
う昇降装置３を介して機枠１に支架せしめたことを特長
とする大豆選別機。