JPS5811301B2 - 真空加圧鋳造装置 - Google Patents

真空加圧鋳造装置

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JPS5811301B2
JPS5811301B2 JP55028731A JP2873180A JPS5811301B2 JP S5811301 B2 JPS5811301 B2 JP S5811301B2 JP 55028731 A JP55028731 A JP 55028731A JP 2873180 A JP2873180 A JP 2873180A JP S5811301 B2 JPS5811301 B2 JP S5811301B2
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JP
Japan
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furnace body
chamber furnace
cylinder case
casting
casting chamber
Prior art date
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Expired
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JP55028731A
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English (en)
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JPS56126064A (en
Inventor
吉野章英
新川勉
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、高周波誘導加熱あるいはアーク放電による
加熱等を利用して金属を融解させ、歯科用、工業用小型
鋳造物をはじめ各種の複雑な形の鋳造物を精密に鋳造す
ることのできる鋳造装置に関するもので、特に空気の圧
入、排気だけで融解室と鋳造室の外界からの遮蔽、外界
への開放を行うことのできる真空加圧鋳造装置に関する
ものである。
従来のこの種の装置としては、例えば特公昭52−12
35号に示されたものがある。
これは、取付基体に回転自在に取付けた炉の開口部を、
バッチによって手動で開閉を行ない、坩堝や鋳型等を外
界から遮蔽を行ない、坩堝内の溶湯を鋳型に鋳込む際に
は、炉全体を横転する方式のものである。
しかしながら、このような装置では、重い炉全体を横転
させるための機構が必要であり、また、高熱の鋳型を装
着した炉の開閉を手で行なわねばならないため危険であ
るばかりでなく、炉の開閉の自動化も難かしく、しかも
、炉の内部に不活性ガスを注入した場合、何らかの原因
で炉内が危険な高圧になった場合の安全のための措置と
して安全弁等を設ける必要があった。
この発明は上記欠点に鑑みてなされたもので、特に空気
の圧入、排気だけで融解室と鋳造室の外界からの遮蔽、
外界への開放を行うことのできる真空加圧鋳造装置を提
供することを目的とする。
以下、図示の実施例を参照しつゝこの発明の詳細な説明
する。
1は本体で、フレームスタンド3a、3b、3c、3d
を取付金具4a、4bを介して底板5に取付けて構成さ
れている。
取付金具4a、4bには可動支持体として働く平面運動
用ベアリング7a、7bが固定されており、これにより
底が閉じている円筒状シリンダケース8が移動可能に支
持されている。
しかしてシリンダケース8は平面運動用ベアリング7a
、7bに沿って第1図では手前方向、第2図では右方向
へ移動することができる。
シリンダケース8内にはピストン9がOリング10,1
1によって気密を保って嵌め込まれており、ピストン9
内にはさらに子ピストン12が同じくOリング13,1
4によつて気密を保って嵌め込まれている。
15は子ピストン12が必要以上に上昇し過ぎるのを防
止するためのストッパを兼ねる調整用つまみで、該調整
用つまみ15を廻してその上昇限界を設定することがで
きる。
ピストン9には鋳造室炉体16が載置されており、その
内部には断熱材17によって囲まれた鋳型18が収容さ
れている。
19は鋳造室炉体16の角形をしたフランジ部20の側
縁と接触する案内板で、その上部は融解室炉体21の底
部フランジ22に固定されている。
底部フランジ22の底面にはOリング23が取付けられ
ており、後程説明するように鋳造室炉体16が上昇して
きたときにそのフランジ部20の上面と気密接触するよ
うに作用する。
