JPS58112550A - 医療用加圧点滴装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シリンジの一部を固定するための第１ホルダ
ーを備えたスベンドル駆動手段保有ノ１ウジ／グ、該ハ
ウジングに対して直線的な運動が可能であって該スピン
ドル駆動手段を介してモーターによって作動されかつシ
リンジの別の部分を固定するための第２ホルダーを備え
たスライダー（Ｓｃｈｉｅｂｅｒ　　）　、および該ス
ライダーを作動させるモーターの駆動力を操作時に中断
させるレリース装置を備えた医療用加圧点滴装置（Ｄｒ
ｕｃｋｉｎｆｕｓｉ−ｏｎｓａｐｐａｒａｔ　　）に関
する。

この種の加圧点滴装置は連続点滴の実施に使用される。

これらはシリンジをゆっくりと連続的に作動させるのに
適しているので、シリンジ出口が接続された患者へはシ
リンジ充填物が例えば２４時間にわたって均等に投辱さ
れる。加圧点滴装置はかなり少量の流体を０．０６〜５
　ｍｌ　／　ｈの流速で、経時的に一定な割合で送給し
なければならず、流速の変動は通常、最大１％までに制
限される。

／ンクロンモーターを経て切り替え伝動手段によって駆
動されるラック伝動手段（Ｚａｈｎｓｔａｎｇｅｎ−Ｊ
ｎｔｒｉｅｂ　）を経てシリンジが押し出される加圧点
滴装置が知られている。シリンジシリンダーの前端部は
第１ホルダーに固定され、一方シリンジのピストンロッ
ドに接続された第２ホルダーは第１ホルダーの方向へゆ
っくりと移動される。

別の加圧点滴装置はラックの代りにスピンドル伝動手段
を備える。このスピンドル伝動手段はステップモーター
または伝動手段を経る直流モーターによって駆動される
。スピンドル伝動手段はレリース装置によって休止でき
るのでピストンロッドを手で前調節できる。しかしなが
らこの場合には次の様な問題が生じる。即ち、該加圧点
滴装置を使用する際には、薬剤びんから吸い出しカニユ
ーレを用いてまずシリンジに薬剤を充填しなければなら
ない。次いで該カニーレは除去され、殺菌されたパッケ
ージから取り出した空導管がシリンジの出口に接続され
る。無菌性、清潔さおよび経済性の理由から該導管は、
その自由端にカニユーレまたはカテーテルを接続する前
に、該自由端まで薬剤を充填するのが望ましい。この導
管充填は既知の装置によっておこなうことができ、この
場合、レリース装置を作動させて流体が導管の前部端に
正確に達するまでスライダーを前進させる。

次いで、レリース装置の作動が停止されると、スピンド
ル 番こおけるかみ合い（　Ｅｉｎｒａｓｔｅｎ　；　Ｅｉ
ｎｒａｓｔｕｎｇ　　）がおこなわれる。レリース装置
の作動停止後にスピンドルまたはラックのかみ合いがお
こなわれると、スライダー上において前方または後方へ
の推進運動がおこなわれ、これによって導管内へ空気が
流入するか、流体が流出する。これに対して、レリース
装置の作動の終ｒに際してかみ合いがおこなわれないな
らば、その後で一定の遅れを伴ったかみ合いが生ずる。

即ち、スピンドルまたはラックが長い距離にわたって運
動するとかみ合いが生ずる。輸送速度が１　ｍｚ／ｈ　
、　ピストンの移動距離が５０時間で８０濶、駆動速度
が１．６■／ｈの場合には、スピンドルのピッチを１■
と仮定すると、かみ合いがおこなわれるまで４０分間に
わたって操作がおこなわれる。この時点では加圧点滴装
置は患者に接続されているが、点滴は停止される。これ
はトロンベン（　Ｔｈｒｏｍｂｅｎ　　）を生成させ、
結局は塞栓症に導く。このため大抵は、強制的なかみ合
いがおこなわれる。

