JPS58110607A - 高炉の炉底構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 る鉄皮式高炉（以下単ＶＣ扁炉と称す）Ｋおける炉底構
造に係り、特に異常高熱負荷などにより、炉底構造物が
破損して炉内ガスが炉外に漏れることを防止するための
炉底構造の提案に関する。

高炉の炉底内部は、鉄鉱石などの原料物から生成された
溶銑が溜まる所であり、高温負荷を受けるために、カー
ボンれんがなどの耐火物および鉄皮で強固な構造になっ
ている。第１図および第２図は高炉の炉底部構造の断面
を示した図面であって、図中の７は鉄皮、デは耐火物構
造である。また高炉内部からのガス漏れを防止するため
に、底板コを設置して鉄皮／と炉底の全周にわたって接
合している。第７図および第２図にその接合部／ｌの例
を示している。第１図は底板コの設置位置が比較的高い
ところにある場合で、第一図は底板１の設置位置が低い
位置にある場合の例示である。

図中３は底板コを補強するたｄ）の鋼材で、６は炉底耐
火物構造９を冷却するための炉底冷却配管である。また
地震発生時に高炉が転倒しないように、アンカーボルト
３でアンカーポルトペースリングを弁して鉄皮ｌを基礎
コンクリートクに固定している第１図に示すような例ち
５あり、また第一図に示すようにアンカーボルトを有し
ない酩炉もある。

以上説明した第７図および第一図に承す従来構造には、
次のような欠点があった。即ち高炉建設時または改修時
には、図面に示すような構造に構築されるが、高炉が操
業に入り炉底耐火物ｔが炉内の溶銑に接すると、炉体は
熱膨張を起こし、炉底耐火物デの熱膨張により、鉄皮ｌ
には上向き方　′向および周方向に大きな力が作用する
。一説によると炉底耐火物構造デの上向き方向の熱膨張
張力は約２００００　トンにもなると言はれる。このよ
うな大きな熱膨張力を受け、鉄皮／は第３図に示すよう
に上向きおよび周方向に変位し、アンカーボルトＳが切
断し、ペースリング１６と炉底基礎コンクリートクとの
間に隙間が生じることさえある。

アンカーボルト３を設けていない高炉では、そのような
隙間が発生する現象が容易に起こる、このように鉄皮／
が変位すると、鉄皮ｌと底板コとの闇の接合部１７は破
断応力を越え、第３図の破断部ｌコに示すように切断さ
れる。一方、炉底耐火物構造９およびこれを形成する目
地はガスシール慣造俸ではなく、また炉底耐火物９の熱
膨張などＫよって、目地が切断されることもあって、炉
内の高圧ガスは第３図の炉内ガス流／ｊのルートを性て
炉外へのガス嘱れを生じる。この炉外へ漏れたガスには
危険なＣＯガスが含まれており、炉底部および炉底周辺
の作業環境を危険なものとすることになる。

本発明は、高炉炉底構造における上記欠点を解消するた
めＫなされたものであって、鉄皮またはペースリングと
底板との間に伸縮継手を設置することによって、鉄皮ま
たはペースリングと底板との接合部の切断を防止しよう
とする、不発明の目的を達成するに至ったのである。

本発明は炉底底板を有する鉄皮式高炉の炉底部において
、炉体鉄皮と炉底底板との接合部に伸縮継手を設置した
ことを％倣とする高炉炉底構造であって、以下に実施態
様の図面について峰細に説明する。

第ダ図〜ｍｌＯ図は本発明の構成を示す説明図面である
。即ちカーボンれんが等の炉底耐火物デの熱膨張による
鉄皮ｌの変位に対処するため、鉄皮／と底板コまたはペ
ースリング１６と底板コとの間に、剛性が小さく伸縮性
の良い伸縮継手／Ｊを設置することを特徴とするもので
ある。この伸縮継手１３は、鉄皮／またはペースリング
１６と底板コとの構造上の位置関係によって、第４＜、
！ｒ、Ａ図に示すような設置例がある。第ダ図は、底板
コが比較的高い位置にある場合である。伸縮継手は／ｊ
ａの位置または／３１）の位置の何れに設置しても良い
。

第７図は第参図のＡ−Ａ視図であって、図に示すように
鉄皮／に？８つて全周に設置するものであり、これは第
５図、第６図、第を図、第を図および第１０図における
伸縮継手７．７についても同様である。

