JPS58111682A - 正常二倍体細胞の培養法 - Google Patents

正常二倍体細胞の培養法

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JPS58111682A
JPS58111682A JP56212619A JP21261981A JPS58111682A JP S58111682 A JPS58111682 A JP S58111682A JP 56212619 A JP56212619 A JP 56212619A JP 21261981 A JP21261981 A JP 21261981A JP S58111682 A JPS58111682 A JP S58111682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cells
normal diploid
medium
serum
culture
Prior art date
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Pending
Application number
JP56212619A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Hasegawa
長谷川 明郎
Sadayoshi Horiguchi
堀口 貞由
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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Priority to US06/446,144 priority patent/US4615977A/en
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動物に由来する正常二倍体細胞の培養法に関す
るものである。
動物細胞を培養することは生物科学的実験研究およびホ
ルモン、ワクチン、酵素などの工業的生産の内面におい
てますます重1’になりつつある。
これらの細胞の培養においては、血清の培地中への添加
がほとんどの場合必須であることは良く知られている。
しかしながら血清はその供給が不安定であり、品質の一
定したものが得られK<<、液体であるために保存・取
扱いが困難で、また非常に高価であるという欠点を持っ
ている。そのため生物科学的実験研究やホルモンなどの
工業的生産における細胞培養の発展が大きく阻害されて
ぎた。このような欠点を解決するためこれまで各種のホ
ルモンやタンパク質を添加するととによって培養に盛装
な血清量を低減しようとする研究は数多く知られている
。しかしながら、これらの従来の無血清または低血清培
地に関2.する研究は嫌とんどすべて樹立細胞株や異数
体細胞に関するものであった。このような細胞は無限に
増殖する能力を持つことが多いが・多くは腫瘍鋳起能を
持ったり、その性質が容易に変化することなどから工業
的応用は困−である。これに対して正常:1倍体細胞は
、動物の正常な組織に山来し、その染色体数が23本(
たとえばヒトの場合であれば≠6本)であり、有限の分
裂、回数を持ち、吸着する固体表向を必要とすることを
%黴とする細胞である。このような正常二倍体細胞は朧
瘍鋳起能を持たず、その性質が容易KW化しないことか
らホルモン、ワクチン、酵素などの工業的生産に適した
安全な細胞権として期待されている。しかしながら、正
常二倍体細胞は樹立細胞株や異数体細胞と比較して栄養
要求性が嶺雑であるためにこれら正常二倍体細胞に適し
た無血清または低血清培地はいまだに確立されていない
本発#4@らは、この問題を解決すべく、正常二倍体#
A胞な無血清または低血清培地で培養する方法について
銃ik研究を重ねた結果、培地中にエタノールアミン誘
導体を添加することKよって血清を全く含まないかまた
は極めて低濃度の血清しか含まない培地でこれらの細胞
の増殖を著しく向上することができることを見い出し、
この知見に基づいて本発明をなすに至った。
本発明は培養培地中にエタノ−ルア之ン誘導体を添加す
ることを特徴とする動物に由来する正常二倍体細胞の培
養法に関するものである。
本発明において用いられるエタノ−ルア處ンー導体とは
エタノールアミン及び7オス7オエタノールアミンであ
る。
細胞の培養のためには通常炭素源、窒素源および無機塩
類などから成る基本培地が必要である。
本発明においてもこの基本培地は必要である。基本培地
には、主二マムエツセンシャル文ディアム(Mlisl
a+um &s*mtiml M@dium ) % 