24はフランジ部22に支持された融解室炉体21の底
板で、その中央部には溶融金属の供給用開口25が形成
され、その下には加圧口26が取付けられている。
融解室炉体21は支持体27a、27bを介してフレー
ムスタンド3aと3b、3cと3dに上下方向の摺動可
能に支持されている。
28a、28bは融解室炉体21の下限を定めるストッ
パとして作用するステー48a、48bは組立保強用ス
テーである。
融解室炉体21内には坩堝29が適当な支持機構30に
よって支持されており、その周囲には熱源となる高周波
誘導線輪31が設置されている。
坩堝29は外部からの制御装置によって例えはその底の
弁41を開閉することができるものである。
このような形式の坩堝は従来から知られており、その詳
細は省略する。
32は上蓋板で、その中央部に覗窓33が形成されてお
り、この覗窓33は耐熱ガラス34、取付金具35、O
リング36等によって気密に封止されている。
上蓋板32の下面で融解室炉体21の上部のフランジ部
37と対面する個所にはOリング38が装着されており
、後程説明するように鋳造室炉体16の上昇に伴って融
解室炉体21が上昇したときに該融解室炉体21と上蓋
板32との間を気密封止し、上記融解室炉体21ならび
に鋳造室炉体16を外界から完全に気密遮蔽する。
上蓋板32はフレームスタンド3aと3b、3cと3d
でそれぞれ形成された保持用枠39によって第1図では
鎖線で示すように左方向(従って第2図では手前方向)
に摺動可能に保持されている。
なお、上蓋板には真空ポンプに結合された排気口40お
よび不活性ガス源に結合された不活性ガス供給口42が
それぞれ形成されている。
上記の装置において、先づ上蓋板32を第1図で左方へ
滑らして坩堝29に融解すべき金属たとえば適当な合金
を入れ、上蓋板32を第1図に示す位置に戻す。
またシリンダケース8を鋳造室炉体16と共に平面運動
用ベアリング7a、7bに沿って第1図の手前方向へ引
出して第2図示の位置へ移し、鋳造室炉体16中の断熱
材17内に鋳型18を装填し、シリンダケース8を鋳造
室炉体16と共に本体1内に戻す。
こゝでシリンダケース8の底部近くに設けられた空気の
圧入・排出口44より該シリンダケース8内に空気を送
り込むと、ピストン9が上昇して鋳造室炉体16も筒状
案内板19に沿って上昇し、そのフランジ部20は融解
室炉体21の底部フランジ22の底面とOリング23を
挟んで密着する。
シリンダケース8内への空気の圧入によって鋳造室炉体
16がさらに上昇すると融解室炉体21も押し上げられ
、その上部フランジ部37が上蓋板の下面とOリング3
.8を挟んで密着する。
かくして鋳造室炉体16および融解室炉体21は共に外
界から完全に気密を保った状態で遮蔽される。
またこれと同時にシリンダケース8内の子ピストン12
も上昇し、断熱材17を介して鋳型18を押し上げ、そ
の湯口を加圧口26に圧接する。
この場合、フランジ部20と底部フランジ部22とがO
リング23を挟んで密着する前に鋳型18の湯口が加圧
口26に押し付けられても、鋳型18の高さと断熱材1
7の高さを予め適当に調節しておくことにより、子シリ
ンダ12が若干押し下げられ、フランジ部20と底部フ
ランジ部22との間の気密性が破れたり、これら両フラ
ンジ部を無理に圧接して鋳型18を破損するようなこと
はない。
こゝで真空ポンプを動作させて排気口40より融解室炉
体21および鋳造室炉体16内を40Torr程度にま
で排気する。
次いで不活性ガス供給口42よりアルゴン等の不活性ガ
スを供給して各炉体内を不活性ガスで満たす。
こゝで高周波誘導線輪31に高周波電流を流して坩堝2
6内の合金を融解する。
このとき不活性ガスの供給を続ける一方で再び真空ポン
プを動作させて各炉体内を排気し、坩堝や合金、断熱材
、鋳型等から出るガスを排出する。
合金が融解したところで不活性ガスの供給を停止し、再
度真空ポンプを動作させて各炉体内を真空状態とする。
次いで外部からの操作により弁41を開き、融解した合
金を鋳型18の湯口に流し込む。
こゝで炉体内の圧力が4気圧程度になるまで再び不活性
ガスを供給し、溶融金属を鋳型18内圧入する。
この場合、シリンダケース8内の空気圧は各炉体内の不
活性ガスの圧力よりも若干高めになるように設定されて
いるので、上記不活性ガスの圧入により各炉体が下がり
、炉体内と外界との気密封止が破れるという心配はない
しかし、何らかの原因で炉体内の圧力が異常に高くなる
と、炉体はシリンダケース8内の空気圧に打勝って降下
するから、特別な安全弁を設けなくても炉体内が危険な
高圧になるという心配は全くない。
鋳型18の冷却後、排気口40より炉体内の不活性ガス
を内部が大気圧になるまで排出する。
次に空気圧入・排出口44よりシリンダケース8内の空