第５図は底板コが比較的低い位ｆｉｌｉＫある場合で、
伸縮継手／３を底板コとペースリング／６との間に５１
ｇ１Ｌ、た例である。第６図も同様に底板コとペースリ
ング１６との間に伸縮継手１３をＷ！置するが、炉外に
伸縮継手１３を設置した例である。また、本発明の実施
に当り、アンカーポル）ｊ及びアンカーボルトペースリ
ング参の有無によりなんら制限を受けるものではなく、
たまたま第ダ図、第５図にはアンカーボルトペースリン
グ参及びアンカーボルト５がある場合で、ｗ４６図、に
はこれらが無い場合の実施例を示したに過ぎない。本発
明は伸縮継手／Ｊの構造からもまた何んら制限を受ける
ものではなく、伸縮継手／３は第ダ図〜第１Ｏ図の実施
例に示す構造以外のものでも、伸縮機能を有する伸縮継
手であれば如何なる構造のものでも良い。なお、伸縮継
手／３の材質は、れんが熱膨張の大小、温度条件などに
応じて選択することが望ましい。伸縮継手は一般に金属
性または耐火性繊維などが考えられるが、これまた材質
によっても制限を受けるものではない。また第ダ、ｊ・
、６図および第ｔ　、　？　、　７０図に示す伸縮継手
／Ｊ（ｆ）詰め物／りは伸縮継手１３が変位した場合に
、それを拘束しない可縮性の物質を詰めたものであり、
不定形耐火物ノなどがあげられる。しかし詰め物／？設
置の有無によって本発明は制限な受けるものではない。

本発明の構成の例を第弘し１〜帖ｌＯ図に示したが、実
施例の一例を図面（第１／図）について説明する。炉底
耐火物の熱膨張により鉄皮ｌに大きな力が作用し、鉄皮
／が破線のように変位した場合、鉄皮ｌと炉底底板コと
の間に相対変位が生じる。このため、従来のように鉄皮
ｌと底板−とが溶接などで両１的に接合されている場合
は接合部が破断していたが、上述のように鉄皮／と底板
コとの間に伸縮機能を有する伸縮継手／３を設置した場
合には、鉄皮／の変位に伴ない伸縮継手／Ｊが自由に変
形し、耐火れんがが熱膨張した後も、鉄皮／と底板コと
は伸縮継手／、７により接合されていれば、炉内のガス
が炉外へ漏れることはなく、高炉の操業期間を通じて、
炉底部及びその周辺の作業環境を良好に保つことが出来
る。

接合部に伸縮継手を設けて、熱ｐＩｅ彊によって起る破
断を防止する本発明の手段は、高炉ばかりでなく、加熱
炉、コークス炉、燃焼炉轡に８いて、耐火物の熱膨張に
より炉体鉄皮部が変位し、炉内ガス漏れが生じるおそれ
のある個所に適用すれば、ガス漏れ防止を可能とする極
めて有効な手段である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来の高炉炉底構造の縦断面図、
第３図は鉄皮の変位による接合部の破断状態の説明図、
第参図〜第６図は本発明実施例の炉底構造の説明図、第
り図は第ダ図のＡ−Ａ視図、第を図〜第７０図は伸縮継
手の実施例、第１１図は鉄皮が変位した場合の炉底部の
説明図である。 ／・・・炉底部鉄皮、コ・・・炉底底板、Ｊ・・・底板
補強鋼材、ダ・・・アンカーポルトベースリング、！・
・・アンカーボルト、６・・・炉底冷却配管、７・・・
炉底基礎コンクリート、Ｓ・・・不定形耐火物、デ・・
・炉底耐人物、／θ・・・炉内浴ｖｃ溜め、／／・・・
結合部、／コ・・・破断線、／ｊ　、　／３ａ　、　／
Ｊｂ・・・伸縮継手、／ダ・・・伸縮継手取付鋼材、／
ｓ・・・炉内ガス流、／６・・・ベースリング、／７・
・・詰め物。 特許出願人　　川崎製鉄株式会社 ロ 区 ロ 派 区 ｃｙｓ＋ 味 よ Ｏ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｔ　炉底底板を有する鉄皮式高炉の炉底部において、炉
   体鉄皮または鉄皮ベースリングと炉底底板との間に伸縮
   継手を設置したことを特徴とする高炉の炉底構造。