導管を患者に接続した後でかみ合せが強制的におこなわ
れると、２つの望ましくない、医療的に危険な効果が生
じる。即ちこのかみ合せは、輸送装置を短時間にわたっ
て逆転させることによって血液を吸いこませてトロンペ
ンの形成と塞栓症の危険を惹起させるか、あるいは濃厚
な薬剤を患者番こ注入させる。

既知の加圧点滴装置の更に別の欠点は、負荷のものとで
のレリース装置の作動に際して初期応力（　Ｖｏｒｓｐ
ａｎｎｕｎｇｅｎ　）が突然解放されることである。

本発明の課題は、レリース装置の作動に際してスライダ
ーが自由に移動でき、該スライダーのあらゆる状態にお
いて連続的かつ休止作用を伴うことなく作動用駆動力（
　Ｋｒａｆｔｆｌｕｓｓ　　）が形成可能な加圧点滴装
置を提供することである。

本発明によればこの課題は、スピンドル駆動手段が、ス
ピンドルおよび該スピンドル上に配置されかつそのねじ
山が球体を介してかみ合ったナツトを備えた球体回転駆
動手段（Ｋｕｇｅｌｕｍｌａｕｆｇｅｔｒｉｅｂｅ）を
有し、レリース装置が、少なくとも１つの回転方向に回
転させないようにスピンドルまたはナツトをスライダー
に連結させる連結装置であるようにすることによって解
決された。

球体回転駆動手段の場合には、自己制動できない（ｎ１
ｃｈｔ　−ｓｅｌｂｓｔｈｅｍｍｅｎｄ　）　スピンド
ル駆動手段が重要である。このことは、スピンドルに対
するナツトの回転によってナツトとスピンドル間の縦方
向運動が達成されるだけでなく、ナツトに対するスピン
ドルの直線状の移動憂こよってこれらの両部材の回転が
おこなわれることを意味する。この種の球体回転駆動手
段は例えば西独国特許公開公報１）Ｅ−０５１４２５７
８７号に開示されている。この球体回転駆動手段は、ス
ピンドルのねじ山ピッチに対応したねじ山ピッチを備え
たナツトを有する。しかしながら、ナツトとスピンドル
のねじ山ピッチはかみ合わずに螺旋状の溝を形成し、該
溝内に球体が配置される。これらの球体ナツト内部を移
動し、該ナツトの端部に達すると軸上の回帰溝を通って
ナツトの反対端部へ運び返される。球体回転駆動手段の
摩擦は非常に小さいので、スピンドルは回転するナツト
の付近では該ナツトに対して直線状に移動するが、該ナ
ツト内部では回転しながら直線状に移動する。従って自
己制動できないスピンドル駆動手段が重要である。

スピンドルが自由回転できるならば、球体回転駆動手段
を使用することにより、スライダーは任意の位置におい
て直線状に移動される。連結装置によってスピンドルを
回転させないように適当にスライダーと連結させるなら
ば、スピンドルの刻み目におけるかみ合いを必要とせず
に、モーターとスライダーとの間に駆動力が即座に生じ
る。シリンジのピストンロッド上に固定された第２ホル
ダーを備えたスライダーはそれぞれのシリンジに対して
正確に調節される。スライダーを手動で移動させること
によって、シリンジに接続された導管をシリンジからの
流体で充填することも０Ｔ能で、この場合スピンドルは
自由回転する。流体が導管の前部端に到達すると、スピ
ンドルはスライダーをこ連結されるので、モーターによ
るスピンドル駆動手段を介してスライダーはさらに移動
する。これによって点滴操作の開始のためのシリンジの
正確な微細調整が可能となる。

本発明の好ましい態様によれば、スライダーに連結した
スピンドルまたはナツトは回転ノブに接続され、連結装
置は休止可能な自在輪（Ｆｒｅｉｌａｕｆ）であり、該
自在輪は連結状態においては回転ノブによって、両ホル
ダーを相互接近させる方向にのみスピンドルまたはナツ
トを回転させる。