気を排出する。
これによりピストン9、鋳造用炉体16、子ピストン1
2、鋳型18、融解室炉体21はいずれも自重で降下し
、第1図に示す状態に戻る。
こゝでシリンダケース8を鋳造室炉体16と共に平面運
動用ベアリング7a、7bに沿って引出して鋳型18を
取出して新しい鋳型をセットし、シリンダケース8およ
び鋳造室炉体16を本体内に押し込む。
また上蓋板32を摺動して開いて融解すべき金属の充填
あるいは坩堝の交換を行って上蓋板32を閉じ、上記の
融解、鋳造工程を繰り返す。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、シ
リンダケース8への空気の圧入だけで鋳造室炉体16と
融解室炉体21との間、融解室炉体21と上蓋板32の
下面との間の各気密封止が行われ、外界から完全に遮蔽
された炉体内での金属の融解、さらに不活性ガスによる
加圧鋳造を極めて簡単かつ安全に行うことができる。
また、この発明によれば融解室炉体21および鋳造室炉
体16内へのアルゴン等の不活性ガスの供給時にその圧
力が過大になると上記各炉体間あるいは融解室炉体21
と上蓋板32との間の気密封止が自動的に破れて内圧を
安全値以下に押えることができ、何らの特別な安全弁を
設ける必要もない。
さらに、この発明によれば、金属の融解開始から鋳造完
了まで金属が空気に触れることは全くないから、鋳造物
に酸化物が混入する心配がなく、良質の鋳造物を作るこ
とができるばかりでなく不活性ガスの圧入により溶融金
属を鋳型中に充分に押し込むことができ、精度の高い鋳
造品を作ることができる。
なお、図示の実施例において、子ピストン9を必要とし
ない場合には、ピストン9の代わりにシリンダケース8
と気密に嵌合し得る鋳造室炉体を準備し、これにピスト
ン9の作用を兼ねさせるようにすることもできる。
従って、特許請求の範囲中における「鋳造室炉体」なる
語は図示の実施例のようにピストン9と鋳造室炉体16
とが分離している場合および鋳造室炉体がピストンとし
ての作用も兼ねる場合の両方を含めて解釈されるべきで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による真空加圧鋳造装置の一実施例の
縦断面を正面から見た図、第2図は同実施例におけるシ
リンダケース及び鋳造室炉体を引出した状態を示す側面
図、第3図は第1図におけるA−A線に沿う断面図であ
る。 1・・・・・・本体、7a、7b・・・・・・平面運動
用ベアリング(支持体)、8・・・・・シリンダケース
、9・・・・・・ピストン、16・・・・・・鋳造室炉
体、18・・・・・・鋳型、21・・・・・・融解室炉
体、24・・・・・・底板、27a。 27b・・・・・・支持体、29・・・・・・坩堝、3
1・・・・・・高周波誘導線輪(加熱手段)、32・・
・・・・−上蓋板、44・・・・・・空気圧入・排気口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上蓋板を有する本体と、該本体内に設置され底面近
    くに空気の圧入・排出口の設けられた底面の閉塞された
    容器状のシリンダケースと、該シリンダケース内にその
    内壁面と気密性を保って収容され上記圧入・排出口から
    上記シリンダケース内に供給される空気の圧力に応じて
    上下することのできる内部に鋳型を収容した鋳造室炉体
    と、該鋳造室炉体の上方部において上記本体内に上下方
    向の移動可能に設置され、上記鋳造室炉体の上昇時にそ
    の上面と気密性を保って密着することのでさる底縁部お
    よび上記上蓋版下面に同じく気密性を保って密着するこ
    とのできる上縁部を有し、内部に坩堝ならびに加熱手段
    の設けられた融解室炉体とからなる真空加圧鋳造装置。
JP55028731A 1980-03-06 1980-03-06 真空加圧鋳造装置 Expired JPS5811301B2 (ja)

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JPS56126064A JPS56126064A (en) 1981-10-02
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JP5836457B1 (ja) * 2014-08-11 2015-12-24 株式会社三社電機製作所 鋳造装置
CN109848397A (zh) * 2019-04-18 2019-06-07 杭州圣檀服饰有限公司 一种磁头制造装置

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