JPS5811222Y2

JPS5811222Y2 - 製図台

Info

Publication number: JPS5811222Y2
Application number: JP4610678U
Authority: JP
Inventors: 信一金田
Original assignee: コクヨ株式会社
Priority date: 1978-04-08
Filing date: 1978-04-08
Publication date: 1983-03-02
Also published as: JPS54151604U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は製図板を傾動自在に支持する製図台に関する
ものである。

この種製図台としては、例えば支持台の左、右の支持脚
の上端部に製図板支持枠の左、右の側杆を枢着し、その
支持枠上に製図板を取付けるようにしたものが知られて
おり、このものは、製図板支持枠を所望の傾斜角度に調
整するための傾斜角度調節装置等を備えているのが一般
的である。

ところで、この種製図台にあっては、例えば、その製図
板支持枠の後端部を伸縮自在にして、その支持枠上に各
種サイズの製図板を好みあるいは必要に応じて取付けら
れるようにしたものが開発されているが、このものは、
小形な製図板を取付けた場合と、大形な製図板を取付け
た場合とで、これを支持する支持枠の重心位置が大きく
異なるものである。

ところが、従来のものは支持脚に対する製図板支持枠の
枢着位置が不変であるため、取付けた製図板のサイズに
よっては、その支持枠の重心位置と枢着位置とが相当能
れてしまうことがあり、この場合には製図板支持枠を所
望の角度に保持する傾斜角度調節装置等に大きな支持力
を負担させることになり、傾斜角度の調節操作にも大き
な力が必要になるという不都合があった。

この考案はこのような事情に着目してなされたもので、
支持脚に対する製図板支持枠の枢着位置を変更できるよ
うにすることにより、前述した不都合を解消することが
できる製図台を提供するものである。

以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。

図中１は支持台である。

支持台１は床上に載置される左、右の基杆２，２上に左
、右の支持脚３，３を立設し、図示しない連結横杆によ
りこれら左、右の基杆２，２および左、右の支持脚３，
３を一体化したものである。

そして、上記左、右の支持脚３，３の上端部に製図板支
持枠４を枢着し、その製図板支持枠４を傾斜角度調節装
置５で適宜な傾斜位置に保持できるようにしている。

上記製図板支持枠４は、例えばパイプ材を矩形に組んだ
枠形のもので、その左、右の側杆４ａ、４ａの後
端部に製図板６の後端部を支持する補助側杆４ｂ、
４ｂを突没自在に嵌着することによって、その製図板
支持枠４上に各種サイズの製図板を取付けることができ
るようにしている。

また、上記傾斜角度調節装置には、例えば、上記製図板
支持枠４の左、右側杆４ａ、４ａの前端部にステ
ー７．７の一端を枢着し、そのステー７．７の他端側を
上記支持脚３，３に枢着した案内部材８にスライド調節
可能に固定できるようにしたものである。

ここで、上記支持脚３，３と製図板支持枠４との枢着部
の構成を詳述すれば、第２図〜第４図に示すように上記
支持脚３，３の上端部外側面に、水平片部９ａおよび垂
直片部９ｂを有するＬ字形の回動ブラケット９の垂直片
部９ｂをピン軸１０により枢着するとともに、上記製図
板支持枠４の側杆４ａ、４ａの対向面に上記回動
ブラケット９の水平片部９ａに取着する板状の固定ブラ
ケット１１を溶接等により固着している。

そして、この固定ブラケット１１に前後に細長な取付位
置調整孔１２を穿設するとともに、上記回動ブラケット
９の水平片部９ａにねじ孔１３を設け、それら両ブラケ
ット９．１１を上記取付位置調整孔１２を通して上記ね
しくＬ１３に螺着した調整ボルト１４で前、後に位置調
整可能に締付固定している。

なお、１５は上記回動ブラケット９の水平片部９ａの前
縁から下方へ突設したストッパであり、このストッパ１
５は上記支持脚３の上端部前面に当接して上記製図板支
持枠４の後方への傾動を水平位置に制限するためのもの
である。

このような構成のものであれば、調整ねじ１４を一時的
に緩めることにより、製図板支持枠４の支持脚３に対す
る枢着位置を前、後に移動調整することができる。

したがって、製図板支持枠４上に各種サイズの製図板を
取付けるようにしても、その支持枠４の重心位置に合せ
て、その支持枠４の枢着位置を移動させることができる
こととなり、製図板支持枠４の傾斜角度調節装置５等に
無理な力が作用したり傾斜角度の調節に力がいる等とい
った不都合を解消することができるものである。

なお、取付位置調整孔は、前記のような長孔に限らず、
例えば多数のボルト孔を前、後方向に一列に並べたよう
なものでもよい。

また、前記実施例においては、回動ブラケットにねじ孔
を、固定ブラケットに取付位置調整孔をそれぞれ設けた
場合について説明したが、逆に、回動ブラケットに取付
位置調整孔を、固定ブラケットにねし孔を設けてもよい
のは勿論である。

また、支持脚３の上端に樹脂製のキャップ１６を嵌着し
ない場合には、前記ストッパ１５の代りに回動ブラケッ
ト１１の後端下側にＬ字形のストッパを突設し、そのス
トッパの先端水平部を支持脚３の上端面後縁部に当接さ
せるようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は全体を
示す側面図、第２図は第１図におけるＩＩ矢視図、第３
図は第２図におけるＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図、第４図は
第２図におけるＩＶ−ＩＶ線断面図である。１・・・・・・支持台、３・・・・・・支持脚、４・・
・・・・製図板支持枠、４ａ・・・・・・側杆、６・・
・・・・製図板、９・・・・・・回動ブラケット、９ａ
・・・・・・水平片部、９ｂ・・・・・・垂直片部、１
１・・・・・・固定ブラケット、１２・・・・・・取付
位置調整孔、１３・・・・・・ねじ孔、１４・・・・・
・調整ボルト。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

支持台の左、右の支持脚に製図板支持枠の左、右の側杆
を回動自在に枢着したものにおいて、左、右の支持脚の
上端部側面にＬ字形の回動ブラケットの垂直片部を枢着
するとともに、製図板支持枠の左、右の側杆に上記回動
ブラケットの水平片部に取着する固定ブラケットを固着
し、両ブラケットの一方に長孔等の取付位置調整孔を、
他方にねし孔を設け、それら両ブラケットを上記調整孔
を通して上記ねし孔に螺着した調整ボルトで前後に位置
調整可能に締付固定したことを特徴とする製図台。