JPS58112026A - ガス除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は燃焼装置から発生する排ガス中ヘアルカリ十類
の粉体を噴霧して有害ガスを除去するガス除去装置に関
する。

都市ごみ焼却炉等の燃焼装置から生ずる排ガス中の有害
ガス成分、特に塩化水素ガス、イオウ酸化物を除去する
ためにアルカリ土類金属粉体を噴霧する装置が各種用い
られている。

例えば第１図に示される従来装置では、燃焼炉１０、ボ
イラ１２、煙道１４、電気集塵装置１６、誘引通風機１
８、煙突２０を備えた燃焼装置の燃焼炉１０とボイラ１
２との間へ粉体噴霧ノズル２８で計量圧送されて輸送管
３ｏ内を送られ燃焼炉１０からの排ガスへ噴霧され酸性
ガスの発生を低減するようになっている。

ま邂第２図に示される従来装置では煙道１４へ粉体噴霧
ノズル２２が設けられており、さらに第３図の従来装置
では焼却炉後段へ反応室３２を設置す、この反応室３２
へ複数個の粉体噴霧ノズル２２を配置して分岐した輸送
管３ｏがらの粉体を送るようになっている。

しかし上記第１図の炉内噴霧、第２図の煙道内噴霧は、
アルカリ土類のｒＩＲ１！ｉｌ当量比を増大しても酸性
ガスの低減率があまり向上せず、第３図の反応室内噴霧
法では酸性ガス低減率は向上するものの、本来付着し易
い粉体であるアルカリ土類の粉体が輸送管分岐部に詰ま
り、供給不能となったり厳重な保守点検を必要としてい
る。各噴霧ノズルに対してそれぞれ粉本供給源を設ける
ことも考えられるがコストアップとなり採用不可能であ
る。

本発明は上記事実を考慮し、輸送管上のトラブルがなく
かつ酸性ガスの低減率を向上できるガス餘去装置を得る
ことが目的である。

本発明に係るガス除去装置は、ボイラ後流へ反応室を設
けて噴霧ノズルを配置し、この反応室は噴霧流分散形状
として効率的な気−固反応を行い酸性ガスの発生を低減
するようになっている。

以下本発明の実施例を図面に従い説明する。

第４図に示される如く、本実施例では従来例と同様に燃
燦装置として燃焼炉１０．ボイラ１２、煙道１４、電気
集塵装置１６、誘引通風機１日、煙突２０を備えている
。しかし、この実施例ではボイラ１２と電気集塵装置１
６の間の煙道１４の中間部へ反応室３４が設けられてい
る。

この反応室３４の軸心は垂直であり、上端開口部が煙道
１４を介してボイラ１２へ連通している。

またこの上端開口部の中心部には粉体噴霧ノズル２２が
その開口を下向として配置されており、この粉体噴霧ノ
ズル２２が配管３０ｉ経てサイロ２４、定量フィーダ２
６、ブロア２８へ連通されることにより必要量の水酸化
カルシウムＣα（ＯＨ）ｇ粉体ヵ、あ応室、、内へ噴霧
う、、、６よう、なっ薔いる。

すなわちサイロ２４内へ貯留された水酸化カルシウム粉
体は定量フィーダ２６であらかじめ決められた量だけ落
下し、プロワ２８の圧力で配管３０内をノズル２２へ圧
送される。ここに配管３０は分岐部がないので配管途中
で詰まりの生ずることはない。

また反応室３４の中間部はノズル２２からの粉体噴霧流
分散形状となっている。すなわち−例として噴霧ノズル
２２から下向に噴射される水酸化カルシウムは円錐状の
広がりとなるので反応室：３４の内径は噴霧ノズル２２
から離れるに従って次第に内径が拡大、するチーノミ一
部３４Ａが設けられている。

なお、反応室３４の下端大径部の一部は煙道１４を介し
て電気集塵装置１６と連通されている。

このように構成された本実施例の作動を説明すると、都
市ごみが投入される燃焼炉１０はバーナこの排ガスはボ
イラ１２を通って熱回収された後に反応室３４へと至る
。この反応室３４では粉体噴霧ノズル２２から水酸化カ
ルシウムが排ガス中の塩化水素ガス及びイオウ酸化物ガ
スに対して数倍当量噴霧されて酸性ガスと混合する。こ
の場合反応室３４は噴霧流分散形状となっているので均
一な混合が行なわれ、充分な気−因反応が進行する。

反応生成物ダストを含んだ排ガスは煙道１４を通って後
段の電気集塵装置１６へ送られ、ここでダストが除去さ
れた後に誘引通風機１８、煙突２０を経て大気へ放出さ
れる。しかし既に酸性ガスは大部分が除去されているの
で有害ガスが大量に大気へ放出される危険性はない。

第５図は本実施例を従来装置と比較して水酸化カルシウ
ムの噴霧当量比に対する酸性ガス除去率を示す線図であ
り、に来例Ｉは第１．２図の炉内噴霧、煙道内噴霧によ
る場合の酸性ガス低減率を鰺し、従来例…は第３図の反
応室内噴霧法を示す。

この線図から明らかな如く、本実施例では６ずれの従来
例よシも酸性ガス除去率が高くなっており、しかも粉体
輸送部に分岐部がないので閉本の危険性が少く保守点検
が容易となっている。

以上説明した如く、本発明に係るガス除去装置は、ボイ
ラ後流へ反応室を設けこの反応室の一部へアルカリ土類
金属の粉体噴霧ノズルを配し、反応室形状を噴霧流分散
形状としたりで、粉体輸送管上の問題点を解消すると共
に酸性ガス低減率を向上することが可能となる優れた。

効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は従来のガス除去装置を示す流れ図、第
４図は本発明に係るガス除去装置の実施例を示す流れ図
、第５図は本実施例を従来例と比較した噴霧当量比に対
する酸性ガス除去率の線図である。 １０・・・燃焼炉、　　　　　１２・・・ボイラ、１４
・・・煙　道、　　　　２２・・・ノズル、３４・・・
反応室。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）燃焼装置のボイラ後流へ反応室を設けると共にこ
   の反応室の一部へアルカリ土類金属の粉体噴霧ノズルを
   配置し、この反応室の形状を噴霧流分散形状として粉体
   噴霧流と排ガス流とを均一に気−固反応させるガス除去
   装置。 ；２）前記アルカリ土類金属は燃焼装置からの排労ス中
   に含まれる塩化水素ガス及びイオウ酸化物ガスに対し数
   倍当量噴霧されることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項のガス除去装置。 （３）前記反応室は粉体噴霧ノズルからの内径が次第に
   増大されることを特徴とした前記特許請求の範囲第１項
   又は第２項のガス除去装置。