/り2培地1ダルベコ改変イーグルミ、ディアム(Du
lb*aso /s Modified Iりagls
M*dium )、”ム(Ham )のF−10培地、
へムのF−7−2培地、RPMI /j≠O培地など数
多くの種−がある。これらの基本培地の組成はたとえば
r組@培養」(中井準之助他編集、朝食書店、7974
都)K記載されている。本発明看らは前にこの基本培地
にエビダーマルグロースファクタートトランスフエリン
を添加することで、血清を全く含まないか又は極めて低
濃度の血清しか含まない培地中で、細胞を効率よく培養
できることを見い出している(特願昭#−を参J7J号
)、鋏罹明ではエビダーマルグp−ス、ファクターとト
ランス7エ2」ンヲ同時に添加することで血清を完全に
又ぼ大部分代替することができるのであるが、本発明に
よるとエタノ−ルア建ン誘導体なさらに添加することで
動物に由来する正常二倍体細胞の増殖を著しく向上する
ことができる。エタノールアミン誘導体の好ましい添加
濃度は細胞の種11によって異なるが、l乃至700μ
飄・1・、4の範囲内である。
本発1jiK用いられる細胞は動物に由来する正常二倍
体細胞であれば何でもよく、とのよ5なものとしてはた
とえばアフリカミドリザル腎*m、カニクイザル腎細胞
、ウシ胎児腎細胞、ウサギ腎細胞、ウシ胎児肺細胞、ヒ
ト胎児皮膚細胞、ヒト胎児肺細胞、ヒト胎児包皮細胞、
ヒト胎児肺細胞、ヒト胎児脳下垂体細胞、ヒト胎児甲状
腺細胞など数多くある。この中でも特にヒト胎児肺細胞
はインターフェロン生産に1ヒト胎児腎細脂はウロキナ
ーゼ生産に1アフリカミドリザル腎細胞はワクチン生産
に用いることができるためその工業的応用価値は高い。
その他の培養条件、方法は通常の細胞培養で用いられる
方法、たとえば前に挙げた「組織培養」1載の方法を適
用することができる。すなわち培地のpH+培養温度は
目的の細胞増殖に通常期いられる条件でよく、pHはA
−1,培養温度は一2j−参〇℃が一般的である。
培養容器も通常の培養用ディシュ、培養フラスコ、ロー
 ラーボトル、プラスチックバッグ、ら細状フィルム、
ホローファイバー、キャピラリー、マイクロキャリアー
、ガラスピーズ、多層平板などいずれも本発明の方法に
適用することができる。
動物に由来する正常二倍体細胞を培養する際、多重の血
清を用いることによって生じる槽々の障書を本発明によ
って除くことができる。すなわち血清と比較してエタノ
ールアミン酵導体は、安価であり、長期保存可能である
ため、保存・取扱いが簡単で、常に一定の品質のものを
安定して入手することができる。さらにエタノールアミ
ン″n4体によってa鉋の増殖が著しく向上したことに
より、培養期間が翅剣され、ホルモンや酵素などの生産
性が高、まることから正常二倍体細胞の工業的応用への
寄与が大きい。
次K11m例によって本発明をさらに詳細に説明する。
実施Nl 基本培地に虐二マムエツセンシャルミディアムtmい、
これにエピダーマルグロースフアクターをl!ダt/w
t 、)ランス7エリンをlμV−を加え1さらに4!
ris1度のエタノールアミンを加えた培地を準備した
。これらの培地に77、、リカミドリザル腎klAK由
来する正常二倍体細胞(フロー・ラボラトリ−社)を患
濁し、組織培養用ディシュにl、×10”個/−の細胞
数になるように植え付けた。37℃で1日間培養したの
ち、0.Oj 174 W/Vのトリプシンな含むリン
酸緩衝生理食塩水で処理して細胞を再層濁した。細胞数
はコールタ−・カウンター(コールタ−・エレクトpニ
クス社の登録1m41)で計数した。
結果を、エタノ−ルア(ンを含まない対照に対する細胞
数の比(増殖度)で第1図に図示した。
エタノールアミンをl〜700μ■o1・/を含trj
l1Mでは対照にくらべ約/、/ 、 /、2倍の増殖
度を示し、アフリカミドリザル腎細胞の増殖が著しく向
上することが認められた。
実施例コ 基本培地にミニマムエッセンシャルミディアムを用い、
これにエビダーマルグ四−スファクターをisダg/w
ls )ランス7エリンをlμg/−を加え、さらに各
濃度の7オスフオエタノールア之ンを加えた培地を準備
した。これらの培地にアフリカ建トリザル腎臓に由来す
□る正常二倍体細胞(フロー・ラボラトリ−社)を懸濁
し、組織培養用ディシュにtx108個、−の細胞数に
なるよ5に植え付けた。37℃で参日間培養したのち、
o、oztsW/Vのトリプシンを含むリン酸緩衝生理
食塩水で処理して細胞を再懸濁した。細胞数はコールタ
−・カウンター(フールター・エレクトロニクス社の登
録−II)で計数した。
結果を、7オス7オエタノールアセンヲ含まない対照に