このようにしてスピンドルまたはナツトは回転ノブを用
いて手で回転することができるので、該回転ノブの回転
によって両ホルダーの微細調整をおこなうことができる
。この微細調整の間に、シリンジに接続された導管には
流体がその前端部まで正確に充填される。回転ノブの逆
回転は自在輪によって阻止されるので、導管への流体の
再吸収は不可能である。このようにして導管内への外気
の流入による汚染は回避される。駆動モーターによる負
荷のもとでも微細調整は可能である。

原則としてスピンドルまたはナツトは連結装置を介して
スライダーに接続される。これらの両部材の一方がモー
ターで駆動され、他の部材がスライダー内に収容されか
つ連結装置を介してスライダーに回転しないように接続
されることが重要である。

本発明の好ましい態様によれば、スピンドル駆動手段は
、モーターで駆動されかつナツトに固定されたパイプを
備え、該パイプ内にはスピンドルが配設される。回転ノ
ブをスピンドルの端部へ直接連結することができるので
、これは好適な構造的長所を有する。ハウジングのソケ
ット内においてパイプを包囲するスリーブと共にスライ
ダーを回稀しないようにするのが好ましい。全スピンド
ル駆動手段は該ソケット内にカプセル状に収納されるの
で、外部の有害な影響から保護される。

本発明の好ましい態様によれば、自在輪はニードルを備
えたリングを有し、該リングはレリースノブｌこよって
回転できる。該ニードルはスピンドルに連結した回転軸
セクションの外部と境を接し、スライダーの接線壁部間
に導かれる。原則的には自転車用としても知られている
この種のニードル自在輪は、逆回転は即座に阻止するが
、順回転を妨げないという利点を有する。逆回転の場合
は、ニードルは回転軸セクションと接線壁部間において
楔となって逆回転を阻止する。

以下、添付図に基づいて本発明の実施例をさらに詳細に
説明する。

第１図は本発明による加圧点滴装置の側面図である。

第２図は第１図のＭ−１１線に沿った縦断面図である。

第３図は第１図の■−■線に沿った横断面図である。

図示された加圧点滴装置は長手方向に延びた管状のハウ
ジング（ＩＧを有しており、該ハウジングの下側部には
Ｌ−字形の第１ホルダー１ｌｌ）が固定され、該ホルダ
ーの自由シャンクは下方へ突出する。ハウジングｉｌｌ
内にはスライダー（１２＋が備わっており、該スライダ
ーはハウジングの自由端部から突出し、Ｆ方へのびた第
２ホルダー〇ｍを備える。第１ホルダーＯＤの垂直シャ
ンクは横方向に切欠部を有しており、該切欠部内にはシ
リンジのシリンダーネックが差し込まれる。シリンダー
の後方端部からはピストンロッドが突出し、該ピストン
ロッドの端部は第２ホルダーｕ３の切欠部内に差し込ま
れる。

第２ホルダー〇３が第１ホルダー＋１１１の方向へ移動
すると、シリンジの内容物はシリンジ出口ＩＩからおし
出される。シリンジ出口ＩＩＢには図示されていない殺
菌導管が連結される。

管状ハウジングＯＩ内ｌこはスライダー＋１２に堅固に
接続されたスリーブＵηが長手方向へ移動可能に設けら
れる。スリーブａηはスライダー０２１に対して反対側
の端部に半径方向へ突出した付属部材ａ印を備えており
、該付属部材は縦溝回内においてハウジング０〔の内面
上を移動し、スライダーａ２が完全に移動した際には止
めねじ■に突きあたり、該止めねじはハウジングσαの
壁部を貫通してねじこまれる。付属部材（１８１はまた
、スライダー（１２がハウジング１１■に対して回転す
るのを阻止するための回転安全装置としての役目もする
。

