JPS5811267Y2

JPS5811267Y2 - カ−テン吊り具

Info

Publication number: JPS5811267Y2
Application number: JP1978000491U
Authority: JP
Inventors: 雄治帖地
Original assignee: 日野自動車株式会社
Priority date: 1978-01-07
Filing date: 1978-01-07
Publication date: 1983-03-02
Also published as: JPS54106114U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、カーテン吊り具、さらに詳述するならば、
横断面略Ｃ字状のカーテン・レールとそのカーテン・レ
ールに摺動案内される多数のランナーとを含むカーテン
吊り具の改良に関する。

従来、この種のカーテン吊り具は、取付けに際し、先ず
、カーテン・レールに多数のランナーを挿入し、次いで
、そのカーテン・レールの両端にストッパーを嵌め込み
、ねじ止めし、ランナーがカーテン・レールから抜は落
ちないようにする。

そのように組み立てられた後、カーテン吊り具は取付は
金具によって窓枠に対して所定の位置に取り付けられる
。

゛しかし、カーテン・レールの両端に充分
なスペースを取れない場合、従来は、カーテン・レール
の一端側の溝縁に切欠きを形威し、取り付は後において
、ストッパーを取り外すことなしに、カーテン・レール
にランナーを補充できるようにしている。

勿論、ランナーの補充後は、その切欠きにゴム製プラグ
を嵌め込み、ランナーがカーテン・レールがら外れない
ようにしている。

従って、そのようなカーテン吊り具の製作工程において
、カーテン・レールの溝縁に切欠きを形成する工程が付
加されねばならず、また、ランナーの補充が厄介である
。

また、従来は、実公昭３６−３３０４４号公報に開示さ
れるように、目地棒を利用するカーテン吊り具が提案さ
れてきている。

しがし、カーテン・レールが天井壁面にねし止めされた
後、その取付は状態で、そのカーテン・レールへのラン
ナーの取り付け、取り外しができず、そのランナーが破
損した場合の取り替えが困難である。

この考案の目的は、カーテン・レールにランナーを補充
するための切欠きをカーテン・レールに形成することな
しに、また、それに伴なって、切欠きに嵌め込まれるプ
ラグを省き、さらに、ストッパーの取り外しなしにカー
テン・レールへのランナーの挿入および取外しを容易に
し、また、カーテン・レールに挿入され、セットされた
ランナーの外れを防止するカーテン吊り具の提供にある
。

そのような課題のために、この考案のカーテン吊り具は
、カーテン・レールと、フックを備えてそのカーテン・
レールに往復摺動可能に保持された多数のランナーより
なるものにして、そのカーテン・レールが長さ方向に伸
長された溝を下面に備える横断面略Ｃ字状に形成され、
そのカーテン・レールの内側に起立するように、そのカ
ーテン・レールの互いに向かい合う溝縁に一対のリブを
一体的に形成し、また、そのランナーがそのリブにまた
がる一対の脚を両端に形威し、さらに、そのカーテン・
レールの内高さＨ６がそのランナーの高さｈおよび脚の
長さｌの関係において、ｈ＋２１よりも僅か高くし、さ
らにまた、そのカーテン・レールの溝の幅Ｗがそのラン
ナーの幅Ｗおよびそのフックの支柱部の外径ｄよりも僅
か広くされている。

以下、この考案に係るカーテン吊り具の望ましい具体例
について、図面を参照して説明する。

第１および２図はトラックの窓に使用されるに適するよ
うになされたこの考案のカーテン吊り具の具体例１０を
示している。

このカーテン吊り具１０は、長さ方向に伸長する溝１２
を下面に有する横断面略Ｃ字状のカーテン・レール１１
とそのカーテン・レール１１に摺動案内される多数のラ
ンナー１６とを含んでいる。

そのカーテン・レール１１は自身の内側に起立するよう
に、カーテン・レール１１の互いに向かい合う溝縁１３
，１３にそれぞれ傾斜リブ１４，１４を一体的に形成し
ている。

それらリブ１４，１４は上端に水平フランジ１５．１５
を一体的に形成し、ランナー１６を載置し、摺動案内す
ると共に、溝１２の幅を決定している。

ランナー１６は、両端にそれぞれ脚１７を一体的に形成
し、そのランナー１６が溝１２を通ってカーテン・レー
ル１１内に嵌め込まれたとき、脚１７を傾斜リブ１４，
１４にまたがるようにしている。