対する細胞数の比(増殖度)で第2図に図示した。−7
オス7オエタノールアミンを/ −100声m・l・/
を含む培地では対照にくらべ約へ7〜八λ倍の増殖度を
示し、アフリカミドリザル腎細胞の増殖が著しく向上す
ることが1められた。
涜施例3 本実施例ではヒト胎児の肺臓に由来する正常二倍体II
s胞であるMRCj細胞(フロー・ラボラトリ−社)の
増殖に対するエタノールアミン及びフオスフオエタノー
ルアミンの効91. ヲjli ヘる。
方法は各培地にウシ胎児血清な0.’i%W/W加える
ことを除けば実施例1と同様である。
第3図に結果を示したように、ヒト胎児肺細胞において
もエタノールアミン又はフォス7オエタノールア々ンを
/ 、 100ハo 1 e /を加えることkよって
増殖は著しく向上した。
実施例ダ 本実施例ではヒ′ト胎先の腎臓に由来する正常二倍体細
胞(マイクロバイオpジカル・アソシエイツ社)の増殖
に対するエタノールアミン及び7オスフオエタノールア
ミンの効果を述べる。
方法は各培地にウシ胎児血清な0.参$ W/W加える
ことを除けば実施例1と同様である。
第参図に結果を示したよ5に、ヒト胎児腎細胞において
もエタノ−ルア瑠ン又はフオスフオエタノールアミンを
/ 、 100μm・l・/を加えるととKよって増殖
は著しく向上した。
【図面の簡単な説明】
#I1図はアフリカミドリザル腎細胞の増殖に対するエ
タノ−ルア之ンの効果を示す。 第2図はアフリカミドリザル腎細胞の増殖に対スルフオ
スフオエタノールアミンの効果を示ス。 第3図はヒト胎児肺細胞の増殖に対するエタノールアミ
ン及びフォス7オエタノールア々ンの効果を示す。 第参図はヒト胎児腎細胞の増殖に対するエタノールアミ
ン及びフォス7オエタノールアミンの効果を示す。 各回部、縦軸はエタ/−ルアミン誘導捧を添加しない一
合を100とした相対増殖度、横軸はエタノ−ルア虐ン
ts尋体の添加濃度である。 又Oはエタノールアミン、・は7オス7オエタノールア
ミンを示す。 特許出願人  旭化成r業株式会社 代理人弁理士  星  野    透 才1図 才20 本加壇友(PqNt力)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11)  培*t@地中にエタノールアミン鰐導体を添
    加することを待機とする動物に由来する正常二倍体細胞
    の培養法。 (2)  動−に由来する正常二倍体細胞が腎臓に由来
    する正常二倍体細胞である特許請求の範囲第1IIi記
    載の培養法。 13)腎臓がヒト胎児の腎臓である特許請求の範囲第2
    項記載の培養法。 (4)動物に由来する正常二倍体細胞がヒト胎児のHK
    由来する正常二倍体細胞である特許請求の範囲結1項記
    載の培養法。 (5)  エタノールアミン鰐導体の添加濃度がl〜i
    ooμ醜・l・/lである特許請求の範囲@/項記載の
    培養法。 (6)  培養培地がエビダーマルグロースファクター
    とトランスフェリンを含む培養培地である特許請求の範
    囲第7項記載の機養法。
JP56212619A 1981-12-24 1981-12-24 正常二倍体細胞の培養法 Pending JPS58111682A (ja)

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JP56212619A JPS58111682A (ja) 1981-12-24 1981-12-24 正常二倍体細胞の培養法
DE8282111100T DE3271210D1 (en) 1981-12-24 1982-12-01 Method for the cultivation of normal diploid cells and cultivation medium used therefor
EP19820111100 EP0082974B1 (en) 1981-12-24 1982-12-01 Method for the cultivation of normal diploid cells and cultivation medium used therefor
US06/446,144 US4615977A (en) 1981-12-24 1982-12-02 Method for the cultivation of normal diploid cells and cultivation medium used therefor

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