ハウジングｉｌＧの駆動手段側（左側）の端部２１）は
図示されていないモーターを設置するのに使用される。

この端部ｔ２１１にははめば歯車のが設けられ、該はめ
ば歯車はピニオ／Ｉ２３１を介してモーターによって駆
動される。このピニオンは、ポールベアリング□内に収
容された回転軸ピース（至）を介してパイプ■へ接続さ
れる。パイプ■は管状ハウジングｉｌｌの内部およびス
リーブＵ″７１の内部において同軸的に延びる。パイプ
（至）の自由端には球体回転駆動手段のナツト＠が存在
する。このナラ）ｔ２７）はスピンドル（至）と共働し
、該スピンドルはスライダーｏ渇の側からパイプ（至）
の内部の方へ同軸的に延びる。ナツト＠とスピンドル（
２）との共働作用は個々に説明しない。このような構造
は例えば西独国特許公開公報ＤＥ−０５１４２５７８７
号に開示されている。

スピンドル（支）の端部はポールベアリング囚と共にス
ライダーａｚ内に収容される。スピンドル（至）の端部
には回転ノブが堅固に設けられ、該ノブはスライダーと
共に移動可能であり、該ノブを用いてスピンドル（２）
を手動で回転させることができる。

スライダー０り上でのスピンドルの端部の軸方向の移動
はスライダー（１２によって安全におこなわれる。

スライダー（１２内においては、スピンドル端部に接続
する回転軸ピース■はスイッチリング（Ｓｃｈａ−Ｉｔ
ｒｉｎｇ　　）Ｃ３３＋によって包囲され、該リングは
制限下に回転可能である。−スイッチリング田は半径方
向に突出した突起（至）を有し、該突起は押しボタン（
Ｄｒｕｃｋｓｔｉｆｔ）　（ｄ５１の横ノツチ内に突出
する。押しボタン（至）はスライダーａり内において、
回転軸ピース■の上部を横切って延びる。該押しボタン
はサック状穿孔（Ｓａｃｋｂｏｈｒｕｎｇ　）内へ導か
れ、スプリング□□□によって横方向に外部に向って押
圧保持される。

スイッチリング印）は２本のニードル算のゲージとなる
。これらのニードルは回転軸ピース＠の周囲壁の外側で
境を接する。一方、これらのニードル（謂は加圧ピース
（至）の内部面と接する。加圧ピース（至）は回転軸ピ
ース（支）（横断面図ｔこみられる）と共番こ、ニード
ル（９）用の楔状溝を形成する。このため、自在輪の作
用があられれる。何故ならば、スピンドル（至）に接続
された回転軸ピース（至）は第３図によれば反時計回り
の方向にのみ自由に回転できるからである。回転軸ピー
ス（至）が時計回りに回転しようとすると、ニードル（
至）は加圧ピース上へ楔のように締めつけられるので、
このような回転は即座に阻止される。

押しボタン（至）がスプリング（ト）の作用に逆って押
込まれると、スイッチリング国は反時計回りの方向へ回
転するので、ニードル（９）は強制的に解放状態にされ
、回転軸ピース（支）の回転は両方向かり能となる。

スライダーａｚおよびハウジングａωのスライダー側端
部の間には幌（ｌが設けられ、該幌はスライダー（１ｚ
のスリーブＵηをおおい、ハウジングｔｌｌを閉鎖する
。

加圧点滴装置の操作は次のようにしておこなゎれる。第
２−図に示した状態から出発して充填シリンジを取付け
るために、スライダーｔｌＺをハウジング（１０１から
引き出す。これは押しボタン（至）を押込んだままでお
こなう。押込まれた押しボタン（至）がスライダー（１
２の方（右側）へ引き寄せられると、スリーブ面はハウ
ジング（１０１内において右側へ移動し、同時にスピン
ドル啜は自由に回転し、一方、ナツト額は未作動モータ
ーによって堅固に保持される。