また、ランナー１６は溝１２からカーテン・レール１１
の外側に伸長するフック１８を中央下面に一体的に形成
し、そのフック１８は、また、カーテン（図示せず）の
フックのための環部１９を下端に備えている。

さらに、カーテン・レール１１．一対の傾斜リブ１４．
１４、ランナー１６およびフック１８の形状寸法につい
て、詳述するに、今、カーテン・レール１１の内高さを
Ｈ８、傾斜リブ１４，１４の高さをＨｌ、溝１２の幅を
Ｗ、ランナー１６の高さをｈ、ランナー１６の幅をＷ、
脚１７の長さをｌフック１８の柱状部の外径をｄとそれ
ぞれするならば、カーテン・レール１１の内高さＨ８は
、ｈ＋２１よりも僅か高くし、また、溝１２の幅Ｗはラ
ンナー１６の幅Ｗよりも僅か広くしている。

さらに、フック１８の柱状部の外径ｄは溝１２内で回転
できるように、溝１２の幅Ｗよりも僅か小さくしている
。

次に、上述のように構成されるカーテン吊り具１０を使
用してトラック（図示せず）の運転室の窓にカーテンを
取り付ける場合について述べるに、先ず、カーテン・レ
ール１１を窓に近接して運転室に取付は金具を介して若
しくは直接的にねし止めする。

次いで、多数のランナー１６を第１図の右側に示す状態
にして、脚１７の下端が水平フランジ１５．１５の上方
になるまで、溝１２からカーテン・レール１１内に挿入
し、その状態において、さらに、柱状部の軸線のまわり
にランナー１６を９０°回転し、さらに引き続いて、ラ
ンナー１６を下げ、第１図の左側に示すように、ランナ
ー１６を傾斜リブ１４，１４および水平フランジ１５．
１５上に跨座させる。

その後、フック１８の環部１９にカーテンのフックを引
っ掛けることによって、カーテンの取付は作業を終了す
る。

そのように、カーテン吊り具１０は運転室の窓へのカー
テンの取付は作業を簡単にする。

また、上述のカーテン吊り具１０において、一対の傾斜
リブ１４，１４は垂直状態において、カーテン・レール
１１に一体的に形成することも勿論可能であり、さらに
水平フランジ１５．１５は省くことも勿論可能である。

如上の構成になるこの考案によれば、カーテン・レール
に切欠きを形成することなしに、また、カーテン・レー
ルの両端に嵌め込まれたストッパーを外すことなしに、
溝からカーテン・レール内に挿入されたランナーを水平
面内で９０°回転し、下方に降ろすことによって、ラン
ナーがカーテン・レールに容易に取り付けられ、また、
カーテン・レール内でランナーを上方に持ち上げ、その
状態で水平面内で９０°回転し、下方に降ろすことによ
って、溝から引き抜かれてランナーがカーテン・レール
から容易に取り外され、そのようにして、ランナーが破
損した場合の取り替えが容易になり、また、切欠きに嵌
め込まれるプラグが省かれ、さらに、カーテン・レール
に挿入され、セットされたランナーの外れが防止される
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係るカーテン吊り具を一部切欠いて
示した部分斜視図、第２図は第１図のＡ矢視図である。１０・・・・・・カーテン吊り具、１１・・・・・・カ
ーテン・レール、１２・・・・・・溝、１３・・・・・
・溝縁、１４・・・・・・傾斜リブ、１５・・曲水平フ
ランジ、１６・・・・・・ランナー、１７・・開脚、１
８・・間フック、１９・・・・・・環部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】カーテン・レールと、フックを備えてそのカーテン・レ
ールに往復摺動可能に保持された多数のランナーとより
なるものにおいて、そのカーテン・レールが長さ方向に伸長された溝を下面
に備える横断面略Ｃ字状に形成され、そのカーテン・レ
ールの内側に起立するように、そのカーテン・レールの
互いに向がい合う溝縁に一対のリブを一体的に形成し、
また、そのランナーがそのリブにまたがる一対の脚を両端に形
威し、さらに、そのカーテン・レールの内高さＨ８がそのランナーの高
さｈおよび脚の長さｌの関係において、ｈ＋２１よりも
僅か高くし、さらにまた、そのカーテン・レールの溝の
幅Ｗがそのランナーの幅Ｗおよびそのフックの支持部の
外径ｄよりも僅か広いことを特徴とするカーテン吊り具
。