充填シリンジを取付けるのに必要な距離だけスライダー
ｕりを引き出した後で、シリンジ０４１をホルダーｔｉ
ｌｌおよび１３）の間に設置する。ここで押しボタン（
ト）は解放される。回転ノブ（至）はこの状態では、第
２ホルダー（ＩＪの第１ホルダーＵυへの移動に対応す
る方向にのみ回転し、逆方向には回転しない。シリンジ
出口ｉｌｌに接続された導管にシリンジからの流体が充
填されるまで回転ノブ田は回転される。

スピンドル（至）は固定ナツト額にささえられるので（
モーターはまだ作動されない）、回転ノブ（至）の作動
による作動方向における初期応力によって駆動作用は除
かれる。

導管を患者に接続後、モーターを作動させる。

稼動は拘束されないので、流体輸送は最小の点滴速度で
すぐｌこ開始される。

理解しやすくするために、パイプ（至）とナツト圀を駆
動させるモーターは省略した。さらに、スライダー０り
がハウジング（１Ｇに対して最大の移動位置に達したと
き、または過賞負荷が生じたときにモーターの作動を停
止させるエンドスイッチも図示されていない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による加圧点滴装置の側面図である。 第２図は第１図の■−■線に沿った縦断面図である。 第３図は第１図の■−■線に沿った横断面図である。 （１υはハウジング、ａυは第１ホルダー、ａｚはスラ
イダー、ｔｌｌは第２ホルダー、１８はシリンジ出口、
Ｕηはスリーブ、（Ｉｍは付属部材、ｔｌｌは溝、（至
）は止めねじ、＠ははめば歯車、（至）はピニオン、（
至）は回転軸ピース、（至）はボールベアリング、（支
）はパイプ、咥はナツト、（至）はスピンドル、＠はボ
ールベアリング、＠は回転軸ピース、■はスイッチリン
グ、（至）ハ押しボタン、（至）はスプリング、Ｇ７１
　’ｔｉ　＝　　）’　ル、（至）は加圧ピースを示す
。 特許出願人　インターメディカット・ゲゼルシャフト・
ミツト・ベシュレンクテル・ハフツング

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、シリンジの一部を固定するための第１ホルダーを備
   えたスビ／ドル駆動手段保有ハウジング、該ハウジング
   に対して直線的な運動が可能であって該スピンドル駆動
   手段を介してモーターによって作動されかつ該シリンジ
   の別の部分を固定するための第２ホルダーを備えたスラ
   イダー、および該スライダーを作動させるモーターの駆
   動力を操作時に中断させることができるレリース装置を
   具有した医療用加圧点滴装置であって、スピンドル駆動
   手段が、スピンドル（２）および該スピンドル上に配置
   されかつそのねじ山と球体を介してかみ合ったナツトａ
   を有した球体回転駆動手段−および■を備え、レリース
   装置が、少なくとも１つの回転方向に回転させないよう
   にスピンドル（至）またはナツトのをスライダーαりに
   連結させる連結装置（至）および（至）であることを特
   徴とする加圧点滴装置。 ２スライダーＯ２と連結したスピンドル（至）またはナ
   ツト鰭が回転ノブ■に接続され、連結装置（至）および
   （９）が、連結状態においてスピンドル（２）またはナ
   ツト（ハ）を回転ノブ（至）によって両ホルダー（１υ
   およびαＪが相互に接近する方向に回転させるかみ合い
   可能な自在輪である第１項記載の加圧点滴装置。 ３、スピンドル駆動手段が、モーターで駆動されかつナ
   ツトので堅固に接続されたパイプ（至）を備え、該パイ
   プ内にスピンドル（支）が設けられた第１項または第２
   項記載の加圧点滴装置。 ４、スライダーｌが、ハウジング［１１内に２いてパイ
   プ（イ）を包囲するスリーブａηによって回転しないよ
   うに設けられた第３項記載の加圧点滴装置。 ５、自在輪が、ニードル（至）を保有しかつ押しボタン
   （至）によって回転可能なスイッチリング（至）を偏見
   、ニードル（至）が、スピンドル■と連結した回転軸ピ
   ース＠と外側で境を接し、加圧ピース（至）間へ接触導
   入された第２項記載の加圧点滴装置。